JP2007156981A - 入力受付装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 使用言語を選択可能な入力受付装置に、文字列の入力を新規に受け付ける場合(S11のY)には、上記使用言語として選択されている言語の文字の入力を受け付けさせ、既に入力されている文字列の編集を受け付ける場合には、その既に入力されている文字列がASCIIで規定される文字のみを含む場合(S12のY)、上記使用言語として選択されている言語の文字の入力を受け付けさせ、既に入力されている文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合、その文字に応じた言語の文字の入力を受け付けさせるようにした(S13〜S15)。
【選択図】 図6
Description
また、このような装置において文字の入力を受け付ける場合、表示に使用している言語と入力を受け付ける言語が一致しないとユーザの利便性を損ねるため、文字列の入力を新規に受け付ける場合には、表示に使用している言語の文字の入力を受け付けるようにしていた。
しかし、常にこのような対応を行うとすると、別の問題が生じる。すなわち、既に入力されている文字列の文字が、ASCIIで規定される範囲の文字列のみであった場合、文字列から言語を特定できないため、入力の受付に適した言語を選択し難いという問題が生じるのである。
さらに、上記第1及び第2の入力受付手段に、文字の入力受付中に上記使用言語が新たに選択された場合、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合には、それまで入力を受け付けていた言語の文字の入力受付を続け、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含まない場合には、入力を受け付ける文字を、上記新たに選択された使用言語の文字に変更する手段を設けるとよい。
さらに、上記入力受付装置に、文字の入力受付中に上記使用言語が新たに選択された場合、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合には、入力を受け付ける言語は変更させず、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含まない場合には、入力を受け付ける文字を、上記新たに選択された使用言語の文字に変更させるようにするとよい。
まず、図1に、この発明の入力受付装置の制御方法により制御する入力受付装置の例であり、この発明の入力受付装置の実施形態である情報処理装置のハードウェア構成を示す。
この図に示すように、この情報処理装置100は、CPU101,ROM102,RAM103,HDD(ハードディスクドライブ)104,パネルI/F(インタフェース)105,通信I/F107を備え、これらはシステムバス108により接続されている。また、操作パネル106を、パネルI/F105に接続して設けている。
ROM102は、不揮発性の記憶手段であり、CPU101が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM102を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
RAM103は、一時的に使用するデータを記憶したり、CPU101のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
パネルI/F105は、操作パネル106をシステムバス108に接続し、CPU101から制御できるようにするためのインタフェースである。
図2に、使用言語の選択を行うための使用言語選択画面の例を示す。
ユーザは、操作パネル106において所定の操作を行うことにより、操作パネル106のLCDに、図2に示すような使用言語選択画面110をポップアップ表示させることができる。この操作は、ハードウェアキーを用いるものとしても、LCDに表示させるソフトウェアキーを用いるものとしてもよい。
また、取消ボタン112を押下すれば、使用言語を変更せずにもとの画面に戻ることができる。
この蓄積文書一覧画面120は、HDD104に記憶している文書の一覧を表示すると共に、その文書に対する指示を受け付けるための画面である。
そして、文書の情報としては、文書名表示部122に文書名(ファイル名)を、日時表示部123に文書の作成日時又は登録日時を表示する。
また、終了ボタン128を押下した場合、文書一覧モードの終了を指示し、文書一覧モード画面120から抜けることができる。
しかし、文書名については、ユーザが任意に設定できるようにしているため、選択されている使用言語とは関係なく、ユーザが設定した文書名がそのまま表示される。従って、1つの画面に種々の言語のファイル名が表示されることもあり得る。
この情報処理装置100は、このように種々の言語を使用可能な場合において、文字の入力を受け付ける際の、入力を受け付ける言語の選択方式に特徴を有する。そこで、次にこの点について説明する。
情報処理装置100においては、文字列の入力は、操作パネル106のLCDに図4や図5に示すようなソフトウェアキーボードの画面を表示して受け付けるようにしている。ユーザは、その画面上のキーの位置にタッチすることにより、そのキーと対応する文字を入力することができる。
そして、この画面では、キーボード部131のうちユーザがタッチしたキーに応じた文字を、入力文字表示部132に表示し、ユーザが入力完了後にOKボタン133を押下した場合に、入力を確定させる。また、既に入力されている文字列の編集を受け付ける場合には、その文字列は、キーボード画面130を表示する時点で入力文字表示部132に表示する。
また、ユーザが取消ボタン134を押下すると、それまで入力した文字を全てクリアして、前の画面に戻る。シフトボタン135を押下すると、キーボード部131に表示される文字を変え、大文字や記号を入力できる状態にする。
このキーボード画面130では、英語のアルファベットは全て入力することができる。
この画面でも、キーボード部141のうちユーザがタッチしたキーに応じた文字を、入力文字表示部142に表示する。OKボタン143及び取消ボタン144については、図4の場合と同様である。
そして、情報処理装置100は、文字列の入力を受け付ける際に、どの言語のソフトウェアキーボード画面を表示させるかにより、入力を受け付ける文字の言語を定めることができる。
CPU101は、操作パネル106において文字列の入力受付が必要な操作がなされると、図6のフローチャートに示す処理を開始する。
なお、文字列の入力受付が必要な操作としては、例えば、図3に示した蓄積文書一覧画面において、文書名変更が指示された場合が挙げられる。この場合には、情報処理装置100は、現在の文書名の編集指示を受け付ける。また、図には示していないが、文書の新規記憶の指示があった場合には、文書名の入力を新規に受け付ける。
ステップS11でNOであれば、ステップS12に進み、入力を受け付ける項目の文字列に含まれるのがASCIIで規定される文字のみか否か判断する。
そして、使用できれば、ステップS15で、ステップS13で取得した文字コードセットの文字の入力を受け付けるためのソフトウェアキーボードを表示パネル106に表示し、文字の入力受付を開始する。また、使用できない場合は、ステップS16で、ASCIIで規定される範囲の文字の入力を受け付けるためのソフトウェアキーボードを表示し、文字の入力受付を開始する。
どちらの場合も、ここでこのフローチャートに示す処理を終了するが、ソフトウェアキーボードの制御に関する処理等は、別の処理として引き続き実行する。
その後、ステップS22で、ステップS21で取得した言語の文字の入力を受け付けるためのソフトウェアキーボードを使用できるか否か判断する。この場合において、1つのソフトウェアキーボードで複数の言語の文字の入力を受け付けることができる場合もある。例えば、「ISO-8859-1 (Latin-1)」で規定される文字の入力を受け付けることができるソフトウェアキーボードであれば、英語,フランス語,ドイツ語を始めとする複数の言語の文字の入力を受け付けることができる。
どちらの場合も、ここでこのフローチャートに示す処理を終了するが、ソフトウェアキーボードの制御に関する処理等は、別の処理として引き続き実行する。
以上の処理において、CPU101が、第1及び第2の入力受付手段として機能する。
また、既に入力されている文字列の編集を受け付ける場合には、ASCIIで規定される範囲の文字以外については、複数の文字コードセットにまたがった文字を1つの文字列に含めることができないため、基本的には、既に入力されている文字列に応じた言語の入力を受け付けるようにしている。
そこで、上述の処理においては、入力を受け付けるべき言語の文字の入力を受け付けるためのソフトウェアキーボードを利用できない場合には、どのコードセットを用いている文字列にも追加可能な、ASCIIで規定される範囲の文字の入力を受け付けさせるようにし、この範囲の文字だけでも入力できるようにして、ユーザの利便性を向上させている。
この場合、文字列のデータそのものからは、これがどの言語のソフトウェアキーボードで入力されたかがわからない可能性もある。しかし、文字列の編集時に、文字列そのものや、編集後の文字列を登録する項目等と対応させて、文字列の言語を示す情報を記憶させておくようにすれば、ステップS13でこの情報を参照して入力を受け付ける項目の文字列の言語を特定し、ステップS15でその言語のソフトウェアキーボードを表示することもできる。
CPU101は、ソフトウェアキーボードの使用中に、図2に示した使用言語選択画面110において使用言語の変更が指示されると、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
また、ソフトウェアキーボードが表示された状態で、ユーザが表示中のソフトウェアキーボードでは入力できない言語の文字の入力を行おうとした場合、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含まなければ、単に使用言語の設定を変更するのみで、ソフトウェアキーボードの言語を切り替えることができる。従って、一度ソフトウェアキーボードを閉じた後、所望の言語に切り替え、再度ソフトウェアキーボードを開く操作が必要がなく、高い操作性を得ることができる。
例えば、この発明は、ハードウェアキーボードを有しない端末装置等に適用すると特に効果的であるが、使用言語の選択や、文字入力の受け付けを、ハードウェアキーにより行うようにしてもよい。この場合でも、押下するキーと、その押下により入力が受け付けられる文字との対応関係を変更すれば、複数の言語を選択的に切り替えてその言語の文字の入力を受け付ける手段として機能させることができる。
また、この発明は、使用言語を選択指示に応じて切り替える機能と、文字の入力を受け付ける機能とを有する任意の装置に適用可能であることはもちろんであるが、より具体的な適用例としては、以下に示すような画像形成装置に適用することも可能である。
図9に示すように、この画像形成装置10は、自動原稿送り装置(ADF)20,画像読取ユニット30,画像形成ユニット40を備える。
そして、ADF20は、読み取り開始が指示された場合に、原稿台21上に載置された原稿束を、一番下の原稿から順に給送ローラ22,給送ベルト23によってコンタクトガラス24上の所定の位置に給送する。また、一枚の原稿給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能もしている。
そして、画像読取ユニット30によって読み取ったり、HDD等の記憶手段から読み出したり、外部から受信したデータに基づいて描画したりした画像データに基づき、書き込みユニット49からのレーザによって感光体48に画像を書き込み、現像ユニット50によりトナー像を形成する。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、給紙トレイ41〜43から給紙し作像した転写紙を排紙トレイ54側に導かないで、両面入紙搬送路55に搬送し、反転ユニット56でスイッチバック反転し両面搬送ユニット57に送る。両面搬送ユニット57に送った用紙は、再度縦搬送ユニット47に送って裏面に画像を形成した後排紙する。
感光体48,搬送ベルト51,定着ユニット52,排紙ユニット53,現像ユニット50は図示しないメインモータによって駆動し、各給紙装置41〜43はメインモータの駆動を図示しない給紙クラッチによって伝達して駆動する。縦搬送ユニット47はメインモータの駆動を図示しない中間クラッチによって伝達して駆動する。
図10に示すように、操作パネル60は、液晶タッチパネル61,テンキー62,クリア/ストップキー63,スタートキー64,予熱キー65,初期設定キー66,機能選択キー群67を備える。
そして、液晶タッチパネル61には、画像形成装置10に対する動作指示を受け付けたり、画像形成装置10の状態を表示したりするためのGUI画面を表示する。
また、機能選択キー群67の各キーにより、画像形成装置10に実行させるアプリケーションを選択することができ、液晶タッチパネル61には、選択したアプリケーションの画面が表示される。
予熱キー65を押下すると、装置を待機状態から電力低減状態に移行させ、定着温度を低下させたり、操作パネル60の表示を消灯させたりすることができる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
従って、この発明を適用することにより、入力受付装置の操作性を向上させることができる。
102:ROM、103:RAM、104:HDD、105:パネルI/F、
106:操作パネル、107:通信I/F、108:システムバス、
110:使用言語選択画面、120:蓄積文書一覧画面、
130,140:キーボード画面、131,141:キーボード部、
132,142:入力文字表示部
Claims (6)
- 使用言語を選択指示に応じて切り替える手段と、
文字列の入力を新規に受け付ける場合に、前記使用言語として選択されている言語の文字の入力を受け付ける第1の入力受付手段と、
既に入力されている文字列の編集を受け付ける場合に、前記既に入力されている文字列がASCIIで規定される文字のみを含む場合、前記使用言語として選択されている言語の文字の入力を受け付け、前記既に入力されている文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合、その文字に応じた言語の文字の入力を受け付ける第2の入力受付手段とを有する入力受付装置。 - 請求項1記載の入力受付装置であって、
前記第1の入力受付手段又は第2の入力受付手段が入力を受け付けるべき言語の文字の入力を受け付ける手段を有していない場合に、ASCIIで規定される範囲の文字の入力を受け付ける手段を設けたことを特徴とする入力受付装置。 - 請求項1又は2記載の入力受付装置であって、
前記第1及び第2の入力受付手段が、文字の入力受付中に前記使用言語が新たに選択された場合、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合には、それまで入力を受け付けていた言語の文字の入力受付を続け、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含まない場合には、入力を受け付ける文字を、前記新たに選択された使用言語の文字に変更する手段を有することを特徴とする入力受付装置。 - 使用言語を選択可能な入力受付装置の制御方法であって、
前記入力受付装置に、
文字列の入力を新規に受け付ける場合には、前記使用言語として選択されている言語の文字の入力を受け付けさせ、
既に入力されている文字列の編集を受け付ける場合には、前記既に入力されている文字列がASCIIで規定される文字のみを含む場合、前記使用言語として選択されている言語の文字の入力を受け付けさせ、前記既に入力されている文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合、その文字に応じた言語の文字の入力を受け付けさせるようにしたことを特徴とする入力受付装置の制御方法。 - 請求項4記載の入力受付装置の制御方法であって、
前記入力受付装置に、
入力を受け付けるべき言語の文字の入力を受け付ける手段を有していない場合には、ASCIIで規定される範囲の文字の入力を受け付けさせるようにしたことを特徴とする入力受付装置の制御方法。 - 請求項4又は5記載の入力受付装置の制御方法であって、
前記入力受付装置に、
文字の入力受付中に前記使用言語が新たに選択された場合、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含む場合には、入力を受け付ける言語は変更させず、編集中の文字列がASCIIで規定される文字以外の文字を含まない場合には、入力を受け付ける文字を、前記新たに選択された使用言語の文字に変更させるようにしたことを特徴とする入力受付装置の制御方法。
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