JP2007177499A - Construction machinery - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、油圧ショベル等の下部走行体に上部旋回体を旋回自在に設けた建設機械の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of a construction machine in which an upper swing body is provided on a lower traveling body such as a hydraulic excavator so as to be capable of swinging.
一般に、この種の建設機械においては、下部走行体に内歯ギアが形成された旋回サークルを設け、該旋回サークルに噛合する出力ギアが設けられた旋回モータを上部旋回体に組込み、旋回モータの駆動に基づいて上部旋回体が下部走行体に対して旋回するように構成されると共に、下部走行体に圧油を供給するためのスイベルジョイントが旋回中心に位置するように配設されている。このような建設機械において、従来は、旋回モータをスイベルジョイントの後方に位置するように配設し、旋回モータの後方にエンジンを搭載し、作動油タンクと燃料タンクとを機体一側(左側)に配する構成にしていたが、このものでは旋回モータが後方に位置する分、上部旋回体の後端が後方に伸びることになって上部旋回体の全長が長くなってしまうという問題がある。そこで旋回モータをスイベルジョイントに対し左右方向一側に偏倚する配設構造にし、これによって上部旋回体の全長の短縮化を計るするようにしたものが試みられている(特許文献1)。
ところで前記旋回モータを左右方向一側に偏倚させたものでは、旋回モータが邪魔になって燃料タンクと作動油タンクとを一側に配することができず、このため作動油タンクを機体の一側に、燃料タンクを機体の他側に配するよう左右に振り分けた構成としているが、建設機械においては、キャブやキャノピ仕様の運転操縦席が機体の他側前方に有るため、燃料タンクの配設スペースを充分に確保することが難しく、このため、燃料タンクが小型にならざるを得ず、長時間作業をするため燃料タンクをできるだけ大型化したいという要求とは逆のものになってしまうという問題がある。さらにこのものにおいて、作動油タンクと燃料タンクとを逆に配した場合、今度は作動油タンクを小型化せざるをえず、充分な量の作動油を確保したいという要求に応えることができず、これらに本発明が解決せんとする課題がある。 By the way, in the case where the swing motor is biased to one side in the left-right direction, the swing motor becomes in the way and the fuel tank and the hydraulic oil tank cannot be arranged on one side. The fuel tank is distributed to the left and right so that the fuel tank is arranged on the other side of the aircraft. It is difficult to secure sufficient installation space, which means that the fuel tank has to be small, which is contrary to the requirement to enlarge the fuel tank as much as possible to work for a long time. There's a problem. Furthermore, in this case, if the hydraulic oil tank and the fuel tank are arranged reversely, the hydraulic oil tank must be reduced in size, and the request for securing a sufficient amount of hydraulic oil cannot be met. These have problems that the present invention does not solve.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、下部走行体に設けられ、旋回中心にスイベルジョイントが配された旋回サークルを構成する内歯ギアに、フロントアタッチメントが前部に取り付けられ、作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブが設けられる上部旋回体に設けた旋回モータの出力ギアを噛合させ、該旋回モータの駆動に基づいて上部旋回体を下部走行体に対して旋回自在になるように構成される建設機械において、前記旋回モータを、上部旋回体の前部位置に位置するようにして設けたことを特徴とする建設機械である。
請求項2の発明は、旋回モータを、フロントアタッチメント軸支部の前側に配すると共に、フロントアタッチメント軸支部後側には作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブの少なくとも一つをを配したことを特徴とする請求項1記載の建設機械である。
請求項3の発明は、作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブの少なくとも一つを、旋回サークル後半部上方に位置するように配したことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械である。
請求項4の発明は、作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブの少なくとも一つは、スイベルジョイントに平面視でオーバーラップする状態で配されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の建設機械である。
請求項5の発明は、作動油タンクがフロントアタッチメントの後側に配され、燃料タンクが作動油タンクの左右方向何れか一方に配されていることを特徴とする請求項2乃至5の何れか一つに記載の建設機械である。
The present invention was created with the object of solving these problems in view of the above circumstances, and the invention of
The invention of
A third aspect of the present invention is the construction machine according to the first or second aspect, wherein at least one of the hydraulic oil tank, the fuel tank, and the control valve is disposed so as to be positioned above the second half of the turning circle. .
According to a fourth aspect of the present invention, at least one of the hydraulic oil tank, the fuel tank, and the control valve is arranged in a state of overlapping the swivel joint in a plan view. It is a construction machine as described in one.
The invention according to
請求項1の発明とすることにより、旋回モータを上部旋回体の前部に配することになって旋回サークル後半部が部品配設スペースとして有効に確保することができる。
請求項2の発明とすることにより、旋回モータがフロントアタッチメント軸支部の前側に配されることになってフロントアタッチメント軸支部の後側を作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブの少なくとも一つの配設スペースとして有効に確保でき、タンクの大容量化が達成できることになる。
請求項3の発明とすることにより、旋回サークルの後半部上方空間を作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブの少なくとも一つの配設スペースとして有効に確保でき、タンクの大容量化が達成できることになる。
請求項4の発明とすることにより、旋回中心に設けられるスイベルジョイントの上方空間を作動油タンク、燃料タンク及びコントロールバルブの少なくとも一つの配設スペースとして有効に確保できることになる。
請求項5の発明とすることにより、頻繁に燃料供給が必要な燃料タンクを上部旋回体の外側に配した構成となって燃料供給作業が容易になる。
By setting it as invention of
According to the invention of
According to the invention of
According to the invention of
According to the fifth aspect of the present invention, a fuel tank that needs frequent fuel supply is arranged on the outside of the upper rotating body, and the fuel supply operation is facilitated.
次ぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図中、1は建設機械の一例である油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、下部走行体2に上部旋回体3が旋回自在に設けられている。下部走行体2のフレーム2aにはクローラ型の走行装置4が設けられ、フレーム2aの中心部位には、旋回サークル5を構成するインナレース5aが設けられている。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the figure,
一方、上部旋回体3を構成する旋回体フレーム6の下面には旋回サークル5を構成するアウタレース5bが設けられ、旋回フレーム6の上面は、左右一対の支持フレーム7、8によって左右および中央の三つのスペースL、R、Mに仕切られ、そのうちの左側スペースLの前部にはキャブ9が設けられ、該キャブ9の後方にはラジエータ10等の部材装置が配設されている。また右側スペースRには、前側からコントロールバルブ11、燃料タンク12、そして作動油ポンプ13が前後に並ぶ状態で配されている。
On the other hand, an
さらに中央側スペースMの前部には、旋回サークル5の前部に平面視でオーバーラップする状態で旋回モータ14が配され、該旋回モータ14の出力ギア14aが前記インナレース5aに形成の内歯ギア5cに前部位置で噛合している。旋回モータ14の後方には、旋回サークル5の中心に位置する状態でスイベルジョイント15が配されていて、作動油を下部走行体2側に供給できるようになっているが、スイベルジョイント15の上方には前端部が該スイベルジョイント15にオーバーラップする状態で作動油タンク16が配され、該作動油タンク16の後方にエンジン17が搭載されている。そして作動油タンク16の下面は、スイベルジョイント15に干渉しないよう持上げられて配設され、支持フレーム7、8間に介設した取り付け板16aに取り付けられており、該持上げスペースSに作動油の供給管16bが接続されている。尚、18は機体後部に設けられるカウンターウエイトである。
Further, a turning
19はフロントアタッチメントを構成するブーム、20は左右一対のブームシリンダであるが、ブームシリンダ20の基端部は、旋回モータ14の左右方向両側に位置するよう設けた支持板7a、8aと、該支持板7a、8aよりも左右方向外側方に位置する前記支持フレーム7、8とのあいだに嵌合し、旋回モータ14よりも前側に位置する支軸20aによって上下揺動自在に支持されている。
また、ブーム19の基端部は、旋回モータ14と作動油タンク16のあいだ、具体的には旋回モータ14の本体よりも上後方位置で、かつ作動油タンク16の前方位置に位置して前記支持フレーム7、8に開設した支持孔7b、8bに支軸19aを介して上下揺動自在に軸支されているが、ブーム基端部19は、支軸19aよりも前側に位置する旋回モータ14との干渉を回避するため、支軸19aが貫通するボス部19bは残す状態で旋回モータ14が内嵌するよう上下板面が切欠かれた切欠き部19cが形成されているが、該切欠き部19cは、上下板面を連結する縦板19dによって塞がれている。
Further, the base end portion of the
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、旋回モータ14が上部旋回体2の前部位置に配されていて旋回サークル5を構成する内歯ギア5cに噛合しているため、旋回サークル5の後半部には旋回モータ14のない空きスペースとなり、この空きスペースに作動油タンク16を配することができ、この結果、作動油タンク16は勿論のこと、燃料タンク12についても充分な配設スペースが確保できることになって大容量化が達成できる。
In the embodiment of the present invention configured as described above, the
しかも旋回モータ14は、後側のブーム支軸19aと前側のブームシリンダ支軸20aとのあいだに位置して配されるため、ブーム19やブームシリンダ20のメンテナンスをするためこれら支軸19a、20aの着脱の邪魔をすることがない。そのうえ作動油タンク16は、旋回中心に配されるスイベルジョイント15に平面視でオーバーラップする状態で取付けられるから、スイベルジョイント15の上方空間を有効に利用してのタンク取付けができることになって更なるコンパクト配置が達成できる。
Moreover, since the turning
またこのものでは、ブーム支軸19aの前方に旋回モータ14を配した構成としているため、ブーム19が下動した場合に、ブーム19が旋回モータ14に干渉することになるが、この干渉を、ブーム19に切欠き部19cを形成して回避しているため、問題のないブーム昇降ができることになる。
Moreover, in this thing, since it is set as the structure which has arrange | positioned the turning
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であって、燃料タンクと作動油タンクとの配設構造を逆にすることができるが、前記実施の形態のものでは、作動油タンクをブーム支持位置の後方に配し、該作動油タンクの左右方向外側方に燃料タンクを配した構造であるため、頻繁に燃料供給がなされる燃料タンクが機体外側に位置する配置となって燃料供給作業が容易になるという利点がある。
さらには、ブーム支持位置の後方に作動油タンクや燃料タンクの配設空間ではなくコントロールバルブの配設空間とすることもでき、この場合、前記実施の形態ではコントロールバルブ11と作動油タンク16との配設関係を逆の構成にすることで実施できることになる。
Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the arrangement structure of the fuel tank and the hydraulic oil tank can be reversed. In the above-described embodiment, Since the hydraulic oil tank is arranged behind the boom support position and the fuel tank is arranged on the outer side in the left-right direction of the hydraulic oil tank, the fuel tank to which fuel is frequently supplied is located outside the fuselage. Thus, there is an advantage that the fuel supply operation becomes easy.
Furthermore, it is possible to provide a control valve arrangement space instead of a hydraulic oil tank or fuel tank arrangement space behind the boom support position. In this case, in the above embodiment, the
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回サークル
5c 内歯ギア
12 燃料タンク
13 作動油ポンプ
14 旋回モータ
14a 出力ギア
15 スイベルジョイント
19 ブーム
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