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JP2007158891A - 周波数シンセサイザ及び無線通信機器並びに制御方法 - Google Patents

周波数シンセサイザ及び無線通信機器並びに制御方法 Download PDF

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淳史 大原
Takayuki Chikusawa
貴行 築澤
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Abstract

【課題】従来の周波数補正機能を確保しつつ、制御感度又は変調感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない周波数シンセサイザを提供する。
【解決手段】VCO5に複数の制御電圧V1〜V3を順番に印加して、各制御電圧についてVCO5の発振周波数と目標周波数との差が最小になる可変容量素子VC51〜VC56の動作基準電圧Vref1〜Vref3をそれぞれ求める動作を行う。この動作によって、本発明の周波数シンセサイザは、単一の制御電圧に対するVCO5の発振周波数のみならず、制御電圧を可変した時のVCO5の発振周波数における制御感度を所望の値に設定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路に用いられる周波数シンセサイザ、及びその周波数シンセサイザを用いた無線通信機器、並びにその周波数シンセサイザの制御方法に関する。
従来、移動体通信分野等に用いられる半導体集積回路の周波数シンセサイザには、高周波動作や位相雑音性能確保の観点から、インダクタと可変容量の共振周波数を用いた構成が用いられてきた。また、周波数シンセサイザの応答特性及び位相雑音特性を広範囲に亘って安定化させたり、変調器として用いた場合の変調感度を安定化させるために、周波数シンセサイザに用いられる電圧制御発振部の線形性向上の対策が行われてきた(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。
図14は、線形性を向上させた電圧制御発振部を用いた従来の周波数シンセサイザの回路構成を示す図である。図14において、従来の周波数シンセサイザは、基準信号発生部501と、位相/周波数比較部502と、チャージポンプ部503と、ループフィルタ部504と、電圧制御発振部(VCO)505と、分周部506と、動作基準電圧制御部509と、分周比制御部511と、シリアルデコード/ラッチ部512とを備える。
基準信号発生部501は、周波数シンセサイザに設定される動作周波数の基準となる周波数の基準信号を生成する。位相/周波数比較部502は、基準信号発生部501から出力される基準信号の周波数及び位相と、分周部506から出力される分周信号の周波数及び位相とを比較して、その比較結果に基づいた誤差信号を生成する。チャージポンプ部503は、位相/周波数比較部502で生成された誤差信号を適切な電圧に変換する。ループフィルタ部504は、チャージポンプ部503で変換された電圧を適切なループ帯域で制限して通過させる。分周部506は、分周比制御部511の制御に従ってVCO505が発振する信号を分周し、位相/周波数比較部502へ出力する。
VCO505は、インダクタL551及びL552と、可変容量部551と、トランジスタM551及びM552と、電流源I551とを備える。VCO505の発振周波数は、インダクタL551及びL552と、可変容量部551の合成容量とによって決定される。この可変容量部551は、両端に印加される電圧によりその容量値が変化する可変容量素子VC551〜VC556、可変容量素子VC551〜VC556の各片端に接続される直流分を遮断するための容量C551〜C556、及び可変容量素子VC551〜VC556の動作基準電圧を伝達するバイアス抵抗R551〜R556とで構成される。可変容量素子VC551及びVC552は、入力電圧Vtの上限領域での発振周波数特性を決定し、可変容量素子VC555及びVC556は、入力電圧Vtの下限領域での発振周波数特性を決定し、可変容量素子VC553及びVC554は、入力電圧Vtの中間領域での発振周波数特性を決定する。動作基準電圧制御部509は、可変容量素子VC551及びVC552の動作基準電圧Vref1、可変容量素子VC555及びVC556の動作基準電圧Vref2、及び可変容量素子VC553及びVC554の動作基準電圧Vref3を出力する。シリアルデコード/ラッチ部512は、周波数(分周比)や周波数シンセサイザの動作ON/OFF等の情報に関するシリアル入力信号を外部から入力し、このシリアル入力信号をデコード及びラッチして、分周比制御部511に出力する。分周比制御部511は、分周部506の分周比を制御する。
ここで、VCO505の入力電圧Vt及び動作基準電圧Vref に対する発振周波数の変化動作を、図15A〜図15Dを用いて説明する。
図15Aの横軸は、VCO505の入力電圧Vtと動作基準電圧Vref との電位差Vt−Vref 、縦軸は、VCO505の発振周波数fvco である。簡単のために一組の可変容量素子の代表的な制御特性例を考えると、Vt−Vref =0の時を中心に、Vt−Vref <0で周波数が高く、Vt−Vref >0で周波数が低くなる特性を有する。
このような制御特性を持つ場合、図15Bに示すように、横軸をVCO505の入力電圧Vtとし、縦軸に動作基準電圧Vref に対するVCO505の発振周波数fvco を表すと、動作基準電圧Vref を上昇させると入力電圧Vtの可変域は高い方(点線)に、動作基準電圧Vref を下降させると入力電圧Vtの可変域は低い方(一点鎖線)に移動する。
この特性を利用して、動作基準電圧の異なる可変容量素子を複数用いると、各々の可変容量素子の制御特性は、図15CのG1〜G3に示す実線のように各々Vt=Vref1〜Vref3を中心とした可変域の狭い特性になるが、それを組み合わせることにより、図15CのG10の太い実線のように制御電圧Vtに対する周波数fvco の可変域を広くすることが可能になる。従って、VCO505の線形性を向上させることができる。
特開2004−147310号公報 特開2001−352218号公報
ところが、図14に示した特許文献1に記載の従来の周波数シンセサイザによる構成では、VCO505の入力電圧Vtの変化に対する周波数の変化、すなわち制御感度(本周波数シンセサイザを変調器として用いる場合には、変調感度)が、回路を構成するデバイス特性のばらつきや温度変動や電源電圧変動によって変動する。図15Cに示されるように、従来の周波数シンセサイザによる構成では、感度を低くして線形な領域を拡張する効果があるが、15Dの実線に示されるような所望の感度から、変動によって点線のように感度が低くなりすぎたり高くなったりすることがある、という問題がある。
また、特許文献2では、周波数補正を用いた回路が提案されているが、単に周波数を補正するだけでは感度が変化してしまう、という問題がある。また、特許文献2では、出力周波数のずれは補正できるが、その時の制御感度及び変調感度が変化してしまう、という問題がある。さらに、特許文献2では、変調用にサイズの小さな可変容量素子を用い、例えばそのサイズを1/100にすることにより所望の感度を得ようとしているが、特に1GHzを超えるような高周波の発振器では、発振周波数fに対する発振MOSTrや配線の寄生容量Cjの寄与が高くなり、可変容量素子の容量値Coと比べて無視できなくなる。すなわち、f=1/(2πL(Co+Cj)/2)となり、基準周波数を決定する可変容量素子の容量値Coを1/100にしても、感度が正確に1/100にはならない、という問題がある。
それ故に、本発明の目的は、特許文献2等で提案されている従来の周波数補正機能を確保しつつ、制御感度又は変調感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない周波数シンセサイザ及び無線通信機器並びに制御方法を提供することである。
本発明は、半導体集積回路に用いられる周波数シンセサイザ及びその周波数シンセサイザを用いた無線通信機器に向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の周波数シンセサイザは、電圧制御発振部(VCO)、分周部、電圧生成部、制御電圧切り換え部、周波数検出部、動作基準電圧制御部、及びタイミング制御部とを備える。
電圧制御発振部は、素子両端に印加される制御電圧に応じて容量値が変化する複数の可変容量素子を含む可変容量部を備え、制御電圧と所定の複数の動作基準電圧とに基づく発振周波数の信号を出力する。分周部は、電圧制御発振部が出力する信号を所定の分周比で分周する。電圧生成部は、分周部で分周された信号と所定の基準信号とを比較し、その比較結果に基づいて電圧制御発振部の発振周波数を帰還制御するための電圧を生成する。制御電圧切り換え部は、電圧生成部で生成された電圧と、値が異なる複数の固定電圧とを入力し、いずれか1つの電圧を選択的に切り換えて、制御電圧として電圧制御発振部へ出力する。周波数検出部は、分周部で分周された信号の周波数と所定の基準信号の周波数とを比較して、比較結果に基づいた誤差信号を生成する。動作基準電圧制御部は、周波数検出部で生成された誤差信号に従って、複数の可変容量素子に供給する複数の動作基準電圧をそれぞれ可変する。タイミング制御部は、制御電圧切り換え部における選択する電圧の指示及び切り換えの動作タイミング、周波数検出部の動作タイミング、及び動作基準電圧制御部における可変する動作基準電圧の指示及び動作タイミングを、それぞれ制御する。
ここで、動作基準電圧制御部に、いずれか2つの動作基準電圧間に直列挿入される複数の抵抗を備えさせて、複数の抵抗で分圧される電圧を動作基準電圧の少なくとも1つとして複数の可変容量素子に供給してもよい。また、電圧制御発振部に、可変容量部に固定容量を付加して電圧制御発振部の容量値を切り換える固定容量値切り換え部を含み、タイミング制御部による制御に従って、固定容量値切り換え部が可変容量部に付加する固定容量値を制御する固定容量値制御部をさらに備えてもよい。
なお、電圧制御発振部に構成される可変容量部は2つであっても構わない。この場合には、第1の可変容量部向けの制御電圧を切り換える第1の制御電圧切り換え部と、第2の可変容量部向けの制御電圧を切り換える第2の制御電圧切り換え部とを備えればよい。
上記構成による周波数シンセサイザは、値が異なる複数の制御電圧を所定の順で切り換えて、可変容量素子へ与え、複数の制御電圧のうちの第1の制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が第1の制御電圧に予め定められた第1の目標周波数と一致するように、対応する動作基準電圧を調整し、第1の制御電圧について動作基準電圧を調整した後、複数の第1の制御電圧以外の少なくとも1つの制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が少なくとも1つの制御電圧に予め定められた目標周波数と一致するように、対応する動作基準電圧を調整する方法を採ることで、正確なPLL動作を行うことが可能となる。
典型的には、制御電圧を第1の値に設定して、その時の周波数シンセサイザの出力信号の周波数を第1の周波数として検出し、第1の動作基準電圧を可変して所望の周波数に調整し、第1の動作基準電圧を調整した後、制御電圧を第2の値に設定して、その時の周波数シンセサイザの出力信号の周波数を第2の周波数として検出し、第2の動作基準電圧を可変して所望の周波数に調整し、第2の動作基準電圧を可変することによる第1の周波数の変化を、第1の動作基準電圧を調整することによって補正する。なお、固定容量値の切り換え制御を伴う場合には、第1の制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が第1の制御電圧に予め定められた第1の目標周波数と一致するように、固定容量値の切り換えを調整すればよい。
以上のように、本発明によれば、特許文献2等で提案されている従来の周波数補正機能を確保しつつ、制御感度又は変調感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない周波数シンセサイザを実現することができる。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図である。図1において、第1の実施形態に係る周波数シンセサイザは、基準信号発生部1と、位相/周波数比較部2と、チャージポンプ部3と、ループフィルタ部4と、電圧制御発振部(VCO)5と、分周部6と、制御電圧切り換え部7と、周波数検出部8と、動作基準電圧制御部9と、タイミング制御部10と、分周比制御部11と、シリアルデコード/ラッチ部12とを備える。
基準信号発生部1は、周波数シンセサイザに設定される動作周波数の基準となる周波数fref の基準信号を生成する。位相/周波数比較部2は、基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数及び位相と、分周部6から出力される分周信号の周波数及び位相とを比較して、その比較結果に基づいた誤差信号を生成する。チャージポンプ部3は、位相/周波数比較部2で生成された誤差信号を適切な電圧に変換する。ループフィルタ部4は、チャージポンプ部3で変換された電圧を適切なループ帯域で制限して通過させる。制御電圧切り換え部7は、ループフィルタ部4から出力される電圧と複数の電圧(図1の例ではV1〜V3)とを入力し、いずれか1つを選択的に切り換えて制御電圧として出力する。VCO5は、制御電圧切り換え部7で選択された制御電圧を入力し、その制御電圧によって制御される周波数の信号を発振する。分周部6は、分周比制御部11の制御に従ってVCO5が出力する信号を分周し、位相/周波数比較部2へ出力する。すなわち、基準信号発生部1、位相/周波数比較部2、チャージポンプ部3、及びループフィルタ部4は、VCO5の発振周波数を帰還制御するための電圧を生成する電圧生成部として機能する。
VCO5は、インダクタL51及びL52と、可変容量部51と、トランジスタM51及びM52と、電流源I51とを備える。VCO5の発振周波数は、インダクタL51及びL52と、可変容量部51の合成容量とによって決定される。この可変容量部51は、素子両端に印加される電圧に応じて容量値が変化する可変容量素子VC51〜VC56、可変容量素子VC51〜VC56の各片端に接続される直流分を遮断するための容量C51〜C56、及び可変容量素子VC51〜VC56の動作基準電圧を伝達するバイアス抵抗R51〜R56とで構成される。可変容量素子VC51及びVC52は、入力電圧Vtの上限領域での発振周波数特性を決定し、可変容量素子VC55及びVC56は、入力電圧Vtの下限領域での発振周波数特性を決定し、可変容量素子VC53及びVC54は、入力電圧Vtの中間領域での発振周波数特性を決定する。
タイミング制御部10は、送受信切り換え等の切り換え信号の入力によって、周波数検出部8の動作及び制御電圧切り換え部7の切り換えタイミングを制御する。周波数検出部8は、基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数fref と、分周部6から出力される分周信号の周波数とを比較し、その比較結果に基づいた誤差信号を生成して動作基準電圧制御部9へ出力する。動作基準電圧制御部9は、周波数検出部8で生成された誤差信号を入力し、可変容量素子VC51及びVC52の動作基準電圧Vref1、可変容量素子VC55及びVC56の動作基準電圧Vref2、及び可変容量素子VC53及びVC54の動作基準電圧Vref3を出力する。
シリアルデコード/ラッチ部12は、周波数(分周比)や周波数シンセサイザの動作ON/OFF等の情報に関するシリアル入力信号を外部から入力し、このシリアル入力信号をデコード及びラッチして、タイミング制御部10及び分周比制御部11に出力する。タイミング制御部10は、制御電圧切り換え部7の切り換えタイミングや、周波数検出部8及び動作基準電圧制御部9の動作タイミングを制御する。分周比制御部11は、分周部6の分周比を制御する。なお、図面上では、1つの制御信号が入力される箇所も複数の制御信号が入力される箇所も、1本の太線で示してある。
以下、上記構成による第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。
第1の実施形態に係る周波数シンセサイザは、VCO5に複数の制御電圧V1〜V3を順番に印加して、各制御電圧についてVCO5の発振周波数と目標周波数との差が最小になる可変容量素子VC51〜VC56の動作基準電圧Vref1〜Vref3をそれぞれ求める動作を行うことに特徴がある。この動作によって、第1の実施形態に係る周波数シンセサイザは、単一の制御電圧に対するVCO5の発振周波数のみならず、制御電圧を可変した時のVCO5の発振周波数における制御感度を所望の値に設定することができるのである。
今、周波数シンセサイザの動作をOFF状態からON状態へ変化させるシリアル入力信号が、シリアルデコード/ラッチ部12に与えられた場合を考える。
まず、シリアルデコード/ラッチ部12からタイミング制御部10へ、周波数シンセサイザの動作をON状態にする情報が通知される。この通知を受けて、タイミング制御部10は、VCO5へ制御電圧V1が入力されるように、制御電圧切り換え部7の切り換えを制御する。制御電圧V1が入力された時のVCO5の発振周波数fvco の目標周波数をfvco1とすると、分周部6は、分周比M1がM1=fvco1/fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M1=fref 、すなわちVCO5の周波数がfvco =fref *M1=fvco1になるように、VCO5の動作基準電圧Vref1を変化させる。
VCO5の周波数が目標のfvco1になり、その時の動作基準電圧Vref1が確定すると、次に、タイミング制御部10は、VCO5へ制御電圧V2が入力されるように、制御電圧切り換え部7の切り換えを制御する。制御電圧V2が入力された時のVCO5の発振周波数fvco の目標周波数をfvco2とすると、分周部6は、分周比M2がM2=fvco2/fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M2=fref 、すなわちVCO5の周波数がfvco =fref *M2=fvco2になるように、VCO5の動作基準電圧Vref2を変化させる。
VCO5の周波数が目標のfvco2になり、その時の動作基準電圧Vref2が確定すると、さらに、タイミング制御部10は、VCO5へ制御電圧V3が入力されるように、制御電圧切り換え部7の切り換えを制御する。制御電圧V3が入力された時のVCO5の発振周波数fvco の目標周波数をfvco3とすると、分周部6は、分周比M3がM3=fvco3/fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M3=fref 、すなわちVCO5の周波数がfvco =fref *M3=fvco3になるように、VCO5の動作基準電圧Vref3を変化させる。
第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明するタイミングチャートを、図2A及び図2Bに示す。図2Aは、検出動作を行う一定の検出期間を設けて、その検出期間が経過した時点に出力されている動作基準電圧を設定する電圧として確定する動作である。図2Bは、検出期間にかかわらず、動作基準電圧が集束したと判断された時点で出力されている動作基準電圧を設定する電圧として確定する動作である。
また、第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの制御方法の一例を、図3A及び図3Bに示す。図3A及び図3Bは、VCO5における制御電圧−発振周波数の特性を示す図である。
図3Aにおいて、初期状態における可変容量素子VC51とVC52、VC55とVC56、及びVC53とVC54の各ペアの制御電圧に対する発振周波数特性は、G1〜G3の実線でそれぞれ示され、これらのペアを全て組み合わせた全体特性は、G10の太実線で示される。まず、動作基準電圧制御部9は、制御電圧V1が選択されている時、分周部6から出力される分周信号の周波数が目標周波数fvco1になるように、動作基準電圧Vref1を調整する。このとき、発振周波数特性G1はG1’(点線)へ変化し、これによる全体特性G10はG10’(一点鎖線)へ変化する。従って、制御電圧V1時のG10’の周波数がfvco1になる。次に、図3Bにおいて、動作基準電圧制御部9は、制御電圧V2が選択されている時、分周部6から出力される分周信号の周波数が目標周波数fvco2になるように、動作基準電圧Vref2を調整する。このとき、周波数特性G2はG2’ (点線)へ変化し、これによる全体特性G10’はG10''(二点鎖線)へ変化する。従って、制御電圧V2時のG10''の周波数がfvco2になる。
このようにして、複数の制御電圧V1〜V3に対応した各々の目標周波数を満足するように動作基準電圧制御部9が出力する複数の動作基準電圧Vref1〜Vref3を調整した後、その動作基準電圧Vref1〜Vref3を保持してPLL動作を行うと、発振周波数のみならず、VCO5に入力される制御電圧を可変した時の制御感度を所望の値に設定することができる。
なお、図3Bにおいて、動作基準電圧Vref2の調整に伴う周波数特性G2からG2’への変化によって制御電圧V1の時の周波数に影響を及ぼさないように制御電圧V2を設定すると、全体特性G10からG10’へ一度調整された制御電圧V1での周波数fvco1は、全体特性G10’からG10''への変化において再調整不要である。
また、周波数検出部8の比較結果によって、動作基準電圧Vref2の調整時に、初期状態から一定値以上変化させる必要が生じた時に、その比較結果に対応して動作基準電圧Vref1の値を補正するようにしておけばよい。こうすれば、補正しない時に周波数特性G2からG2’への変化によって制御電圧V1時の周波数に影響を及ぼす場合であっても、全体特性G10からG10’への変化において一度調整された制御電圧V1での周波数fvco1は、全体特性G10’からG10''への変化において保持することが可能となる。
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、特許文献2等で提案されている従来の周波数補正機能を維持しつつ、制御感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない周波数シンセサイザを実現することができる。
なお、上記第1の実施形態では、周波数シンセサイザの動作ON/OFFの切り換えをシリアル入力信号で行っている場合を説明したが、パラレル入力信号で行ってもよい。
また、制御電圧切り換え部7で切り換える動作基準電圧がVref1〜Vref3の3つである場合を説明しているが、この動作基準電圧は要求される周波数特性の線形性に応じて2つ以上の任意の数で最適に選択することが可能である。例えば、動作基準電圧を周波数特性の上限値及び下限値に対応するVref1及びVref2の2つに設定した場合、構成や制御は容易になるが、動作基準電圧Vref1とVref2との間の非線形性を補正できない。一方、動作基準電圧を多く設定すると、動作基準電圧Vref1とVref2との間の非線形性を細かく補正できるが、構成や制御は大規模になる。
〔第2の実施形態〕
図4は、本発明の第2の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図である。図4において、第2の実施形態に係る周波数シンセサイザは、基準信号発生部1と、位相/周波数比較部2と、チャージポンプ部3と、ループフィルタ部4と、VCO5と、分周部6と、制御電圧切り換え部7と、周波数検出部8と、動作基準電圧制御部29と、タイミング制御部10と、分周比制御部11と、シリアルデコード/ラッチ部12と、電圧差分割部23とを備える。
図4で分かるように、第2の実施形態に係る周波数シンセサイザは、上記第1の実施形態に係る周波数シンセサイザと比べて、動作基準電圧制御部29及び電圧差分割部23の構成が異なる。なお、第2の実施形態に係る周波数シンセサイザの他の構成は、上記第1の実施形態に係る周波数シンセサイザと同じであり同一の参照符号を付して説明を省略する。
動作基準電圧制御部29は、周波数検出部8で生成された誤差信号を入力し、可変容量素子VC51及びVC52の動作基準電圧Vref1、及び可変容量素子VC55及びVC56の動作基準電圧Vref2を出力する。電圧差分割部23は、直列に接続された抵抗R231及びR232を含み、抵抗R231の一方端が動作基準電圧Vref1に、抵抗R232の一方端が動作基準電圧Vref2にそれぞれ接続される。そして、抵抗R231の他方端と抵抗R232の他方端との接続点は、可変容量部51のバイアス抵抗R53及びR54に接続され、この接続点に現れる分圧電圧が動作基準電圧Vref3として可変容量素子VC53及びVC54に供給される。
この動作基準電圧Vref3は、下記の式(1)で求められる。
Vref3 =(R232×Vref1+R231×Vref2)/(R231+R232) …(1)
特に、抵抗R231と抵抗R232との値が同じ場合には、下記の式(2)となる。
Vref3 =(Vref1+Vref2)/2 …(2)
動作基準電圧Vref1及びVref2を、可変容量素子VC51〜VC56に与える動作基準電圧の最大値及び最小値の設定に用いれば、動作基準電圧Vref3は動作基準電圧Vref1及びVref2の変化に連動させることができる。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る周波数シンセサイザによれば、動作基準電圧制御部9からの出力が動作基準電圧Vref1及びVref2の2つでよいため、簡単な構成でVCO5の制御電圧を可変した時の制御感度を所望の値に設定することができる。
なお、ノイズ除去のために、抵抗R231の他方端と抵抗R232の他方端との接続点と接地との間にコンデンサを挿入してもよい。また、動作基準電圧制御部29と電圧差分割部23とを別構成で説明しているが、動作基準電圧制御部として1つの構成にしてもよい。
〔第3の実施形態〕
図5は、本発明の第3の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図である。図5において、第3の実施形態に係る周波数シンセサイザは、基準信号発生部1と、位相/周波数比較部2と、チャージポンプ部3と、ループフィルタ部4と、VCO35と、分周部6と、制御電圧切り換え部7と、周波数検出部8と、動作基準電圧制御部39と、タイミング制御部10と、分周比制御部11と、シリアルデコード/ラッチ部12と、固定容量値制御部34とを備える。VCO35は、インダクタL51及びL52と、可変容量部51と、固定容量値切り換え部53と、トランジスタM51及びM52と、電流源I51とを備える。
図5で分かるように、第3の実施形態に係る周波数シンセサイザは、上記第1の実施形態に係る周波数シンセサイザと比べて、動作基準電圧制御部39、固定容量値制御部34及び固定容量値切り換え部53の構成が異なる。なお、第3の実施形態に係る周波数シンセサイザの他の構成は、上記第1の実施形態に係る周波数シンセサイザと同じであり同一の参照符号を付して説明を省略する。
動作基準電圧制御部39は、周波数検出部8で生成された誤差信号を入力し、可変容量素子VC53及びVC54の動作基準電圧Vref3、及び可変容量素子VC55及びVC56の動作基準電圧Vref2を出力する。動作基準電圧Vref1は、固定値である。固定容量値切り換え部53は、容量C71〜C76及びスイッチS71〜S76により構成され、固定容量値制御部34の制御信号に基づいてスイッチS71〜S76のオン/オフ状態を切り換える。VCO35の発振周波数は、インダクタL51及びL52と、インダクタL51及びL52に並列な容量成分で決定される。このため、スイッチS71〜S76がオン状態の時には、容量C71〜C76が接続されて発振周波数に寄与するが、オフ状態の時には、発振周波数に寄与する実効容量値は非常に小さくなる。
以下、上記構成による第3の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。
第3の実施形態に係る周波数シンセサイザは、まず、制御電圧V1が選択されている時に、分周部6から出力される分周信号の周波数が目標周波数fvco1になるように、固定容量値制御部34によって固定容量値切り換え部53の実効容量値を変化させることに特徴がある。そしてその後、制御電圧V2及びV3に対応した各々の目標周波数fvco2及びfvco3を満足するように動作基準電圧制御部39が出力する複数の動作基準電圧Vref2及びVref3を調整する。この動作によって、調整した動作基準電圧Vref2及びVref3を保持してPLL動作を行うと、第1及び第2の実施形態と同様に、発振周波数のみならず、VCO35に入力される制御電圧を可変した時の制御感度を所望の値に設定することができる。
今、周波数シンセサイザの動作をOFF状態からON状態へ変化させるシリアル入力信号が、シリアルデコード/ラッチ部12に与えられた場合を考える。
まず、シリアルデコード/ラッチ部12からタイミング制御部10へ、周波数シンセサイザの動作をON状態にする情報が通知される。この通知を受けて、タイミング制御部10は、VCO35へ制御電圧V1が入力されるように、制御電圧切り換え部7の切り換えを制御する。分周部6は、分周比M1=fvco1/fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M1=fref になるように、固定容量値切り換え部53の実効容量値を変化させる。以後、VCO35へ制御電圧V2及びV3が入力された時に動作基準電圧Vref2及びVref3を求める動作は、上記第1の実施形態で説明した通りである。
図6Aを参照して、固定容量値切り換え部53の実効容量値の調整方法を説明する。図6A及び図6Bは、VCO35における制御電圧−発振周波数の特性を示す図である。図5に示されるように、固定容量値制御部34によって固定容量値切り換え部53の実効容量値が3ビットで制御され、各制御電圧V1〜V3に対する周波数可変特性をBAND000〜BAND111で表すと、図6Aのようになる。すなわち、制御電圧V1時のVCO35の発振周波数fvoc の目標周波数がfvco1になるように、最適な可変特性が選択される。図6Aの例では、BAND001が最適値であり、固定容量値切り換え部53の実効容量値はBAND001で確定して検出処理が終了する。図7は、第3の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作例を示すタイミングチャートである。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る周波数シンセサイザによれば、制御電圧V1に対する目標周波数fvco1の設定を、動作基準電圧Vref の調整ではなく、VCO35が有する固定容量値切り換え部53の実効容量値を調整することで行う。これにより、VCO35の制御電圧を可変した時の制御感度を所望の値に設定することができる。
なお、上記第3の実施形態では、制御電圧V1の時の目標周波数fvco1を、固定容量値切り換え部53の実効容量値の変化で調整し、動作基準電圧Vref1の調整を不要としている。しかし、ビット数が少なく各BANDでの固定容量値切り換え部53の実効容量値の変化量が大きい場合、制御電圧V1の時の目標周波数fvco1の調整を、まず固定容量値制御部34で粗調整した後、動作基準電圧Vref1で微調整する構成にしてもよい。この場合の周波数シンセサイザは、図8に示す回路構成となり、図9に示す動作を行うことになる。
〔第4の実施形態〕
図10は、本発明の第4の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図である。図10において、第4の実施形態に係る周波数シンセサイザは、基準信号発生部1と、変調信号作成部41と、位相/周波数比較部2と、チャージポンプ部3と、ループフィルタ部4と、VCO45と、分周部6と、第1の制御電圧切り換え部7と、第2の制御電圧切り換え部47と、周波数検出部8と、動作基準電圧制御部9と、タイミング制御部10と、分周比制御部11と、シリアルデコード/ラッチ部12と、固定容量値制御部34とを備える。VCO45は、インダクタL51及びL52と、第1の可変容量部51と、第2の可変容量部52と、固定容量値切り換え部53と、トランジスタM51及びM52と、電流源I51とを備える。
図10で分かるように、第4の実施形態に係る周波数シンセサイザは、上記第1の実施形態に係る周波数シンセサイザと比べて、変調信号作成部41、第2の制御電圧切り換え部47、固定容量値制御部34、第2の可変容量部52及び固定容量値切り換え部53の構成が異なる。なお、第4の実施形態に係る周波数シンセサイザの他の構成は、上記第1及び第3の実施形態に係る周波数シンセサイザと同じであり同一の参照符号を付して説明を省略する。
第2の可変容量部52は、両端に印加される電圧によりその容量値が変化する可変容量素子VC61〜VC66、可変容量素子VC61〜VC66の各片端に接続される直流分を遮断するための容量C61〜C66、及び可変容量素子VC61〜VC66の動作基準電圧を伝達するバイアス抵抗R61〜R66とで構成される。動作基準電圧制御部9は、周波数検出部8で生成された誤差信号を入力し、可変容量素子VC61及びVC62の動作基準電圧Vref11 、可変容量素子VC65及びVC66の動作基準電圧Vref12 、及び可変容量素子VC63及びVC64の動作基準電圧Vref13 を出力する。制御電圧切り換え部7は、ループフィルタ部4から出力される電圧と制御電圧(図10の例ではV1)とを入力し、いずれかを選択的に切り換えて第1の制御電圧としてVCO45の第1の可変容量部51へ出力する。変調信号作成部41は、所定の変調用信号を生成する。第2の制御電圧切り換え部47は、変調信号作成部41で作成された変調用信号と、複数の制御電圧(図10の例ではV11〜V13)とを入力し、いずれか1つを選択的に切り換えて第2の制御電圧としてVCO45の第2の可変容量部52へ出力する。動作基準電圧Vref1〜Vref3は、固定値である。
以下、上記構成による第4の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。
今、周波数シンセサイザの動作をOFF状態からON状態へ変化させるシリアル入力信号が、シリアルデコード/ラッチ部12に与えられた場合を考える。タイミング制御部10は、VCO45の第1の可変容量部51へ第1の制御電圧V1が入力されるように、制御電圧切り換え部7の切り換えを制御し、VCO45の第2の可変容量部52へ第2の制御電圧V11が入力されるように、第2の制御電圧切り換え部47の切り換えを制御する。第1の制御電圧V1及び第2の制御電圧V11が入力された時のVCO45の発振周波数fvco の目標周波数をfvco1とすると、分周部6は、分周比M1がM1=fvco1/fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M1=fref 、すなわちVCO45の周波数がfvco =fref *M1=fvco1になるように、VCO45の動作基準電圧Vref11 を変化させる。
VCO45の周波数が目標のfvco1になり、その時の動作基準電圧Vref11 が確定すると、次に、タイミング制御部10は、VCO45の第2の可変容量部52へ第2の制御電圧V12が入力されるように、第2の制御電圧切り換え部47の切り換えを制御する。第2の制御電圧V12が入力された時のVCO45の発振周波数fvco の目標周波数をfvco12 とすると、分周部6は、分周比M12がM12=fvco12 /fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M12=fref 、すなわちVCO45の周波数がfvco =fref *M12=fvco12 になるように、VCO45の動作基準電圧Vref12 を変化させる。
VCO45の周波数が目標のfvco12 になり、その時の動作基準電圧Vref12 が確定すると、次に、タイミング制御部10は、VCO45の第2の可変容量部52へ第2の制御電圧V13が入力されるように、第2の制御電圧切り換え部47の切り換えを制御する。第2の制御電圧V13が入力された時のVCO45の発振周波数fvco の目標周波数をfvco13 とすると、分周部6は、分周比M13がM13=fvco13 /fref となるように分周比制御部11によって制御される。周波数検出部8は、分周部6から出力される分周信号の周波数と基準信号発生部1から出力される基準信号の周波数とを比較し、分周部6から出力される分周信号の周波数がfvco /M13=fref 、すなわちVCO45の周波数がfvco =fref *M13=fvco13 になるように、VCO45の動作基準電圧Vref13 を変化させる。
図11は、第4の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作例を示すタイミングチャートである。
以上のように、本発明の第4の実施形態によれば、特許文献2等で提案されている従来の周波数補正機能を維持しつつ、制御感度及び変調感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない周波数シンセサイザを実現することができる。
なお、上記第4の実施形態では、第1の可変容量部51の第1の制御電圧V1に対する発振周波数(感度)の調整はしない構成を説明したが、上記第1の実施形態で述べたように、第1の制御電圧V1〜V3を順次切り換えてVCO45に印加し、動作基準電圧Vref1〜Vref3をそれぞれ求める構成にしてもよい。この場合、動作基準電圧Vref1〜Vref3を調整した後に、動作基準電圧Vref11 〜Vref13 を調整するようにすれば、双方の動作基準電圧を所望の値に適切に調整することができる。
また、固定容量値制御部34及び固定容量値切り換え部53は、必須の構成ではない。また、動作基準電圧Vref13 に、動作基準電圧Vref11 と動作基準電圧Vref12 との間で抵抗分割した分圧電圧を用いてもよい。
なお、上記第1〜第4の実施形態では、VCO5、35及び45における第1の可変容量部51又は第2の可変容量部52の構成が、それぞれ、可変容量素子VC51とVC52、VC53とVC54、及びVC55とVC56の3ペア、又は可変容量素子VC61とVC62、VC63とVC64、及びVC65とVC66の3ペアである場合を説明した。しかし、このペアの数は3つに限られるものではなく、所望する周波数特性に応じて2つや4つ以上であっても構わない。
〔無線通信機器の実施例1〕
図12は、本発明の第1〜第4の実施形態に係る周波数シンセサイザを用いた無線通信機器100の回路構成例を示す図である。図12において、この無線通信機器100は、アンテナ120と、増幅回路101と、周波数変換回路102と、周波数シンセサイザ103とで構成される。従って、この無線通信機器100は、受信回路を構成する。
アンテナ120で受信されたRF信号は、増幅回路101で増幅される。周波数シンセサイザ103は、上記第1〜第4の実施形態で説明した周波数シンセサイザのいずれかであり、局部発振信号を生成する。周波数変換回路102は、周波数シンセサイザ103で生成された局部発振信号を用いて、増幅回路101で増幅されたRF信号を受信ベースバンド信号に変換する。ここで、周波数シンセサイザ103は、上述したように、周波数シンセサイザ103の発振周波数のみならず、制御感度が所望の値に設定されている。従って、この無線通信機器100によれば、周波数シンセサイザ103の制御感度及び変調感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない機器を実現することができる。
〔無線通信機器の実施例2〕
図13は、本発明の第1〜第4の実施形態に係る周波数シンセサイザを用いた無線通信機器200の回路構成例を示す図である。図13において、この無線通信機器200は、アンテナ220と、増幅回路201と、周波数変換回路202と、周波数シンセサイザ203とで構成される。従って、この無線通信機器200は、送信回路を構成する。
周波数シンセサイザ203は、上記第1〜第4の実施形態で説明した周波数シンセサイザのいずれかであり、局部発振信号を生成する。周波数変換回路202は、周波数シンセサイザ203で生成された局部発振信号を用いて、入力される送信ベースバンド信号をRF信号に変換する。増幅回路201は、変換されたRF信号を増幅してアンテナ220から送信する。ここで、周波数シンセサイザ203は、上述したように、周波数シンセサイザ203の発振周波数のみならず、制御感度が所望の値に設定されている。従って、この無線通信機器200によれば、周波数シンセサイザ203の制御感度及び変調感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けることがない機器を実現することができる。
本発明の周波数シンセサイザは、移動体通信分野等に利用可能であり、特に特許文献2等で提案されている従来の周波数補正機能を維持しつつ、制御感度が製造ばらつきや温度又は電源電圧等の変動による影響を受けさせたくない場合等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明するタイミングチャート 本発明の第1の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明するタイミングチャート 図1のVCO5における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 図1のVCO5における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 本発明の第2の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図 本発明の第3の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図 図5のVCO35における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 図5のVCO35における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 本発明の第3の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明するタイミングチャート 本発明の第3の実施形態を応用した周波数シンセサイザ回路構成を示す図 本発明の第3の実施形態を応用した周波数シンセサイザの動作を説明するタイミングチャート 本発明の第4の実施形態に係る周波数シンセサイザの回路構成を示す図 本発明の第4の実施形態に係る周波数シンセサイザの動作を説明するタイミングチャート 本発明の第1〜第4の実施形態に係る周波数シンセサイザを用いた無線通信機器100の回路構成例を示す図 本発明の第1〜第4の実施形態に係る周波数シンセサイザを用いた無線通信機器200の回路構成例を示す図 従来の周波数シンセサイザの回路構成を示す図 図14のVCO505における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 図14のVCO505における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 図14のVCO505における制御電圧−発振周波数の特性を示す図 図14のVCO505における制御電圧−発振周波数の特性を示す図
符号の説明
1、501 基準信号発生部
2、502 位相/周波数比較部
3、503 チャージポンプ部
4、504 ループフィルタ部
5、35、45、505 電圧制御発振部(VCO)
6、506 分周部
7、47 制御電圧切り換え部
8 周波数検出部
9、29、39、509 動作基準電圧制御部
10 タイミング制御部
11、511 分周比制御部
12、512 シリアルデコード/ラッチ部
23 電圧差分割部
34 固定容量値制御部
51、52、551 可変容量部
53 固定容量値切り換え部
16 変調信号作成部
100、200 無線通信機器
101、201 増幅回路
102、202 周波数変換回路
103、203 周波数シンセサイザ
120、220 アンテナ
C51〜C56、C61〜C66、C71〜C76、C551〜C556 容量
I51、I551 電流源
L51、L52、L551、L552 インダクタ
M51、M52、M551、M552 トランジスタ
R51〜R56、R61〜R66、R231、R232、R551〜R556 抵抗
S71〜S76 スイッチ
VC51〜VC56、VC61〜VC62、VC551〜VC556 可変容量素子

Claims (11)

  1. 半導体集積回路に用いられる周波数シンセサイザであって、
    素子両端に印加される制御電圧に応じて容量値が変化する複数の可変容量素子を含む可変容量部を備え、当該制御電圧と所定の複数の動作基準電圧とに基づく発振周波数の信号を出力する電圧制御発振部と、
    前記電圧制御発振部が出力する信号を所定の分周比で分周する分周部と、
    前記分周部で分周された信号と所定の基準信号とを比較し、その比較結果に基づいて前記電圧制御発振部の発振周波数を帰還制御するための電圧を生成する電圧生成部と、
    前記電圧生成部で生成された電圧と、値が異なる複数の固定電圧とを入力し、いずれか1つの電圧を選択的に切り換えて、前記制御電圧として前記電圧制御発振部へ出力する制御電圧切り換え部と、
    前記分周部で分周された信号の周波数と所定の基準信号の周波数とを比較して、当該比較結果に基づいた誤差信号を生成する周波数検出部と、
    前記周波数検出部で生成された誤差信号に従って、前記複数の可変容量素子に供給する複数の動作基準電圧をそれぞれ可変する動作基準電圧制御部と、
    前記制御電圧切り換え部における選択する電圧の指示及び切り換えの動作タイミング、前記周波数検出部の動作タイミング、及び前記動作基準電圧制御部における可変する動作基準電圧の指示及び動作タイミングを、それぞれ制御するタイミング制御部とを備える、周波数シンセサイザ。
  2. 前記動作基準電圧制御部は、いずれか2つの動作基準電圧間に直列挿入される複数の抵抗を備え、
    前記複数の抵抗で分圧される電圧を動作基準電圧の少なくとも1つとして前記複数の可変容量素子に供給することを特徴とする、請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  3. 前記電圧制御発振部は、前記可変容量部に固定容量を付加して電圧制御発振部の容量値を切り換える固定容量値切り換え部を含み、
    前記タイミング制御部による制御に従って、前記固定容量値切り換え部が前記可変容量部に付加する固定容量値を制御する固定容量値制御部をさらに備える、請求項1又は2に記載の周波数シンセサイザ。
  4. 半導体集積回路に用いられる周波数シンセサイザであって、
    素子両端に印加される第1の制御電圧に応じて容量値が変化する複数の可変容量素子を含む第1の可変容量部と、素子両端に印加される第2の制御電圧に応じて容量値が変化する複数の可変容量素子を含む第2の可変容量部とを備え、当該第1及び第2の制御電圧と所定の複数の動作基準電圧とに基づく発振周波数の信号を出力する電圧制御発振部と、
    前記電圧制御発振部の第1の可変容量部が出力する信号を所定の分周比で分周する分周部と、
    前記分周部で分周された信号と所定の基準信号とを比較し、その比較結果に基づいて前記電圧制御発振部の発振周波数を帰還制御するための電圧を生成する電圧生成部と、
    前記電圧生成部で生成された電圧と固定電圧とを入力し、いずれか1つの電圧を選択的に切り換えて、前記第1の制御電圧として前記電圧制御発振部へ出力する第1の制御電圧切り換え部と、
    所定の変調信号電圧と、値が異なる複数の固定電圧とを入力し、いずれか1つの電圧を選択的に切り換えて、前記第2の制御電圧として前記電圧制御発振部へ出力する第2の制御電圧切り換え部と、
    前記分周部で分周された信号の周波数と所定の基準信号の周波数とを比較して、当該比較結果に基づいた誤差信号を生成する周波数検出部と、
    前記周波数検出部で生成された誤差信号に従って、前記第2の可変容量部の複数の可変容量素子に供給する複数の動作基準電圧をそれぞれ可変する動作基準電圧制御部と、
    前記第1及び第2の制御電圧切り換え部における選択する電圧の指示及び切り換えの動作タイミング、前記周波数検出部の動作タイミング、及び前記動作基準電圧制御部における可変する動作基準電圧の指示及び動作タイミングを、それぞれ制御するタイミング制御部とを備える、周波数シンセサイザ。
  5. 前記動作基準電圧制御部は、いずれか2つの動作基準電圧間に直列挿入される複数の抵抗を備え、
    前記複数の抵抗で分圧される電圧を動作基準電圧の少なくとも1つとして前記複数の可変容量素子に供給することを特徴とする、請求項4に記載の周波数シンセサイザ。
  6. 前記電圧制御発振部は、前記可変容量部に固定容量を付加して電圧制御発振部の容量値を切り換える固定容量値切り換え部を含み、
    前記タイミング制御部による制御に従って、前記固定容量値切り換え部が前記可変容量部に付加する固定容量値を制御する固定容量値制御部を備える、請求項4又は5に記載の周波数シンセサイザ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の周波数シンセサイザを含んだ受信回路と、受信アンテナとを備える、無線通信機器。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の周波数シンセサイザを含んだ送信回路と、送信アンテナとを備える、無線通信機器。
  9. 電圧に応じて容量値が変化する可変容量素子に供給する制御電圧及び動作基準電圧を制御することで、周波数シンセサイザの出力信号を制御する方法であって、
    値が異なる複数の制御電圧を所定の順で切り換えて、前記可変容量素子へ与えるステップと、
    前記複数の制御電圧のうちの第1の制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が第1の制御電圧に予め定められた第1の目標周波数と一致するように、対応する動作基準電圧を調整するステップと、
    前記第1の制御電圧について動作基準電圧を調整した後、前記複数の第1の制御電圧以外の少なくとも1つの制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が少なくとも1つの制御電圧に予め定められた目標周波数と一致するように、対応する動作基準電圧を調整するステップと、
    前記少なくとも1つの制御電圧について動作基準電圧を調整した後、調整した全ての動作基準電圧を保持してPLL動作を行うステップとを備える、制御方法。
  10. 前記制御電圧を第1の値に設定して、その時の周波数シンセサイザの出力信号の周波数を第1の周波数として検出するステップと、
    第1の動作基準電圧を可変して所望の周波数に調整するステップと、
    前記第1の動作基準電圧を調整した後、前記制御電圧を第2の値に設定して、その時の周波数シンセサイザの出力信号の周波数を第2の周波数として検出するステップと、
    第2の動作基準電圧を可変して所望の周波数に調整するステップと、
    前記第2の動作基準電圧を可変することによる前記第1の周波数の変化を、前記第1の動作基準電圧を調整することによって補正する、請求項9に記載の制御方法。
  11. 固定容量値の切り換え制御、及び電圧に応じて容量値が変化する可変容量素子に供給する制御電圧及び動作基準電圧を制御することで、周波数シンセサイザの出力信号を制御する方法であって、
    値が異なる複数の制御電圧を所定の順で切り換えて、前記可変容量素子へ与えるステップと、
    前記複数の制御電圧のうちの第1の制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が第1の制御電圧に予め定められた第1の目標周波数と一致するように、固定容量値の切り換えを調整するステップと、
    前記第1の制御電圧について固定容量値の切り換えを調整した後、前記複数の第1の制御電圧以外の少なくとも1つの制御電圧について、周波数シンセサイザの出力信号の周波数が少なくとも1つの制御電圧に予め定められた目標周波数と一致するように、対応する動作基準電圧を調整するステップと、
    前記少なくとも1つの制御電圧について動作基準電圧を調整した後、調整した全ての動作基準電圧を保持してPLL動作を行うステップとを備える、制御方法。

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