JP2007112153A - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】メインパイプの剛性を高め、メインパイプによってエンジンを安定して支持できるようにする。
【解決手段】メインパイプ10を、エンジン20の上方を前後方向でかつ略水平方向に延びる中間パイプ11と、中間パイプ11の前端側からエンジン20の前方を下向きに延びる前側パイプ12と、中間パイプ11の後端側からエンジン20の後方を下向きに延びる後側パイプ13とにより構成する。そして、後側パイプ13を、ピポット軸41の後側から前側下方に廻り込むように円弧状に湾曲させ、この後側パイプ13の下端側にエンジン20を連結する。
【選択図】図1
【解決手段】メインパイプ10を、エンジン20の上方を前後方向でかつ略水平方向に延びる中間パイプ11と、中間パイプ11の前端側からエンジン20の前方を下向きに延びる前側パイプ12と、中間パイプ11の後端側からエンジン20の後方を下向きに延びる後側パイプ13とにより構成する。そして、後側パイプ13を、ピポット軸41の後側から前側下方に廻り込むように円弧状に湾曲させ、この後側パイプ13の下端側にエンジン20を連結する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば二輪自動車等の鞍乗り型車両に関する。
従来、二輪自動車等の鞍乗り型車両としては、車体の骨組みを構成するフレームのメインパイプを、前後方向に延びて後端側が下向きに屈曲した前側パイプと、前側パイプの後端側から下向きにストレートに延びる後側パイプとにより構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来技術による二輪自動車にあっては、エンジンの前端側を前側パイプの前端側に連結すると共に、エンジンの後端側を後側パイプの下端側に連結することにより、エンジンをメインパイプに支持させている。これによりエンジンをメインパイプと共に車体の剛性部材として用い、メインパイプの構造を簡略化している。
特公平3−31621号公報
しかし、前記従来技術では、メインパイプを構成する前側パイプの後端側を略く字状に下向きに屈曲させる構成としているため、エンジンをメインパイプに取り付けたときには、エンジンからの荷重が前側パイプの後端側に位置する屈曲部分に局所的に集中して加えられ、メインパイプの剛性を高めることが難しいという問題がある。
また、メインパイプの後側パイプを前側パイプの後端側(下端側)から略ストレートに下向きに延ばす構成としているため、例えばエンジンからの後ろ向きの荷重が後側パイプに加えられると、この荷重がストレートに延びる後側パイプに大きなモーメントとなって作用し、前記荷重をメインパイプ全体に円滑に伝えることができず、これによってもメインパイプの剛性を高めることが難しいという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、メインパイプの剛性を高めることができ、メインパイプによってエンジンを安定して支持できるようにした鞍乗り型車両に関する。
前記従来技術の問題点を解決するための本発明に係る鞍乗り型車両は、前側にかつ下向きに延びる前部側と後側にかつ下向きに延びる後部側とを有するメインパイプと、該メインパイプの後部側にピポット軸を介して揺動可能に連結支持されるスイングアームと、少なくとも前記メインパイプの前部側と後部側に取り付けられたエンジンと、を備える鞍乗り型車両であって、前記メインパイプの後部側は、前記ピポット軸の後側から前側下方に廻り込むように湾曲された湾曲部を含み、前記エンジンのクランクケースは前記メインパイプの後部側の湾曲部で連結されたことを特徴としている。
このように構成される本発明によれば、メインパイプを湾曲させているから、メインパイプの後部側をエンジンのクランクケースに連結したときには、前記従来技術で述べたようにエンジンからの荷重がメインパイプに対して局所的に集中して加えられることがなくなり、エンジンからの荷重をメインパイプ全体に均等に加えることができ、メインパイプの剛性を高めることができる。また、メインパイプをピポット軸の後方から前側下方に廻り込むようにしてエンジンのクランクケースに連結させているから、前記従来技術のように前側パイプの後端側からほぼ垂直下向きに後側パイプをストレートに延ばしてクランクケースに連結した場合に比べて、メインパイプに伝わるエンジンからの後方への荷重を確実に受け止めることができ、これによってもメインパイプの剛性を高めることができる。さらに、メインパイプを、エンジンを外側から覆うように配置できるため、メインパイプで区切られたエンジンのボリューム感を高めることもできる。
また、本発明の一態様においては、エンジンの後方に配置された燃料タンクをさらに備え、前記燃料タンクは、側面視で少なくともその一部がメインパイプの後部側の湾曲部に重なるようにすることができる。このように構成すれば、メインパイプの後部側の湾曲部により、燃料タンクの側部を覆うことができ、燃料タンクを外部からの衝撃等から保護することができる。
また、本発明の一態様においては、メインパイプは左右一対の左側メインパイプと右側メインパイプとからなり、前記左側メインパイプと前記右側メインパイプの間隔は、下側の間隔が上側の間隔よりも広くすることができる。このように構成すれば、左右のメインパイプのうち上側の間隔を幅狭に形成したことにより、運転者の乗り心地を高めることができる。また、左右のメインパイプのうち下側の間隔を幅広に形成したことにより、この下側の間に燃料タンクを配置するスペースを十分に広くとることができ、燃料タンクの容量を確保することができる。
さらに、本発明の一態様においては、エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプをさらに備え、前記燃料ポンプは燃料タンクの前部側に配置されることができる。このように構成よれば、燃料タンクにより車体の前輪分担荷重を大きく設定でき、走行安定性を高めることができる。また、スイングアームが上方に揺動した場合の干渉を考慮して燃料タンクの底部は前下がりの傾斜をもって形成されるが、燃料ポンプを燃料タンクの前部側に配置したため、燃料ポンプにより燃料タンクの最底部から燃料を余らせることなく、全ての燃料を吸引することができる。
さらに、本発明の一態様においては、エンジンのクランクケースは、上下に2分割された上側ケースと下側ケースとからなり、前記上側ケースおよび前記下側ケースは、メインパイプの後部側に固定されることができる。このように構成すれば、クランクケースの上側ケースと下側ケースの両方をメインパイプの後部側に固定することができ、クランクケースをメインパイプに対して安定して取り付けることができる。
また、本発明の一態様においては、クランクケースのメインパイプの後部側への固定は、上側固定部と下側固定部とからなり、ピポット軸の揺動中心は上側ケースと下側ケースとの合面の延長線上に位置し、前記上側固定部と前記下側固定部は、前記上側ケースと前記下側ケースとの合面を基準に上下に位置することができる。このように構成すれば、ピポット軸の揺動中心は車体の側方に突出するが、クランクケースのメインパイプの後部側への固定部はそれを避けて車体側方に突出することがないように形成でき、運転者の乗り心地等を高めることができる。
また、本発明の一態様においては、エンジンは前側気筒と後側気筒とを有するV型エンジンであり、メインパイプには該V型エンジンの前側気筒と後側気筒との間に向けて延びるエンジンブラケットが取り付けられ、前記前側気筒と前記後側気筒は前記エンジンブラケットにそれぞれ固定されることができる。このように構成すれば、V型エンジンの前後の気筒をエンジンブラケットを介してメインパイプに懸架して取り付けることができ、V型エンジンをメインパイプに安定して支持させることができる。
さらに、本発明の一態様においては、後側気筒から後方かつ下方に延びる後側排気管をさらに備え、後側気筒とメインパイプの後部側との間は離間しており、前記後側排気管は、前記後側気筒と前記メインパイプの後部側との間に形成される空間に露出されることができる。このように構成すれば、後側排気管からの高温の熱がメインパイプを介して燃料タンクに伝わるのを遮断でき、燃料タンクの寿命、耐久性等を高めることができる。
さらに、本発明の一態様においては、メインパイプの後部側の湾曲部はピポット軸の揺動中心と上側固定部とを結ぶ直線およびピポット軸の揺動中心と下側固定部とを結ぶ直線よりも前方に張り出して形成することができる。このように構成すれば、メインパイプの後部側の湾曲部の剛性を高めることができ、このメインパイプの湾曲部によりエンジンをより安定して支持することができる。
本発明に係る鞍乗り型車両によれば、メインパイプの後部側を、ピポット軸の後側から前側下方に廻り込むように湾曲させた状態でエンジンのクランクケースに連結させる構成としたので、メインパイプの剛性を高めることができ、メインパイプによってエンジンを安定して支持することができ、鞍乗り型車両の性能、信頼性等を向上することができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両を二輪自動車に適用した場合を例に挙げ、図1
ないし図4を参照して説明する。本発明の実施の形態に係る二輪自動車1は、図1ないし図3に示すように、左右のメインパイプ10,10およびエンジン20を含んで構成される。
ないし図4を参照して説明する。本発明の実施の形態に係る二輪自動車1は、図1ないし図3に示すように、左右のメインパイプ10,10およびエンジン20を含んで構成される。
メインパイプ10は、エンジン20の上方を前後方向でかつ略水平方向に延びる中間パイプ11と、上端側が中間パイプ11の前端11A側に溶接され、当該前端11A側からエンジン20の前方を下向きに延びる前部側となる前側パイプ12と、上端側が中間パイプ11の後端側に溶接され、当該後端側からエンジン20の後方を下向きに延びる後部側となる後側パイプ13とを備えている。なお、中間パイプ11の前端11Aは、後述する後側パイプ13のエンジンブラケット13A,13Bよりも前側に位置している。
また、前側パイプ12の下端側にはエンジンブラケット10Aが突設され、このエンジンブラケット12Aには後述するエンジン20の前側気筒22が固定されている。また、中間パイプ11の長手方向中間部にはエンジンブラケット11Bが設けられている。このエンジンブラケット11Bは中間パイプ11から後述するエンジン20の前側気筒22と後側気筒23との間に向けて垂下して延び、その下端側は二又状に分離している。そして、このエンジンブラケット11Bの下端側にはエンジン20の前側気筒22および後側気筒23がそれぞれ固定されている。
ここで、メインパイプ10の後部側に位置する後側パイプ13は、図1および図2に示すように、後述するピポット軸41の後側から前側下方に廻り込むように円弧状に湾曲しながら下向きに延びる湾曲部13Eとして形成されている。そして、後側パイプ13の湾曲部13Eには上下に離間して上側固定部としての上側エンジンブラケット13Aおよび下側固定部としての下側エンジンブラケット13Bが突設され、これら上側エンジンブラケット13A、下側エンジンブラケット13Bには、後述するエンジン20の上側ケース21A、下側ケース21Bがそれぞれ固定(連結)されている。また、ピポット軸41の揺動中心は、図2に示すように上側ケース21Aと下側ケース21Bとの合面Lの延長線上に位置すると共に、上側エンジンブラケット13Aと下側エンジンブラケット13Bは合面Lを基準に上下に位置している。また、後側パイプ13の湾曲部13Eはエンジン20の後方に位置する燃料タンク30の前側部位30Aと側面視で重なり合うように配置されている。さらに、後側パイプ13の上側部位13Cは側面視で幅狭に形成されると共に、下側部位は側面視で幅広に形成されている。
また、左側のメインパイプ10と右側のメインパイプ10のうち、その下部側に位置する後側パイプ13,13(図3参照)の間隔は幅広に設定され、上部側に位置する中間パイプ11,11(図2中に一方のみ図示)の間隔は幅狭に設定され、そして、後側パイプ13,13の上側部位13C,13Cの間には燃料タンク30が配置されると共に、下側部位13D,13Dの間には図3中に二点鎖線で示すエンジン20が配置されている。
さらに、後側パイプ13の下側部位13Dにはスイングアーム40の前端側がピポット軸41を介して揺動可能に連結支持されている。また、スイングアーム40の後端側は後輪60の回転軸に回転可能に連結されている。
さらに、メインパイプ10には、後側パイプ13の上側部位13Cから後方へと延びるシートレール24がボルト止めされている。そして、後側パイプ13の下側部位13Dには後方へと斜め上向きに湾曲して延びるバックステー25がボルト止めされ、このバックステー25の上端側はシートレール24の途中部位にボルト止めされている。また、バックステー25の上端側とスイングアーム40の後端側との間にはショックアブソーバ26が設けられている。
また、メインパイプ10を構成する中間パイプ11の前端にはヘッドパイプ14が溶接され、このヘッドパイプ14にはハンドルに設けられた回転軸15が回転可能に挿嵌されている。また、ハンドルの回転軸15は左右方向に延びるアンダーブラケット16の長手方向中間部に固定されると共に、このアンダーブラケット16の左右両端側には左右のフロントフォーク17(一方のみ図示)の上端側が挿入して固定されている。そして、このフロントフォーク17の下端側には前輪50が回転可能に連結されている。
エンジン20は、所謂V型4気筒のエンジンとして構成されている。そして、このエンジン20は、上側ケース21Aと下側ケース21Bとによって上下2分割されたクランクケース21と、前記上側ケース21Aの上部前側から上斜め前方に延びる左右の前側気筒22(一方のみ図示)と、前側気筒22の後側に位置して前記下側ケース21Bの上部から上斜め後方に延びる左右の後側気筒23とを含んで構成される。そして、このエンジン20は、エンジンブラケット11B,12A,13A,13B等を介してメインパイプ10に懸架して取り付けられている。
なお、燃料タンク30の前部側には、メインパイプ10の後側パイプ13Cの近傍に位置してエンジン20に燃料を供給するための燃料ポンプ31が配置されている。また、メインパイプ10を構成する中間パイプ11の上側にはエアクリーナ70が配置されると共に、この中間パイプ11の上側にはエアクリーナ70と燃料タンク30との間に位置してバッテリー80が配置されている。また、エンジン20と前輪50との間には、上側ラジエータ90と下側ラジエータ91とが配置されている。上側ラジエータ90は例えばメインパイプ10の前側パイプ11に固定されると共に、下側ラジエータ91は、エンジン20のクランクケース21に固定されている。
また、エンジン20の前側気筒22には前側排気管32が連結されると共に、エンジン20の後側気筒23には後側排気管33が連結されている。この後側排気管33は、後側気筒23から後方かつ下方に延び、その下端側は前側排気管32と共にマフラー34に接続されている。後側気筒23と後側パイプ13とは離間して配置されており、後側排気管33は、後側気筒23と後側パイプ13との間に形成される空間S内に露出している。
また、図4に示すように、メインパイプ10の湾曲部13Eは、ピポット軸41の揺動中心と上側固定部であるエンジンブラケット13Aとを結ぶ直線L1およびピポット軸41との揺動中心と下側固定部であるエンジンブラケット13Bとを結ぶ直線L2よりも前方に張り出して形成されている。
さらに、メインパイプ10の湾曲部13Eには、ピポット軸41の周りに位置してヒールガード35が取り付けられている。このヒールガード35は運転者が後述のフートレスト37に足を掛けるときに後側パイプ13に直接当たらないようにするものである。また、この湾曲部13Eには、ヒールガード35の下側に離間してヒールガード35とは別体のフートブラケット36が取り付けられ、このフートブラケット36の前端側には、運転者が足を掛けるためのフートレスト37が設けられている。また、図2に示すように燃料タンク30と後側排気管33との間には遮熱板38が配設され、この遮熱板38は、後側排気管33からの高温の熱が燃料タンク30等に伝わるのを遮断するものである。
このように構成される本実施の形態に係る二輪自動車1は、メインパイプ10の後部側に位置する後側パイプ13を円弧状に湾曲させる構成としている。このため、メインパイプ10の後側パイプ13をエンジン20のクランクケース21に連結したときには、前記従来技術で述べたようにエンジンからの荷重がメインパイプの屈曲部に局所的に集中して加えられることがなくなり、エンジン20からの荷重をメインパイプ10全体に均等に加えることができ、メインパイプの剛性を高めることができる。
また、メインパイプ10の後部側に位置する後側パイプ13を、ピポット軸41の後側から前側下方へと廻り込むように延びる湾曲部13Eとして形成し、この湾曲部13Eにエンジン20のクランクケース21を連結させる構成としている。このため、前記従来技術のように前側パイプの後端側からほぼ垂直下向きに後側パイプをストレートに延ばしてエンジンのクランクケースに連結した場合に比べて、メインパイプ10に伝わるエンジン20からの後方への荷重を、後側パイプ13で確実に受け止めることができ、これによってもメインパイプ10の剛性を高めることができ、二輪自動車1の性能、信頼性等を向上することができる。
また、メインパイプ10の後側パイプ13を構成する湾曲部13Eを燃料タンク30の前側部位30Aと側面視で重なり合うように配置する構成としたので、メインパイプ10により燃料タンク30を外部からの衝撃等から保護することができ、燃料タンク30の耐久性、寿命等を高めることができる。
また、左右のメインパイプ10のうち、その上部側に位置する左右の中間パイプ11の間を幅狭に形成したので、乗り心地を高めることができる。また、左右のメインパイプ10のうち、その下部側に位置する左右の後側パイプ13の間は幅広に形成したので、これら左右の後側パイプ13の間に燃料タンク30を配置するスペースを十分に広くとることができ、燃料タンク30の容量を確保することができる。
さらに、メインパイプ10にはヒールガード35とフートブラケット36とを互いに独立(離間)して設けたので、フートブラケット36に取り付けられるフートレスト37を、ヒールガード35とフートブラケット36とを一体化した場合に比較して、車体の中心側に近づけて配置することができ、運転者がフートレスト37に足を掛け易くすることができる。
なお、本実施の形態では、鞍乗り型車両として二輪自動車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば三輪自動車、バギー等の他の鞍乗り型車両に適用してもよい。
1 二輪自動車(鞍乗り型車両)、10 メインパイプ(左側メインパイプ、右側メインパイプ)、11 中間パイプ、11B,12A エンジンブラケット、13A エンジンブラケット(上側固定部)、13B エンジンブラケット(下側固定部)、12 前側パイプ(前部側)、 13 後側パイプ(後部側)、20 エンジン、21 クランクケース、21A 上側ケース、21B 下側ケース、22 前側気筒、23 後側気筒、30 燃料タンク、31 燃料ポンプ、40 スイングアーム、41 ピポット軸、L 合面。
Claims (9)
- 前側にかつ下向きに延びる前部側と後側にかつ下向きに延びる後部側とを有するメインパイプと、
該メインパイプの後部側にピポット軸を介して揺動可能に連結支持されるスイングアームと、
少なくとも前記メインパイプの前部側と後部側に取り付けられたエンジンと、
を備える鞍乗り型車両であって、
前記メインパイプの後部側は、前記ピポット軸の後側から前側下方に廻り込むように湾曲された湾曲部を含み、前記エンジンのクランクケースは前記メインパイプの後部側の湾曲部で連結されたことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記エンジンの後方に配置された燃料タンクをさらに備え、前記燃料タンクは、側面視で少なくともその一部が前記メインパイプの後部側の湾曲部に重なることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記メインパイプは左右一対の左側メインパイプと右側メインパイプとからなり、前記左側メインパイプと前記右側メインパイプの間隔は、下側の間隔が上側の間隔よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプをさらに備え、前記燃料ポンプは前記燃料タンクの前部側に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記エンジンのクランクケースは、上下に2分割された上側ケースと下側ケースとからなり、前記上側ケースおよび前記下側ケースは、前記メインパイプの後部側に固定されたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の鞍乗り型車両。
- 前記クランクケースの前記メインパイプの後部側への固定は、上側固定部と下側固定部とからなり、前記ピポット軸の揺動中心は前記上側ケースと前記下側ケースとの合面の延長線上に位置し、前記上側固定部と前記下側固定部は、前記上側ケースと前記下側ケースとの合面を基準に上下に位置することを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
- 前記エンジンは前側気筒と後側気筒とを有するV型エンジンであり、前記メインパイプには該V型エンジンの前側気筒と後側気筒との間に向けて延びるエンジンブラケットが取り付けられ、前記前側気筒と前記後側気筒は前記エンジンブラケットにそれぞれ固定されたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の鞍乗り型車両。
- 前記後側気筒から後方かつ下方に延びる後側排気管をさらに備え、前記後側気筒と前記メインパイプの後部側との間は離間しており、前記後側排気管は、前記後側気筒と前記メインパイプの後部側との間に形成される空間に露出されたことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
- 前記メインパイプの後部側の湾曲部は前記ピポット軸の揺動中心と前記上側固定部とを結ぶ直線および前記ピポット軸の揺動中心と前記下側固定部とを結ぶ直線よりも前方に張り出して形成したことを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
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