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JP2007195179A - ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法及びワイヤレスノードの協調リレーネットワーク - Google Patents

ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法及びワイヤレスノードの協調リレーネットワーク Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法及びシステムを得る。
【解決手段】ワイヤレスノードは、送信元、一組のリレー、及び宛先を含む。一組のリレーの特定のリレーと宛先との間の各チャネルのチャネル状態情報が推定される。チャネル状態情報に基づいて、リレーのサブセットが選択される。チャネル状態情報は、リレーのサブセットへフィードバックされる。次に、送信元ノードは、送信元からリレーのサブセットへデータパケットをブロードキャストすることができ、リレーのサブセットは、チャネル状態情報に基づくビームフォーミングを使用して、リレーのサブセットから宛先へデータパケットをコヒーレントに転送すると同時に、電力を調整してネットワークにおける全エネルギー消費を最小にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、包括的には、ワイヤレス通信ネットワークに関し、より詳細には、フェージングチャネルを有する協調リレーネットワーク(cooperative relay network)で通信することに関する。
従来のリレーネットワークでは、データパケットは、おそらくはリレーノードを通る複数の直列ホップで単一のパスを介して送信元ノードから宛先ノードへ送信される。
協調リレーネットワークでは、ワイヤレスノードは、データパケットを並列に送信する際に相互に協調する。複数のリレーノードに同時に到達するワイヤレスチャネルのブロードキャスト性を利用すること、及び、リレーノードが協調することを可能にすることにより、送信元から宛先へパケットを配信する際のエネルギー消費を削減することが可能になる。また、これは、全体的なスループット及びエネルギー効率の利得を大幅に増加させることもできる。これについては、A. Nosratinia、T. Hunter、及びA. Hedayat著「Cooperative communication in wireless networks」(IEEE Communications Magazine, vol. 42, pp. 68-73, 2004)、A. Sendonaris、E. Erkip、及びB. Aazhang著「User cooperation diversity-Part I: System description」(IEEE Transactions on Communications, vol. 51, pp. 1927-1938, 2003)、並びに、J. N. Laneman, D. N. C. Tse、及びG. W. Wornell著「Cooperative diversity in wireless networks: Efficient protocols and outage behavior」(IEEE Transactions on Information Theory, vol. 50, pp. 3062-3080, 2004)を参照されたい。
協調リレーネットワークでは、ノードがバッテリーによって電力供給を受けている場合、エネルギー消費を最小にすることが重要である。同時に、深いチャネルフェージングにより発生する通信遮断(outage)を、指定されたレベルより低いレベルに維持することが必要とされる。
通常、送信元ノードは、いくつかの中間リレーノードを使用して並列に宛先ノードへデータパケットを送信する。これについては、A. Wittneben、I. Hammerstroem、及びM. Kuhn著「Joint cooperative diversity and scheduling in low mobility wireless networks」(IEEE Global Telecommunications Conference (Globecom), vol. 2, pp. 780-784, 2004)、A. E. Khandani、J. Abounadi、E. Modinano、及びL. Zheng著「Cooperative routing in wireless networks」(Allerton Conference on Communications, Control and Computing, 2003)、並びに、B. Rankov及びA. Winttneben著「Distributed spatial multiplexing in a wireless network」(The Asilomar Conference on Signals, Systems, and Computers, pp. 1932-1937, 2004)を参照されたい。
協調ビームフォーミング(cooperative beamforming)は、分散ビームフォーミングとも呼ばれてきた。これについては、G. Barriac、R. Mudumbai、及びU. Madhow著「Distributed Beamforming for Information Transfer in Sensor Networks」(IPSN 2004, pp. 81-88, 2004)を参照されたい。マスタリレーノードからのトリガパルスメカニズムを使用してリレー間の同期を可能にするためのメカニズムが記載されている。調整エラーの影響が解析されている。しかしながら、彼らは、リレー選択も通信遮断も何ら考慮していない。送信元から宛先への全体的なエネルギー消費も考慮されていない。
4つの簡単なリレー選択基準が、J. Luo、R. S. Blum、L. J. Cimini、L. J. Greenstein、及びA. M. Haimovich著「Link-Failure Probabilities for Practical Cooperative Relay Networks」(IEEE Globecom, 2005)に記載されている。これらの基準の2つである「Pre-Select One Relay」及び「Best-Select Relay」は、平均チャネル利得に基づいて単一の最良のリレーを選択するのに対して、残りの2つの基準である「Simple Relay」及び「ST-Coded Relay」では、送信元からのデータを復号するリレーのすべてが選択される。「Simple Relay」では、リレーノードは、それらノードの位相を同期させないのに対して、「ST-Coded Relay」では、分散時空間符号が使用される。上記方式を混成させたものも記載されている。
ノード間の平均距離又は平均パスロス、フレームエラー確率、及びペアワイズコードワードエラー確率(pairwise codeword error probability)に基づいて単一のリレーノードを選択するための探索アルゴリズムは、Z. Lin及びE. Erkip著「Relay Search Algorithms for Coded Cooperative Systems」(IEEE Globecom, 2005)に記載されている。
Khandani他は、位相補償を有する加法的白色ガウス雑音チャネルに制限されるモデルを記載している。そのモデルは、動的なフェージング誘導チャネル変動(dynamic fading-induced channel variation)も、通信遮断も、リレーノード間の協調に必要なオーバーヘッドも考慮していない。
送信機におけるチャネル状態情報(CSI)を知っていることが、上記Laneman他によって仮定される。しかしながら、彼らは、CSIを取得することのコストを考慮していない。Wittneben他は、増幅及び転送(amplify-and-forward)しか考慮しておらず、これも、CSIを取得することのコストを無視している。これについては、M. M. Abdallah及びH. C. Papadopoulos著「Beamforming algorithms for decode-and-forward relaying in wireless networks」(Conference on Information Sciences and Systems, 2005)も参照されたい。
CSIを取得することのコストは、協調リレーネットワークでは重要な因子となる可能性があるので、リレー選択を最適化でき、且つ、ネットワークにおける全電力消費を最小にできるように、CSIコストを考慮することが望まれている。送信元からリレーへのリンク及びリレーから宛先へのリンクの双方に基づくメトリックに従って1つのリレーのみを選択する簡単なリレー選択ルールは、IEEE Journal on Selected Areas in Communication, Special Issue on 4G Wireless Systems, 2006に掲載された、A. Bletsas、A. Khisti、D. P. Reed、及びA. Lippman著「A simple cooperative diversity method based on network path selection」に記載された。
本発明の実施の形態は、協調リレーネットワークにおいて、リレーノードのサブセットを選択し、且つ、通信遮断制約条件を満たすための方法を提供する。選択されたリレーノードは、協調して、送信元ノードから宛先ノードへ並列にデータパケットをリレーする。
また、本発明は、フィードバックを通じてリレーノードでCSIを取得する段階及びトレーニングを行う段階を含む協調的な通信を可能にするためのプロトコルも記述する。
送信元ノードは、データパケットをリレーノードへブロードキャストする。リレーノードは、受信データを復号する。リレー選択及び通信遮断のルールに基づくこれらのリレーの一部又はすべては、データパケットが宛先ノードへ転送される時に、自身の送信信号を線形に重み付けする。このように、送信信号は、宛先ノードにおいて構造的に積算される。このプロセスは、選択されたリレーノードによる協調的ビームフォーミングとして特徴付けることができる。
本発明の一実施の形態は、データを復号した一組のリレーにのみ依存して、リレーの瞬時のリンク状態に依存しない簡略化されたリレー選択及び通信遮断の判定基準を記述する。これは、最良のリレー選択ルールを一般化したものである。
本発明の実施の形態は、ビームフォーミングのためのチャネル状態情報(CSI)を取得するためのオーバーヘッド電力消費を明示的にモデル化する。
一般的な場合に、各リンクにわたるチャネル電力利得は、異なる平均を有し、独立している。この一般的な場合に、全電力消費のモデルが構築される。これらのモデルは、次に、全電力消費を最小にするリレーを選択するためのリレー協調ルールを最適化するのに使用される。
このモデルは、ノード間のチャネルが、独立し、且つ同一であるチャネル電力利得を有する場合に簡略化することができる。この場合、最適な送信方式は単純な構造を有する。
このモデルは、利用可能なノードの個数と、アクティブにリレーを行っているノードの個数と、通信遮断確率と、消費される全エネルギーとの間でトレードオフを行うことができる。
利点として、このモデルにより、どの時点においても、ネットワークにおける全電力消費を最小にする最小限の個数の協調するリレーノードを選択することが可能になる。
本発明は、送信元ノードがデータパケットをリレーノードへ送信電力でブロードキャストするリレーネットワークに使用することができる。リレーノードの一部又はすべては、その後、自身が受信したデータを復号し、協調的に宛先へコヒーレントに転送する。
本発明が考慮するシステムは、最大の通信遮断確率を満たすように設計される。このシステムは、トレーニング及びフィードバックによるエネルギー及び時間のオーバーヘッドを明示的に考慮する。トレーニングは、関連するチャネル状態情報(CSI)を取得するのに必要とされ、フィードバックは、リレー間の協調を可能にするのに必要とされる。
本発明は、送信元と宛先との間の中間ホップとして協調的なリレーを使用して、送信元から宛先へのデータ送信を可能にするプロトコルを記述する。
具体的には、リレーノードは、信号が、全電力消費を最小にする方法で宛先ノードにおいてコヒーレントに積算されるように、自身の送信信号を線形に重み付けする。
一般的な場合に、各リンクにわたるチャネル電力利得は、異なる平均を有し、独立している。本発明は、複数のリレーを使用して送信元から宛先へデータパケットを送信するための平均全電力消費の式を提供し、電力消費を最小にするための最適なリレー協調ルールを求める。
本発明は、CSIオーバーヘッドが、協調通信方式において重要な因子になり得ることを示す。CSIオーバーヘッドを考慮することにより、協調してデータを転送すべきリレーの瞬時のサブセットを求めるリレー選択ルールの新規な概念がもたらされる。
本発明は、送信元によってブロードキャストされたデータを復号するリレーの個数に基づいてリレーを選択する簡略化されたリレー選択ルールを記述する。単一の最良のリレー選択ルールは、本明細書で説明したこの一般的なリレー選択ルールのサブセットである。
本発明は、送信元によってブロードキャストされたデータを復号するリレーの個数に基づいて通信遮断を宣言する通信遮断基準を記述する。
本発明は、フェージングチャネルを有する協調的なリレーに適用することができる。仮想分岐解析を使用すると、協調及び所与の最大システム通信遮断確率のためのエネルギーオーバーヘッドの明示的なモデル化を用いて、このようなシステムの全電力消費を解析することができる。
解析は、各リンクのチャネル電力利得が異なる平均を有する一般的な場合について行われる。本発明は、すべてのチャネル利得が異なる平均を有することがある最も一般的な場合の最適なリレー選択ルールを提供する。
通信遮断ストラテジーは、単純な構造を有することができる。本発明は、すべてのチャネル電力利得がi.i.d.である特別な場合の解決法を提供する。
たとえ、CSIを取得するのにオーバーヘッドを被っても、この協調通信方式は、エネルギーの大幅な節減を与える。また、エネルギー消費は、通信遮断確率の減少につれてゆっくりと増加する。
さらに、結果は、任意の所与の時刻においてデータ送信にアクティブに参加すべきリレーは数個のみであることを実証している。したがって、最適な送信方式に対応するシステムは、比較的単純である。
本発明によって提供される方法及び解析の枠組みは一般的である。これらを使用して、多くの異なる部類の送信方式を解析することが可能になる。
協調リレーネットワーク
図1A及び図1Bは、本発明の一実施の形態による通信ネットワーク100を示している。データパケットを送信している間、ネットワークにおける電力消費を最小にすることが望まれている。この方法は、トレーニングフェーズ10及び運用フェーズ20を含む。これについては、図2を参照されたい。本発明の一実施の形態では、フェーズ10及び20は結合される。
協調リレーネットワーク100は、送信元ノード111、すなわち送信元と、一組のN個のリレーノード121〜126、すなわちリレーと、宛先ノード131、すなわち宛先とを含む。すべてのノード間のすべてのチャネルは、独立したレイリーフェージングを受ける周波数非選択性チャネルである。
したがって、送信元から一組のリレーへのチャネル電力利得h、及び、一組のリレーから宛先へのチャネル電力利得gは、平均(−)h及び(−)gをそれぞれ有する独立した指数分布確率変数としてモデル化される。((−)hは、hの上に−があることを表す。)ここで、i=1,…,Nである。平均チャネル電力利得は、対応するノード間の距離及びシャドーイングに依存する。一般に、平均は異なる。
本発明の一実施の形態では、すべてのチャネルがレシプロカル(reciprocal)であるものと仮定する。この条件は、ラウンドトリップ2重時間(round-trip duplex time)がチャネルのコヒーレント時間よりも短い場合に、時分割複信システムで満たされる。周波数分割複信システムでは、このレシプロカル条件は、周波数2重分割(frequency duplex separation)が、コヒーレント帯域幅よりも小さい場合に満たされる。
すべてのノードにおいて、電力スペクトル密度Nを有する加法的白色ガウス雑音が存在する。システムにおけるすべての送信は、BHzの帯域幅を有し、rビット/シンボルの一定のデータ転送速度で行われる。データ転送速度rを固定することによって、リレーの設計が簡略化される。データ転送速度が固定されると、リレーは、異なる信号点配置を使用して送信を再変調する必要がない。
図1Aに示す例では、リレーノード122〜123のみが、受信信号を復号することができる。受信信号の信号対雑音比(SNR)が所定のしきい値Tを超える場合にのみ、リレーがデータを復号できるものと仮定する。このしきい値Tは、ビットレートrの関数である。
この説明のために、本発明は、シャノン容量公式を使用して、SNRしきい値とデータ転送速度rとの間の関係を求める。詳細には、しきい値をT=NB(2−1)と選択する。同様のしきい値公式は、MFSKシグナリング及びMQAMシグナリング用にも存在する。このしきい値は、エラー訂正符号の影響も考慮することができる。
リレー選択
図2は、本発明の一実施の形態による、リレー121〜126を介した送信元111から宛先131へのデータパケットの転送に参加するリレーを選択するための方法200のステップを示している。
この方法は、データパケット201を転送する(225)前にトレーニング10を実行することができる。このトレーニングは、それらのデータパケットに対しても実行できることが理解されるはずである。この場合、送信元111は、トレーニングデータ211をブロードキャストする(210)。トレーニングデータを十分高いSNRで受信するリレー122〜123が、そのトレーニングデータを復号する(220)。或いは、トレーニングは、データパケットに対して実行される、この場合、送信元111は、データ211をデータパケットとしてブロードキャストする(210)。データ211を十分高いSNRで受信するリレー122〜123が、そのデータを復号する(220)。
データ211に復号に成功した特定のリレーは、データ211を宛先131へ送信する(230)。
宛先131は、宛先と、トレーニング中にデータ211を復号した各特定のリレーとの間の各チャネルについて、チャネル状態情報(CSI)241を推定する(240)。CSIに基づいて、宛先は、データパケット201のさらなる転送225に参加するリレーのサブセットを選択する(250)。選択されたリレーは、トレーニングデータを受信したリレーの一部であっても、すべてであってもよい。宛先は、それらのノードへCSI241をフィードバックする。他の情報も、フィードバック251の一部として含めることができる。
その後、送信元111は、データパケット201をブロードキャストし、選択されたリレーのサブセットのみが、重み付けされた送信信号としてデータパケット201を宛先131へ転送する(225)。
後述するように、リレーも、宛先から受信したフィードバックデータに基づいてCSIを推定できることが理解されるはずである。
本発明の別の実施の形態では、送信元は、データパケットをブロードキャストし、データパケットを復号できるリレーが、データパケットを一時的に記憶する。データパケットの復号に成功したリレーは、トレーニングデータを宛先へ送信する。宛先は、チャネルを推定し、リレーを選択し、選択されたリレーへチャネル情報をフィードバックする。選択されたリレーは、それに応じて、自身の電力利得を調整し、記憶したデータパケット及びその後に受信したあらゆるデータパケットを宛先へ転送する。
本発明の実施の形態は、図1Bに示すように、複数のリレー「ホップ」と共に使用できることも理解されるはずである。この場合、リレー125は、トレーニング10の期間中、「宛先」リレー126の「送信元」としても動作する。この方式は、追加されたホップにも拡張することができる。
すべての場合において、本発明の方法は動的であることが理解されるはずである。たとえば、トレーニング、推定、選択、及び電力調整は、毎秒複数回行うことができ、たとえば、200ミリ秒ごと、すなわち、毎秒5回行うことができる。チャネルがゆっくりと変化する場合には、数秒ごとにのみ電力を調整する必要がある。また、すべての場合において、電力調整により、協調リレーネットワークにおける全エネルギー消費が本発明の実施の形態に従って最小にされる。
送信元のブロードキャスト
送信元111は、Tシンボル継続時間の間、送信電力P及びデータ転送速度rを使用してデータ201(及び、オプションとしてトレーニングデータ211)をブロードキャストする。リレーiにおける受信電力はhである。ここで、hは、チャネル電力利得である。リレーは、受信信号のSNRが、上述したしきい値T=NB(2−1)を超える場合にのみ、データを正しく復号することができる。
このように、チャネル状態に応じて、N個のリレーのうちM⊆{1,…,N}のリレーのみが、送信元からのデータの受信に成功する。
トレーニング
送信元111からのトレーニングデータ211の受信に成功したM個のリレーのみが、転送速度r及び電力Pでトレーニングデータ211を宛先131へ送信する。これによって、宛先は、リレーから宛先への瞬時チャネル電力利得{g,i∈M}を推定することが可能になる。
本発明は、電力Pが、チャネル電力利得を正確に推定するのに十分なものであると仮定する。また、本発明は、トレーニングのための時間がT=Mシンボル継続時間であるものと仮定する。この時間は、可能な最短トレーニング継続時間である。
CSIのフィードバック
チャネル電力利得{g,i∈M}に基づき、ステップ250において、宛先は、確率pout(M)で通信遮断を宣言するか、又は、宛先は、宛先への最良のチャネル電力利得を有するK(M)個のリレーを含む、M個のリレーのうちのサブセットを選択して、選択されたリレーへ、必要とされるCSIをフィードバックする(251)。CSI要件については後述する。
本発明の一実施の形態では、本発明は、通信遮断が宣言されない場合に、データパケット送信用に選択されたリレーの個数K(M)が、Mにのみ基づくものであり、瞬時チャネル状態{g,i∈M}に基づかないものと仮定する。
一組のM個のリレーは、それらの平均チャネル電力利得{(−)g,i∈M}と共に、ネットワーク100におけるダイバーシティの尺度であることに留意されたい。
この技法は、特定のネットワーク配置については準最適な場合がある。しかしながら、この技法は、宛先ノードで実施される選択ルールの複雑度を大幅に削減するという事実によって正当化される。さらに、この技法は、問題を解析的に扱いやすいものとする。しかしながら、各ステップで使用される実際の(サイズK(M)の)リレーのサブセットは、瞬時チャネル電力利得に依存する。また、通信遮断は、確率pout(M)で宛先によって宣言され、この確率pout(M)は、Mの関数であり、チャネル電力利得とは独立である。
宛先は、チャネル電力利得の総和ΣK(M) i=1を選択されたリレーのサブセットK(M)のすべてへフィードバックし(251)、且つ、チャネル利得g及びチャネル位相を対応する選択されたリレーiにのみフィードバックすれば(251)、それで十分である。rの転送速度によるフィードバック251には、Tシンボル継続時間を要する。各チャネル利得及び各チャネル位相をフィードバックするのにc個のシンボルが必要とされる場合、T(K(M))=c(1+K(M))となる。
本発明は、送信元からのトレーニングデータの復号に成功したM個のリレーのチャネル電力利得を、降順g[1]>…>g[M]に再配列する。シャノン容量に基づくSNRしきい値公式を使用すると、レシプロカルシステムのリレーiに到達するための最小フィードバック電力は、NB(2−1)/g[i]であり、チャネル利得の総和をK(M)個のすべてのリレーへブロードキャストするための最小フィードバック電力は、最悪のチャネルを有するノード[K(M)]として求められ、NB(2−1)/g[K(M)]となる。
通信遮断及びリレー選択の変化
宛先は、リレー利得の総和がしきい値を下回った場合に通信遮断を宣言することができる。同様に、代替のリレー選択ルールが、リレー利得の総和がしきい値を超えるように十分なリレーを選択する。
ビームフォーミング
CSIの知識が与えられると、選択された各リレーiにおける最適な送信電力は、(g/(ΣK(M) i=1)NB(2−1)となる。K(M)個のリレーノードは、運用フェーズ20の期間中にTシンボル時間の間、協調して、すなわちコヒーレントに送信して、データパケット201をデータ転送速度rで宛先131へ転送する(225)。これは、送信ダイバーシティシステムにおけるビームフォーミング送信又は最大比合成送信と類似している。データパケットは、この場合、宛先に到達することが保証される。
宛先に到達するのにリレーが送信する必要がある最小電力は、チャネル電力利得の逆数に比例するので、M=1、すなわち、1つのリレーのみがトレーニングデータを復号する場合をより詳細に説明する。周知のように、無限の平均電力が、レイリーフェージングチャネルにわたってゼロの通信遮断を有するチャネル反転(channel inversion)に必要である。
したがって、M=1の特別な場合には、そのリレーのチャネル電力利得がしきい値を超える場合にのみそのリレーは送信が可能になるものと仮定する。換言すれば、リレーは、δの確率で送信を行わない。本発明は、確率δが、固定されたパラメータであるものと仮定する。
要約すると、M≧2の場合、リレーは、宛先が通信遮断を宣言しているときに送信することができないのに対して、M=1の場合、リレーは、宛先が通信遮断を宣言しているとき、又は利得がしきい値未満であるときに送信することができない。
単一のリレーが送信することを宛先が可能にしている場合、宛先は、選択されたリレーから宛先へのチャネルのCSIのみをこのリレーへフィードバックしなければならない。このフィードバックは、2cシンボル継続時間ではなくcシンボル継続時間を要する。
CSIがデータパケット送信中に変化しないことを保証するために、トレーニング、CSIのフィードバック、及びリレーから宛先へのデータ送信のための可能な最も長い期間N+cN+Tは、チャネルのコヒーレント時間よりも短い。
方法の変形
CSI又はCSIの量子化バージョンを各リレーへフィードバックする代わりに、宛先は、トレーニングデータをリレーへフィードバックすることができる。この実施の形態では、チャネルはレシプロカルであると仮定されるので、リレーは、自身の各電力利得を推定する。また、宛先は、すべてのリレーへチャネル利得の総和もフィードバックする。その後、リレーは、それに応じて自身の送信電力を調整し、協調的にビームフォーミングして、データパケットを宛先へ転送すると同時に、ネットワークにおける全電力消費を最小にする。
別の実施の形態では、宛先は、リレーがデータパケットを転送するために超えなければならないチャネル利得のしきい値をフィードバックする(251)。また、宛先は、全チャネル電力利得もリレーへフィードバックする。レシプロカル性により、各リレーは、フィードバック251を解析することによって、自身のチャネル電力利得を推定することができる。また、フィードバックは、上述したように、リレーがチャネルを推定するのを助けるトレーニングシーケンスを伴うこともできる。
解析
本発明は、送信元ブロードキャスト電力がPであるとした場合に、一組のM個のリレーが、送信元によってトレーニング用にブロードキャストされたデータ211の復号に成功する確率をp(M,P)によって表す。まず、M≧2の場合を検討する。一組のM個のリレー、及び宛先が通信遮断を宣言しない場合を条件として、所与のリレー選択ルールKについて、P(K(M),M)が、選択されたリレーへCSIをフィードバックする際に消費される平均電力を表すものとし、P(K(M),M)が、リレーがデータパケット201をコヒーレントに送信するのに消費する平均電力を表すものとする。
M=1の場合、これらの量は、単一のリレーが、そのリレーから宛先への利得がしきい値を下回っていることから送信が可能でない可能性についても考慮している。
本発明は、送信元から宛先へデータパケットを送信するのに必要な平均の全エネルギーを、ブロードキャスト電力P及びリレー選択ルールKの関数として解析する。目標は、通信遮断制約条件に従って1つのデータパケット当たりの全平均エネルギー消費を最小にする最適な送信元ブロードキャスト電力P、M⊆{1,…,N}についての通信遮断確率pout(M)、及びリレー選択ルールK(M)を求めることである。
どのリレーも、確率p(φ,P)でデータを受信しない場合、宛先はデータを受信しない。1つのリレーiのみがデータを受信する場合、そのリレーは、確率pout({i})p({i},P)+δp({i},P)(1−pout({i}))で送信を行うことができない。(φは、○と/が重なった記号を表す。)正確には、M≧2のM個の一組のリレーがデータを受信する場合、確率p(M,P)pout(M)で通信遮断が宛先によって宣言される。
1つのリレーiがトレーニングデータを受信すると、以下の2つの独立事象、すなわち、その1つのリレーから宛先へのチャネル電力利得がしきい値より低いという事象、又は、宛先が、チャネル電力利得とは独立に確率pout({i})で通信遮断を宣言するという事象、の少なくとも1つが発生した場合に通信遮断を宣言することができることに留意されたい。
したがって、全通信遮断確率がPoutを超えないという制約条件は、
Figure 2007195179
と表すことができる。
送信元からリレーへデータをブロードキャストする際に消費されるエネルギーは、Tとなる。M個のリレーが、そのデータを受信し、トレーニングデータを宛先へ送信する。これは、エネルギーMPを消費する。宛先が通信遮断を宣言しない場合、宛先は、CSIをリレーへフィードバックする。これは、T(K(M))P(K(M),M)の平均エネルギーを消費する。
リレーは、ビームフォーミングを行って、データパケットを宛先へ送信する。これは、T(K(M),M)の平均エネルギーを消費する。全平均エネルギー消費E(pout,K,P)は、
Figure 2007195179
によって与えられる。
p(M、P)の計算
本発明は、リレー利得h、…、hを降順h[1]>…>h[N]に再配列する。したがって、この再配列の並べ替えは、確率変数であり、電力利得h、…、hの瞬時値に依存する。リレーiは、
Figure 2007195179
である場合に、且つその場合に限り、トレーニングデータを受信する。ここで、λは、所定のしきい値である。
その結果、次の関係が得られる。
Figure 2007195179
フィードバック及びデータ電力消費
M>1の場合:チャネル電力利得のすべては互いに独立であるので、チャネル電力利得の統計値gは、Mとは独立である。リレーから宛先へのチャネル電力利得は、降順g[1]>…>g[M]に配列される。ここで、[1]、…、[M]は、対応するインデックスを表す。
宛先は、チャネル利得の総和を、選択されたK(M)個のすべてのリレーへブロードキャストし、個々のチャネル電力利得及びチャネル位相を、対応する選択されたリレーにのみブロードキャストする。
インデックス[1]、…、[K(M)]を有するK(M)個の最良のリレーのサブセットが選択される。したがって、CSIのフィードバックのための平均電力消費は、
Figure 2007195179
となる。
リレーがデータを宛先へビームフォーミングするのに消費される全平均電力は、
Figure 2007195179
となる。ここで、gsum=ΣK(M) i=1である。
M=1の場合:iを、送信元からデータを受信する単一のリレーを表すものとする。M=1の場合は、瞬時電力利得gがあまりにも低い場合にリレーが送信を行わないので、異なっている。通信遮断が宣言されない場合、ノードは、チャネルを反転して、転送速度rで宛先へデータを送信する。CSIをフィードバックするのに消費される平均電力は、
Figure 2007195179
となる。ここで、α=−glog(1−δ)であり、Eiは、従来の指数積分関数である。
仮想分岐解析(Virtual Branch Analysis)
本発明は、仮想分岐解析技法を使用して、p(M,P)、P(K(M),M)、及びP(K(M),M)の式を導出する。これについては、M. Z. Win及びJ. H. Winters著「Analysis of hybrid selection/maximal-ratio combining of diversity branches with unequal SNR in Rayleigh fading」(IEEE Vehicular Technology Conference, 1999)を参照されたい。この文献は、参照により本明細書に援用される。
本発明は、表記を追加して導入する。n=1、…、Nについて、関数を次のように定義する。
Figure 2007195179
平均y、…、yを有する独立した指数確率変数Y、…、Yを考える。本発明は、X=Y+…+Yの確率分布関数をf(x)=Φ(y,…,y,x)と表す。確率変数Yは、独立した指数確率変数であるので、f(x)のラプラス変換(Lf)は、
Figure 2007195179
によって与えられる。
したがって、本発明は、部分分数展開を使用してΦ(y,…,y,x)を評価することができる。詳細には、n+…+n=nであるとして、
Figure 2007195179
である場合に、
Figure 2007195179
ここで、定数cijは、
Figure 2007195179
によって与えられる。
1/Xの平均は、ε(y,…,y)によって表され、
Figure 2007195179
によって与えられる。
S(n)を、集合{1,…,n}の並べ替えの集合を表すものとする。以下の事象を定義する。
Figure 2007195179
その結果、レイリーフェージングについて、
Figure 2007195179
本発明は、以下の変数変換を利用する:
Figure 2007195179
事象Bσの条件の下、確率変数W、…、Wは独立であり、それらの結合確率密度関数は、
Figure 2007195179
によって与えられる。ここで、
Figure 2007195179
及び
Figure 2007195179
方程式(9)及び(11)を使用すると、
Figure 2007195179
同一の解析をg[i]及びVについて行うことができる。
方程式(3)から
Figure 2007195179
ステップ(a)は、1番目の集合が、M個のリレーがデータの復号に成功した場合に対応するのに対して、2番目の集合が、M個の一組のリレーが、送信元からリレーへの最良のチャネル利得を有するリレーである場合に対応することから、成立する。
事象Aσは互いに素であるので、ステップ(b)は、全確率の法則から結果として得られる。
ステップ(c)は、事象Aσの条件の下、確率変数h[M+1]及びWが独立であることから成立する。これについては、M. Z. Win及びJ. H. Winters著「Analysis of hybrid selection/maximal-ratio combining of diversity branches with unequal SNR in Rayleigh fading」(IEEE Vehicular Technology Conference, 1999)を参照されたい。この文献は、参照により本明細書に援用される。
方程式(4)の平均フィードバック電力P(K(M),M)を求めるために、本発明は、
Figure 2007195179
を計算することができる。
方程式(5)のデータ電力を計算するために、本発明は、E(1/gsum)を評価する必要がある。Bの条件の下、Vsの独立性を利用することによって、本発明は、
Figure 2007195179
であることを示すことができる。
最適な送信ストラテジー
out、K、及びP を、最適な送信ストラテジーに対応するパラメータを表すものとする。M’≠Mの場合、K(M’)の選択は、P(K(M),M)及びP(K(M),M)に影響を与えないことに留意されたい。したがって、方程式(2)において、1パケット当たりの全平均エネルギー消費の可分構造から、各集合Mについて別々に最適なリレー選択ルールK(M)を計算できることが分かる。したがって、
Figure 2007195179
最適な送信方式のp outについての以下の補助定理が成立する。
補助定理1:すべてのi≦jについて、
Figure 2007195179
となるように集合
Figure 2007195179
をラベル付けするものとする。すなわち、Mが送信元からのデータの復号に成功したリレーノードの集合であり、且つ、宛先が通信遮断を宣言しない場合を条件として、リレーノードの集合Mを平均フィードバック及びデータエネルギー消費の降順に配列する。最適な通信遮断ストラテジーは、以下の構造を有する。或る0<n<2について、
Figure 2007195179
さらに、
Figure 2007195179
証明:証明は、付録Aにおいて与えられている。
上記補助定理1から、最初の状態から開始して可能な限り多くの状態についてエネルギー消費の昇順に状態を配列でき、pout(M)=1に設定できるという結果になる。また、最大通信遮断確率がPout以下であるべきであるという制約条件は、最適時に等式で満たされる。
均一のレイリーフェージングチャネル
本発明は、次に、すべてのチャネルが同じ平均チャネル電力利得を有する場合を検討する。すなわち、
Figure 2007195179
この特別な場合には、解析は、最適な送信ストラテジーを求めるための単純な方法に簡略化される。また、トレードオフははるかに明確になる。これによって、システムの設計について良い直感を得ることが助けられる。
対称性によって、以下の簡略化したものが得られる。
Figure 2007195179
ここで、すでに述べたように、M=|M|である。
また、最適な送信方式の場合、K(M)は、Mにのみ依存する。加えて、本発明は、補助定理2を有する。
補助定理2:pout(M)が、同じ濃度のすべての集合Mについて同じである最適な送信ストラテジーが存在する。
証明:証明は、対称引数並びに方程式(1)及び(2)を使用して成立する。
一般性を失うことなく、本発明は、Mにのみ依存するリレー選択ルールK(M)及び通信遮断ルールpout(M)に限定する。
どのリレーも確率p(0,P)でデータを受信しない場合、又は、1つのリレーのみがデータを受信するが、確率
Figure 2007195179
で送信できない場合、又は、2つ以上のリレーがデータを受信し、通信遮断が、確率p(M,P)pout(M)で宛先によって宣言された場合に、宛先はデータを受信しない。したがって、全通信遮断確率がPoutを超えないという制約条件は、
Figure 2007195179
と記述することができる。
送信元からリレーへデータをブロードキャストする際に消費されるエネルギーはTである。データを受信するM個のリレーは、トレーニングデータを宛先へ送信する。これは、エネルギーMPを消費する。宛先が通信遮断を宣言しない場合、宛先は、CSIをリレーへフィードバックする。これは、T(K(M))P(K(M),M)の平均エネルギーを消費する。リレーは、ビームフォーミングを行って、データパケットを宛先へ送信する。これは、T(K(M),M)の平均エネルギーを消費する。
したがって、全平均エネルギー消費E(pout,K,PS)は、
Figure 2007195179
によって与えられる。
p(M,P)の計算
リレーiは、送信元からリレーへのチャネル電力利得が
Figure 2007195179
である場合に、且つその場合に限り、データを受信する。この場合も、リレーチャネル電力利得が、降順h[1]>…>h[N]にソートされるように、リレーのインデックスのランダムな並べ替え[1]、…、[N]を考える。その結果、正確にM個のリレーノードが、送信元によって送信されたデータの復号に成功する確率は、
Figure 2007195179
である。
フィードバック及びデータ電力消費
M>1の場合:この場合も、チャネル電力利得のすべては互いに独立であるので、チャネル統計値gはMとは独立である。本発明は、リレーノード1、…、Mが、送信元によってブロードキャストされたデータの復号に成功するようにリレーノードを再ラベル付けする。リレーから宛先への下りリンクチャネル電力利得は、降順g[1]>…>g[M]に配列される。
宛先は、チャネル電力利得の総和をK(M)個のリレーのすべてへブロードキャストし、個々のチャネル電力利得及びチャネル位相を、対応するリレーへブロードキャストする。インデックス[1]、…、[K(M)]を有するK(M)個の最良のリレーが選択される。したがって、CSIのフィードバックのための平均電力消費は、
Figure 2007195179
によって与えられる。
リレーがデータを宛先へビームフォーミングするのに消費される平均全電力は、
Figure 2007195179
となる。ここで、gsumは上記で定義したとおりである。
M=1の場合:この場合の解析は、非均一の場合の解析と同一である。本発明は、
Figure 2007195179
を得る。
仮想分岐解析
次に、仮想分岐解析は、一般的な場合と比較して大幅に簡略化される。具体的には、本発明は、以下の変換を使用することができる。
Figure 2007195179
レイリーフェージングの場合、Vは、実際はi.i.d.確率変数であり、平均(−)gを有する指数分布を有することを示すことができる。同様に、Wも、i.i.d.であり、平均電力利得(−)hを有する指数分布を有する。本発明は、h[i]及びg[i]の確率分布関数(pdf)が、
Figure 2007195179
であることを示すことができる。
次に、p(M,P)が、
Figure 2007195179
によって与えられることを示すことができる。
x≧0の場合のgsumのpdfは、
Figure 2007195179
によって与えられる。
最適な送信ストラテジー
この場合も、M’≠Mである場合、P(K(M),M)及びP(K(M),M)は、K(M’)に依存しないことに留意されたい。したがって、
Figure 2007195179
M>1のリレーノードがデータを復号する場合、それらリレーノードは、ゼロの通信遮断でビームフォーミングして送信を行うことができる。これは、M=1のリレーノードがデータを復号する場合と対照的である。ここで、データは、確率(1−δ)で送信される。最適な通信遮断ストラテジーは、M≧2の場合に、
Figure 2007195179
の構造を有する。すなわち、M≧2を条件とする最適なフィードバック及びデータ電力消費は、M=1を条件とするもの以上である。
したがって、この条件の下で、宛先は、通信遮断のないデータ送信を好む。最適な送信方式の通信遮断確率ストラテジーについての以下の補助定理3が成立する。
補助定理3:最適な通信遮断ストラテジーは、以下の構造を有する。或る0<M<Nについて、
Figure 2007195179
さらに、
Figure 2007195179
証明は、付録Bにおいて与えられている。
最適な送信ストラテジー
図3は、最適な送信ストラテジーを示している。送信元は、電力Pでデータを送信する(310)。データの復号に成功したリレーの個数Mがしきい値Mより少ない場合、宛先は、通信遮断を宣言する(350)。
M=Mの場合、宛先は、確率p out(M)で通信遮断を宣言する(320)。そうでない場合、宛先は通信遮断を宣言しない。これを実施するためのメカニズムの一例は、コインを投げて決めることである(330)。ここで、表の確率はp out(M)に等しい。コインが表を示す場合、通信遮断が宣言される(350)。
M>Mの場合において、条件340のM=1が満たされないとき、宛先は、K(M)個のリレーを選択し、通信遮断を宣言しない。この場合、宛先は、リレーの利得がしきい値を超えるときに限り、そのリレーが送信する(360)ことを可能にする。
宛先は、選択されたリレー(複数可)が送信することを可能にする場合(390)、CSIをこれらのリレーへフィードバックし、これらのリレーは、続いて、データパケットを十分な電力で宛先へ送信する(370)。
以下の凸性についての補助定理は、効率的な2分探索を使用して各MのK(M)を求めることを可能にする十分な条件を与える。
補助定理4:M≧3の場合において、すべてのv=2、…、M−1について、
Figure 2007195179
であるとき、1からMのすべての整数vについて、
Figure 2007195179
となるような凸関数
Figure 2007195179
が存在する。
証明:証明は、付録Cにおいて与えられている。
結果
本発明は、まず、均一の場合を説明する。この場合は、本発明の実施の形態に対する重要な洞察を提供する。非均一の場合は、その後に続く。
均一の場合
本発明は、10個のリレー及びi.i.d.チャネル電力利得を有する協調リレーネットワークの結果を説明する。データ転送速度rは、2ビット/シンボルである。各チャネル利得及びチャネル位相をフィードバックするのに8ビットが必要とされるものと仮定すると、c=4が得られる。また、100シンボル時間に等しいT及び通信遮断確率Pout=0.01を選ぶ。1つのリレーが、送信元によってブロードキャストされたデータを復号する場合、そのリレーは、通信状態が良好でないため、確率δ=0.005で送信を行わない。エネルギー値のすべては、NBに関して正規化される。
この説明のために、本発明は、データを送信するための電力Pが、リレーから宛先へ転送速度r、及び、Poutよりも高い0.1の通信遮断確率で送信を行うのに必要とされる電力と等しくなるようなものであると仮定する。これは、正当であると認められる。その理由は、送信ダイバーシティによって、宛先へのそのチャネルが良好である場合にのみ、リレーを使用することが可能になるからである。宛先で受信されたトレーニングデータが低い電力を有する場合、チャネルは良好ではなく、したがって、リレーは、データパケット送信用に選択されない。
図4は、CSIのフィードバックのためのエネルギーT(K(M))P(K(M),M)及びリレーから宛先へのデータ送信のためのエネルギーT(K(M),M)の、K(M)に伴う変化を示している。本発明は、M=10を設定する。したがって、Kは、10個のリレーが送信元からのトレーニングデータを復号する場合における、宛先によって選択されたリレーの個数である。
Kが増加するにつれて、CSIフィードバック用の電力消費が増加することが分かる。その理由は、宛先が、より良好でないチャネルを有するより多くのリレーへフィードバックしなければならないからである。データ送信用の電力消費は、Kの増加に伴って減少する。その理由は、より多くのリレーが、ビームフォーミングして、データを宛先へ転送することができるからである。Kの関数としての、フィードバック及びデータの全体的な電力消費は、凸関数にフィットさせることができることが分かる。
図5は、トレーニング用のエネルギーの変化、並びに、最適なリレー選択ルール用のCSIの協調的なビームフォーミング及びフィードバックのエネルギーの変化をMの関数として示している。トレーニングデータを復号するリレーの個数が多くなると、フィードバック及びビームフォーミングのためのデータ送信の電力消費が少なくなることが分かる。一方、これによって、リレーから宛先へのトレーニングデータの送信に費やされるエネルギーオーバーヘッドも増加する。M=4が、トレーニング、CSIのフィードバック、及びデータパケット送信用の最小の全平均エネルギー消費に対応することが分かる。
図6は、最適なリレー選択ルールK(M)をMの関数として示している。Mが15程度の値であっても、K(M)は3以下であることが分かる。したがって、リレーの小さなサブセットfのみが、どの所与の時刻においてもアクティブである。一方、データ送信に使用される実際のリレーのサブセットは、チャネル状態の変化に応じて動的に変化する。
図7は、全エネルギー消費の変化、並びに、トレーニング、CSIのフィードバック、及びビームフォーミングのエネルギー消費の変化を送信元ブロードキャスト電力Pの関数として示している。Pが増加するにつれて、より多くのリレーが送信元からのトレーニングデータを復号できる確率が増加する。したがって、同じく図7に示すMも増加し、これによって、リレーへのCSIのフィードバック及び選択されたリレーから宛先へのデータパケット送信のためのエネルギー消費の減少がもたらされる。これは、図5で見たように、Mが増加するにつれてトレーニングで消費される追加エネルギーによって相殺される。
リレー及び宛先におけるエネルギー消費のほとんど平坦な曲線は、これら2つの競合する効果が、互いにほとんど打ち消し合うことを示唆している。したがって、最適なストラテジーは、Pout、すなわちp(0,P)+p(1,P)δ=Pout以下の通信遮断確率でリレーから宛先へデータを転送することが可能になるように、可能な最小の電力Pでブロードキャストすることである。
図8は、10個のリレーを有するリレーネットワークにおける通信遮断確率の関数としてのエネルギー消費を、1つのリレーを有するリレーネットワークにおけるエネルギー消費と比較したものである。1つのリレーを有するリレーネットワークでは、本発明は、2つの送信方式を検討する。
第1の方式では、送信元は、リレーへのチャネルでCSIを取得した後、データパケットをリレーへ送信する。第2の方式では、データは、CSIを知ることなく、送信元によってリレーへブロードキャストされる。双方の方式において、リレーは、当該リレーが十分な電力でデータを宛先へ転送するのに使用する宛先へのチャネル上でCSIを取得するようにトレーニングを行う。通信遮断確率が0.2から0.005に減少した場合に、10個のリレーを有する協調リレーネットワークの1データパケット当たりのエネルギー消費が、32%しか増加しないことが分かる。1つのリレーを有するネットワークについての第1の送信方式の場合、1パケット当たりのエネルギー消費の対応する増加は200%である。
1つのリレーを有するネットワークについての第2の送信方式の場合、1パケット当たりのエネルギー消費は、同じ0.2から0.005への通信遮断確率の削減に対して35倍以上増加する。また、エネルギー消費値も、10個のノードを有する協調リレーネットワークのエネルギー消費値よりもはるかに大きい(5〜100倍)。これは、本発明による協調的な通信方法のダイバーシティ利得を示すものである。
図9では、最適な送信方式の全エネルギー消費が、利用可能なリレーの総数Nの関数としてプロットされている。このプロットは、多数の利用可能なリレーを有することが有益であることを示している。一方、利得は、Nが増加するにつれて減少する。また、上述したように、どの所与の時刻においても、リレーの小さなサブセットしか、データ送信にアクティブに使用されない。
IIDの場合
送信方式を最適化するために、最適な通信遮断確率p out(M)、ブロードキャスト電力P 、及びリレー選択ルールK(M)を求める必要がある。上記説明から、各MについてK(M)の探索を効率的な方法で行えることが分かる。p(0,P)+p(1−P)δ=Poutを満たすPを探索するだけで十分である。確率p(M,P)は、方程式(20)の閉じた式を使用して求めることができる。
また、補助定理1から、単純なしきい値構造を有する通信遮断確率ベクトルp outは、その後、容易に成立する。
非均一の場合
次に、本発明は、送信元からリレーへの平均チャネル電力利得h、…、h及びリレーから宛先への平均チャネル電力利得g、…、gが同一でない一般的な場合を検討する。上述したように、これは、リレーが異なると、パスロス及び対数正規シャドーイングが異なることによって起こる。さらに、異なるリンクの対数正規シャドーイングは、相関する場合がある。一般に、これらは、
Figure 2007195179
及び
Figure 2007195179
の形を有する。ここで、X及びYは、平均
Figure 2007195179
及び
Figure 2007195179
並びに標準偏差
Figure 2007195179
及び
Figure 2007195179
を有するガウス確率変数である。さらに、X及びYは、相関係数ρで相関する。
リレーリンクのすべてにおけるシャドーイングが相関する一般的な場合も、本明細書で与えられた結果から解析することができる。相関係数ρを変化させることによって、リレーと送信元との間のリンク利得及びリレーと宛先との間のリンク利得の差の影響を考察するための優れたメカニズムが提供される。
シャドーフェージングは、レイリーフェージングよりもはるかに遅い変化速度で変化する。したがって、レイリーフェージング状態にわたる平均は、シャドーフェージングの平均が与えられると計算される。シャドーフェージング値の各例示について、最適な送信方式が評価される。この評価は、これまでの節の解析的な結果を使用して、最適なブロードキャスト電力、最適なリレー選択ルール、及び最適な通信遮断ルールを求めることを伴う。その結果、消費されるフェージング平均化エネルギー(fading-averaged energy)が求められる。
図10は、異なる相関係数ρに対するN=3のリレーについて消費されるフェージング平均化エネルギーの累積分布関数(CDF)をプロットしたものである。CDFは、エネルギー分布全体についての情報を提供するので、CDFをプロットすることは非常にためになる。すべてのリレーについて、シャドーイングパラメータは、次のように設定されている。すなわち、
Figure 2007195179
及び
Figure 2007195179
に設定されている。相関係数が−1.0(完全反相関)から1.0(完全相関)へ増加するにつれて、消費されるエネルギーは減少し、CDFは左にシフトする。
消費されるエネルギーに対するリレーの個数の影響を図11に示す。図11は、N=2、3、及び4のリレーの場合のρの関数としてのメジアンエネルギーをプロットしたものである。均一について述べたように、リレーの個数が増加するにつれて、協調リレーネットワークのダイバーシティが大きくなることにより、消費されるエネルギーは減少する。
本発明を好ましい実施の形態の例として説明してきたが、本発明の精神及び範囲内において他のさまざまな適応及び変更を行えることが理解されよう。したがって、本発明の真の精神及び範囲内に入るようなこのようなすべての変形及び変更を網羅することが添付の特許請求の範囲の目的である。
[付録A]
補助定理1の証明
証明:cMi=T(K(M))P(K(M),M)+T(K(M),M)とし、b=Pout−p(φ,P)−Σ i=1δp({i},P)(1−pout({i}))とする。すべての集合Mについて、P(K(M),M)及びP(K(M),M)が与えられると、pout(M)上での最適化は、変数pout(M)で以下の線形計画問題を解法することと等価であることに留意されたい(方程式(1)及び(2)参照)。
Figure 2007195179
を条件として、
Figure 2007195179
を最小にする。ここで、仮定により、すべてのi≦jについて、
Figure 2007195179
である。或るl<jについて、
out(M)=ε且つpout(M)=ε,0≦ε<1,0<ε≦1 (25)
の通信遮断方式poutを検討する。k≠l,jについて、p out(M)=pout(M)であり、且つ、
Figure 2007195179
であるようなp outを選ぶ場合に、
Figure 2007195179
であることを知ることは容易である。したがって、方程式(25)の条件が或るi<jについて成立するどのpoutも最適とすることはできない。したがって、この結果が成立する。
付録B
補助定理2の証明
証明:本発明は、L≧M>1について、
(K(M))P(K(M),M)+T(K(M),M)≧T(K(L))P(K(L),L)+T(K(L),L)
であることを示す。
これを(22)と結合すると、その結果は、補助定理3.1から得られる。
次に、L>Mについて検討する。この場合、K(M)は、方程式(21)によって与えられる。
Figure 2007195179
を、
Figure 2007195179
であり、また、
Figure 2007195179
でもあるようなリレー選択ルールとする。g[i]が、M個のi.i.d.チャネル利得のi番目のチャネル利得である場合に、
Figure 2007195179
を1/g[i]の平均と定義する。この場合、K≦L、L≧Mについて、
Figure 2007195179
となり、且つ、
Figure 2007195179
となる。その結果、
Figure 2007195179
が得られる。ステップ(a)は、仮定によるものである。ステップ(b)は、方程式(17)及び(18)並びに上記解説から得られる。ステップ(c)は、Kが最適なリレー選択ルールであることから成立する。これで証明を終了する。
付録C
補助定理3の証明
証明:すべてのv∈{2,…,M−1}について、f(v+1)−f(v)≧f(v)−f(v−1)を示すことで十分である。この結果は成立する − gについての1つの可能な選択は、fによって求められたv∈{1,…,M}における値を有する区分的線形関数である。方程式(17)、(18)を使用すると、
Figure 2007195179
が得られる。これは、
Figure 2007195179
に簡略化される。ここで、A=NB(2−1)であり、g[i]は、M個のi.i.d.チャネル利得のi番目に大きなチャネル利得である。
本発明の一実施の形態による協調リレーネットワークの図である。 本発明の一実施の形態による協調リレーネットワークの図である。 本発明の一実施の形態によるリレー選択及び通信遮断の宣言のフロー図である。 最適なリレー選択ストラテジーのフロー図である。 本発明の一実施の形態による、フィードバックの関数としての1パケット当たりのエネルギー変化を比較するグラフである。 本発明の一実施の形態による協調的なビームフォーミング及びフィードバックのエネルギー消費のグラフである。 本発明の一実施の形態による、最適なリレー選択ルールをリレーの個数の関数として示すグラフである。 本発明の一実施の形態による、送信元ブロードキャスト電力、全エネルギー消費、並びに、トレーニング、CSIのフィードバック、及びビームフォーミングのエネルギー消費のグラフである。 本発明の一実施の形態による、10個のリレーを有するリレーネットワークにおける通信遮断確率の関数としてのエネルギー消費を、1つのリレーを有するリレーネットワークにおけるエネルギー消費と比較するグラフである。 利用可能なリレーの総数の関数としての、最適な送信方式の全エネルギー消費のグラフである。 本発明の一実施の形態による、シャドーイングを有する非均一チャネル電力利得のエネルギー消費の累積分布関数のグラフである。 本発明の一実施の形態による、シャドーイングを有する非均一チャネル電力利得のメジアンエネルギー消費のグラフである。

Claims (35)

  1. ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法であって、前記ワイヤレスノードは、送信元、一組のリレー、及び宛先を含み、
    前記一組のリレーの特定のリレーと前記宛先との間の各チャネルのチャネル状態情報を推定するステップと、
    前記チャネル状態情報に基づいて前記リレーのサブセットを選択するステップと、
    前記チャネル状態情報を前記リレーのサブセットへフィードバックするステップと、
    前記送信元から前記リレーのサブセットへデータパケットをブロードキャストするステップと、
    前記チャネル状態情報に基づくビームフォーミングを使用して、前記リレーのサブセットから前記宛先へ前記データパケットをコヒーレントに転送するステップと
    を含む、ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法。
  2. 十分に高い信号対雑音比を有する、前記一組のリレーの特定のリレーにおいて前記データパケットを復号するステップと、
    特定のノードから宛先ノードへトレーニングデータを送信するステップと、
    前記トレーニングデータから前記チャネル状態情報を推定するステップとをさらに含む
    請求項1記載の方法。
  3. 前記選択することは、前記送信元によりブロードキャストされたデータを復号する特定のリレーの個数に基づく
    請求項2記載の方法。
  4. 前記ビームフォーミングは、前記リレーのサブセットから前記宛先への線形重み付き信号を使用する
    請求項1記載の方法。
  5. 前記協調リレーネットワークのチャネルは、独立したレイリーフェージングを受ける周波数非選択性チャネルである
    請求項1記載の方法。
  6. 前記チャネルは、レシプロカルである
    請求項5記載の方法。
  7. 前記信号対雑音比は、シャノン容量公式に基づく
    請求項2記載の方法。
  8. 前記ブロードキャストすることは、固定された電力P、固定されたデータ転送速度rでTシンボル継続時間の間行われる
    請求項1記載の方法。
  9. 前記宛先は通信遮断を宣言し、リレーは選択されない
    請求項1記載の方法。
  10. 前記推定することは、瞬時チャネル電力利得に依存する
    請求項1記載の方法。
  11. 前記推定することは、瞬時チャネル電力利得に依存し、前記通信遮断は、前記瞬時チャネル電力利得とは独立に宣言される
    請求項9記載の方法。
  12. 前記サブセットにおける前記リレーのすべてへフィードバックされた前記チャネル状態情報は、チャネル電力利得の総和であり、各リレーへフィードバックされた前記チャネル状態情報は、前記サブセットの各対応するリレーの対応するチャネル電力利得及び対応するチャネル位相である
    請求項1記載の方法。
  13. 前記通信遮断は、前記送信元によって前記一組のリレーへブロードキャストされたデータパケット、及び、前記データパケットを復号する前記特定のリレーに基づいて宣言される
    請求項9記載の方法。
  14. 1つのリレーのみが前記データパケットを復号し、
    対応する信号対雑音比が所定のしきい値を超える場合にのみ前記1つのリレーを選択するステップをさらに含む
    請求項13記載の方法。
  15. フィードバックするための可能な最長の期間が、対応するチャネルのコヒーレント時間よりも短い
    請求項1記載の方法。
  16. 前記選択することは、仮想分岐解析技法に基づく
    請求項1記載の方法。
  17. 前記宣言することは、仮想分岐解析技法に基づく、
    請求項9記載の方法。
  18. 前記サブセットにおける選択されたリレーの個数がしきい値よりも少ない場合には通信遮断を宣言し、前記個数が前記しきい値に等しい場合には計算可能な確率で前記通信遮断を宣言し、それ以外の場合には通信遮断を宣言しないステップをさらに含む
    請求項1記載の方法。
  19. 宛先ノードから前記リレーのサブセットへトレーニングデータを送信するステップと、
    前記トレーニングデータから、前記リレーのサブセットの利得を求めるステップとをさらに含む
    請求項1記載の方法。
  20. 前記送信元は、前記推定の前に前記データパケットをブロードキャストし、
    前記特定のリレーにおいて前記データパケットを復号するステップと、
    前記転送の前に、前記送信元がトレーニングデータを送出する前記選択されたリレーにおいて前記復号されたデータパケットを記憶するステップとをさらに含む
    請求項1記載の方法。
  21. 前記宛先ノードは、前記リレーのサブセットが前記データパケットを転送するために超えなければならない前記チャネル利得のしきい値を前記リレーのサブセットへ送信する
    請求項19記載の方法。
  22. マルチホップリレーネットワークにおける中間リレーノードは、「中間」宛先ノードであり、
    請求項1記載の方法の通りに、前記送信元から前記中間宛先ノードへの前記リレーへ送信するステップと、
    前記中間宛先ノードによる前記データを最終宛先ノード又は他の中間宛先ノードへ転送するステップとをさらに含む
    請求項1記載の方法。
  23. 前記推定することは、前記データパケットに対して実行される
    請求項1記載の方法。
  24. 前記推定することは、トレーニングデータに対して実行される
    請求項1記載の方法。
  25. 前記推定することは、特定のリレーノードによって実行される
    請求項1記載の方法。
  26. 前記推定することは、宛先ノードによって実行される
    請求項1記載の方法。
  27. 前記選択されたリレーの1つは、マルチホップ協調リレーネットワークにおいて、次のリレーの送信元として動作する中間リレーである
    請求項1記載の方法。
  28. 前記推定すること、前記選択すること、及び前記フィードバックすることは、前記チャネル状態情報が時間と共に変化するように動的である
    請求項1記載の方法。
  29. 前記リレーのサブセットの電力レベルを動的に調整して、前記協調リレーネットワークにおける全エネルギー消費を最小にするステップをさらに含む
    請求項28記載の方法。
  30. 前記フィードバックすることは、明示的である
    請求項1記載の方法。
  31. 前記フィードバックすることは、暗黙的である
    請求項1記載の方法。
  32. 前記チャネルは、均一のレイリーフェージングチャネルである
    請求項1記載の方法。
  33. ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法であって、前記ワイヤレスノードは、送信元、一組のリレー、及び宛先を含み、
    協調リレーネットワークの送信元から一組のリレーへデータパケットをブロードキャストするステップと、
    十分に高い信号対雑音比を有する、前記一組のリレーの特定のリレーにおいて前記データパケットを復号するステップと、
    特定のノードから前記協調リレーネットワークの宛先ノードへトレーニングデータを送信するステップと、
    前記トレーニングデータに基づいて、前記宛先と各特定のリレーとの間の各チャネルのチャネル状態情報を推定するステップと、
    前記チャネル状態情報に基づいて前記リレーのサブセットを選択するステップと、
    前記チャネル状態情報を前記リレーのサブセットへフィードバックするステップと、
    前記チャネル状態情報に基づくビームフォーミングを使用して、前記宛先へ前記データパケットをコヒーレントに転送して、前記協調リレーネットワークにおける全エネルギー消費を最小にするステップと
    を含む、ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法。
  34. ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法であって、前記ワイヤレスノードは、送信元、一組のリレー、及び宛先を含み、
    前記送信元によって前記一組のリレーへブロードキャストされたデータを、十分に高い信号対雑音比を有する特定のリレーによって復号するステップと、
    特定のノードから宛先へトレーニングデータを送信するステップと、
    前記トレーニングデータに基づいて、前記宛先と各特定のリレーとの間の各チャネルのチャネル状態情報を推定するステップと、
    選択されたリレーのサブセットから前記宛先へ前記データパケットを転送すると同時に前記協調リレーネットワークにおける全電力消費を最小にするために、前記リレーの前記サブセットを前記チャネル状態情報に基づいて、選択するステップと
    を含む、ワイヤレスノードの協調リレーネットワークで情報を通信するための方法。
  35. ワイヤレスノードの協調リレーネットワークであって、
    データパケットをブロードキャストするように構成される送信元ノードと、
    十分に高い信号対雑音比を有する前記データパケットを復号し、且つ、トレーニングデータを送信するように構成される一組のリレーと、
    前記トレーニングデータに基づいて宛先と各リレーとの間の各チャネルのチャネル状態情報を推定し、前記チャネル状態情報に基づいて前記リレーのサブセットを選択し、前記ノードのサブセットが、前記チャネル状態情報に基づくビームフォーミングを使用して前記データパケットを前記宛先へコヒーレントに転送するように、前記チャネル状態情報を前記リレーのサブセットへフィードバックして、前記協調リレーネットワークにおける全エネルギー消費を最小にするように構成される宛先ノードと
    を備える、ワイヤレスノードの協調リレーネットワーク。
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