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JP2007149327A - マイクロアクチュエータ、これを用いたヘッドジンバルアセンブリ及びディスクドライブ - Google Patents

マイクロアクチュエータ、これを用いたヘッドジンバルアセンブリ及びディスクドライブ Download PDF

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JP2007149327A
JP2007149327A JP2006319478A JP2006319478A JP2007149327A JP 2007149327 A JP2007149327 A JP 2007149327A JP 2006319478 A JP2006319478 A JP 2006319478A JP 2006319478 A JP2006319478 A JP 2006319478A JP 2007149327 A JP2007149327 A JP 2007149327A
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pzt
microactuator
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Ming Gao Yao
明高 姚
Kazumasa Shiraishi
白石 一雅
Yiru Xie
怡如 謝
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SAE Magnetics HK Ltd
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Abstract

【課題】良好な共振特性を実現できるマイクロアクチュエータを提供すること。
【解決手段】ヘッドジンバルアセンブリに搭載されるマイクロアクチュエータであって、ヘッドジンバルアセンブリに装備されるサスペンションに接合されるボトム支持部と、ヘッドジンバルアセンブリに搭載される磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、トップ支持部とボトム支持部とを連結すると共に可動時にトップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、トップ支持部とボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、トップ支持部とボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによってトップ支持部を選択的に回転軸周りに回転駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録用ディスク装置にかかり、特に、ディスク装置のヘッドジンバルアセンブリ(HGA)に搭載され、当該HGAの共振特性を改善する構成を有するマイクロアクチュエータに関する。
情報記憶装置として、データを記憶するための磁気ディスクと、この磁気ディスク上で位置決めされ当該磁気ディスクに対してデータを記録再生するための可動式記録再生ヘッドと、を備えたディスク装置がある。
ユーザは、上述したようなディスク装置に対して、大記憶容量を希望することはもちろんのこと、より高速にかつより正確な記録再生動作をも期待している。従って、ディスク装置の製造者は、例えば、データトラックの密度の増加や、トラック幅を狭くしたり、かつ/あるいは、トラック間隔を狭くしたりすることによって、より大容量になるようディスク装置を改良し続けている。
しかしながら、トラック密度を増加させ、高記録密度のディスクを用いて迅速かつ正確に記録再生動作を実現するためには、ディスク装置が記録再生ヘッドの位置決め制御において、上記トラック密度の増加に適切に対応して作動する必要がある。ところが、トラック密度の増加に伴い、記憶媒体上の目的のデータトラック上で迅速かつ正確な記録再生ヘッドの位置決め制御を行うことは、より困難な技術となる。従って、ディスク装置の製造者は、増加し続けているトラック密度の利益を生かすために、記録再生ヘッドの位置決め制御を改良する方法を常に探究している。
そして、高密度のディスクに対する記録再生ヘッドの位置決め制御を改良するためにディスクドライブの製造者によって効果的に用いられている一つの手法として、主となるアクチュエータと連動して作動するマイクロアクチュエータとして知られている補助アクチュエータを用いることが行われている。これにより、迅速かつ正確な記録再生ヘッドの位置決め制御を実現することができる。このようなマイクロアクチュエータが組み込まれたディスクドライブは、2段アクチュエータシステムとして知られている。
そして、記録再生ヘッドの速度を増加したり、高密度記録媒体上の目的のトラック上に記録再生ヘッドを微小位置調整するために、従来より、種々の2段アクチュエータシステムが開発されている。そのような2段アクチュエータシステムは、一般的には、主のアクチュエータとなるボイスコイルモータ(VCM)と、PZTマイクロアクチュエータといった補助的なマイクロアクチュエータと、を備えている。
上述した主なアクチュエータとなるボイルコイルモータ(VCMアクチュエータ)は、記録媒体の目的のデータトラック上に、記録再生ヘッドを位置合わせするために支持するアクチュエータアームを回転させるサーボコントロールシステムによって制御されている。また、補助アクチュエータであるPZTマイクロアクチュエータは、位置決め速度を増加させたり、目的のトラック上に記録再生ヘッドを正確に位置合わせするよう、VCMアクチュエータと協働して用いられる。従って、VCMアクチュエータが、記録再生ヘッドの位置を大きく調整し、その上で、PZTマイクロアクチュエータが、記録媒体と相対的に記録再生ヘッドの位置が最適となるよう微小調整する。このようにVCMアクチュエータとPZTマイクロアクチュエータが連結して協働することによって、効果的にかつ正確に高密度記録媒体に対する情報の記録再生を実現することができる。
そして、マイクロアクチュエータの周知の構成としては、記録再生ヘッドの微小な位置決め調整を行うためのPZT素子が組み込まれているものがある。そのようなPZTマイクロアクチュエータは、選択的にPZT素子を伸縮させるよう励起可能な電気的構成を備えている。そして、PZTマイクロアクチュエータは、例えば、記録再生ヘッドを回転させて駆動する動作をマイクロアクチュエータに生じさせるべく、伸縮するよう構成されている。このような動作は、VCMアクチュエータだけを用いたディスクドライブと比較して、記録再生ヘッドの位置を高速かつ高精度に調整するために行われる。例えば、下記の特許文献1,2に、従来例におけるPZTマイクロアクチュエータが開示されている。
ここで、図16及び図17に、従来例におけるディスク装置の構成を示す。この図に示すように、ディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータ102に搭載された磁気ディスク101を備えている。そして、ボイスコイルモータアーム104は、記録再生ヘッドが組み込まれた磁気ヘッドスライダ103を搭載したマイクロアクチュエータ105を有するヘッドジンバルアセンブリ(HGA)100を可動するよう支持している。ボイスコイルモータ115(VCM)は、上記ボイスコイルモータアーム104の動作を制御するために設けられており、換言すると、磁気ヘッドスライダ103をディスク101の表面にてトラック間を移動するよう制御するために備えられている。これにより、記録再生ヘッドにて、ディスクに対するデータの記録再生が可能となる。そして、作動中には、記録再生ヘッドが組み込まれた磁気ヘッドスライダ103と回転している磁気ディスク101との間における空力的な相互作用によって浮上力が生じる。この浮上力は、HGA100のサスペンションによって与えられるバネ力と反対方向に等しく生じており、これにより、磁気ヘッドスライダが、回転している磁気ディスク10の表面上空を所定の高さに浮上され、当該磁気ヘッドスライダの浮上高さが保たれることとなる。
図18は、2段アクチュエータが組み込まれた、上記図16及び図17に示す従来例におけるディスク装置に搭載されたヘッドジンバルアッセンブリ100(HGA)を示す。ここで、従来技術では、VCMやヘッドサスペンションアセンブリの固有の精度誤差により、ディスクに対してデータの記録再生を正確に行うための記録再生ヘッドの性能に悪影響を与え、磁気ヘッドスライダ103は、迅速かつ微小位置決め制御を実現することができない。従って、PZTマイクロアクチュエータ105は、上述したように、磁気ヘッドスライダと記録再生ヘッドとの位置制御を改善するために備えられている。特に、PZTマイクロアクチュエータ105は、VCMとヘッドサスペンションアセンブリの耐共振性を補うために、より微小に磁気ヘッドスライダ103の位置ずれを補正する。そして、マイクロアクチュエータ105は、例えば、より狭いデータトラック間隔を有するディスクに対して使用することで、ディスク装置におけるトラックパーインチ(トラック/インチ(TPI))の値を50%増加させることができる。同時に、ヘッドのシークタイム、及び、セットリングタイムを減少させることができる。このようにして、PZTマイクロアクチュエータ105によって、ディスク装置、及び、それに用いられるデータストレージディスクの表面記録密度の飛躍的な増加が可能となる。
ここで、図18及び図19を参照すると、従来のマイクロアクチュエータ105は、両端にそれぞれ装着された2つのPZT部材を有する2本のセラミックビームなどのサイドアーム107を備えたセラミック製のU字型フレームにて構成されている。そして、セラミックビーム107は、相互間に磁気ヘッドスライダ103を挟んで保持し、当該セラミックビーム107が可動することによって磁気ヘッドスライダ103を移動させることができる。そして、PZTマイクロアクチュエータ105は、サスペンションのフレキシャ114に物理的に接合されている。具体的には、図19に示すように、3つの電子接続用ボール109(金ボールボンディング(GBB)又は半田ボールボンディング(SBB))にて、マイクロアクチュエータ105とサスペンショントレース配線110とが、各セラミックビーム107の側面にてそれぞれ電気的に接合されている。加えて、4つの金属ボール108(GBB又はSBB)が、磁気ヘッドスライダ103の記録再生素子をサスペンショントレース配線110に電気的に接合させるために設けられている。
図20に、磁気ヘッドスライダ103をマイクロアクチュエータ105に組み付ける工程を詳細に示す。磁気ヘッドスライダ103は、エポキシ112を用いてU字型フレームの2本のセラミックビーム107に、図20の符号106に示す2箇所(磁気ヘッドスライダ103の側面)で接着される。これにより、マイクロアクチュエータ105のセラミックビーム107による動作に基づいて、磁気ヘッドスライダ103が可動される。そして、PZT素子116がマイクロアクチュエータ105の各セラミックビーム107にそれぞれ装着されており、PZT素子116を励起することによって磁気ヘッドスライダの動作を制御することができる。特に、サスペンショントレース配線110を介して電力が供給されると、各PZT素子116は伸縮して、U字型フレームを構成する2本のセラミックビーム107を変形させる。これにより、磁気ヘッドスライダ103が、記録再生ヘッドを微小位置決めするために、ディスクのトラック上を移動される。このようにして、磁気ヘッドスライダ103を微小位置決め制御を実現することができる。
特開2002−133803号公報 特開2002−74871号公報
ここで、上述した従来例におけるPZTマイクロアクチュエータ105は、サスペンションのサスペンションタング部に搭載されているため、磁気ヘッドスライダ103を遥動させるためにPZTマイクロアクチュエータ105を励起させると、U型フレームの形状により、PZTマイクロアクチュエータ105は磁気ヘッドスライダ103を並進させたり、遥動させる。ところが、このような遥動動作は、サスペンションのベースプレートが振動するときと同じ周波数のサスペンション共振振動を引き起こす。すると、かかるサスペンション共振振動は、ディスク装置の動的性能に影響を及ぼし、例えば、サーボ帯域やディスク装置の記憶容量の改善を制限してしまうことにもなる。
ここで、図21に、従来例におけるPZTマイクロアクチュエータにおける共振特性の計測データを示す。この図に示すように、PZT素子を励起させPZTマイクロアクチュエータを作動させると、サスペンションの比較的大きな反力が生じ、サスペンション共振が発生しうる。図21の線図160は、サスペンションのベースプレートが振動したときの共振曲線を表し、線図170は、マイクロアクチュエータが励起されたときの共振曲線を表す。この図からも、上述した問題が明らかである。
このため、本発明では、上述した問題点を改善したマイクロアクチュエータ、ヘッドジンバルアセンブリ、及び、ディスク装置を提供することをその目的とする。特に、良好な共振特性と位置決め性能を実現できるマイクロアクチュエータ及びヘッドジンバルアセンブリ、さらには、広いサーボ帯域や大容量を有するなど高性能なディスク装置、を提供することをその目的とする。
そこで、本発明の一形態であるヘッドジンバルアセンブリに搭載されるマイクロアクチュエータは、
ヘッドジンバルアセンブリに装備されるサスペンションに接合されるボトム支持部と、ヘッドジンバルアセンブリに搭載される磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、トップ支持部とボトム支持部とを連結すると共に可動時にトップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
トップ支持部とボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、トップ支持部とボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによってトップ支持部を選択的に回転軸周りに回転駆動させる、
ことを特徴としている。
そして、トップ支持部は、その相対する一端部及び他端部に垂直に延設された各サイドプレートを有すると共に、
ボトム支持部は、その相対する一端部及び他端部に垂直に延設された各サイドプレートを有し、
トップ支持部及びボトム支持部にそれぞれ形成された各サイドプレートは、第一及び第二のPZT素子を支持するよう構成されている、
ことを特徴としている。
また、支持フレームは、金属、セラミック、又は、高分子化合物、にて形成されている、ことを特徴としている。また、第一及び第二のPZT素子は、エポキシ、接着剤、又は、異方性導電フィルム(ACF)によって支持フレームに搭載される、ことを特徴としている。また、第一及び第二のPZT素子は、単層薄膜PZTあるいは多層薄膜PZTにて形成されている、ことを特徴としている。する請求項1,2,3又は4記載のマイクロアクチュエータ。あるいは、第一及び第二のPZT素子は、単層セラミックPZTあるいは多層セラミックPZTにて形成されている、ことを特徴としている。
さらに、第一及び第二のPZTは、それぞれ基板層とPZT層とを有する、ことを特徴としており、PZT層は、複数の電極と、これら電極の間に挟まれたPZT結晶と、を備えた多層PZTである、ことを特徴としている。あるいは、第一及び第二のPZT素子は、それぞれ基板層と多層PZT構造とを有する、ことを特徴としており、多層PZT構造の各層は、間に薄膜PZT部材が挟まれた2つの電極を有する、ことを特徴としている。
また、第一及び第二のPZT素子は、同一方向の極性を有する、あるいは、反対方向の極性を有する、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリは、
マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、マイクロアクチュエータと磁気ヘッドスライダとを支持するサスペンションと、を備え、
マイクロアクチュエータは、
サスペンションに接合されるボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、トップ支持部とボトム支持部とを連結すると共に可動時にトップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
トップ支持部とボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、トップ支持部とボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによってトップ支持部を選択的に前記回転軸周りに回転駆動させる、
ことを特徴としている。
そして、ボトム支持部は、サスペンションに形成されたサスペンションタング部に接合される、ことを特徴としている。また、サスペンションタング部は、薄膜高分子化合物にて形成されたT字状段差部を備えると共に、このT字状段差部上に、ボトム支持部及びリーディングビームの一部が搭載される、ことを特徴としている。また、支持フレームとサスペンションタング部との間に、平行な隙間を形成した、ことを特徴としている。また、サスペンションは、サスペンションタング部を支持するディンプルが形成されたロードビームを備えた、ことを特徴としている。このとき、磁気ヘッドスライダの中心と、弱強度部あるいは切り欠き部と、ディンプルと、が同一軸上に位置する、ことを特徴としている。また、磁気ヘッドスライダは、エポキシによってトップ支持部に部分的に搭載される、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態であるディスク装置は、
マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、マイクロアクチュエータと磁気ヘッドスライダとを支持するサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリと、
このヘッドジンバルアセンブリが接合されるドライブアームと、
磁気ディスクと、
この磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、を備え、
マイクロアクチュエータは、
サスペンションに接合されるボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、トップ支持部とボトム支持部とを連結すると共に可動時にトップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
トップ支持部とボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、トップ支持部とボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによってトップ支持部を選択的に回転軸周りに回転駆動させる、
ことを特徴としている。
さらに、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリは、
マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、マイクロアクチュエータと磁気ヘッドスライダとを支持するサスペンションタング部が形成されたサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリであって、
マイクロアクチュエータは、
サスペンションに接合されるボトム支持部と、磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、トップ支持部とボトム支持部とを連結すると共に可動時にトップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
トップ支持部とボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、トップ支持部とボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによってトップ支持部を選択的に回転軸周りに回転駆動させ、
サスペンションは、サスペンションタング部を支持するディンプルが形成されたロードビームを備えており、磁気ヘッドスライダの中心と、弱強度部あるいは切り欠き部と、ディンプルと、が同一軸上に位置する、
ことを特徴としている。
そして、サスペンションタング部は、薄膜高分子化合物にて形成されたT字状段差部を備えると共に、このT字状段差部上に、ボトム支持部及びリーディングビームの一部が搭載される、ことを特徴としている。また、支持フレームとサスペンションタング部との間に、平行な隙間を形成した、ことを特徴としている。
なお、上記ヘッドジンバルアセンブリ及びディスク装置に搭載されるマイクロアクチュエータは、上述したような特徴も有する。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、マイクロアクチュエータは、従来の遥動式ではなくむしろ回転式で作動するため、作動時には従来例と比較してより小さな反力がサスペンションに印加される。従って、サスペンションの共振特性は低周波数帯域には生じず、高周波数にマイクロアクチュエータの共振のみが生じることとなる。その結果、ヘッドジンバルアセンブリの共振特性を改善することができ、ディスク装置の性能の大幅な改善を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
以下、本発明の種々の実施例を、図を参照して説明する。上述したように、本発明は、マイクロアクチュエータを用いて磁気ヘッドスライダを高精度に駆動する際に、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)における共振特性を改善するよう構成されている。そして、本発明の一形態としては、HGAの共振特性を改善するよう構成された回転式PZTマイクロアクチュエータを備えている。このようにHGAの共振特性を改善することによって、ディスク装置の性能が改善される。
そして、以下では、HGAに装備されたマイクロアクチュエータのいくつかの実施例を、説明する。なお、本発明におけるマイクロアクチュエータは、図示するようなHGAの構成に限らず、共振特性の改善を望むマイクロアクチュエータを備えたいかなるディスク装置に実装されてもよい。また、本発明は、産業上におけるマイクロアクチュエータを有する他の所定の装置に利用されてもよい。
[構成]
本発明の第1の実施例を、図1乃至図10を参照して説明する。まず、図1乃至図4は、本発明の実施例1におけるPZTマイクロアクチュエータ212が組み込まれたヘッドジンバルアセンブリ210(HGA)の構成を示している。このHGA210は、PZTマイクロアクチュエータ212と、磁気ヘッドスライダ214と、PZTマイクロアクチュエータ212及び磁気ヘッドスライダ214を搭載し支持するサスペンション216と、を備えている。
図示するように、サスペンション216は、ベースプレート218と、ロードビーム220と、ヒンジ222と、フレキシャ224と、このフレキシャ224に装備されたインナーサスペンショントレース226及びアウターサスペンショントレース227と、を備えている。
ベースプレート218には、ディスク装置のボイスコイルモータ(VCM)のドライブアームに、サスペンション216を接合する際に用いられる取付用穴228が形成されている。なお、ベースプレート218の形状は、ディスク装置の形状又は構造に基づいて異なる。また、ベースプレート218は、VCMのドライブアーム上でサスペンション216を安定して支持するために、金属といった比較的硬い材料あるいは剛体材料にて形成されている。
ヒンジ222は、ベースプレート218及びロードビーム220に、例えば溶接されることによって搭載される。図示するように、ヒンジ222には、上述したベースプレート218に形成された取付用穴228に対応した穴230が形成されている。また、ヒンジ222は、ロードビーム220を支持するホルダーバー232を備えている。
ロードビーム220は、上述したヒンジ222のホルダーバー232に、溶接されることによって搭載されている。そして、ロードビーム220は、図3に示すように、その上にフレキシャ224を支持するよう形成された突起状のディンプル234を備えている。また、ディスクが回転していないときに、当該ディスクからHGA210を上げるために、リフトタブ236がロードビーム220上に備えられている。
フレキシャ224は、ヒンジ222及びロードビーム220に積層され、あるいは、溶接により、搭載されている。そして、フレキシャ224は、図4に示すように、サスペンション216にPZTマイクロアクチュエータ212を接合するためのサスペンションタング部238を備えている。このサスペンションタング部238は、ロードビーム220に形成されたディンプル234に支持されている。そして、図示するように、ディンプル234は、磁気ヘッドスライダ214の中心に位置しており、当該磁気ヘッドスライダ214の中心に常にロード力を付与している。
また、サスペンショントレース226,227は、フレキシャ224上に形成され、外部制御システムに接続される複数の接合パッド240と、PZTマイクロアクチュエータ212に搭載された磁気ヘッドスライダ214及びPZT素子242,243と、を電気的に接続している。なお、サスペンショントレース226,227は、フレキシブルプリント回路(FPC)であり、複数の信号線を有している。
そして、図2及び図4に示すように、接合パッド244は、PZT素子242,243に形成された接合パッド246にインナーサスペンショントレース226を電気的に接続するために、当該インナーサスペンショントレース226に直接接続されている。また、接合パッド248は、磁気ヘッドスライダ214に形成された接合パッド250にアウターサスペンショントレース227を電気的に接続するために、当該アウターサスペンショントレース227に直接接続されている。
ボイスコイルモータ(VCM)は、HGA210が磁気ヘッドスライダ214の位置決め制御を可能とし、ディスク装置内のディスク上の目的のデータトラック上に記録再生ヘッドを対応させるために、ドライブアームつまりHGA210を駆動制御すべくディスク装置に装備されている。そして、PZTマイクロアクチュエータ212は、作動時のヘッドシーキングタイム及びセットリングタイムを減少させるばかりでなく、装置の高速及び微小位置決め制御を実現するために備えられている。従って、HGA210がディスク装置組み込まれている場合には、VCMアクチュエータが記録再生ヘッドの大きな位置決め制御を行い、また、後述するPZTマイクロアクチュエータ212が記録再生ヘッドの微小位置決め制御を行う、といった2段アクチュエータシステムが装備されることとなる。
図4乃至図6は、PZTマイクロアクチュエータ212がサスペンション216から取り外されたときの図を示し、当該PZTマイクロアクチュエータ212の構成を示している。これらの図に示すように、PZTマイクロアクチュエータ212は、支持フレーム252と、当該支持フレーム252の側部に装備されたPZT素子242,243と、を備えている。
そして、上記支持フレーム252は、トッププレートであるトップ支持部254と、ボトムプレートであるボトム支持部256と、トップ支持部254とボトム支持部256とを連結するリーディングビームである連結部材258と、を備えている。トップ支持部254は、その両端にそれぞれサイドプレート260a,260bを備えており、ボトム支持部256も同様に、その両端にそれぞれサイドプレート262a,262bを備えている。図示するように、各サイドプレート260a,260b,262a,262bは、それぞれトッププレート254あるいはボトムプレート256の各端部から垂直に延設されている。つまり、各トッププレート254とボトムプレート256の両端がそれぞれ垂直に曲折されて、上記各サイドプレート260a,260b,262a,262bが形成されている。また、リーディングビーム258の所定箇所の両側部に切り欠き部264が形成され、当該リーディングビーム258の幅が狭くなるよう形成されている。これにより、リーディングビーム258の切り欠き部264が形成された箇所は、他の場所と比べて強度が弱い箇所(弱強度部)となっている。そして、PZTマイクロアクチュエータ212がサスペンション216に搭載されると、上記切り欠き部264の形成箇所である弱強度部所が、ロードビーム220のディンプル234に対応して位置することとなる。なお、支持フレーム252は、ステンレススチールなどの金属や、セラミック、高分子化合物などで形成される。
そして、一方のPZT素子242は、サイドプレート260a,262aの外表面を相互に連結するよう装着されており、他方のPZT素子243は、サイドプレート260b,262bの外表面を相互に連結するよう装着されている。このとき、各PZT素子242,243は、エポキシ、接着剤、あるいは、異方性導電フィルム(ACF)などを用いて、各サイドプレート260a,260b,262a,262bに搭載されている。また、接合パッド246(例えば、2つの接合パッド)がPZT素子242,243に形成されており、この接合パッド246は、PZT素子242,243とインナーサスペンショントレース226とを電気的に接続するためのものである。また、各PZT素子242,243は、望ましくは、単層あるいは多層構造の薄膜PZT部材にて形成されている。但し、各PZT素子242,423は、単層あるいは多層構造のセラミックPZTであってもよく、さらに他の圧電部材にて形成されていてもよい。
また、図2乃至図4を参照すると、ボトム支持部256は、支持フレーム252をサスペンション216に接合するよう構成されている。特に、サスペンションタング部238は、ポリマー積層板にて形成されたT字状の段差部266を備えており、このT字状段差部266に、ボトム支持部256とリーディングビーム258の一部分が搭載される。そして、リーディングビーム258の弱強度部(切り欠き部264の形成箇所)が、図3に示すように、ロードビーム220に形成されたディンプル234上に配置されることとなる。また、各PZT素子242,243に形成された例えば2つの接合パッドであるPZT接合パッド246は、インナーサスペンショントレース226上の各接合パッド244に、電気的接合ボール268(GBB又はSBB)を用いて電気的に接合される。これにより、インナーサスペンショントレース226を介して、PZT素子242,243に電源が供給可能となる。
また、図2乃至図4を参照すると、トップ支持部254は、支持フレーム252と磁気ヘッドスライダ214とを接合するよう構成されている。特に、磁気ヘッドスライダ214は、例えば、4つの接合パッドから成る接合パッド250を、フロートプレート270上に形成されたスライダ接合パッド248に対応するスライダ自身の端面に有している。そして、磁気ヘッドスライダ254は、図3に示すように、その一部がトップ支持部254上にエポキシ272などによって搭載され、スライダ接合パッド248は、図2に示すように、磁気ヘッドスライダ214に設けられた各パッド250に、例えば、電気的接合ボール274(GBB又はSBB)を用いて電気的に接続される。これにより、トップ支持部254は磁気ヘッドスライダ214に接合され、磁気ヘッドスライダ214及びその記録再生素子は、サスペンション216のアウターサスペンショントレース227に電気的に接続される。
そして、図3に示すように、上記構成が組み付けられると、磁気ヘッドスライダ214の中心が、リーディングビーム258の弱強度部である切り欠き部264に位置すると共に、ロードビーム220のディンプル234の位置にも対応して位置する。つまり、磁気ヘッドスライダ214の中心、弱強度部である切り欠き部264、ディンプル234が、同一軸上に位置する。また、PZTマイクロアクチュエータ212が使用時に自由に可動可能なよう、サスペンションタング部238と支持フレーム252との間に、平行な隙間274が形成されている。なお、この平行な隙間274は、支持フレーム252とサスペンションタング部238との間に配置された上記T字状段差部266によって形成されている。
そして、図示しているように、磁気ヘッドスライダ214は、トップ支持部254に搭載されており、磁気ヘッドスライダ214の中心軸は、実質的には、リーディングビーム258の弱強度部である切り欠き部264の中心軸と一致する。また、ボトム支持部256とリーディングビーム258の一部分は、T字状段差部266に搭載されているため、弱強度部である切り欠き部264の中心軸は、実質的には、サスペンション216のディンプル234の中心軸に一致する。このような構成にすることで、PZT素子242,243が励起されることによってトップ支持部254が回転されると、磁気ヘッドスライダ214は、サスペンションのディンプル234の中心軸を回転軸として回転する。また、T字状段差部266によって形成された平行な隙間274により、使用時には、トップ支持部254と磁気ヘッドスライダ214が円滑に回転しうる。
以上のように、PZTマイクロアクチュエータ212は、磁気ヘッドスライダ214を平行移動するというよりもむしろ回転するよう機能するので、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212は、磁気ヘッドスライダを平行移動させる形式のものよりも、3倍の効率の向上を図ることができる。
図7(a),(b)及び図9(a)〜(c)は、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212の位置決め作動時における動作を示す。ここで、図7(a)は、PZTマイクロアクチュエータ212の2つのPZT素子242,243間における電気的接続構造の具体図を示し、図7(b)は、駆動電圧の様子を示す。図に示すように、PZT素子242,243は、同一方向の極性を有しており、共通のグラウンドを有している。また、異なる2つの正弦波形の電圧がそれぞれPZT素子242,243を駆動するために供給される。そして、図9(a)は、各PZT素子242,243に電源が供給されておらず、PZTマイクロアクチュエータ212の初期状態であり、原点に位置している状態を示している。また、図9(b)は、電圧が供給されたときのPZTマイクロアクチュエータ212を示している。図9(b)に示すように、電圧が正弦波形のはじめの半周期のときには、まず、PZT素子243(図9(b)の右側)は、電圧の増加と共に最大長さあるいは最大変位まで徐々に伸張し、その後は、電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。また、PZT素子242(図9(b)の左側)は、負の電圧の増加と共に最小長さあるいは負の最大変位まで徐々に縮小し、その後は、負の電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。このように、上記構成によると、電圧の増加と共にPZTマイクロアクチュエータ212を左方向に曲げさせ、電圧の減少と共に、原点に戻らせるよう作動させることができる。
このとき、磁気ヘッドスライダ214はPZTマイクロアクチュエータ212のトップ支持部254に部分的に搭載され、当該磁気ヘッドスライダの中心は、弱強度部である切り欠き部264とサスペンションディンプル234に対応して位置している。さらに、平行な隙間276がリーディングビーム258とサスペンションタング部238との間に形成されているため、上記構成によると、使用時に回転力が生じうる。従って、PZTマイクロアクチュエータ212は、原点軸280に沿った原点位置から図9(b)に示す軸282に沿った最大変位位置となるまで、回転軸290を中心に磁気ヘッドスライダ214を回転させることができる。
また、図9(c)は、正弦波形である電圧の後半における半周期が印加されたときの様子を示しており、まず、PZT素子242(図9(c)の左側)は、電圧の増加と共に最大長さあるいは最大変位まで徐々に伸張し、その後は、電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。また、PZT素子243(図9(c)の右側)は、負の電圧の増加と共に最小長さあるいは負の最大変位まで徐々に縮小し、その後は、負の電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。このように、上記構成によると、電圧の増加と共にPZTマイクロアクチュエータ212を右方向に曲げさせ、電圧の減少と共に、原点に戻らせるよう作動させることができる。
このとき、磁気ヘッドスライダ214はPZTマイクロアクチュエータ212のトップ支持部254に部分的に搭載され、当該磁気ヘッドスライダ214の中心は、弱強度部である切り欠き部264とサスペンションディンプル234に対応して位置している。さらに、平行な隙間276がリーディングビーム258とサスペンションタング部238との間に形成されているため、上記構成によると、使用時に回転力が生じうる。従って、PZTマイクロアクチュエータ212は、原点軸280に沿った原点位置から図9(c)に示す軸284に沿った最大変位位置となるまで、回転軸290を中心に磁気ヘッドスライダ214を回転させることができる。これにより、ヘッドを大きく変位させることができ、ヘッドの微小位置決めを実現することができる。
ここで、図8は、位置決め実行時におけるPZTマイクロアクチュエータ212の動作方法の他の例を示している。図8(a)は、PZTマイクロアクチュエータ212の2つのPZT素子242,243間における電気的接続構造の具体図を示し、図8(b)は、駆動電圧の様子を示す。図に示すように、PZT素子242,243は、それぞれ反対の極性を有しており、共通のグラウンドを有している。また、1つの正弦波形の電圧がそれぞれPZT素子242,243を駆動するために供給される。そして、上記正弦波形の駆動電圧が印加されると、電圧が正弦波形のはじめの半周期のときには、まず、PZT素子243(図9(b)の右側)は、電圧の増加と共に最大長さあるいは最大変位まで徐々に伸張し、その後は、電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。そして、PZT素子242(図9(b)の左側)は、負の電圧の増加と共に最小長さあるいは負の最大変位まで徐々に縮小し、その後は、負の電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。また、正弦波形である電圧の後半における半周期が印加されたときには、PZT素子242(図9(c)の左側)は、電圧の増加と共に最大長さあるいは最大変位まで徐々に伸張し、その後は、電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。また、PZT素子243(図9(c)の右側)は、負の電圧の増加と共に最小長さあるいは負の最大変位まで徐々に縮小し、その後は、負の電圧の減少に伴い、徐々に原点位置まで戻る。これにより、上述同様に、磁気ヘッドスライダ214を回転軸290を中心に回転させることができ、ヘッドの微小位置決めを実現することができる。
図10は、PZTマイクロアクチュエータ212の共振特性の測定データを示す。この図において、曲線286は、サスペンションベースプレートが振動し励起されたときの共振ゲインを示し、曲線288は、PZTマイクロアクチュエータ212のPZT素子242,243が励起されたときの共振ゲインを示す。そして、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212は、従来の遥動式ではなくむしろ回転式で作動するため、PZTマイクロアクチュエータ212が作動されるときには従来例と比較して小さな反力がサスペンションに印加される。このことは、PZTマイクロアクチュエータ212は図21に示すような従来モデルのようなサスペンション共振特性を有しない、ことを示している。そして、図示するように、PZTマイクロアクチュエータの作動時に、サスペンションの共振特性は低周波数帯域には生じておらず、高周波数にマイクロアクチュエータの共振のみが生じている。従って、本実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212は、ディスク装置の性能が大幅に改善されうる。例えば、高サーボ帯域の達成や、記録容量の増大、さらには、ヘッドシークタイム及びセットリングタイムの削減を図ることができる。
図11乃至図13に、本発明であるPZTマイクロアクチュエータ312の第2の実施例を示す。本実施例では、PZTマイクロアクチュエータ312に搭載されるPZT素子342,343は、上記実施例1のものと異なる構成を採っており、その他の構成は、実施例1におけるPZTマイクロアクチュエータ212と同一である。なお、同一の構成については、同一の符号を付して説明している。
本実施例では、まず、図12に示すように、各PZT342,343は、基板層392とPZT層394とを有する備えた多層構造である。そして、基板層392は、例えば、セラミックや高分子化合物、金属などで形成されており、PZT層201は、多層セラミックにて形成されている。また、多層PZTは、複数の電極396,398の間にPZT結晶が挟まれて構成されている。そして、電極396,398に電圧が供給されると、PZT結晶がPZT特性を発揮し、可動しうる。なお、PZT層394は、単層PZTであってもよく、さらに、各PZT素子342,343は、PZT層のみを有する単層構造にて形成されていてもよい。
また、PZT素子342,343の他の構成を、図13に示す。この図に示すPZT素子342,343は、基板層393と、PZT層395とを備えており、特に、図示するように、PZT層395は2層構造となっている。そして、PZT層395の各層は、それぞれ、薄膜PZT部材399を挟んだ2つの電極397を備えており、この2つの層は、相互にエポキシによって接合されている。なお、かかる構成において、基板層393は、シリコン、MgO、あるいは、重合体などで形成されている。そして、電極397に電圧が印加されると、薄膜PZT層399がPZT特性を発揮し、可動しうる。
次に、本発明であるPZTマイクロアクチュエータ412の第3の実施例を、図14乃至図15を参照して説明する。本実施例においては、支持フレーム452が、全体的に分厚い部材にて構成されている。そして、図示するように、支持フレーム452は、トッププレートであるトップ454と、ボトムプレートであるボトム支持部456と、トップ支持部454とボトム支持部456とを連結するリーディングビームである接合部材458と、を備えている。また、リーディングビーム458には、弱強度部となる切り欠き部464が形成されている。
また、PZT素子442が、トップ支持部454とボトム支持部456との各一端の間に接合されており、また、PZT素子443が、トップ支持部454とボトム支持部456との各他端の間に接合されて、それぞれ装備されている。
そして、上記実施例と同様に、磁気ヘッドスライダ214が、トップ支持部454に部分的に搭載されており、また、ボトム支持部456とリーディングビーム458の一部が、サスペンション216に装備されたT字状段状部266上に搭載されている。このように構造的には異なるが、PZTマイクロアクチュエータ412は、実質的に上述した実施例におけるPZTマイクロアクチュエータ212として同様に機能しうる。
本発明の第4の実施例を説明する。本実施例における上述した図1あるいは図2に示すヘッドジンバルアセンブリ210は、上記各実施例にて説明した本発明であるPZTマイクロアクチュエータ212,312,412を装備している。そして、このヘッドジンバルアセンブリ210は、ディスク装置(ハードディスクドライブ:HDD)に装備されうる。なお、ディスク装置は、図16に示す従来例とほぼ同様の構成を採っているため、その詳細な構成については、その説明を省略する。
なお、本発明におけるPZTマイクロアクチュエータは、いかなる構成のディスク装置、あるいは、同様にマイクロアクチュエータを有する他の装置に対して、組み込んで作動させることは可能である。特に、本発明におけるPZTマイクロアクチュエータは、高回転可能なディスク装置に用いると望ましい。
本発明は、上述した実施例を参照して説明したが、かかる内容に限定されず、本発明の思想の範囲に含まれる種々の改良や同等の変形例も含まれる。
本発明であるヘッドジンバルアセンブリやマイクロアクチュエータは、ハードディスクドライブに搭載することができ、良好なヘッド位置調整機能を実現できるため、産業上の利用可能性を有する。
実施例1におけるPZTマイクロアクチュエータを装備したヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す斜視図である。 図1に開示したHGAの拡大斜視図である。 図2に開示したHGAの側面図である。 図2に開示したHGAの分解斜視図である。 図4に開示したPZTマイクロアクチュエータの分解斜視図である。 図2に開示した磁気ヘッドスライダを搭載したPZTマイクロアクチュエータを正面から見たときの図を示す。 図7(a)は、図5に開示したPZTマイクロアクチュエータに搭載されたPZT素子間の電気的接続構造の一例を示す図であり、図7(b)は、PZT素子に供給される電圧の様子を示す。 図8(a)は、図5に開示したPZTマイクロアクチュエータに搭載されたPZT素子間の電気的接続構造の一例を示す図であり、図8(b)は、PZT素子に供給される電圧の様子を示す。 図9は、図2に開示したHGAに搭載された磁気ヘッドスライダとPZTマイクロアクチュエータの動作を示す図であり、図9(a)は静止状態を示し、図9(b)及び図9(c)はそれぞれ電圧が供給されて駆動されたときの様子を示す。 図1に開示したヘッドジンバルアセンブリにおける共振特性(共振ゲイン)の測定データを示す図である。 実施例2におけるPZTマイクロアクチュエータの構成を示す斜視図である。 図11に開示したPZT素子の構成を示す断面図である。 図11に開示したPZT素子の他の構成を示す断面図である。 実施例3におけるPZTマイクロアクチュエータの構成を示す斜視図である。 図4に開示したPZTマイクロアクチュエータの分解斜視図である。 従来例におけるディスク装置を示す斜視図である。 従来例におけるディスク装置の一部を示す拡大図である。 従来例におけるヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す斜視図である。 図18に開示した従来例におけるHGAの拡大斜視図である。 図19に開示した従来例におけるPZTマイクロアクチュエータの製造工程を示す図である。 従来例におけるHGAの共振特性を示す図である。
符号の説明
210 ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)
212,312,412 PZTマイクロアクチュエータ
214 磁気ヘッドスライダ
216 サスペンション
218 ベースプレート
220 ロードビーム
222 ヒンジ
224 フレキシャ
226 インナーサスペンショントレース
227 アウターサスペンショントレース
234 ディンプル
238 サスペンションタング部
242,243,342,343,442,443 PZT素子
252 支持フレーム
254,454,456 トップ支持部
256 ボトム支持部
258 リーディングビーム
260a,260b,262a,262b サイドプレート
264 切り欠き部
266 T字状段差部

Claims (34)

  1. ヘッドジンバルアセンブリに搭載されるマイクロアクチュエータであって、
    ヘッドジンバルアセンブリに装備されるサスペンションに接合されるボトム支持部と、ヘッドジンバルアセンブリに搭載される磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部とを連結すると共に可動時に前記トップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
    前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
    前記第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによって前記トップ支持部を選択的に前記回転軸周りに回転駆動させる、
    ことを特徴とするマイクロアクチュエータ。
  2. 前記トップ支持部は、その相対する一端部及び他端部に垂直に延設された各サイドプレートを有すると共に、
    前記ボトム支持部は、その相対する一端部及び他端部に垂直に延設された各サイドプレートを有し、
    前記トップ支持部及び前記ボトム支持部にそれぞれ形成された前記各サイドプレートは、前記第一及び第二のPZT素子を支持するよう構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  3. 前記支持フレームは、金属、セラミック、又は、高分子化合物、にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のマイクロアクチュエータ。
  4. 前記第一及び第二のPZT素子は、エポキシ、接着剤、又は、異方性導電フィルム(ACF)によって前記支持フレームに搭載される、
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のマイクロアクチュエータ。
  5. 前記第一及び第二のPZT素子は、単層薄膜PZTあるいは多層薄膜PZTにて形成されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のマイクロアクチュエータ。
  6. 前記第一及び第二のPZT素子は、単層セラミックPZTあるいは多層セラミックPZTにて形成されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のマイクロアクチュエータ。
  7. 前記第一及び第二のPZTは、それぞれ基板層とPZT層とを有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のマイクロアクチュエータ。
  8. 前記PZT層は、複数の電極と、これら電極の間に挟まれたPZT結晶と、を備えた多層PZTである、
    ことを特徴とする請求項7記載のマイクロアクチュエータ。
  9. 前記第一及び第二のPZT素子は、それぞれ基板層と多層PZT構造とを有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のマイクロアクチュエータ。
  10. 前記多層PZT構造の各層は、間に薄膜PZT部材が挟まれた2つの電極を有する、
    ことを特徴とする請求項9記載のマイクロアクチュエータ。
  11. 前記第一及び第二のPZT素子は、同一方向の極性を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載のマイクロアクチュエータ。
  12. 前記第一及び第二のPZT素子は、反対方向の極性を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載のマイクロアクチュエータ。
  13. マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、前記マイクロアクチュエータと前記磁気ヘッドスライダとを支持するサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリであって、
    前記マイクロアクチュエータは、
    前記サスペンションに接合されるボトム支持部と、前記磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部とを連結すると共に可動時に前記トップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
    前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
    前記第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによって前記トップ支持部を選択的に前記回転軸周りに回転駆動させる、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  14. 前記ボトム支持部は、前記サスペンションに形成されたサスペンションタング部に接合される、
    ことを特徴とする請求項13記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  15. 前記サスペンションタング部は、薄膜高分子化合物にて形成されたT字状段差部を備えると共に、
    このT字状段差部上に、前記ボトム支持部及び前記リーディングビームの一部が搭載される、
    ことを特徴とする請求項14記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  16. 前記支持フレームと前記サスペンションタング部との間に、平行な隙間を形成した、
    ことを特徴とする請求項14又は15記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  17. 前記サスペンションは、前記サスペンションタング部を支持するディンプルが形成されたロードビームを備えた、
    ことを特徴とする請求項14,15又は16記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  18. 前記磁気ヘッドスライダの中心と、前記弱強度部あるいは切り欠き部と、前記ディンプルと、が同一軸上に位置する、
    ことを特徴とする請求項17記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  19. 前記磁気ヘッドスライダは、エポキシによって前記トップ支持部に部分的に搭載される、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17又は18記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  20. 前記トップ支持部は、その相対する一端部及び他端部に垂直に延設された各サイドプレートを有すると共に、
    前記ボトム支持部は、その相対する一端部及び他端部に垂直に延設された各サイドプレートを有し、
    前記トップ支持部及び前記ボトム支持部にそれぞれ形成された前記各サイドプレートは、前記第一及び第二のPZT素子を支持するよう構成されている、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18又は19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  21. 前記支持フレームは、金属、セラミック、又は、高分子化合物、にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19又は20記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  22. 前記第一及び第二のPZT素子は、エポキシ、接着剤、又は、異方性導電フィルム(ACF)によって前記支持フレームに搭載される、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20又は21記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  23. 前記第一及び第二のPZT素子は、単層薄膜PZTあるいは多層薄膜PZTにて形成されている、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20,21又は22記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  24. 前記第一及び第二のPZT素子は、単層セラミックPZTあるいは多層セラミックPZTにて形成されている、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20,21又は22記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  25. 前記第一及び第二のPZTは、それぞれ基板層とPZT層とを有する、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23又は24記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  26. 前記PZT層は、複数の電極と、これら電極の間に挟まれたPZT結晶と、を備えた多層PZTである、
    ことを特徴とする請求項25記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  27. 前記第一及び第二のPZT素子は、それぞれ基板層と多層PZT構造とを有する、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23又は24記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  28. 前記多層PZT構造の各層は、間に薄膜PZT部材が挟まれた2つの電極を有する、
    ことを特徴とする請求項27記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  29. 前記第一及び第二のPZT素子は、同一方向の極性を有する、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27又は28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  30. 前記第一及び第二のPZT素子は、反対方向の極性を有する、
    ことを特徴とする請求項13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27又は28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  31. マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、前記マイクロアクチュエータと前記磁気ヘッドスライダとを支持するサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリと、
    このヘッドジンバルアセンブリが接合されるドライブアームと、
    磁気ディスクと、
    この磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    を備えたディスク装置であって、
    前記マイクロアクチュエータは、
    前記サスペンションに接合されるボトム支持部と、前記磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部とを連結すると共に可動時に前記トップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
    前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
    前記第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによって前記トップ支持部を選択的に前記回転軸周りに回転駆動させる、
    ことを特徴とするディスク装置。
  32. マイクロアクチュエータと、磁気ヘッドスライダと、前記マイクロアクチュエータと前記磁気ヘッドスライダとを支持するサスペンションタング部が形成されたサスペンションと、を備えたヘッドジンバルアセンブリであって、
    前記マイクロアクチュエータは、
    前記サスペンションに接合されるボトム支持部と、前記磁気ヘッドスライダを支持するトップ支持部と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部とを連結すると共に可動時に前記トップ支持部が回転軸周りに回転することを許容する弱強度部あるいは切り欠き部を有するリーディングビームと、を備えた支持フレームと、
    前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各一端部の相互間に搭載された第一のPZT素子と、前記トップ支持部と前記ボトム支持部との各他端部の相互間に搭載された第二のPZT素子と、を備え、
    前記第一及び第二のPZT素子は、可動時に励起されることによって前記トップ支持部を選択的に前記回転軸周りに回転駆動させ、
    前記サスペンションは、前記サスペンションタング部を支持するディンプルが形成されたロードビームを備えており、前記磁気ヘッドスライダの中心と、前記弱強度部あるいは切り欠き部と、前記ディンプルと、が同一軸上に位置する、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  33. 前記サスペンションタング部は、薄膜高分子化合物にて形成されたT字状段差部を備えると共に、
    このT字状段差部上に、前記ボトム支持部及び前記リーディングビームの一部が搭載される、
    ことを特徴とする請求項32記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  34. 前記支持フレームと前記サスペンションタング部との間に、平行な隙間を形成した、
    ことを特徴とする請求項32又は33記載のヘッドジンバルアセンブリ。
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