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JP2007130151A - 内視鏡挿入部形状把握システム - Google Patents

内視鏡挿入部形状把握システム Download PDF

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JP2007130151A JP2005324805A JP2005324805A JP2007130151A JP 2007130151 A JP2007130151 A JP 2007130151A JP 2005324805 A JP2005324805 A JP 2005324805A JP 2005324805 A JP2005324805 A JP 2005324805A JP 2007130151 A JP2007130151 A JP 2007130151A
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秀夫 杉本
Shotaro Kobayashi
将太郎 小林
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Abstract

【課題】簡略な構成で、内視鏡の挿入部における湾曲部の形状をより正確に再現表示する。
【解決手段】内視鏡挿入部12に磁気センサ用の第1〜第nコイルS1〜Snを所定間隔で配置する。湾曲部を挟んで先端部に設けられた第1コイルS1と、軟性部に設けられた第2コイルS2の位置を磁場発生器42により生成された交流磁界を用いて検出する。湾曲部に歪みゲージ20を延在させる。歪みゲージ20の抵抗値と湾曲部の曲率との関係を各内視鏡のコネクタに設けられたROM130に格納しておき、湾曲部の曲率を求める。アングルノブに設けられたアングルノブセンサ11Bにより、湾曲部の湾曲方向を検出する。湾曲部の両端の位置、曲率、湾曲方向から、湾曲部の形状を再現する。
【選択図】図3

Description

本発明は、挿入時の内視鏡挿入部の位置を検出するとともに、その形状を表示する装置に関する。
術者にとって、体内に挿入された内視鏡挿入部の形状の把握することは有用である。特に体内への挿入が困難な下部内視鏡の使用において、内視鏡挿入部の形状の把握は極めて有用である。これらのことから内視鏡挿入部の形状把握システムとして様々なものが提案されている。
内視鏡挿入部の形状を表示するシステムとして、交流磁界を用いるものが知られている。これは、挿入部内の長手方向に沿って多数の磁気センサ用コイルを所定間隔で配置し、交流磁界と該コイルとの間の電磁誘導作用を利用して各コイルの3次元空間内の位置および方位を検出するものである。内視鏡挿入部の形状は、コイルが配置された測定点の位置データに3次元スプライン曲線等を適用して再現され、モニタに表示される。
内視鏡挿入部は、一般に先端部に接続された湾曲部と、操作部と湾曲部との間を結ぶ軟性部に分けられる。湾曲部は、操作部に設けられたノブの操作に連動して湾曲される部分である。これに対し、軟性部は自由に撓曲する部分である。
図11に模式的に示されるように、軟性部120Aは螺旋管123から構成され、湾曲部120Bは多数の湾曲駒121から構成される。湾曲駒121は、それぞれヒンジ部122により隣接するもの同士が連結され、湾曲可能な構造とされている。また、図12に湾曲部120Bの別の構造を模式的に示す。図12の例では、湾曲部120Bは、2種類の湾曲駒121A、121Bから構成される。図12の構成では、湾曲部先端側に軟性部側の湾曲駒121Bよりも幅の狭い湾曲駒121Aが用いられ、湾曲部120Bの先端側は軟性部側よりも大きな曲率で湾曲できる。
図11、12に示される構造から、湾曲部がノブ操作により曲げられるとき、その曲率は、軟性部の自然な撓みによる曲率に比べ極めて大きい。また、その湾曲の態様も大きく異なり、図13に示されるように同じ湾曲部120Bであっても複数の異なる曲率で湾曲される。したがって、湾曲部の形状を、軟性部の形状再現と同じ方法で精度よく再現することはできない。
上記問題に対しては、湾曲部に設置されるコイル数を増やすとともにその配置を密にし、これにより湾曲部の形状再現を正確にしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2000−93386号公報
しかし、湾曲部への多数のコイルの設置は、湾曲部が許容できる曲率を制限し、コイルおよび湾曲部の耐久性をも低下させる。また、部品点数の増加、湾曲部寸法の増大等を招く。
本発明は、簡略な構成で挿入部の形状を再現できる内視鏡挿入部形状把握システムを提供することを目的としている。
本発明に関わる内視鏡挿入部形状把握システムは、可撓性を有する内視鏡挿入部の形状を把握するための内視鏡挿入部形状把握システムであって、挿入部における湾曲部の両端の位置を検出する位置検出手段と、湾曲部の湾曲状態を検出する湾曲状態検出手段と、湾曲部の両端の位置と湾曲状態から湾曲部の形状を再現する湾曲部形状再現手段とを備えたことを特徴としている。
内視鏡挿入部形状把握システムは更に、湾曲部の湾曲方向を検知する湾曲方向検知手段を備える。湾曲方向検知手段は、例えば内視鏡のアングルノブに設けられ、アングルノブの操作方向を検知するセンサから構成される。
位置検出手段は、例えば交流磁界を用い、位置検出手段は、例えば前記内視鏡挿入部の外部で交流磁界を発生する磁場発生器と、交流磁界を検知する挿入部に配置された複数の磁気センサ用コイルとから構成される。
また、湾曲状態検出手段は、挿入部に延在する歪みゲージを備え、内視鏡挿入部形状把握システムは、歪みゲージの出力と湾曲部の曲率との関係を格納するメモリを備える。このとき湾曲部形状再現手段は、曲率を用いて湾曲部の形状を再現する。またメモリは例えば各内視鏡のコネクタ部に各々設けられる。
更に、内視鏡挿入部形状把握システムは、挿入部における軟性部の形状を再現する軟性部形状再現手段を備える。
以上のように、本発明によれば、簡略な構成で挿入部の形状を再現できる内視鏡挿入部形状把握システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である内視鏡挿入部形状把握システムが適用される内視鏡の概観図である。なお、本実施形態では、内視鏡として電子内視鏡が採用される。
電子内視鏡10は、術者が把持・操作するための操作部11を備える。操作部11には、挿入部12及びライトガイドケーブル13がそれぞれ連結され、ライトガイドケーブル13の先端にはコネクタ13Aが設けられる。コネクタ13Aは、例えば光源と映像信号処理回路が一体的に収容されてなるプロセッサ装置(図示せず)に着脱自在に装着され、電子内視鏡10のコネクタ13A及びライトガイドケーブル13等を通してプロセッサ装置の光源部から照明光が体腔内に供給され、電子内視鏡10からの画像信号がプロセッサ装置の映像信号処理回路に供給される。
挿入部12は、軟性部12Aと、湾曲部12Bと、先端部12Cとから構成される。軟性部12Aは、自由に屈曲される可撓管であり、挿入部12の大部分を占め、操作部11に直接接続される。湾曲部12Bは、先端部12Cと軟性部12Aとの間を結ぶ区間に設けられ、操作部11に設けられたアングルノブ11Aの回転操作に連動して先端部11Cの向きが例えば約180°回転されるまで湾曲可能である。なお、先端部12Cには、後述するように、撮像光学系や撮像素子、また照明光学系等が搭載される。
図2は、挿入部12における湾曲部12Bの周辺の構成を模式的に示す部分拡大図である。
内視鏡挿入部12の先端部12Cは、リジッドな構成とされ、その内部には、撮像素子15やライトガイド(光ファイバ束)16の先端16Aが配置される。また挿入部12の先端部12Cには、ライトガイド16からの光を照射するための照明用光学系16Bや撮像素子15に被写体像を結像するための撮像光学系15Aが設けられる。
また、先端部12Cには、第1コイルS1が配置され、湾曲部12Bと軟性部12Aの境目付近に第2コイルS2が配置される(本実施形態では軟性部12Aの挿入部12Bに隣接する当たり)。第2コイルS2よりも更に操作部11側には、軟性部12Aの長手方向に沿って、所定の間隔A毎に第3コイルS3、第4コイルS4、第5コイルS5、・・・、第nコイルSnが順次設けられる。第1コイルS1〜第nコイルSnは、例えば磁気センサ用のコイルであり、図2には、コイルS1〜S3のみが例示されている。
また、湾曲部12Bには、軟性部12Aから先端部12Cまで湾曲部の軸方向に沿って延在する湾曲センサ20が設けられる。湾曲センサ20は、湾曲部12Bの湾曲の程度を検知するためのセンサであり、本実施形態では、歪みゲージが用いられる。なお、歪みゲージ20の一端は固定部20Aにより、湾曲部12Bに接続される軟性部12Aの端部に固定され、他端は、先端部12Cに固定される。
図3は、本実施形態の電子内視鏡システム全体の電気的構成を示すブロック図である。なお、本実施形態において電子内視鏡システムは、挿入部12の位置を検出し、その形状を表示するための挿入部形状把握システムと、挿入部12の先端で画像を撮像し、撮像された画像を表示するための撮影画像表示システムとから構成される。
撮影画像表示システムは、内視鏡挿入部12に設けられた上記撮像素子15やライトガイド16と、ライトガイド16に照明光を供給するとともに、撮像素子15の駆動および撮像素子15で撮影された画像の映像信号を処理するための光源・信号処理ユニット30と、撮影画像を表示するための画像表示装置(不図示)から主に構成される。
一方、挿入部形状把握システムは、上述のように内視鏡挿入部12に設けられた複数の磁気センサ用のコイルS1〜Snと、挿入部形状把握ユニット40と、挿入部形状を再現するための画像表示装置41と、磁場発生器42とから主に構成される。
本実施形態において、光源・信号処理ユニット30と挿入部形状把握ユニット40は、電子内視鏡10が着脱自在に装着されるプロセッサ装置内に設けられる。すなわち、撮像素子15の信号線、ライトガイド16、コイルS1〜Snの信号線、歪みゲージ20の信号線などはライトガイドケーブル13およびコネクタ13Aを介してプロセッサ装置内へと導かれる。
ライトガイド16および撮像素子15の信号ケーブルは、プロセッサ装置内の光源・信号処理ユニット30に連結される。撮像素子15は、光源・信号処理ユニット30に設けられた撮像素子ドライバ300により駆動され、撮像素子15から出力された映像信号は、光源・信号処理ユニット30の前段信号処理回路301へ送られる。
前段信号処理回路301において所定の信号処理が施された映像信号は、画像メモリ302に一時的に保持された後、順次後段信号処理回路303に送られる。後段信号処理回路303では映像信号に対して所定の画像信号処理が施された後、ビデオ信号にエンコードされ画像表示装置等の出力装置に出力される。
なお、撮像素子ドライバ300および画像メモリ302の駆動は、タイミングコントローラ304によって制御され、タイミングコントローラ304はシステムコントローラ305によって制御される。
また、撮像素子15を用いた体内での撮影は、ライトガイド16を介して照射される照明光を用いて行われ、照明光は、プロセッサ装置内の光源部からライトガイド16へと供給される。光源部はランプ306を備え、ランプ306から照射される白色光がシャッタ307および集光レンズ308を介してプロセッサ装置内に挿入されたライトガイド16の端面に集光される。
ランプ306には、ランプ用電源309から電力が供給され、シャッタ307はモータドライバ311によって駆動制御されるモータ310により駆動される。また、ランプ用電源309およびモータドライバ311はシステムコントローラ305によって制御される。
なお、システムコントローラ305には、ユーザによって操作されるスイッチ類を備えたフロントパネルスイッチ(Fパネルスイッチ)312が接続されており、システムコントローラ305は、フロントパネルスイッチ312でのスイッチ操作に応じて電子内視鏡システム内の各種設定を変更可能である。
また、電子内視鏡10のコネクタ13A内には、ROM130が搭載されており、コネクタ13Aをプロセッサ装置に装着すると、ROM130がシステムコントローラ305に接続され、ROM130に格納された電子内視鏡識別情報が読み出される。すなわち、ROM130には、電子内視鏡10に関わる情報、例えば型式や、画像処理に関わる各種パラメータなどが格納されており、これらの情報がシステムコントローラ305によって読み出される。
一方、磁気センサ用コイルS1〜Snからの信号は、例えばコネクタ13A内の多チャンネルアンプ131を介して各々挿入部形状把握ユニット40内の多チャンネルAD変換器400に送られ、所定のゲインで増幅される。多チャンネルAD変換器400においてアナログ信号からデジタル信号に変換されたコイルS1〜Snの信号は、制御演算部401に入力され、各コイルS1〜Snの位置が算出される。
一方、歪みゲージ20における抵抗変化は、コネクタ13Aに設けられた歪みゲージ回路132において検出され、コネクタ13Aのバッファ133を介して、挿入部形状把握ユニット40内のAD変換器402に送られる。すなわち、歪みゲージ20からの信号は、AD変換器402においてデジタル信号に変換された後、制御演算部401に入力される。
また、本実施形態では、操作部11に設けられたアングルノブ11Aに、アングルノブ11Aの操作方向(回転方向)を検知するためのアングルノブセンサ11Bが設けられる。アングルノブセンサ11Bは、ライトガイド13、コネクタ13Aに配設された信号線を介して制御演算部401に接続され、アングルノブセンサ11Bにおいて検知された信号は、制御演算部401へと入力される。
画像表示制御部403では、制御演算部401において算出されたコイルS1〜Snの位置データ、歪みゲージ20により検知されたデータ、およびアングルノブセンサ11Bからの信号に基づいて、挿入部12全体の形状を再現する画像データ(例えばコイル位置を連結する補間曲線により描かれる画像データ)が作成され、画像表示装置41へと出力される。
なお、磁気センサ用コイルS1〜Snの位置は、従来周知のように、磁場発生器42により生成される交流磁場によるコイルS1〜Snの電磁誘導作用を検知することにより検出される。磁場発生器42は、例えば直交座標系XYZの各座標軸XYZに対応した方向に時系列的に交流磁場を発生し、磁場発生器42の駆動は、駆動回路XYZ403により制御される。また、制御演算部401、画像表示制御部405、駆動回路XYZ403の駆動タイミングはタイミングコントローラ404により制御される。
次に図4〜図9を参照して、本実施形態の挿入部形状把握システムにおいて実行される挿入部の形状表示のための処理について説明する。
図4、図5は、それぞれアングルノブ11Aが操作され、湾曲部12Bが湾曲された状態における内視鏡挿入部12の先端部付近の形状を示す模式図であり、図4は湾曲部12Bが僅かに曲げられたとき、図5は、先端部12Cの端面が略180°反転されるまで湾曲部12Bが曲げられた状態を示す。
本実施形態において、第1コイルS1は、挿入部12の先端部12Cに設けられ、第2コイルS2は、軟性部12Aの湾曲部12Bに近接した位置に、コイルS1から軸線に沿って距離B離れて配置される。コイルS2よりも更に操作部11側には、所定の間隔A毎にコイルS3、・・・、Snが順次、上述された構成で配置される。
挿入部形状表示処理では、交流磁界を用いて求められた磁気センサ用コイルS1〜Snの位置に対応する点P1〜Pnを結ぶことにより、挿入部12の形状が画像表示装置41の画面に再現される。図6に点P1〜Pnの間を直線で結んだとき(直線補間)の画像表示例を示し、図7に点P1〜Pnの間をベジェ曲線やスプライン曲線等の所定の曲線を用いて補間(フィッティング)したときの画像表示例を示す。
湾曲部12Bは、一般に軟性部12Aとその構造が異なるとともに、アングルワイヤにより力が与えられるなど力の掛かり方も大きく異なる。したがって、湾曲部12Bでは湾曲の仕方も軟性部12Aとは大きく異なり、従来のように湾曲部12Bでの補間に軟性部12Aと同じ方法を用いると、再現される湾曲部12Bの形状は実際のものと著しく異なる場合が発生する。
図8に、湾曲部12Bが大きく湾曲されたときの点P1〜P4の位置と、これらを直線補間したときの様子が示される。図8において、直線補間により再現された挿入部12の形状(点P1〜P4を直線で結んだもの)が実線Lsで示され、挿入部12の実際の形状が破線Lbで示される。
図8に示されるように、軟性部12Aは、緩やかに撓むため軟性部12Aに対応する点P2〜点P4の間の区間では、再現された形状(Ls)と実際の形状(Lb)との間に余り大きな差はない。しかし、湾曲部12Bに対応する点P1〜点P2の間の再現形状は、実際の形状と大きく異なる。図8の例では、極端な例として直線補間の場合を挙げたが、ベジェ曲線やスプライン曲線を用いた補間においても、軟性部12Aと湾曲部12Bに同じ補間方法を用いる場合、湾曲部12Bが大きく湾曲されたときに対応することは出来ない。
湾曲部12Bの形状再現をより正確に行なうために、湾曲部12B内に多数の磁気センサ用コイルを配置することも考えられるが、コイルが湾曲部12B内に配置されると、アングルノブ11Aによる湾曲操作が阻害されるだけでなく、コイルが破壊される恐れがある。これらのことから、本実施形態ではコイルS1とコイルS2は、上述したように湾曲部12Bの両端に配置され、湾曲部12Bには歪みゲージ20が配置される。
ところで、湾曲部12Bの湾曲の仕方は、一般に製品ごとに特徴がある。図9に湾曲部12Bの実際の湾曲状態と点P1の点P2に対する位置関係を模式的に示す。図9には湾曲部12Bが湾曲されていない状態から、湾曲部12Bが略反対向きにまで湾曲されるまでの状態が9つのステップとして描かれている。
図9において、9つの湾曲状態に対する点P1の各位置をP1(0)〜P1(8)とする。また、湾曲部12Bが湾曲されていないときに先端部12Cが向けられていた方向に対する湾曲時の先端部12Cの方向を角θで表わし、これにより湾曲部12Bの湾曲状態を表わす。すなわち、湾曲部12Bが湾曲されておらず、点P1がP1(0)に位置するときθ=0°であり、湾曲部12Bが反対向きにまで湾曲され、点P1がP1(8)に位置するときθ=180°である。また更に、位置P1(0)〜P1(8)でのθの値をそれぞれθ0〜θ8で表わす。
このとき、例えば湾曲部12Bの曲率、点P1、P2の位置、および湾曲部12Bが湾曲された方向が特定されると、湾曲部12Bの形状を正確に再現することができる。従って、本実施形態では、上述したように、コイルS1、S2(点P1、P2)の位置を算出し、歪みゲージ(湾曲センサ)20で検出されたデータから曲率を求め、アングルノブ11Aに設けられたアングルノブセンサ11Bの信号から湾曲方向を検知することにより、湾曲部12Bのより正確な形状を再現表示する。
なお、従来周知のように、歪みゲージ20は一般的に、ベース(電気絶縁物の薄板)にワイヤゲージ等の抵抗体が貼着されたものからなり、被計測物の変形にともなう抵抗体の抵抗値の変化を検知することにより被計測物の変形が検知される。
本実施形態では、例えば歪みゲージ20の抵抗値Rと、湾曲部12Bの曲率ρとの関係が予め計測されており、例えば電子内視鏡10のコネクタ13Aに設けられたROM130に出荷前に格納される。すなわち、特定の電子内視鏡のコネクタ13Aをプロセッサ装置に装着すると、これらのデータが、内視鏡の識別番号とともにROM130から読み出され、例えば制御演算部401に転送される。
なお図10に曲率ρと抵抗値Rとの関係を模式的に例示するグラフを示す。また図10において、曲率ρの正負の判定は、アングルノブセンサ11Bからの信号に基づいて決定される。
以上のように、本実施形態によれば、湾曲部12Bと軟性部12Aで異なる補法で形状が再現され、これらを組み合わせることにより挿入部12全体の形状がより正確に再現される。すなわち、軟性部12Aに対しては、磁気センサ用の各コイルの位置から、従来周知のベジェ曲線やスプライン曲線などを用いて形状表示を行い、湾曲部12Bから先端部12Cにかけては、第1および第2コイルS1、S2の位置(湾曲部12Bの両端の位置)、アングルノブセンサ11Bにより検知される湾曲部12Bの湾曲方向、および歪みゲージ20のデータから得られる湾曲部12Bの曲率に基づいて形状が再現表示される。
なお、軟性部12Aの補間曲線にベジェ曲線やスプライン曲線などが用いられる場合、軟性部12Aの補間曲線の点P2に対する制御点は、例えば湾曲部12Bに対し選択された補間曲線の接線や曲率などの幾何学的なパラメータを参照して決定される。
以上のように、本実施形態によれば、簡略な構成で、より正確に湾曲部の形状を再現することができ、これにより、挿入部全体の形状をより正確に再現することが可能となる。
本実施形態では、外部に設置された磁場発生器により生成された交流磁界を内視鏡挿入部に設けられたコイルを用いて検出したが、磁界発生用のコイルを内視鏡挿入部に設け、これを外部に設置されたセンサで検出する構成としてもよい。
また本実施形態では、湾曲センサ(歪みゲージ)の数は1つであったが、湾曲センサの数は複数であってもよい。
また本実施形態では、内視鏡コネクタ部に設けられたメモリに歪みゲージの抵抗値と湾曲部の曲率との関係が格納されたが、例えばプロセッサ装置やコンピュータのメモリに格納されていてもよい。このような場合、例えば内視鏡の種類(型番)毎にデータがメモリに格納されており、内視鏡の型番を画面上にリスト表示し、これらの中から対応する型番を選択することにより対応するデータを取得する構成としてもよい。また、型番に対応するデータを自動選択する構成としてもよい。
本発明の一実施形態である内視鏡挿入部形状把握システムが適用される内視鏡の概観図である。 湾曲部近傍に設けられるコイルの配置を模式的に示す拡大図である。 本実施形態の電子内視鏡システム全体の電気的構成を示すブロック図である。 湾曲部が僅かに曲げられた状態を示す。 先端部の端面が略180°反転されるまで湾曲部が曲げられた状態を示す。 点P1〜Pnの間を直線で結んだとき(直線補間)の画像表示例である。 点P1〜Pnの間をベジェ曲線やスプライン曲線等の所定の曲線を用いて補間したときの画像表示例である。 湾曲部が大きく湾曲されたときの点P1〜P4の位置と、これらを直線補間したときの様子が示される。 湾曲部の実際の湾曲状態と、各状態における点P1の点P2に対する位置関係を示す模式図である。 曲率ρと抵抗値Rとの関係を模式的に例示するグラフである。 内視鏡湾曲部の構造の一例を模式的に示す図である。 図11とは異なる内視鏡湾曲部の構造を模式的に示す図である。 複数の異なる曲率で湾曲された湾曲部の模式図である。
符号の説明
10 (電子)内視鏡
12 挿入部
12A 軟性部
12B 湾曲部
12C 先端部
20 湾曲センサ(歪みゲージ)
40 挿入部形状把握ユニット
41 画像表示装置
42 磁場発生器
130 ROM
401 制御演算部
405 画像表示制御部
S1〜Sn 磁気センサ用コイル

Claims (9)

  1. 可撓性を有する内視鏡挿入部の形状を把握するための内視鏡挿入部形状把握システムであって、
    前記挿入部における湾曲部の両端の位置を検出する位置検出手段と、
    前記湾曲部の湾曲状態を検出する湾曲状態検出手段と、
    前記湾曲部の両端の位置と前記湾曲状態から前記湾曲部の形状を再現する湾曲部形状再現手段と
    を備えることを特徴とする内視鏡挿入部形状把握システム。
  2. 更に前記湾曲部の湾曲方向を検知する湾曲方向検知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  3. 前記湾曲方向検知手段が、内視鏡のアングルノブに設けられ、前記アングルノブの操作方向を検知するセンサから構成されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  4. 前記位置検出手段が、交流磁界を用いることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  5. 前記位置検出手段が、前記内視鏡挿入部の外部で交流磁界を発生する磁場発生器と、前記交流磁界を検知する前記挿入部に配置された複数の磁気センサ用コイルとから構成されることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  6. 前記湾曲状態検出手段が、前記挿入部に延在する歪みゲージを備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  7. 前記歪みゲージの出力と前記湾曲部の曲率との関係を格納するメモリを備え、前記湾曲部形状再現手段が、前記曲率を用いて前記湾曲部の形状を再現することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  8. 前記メモリが各内視鏡のコネクタ部に各々設けられたことを特徴とする請求項7に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
  9. 更に、前記挿入部における軟性部の形状を再現する軟性部形状再現手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡挿入部形状把握システム。
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JP2011024606A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Machida Endscope Co Ltd 内視鏡及び内視鏡システム

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