JP2007148254A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナー特性変更時に自動的に且つ最適なタイミングで定着制御温度を変更する。
【解決手段】プリンタ本体側の第1記憶部(補正情報記憶部71)における第1定着温度補正情報と、交換用トナーカートリッジ側の第2記憶部(EEPROM)における第2定着温度補正情報とが異なる場合に、トナー残量判定部74によって現像ユニットのトナー残量が所定のレベル以下であると判定されるまで、トナー供給制御部76によって交換用トナーカートリッジから現像ユニットへのトナーの供給が停止され、現像ユニットのトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、定着制御温度補正部75によって定着処理における第1定着温度補正情報に対応する定着温度が第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正が開始されるとともに、トナー供給制御部76によって交換用トナーカートリッジから現像ユニットへのトナーの供給が開始される。
【選択図】図2
【解決手段】プリンタ本体側の第1記憶部(補正情報記憶部71)における第1定着温度補正情報と、交換用トナーカートリッジ側の第2記憶部(EEPROM)における第2定着温度補正情報とが異なる場合に、トナー残量判定部74によって現像ユニットのトナー残量が所定のレベル以下であると判定されるまで、トナー供給制御部76によって交換用トナーカートリッジから現像ユニットへのトナーの供給が停止され、現像ユニットのトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、定着制御温度補正部75によって定着処理における第1定着温度補正情報に対応する定着温度が第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正が開始されるとともに、トナー供給制御部76によって交換用トナーカートリッジから現像ユニットへのトナーの供給が開始される。
【選択図】図2
Description
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、着脱自在のトナーカートリッジを備え、トナー交換が可能な画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置において使用するトナーは、装置本体の製造販売を開始した後においても、機能追加或いは性能改善や品質向上、又は品質面における不具合改修を目的としてその特性が変更されることがしばしばある。特にトナーの定着温度特性は、ウォームアップ時間や定着性などの品質に関係してくるため、トナーの特性を変更することによる改善の効果が大きい項目である。
トナーの定着温度特性が変更された場合、特性変更後のトナーが使用されるタイミングと同期して、装置本体側の定着制御温度を変更することが必要であり、一般的には特性変更の都度、装置本体で記憶している定着制御温度補正情報を変更することが必要であった。この装置本体で記憶している定着制御温度補正情報を変更する方法としては、装置本体に設けられた書き換え可能な不揮発性記憶媒体(メモリ)に定着制御温度の補正情報を記憶しておき、ファームウェアはその情報を参照して定着制御温度を決定するという構成が一般的であり、例えばユーザやサービスマン等の操作者がパネル操作やコマンド送信等の作業を行うことで、定着制御温度の変更が可能である。
上記装置本体における定着制御温度補正情報の変更(操作者の作業による定着制御温度の変更)を行わずに、自動的に定着制御温度を変更することが可能な従来技術としては、例えば特許文献1に開示されるように、現像装置を少なくとも含んでなるプロセスユニット上の不揮発性記憶手段に定着温度補正データを記憶し、プロセススピードやプロセスユニットの温度或いは湿度に応じて定着温度を補正する方法が知られている。
特開平6−194916号公報
しかしながら、上記従来の構成では以下のような問題を有していた。すなわち、
(1)上記装置本体における定着制御温度補正情報を変更する方法については、トナーの特性が変更されるタイミングに合わせて、その都度、操作者が装置本体の定着制御温度を変更する必要があり、作業に手間がかかるという問題。
(2)上記特許文献1に開示されている方法については、定着温度補正データを記録した不揮発性記憶手段が現像装置を少なくとも含んでなるプロセスユニット上に配置されているため、プロセスユニットとトナーカートリッジが別々の構成である場合、すなわち現像装置はこれまでのものを使用するが、トナーカートリッジだけ新しいものに取り替える場合は、トナー特性変更によって定着制御温度補正情報を変更することができないという問題。
(3)上記(1)及び(2)の方法では、トナー特性変更後のトナーカートリッジを装着しても、暫くの間は特性変更前のトナーと混在状態にあり、特性変更後のトナーが実際に印刷されるまでの、つまり交換したトナーカートリッジ中のトナーが実際に使用されるまでには時間的なずれ(タイムラグ、過渡状態)が存在するため、定着制御温度の変更時期が明確に判断できず、定着レベルの低下を招いてしまうという問題。
(1)上記装置本体における定着制御温度補正情報を変更する方法については、トナーの特性が変更されるタイミングに合わせて、その都度、操作者が装置本体の定着制御温度を変更する必要があり、作業に手間がかかるという問題。
(2)上記特許文献1に開示されている方法については、定着温度補正データを記録した不揮発性記憶手段が現像装置を少なくとも含んでなるプロセスユニット上に配置されているため、プロセスユニットとトナーカートリッジが別々の構成である場合、すなわち現像装置はこれまでのものを使用するが、トナーカートリッジだけ新しいものに取り替える場合は、トナー特性変更によって定着制御温度補正情報を変更することができないという問題。
(3)上記(1)及び(2)の方法では、トナー特性変更後のトナーカートリッジを装着しても、暫くの間は特性変更前のトナーと混在状態にあり、特性変更後のトナーが実際に印刷されるまでの、つまり交換したトナーカートリッジ中のトナーが実際に使用されるまでには時間的なずれ(タイムラグ、過渡状態)が存在するため、定着制御温度の変更時期が明確に判断できず、定着レベルの低下を招いてしまうという問題。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、トナー特性の変更に応じてその都度、操作者が装置本体の定着制御温度を変更する煩雑な作業を無くすことができ、また、トナーカートリッジの交換によるトナー特性の変更に応じて定着制御温度補正情報の変更が可能であり、また、トナー特性変更時に、旧トナーと新トナーとの混在が防止され、自動的に最適なタイミングで定着制御温度を変更することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、トナー像を形成する現像ユニットと、前記現像ユニットに対して着脱自在に装着されたトナー収納体と、前記トナー収納体のトナーを用いて前記現像ユニットにより形成されたトナー像の用紙に対する定着処理を行う定着部と、前記定着処理における定着温度の補正を行う定着温度補正部と、前記定着温度の補正に関する第1定着温度補正情報を記憶する第1記憶部と、前記現像ユニットにおけるトナー残量を検出するトナー残量検出部と、前記トナー収納体から前記現像ユニットへのトナーの供給動作を制御するトナー供給制御部と、前記トナー収納体と別の交換用トナー収納体に設けられ、該交換用トナー収納体におけるトナーの特性に対応する第2定着温度補正情報を記憶する第2記憶部と、前記第1及び第2記憶部それぞれに記憶されている第1及び第2定着温度補正情報を比較して互いに異なるか否かを判定する比較判定部とを備え、前記比較判定部によって前記第1及び第2定着温度補正情報が互いに異なると判定された場合に、前記トナー供給制御部は、前記トナー残量検出部によって前記現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出されるまで、前記交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給を停止し、前記定着温度補正部は、前記トナー残量検出部によって前記現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、前記定着処理における前記第1定着温度補正情報に対応する定着温度が、前記第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正を開始し、前記トナー供給制御部は、前記トナー残量検出部によって前記現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、前記交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給を開始することを特徴とする。
上記構成によれば、現像ユニットによってトナー像が形成され、トナー収納体が現像ユニットに対して着脱自在に装着される。また、定着部によって、トナー収納体のトナーを用いて現像ユニットにより形成されたトナー像の用紙に対する定着処理が行われる。また、定着温度補正部によって定着処理における定着温度の補正が行われ、第1記憶部によって定着温度の補正に関する第1定着温度補正情報が記憶される。また、トナー残量検出部によって現像ユニットにおけるトナー残量が検出され、トナー供給制御部によってトナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給動作が制御される。そして、トナー収納体と別の交換用トナー収納体に設けられた第2記憶部によって、該交換用トナー収納体におけるトナーの特性に対応する第2定着温度補正情報が記憶され、比較判定部によって、第1及び第2記憶部それぞれに記憶されている第1及び第2定着温度補正情報が比較されて互いに異なるか否かが判定される。比較判定部によって第1及び第2定着温度補正情報が互いに異なると判定された場合に、トナー供給制御部によって、トナー残量検出部により現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出されるまで、交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給が停止される。そして、定着温度補正部によって、トナー残量検出部により現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、定着処理における第1定着温度補正情報に対応する定着温度が、第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正が開始され、トナー供給制御部によって、トナー残量検出部により現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給が開始される。
また、上記構成において、前記トナー残量の所定のレベルは、前記トナー残量検出部による通常のトナー交換に要するトナー残量検出レベル以下であることが好ましい。
これによれば、トナー残量の所定のレベルが、トナー残量検出部による通常のトナー交換に要するトナー残量検出レベル以下とされる。
さらに、上記構成において、前記定着温度補正部は、前記定着温度の補正開始時点から、前記第1定着温度補正情報に対応する定着温度から前記第2定着温度補正情報に対応する定着温度へ段階的に切り替えて定着温度の補正を行うことが好ましい。
これによれば、定着温度補正部によって、定着温度の補正開始時点から、第1定着温度補正情報に対応する定着温度から第2定着温度補正情報に対応する定着温度へ段階的に切り替えられて定着温度の補正が行われる。
請求項1記載の発明によれば、第1及び第2記憶部における第1及び第2定着温度補正情報が互いに異なる場合に、現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出されるまで、交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給が停止され、現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、定着処理における第1定着温度補正情報に対応する定着温度が第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正が開始されるとともに、交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給が開始される構成であるので、トナー特性の変更に応じてその都度、操作者が装置本体の定着制御温度を変更するような煩雑な作業を無くすことができ、また、トナー収納体(トナーカートリッジ)の交換によるトナー特性の変更に応じて定着制御温度補正情報の変更が可能であり、また、トナー特性変更時に、現像ユニット内に残留している旧トナーが所定残量レベルまで消費されるのを待って新トナーの供給が開始されるため、旧トナーと新トナーとの混在が防止(回避)され、自動的に最適なタイミングで定着制御温度を変更することができる。
請求項2記載の発明によれば、トナー残量の所定のレベルつまりトナーの供給を停止(禁止)させるトナー残量の判定レベルが、トナー残量検出部による通常のトナー交換に要するトナー残量検出レベル以下、例えば印字濃度が薄くなってくる程度のトナー残量レベル以下となるくらいに低いレベルに設定されるので(現像ユニット内の旧トナー残量が通常のトナー交換レベルのトナー残量よりもさらに少ない所謂空に近い状態にされるので)旧トナーと新トナーとの混在がより厳密に防止され、定着レベルの低下防止をより一層図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、定着温度補正部によって、定着温度の補正開始時点から、第1定着温度補正情報に対応する定着温度から第2定着温度補正情報に対応する定着温度へ段階的に切り替えられて定着温度の補正が行われるので、実際のトナー残留状態に即した、すなわち旧トナー(微量ではあるが存在する)と新トナーとの混在状態に対応したより精度の高い定着温度補正が行えるようになり、当該定着温度補正時における定着レベルの低下防止(定着レベルの維持又は向上)をより一層図ることが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるプリンタ1の内部構成を概略的に示す断面図である。プリンタ1は、プリンタ本体10内に画像形成部2が設けられている。画像形成部2は、用紙に対する画像の形成(印刷)を行うものであり、同図中に示す矢印方向に回転可能に構成された例えばアモルファスシリコンからなる像担持体としての感光体ドラム3、この感光体ドラム3の周囲に配設された帯電部4、露光部5、現像部6及びクリーニング部7等を備えている。
帯電部4は、感光体ドラム3の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。露光部5は所謂レーザ走査ユニットであり、後述の画像データ記憶部40等から送信されてきた画像データに基づき生成されたレーザービーム(或いはLED光)を感光体ドラム3の表面に照射し、感光体ドラム3上に静電潜像を形成するものである。現像部6は、感光体ドラム3に形成された静電潜像に対して、現像部6が備えるトナーカートリッジ61から供給されるトナーを付着させることで、トナー像として静電潜像を顕在化させるものである。なお、本発明においては、現像部6におけるトナー供給に関して主な特徴点を有しているが、この現像部6の詳細構成及び動作等については後で説明する。クリーニング部7は、後述の転写部9によるトナー転写が終了した後、感光体ドラム3の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
また、プリンタ1は、画像形成部2(感光体ドラム3)へ向けて給紙を行う給紙部8、感光体ドラム3上のトナー像を用紙に転写する転写部9、及び用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部11を備えている。給紙部8は、各サイズの用紙が収納される給紙カセット81、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ82、用紙搬送ローラ84等を備え、給紙カセット81から1枚ずつ送り出された用紙を、後述の転写ローラ91と感光体ドラム3とのニップ部へ向けて搬送する。なお、給紙部8は、トナー像が転写された用紙を定着部11へ搬送し、さらに、定着部11で定着処理された用紙を搬送ローラ85や排出ローラ86によってプリンタ本体10上部の用紙排出トレイ12へ排出する。
転写部9は、転写ローラ91を備え、該転写ローラ91を搬送されてきた用紙を介して感光体ドラム3に押し付けた状態で、感光体ドラム3上に顕在化されたトナー像をこの用紙に転写させるものである。用紙搬送路における転写部9より下流側の適所には、定着部11が設けられている。定着部11は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。定着部11はヒートローラ11a及び圧ローラ11bからなり、ヒートローラ11aの熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラ11bによって圧力を加えて用紙上にトナー像を定着させる。
ところで、現像部6は、トナー(現像剤)を収納する所謂容器(コンテナ)からなるトナーカートリッジ61、及び現像ローラ621等を備えた現像ユニット62から構成されている。トナーカートリッジ61は、現像ユニット62に対して着脱自在に装着できるように構成されており、ユーザによって容易にトナー交換可能である。トナーカートリッジ61は、通常例えば約5000枚〜20000枚印刷する毎に交換されるべくトナー容量を設定することが一般的であり、本体を継続使用する過程で定期的に交換される所謂消耗品である。
また、トナーカートリッジ61は、記憶媒体としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)611を備えており、現像ユニット62本体にトナーカートリッジ61を装着することで後述の制御部70のCPUと電気的に接続され、このEEPROM611上の情報を読み書きすることが可能に構成されている。ただし、当該記憶媒体はEEPROM611に限らず、フラッシュメモリや無線方式のRFID(Radio Frequency IDentification:無線タグ又はICタグ)、読み出し専用のOTPROM(One Time Programable Read Only Memory)等も採用可能である。
トナーカートリッジ61にEEPROM611を設置する目的としては、一般的に、トナーの種類、トナー容量、製造番号、出荷地域コード等の予め書き込まれた製造情報の参照、或いはトナー消費量や印刷枚数を印刷動作と共に記憶しておき、この情報に基づいてトナー残量を算出することにある。本発明においては、EEPROM611に、このトナーカートリッジ61に関連する情報に加えて、トナー特性に応じた定着制御温度補正情報を記憶しておき、この情報に基づいてトナーカートリッジ交換毎に定着制御温度補正の必要性を確認し、必要に応じて定着制御温度補正モードを起動させる構成となっている。
なお、トナーカートリッジ61にはトナー補給ローラ612(供給ローラ)が配設されており、図略のモータ等によってトナー補給ローラ612を駆動させることで、トナーカートリッジ61のトナーを現像ユニット62内に供給する。
現像ユニット62は、現像ユニット62内のトナー量を検出するトナーセンサ622を備えており、図略のエンジン制御基板に設けられた制御部70(CPU)に電気的に接続されている。これにより、自動的に現像ユニット62内のトナー残量レベルを検出することが可能となる。
なお、現像ユニット62には攪拌ローラ623(供給ローラ)が設けられており、これを駆動させることで、現像ユニット62内のトナーを攪拌したり現像ローラ621への供給を行う。また、現像ローラ621の外周部には現像スリーブ6211が設けられており、この現像スリーブ6211に現像バイアスを印加することで、例えばプラスに帯電されたトナーを現像スリーブ6211上から感光体ドラム3表面の露光部分(露光により静電気が除去されてなる静電潜像の部分)に吸着させる。
図2は、プリンタ1の電気的な構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、プリンタ1は、ネットワークI/F(インターフェース)部30、画像データ記憶部40、操作パネル部50、記録部60及び制御部70を備えている。ネットワークI/F部30は、LAN等のネットワークを介して接続されたPC等の情報処理装置(外部装置)との間における種々のデータの送受信を制御するものである。画像データ記憶部40は、ネットワークI/F部30を介してPC等から送信されてきた画像データを一時的に記憶するものである。操作パネル部50は、プリンタ1のフロント部等に設けられ、ユーザからの各種の操作指示(コマンド)が入力される入力キーとして機能したり、或いは所定の情報を表示するものである。
記録部60は、上記画像形成部2、給紙部8、転写部9及び定着部11から構成され、画像データ記憶部40に記憶されるなどした画像データに基づいて用紙に対する記録(印刷)を行うものである。制御部70は、各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に保管したり作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するCPU(中央演算処理装置)等からなり、上記各機能部に対する各種制御信号の送受信を行い、プリンタ1全体の動作制御を司るものである。
制御部70は、補正情報記憶部71、補正情報比較部72、モード設定部73、トナー残量判定部74、定着制御温度補正部75及びトナー供給制御部76を備えている。補正情報記憶部71は、定着部11における定着(定着時間や定着度合等)を制御する温度(以降、定着制御温度)を、供給されるトナー(トナー特性)に応じて補正するための定着制御温度補正値等の補正情報を記憶するものであり、上記EEPROM611と同様にEEPROMからなる。
補正情報比較部72は、プリンタ本体10における上記補正情報記憶部71に記憶されている現在の定着制御温度補正値と、上記トナーカートリッジ61におけるEEPROM611に記憶されている定着制御温度補正値とを比較し、双方の補正値が同じものであるか異なるものであるかを判別するものである。ただし、当該補正値が同じか異なるかの判別は、補正値自体を直接比較することで行ってもよいし、所定の照合情報等を用いて行ってもよい。補正情報比較部72は、当該各補正値の異同の判別結果情報をモード設定部73に出力する。
モード設定部73は、補正情報比較部72による判別結果情報に基づいて、定着制御温度補正モードを設定するものである。ただし、定着制御温度補正モードが設定されていない場合には、通常の印刷モードが設定される(モード設定部73は定着制御温度補正モードと通常印刷モードとの切り替えを行うものであるとも言える)。定着制御温度補正モードとは、後述するようにトナー補給を一旦禁止(停止)し、現像ユニット62内の現在使用されているトナーが無くなる、例えば所定のトナー残量レベルにまで減少すると、定着制御温度の補正処理を行うとともに定着制御温度情報を更新するといった一連の動作を行うモードである。具体的には、モード設定部73は、EEPROM611と補正情報記憶部71との各定着制御温度補正値が互いに異なる値であった場合に、カートリッジ61から現像ユニット62への新規トナーの補給を禁止するトナー補給禁止フラグをセットすることで定着制御温度補正モードを設定する。定着制御温度補正値が同じ値であった場合には、トナー補給禁止フラグをセットしない(フラグのセットを解除する;フラグをクリアする)。
トナー残量判定部74は、トナーセンサ622による検出情報に基づいて現像ユニット62内のトナー残量を検出するとともに、この検出されたトナー残量が所定の残量レベルより多いか否かを判定するものである。なお、当該判定に用いる残量レベル(閾値)の情報は、トナー残量判定部74等に予め記憶されている。
定着制御温度補正部75は、定着制御温度の補正処理を行う、すなわち新たな定着制御温度での定着処理が実行可能となるように該当する装置各部の設定や動作を現在のものから変更する(例えば定着部11のヒートローラ11aに対する通電量を変更する)ものである。定着制御温度補正部75は、補正情報記憶部71に記憶されている補正情報つまり現在の定着制御温度補正値を、EEPROM611に記憶されている定着制御温度補正値に書き替える(更新する)動作も行う。
トナー供給制御部76は、トナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナー供給の制御を行う、すなわちトナー補給の実行、禁止(停止)動作を制御するものである。具体的には、トナー供給制御部76は例えばトナー補給ローラ612を駆動させてトナーカートリッジ61から現像ユニット62へトナーを補給したり、トナー補給ローラ612の駆動を実行させずに(駆動を停止させて)当該トナーの補給ができないようにする。
ところで、上記EEPROM611における定着制御温度補正情報の記憶方法としては、例えば図3に示す方法でもよい。すなわち、図3はEEPROM611内のメモリアドレス及び記憶内容の一例を示しており、同図に示すように例えばアドレスFFhに、定着制御温度補正値として例えば−50〜+50の範囲の整数(この整数値はそのまま温度の値であってもよい)が記憶されている。このように記憶される定着制御温度補正値は、以下の(1)式を満たすものであり、定着制御基準温度に対する所謂偏差(ズレ量)である。このように、本実施形態では定着制御温度の補正を、(1)式に示すように或る定着制御基準温度を設定し、この基準値に対してどの程度、値を増減(変化)させるかによって行う。
補正後定着制御温度 = 定着制御基準温度 + 定着制御温度補正値 ・・・(1)
上記定着制御基準温度は、印刷に用いる用紙の紙厚や紙質或いは印刷モードなどに応じて変更される複数種類の値(基準温度情報)であってもよく、この場合、全種類の定着制御基準温度に対して一律に温度補正を行なってもよいし、例えばプリンタ本体10側で予め定めた特定の定着制御基準温度に対してのみ温度補正を行ってもよい。
上記定着制御基準温度は、印刷に用いる用紙の紙厚や紙質或いは印刷モードなどに応じて変更される複数種類の値(基準温度情報)であってもよく、この場合、全種類の定着制御基準温度に対して一律に温度補正を行なってもよいし、例えばプリンタ本体10側で予め定めた特定の定着制御基準温度に対してのみ温度補正を行ってもよい。
この場合、プリンタ本体10側の例えば補正情報記憶部71に、上記定着制御基準温度及び現在の定着制御温度補正値(及び補正後定着制御温度)を記憶しておく。そして、図3に示すように定着制御温度補正値が記憶されたEEPROM611を備えたトナーカートリッジ61が、トナー交換がなされるべく現像ユニット62に装着されると、EEPROM611の定着制御温度補正値が補正情報記憶部71に記憶されている定着制御温度補正値と比較され、互いに異なる値である場合には、このEEPROM611の定着制御温度補正値が取り込まれて(補正情報記憶部71の当該情報が書き換えられて)、定着制御基準温度と合算されて新たな補正後定着制御温度(定着制御温度)による定着動作が実行される。
図4は、本発明に係る定着制御温度補正モードの起動を判定する実行シーケンスの一例を示すフローチャートである。先ず、トナーカートリッジ61(交換用のトナーカートリッジ61)が、トナー交換を行うべく現像ユニット62に装着されると、補正情報比較部72によって、プリンタ本体10の補正情報記憶部71(EEPROM)に記憶されている現在の定着制御温度補正値が読み取られるとともに(ステップS1)、トナーカートリッジ61上のEEPROM611における定着制御温度補正情報記憶領域(本実施例においてはアドレスFFh)の値が読み取られて(ステップS2)、当該読み取られた各補正値の比較処理が行われる。この比較の結果、双方の値が異なる場合には(ステップS3のNO)、モード設定部73にトナー補給禁止フラグがセットされて定着制御温度補正モードが設定される(ステップS4)。一方、双方の値が同じである場合には、モード設定部73にトナー補給禁止フラグがセットされず、通常の印刷モードが維持される(ステップS5)。ただし、モード設定部73にトナー補給禁止フラグがセットされている状態で、プリンタ本体10側の補正情報と同じ値を持つトナーカートリッジ61が装着された場合には、このトナー補給禁止フラグがクリア(解除)され、通常の印刷モードつまり通常のトナー補給制御に戻される。
このようにトナー補給禁止フラグがセットされることで定着制御温度補正モードが設定されるが、次にこの定着制御温度補正モードが設定される場合の動作について説明する。図5は、定着制御温度補正モードに関する実行シーケンスの一例を示すフローチャートである。先ず、プリンタ1によって通常印刷モードでの一連の印刷動作が実行されるとともに(ステップS11)、トナーセンサ622によって現像ユニット62内のトナー残量の検出が行われる(ステップS12)。上記図4のフローチャートによって、モード設定部73にトナー補給禁止フラグがセットされていない(クリアされている)場合には(ステップS13のNO)、通常のトナー制御が行われる(ステップS19)。ただし、通常のトナー制御とは、例えば、トナー残量レベルが所定値以下であればトナーカートリッジ61から現像ユニット62へトナー補給を行なうということを示している。なお、この場合、所定回数だけトナー補給を行なっても残量レベルが所要のレベルまで回復(復帰)しないときにはトナー交換要求を行なう、すなわち操作パネル部50にトナー交換を促すようなメッセージを表示するといった制御を行ってもよい。
次に、モード設定部73にトナー補給禁止フラグがセットされている場合、すなわち定着制御温度補正モードが設定される場合には(ステップS13のYES)、トナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナー補給を禁止した状態とし(通常のトナー制御を行わず)、上記ステップS12で検出されたトナー残量レベルが、予め設定された所定の定着制御温度切換えレベル以下となっているか否かがトナー残量判定部74により判定され、定着制御温度切換えレベル以下であった場合には(ステップS14のYES)、定着制御温度補正部75によって定着制御温度の補正処理が行われるとともに(ステップS15)、プリンタ本体10の定着制御温度補正情報が更新される、すなわち上述したように補正情報記憶部71に記憶されている現在の定着制御温度補正値が、EEPROM611に記憶されている定着制御温度補正値に更新される(ステップS16)。上記ステップS14においてトナー残量レベルが定着制御温度切換えレベル以下でない場合には(ステップS14のNO)、上記ステップS11に戻り、トナー補給が禁止された状態で、トナー残量レベルが定着制御温度切換えレベル以下となるまで印刷動作が継続される。上記ステップS15、16において定着制御温度補正及び当該補正情報の更新がなされた後、モード設定部73にセットされていたトナー補給禁止フラグがクリアされ(ステップS17)、新しいトナーカートリッジ61のトナー(旧トナーと特性が異なる新トナー)が現像ユニット62内へ補給される(ステップS18)。なお、上記ステップS14に関し、現像ユニット62内に残留する特性変更前のトナーをなるべく少なくすることが必要であることから、定着制御温度切換えレベルは、通常のトナー制御においてトナー交換を要求するトナー残量レベル以下の値を設定することが望ましい。なお、上記ステップS15、S16の動作が行われる順序は逆であってもよい。
以上のように本発明の画像形成装置(プリンタ1)によれば、現像ユニット62によってトナー像が形成され、トナーカートリッジ61(トナー収納体)が現像ユニット62に対して着脱自在に装着される。また、定着部11によって、トナーカートリッジ61のトナーを用いて現像ユニット62により形成されたトナー像の用紙に対する定着処理が行われる。また、定着制御温度補正部75(定着温度補正部)によって定着処理における定着温度の補正が行われ、補正情報記憶部71(第1記憶部)によって定着温度の補正に関する定着温度補正情報(第1定着温度補正情報)が記憶される。また、トナーセンサ622(トナー残量検出部)によって現像ユニット62におけるトナー残量が検出され、トナー供給制御部76によってトナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナーの供給動作が制御される。そして、トナーカートリッジ61と別の交換用トナーカートリッジ61に設けられたEEPROM611(第2記憶部)によって、該交換用トナーカートリッジ61におけるトナーの特性に対応する定着制御温度補正情報(第2定着温度補正情報)が記憶され、補正情報比較部72(比較判定部)によって、補正情報記憶部71及びEEPROM611それぞれに記憶されている第1及び第2定着温度補正情報が比較されて互いに異なるか否かが判定される。
補正情報比較部72によって第1及び第2定着温度補正情報が互いに異なると判定された場合に、トナー供給制御部76によって、トナー残量判定部74(トナー残量検出部)により現像ユニット62におけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出されるまで、交換用トナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナーの供給が停止される。そして、定着制御温度補正部75によって、トナー残量判定部74により現像ユニット62におけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、定着処理における第1定着温度補正情報に対応する定着温度が、第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正が開始され、トナー供給制御部76によって、トナー残量判定部74により現像ユニット62におけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、交換用トナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナーの供給が開始される。
このように、補正情報記憶部71及びEEPROM611における第1及び第2定着温度補正情報が互いに異なる場合に、現像ユニット62におけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出されるまで、交換用トナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナーの供給が停止され、現像ユニット62におけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、定着処理における第1定着温度補正情報に対応する定着温度が第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正が開始されるとともに、交換用トナーカートリッジ61から現像ユニット62へのトナーの供給が開始される構成であるので、トナー特性の変更に応じてその都度、操作者が装置本体の定着制御温度を変更するような煩雑な作業を無くすことができ、また、トナーカートリッジ61の交換によるトナー特性の変更に応じて定着制御温度補正情報の変更が可能であり、また、トナー特性変更時に、現像ユニット62内に残留している旧トナーが所定残量レベルまで消費されるのを待って新トナーの供給が開始されるため、旧トナーと新トナーとの混在が防止(回避)され、自動的に最適なタイミングで定着制御温度を変更することができる。
また、トナー残量の所定のレベルつまりトナーの供給を停止(禁止)させるトナー残量の判定レベルが、トナー残量判定部74による通常のトナー交換に要するトナー残量検出レベル以下、例えば印字濃度が薄くなってくる程度のトナー残量レベル以下となるくらいに低いレベルに設定されるので(現像ユニット62内の旧トナー残量が通常のトナー交換レベルのトナー残量よりもさらに少ない所謂空に近い状態にされるので)旧トナーと新トナーとの混在がより厳密に防止され、定着レベルの低下防止をより一層図ることができる。なお、本発明は、以下の態様をとることができる。
(A)上記定着制御温度補正部75による定着制御温度の補正は、目標となる定着制御温度に段階的に切り替えて行われてもよい。図6は、定着制御温度補正が段階的に行なわれる場合の定着制御温度が変化する様子の一例を示している。同図に示すように、トナー残量センサが定着制御温度補正レベルを検出した、すなわちトナー残量レベルが定着制御温度切換えレベル以下となった符号301で示す時点においても、現像ユニット62内には微量の特性変更前トナー(図中では旧トナーと記載)が残留しており、特性変更後トナー(新トナー;交換用トナー)との混在状態が発生する。このことから、定着制御温度補正モードが設定されてトナー補給が禁止された後、上記符号301で示す時点で、定着制御温度補正を開始するとともに新トナーの補給を開始し、符号302で示すトナー補給開始後から所定時間が経過した時点で定着制御温度補正が完了するように所謂定着制御温度の過渡領域を設定し、定着制御温度を段階的に切り替える構成とする。
具体的には、上記符号301で示すトナー補給開始時点から約50gだけトナーが消費される(50gに限定されず任意の消費量でよい)までの間は、符号303で示す定着制御温度(補正前温度)から補正前後の温度差の約0.5倍(50%)を減じた温度に相当する符号304で示す定着制御温度(段階補正温度)で定着制御を行ない、その後、上記符号302で示す位置に達した時点で符号305で示す目標の定着制御温度(補正後温度)での定着制御を行う。なおこの場合、符号301の時点からのトナー消費量のカウントすなわちトナー残量の判定はトナー残量判定部74で行われる。また、本変形態様の説明では、このように2段階での定着制御温度の切り替え(補正処理)を行っているが、必要に応じてさらに当該切り替えの段階数を増やすことも可能である。ただし、この「段階的」な切り替えは、当該“階段状”に限らず、“直線状”或いは“曲線状”であってもよい。
このように、定着制御温度補正部75によって、定着温度の補正開始時点から、第1定着温度補正情報に対応する定着温度から第2定着温度補正情報に対応する定着温度へ段階的に切り替えられて定着温度の補正(変更)が行われるので、実際のトナー残留状態に即した、すなわち旧トナー(微量ではあるが存在する)と新トナーとの混在状態に対応したより精度の高い定着温度補正が行えるようになり、当該定着温度補正時における定着レベルの低下をより一層防止することが可能となる。
(B)上記実施形態では、プリンタ本体10側の補正情報記憶部71に、上記(1)式における定着制御基準温度を記憶する構成であるが、トナーカートリッジ61側のEEPROM611にこの定着制御基準温度を記憶してもよい。また、(1)式のように定着制御基準温度と定着制御温度補正値(偏差)とに分けて扱うのではなく、補正後定着制御温度のみを扱う構成、すなわちEEPROM611にこの補正後定着制御温度に相当する定着制御温度を記憶しておき、プリンタ本体10側でこの定着制御温度をそのまま用いて定着制御温度補正を行う構成としてもよい。
(C)上記図3において、EEPROM611内に、上記変形態様(A)で説明した定着制御温度差の0.5倍といった段階的補正に関するパラメータ(倍率情報等)を、定着制御温度補正値などと併せて記憶してもよい。ただし、このパラメータもトナーカートリッジ61のトナー毎の特性に対応するものとすることが好ましい。これにより、よりフレキシブルな(各トナーに対応した精度の高い)定着制御温度補正動作が可能となる。
1 プリンタ(画像形成装置)
6 現像部
61 トナーカートリッジ(トナー収納体、交換用トナー収納体)
611 EEPROM(第2記憶部)
612 トナー補給ローラ
62 現像ユニット
621 現像ローラ
622 トナーセンサ(トナー残量検出部)
623 攪拌ローラ
10 プリンタ本体
11 定着部
70 制御部
71 補正情報記憶部(第1記憶部)
72 補正情報比較部(比較判定部)
74 トナー残量判定部(トナー残量検出部)
75 定着制御温度補正部(定着温度補正部)
76 トナー供給制御部(トナー供給制御部)
6 現像部
61 トナーカートリッジ(トナー収納体、交換用トナー収納体)
611 EEPROM(第2記憶部)
612 トナー補給ローラ
62 現像ユニット
621 現像ローラ
622 トナーセンサ(トナー残量検出部)
623 攪拌ローラ
10 プリンタ本体
11 定着部
70 制御部
71 補正情報記憶部(第1記憶部)
72 補正情報比較部(比較判定部)
74 トナー残量判定部(トナー残量検出部)
75 定着制御温度補正部(定着温度補正部)
76 トナー供給制御部(トナー供給制御部)
Claims (3)
- トナー像を形成する現像ユニットと、
前記現像ユニットに対して着脱自在に装着されたトナー収納体と、
前記トナー収納体のトナーを用いて前記現像ユニットにより形成されたトナー像の用紙に対する定着処理を行う定着部と、
前記定着処理における定着温度の補正を行う定着温度補正部と、
前記定着温度の補正に関する第1定着温度補正情報を記憶する第1記憶部と、
前記現像ユニットにおけるトナー残量を検出するトナー残量検出部と、
前記トナー収納体から前記現像ユニットへのトナーの供給動作を制御するトナー供給制御部と、
前記トナー収納体と別の交換用トナー収納体に設けられ、該交換用トナー収納体におけるトナーの特性に対応する第2定着温度補正情報を記憶する第2記憶部と、
前記第1及び第2記憶部それぞれに記憶されている第1及び第2定着温度補正情報を比較して互いに異なるか否かを判定する比較判定部とを備え、
前記比較判定部によって前記第1及び第2定着温度補正情報が互いに異なると判定された場合に、
前記トナー供給制御部は、前記トナー残量検出部によって前記現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出されるまで、前記交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給を停止し、
前記定着温度補正部は、前記トナー残量検出部によって前記現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、前記定着処理における前記第1定着温度補正情報に対応する定着温度が、前記第2定着温度補正情報に対応する定着温度となるように定着温度の補正を開始し、
前記トナー供給制御部は、前記トナー残量検出部によって前記現像ユニットにおけるトナー残量が所定のレベル以下であると検出された時点で、前記交換用トナー収納体から現像ユニットへのトナーの供給を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記トナー残量の所定のレベルは、前記トナー残量検出部による通常のトナー交換に要するトナー残量検出レベル以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記定着温度補正部は、前記定着温度の補正開始時点から、前記第1定着温度補正情報に対応する定着温度から前記第2定着温度補正情報に対応する定着温度へ段階的に切り替えて定着温度の補正を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005345728A JP2007148254A (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 画像形成装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11016424B2 (en) | 2019-05-27 | 2021-05-25 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and developer container |
-
2005
- 2005-11-30 JP JP2005345728A patent/JP2007148254A/ja active Pending
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