JP2007132155A - 遮音床用下地板 - Google Patents
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Abstract
【課題】 建築物の床下地に施工される遮音性、施工性に優れた遮音床用下地板を提供する。
【解決手段】 木質材からなる表裏層1、2と、この表裏層1、2の間に配された無機フィラー混入合成樹脂シートからなる高密度遮音層3と、その四周端部に形成された雌雄の実部とを有する遮音床用下地板Aで、少なくとも雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが上記高密度遮音層で形成され、その複数枚を接合した時に上記高密度遮音層が連続するように形成されているもの。
【選択図】 図1
【解決手段】 木質材からなる表裏層1、2と、この表裏層1、2の間に配された無機フィラー混入合成樹脂シートからなる高密度遮音層3と、その四周端部に形成された雌雄の実部とを有する遮音床用下地板Aで、少なくとも雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが上記高密度遮音層で形成され、その複数枚を接合した時に上記高密度遮音層が連続するように形成されているもの。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住宅など建築物の遮音床に用いるに好適な、遮音性に優れた遮音床用下地板に関する。
従来から、防音性、遮音性を付与した床下地材として例えば特許文献1に示されるものが知られている。この特許文献1に示される建築用板は、高密度遮音シートの表裏面に木質繊維板を貼着一体化したものである。
しかしながら、このような建築用板では、その複数枚を特に床面に施工した時に、隣接する高密度遮音シート同士が連続するように施工することは困難であり、その継ぎ目部において高密度遮音シートが途切れてしまって遮音性・防音性が低下するという問題があった。
また、特許文献2では、合板の裏面にクッション層を介して遮音層を設け、クッション層の側面を窪ませて雌実状に形成し、この雌実状部同士を、遮音性を有する雇実片を介在させて付き合わせるようにした防音床下地材が提案されている。
しかしながら、遮音性を有する雇実片を用いて下地材を施工するので、下地材同士の継ぎ目部の遮音性を向上させることができるが、雇い実片を用いて施工しなければならず、床下地材の施工性が悪くなるという問題があった。
特開2002−4454号公報
特開2001−323649号公報
本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされたもので、遮音性と施工性の良い遮音床用下地板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遮音床用下地板は、木質材からなる表裏層と、該表裏層の中間に配された無機フィラー混入合成樹脂シートからなる高密度遮音層と、その四周端部に形成された雌雄の実部とを有し、少なくとも雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが上記高密度遮音層で形成され、その複数枚を接合した時に上記高密度遮音層が連続するように形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明に係る遮音床用下地板は、その四周端部に雌雄の実部を有するとともに、少なくとも雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが高密度遮音層で形成され、その複数枚を接合した時に上記雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが接して、上記高密度遮音層が連続するように形成されるので、下地板同士の接合部の遮音性が低下するのを防止することができ、遮音床の遮音性を向上させることができる。
また、その複数枚を互いに隣り合う雄実と雌実とを嵌合させて床下地面に形成できるので、雇実片を用いる場合などに比べて施工性良く施工することができる。
また、表裏層の木質材を合板やLVLのように剛性のある単板積層板で形成すると、根太施工は勿論のこと、根太を省いて大引きや桁間に架設して施工することも可能となり、更にはこのような木質材に植林木を用いると木質資源の循環や地球環境の観点からも好ましい。
以下、本発明の実施形態を図1に基づき説明する。尚、本発明は本実施形態の記載内容に限られるものではない。
図1は、本発明の遮音床用下地板Aを示し、木質材からなる表面層1、及び裏面層2と、該表裏面層1、2の間に積層接着された高密度遮音層3とからなる。そして、その四周端部4、4には互いに嵌合可能な雄実部5と雌実部6とが形成されている。そして、雄実部5の凸部7はその中心部7a並びに先端面7bが上記高密度遮音層3で形成されており、雌実部6の凹部8の底面8aも上記高密度遮音層3が露出して形成されている。
また、この遮音床用下地板Aは、図2に示すようにその隣り合う下地板Aと実接合により嵌合した時に、雄実部5の凸部7の先端面7bが、雌実部6の凹部8の底面8aと接し、互いの高密度遮音層3、3同士が連続するように形成されている。
ここにおいて、表面層1、及び裏面層2を構成する木質材としては、単板を積層接着して形成される合板やLVL、木材小片を接着剤で接着して形成される木質繊維板、パーティクルボード、フレークボード、ウェハーボード、集成材、木材、木材単板、或いはこれらの組み合わせがなるものを用いることができる。又これらの原料となる木材には、植林木、建築廃材、間伐材等の再生可能資源や再生資源を、地球環境上好ましく用いることができる。
特に、上記表面層1及び2を合板やLVLで形成すると、高い剛性を有する遮音床用下地板Aに形成することができ、特にその表裏面層の厚さの合計を20mm以上とすることで、根太施工、或いは根太を省く省施工も可能とすることができる。
また、高密度遮音層3としては、無機質フィラーを合成樹脂に混入して成形した比重1.4〜2.4程度の無機フィラー混入合成樹脂シートで形成されたものを用いることができる。より具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィンに炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウムなどの重質無機フィラーを、樹脂:無機フィラーが、25:75〜40:60の重量割合となるように混合し、成形したものを用いることができる。
上記遮音シートの比重が1.4未満となると十分な遮音性が得られ難くなり、又、2.4以上となると重くなりすぎて取扱い性や施工性が悪くなる。また、上記合成樹脂シート中のポリオレフィンが25重量部より少なくなると強度が低下して脆くなるので好ましくなく、又40重量部より多くなると、寸法変化が大きくなって目隙や突き上げを生じることがあるので好ましくない。
以下、具体例を示す。木質材として厚さ14.5mmの5プライ合板2枚と、ポリエチレン30重量部と炭酸カルシウム70重量部とからなる比重1.6、厚さ5mmの無機フィラー混入合成樹脂シートとを準備した。
ついで、上記2枚の木質材の間に上記合成樹脂シートを挟んで積層接着し、その四周端部の一方の隣り合う2側端部を雄実部に、他方の隣り合う2側端部を雌実部に、雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが上記合成樹脂シートで形成される高密度遮音層で形成された遮音床用下地板を得た。
ついで、この遮音床用下地板を複数枚、所定厚さのスラブ上に設置された床根太上に施工した。この施工によって一方の下地板における雄実部の凸部先端面の高密度遮音層が、相隣る他方の下地板における雌実部の凹部底面と接して高密度遮音層が連続する構成となり、これが順次縦横に拡大して、恰も高密度遮音層が床面全面に隙間なく敷設された状態の床下地面を得た。そして、この床下地面に対しJIS A1440に準じて軽量床衝撃音試験を実施したところ、そのL値は70と良好な結果であった。
A 遮音床用下地板
1 表面層
2 裏面層
3 高密度遮音層
4 四周端部
5 雄実部
6 雌実部
7 凸部
7a 中心部
7b 先端面
8 凹部
8a 底面
1 表面層
2 裏面層
3 高密度遮音層
4 四周端部
5 雄実部
6 雌実部
7 凸部
7a 中心部
7b 先端面
8 凹部
8a 底面
Claims (1)
- 木質材からなる表裏層と、該表裏層の中間に配された無機フィラー混入合成樹脂シートからなる高密度遮音層と、その四周端部に形成された雌雄の実部とを有し、少なくとも雄実部の凸部先端面と雌実部の凹部底面とが上記高密度遮音層で形成され、その複数枚を接合した時に上記高密度遮音層が連続するように形成されていることを特徴とする遮音床用下地板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005328513A JP2007132155A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | 遮音床用下地板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005328513A JP2007132155A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | 遮音床用下地板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007132155A true JP2007132155A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38154033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005328513A Pending JP2007132155A (ja) | 2005-11-14 | 2005-11-14 | 遮音床用下地板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007132155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092548A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Asahi Woodtec Corp | リフォーム用の木質床材構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6183737U (ja) * | 1984-11-05 | 1986-06-03 | ||
JPH055988U (ja) * | 1991-07-16 | 1993-01-29 | 永大産業株式会社 | 遮音性木質系床材 |
JPH0592331U (ja) * | 1992-05-12 | 1993-12-17 | 株式会社河合楽器製作所 | 防音用床材 |
-
2005
- 2005-11-14 JP JP2005328513A patent/JP2007132155A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012092548A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Asahi Woodtec Corp | リフォーム用の木質床材構造 |
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