JP2007171092A - 三次元計測用マーカとこれを用いた三次元計測方法 - Google Patents
三次元計測用マーカとこれを用いた三次元計測方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】レーザレーダ装置20から得られる反射強度画像22とデジタルカメラ30から得られる二次元画像32とを重ね合わせて計測対象を特定しその距離情報を求めるための三次元計測用マーカ10。マーカは、デジタルカメラの二次元画像上で特定位置の識別が可能な模様12と、特定位置に位置しレーザレーダ装置の分解能より小さくかつ他の物体よりレーザ反射率が高い反射板14とからなる。
【選択図】図2
Description
前記二次元カラー画像上において任意に3点以上を選択し、当該選択した各点に、前記三次元点群データに基づく三次元位置情報を与え、
前記選択点の三次元位置情報に基づいて、前記計測対象の撮影時におけるカメラとレーザスキャナとの相対的な位置関係を求め、
求めた相対的位置関係と、選択した点における三次元位置情報とに基づいて、前記点群データの各点のデータに前記カラー画像の画像データを対応させるものである。
すなわち、中心射影を行なうためのカメラパラメータ推定は、擬似中心射影を行なう場合に比べ、高精度な座標値の取得が必要とされる。
前記マーカは、デジタルカメラの二次元画像上で特定位置の識別が可能な模様と、該特定位置に位置しレーザレーダ装置の分解能より小さくかつ他の物体よりレーザ反射率が高い反射板とからなる、ことを特徴とする三次元計測用マーカが提供される。
また、前記模様は、デジタルカメラの二次元画像上で十分大きく、前記特定位置で直交する直交線分で仕切られた色分け模様または濃淡模様からなり、前記反射板は、レーザ光を入射方向に反射させることが可能な反射板である。
デジタルカメラとレーザレーダ装置のそれぞれの画像から座標値抽出が容易なマーカを計測対象に位置決めし、このマーカの位置をそれぞれの画像上で対応させることにより、それらマーカ位置データと、カメラパラメータ推定式からレーザレーダ装置とデジタルカメラの相対的位置関係とカメラの内部パラメータを取得する、ことを特徴とする三次元計測方法が提供される。
従ってレーザレーダ装置とデジタルカメラの光軸が大きくずれた場合においても、中心射影を用いることにより、三次元データと二次元画像を正確に重ねることが可能となる。
本発明の三次元計測用マーカ10は、図1のように、マーカ10を計測対象に位置決めし、計測対象物をレーザレーダ装置20とデジタルカメラ30の両方で計測・撮像し、レーザレーダ装置から得られる反射強度画像22とデジタルカメラから得られる二次元画像32とを重ね合わせて計測対象を特定しその距離情報を求めるためのマーカである。
レーザレーダ装置20から得られる反射強度画像22において、マーカ10の反射板14から得られる反射強度の強い領域22aを抽出し、マーカの中心位置を特定位置とする。
またデジタルカメラから得られる二次元画像32において、マーカ位置を特定するため、マーカ近傍を画像上で拡大し、直交線分12aの交叉位置32aを特定位置として決定する。
本発明の方法では、デジタルカメラ30とレーザレーダ装置20のそれぞれの画像から座標値抽出が容易なマーカ10を計測対象に位置決めし、このマーカ10の位置をそれぞれの画像22、32上で対応させることにより、それらマーカ位置データと、カメラパラメータ推定式からレーザレーダ装置とデジタルカメラの相対的位置関係とカメラの内部パラメータを取得する。
ピンホールCは、レンズに置き換えることができCをレンズ中心、fを焦点距離と呼ぶ。またこのような(C,X,Y,Z)座標系をカメラ座標系と呼ぶ。
ここで、[X,Y,Z,1]T=(〜付)Mは、実空間上の三次元位置を同次座標表示、[u,v,1]T=(〜付)mは画像上の対応点の同次座標表示である。
ここで式(2)で示すAはカメラの内部パラメータであり、fx,fyはカメラの焦点距離のx方向とy方向成分、u0,v0はカメラのレンズ中心、θは画素の横軸と縦軸のなす角度である。内部パラメータは合計5自由度となる。
また、ここでは回転行列の定義として、数(4)で示すロール・ピッチ・ヨーを用いる。
また、世界座標系とカメラ座標系が一致する場合には、外部パラメータは既知であり、自由度は内部パラメータのみとなる。この場合には、少なくとも5のマーカ10を用いて、5箇所の、世界座標系の座標(X,Y,Z)と仮想画面平面上の座標(u,v)との関係を求める必要がある。
従ってそれらマーカ位置データと、カメラパラメータ推定の式を用いることにより、レーザレーダ装置とデジタルカメラの相対的位置関係とカメラの内部パラメータを取得する。
12a 直交線分、12b,12c 色分け模様(又は濃淡模様)、
14 反射板、
20 レーザレーダ装置、22 反射強度画像、22a 反射強度の強い領域、
30 デジタルカメラ、32 二次元画像、32a 交叉位置
Claims (4)
- マーカを計測対象に位置決めし、該計測対象をレーザレーダ装置とデジタルカメラの両方で計測・撮像し、レーザレーダ装置から得られる反射強度画像とデジタルカメラから得られる二次元画像とを重ね合わせて計測対象を特定しその距離情報を求めるマーカであって、
前記マーカは、デジタルカメラの二次元画像上で特定位置の識別が可能な模様と、該特定位置に位置しレーザレーダ装置の分解能より小さくかつ他の物体よりレーザ反射率が高い反射板とからなる、ことを特徴とする三次元計測用マーカ。 - 前記マーカの位置をそれぞれの画像上で対応させることにより、それらマーカ位置データと、カメラパラメータ推定式からレーザレーダ装置とデジタルカメラの相対的位置関係とカメラの内部パラメータを取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の三次元計測用マーカ。
- 前記模様は、デジタルカメラの二次元画像上で十分大きく、前記特定位置で直交する直交線分で仕切られた色分け模様または濃淡模様からなり、
前記反射板は、レーザ光を入射方向に反射させることが可能な反射板である、ことを特徴とする請求項1に記載の三次元計測用マーカ。 - 計測対象をレーザレーダ装置とデジタルカメラの両方で計測・撮像し、レーザレーダ装置から得られる反射強度画像とデジタルカメラから得られる二次元画像とを重ね合わせて計測対象を特定しその距離情報を求める三次元計測方法であって、
デジタルカメラとレーザレーダ装置のそれぞれの画像から座標値抽出が容易なマーカを計測対象に位置決めし、このマーカの位置をそれぞれの画像上で対応させることにより、それらマーカ位置データと、カメラパラメータ推定式からレーザレーダ装置とデジタルカメラの相対的位置関係とカメラの内部パラメータを取得する、ことを特徴とする三次元計測方法。
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