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JP2007184342A - 露光システム、露光方法、及びデバイス製造方法 - Google Patents

露光システム、露光方法、及びデバイス製造方法 Download PDF

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JP2007184342A JP2006000409A JP2006000409A JP2007184342A JP 2007184342 A JP2007184342 A JP 2007184342A JP 2006000409 A JP2006000409 A JP 2006000409A JP 2006000409 A JP2006000409 A JP 2006000409A JP 2007184342 A JP2007184342 A JP 2007184342A
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Abstract

【課題】スループットの低下を防止しつつ重ね合わせ精度を向上させることができる露光システム及び露光方法、並びに当該露光システム又は露光方法を用いたデバイス製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の露光システムは、ウェハWを保持するウェハホルダWHを載置するウェハステージWSTを備え、レチクルRのパターンDPをウェハW上に露光する露光ユニット1と、計測ユニット2と、搬送装置3とを含んでなる。計測ユニット2は、複数のセンサ31を備えており、露光ユニット1のウェハステージWSTに保持される前のウェハホルダWHに保持されたウェハW上の互いに異なる位置に形成されている複数のアライメントマークAMを複数同時に計測する。搬送装置3は、ウェハWを保持するウェハホルダWHを計測ユニット2と露光ユニット1との間で搬送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のパターンを基板上に露光転写する露光システム及び露光方法、並びに当該露光システム又は露光方法を用いたデバイス製造方法に関する。
近年、半導体素子、液晶表示素子、撮像装置(CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等)、薄膜磁気ヘッド等のデバイスは高集積化が図られている。特に、半導体素子は、高機能化及び低コスト化等の要請から、種々の電気部品を1チップ上に集積した大規模集積回路(LSI:Large Scale Integration)とされることが多い。LSIは、それが搭載される電子機器全体の性能を大きく左右するため、LSI単体での性能向上が望まれている。とりわけ、LSIに形成されるトランジスタを高速化しつつ低消費電力化する要請が高まっている。
トランジスタを高速化する技術として、近年、歪シリコンからなる領域を部分的に形成する技術が注目されている。ここで、歪シリコンとは、シリコン層上に格子定数の異なる半導体層(例えば、SiGe(シリコンゲルマニウム)層)を形成してシリコン層に引っ張り歪み又は圧縮歪みを加えて電子又はホールの移動速度の向上を図ったものである。かかる歪シリコンを、例えばゲート部分に形成したものが歪シリコントランジスタである。尚、歪シリコンからなる領域を部分的に形成する技術の詳細については、例えば以下の特許文献1〜3を参照されたい。
特許第3376208号明細書 特許第3376211号明細書 特許第3403076号明細書
ところで、上記のデバイスを製造する場合には、リソグラフィー工程で所定のパターンを基板上に転写する露光処理が繰り返し行われる。この露光処理では、基板上に既に形成されているパターンと、次に形成すべきパターンの光学像を精確に重ね合わせる必要がある。基板上に歪シリコンからなる領域を部分的に形成した場合には、基板上において応力が作用する方向が一定ではなく、また、その大きさも基板上で一定ではないため、基板上における歪み量が一定ではなく、露光処理において十分な重ね合わせ精度が得られない虞が考えられる。
上記の露光処理では、一般的にスループット(単位時間に露光処理することができる基板の枚数)を向上させるためにEGA計測が行われる。ここで、EGA計測とは、基板上に設定されたショット領域に付設された位置計測用のマーク(アライメントマーク)の内の代表的な数個(3〜9個程度)のアライメントマークのみについて位置計測を行い、この計測結果を用いて統計演算を行って基板上に設定された全ショット領域の配列を求める計測方法をいう。
上記のEGA計測を行えば、基板に線形歪み又は非線型歪みが生じていても、これらを加味した重ね合わせを行うことができる。しかしながら、基板上に歪シリコンからなる領域が部分的に形成されている場合には、その歪みがランダムであるため、対応することが難しい。そこで、EGA計測において計測を行うアライメントマークの数を増やせば、重ね合わせ精度を向上させることができると考えられるが、アライメントマークの計測数が増加するとスループットの低下を招いてしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、スループットの低下を防止しつつ重ね合わせ精度を向上させることができる露光システム及び露光方法、並びに当該露光システム又は露光方法を用いたデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
上記課題を解決するために、本発明の露光システムは、局所的に特定領域を歪まされながらその上にデバイスパターンが形成される基板(W)上に、所定のパターン(DP)を露光する露光ユニット(1)を備えた露光システムにおいて、前記露光ユニットに設けられ、前記基板を保持する保持部材(WH)を載置するステージ装置(WST)と、前記ステージ装置に保持される前の前記保持部材に保持された前記基板上の互いに異なる位置に形成されている複数の位置計測用のマーク(AM)を複数同時に計測する複数の計測装置(31)を備える計測ユニット(2)と、前記基板を保持する前記保持部材を前記計測ユニットと前記露光ユニットとの間で搬送する搬送装置(3)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、保持部材に保持された基板上の互いに異なる位置に形成された複数の位置計測用のマークが複数の計測装置によって複数同時に計測され、この計測後に基板を保持する保持部材が搬送装置によって搬送されて露光ユニットのステージ装置上に保持され、保持部材に保持されている基板に所定のパターンが露光される。
上記課題を解決するために、本発明の露光方法は、二次元平面内を移動可能な基板ステージ(WST)上に載置された保持部材(WH)上に保持された基板(W)上に、所定のパターン(DP)を露光する露光方法であって、前記基板を保持した前記保持部材が前記基板ステージ上に載置される前に、該基板上の互いに異なる位置に形成されている複数の位置計測用のマーク(AM)を、複数の計測装置(31)を用いて複数同時に計測する計測工程(S12、S22)と、前記計測工程の後に、前記計測工程での前記保持部材上の前記基板の保持状態を維持したままで、前記保持部材を前記基板ステージ上に受け渡す工程(S25)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、基板を保持した保持部材が基板ステージ上に載置される前に基板上の互いに異なる位置に形成された複数の位置計測用のマークが複数の計測装置によって複数同時に計測され、計測を終えた後で保持部材上の基板の保持状態が維持されたままで保持部材が露光ユニットの基板ステージ上に受け渡される。
本発明のデバイス製造方法は、上記の露光システム、又は、上記の露光方法を用いてデバイスを製造することを特徴としている。
本発明によれば、露光ユニットのステージ装置に保持される前に、保持部材に保持された基板に形成された位置計測用のマークを複数の計測装置によって複数同時に計測しているため、スループットの低下を防止することができる。また、基板は保持部材に保持された状態で搬送装置により搬送され、保持部材に保持された状態で露光ユニットのステージ装置上に載置される。このため、所定のパターンを露光する際に、重ね合わせ精度を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による露光システム、露光方法、及びデバイス製造方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による露光システムの概略構成を示す側面図である。図1に示す通り、本実施形態の露光システムは、露光ユニット1、計測ユニット2、及び搬送装置3を含んで構成される。露光ユニット1は、所定のパターンを基板上に露光する。計測ユニット2は、基板上に形成された位置計測用のマークを計測する。搬送装置3は、露光ユニット1と計測ユニット2との間で基板を搬送する。
ここで、本実施形態では、上記の基板が、複数のレイヤーが積層されると共に複数の区画領域(ショット領域)が設定されている半導体ウェハ(以下、ウェハWという)であるとする。また、このウェハW上には、ショット領域内において所定レイヤー内で意図的に歪まされた局所領域(歪シリコンからなる領域)が設けられているとする。即ち、上記の基板は、歪シリコンからなる領域が部分的に形成されているウェハWであるとする。また、本実施形態では、ウェハWはウェハホルダWH上に保持され、この保持状態を維持したまま搬送装置3によりウェハホルダWHに保持された状態で搬送されるとする。次に、露光ユニット1、計測ユニット2、及び搬送装置3の詳細を説明する。
露光ユニット1は、半導体素子を製造するためのパターンを露光する露光ユニットであり、マスクとしてのレチクルRと、ウェハステージWST上に保持される基板としてのウェハWとを同期移動させつつ、レチクルRに形成されたパターンDPを逐次ウェハW上に転写するステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影型の露光ユニットである。尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。このXYZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、露光時におけるレチクルR及びウェハWの同期移動方向(走査方向)はY方向に設定されているものとする。
図1に示す露光ユニット1は、レチクルR上のX方向に延びるスリット状(矩形状又は円弧状)の照明領域を均一な照度を有する露光光ELで照明する照明光学系ILSと、レチクルRを保持するレチクルステージRSTと、レチクルRのパターンDPの像をフォトレジストが塗布されたウェハW上に投影する投影光学系PLと、ウェハWを保持するウェハステージWSTと、これらを制御する主制御系MCとを含んで構成されている。
照明光学系ILSは、光源ユニット、オプティカル・インテグレータを含む照度均一化光学系、ビームスプリッタ、集光レンズ系、レチクルブラインド、及び結像レンズ系等(何れも不図示)を含んで構成されている。この照明光学系ILSの構成等については、例えば特開平9−320956に開示されている。ここで、上記の光源ユニットとしては、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)、若しくはFレーザ光源(波長157nm)、Krレーザ光源(波長146nm)、Arレーザ光源(波長126nm)等の紫外レーザ光源、銅蒸気レーザ光源、YAGレーザの高調波発生光源、固体レーザ(半導体レーザ等)の高調波発生装置、又は水銀ランプ(i線等)等を使用することができる。
レチクルステージRSTは、真空吸着又は静電吸着等によりレチクルRを保持するものであり、照明光学系ILSの下方(−Z方向)に水平に配置されたレチクル支持台(定盤)11の上面上で走査方向(Y方向)に所定ストロークで移動可能に構成されている。また、このレチクルステージRSTは、レチクル支持台11に対してX方向、Y方向、及びZ軸回りの回転方向(θZ方向)にそれぞれ微小駆動可能に構成されている。
レチクルステージRST上の一端には移動鏡12が設けられており、レチクル支持台11上にはレーザ干渉計(以下、レチクル干渉計という)13が配置されている。レチクル干渉計13は、移動鏡12の鏡面にレーザ光を照射してその反射光を受光することにより、レチクルステージRSTのX方向、Y方向、及びZ軸回りの回転方向(θZ方向)の位置を検出する。レチクル干渉計13により検出されたレチクルステージRSTの位置情報は、装置全体の動作を統轄制御する主制御系MCに供給される。主制御系MCは、レチクルステージRSTを駆動するレチクル駆動装置14を介してレチクルステージRSTの動作を制御する。
レチクルステージRSTの上方(+Z方向)にはレチクルRに形成された位置計測用のマーク(以下、レチクルマークという)を計測するレチクルアライメントセンサ15が配置されている。このレチクルアライメントセンサ15は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を備えたVRA(Visual Reticle Alignment)方式のアライメントセンサである。レチクルアライメントセンサ15が備える撮像素子は、撮像面に入射する光学像を二次元画像信号に変換して二次元画像信号を出力する。
レチクルアライメントセンサ15の計測結果(二次元画像信号)は主制御系MCへ供給され、主制御系MCにおいて画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施されてレチクルマークの位置情報が求められる。主制御系MCは、この位置情報に基づいてレチクル駆動装置14を介してレチクルステージRSTの位置及び姿勢を制御する。尚、レチクルアライメントセンサ15は、レチクルマークと、ウェハホルダWHに形成された基準マークFM(詳細は後述する)とを同時に観測することも可能である。この観測の結果得られた計測結果からレチクルRとウェハホルダWHとの相対的な位置関係が求められる。尚、上記のレチクルアライメントセンサ15は、X方向への移動が可能に構成されており、レチクルマークの計測を行う場合にはレチクルR上に配置されるが、ウェハWの露光を行う場合には所定の待避位置に待避される。
投影光学系PLは、複数の屈折光学素子(レンズ素子)を含んで構成され、物体面(レチクルR)側と像面(ウェハW)側との両方がテレセントリックで所定の縮小倍率β(βは例えば1/4,1/5等)を有する屈折光学系が使用されている。この投影光学系PLの光軸AXの方向は、XY平面に直交するZ方向に設定されている。尚、投影光学系PLが備える複数のレンズ素子の硝材は、露光光ELの波長に応じて、例えば石英又は蛍石が用いられる。また、本実施形態では、レチクルRに形成されたパターンDPの倒立像をウェハW上に投影する投影光学系PLを例に挙げて説明するが、勿論パターンDPの正立像を投影するものであっても良い。
投影光学系PLには、温度や気圧を計測するとともに、温度、気圧等の環境変化に応じて投影光学系PLの結像特性等の光学特性を一定に制御するレンズコントローラ部16が設けられている。このレンズコントローラ部16の温度や気圧の計測結果は主制御系MCに出力され、主制御系MCはレンズコントローラ部16から出力された温度や気圧の測定結果に基づいて、レンズコントローラ部16を介して投影光学系PLの結像特性等の光学特性を制御する。
ウェハステージWSTは、投影光学系PLの下方(−Z方向)に配置されており、ウェハWを保持するウェハホルダWHをその上面に載置する。尚、ウェハホルダWHによって保持されたウェハWがウェハステージSTの上面に載置された場合には、真空吸着又は静電吸着等によりウェハWが保持される。このウェハステージWSTは、ウェハ支持台(定盤)17の上面上で走査方向(Y方向)に所定ストロークで移動可能に構成されているとともに、X方向及びY方向にステップ移動可能に構成されており、更にZ方向へ微動(X軸回りの回転及びY軸回りの回転を含む)可能に構成されている。このウェハステージWSTによって、ウェハWをX方向及びY方向へ移動させることができ、またウェハWのZ方向の位置及び姿勢(X軸周りの回転及びY軸周りの回転)を調整することができる。
ウェハステージWST上の一端には移動鏡18が設けられており、ウェハステージWSTの外部にはレーザ光を移動鏡18の鏡面(反射面)に照射するレーザ干渉計(以下、ウェハ干渉計という)19が設けられている。このウェハ干渉計19は、移動鏡18の鏡面にレーザ光を照射してその反射光を受光することによりウェハステージWSTのX方向及びY方向の位置、並びに姿勢(X軸,Y軸,Z軸周りの回転θX,θY,θZ)を検出する。ウェハ干渉計19の検出結果は主制御系MCに供給される。主制御系MCは、ウェハ干渉計19の検出結果に基づいてウェハ駆動装置20を介してウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御する。
更に、本実施形態の露光ユニット1は、投影光学系PLのY方向の側面に、ウェハW上に設定されたショット領域に付設されたアライメントマークAM、又はウェハホルダWHに形成された基準マークFMの位置情報を計測するためのFIA(Field Image Alignment)方式のアライメントセンサ21が配置されている。尚、ウェハWにはアライメントマークAMが複数形成されているが、図1においては簡略して1つのみを図示している。
アライメントセンサ21は、その光軸が投影光学系PLの光軸AXと平行とされており、前述したレチクルアライメントセンサ15と同様にCCD等の撮像素子を備え、ウェハW上のアライメントマークAMを撮像してその画像信号を得る。アライメントセンサ21の計測結果は主制御系MCに供給され、主制御系MCで画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施されてアライメントマークAMの位置情報又は基準マークFMの位置情報が求められる。
かかるアライメントセンサ21の詳細な構成は、例えば特開平9−219354号公報及びこれに対応する米国特許第5,859,707号等に開示されている。主制御系MCは、アライメントセンサ21を用いた計測、又は計測ユニット2で計測を行って得られた位置情報を用いてEGA計測を行う。ここで、EGA計測とは、ウェハWに形成された代表的な数個(3〜9個)のアライメントマークAMの計測結果を用いて所定の統計演算(EGA演算)を行い、ウェハW上に設定された全てのショット領域の配列を求める計測方法である。
主制御系MCは、このEGA計測結果に基づいてウェハ駆動装置20を介してウェハステージWSTを移動させて、レチクルRに形成されたパターンDPの投影位置と露光すべきショット領域との位置合わせを行う。尚、以上の通り、アライメントセンサ21でウェハW上のアライメントマークAMを計測して得られる計測結果を用いてEGA演算を行うことができるが、本実施形態では、計測ユニット2で計測を行って得られた位置情報を用いてEGA計測を行う場合を説明する。
また、露光ユニット1は、送光系22a及び送光系22bから構成され、投影光学系PLに関してレチクルR上の照明領域と共役なウェハW上の露光スリット領域の内部及びその近傍に設定された複数の検出点でそれぞれウェハWの表面のZ方向(光軸AX方向)の位置を検出する多点AFセンサ22を投影光学系PLの側方に備える。多点AFセンサ22は、投影光学系PLの光軸AX方向におけるウェハWの表面位置及び姿勢(X軸,Y軸周りの回転θX,θY:レベリング)を検出するものである。
この多点AFセンサ22の検出結果は主制御系MCに供給される。主制御系MCは、多点AFセンサ22の検出結果に基づいてウェハ駆動装置20を介してウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御する。具体的には、主制御系MCには予めウェハWの表面を合わせ込む基準となる基準面(以下、AF面という)が設定されており、主制御系MCは多点AFセンサ22の検出結果に基づいてウェハWの表面がAF面に一致するようウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御する。
主制御系MCは、予め設定されている露光レシピ(露光制御情報)に従って露光ユニット1の各部を制御し、レチクルRに形成されたパターンをウェハWに転写する露光処理を行う。具体的には、レチクルアライメントセンサ15の計測結果、又はレチクルアライメントセンサ15とアライメントセンサ21の計測結果に基づいてレチクルRとウェハステージWSTとの相対的な位置合わせを行う制御を行う。また、主制御系MCは、計測ユニット2の計測結果を用いてEGA演算を行い、ウェハW上の全ショット領域の配列座標を求める。そして、ウェハWを露光する際には、レチクル駆動装置14及びウェハ駆動装置20を介してレチクルステージRSTとウェハステージWSTの同期移動を制御するとともに露光光ELの露光量を制御し、更にはAFセンサ22の検出結果に基づいてウェハWのZ方向における位置及び姿勢を制御する。
計測ユニット2は、計測ステージSTと、計測ステージSTの上方に配置された複数のセンサ31とを含んで構成される。この計測ユニット2は、露光ユニット1の外部に設けられており、露光ユニット1でウェハWの露光を行う前に予めウェハWに形成されたアライメントマークAMの計測を行う。計測ユニット2が設けられる位置は露光ユニット1の外部であれば良い。例えば、露光ユニット1へウェハWの搬送を行うウェハ搬送装置の途中に設けても良く、或いは露光ユニット1とウェハ搬送装置とを含めた露光装置とは別体に設けても良い。ここで、計測ユニット2を用いて露光に先立ってウェハWのアライメントマークAMを計測するのは、露光処理のスループットの低下を防止しつつ重ね合わせ精度を向上させるためである。
計測ステージSTは、ウェハWを保持するウェハホルダWHをその上面に載置する。尚、ウェハホルダWHによって保持されたウェハWが計測ステージSTの上面に載置された場合には、真空吸着又は静電吸着等によりウェハWが保持される。この計測ステージSTは、定盤32の上面上でX方向及びY方向にステップ移動可能に構成されており、更にZ方向へ微動(X軸回りの回転及びY軸回りの回転を含む)可能に構成されている。この計測ステージSTによって、ウェハWをX方向及びY方向へ移動させることができ、またウェハWのZ方向の位置及び姿勢(X軸周りの回転及びY軸周りの回転)を調整することができる。尚、本実施形態では露光ユニット1に設けられた主制御系MCが計測ステージSTの制御を行う場合を例に挙げて説明するが、計測ステージSTの制御は露光ユニット1とは別体で設けられた制御装置が行っても良い。
センサ31は、ウェハWに形成されたアライメントマークAM及びウェハホルダWHに形成された基準マークFMの位置計測を行う。このセンサ31は、露光ユニット1に設けられるアライメントセンサ21と同様のFIA方式のものを用いることが望ましい。つまり、CCD等の撮像素子を備え、ウェハW上のアライメントマークAM又はウェハホルダWHの基準マークFMを撮像してその画像信号を得るものを用いることが好ましい。しかしながら、FIA方式のものに制限されるという訳ではない。
各センサ31の計測結果(二次元画像信号)は露光ユニット1の主制御系MCへ供給され、主制御系MCにおいて画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施されてレチクルマークの位置情報が求められる。尚、本実施形態では各センサ31の計測結果が主制御系MCへ直接供給され、主制御系MCでその位置情報を求める場合を例に挙げて説明するが、各センサ31の計測結果から位置情報を求める位置情報算出装置を計測ユニット2に設け、その算出結果を露光ユニット1の主制御系MCに供給するようにしても良い。
ここで、ウェハW上のショット領域及びアライメントマークAM並びにウェハホルダWHに形成された基準マークFMについて説明する。図2は、ウェハホルダWH及びその上に保持されたウェハWの上面図である。図2(a)に示す通り、ウェハWはウェハホルダWHとほぼ同心にウェハホルダWH上に保持されている。ウェハW上には矩形形状のショット領域SHが一定間隔で配列されており、ショット領域SHの各々にはアライメントマークAMが付設されている。尚、図2(a)においては、図示の都合上、アライメントマークAMを大きめに図示している。ショット領域SHの大きさ及び数は製造するデバイス毎に変更されることがあり、またアライメントマークAMの形状及びショット領域SH内における位置は形成すべきレイヤー毎に変更されることがある。
図2(b)に示す通り、アライメントマークAMは、例えばY方向に延びた矩形形状であってX方向に等間隔に配列されたXマークmxと、X方向に延びた矩形形状であってY方向に等間隔に配列されたYマークmyとからなる。アライメントマークAMのXマークmxを計測することによってそのアライメントマークAMが設けられたショット領域SHのX方向の位置が求められ、Yマークmyを計測することによってそのアライメントマークAMが設けられたショット領域SHのY方向の位置が求められる。つまり、アライメントマークAMを計測して得られる位置情報は、そのアライメントマークAMが設けられているショット領域SHを代表する位置情報である。
また、ウェハホルダWH上には、ウェハWが保持される部分の外側、つまりウェハホルダWHの上面であって外周に沿う複数箇所に基準マークFMが形成されている。尚、図2(a)においては、ウェハホルダWHの外周に沿って異なる3箇所にほぼ等間隔で基準マークFMが形成されている例を図示しているが、基準マークFMの数は少なくとも3つであれば良い。この基準マークFMは、図2(b)に示すアライメントマークAMと同様にマークを用いることもできる。尚、詳細は後述するが、ウェハW及びウェハホルダWHが露光ユニット1に搬送された後で、基準マークFMはレチクルRに形成されたレチクルマークと同時にレチクルアライメントセンサ15で観察される。このため、基準マークFMの形状は、レチクルマークの形状に応じた形状とするのが望ましい。
図3は、計測ユニット2に設けられるセンサ31の平面配置の一例を示す平面図である。尚、図3においては、センサ31の間隔等を明確化するために、複数のセンサ31とともにウェハW及びウェハホルダWHを図示している。図3に示す通り、計測ユニット2に設けられるセンサ31は、ウェハW上に形成されたアライメントマークAMを計測する複数のセンサ31aと、ウェハホルダWHに形成された基準マークFMを計測する複数のセンサ31bとからなる。図3においては、センサ31a及びセンサ31bがそれぞれ4つ設けられている例を図示しているが、これらの数は任意である。
図3に示す例では、基準マークFMを計測する4つのセンサ31bのうちの2つがX軸に沿う直線上に配置されており、残りの2つがY軸に沿う直線上に配置されている。また、2つのセンサ31bが配置されているX軸に沿う直線と、残りの2つのセンサ31bが配置されているY軸に沿う直線との交点を原点としてXY直交座標系を設定した場合に、アライメントマークAMを計測する4つのセンサ31aは、第1象限〜第4象限の各々に1つづつ配置されている。
ウェハWに形成されたアライメントマークAMを計測する複数のセンサ31aは、ウェハステージWST及び計測ステージSTの載置面(XY面内)で移動可能であるが、ウェハホルダWHに形成された基準マークFMを計測する複数のセンサ31bはXY面内の位置が固定されている。アライメントマークAM計測用のセンサ31a及び基準マークFM計測用のセンサ31bは、例えば露光ユニット1の主制御系MCによってその相対的な位置関係が厳密に管理されている。センサ31aは、ウェハホルダWHに形成された基準マークFMの計測が可能な範囲に設定されており、基準マークFMを基準としてウェハWに形成されたアライメントマークAMの位置計測を行う。
搬送装置3は、例えばウェハホルダWHを下方から把持する搬送アーム、搬送アームをXY面内で移動させるスライダ等を備えており、露光ユニット1と計測ユニット2との間で、ウェハWが保持されたウェハホルダWHを搬送する。具体的には、計測ユニットST上に載置されているウェハホルダWHを搬送アーム上に保持し、このウェハホルダWHを露光ユニット1まで搬送し、搬送したウェハホルダWHをウェハステージWST上に受け渡す。また、露光を終えたウェハWが保持されているウェハステージWST上のウェハホルダWHを搬送アーム上に保持し、このウェハホルダWHを計測ユニット2まで搬送し、搬送したウェハホルダWHを計測ステージST上に受け渡す。尚、必ずしも露光を終えたウェハWが保持されているウェハホルダWHを計測ユニット2に搬送する必要はなく、計測ユニット2を介さずに外部に搬送しても良い。また、本実施形態では露光ユニット1の主制御系MCによって搬送装置3の動作が制御されるものとする。
次に、本発明の一実施形態による露光方法について説明する。図4は、本発明の一実施形態による露光方法の概略を示すフローチャートである。まず、ユーザが1ロット分のウェハW(例えば、25枚)が収容されたFOUP(Front Opening Unified Pod)等のキャリアを露光システムのウェハロード開始位置(図示省略)に配置する。次いで、ユーザが露光ユニット1の主制御系MCに設けられた不図示の入力装置を操作して露光処理の開始を指示すると、露光ユニット1の主制御系MCは、不図示のレチクル搬送装置(レチクルローダ)を制御して、露光レシピに従ったレチクルRを搬送させる。レチクル搬送装置によって搬送されたレチクルRは、レチクルステージRST上に保持される(工程S11)。
次いで、主制御系MCは、不図示のウェハ搬送装置(ウェハローダ)を制御してキャリアに収容されたウェハWをキャリアから取り出させて、ウェハホルダWH上に保持させる。その後、主制御系MCは、計測ユニット2によりウェハホルダWH上のウェハWの計測を行わせ、計測が終えたウェハWを保持しているウェハホルダWHを露光ユニット1の内部にロードさせる(工程S12)。尚、キャリアから取り出されたウェハWをウェハホルダWH上に保持するのは、ウェハWが計測ステージSTに保持される前に行っても良く、計測ステージST上で行っても良い。本実施形態では、計測ステージSTに保持される前に、ウェハWがウェハホルダWH上に保持される場合を例に挙げて説明する。また、ウェハWとウェハホルダWHとの温度差に起因するウェハWの歪みを防止するために、ウェハWの温度とウェハホルダWHの温度とが同一となるよう管理するのが望ましい。
ここで、計測ユニット2で行われる計測処理の詳細について説明する。図5は、工程S12の詳細を示すフローチャートである。上記のキャリアから取り出されてウェハホルダWH上に保持されたウェハWは、ウェハホルダWHとともに計測ユニット2に搬送されて計測ステージST上に載置される(工程S21)。計測ステージST上にウェハW及びウェハホルダWHが保持されると、主制御系MCは複数のセンサ31aの計測視野の各々にアライメントマークAMを配置し、これらを同時に計測する(工程S22)。また、センサ31bの計測視野内に基準マークFMを配置して基準マークFMを計測する。
アライメントマークAM及び基準マークFMの計測方法は、センサ31aをXY平面内で移動させずに行う方法と、センサ31aを移動させつつ行う方法とが考えられる。センサ31aを移動させずに計測を行う場合には、複数のアライメントマークAMが複数のセンサ31aの計測視野内に配置されるよう主制御系MCが計測ステージSTをXY面内でステップ移動させつつ計測を行う。ウェハホルダWHに形成された基準マークFMを計測する場合にも基準マークFMがセンサ31bの計測視野内に配置されるよう計測ステージSTをXY面内でステップ移動させつつ計測を行う。
センサ31aを移動させつつ計測を行う場合には、まず、主制御系MCが計測ステージSTをXY面内でステップ移動させてセンサ31bの計測視野内に基準マークFMを配置し、基準マークFMの計測を行う。次いで、計測ステージSTを所定の位置に移動させた後で、計測すべきアライメントマークAMの上方にセンサ31aを移動させて、センサ31aの計測視野内にアライメントマークAMが配置された状態で複数のアライメントマークAMを複数のセンサ31aで計測する。主制御系MCは、基準マークFMの計測結果から基準マークFMの位置を把握しており、また計測ステージSTのXY面内の位置及び各センサ31のXY面内の位置を管理しているため、基準マークFMを基準としたアライメントマークAMの位置を求めることができる。
ここで、本実施形態では、センサ31aでアライメントマークAMを計測し、センサ31bで基準マークFMを計測する場合を例に挙げて説明するが、センサ31aのみでアライメントマークAMと基準マークFMとの計測を行っても良い。かかる計測を行う場合には、まずセンサ31aを計測すべき基準マークFMの上方に配置して基準マークFMの計測を行い、次いでセンサ31aを計測すべきアライメントマークAMの上方に配置してアライメントマークAMの計測を行う。以下同様の計測を行って基準マークFMとアライメントマークAMとの計測を繰り返し行う。かかる計測を行うことにより、基準マークFMを基準としたアライメントマークAMの位置情報を求めることができる。尚、本実施形態では、3つの基準マークFMが設けられているため、各々の基準マークFMに3つのセンサ31aを対応付けて上記の計測を同時に(同期して)行うことが望ましい。
尚、本実施形態では、後述する工程において計測ユニット2の計測結果を用いてEGA演算を行っている。このEGA演算を行うことにより、ウェハW上に配列されたショット領域の配列上の(基板内の)線形的な位置誤差(基板誤差の線形成分)、ショット領域内の線形的な誤差成分(ショット内誤差の線形成分)、及びランダムな位置誤差(ランダム成分)が求められる。ここで、上記基板内誤差の線形成分としては、レイヤーを形成する際のウェハステージWSTの誤差(位置誤差)や投影光学系PLの倍率誤差等に起因するX方向へのずれ量(オフセット)、Y方向へのずれ量、ウェハWの回転量(ローテーション)、X方向の倍率(スケーリング)、Y方向の倍率、及び直交度の6つがある。
また、上記ショット内誤差の線形成分としては、レイヤーを形成する際の投影光学系PLの収差等に起因するものがある。図6は、EGA演算により求められるランダム成分とショット内誤差の線形成分の一例を示す図である。ウェハW上にレイヤーを形成する際に行われる露光工程において、投影光学系PLに糸巻き型の歪曲収差(ディストーション)が生じている場合には、図2(a)に示すショット領域SHが、例えば図6に示す通りに変形する。図6は、EGA演算により求められる非線形成分の一例を説明するための図である。尚、図6において、各ショット領域SH内に記した丸印はショット領域SHの中心位置を表している。
図6を参照すると、各ショット領域SHの形状が変化しているのみならず、その中心位置が非線形的に位置ずれしていることが分かる。ここで、各ショット領域SHに付設されたアライメントマークAMを計測しても各ショット領域SHの位置(例えば、図6中の丸印の位置)が得られるだけであり、ショット領域SHの形状変化を直接的に計測することはできないが、各ショット領域SHの配列からショット領域SHの形状変化を間接的に求めることは可能である。
ここで、前述した通り、ウェハWには歪シリコンからなる領域が部分的に形成されており、この歪シリコンに影響されてウェハW上のアライメントマークAMは位置ずれが生じていると考えられる。このため、後に行われるEGA演算によって得られるショット領域の配列も歪みに起因するアライメントマークAMの位置ずれの影響を受けていると考えられる。ウェハWの全面に歪シリコンが形成されていれば、この歪シリコンによるアライメントマークAMの位置ずれがほぼ一様であるとみなし、EGA演算によって得られる基板内誤差又はショット内誤差の線形成分を用いてショット領域の配列の補正が可能であると考えられる。
しかしながら、歪シリコンからなる領域がウェハW上に部分的に形成されている場合には、その歪みはランダムなものになるとなる。このため、図7に示す通り、アライメントマークAMの位置ずれもランダムになると考えられる。図7は、部分的な歪みに起因して生ずるアライメントマークAMの位置ずれの一例を示す図である。尚、図7において、各ショット領域SH内に記した丸印は設計上のショット領域SHの中心位置を表しており、各ショット領域SH内に記した矢印は実際に形成されているアライメントマークAMから求められるショット領域SHの中心の位置ずれ方向及び位置ずれ量を表している。前述したランダム成分は、アライメントマークAMのランダムな位置ずれに起因するものであり、歪シリコンに影響されて部分的な歪みが大きくなるとランダム成分も大きくなる。
このため、ランダム成分の影響を極力低減するために、計測ユニット2でアライメントマークAMの計測を行う場合には、より多くのアライメントマークAM(好ましくは、ウェハ上の全ショット領域SH内の全てのアライメントマークAM)を計測するのが望ましい。そして、多くのアライメントマークAMから、EGA演算を行う際に用いるアライメントマークAMを適宜選択するのが好適である。
アライメントマークAM及び基準マークFMの計測を終えると、その計測結果が露光ユニット1の主制御系MCに送信される(工程S23)。尚、ここでは、計測結果が一度に主制御系MCに送信される場合を例に挙げて説明するが、アライメントマークAM又は基準マークFMの計測を終える度にその計測結果を主制御系MCに送信するようにしてもよい。また、センサ31a,31bの計測結果から位置情報を求める位置情報算出装置が計測ユニット2に設けられている場合には、センサ31a,31bの計測結果を用いてアライメントマークAM及び基準マークFMの位置情報が求められ、その位置情報が露光ユニット1の主制御系MCに供給される。
アライメントマークAM及び基準マークFMの計測を終えると、主制御系MCは搬送装置3を制御して計測ユニットST上に載置されているウェハホルダWHを搬送アーム上に保持し、ウェハホルダWH上のウェハWの保持状態を維持したままウェハホルダWHを露光ユニット1まで搬送する(工程S24)。そして、搬送したウェハホルダWHをウェハステージWST上に受け渡す(工程S25)。以上によって、図4中の工程S12の処理が終了する。
計測ユニット2によるウェハWの計測及びウェハWのロードが終了すると、ウェハWを保持するウェハホルダWHは露光ユニット1のウェハステージWST上に保持される。ウェハホルダWHがウェハステージWST上に保持されると、主制御系MCは、レチクルステージRSTを所定位置に移動させるとともにウェハステージWSTをXY面内で移動させて、レチクルマークの投影位置にウェハホルダWHに形成された基準マークFMの何れか1つを配置する。また、レチクルマークを観察可能な位置にレチクルアライメントセンサ15を移動させて配置する。
以上の配置が完了すると、レチクルアライメントセンサ15を用いてレチクルRに形成されたレチクルマークと投影光学系PLを介した基準マークFMとを同時に観察する。基準マークFMの1つの計測を終えると、主制御系MCはウェハステージWSTをXY面内で移動させて残りの基準マークFMの1つをレチクルマークの投影位置に配置し、同様の計測を行う。ウェハホルダWHに形成された全ての基準マークFMについての計測を終えると、主制御系MCは計測結果からレチクルRとウェハホルダWHとの相対的な位置関係を求める(工程S13)。そして、位置ずれがある場合には零となるよう補正する。つまり、レチクル干渉計13の計測結果が用いられるレチクルステージRSTの座標系と、ウェハ干渉計19の計測結果画用いられるウェハステージWSTの座標系との相対的な位置合わせを行う。
以上の処理を終えると、主制御系MCは、工程S12(工程S22)の計測結果と工程S13の計測結果とを用いてEGA演算を行う。ここで、工程S12の計測により得られた各アライメントマークAMの位置情報はウェハホルダWHに形成された基準マークFMを基準としたものであり、その計測結果そのものをウェハステージWSTの座標系に適用することはできない。このため、工程S13の計測結果を用いてアライメントマークAMの位置情報をウェハステージWSTの座標系に適用している。上記のEGA演算を行うことでウェハW上におけるショット領域の配列が求められる(工程S14)。
また、前述した通り、EGA演算を行うことにより、ウェハW上におけるショット領域のSHの配列とともに、ショット領域の形状変化を求めることができる。このため、主制御系MCは、このショット領域の形状変化を補正する補正情報も算出する。次いで、露光ユニット1の主制御系MCは、算出した補正情報に基づいて、レンズコントローラ部16を介して投影光学系PLの光学特性を制御する(工程S15)。これにより、投影光学系PLを介してウェハW上に投影されるパターンDPの像の形状が、ショット領域SHの形状変化に合わせて補正される。尚、ここでは、ウェハWに形成された複数のショット領域SHの内の最初に露光すべきショット領域SHの形状変化に合わせて投影光学系PLの光学特性が制御される。
以上の処理が終了すると、ウェハWに設定されたショット領域SHの露光処理が開始される。露光処理が開始されると、まず露光ユニット1の主制御系MCは、レチクル駆動装置14を介してレチクルステージRSTを駆動してレチクルRを露光開始位置に配置する。併せて、ウェハ駆動装置20を介してウェハステージWSTを駆動してウェハW上の最初に露光すべきショット領域SHを露光開始位置に配置する。
以上の配置が終了すると、主制御系MCは、レチクル駆動装置14及びウェハ駆動装置20を介してレチクルステージRST及びウェハステージWSTの移動をそれぞれ開始させる。両ステージの移動を開始させた後、主制御系MCは、レチクル干渉計13及びウェハ干渉計19の検出結果に基づいてレチクルステージRST及びウェハステージWSTの移動速度を算出し、各々が所定速度に達したか否かを判断する。また、レチクル干渉計13及びウェハ干渉計19の検出結果に基づいてレチクルステージRSTとウェハステージWSTとが同期したか否か、及び両ステージが所定の位置(露光開始位置)に達したか否かを判断する。
レチクルステージRST及びウェハステージWSTが所定速度に達し、且つ同期して所定の位置に達したと判断した場合には、主制御系MCは照明光学系ILSに制御信号を出力して露光光ELの射出を開始させ、スリット状の露光光ELをレチクルRに照射する。露光光ELの照射により、レチクルRに形成されたパターンDPの一部(露光光ELが照明された部分)の像が投影光学系PLによって最初に露光すべきショット領域内に投影される。ここで、レチクルステージRSTとウェハステージWSTとが同期して移動しているため、レチクルR上における露光光ELの照射位置が連続的に変化するとともに、ショット領域内におけるパターン像の投影位置も連続的に変化する。これにより、最初に露光すべきショット領域内が逐次露光される(工程S16)。
尚、ショット領域の露光を行っている最中に、主制御系MCは、多点AFセンサ22の検出結果に基づいて、ウェハ駆動装置20を介してウェハステージWSTのZ方向における位置及び姿勢(X軸,Y軸周りの回転θX,θY:レベリング)の制御(オートフォーカス制御)を行う。これにより、ウェハWの表面が投影光学系PLの像面に合わせ込まれた状態でショット領域が露光される。
1つのショット領域に対する露光処理が終了すると、主制御系MCは他に露光すべきショット領域があるか否かを判断する(工程S17)。この判断結果が「YES」の場合には、主制御系MCは、先に求めた補正情報に基づいて、レンズコントローラ部16を介して投影光学系PLの光学特性を制御する(工程S15)。これにより、投影光学系PLを介してウェハW上に投影されるパターンDPの像の形状が、次に露光すべきショット領域SHの形状変化に合わせて補正される。
次に、主制御系MCは、ウェハ駆動装置20を介してウェハステージWSTを駆動して次に露光すべきショット領域SHを露光開始位置に配置する。また、レチクル駆動装置14を介してレチクルステージRSTを駆動してレチクルRを露光開始位置に配置する。そして、主制御系MCは、レチクル駆動装置14及びウェハ駆動装置20を介してレチクルステージRST及びウェハステージWSTの移動をそれぞれ開始させて、次に露光すべきショット領域SHを露光する(工程S16)。露光すべきショット領域がある間(工程S17の判断結果が「YES」の間)は、工程S15,S16が繰り返される。
一方、工程S17の判断結果が「NO」になると、露光ユニット1の主制御系MCは、計測すべきウェハWの有無を判断する(工程S18)。この判断結果が「YES」の場合には、搬送装置2を制御してウェハステージWST上のウェハWを搬出(アンロード)させてキャリアに収容させる。これとともに、キャリアに収容された新たなウェハWをキャリアから取り出させてウェハホルダWH上に保持させ、計測ユニット2により前述した計測を行わせる(工程S12)。そして、計測を終えたウェハWを露光ユニット1に搬送して、同様の処理によりウェハWを露光する(工程S13〜S16)。一方、工程S18の判断が「NO」の場合には、1ロット分のウェハWを露光する工程が終了する。
以上説明した通り、本実施形態においては、露光ユニット1のウェハステージWST上にウェハWが載置される前に、計測ユニット2を用いてウェハホルダWH上に保持されたウェハWに形成されたアライメントマークAMを計測している。そして、計測ユニット2の計測結果を用いてEGA演算によりショット領域の配列を求めてウェハWの露光を行っている。このため、ウェハW及びウェハホルダWHが露光ユニット1のウェハステージWST上に載置されてからのアライメントマークAMの計測を省略することができ、これによりスループットの低下を防止することができる。
また、ウェハWのアライメントマークAMが計測ユニット2で計測される場合、及びウェハWのショット領域が露光ユニット1で露光される場合の何れの場合においても、ウェハWはウェハホルダWH上に保持されている。これにより、アライメントマークAMが計測されるときのウェハWの保持状態とショット領域が露光されるときのウェハWの保持状態を等しくすることができるため、露光ユニット1とは異なる計測ユニット2の計測結果を用いて露光ユニット1のウェハステージWST上のウェハWの位置合わせを行っても重ね合わせ精度を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、計測ユニット2での計測を終えたウェハWをウェハステージWST上に載置したときに、レチクルアライメントセンサ15を用いてレチクルマークとウェハホルダWHの基準マークFMとを同時に観察していた。しかしながら、基準マークFMの計測は、アライメントセンサ21を用いて行っても良い。
但し、アライメントセンサ15を用いて基準マークFMを計測する場合には、ベースライン量を厳密に管理する必要がある。ここで、ベースライン量とは、投影光学系PLにより投影されるパターンDPの投影像に対するウェハステージWSTの位置関係を示す量であり、具体的には投影光学系PLの投影中心とアライメントセンサ21の計測視野中心との距離である。
また、基準マークFMの計測に要する時間を短縮するために、アライメントセンサ21を複数設けても良い。例えば、図2(a)に示す通り、基準マークFMが3つ設けられている場合には、これら基準マークFMに対応させてアライメントセンサ21を3つ設けても良い。アライメントセンサ21を複数設けることにより、基準マークFMの各々を各アライメントセンサ21の計測視野内に配置することができるため、基準マークFMの計測時間を短縮することができる。
更に、上記実施形態では各ウェハWについてショット領域の形状を補正する補正情報をショット領域毎に求めていた。しかしながら、ウェハW間におけるショット領域の形状変化が似通った傾向を示す場合には、ウェハW間で共通する補正情報を求め、この補正情報を用いて各ウェハWのショット領域の形状変化を補正するようにしても良い。
また、上記実施形態では、露光ユニット1がステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影型のものである場合を例に挙げて説明したが、本発明は露光ユニット1がステップ・アンド・リピート方式の縮小投影型のものである場合にも適用することもできる。また、本発明は、ウェハステージが複数設けられるツインステージ型の露光装置にも適用できる。ツインステージ型の露光装置の構造及び露光動作は、例えば特開平10−163099号公報及び特開平10−214783号公報(対応米国特許6,341,007号、6,400,441号、6,549,269号及び6,590,634号)、特表2000−505958号(対応米国特許5,969,441号)或いは米国特許6,208,407号に開示されている。更に、本発明を本願出願人が先に出願した特願2004−168481号のウェハステージに適用してもよい。
また、国際公開第99/49504号公報に開示されているような液浸法を用いる露光装置にも本発明を適用することができる。ここで、本発明は、投影光学系PLとウェハWとの間を局所的に液体で満たす液浸露光装置、特開平6−124873号公報に開示されているような露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる液浸露光装置、特開平10−303114号公報に開示されているようなステージ上に所定深さの液体槽を形成し、その中に基板を保持する液浸露光装置の何れの露光装置にも適用可能である。
更に、上記の露光装置としては、半導体素子の製造に用いられてデバイスパターンを半導体基板上へ転写する露光装置以外に、液晶表示素子の製造に用いられて回路パターンをガラスプレート上へ転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造に用いられてデバイスパターンをセラミックウェハ上へ転写する露光装置、及びCCD等の撮像素子の製造に用いられる露光装置等を用いることができる。
次に、デバイスの製造方法について説明する。図8は、マイクロデバイスとしての半導体素子を製造する製造工程の一部を示すフローチャートである。図8に示す通り、まず、ステップS31(設計ステップ)において、半導体素子の機能・性能設計を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップS32(マスク製作ステップ)において、設計したパターンを形成したマスク(レチクル)を製作する。一方、ステップS33(ウェハ製造ステップ)において、シリコン等の材料を用いてウェハを製造する。
次に、ステップS34(露光処理ステップ)において、ステップS31〜ステップS33で用意したマスクとウェハを使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によってウェハ上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS35(デバイス組立ステップ)において、ステップS34で処理されたウェハを用いてデバイス組立を行う。このステップS35には、ダイシング工程、ボンティング工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。最後に、ステップS36(検査ステップ)において、ステップS35で作製されたマイクロデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にマイクロデバイスが完成し、これが出荷される。
図9は、図8のステップS34の詳細なフローの一例を示す図である。図9において、ステップS41(酸化ステップ)においてはウェハの表面を酸化させる。ステップS42(CVDステップ)においてはウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステップS43(電極形成ステップ)においてはウェハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS44(イオン打込みステップ)においてはウェハにイオンを打ち込む。以上のステップS41〜ステップS44のそれぞれは、ウェハ処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて選択されて実行される。
ウェハプロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS45(レジスト形成ステップ)において、ウェハに感光剤を塗布する。引き続き、ステップS46(露光工程)において、上で説明したリソグラフィシステム(露光装置)によってマスクのパターンをウェハに転写する。次に、ステップS47(現像工程)においては露光されたウェハを現像し、ステップS48(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS49(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらの前処理工程と後処理工程とを繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重にパターンが形成される。
以上説明したマイクロデバイス製造方法においては、露光工程(ステップS46)において前述した露光システムを用いて計測及び露光が行われる。このため、ウェハ上に形成されたアライメントマークを全て検査してもスループットの低下を招くことはなく、また重ね合わせ精度を高めることができる。これにより、微細なデバイスを歩留まり良く効率的に生産することができる。
本発明の一実施形態による露光システムの概略構成を示す側面図である。 ウェハホルダWH及びその上に保持されたウェハWの上面図である。 計測ユニット2に設けられるセンサ31の平面配置の一例を示す平面図である。 本発明の一実施形態による露光方法の概略を示すフローチャートである。 工程S12の詳細を示すフローチャートである。 EGA演算により求められるランダム成分とショット内誤差の線形成分の一例を示す図である。 部分的な歪みに起因して生ずるアライメントマークAMの位置ずれの一例を示す図である。 マイクロデバイスとしての半導体素子を製造する製造工程の一部を示すフローチャートである。 図8のステップS34の詳細なフローの一例を示す図である。
符号の説明
1 露光ユニット
2 計測ユニット
3 搬送装置
15 レチクルアライメントセンサ
21 アライメントセンサ
31,31a,31b センサ
AM アライメントマーク
DP パターン
FM 基準マーク
MC 主制御系
PL 投影光学系
R レチクル
RST レチクルステージ
ST 計測ステージ
W ウェハ
WH ウェハホルダ
WST ウェハステージ

Claims (16)

  1. 局所的に特定領域を歪まされながらその上にデバイスパターンが形成される基板上に、所定のパターンを露光する露光ユニットを備えた露光システムにおいて、
    前記露光ユニットに設けられ、前記基板を保持する保持部材を載置するステージ装置と、
    前記ステージ装置に保持される前の前記保持部材に保持された前記基板上の互いに異なる位置に形成されている複数の位置計測用のマークを複数同時に計測する複数の計測装置を備える計測ユニットと、
    前記基板を保持する前記保持部材を前記計測ユニットと前記露光ユニットとの間で搬送する搬送装置と
    を備えることを特徴とする露光システム。
  2. 前記保持部材には位置計測用の基準マークが形成されており、
    前記計測装置は、
    前記基板に形成された前記マークを計測する第1計測装置と、
    前記保持部材に形成された前記基準マークを計測する第2計測装置と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の露光システム。
  3. 前記第1計測装置は、前記ステージ装置の載置面に沿う面内で移動可能であることを特徴とする請求項2記載の露光システム。
  4. 前記第1計測装置は、その移動範囲が前記保持部材に形成された前記基準マークの計測が可能な範囲に設定されており、前記基準マークを基準として前記基板上に形成されたマークを計測することを特徴とする請求項3記載の露光システム。
  5. 前記計測ユニットは、前記ステージ装置に保持される前の前記保持部材を載置する計測ステージ装置を備えており、
    前記計測ステージ装置は、前記保持部材を載置した状態でその載置面に沿う面内で移動可能であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の露光システム。
  6. 前記基準マークは、前記保持部材上の少なくとも異なる3箇所に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の露光システム。
  7. 前記露光ユニットは、
    前記ステージ装置上に載置された前記保持部材の前記基準マークを計測するセンサ装置と
    前記センサ装置と前記計測装置との計測結果に基づいて、前記ステージ装置を所定位置に位置合わせする制御装置と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の露光システム。
  8. 前記露光ユニットは、前記基板に露光転写するパターンが形成されたマスクを載置するマスクステージと、
    前記マスクに形成されたパターンの像を前記基板ステージ上の前記基板に投影する投影光学系と
    を備えることを特徴とする請求項7記載の露光システム。
  9. 前記センサ装置は、前記マスクに形成されたマークと、前記投影光学系を介した前記保持部材の前記基準マークとを同時に観測して、前記マスクと前記保持部材との相対的な位置ずれを計測するセンサであることを特徴とする請求項8記載の露光システム。
  10. 前記センサ装置は、前記投影光学系を介さずに前記保持部材に形成された前記基準マークを計測することを特徴とする請求項8記載の露光システム。
  11. 前記センサ装置は複数設けられており、前記保持部材に形成された複数の前記基準マークの各々を一度に計測することを特徴とする請求項10記載の露光システム。
  12. 二次元平面内を移動可能な基板ステージ上に載置された保持部材上に保持された基板上に、所定のパターンを露光する露光方法であって、
    前記基板を保持した前記保持部材が前記基板ステージ上に載置される前に、該基板上の互いに異なる位置に形成されている複数の位置計測用のマークを、複数の計測装置を用いて複数同時に計測する計測工程と、
    前記計測工程の後に、前記計測工程での前記保持部材上の前記基板の保持状態を維持したままで、前記保持部材を前記基板ステージ上に受け渡す工程と
    を含むことを特徴とする露光方法。
  13. 前記計測工程は、前記複数の計測装置のうちの移動可能な計測装置を用いて、前記保持部材に形成された基準マークを基準として前記基板上に形成されたマークを計測する工程を含むことを特徴とする請求項12記載の露光方法。
  14. 前記基準マークは、前記保持部材上の少なくとも異なる3箇所に形成されていることを特徴とする請求項13記載の露光方法。
  15. 前記計測工程の計測結果に基づいて、前記基板ステージを所定位置に位置合わせする工程を含むことを特徴とする請求項12から請求項14の何れか一項に記載の露光方法。
  16. 請求項1から請求項11の何れか一項に記載の露光システム、又は、請求項12から請求項15の何れか一項に記載の露光方法を用いてデバイスを製造することを特徴とするデバイス製造方法。
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