JP2007031148A - エレベータ装置において支持手段の端部を締結する支持手段端部接続部、支持手段端部接続部を有するエレベータ装置、エレベータ装置において支持手段の端部を締結する方法 - Google Patents
エレベータ装置において支持手段の端部を締結する支持手段端部接続部、支持手段端部接続部を有するエレベータ装置、エレベータ装置において支持手段の端部を締結する方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】支持手段の耐荷力を最大限且つ確実に伝達する、最適化された支持手段端部接続部を提供する。
【解決手段】本発明は、エレベータ装置において支持手段端部を締結する支持手段端部接続部に関する。支持手段は、ケーブルまたはケーブルストランドと、ケーブルまたはケーブルストランド複合体を囲うケーブルケーシングとからなる。本発明によると、ケーブルケーシングは、実質的に熱可塑性合成材料またはエラストマーからなり、ケーブルまたはケーブルストランドは支持手段端部接続部の領域においてケーブルケーシングと接着されるか、融合されるか、または、機械的に接続される。支持手段端部接続部からケーブルケーシングに伝達される摩擦力は、支持手段の負荷を受けるコアに直接的に伝達され、ケーブルまたはケーブルストランドに向かう。支持手段における許容可能な張力が増加される。支持手段は、多数のケーブルであることが好ましい。
【選択図】図7a
【解決手段】本発明は、エレベータ装置において支持手段端部を締結する支持手段端部接続部に関する。支持手段は、ケーブルまたはケーブルストランドと、ケーブルまたはケーブルストランド複合体を囲うケーブルケーシングとからなる。本発明によると、ケーブルケーシングは、実質的に熱可塑性合成材料またはエラストマーからなり、ケーブルまたはケーブルストランドは支持手段端部接続部の領域においてケーブルケーシングと接着されるか、融合されるか、または、機械的に接続される。支持手段端部接続部からケーブルケーシングに伝達される摩擦力は、支持手段の負荷を受けるコアに直接的に伝達され、ケーブルまたはケーブルストランドに向かう。支持手段における許容可能な張力が増加される。支持手段は、多数のケーブルであることが好ましい。
【選択図】図7a
Description
本発明は、エレベータ装置において支持手段の端部を締結する支持手段端部接続部と、支持手段端部接続部を有するエレベータ装置と、エレベータ装置において支持手段の端部を締結する方法とに関わる。
エレベータ装置は、通常、エレベータ昇降路において反対方向に移動するケージと釣り合いおもりとよりなる。ケージと釣り合いおもりとは、一体に接続され、支持手段によって支持される。この場合、支持手段の端部は、ケージ、または釣り合いおもり、またはエレベータ昇降路に、支持手段端部接続部によって締結される。支持手段端部接続部は、相応じて、支持手段に作用する力をケージ、または釣り合いおもり、またはエレベータ昇降路に伝達しなくてはならない。支持手段端部接続部は、支持手段の必要な支持力を確実に伝達できるように設計されなくてはならない。現在、数本のケーブルまたはケーブルストランドが合わされて支持手段となる多数の支持手段が使用されている。この場合、支持手段は、互いに対して離間されて延在する少なくとも二本のケーブルまたはケーブルストランドと、共通のケーブルケーシングからなる。ケーブルまたはケーブルストランドは、支持力および移動力を伝達するよう実質的に機能し、ケーブルケーシングはケーブルまたはケーブルストランドを外部影響から保護し、駆動モータによって支持手段にもたらされる駆動力の伝達能力を向上させる。
支持手段端部接続部の知られている実施形態では、支持手段はウェッジを用いてウェッジポケットに固定されている。
エラストマー被覆材料が設けられる支持手段に対する支持手段端部接続部は、国際公開第00/40497号パンフレットから知られている。エラストマー被覆材料は、個々のケーブルまたはケーブルストランドを被覆、および/または分離し、駆動エンジンに対する力伝達面を画定する。この支持手段端部接続部では、ウェッジ角は、所与の長さおよび幅に対してウェッジが発生する支持手段に対する圧力負荷が、エラストマー被覆材料の許容可能な圧力負荷よりも低い値となるよう、選択される。
この構造では、支持手段端部接続部から支持手段のケーブルケーシングへの力の導入に対して、実際に提案がなされているが、ケーシングから実際の支持ケーブルまたはケーブルストランドへの力の伝達は解決されていない。ケーブルストランドまたはケーブル内の摩擦係数は、多くの場合、ケーブルケーシングから接続部分までよりも小さい。そのため、ケーブルストランドまたはケーブルは、ケーブルケーシング内で十分に保持されず、支持手段の許容可能な耐荷力が制限される。
国際公開第00/40497号パンフレット
本発明は、支持手段の耐荷力を最大限且つ確実に伝達する、最適化された支持手段端部接続部を提供することを目的とする。これにより、経済的なエレベータ装置が実現できるといった利点が得られる。支持ケーブルまたはケーブルストランドへの力の導入が確実になり、支持手段における全体的なストレスが最適化され、支持手段の耐用年数が長くなる。更に、支持手段は、上昇した環境温度に耐性があり、簡単な方法で搭載されるよう構成される。
上述の目的は、特許請求の範囲の請求項1、10、11、および、12の記載に従って本発明により達成される。有利な発展は、従属請求項に記載される。
本発明は、特許請求の範囲の記載に従って、エレベータ設置に支持手段端部を締結する支持手段端部接続部と、エレベータ装置において支持手段を締結する方法とに関わる。
エレベータ装置は、エレベータ昇降路において反対方向に移動するケージと釣り合いおもりから構成される。ケージと釣り合いおもりは、一体に接続され、支持手段によって支持される。支持手段は、少なくとも一本のケーブルまたはケーブルストランドと、ケーブルまたはケーブルストランドを囲うケーブルケーシングからなる。ケーブルまたはケーブルストランドは、含浸され得る合成繊維、または金属材料、好ましくは鋼ワイヤから生成される。幾つかの支持手段は、共に支持手段ストレッチを形成する。
支持手段の端部は、ケージ、または釣り合いおもり、またはエレベータ昇降路に、支持手段端部接続部によって締結される。支持手段は、ウェッジポケットにおいて支持手段を固定するウェッジを用いて、支持手段端部接続部に保持される。ウェッジポケットを含む支持手段端部接続部の部分は、ウェッジ筺体によって形成される。支持手段は、その未装填部分にルースラン(loose run)を有する。ルースランは、垂直方向に対して傾斜が付けられたウェッジポケット接着表面上に延在し、ウェッジ接着表面を用いて、ウェッジによってウェッジポケット接着表面に押し付けられる。支持手段は、ウェッジ曲線の周りを案内され、反対側のウェッジ摺動表面と、略垂直方向または支持手段の張力方向に方向付けられるウェッジポケット摺動表面との間を、支持手段の支持ランまで延在する。支持手段は、ウェッジの周りをループする。したがって、支持手段の張力は、ウェッジ表面およびウェッジポケット表面に沿って押し付けること、および、ウェッジの周りをループさせることで、伝達される。支持手段は、ウェッジポケットにおけるウェッジを用いて保持され、支持手段はウェッジとウェッジポケットとの間を延在する。
この場合、支持手段の許容可能な張力は、相互に接触する表面の形態、および、支持手段端部接続部からケーシングおよびケーブルまたはケーブルストランドへの力の流れの種類によって、明白に影響を及ぼされる。
本発明によると、ケーブルまたはケーブルストランドは、支持手段端部接続部の領域においてケーブルケーシングと接着されるか、融合されるか、または機械的に接続される。互いとの、および、ケーブルケーシングとの、ケーブルまたはケーブルストランドの接着、融合、または機械的接続は、支持手段内でいかなる相対運動も行われないといった効果を有する。ウェッジポケットまたはウェッジの表面からケーブルケーシングに伝達される摩擦力は、ケーブルまたはケーブルストランドに支持手段の負荷を受けるコアに直接伝達される。支持手段における許容可能な張力は増加される。
接着は、例えば、所定の量の低粘度液状接着剤が、支持手段の端部で個々のケーブルまたはケーブルストランドに落とされるか流し込まれることで、行われる。接着剤は、重力および毛管作用により、ケーブルまたはケーブルストランドと、ケーシングとの間に入り、これらの部分を永久的に接続する。含浸されたケーブルまたはケーブルストランドの場合、接着剤は特に、ポリウレタン等の含浸媒体と結合する。接着により、ケーブル手段端部締結部(fastening)を形成する経済的な方法が得られる。
ケーシング材料とケーブルまたはケーブルストランドとの点状の融合は、外部からの熱源によって、または、超音波源によって行われる。ケーブルストランド含浸およびケーシングについて、例えばポリウレタン等の材料を用いて一体に融合することが、特に有利である。
例えば、ピンがケーブルまたはケーブルストランドの端部に導入されることで機械的接続は行われ、それにより、局所的な押圧力が増大する。支持手段、または、ケーブルあるいはケーブルストランドの端部に螺合される、ある点まで延びる木ねじまたは螺入ピンを用いることは、特に有利である。
本実施形態は、コストの面で特に最適であり、木ねじにより二重の意味で許容可能な取り外し力を増加させる。一方で、局所的な押圧力は増加され、他方で、木ねじの頭部は摺動する可能性がある場合に筺体またはウェッジに設けられる。これにより、許容可能な取り外し力が増加される。
更なる機械的接続は、支持手段のケーブルストランドまたはケーブルの端部を結ぶまたは編むことで実現される。この接続は、細く、相応して曲げについて軟らかい、ケーブルまたはケーブルストランドの端部に使用されることが好ましい。
例示する解決策は、合成繊維のケーブルまたはケーブルストランドの場合に特に有利である。合成繊維は、より好ましい接着特性を通常有する。許容可能な取り外し力は、例示する発明を用いて増加される。ケーブルケーシングは、実質的に熱可塑性合成材料またはエラストマーからなることが好ましい。
有利な実施形態では、支持手段のルースランの近傍に配置されるウェッジ接着表面またはウェッジポケット接着表面に、長手軸方向のウェッジフルート(flute)が設けられる。これは、支持手段を装填する場合に、ウェッジを引き込むことで生ずるウェッジポケットに対するウェッジの押圧力が、ウェッジポケット接着表面の側の支持手段において可能な特定の程度の保持力まで上昇し、表面に長手軸方向のウェッジフルートが設けられているため、ケーブルまたはケーブルストランドを一体にして、且つ、ケーブルケーシングと共に押し付けるため、特に有利であり、それにより、最大可能支持手段力は、ウェッジ曲線の周りの撓みにより増加される。この場合は、ルースランの側で力の増加が更に蓄積されるため、力は連続的に増加される。更に、ウェッジフルートは、ウェッジの曲線にわたって形成される。
更なる実施形態では、支持手段のルースランの近傍に配置されるウェッジポケット接着表面および/またはウェッジ接着表面は、ウェッジポケットまたはウェッジの残りの表面に対して増加する表面粗さを有し、あるいは、これらの表面には横方向のフルートまたは横方向の溝が設けられる。これは、支持手段を装填する場合、ウェッジを引き込むことで生ずるウェッジポケットに対するウェッジの押圧力が、表面が増加した粗さを有するか横方向のフルートまたは横方向の溝を有するため、ウェッジポケット接着表面またはウェッジ接着表面の側で支持手段における可能な特定の程度の耐荷力まで増加するため、特に有利であり、それにより、ウェッジ曲線の周りの撓みの結果として最大可能支持手段力が増加する。この場合、ルースランの側の初期力が蓄積されるため、力は連続的に増加される。支持手段のルースランは、確実に保持され、高い耐荷力が伝達される。更に、支持手段が装填処理中に滑るウェッジポケット摺動表面は、相応してより低い程度の粗さを有し、表面が損傷を受けないため、支持手段の損傷を妨げる。高い支持装填能力を有する経済的な支持手段端部接続部が、本発明により提供される。
代替的に、あるいは追加的に、支持手段の支持ランの近傍に配置されるウェッジ摺動表面および/またはウェッジポケット摺動表面には、摩擦係数を減少させる手段が設けられる。摩擦係数を減少させる手段は、例えば、スライドスプレー、摺動能力を有する合成材料の中間層、または、表面コーティングである。これにより、表面が損傷を受けず、ケーシング、および、ケーブルまたはケーブルストランドへの装填が均一に行われるため、張力をかけられて装填される支持手段端部接続部の側の支持手段の損傷を妨げる、装填処理中の支持手段の摺動を可能にする。高い支持装填能力を有する経済的な支持手段端部接続部が本構造により提供される。
別の実施形態では、支持手段の支持ランの近傍に配置されるウェッジ摺動表面またはウェッジポケット摺動表面は第1および第2の表面領域を有し、第1の表面領域は支持手段端部締結部から支持手段の出口領域に配置され、第1の表面領域は、第1の表面領域に隣接し、更なる表面領域またはウェッジポケット表面またはウェッジ表面の上端部への遷移部となる、第2の表面領域よりも大きいウェッジ角を有する。第1の表面領域は、出口側でウェッジ端部の方向に向かうにつれ対向表面から間隔を次第に広げる。有利には、個々の表面領域間の遷移は連続的である。最適化された実施形態では、表面領域は、一番目からn番目の表面領域までの遷移が連続的に延在し、即ち、遷移の輪郭に従って延在し、n番目の表面領域が主な押圧領域を決定するよう、形成される。
同解決策は、支持手段端部接続部から支持手段の限定できる出口ストレッチにわたって、支持手段の押圧力を次第に減少させる。有利には、表面領域は、ウェッジ摺動表面またはウェッジポケット摺動表面全体の50%未満にわたって延在する。支持手段は、いかなる急激な負荷の遷移も受けない。これにより、支持システムの耐用年数が延長される。
更に、ウェッジ摺動表面およびウェッジポケット摺動表面の牽引ケーブル側にある端部には、有利には半径部分が設けられるか曲線に形成される。半径部分または湾曲した遷移部分を用いることで、支持手段の押圧力が段々に蓄積される。急激なストレス変化は課されず、支持手段の非常に負荷がかけられた張力領域における支持手段の摺動は、支持手段に損傷を与えることなく可能となる。
あるいは、ウェッジはウェッジ形状の端部で弾性となるよう構成される。これにより、支持手段の押圧力がゆっくりと減少される。更に、支持手段はいかなる急激な負荷の遷移も受けない。支持システムの耐用年数が増加される。
更なる実施形態では、ルースランのウェッジ接着表面は、ウェッジ曲線によってウェッジの上端部で支持ランのウェッジ摺動表面に接続され、ウェッジ曲線は両側にあるウェッジ表面に接して隣接し、本発明による実施形態では、曲線の曲率半径はルースランのウェッジ接着表面の方向に小さくなる。より小さい曲率半径により、支持手段の曲率がより大きくなり、支持手段自体において変形ストレスがより大きくなる。その対抗手段として、支持手段に作用する張力がエイテルウェイン(Eytelwein)のループ法則にしたがってルースランの方向に減少すると同時に、支持手段において減少した引張ストレスを生ずる。増加する変形ストレスは、減少した引張ストレスと対抗し、理想的な場合には、互いを補償し合う。これにより、支持手段における全体的なストレスが最適化され、全体として支持手段の耐用年数が延長される。
例示する種類の有利な支持手段端部接続部は、多数のケーブルの形態にある支持手段の使用によって生ずる。この場合支持手段は、互いに対して離間されて延在する少なくとも二本のケーブルまたはケーブルストランドと、ケーブルまたはケーブルストランド複合体を囲い、個々のケーブルまたはケーブルストランドを互いから離す、ケーブルケーシングからなる。支持手段は、好ましくは長手軸方向のフルートである長手軸方向の構造を有する。
長手軸方向の構造は、個々のケーブルまたはケーブルストランドのイメージでもよく、ケーブルまたはケーブルストランドの群は、長手軸方向の構造に嵌められてもよい。この場合、ケーブルケーシングは、それぞれの所望のフルート構造に応じて特別に外形を形成されてもよい。ケーブルポケットまたはケーブルの可能な構造は、長手軸方向の構造の種類に好ましくは合わせられる。これにより、特に経済的な支持手段端部接続部が提供される。
有利には、ケーブルまたはケーブルストランドランはそれぞれ、ウェッジまたはウェッジポケットの関連する長手軸方向のウェッジフルートを用いてクランプされる。
これにより、支持手段端部接続部への支持手段力の特に良好な力の導入が可能となる。
更に、例示する支持手段または多数のケーブルの端部は、個々のケーブルまたはケーブルストランドランに分割され、ケーブルまたはケーブルストランドランそれぞれは、ウェッジまたはウェッジポケットの関連する長手軸方向のウェッジフルートを用いてクランプされる。支持手段を個々のケーブルまたはケーブルストランドランに分割することは、手動で、例えば、切る、割くなどして行われてもよく、あるいは、ウェッジ表面またはウェッジポケット表面の長手軸方向のフルートの形成により生ずる中央ウェブによって、強制的に行われてもよい。
更なる有利な実施形態は、更なる従属請求項に記載される。
本発明および更なる有利な実施形態は、図1から図12に従って、例として提供される実施形態に基づいて以下に詳細に説明される。
図1および図2に示すように、エレベータ装置1は、エレベータ昇降路2において案内トラック5に沿って反対方向に移動するケージ3と、釣り合いおもり4から構成される。ケージ3と釣り合いおもり4とは、一体に接続され、支持手段6によって支持される。支持手段6の端部は、図2に示すように、ケージ3または釣り合いおもり4、あるいは、図1に示すように、エレベータ昇降路2に、支持手段端部接続部9によって締結される。締結の場所は、エレベータ装置1の構造の種類について適応される。図1は、これについて、2:1で懸架されるエレベータ装置を示し、図2は1:1で懸架されるエレベータ装置を示す。
図3および図4より、支持手段6が、支持手段をウェッジポケット11に固定するウェッジ12を用いて、支持手段端部接続部9でどのようにして保持されることが分かる。支持手段端部締結部(fastening)9は、様々な設置位置に締結され得る。図3では、取り出し方向は上方に方向付けられる。図4では、図1による巻き上げ式の(slung around)エレベータ装置の場合に通常使用されるように、取り出し方向は下方に方向付けられる。
図5は、「ツインロープ」の形態にある支持手段6を示す。これに関連して、例示する実施例では合成繊維よりなる個々のストランド6cはストランドされ、多層ケーブル6aを形成する。ケーブル6aは、熱可塑性またはエラストマーケーブルケーシング6bによって囲われる。これについて、外側ケーブルストランドリング6cは、ケーシング6bとある領域にわたって通常接続される。曲げやすいケーブルを得るためには、内側ケーブルストランドリング6cは、単にストランド処理によって接続される。例示する実施例では、該種類の二本のケーブル6aは、互いに対してある距離で配置され、共通のケーブルケーシング6bによって囲われる。
図6は、ケーシング6bの数本のケーブルストランド6cが囲われる、ウェッジリブベルトの形態にある支持手段6を示し、ウェッジリブは、駆動能力を発生するのに必要な外形を形成している。どの場合にも、ケーブルストランド6cの二重ストレッチは、例示する実施例ではリブと関連付けられる。
図7aは、支持手段端部接続部の基本構造を示す。支持手段6の端部は、ケージ、または釣り合いおもり、またはエレベータ昇降路に、支持手段端部接続部9によって締結される。支持手段6は、ウェッジポケットに支持手段6を固定するウェッジ12を用いて、支持手段端部接続部9で保持される。ウェッジポケット11を含む支持手段端部接続部9の部分は、ウェッジ筺体10によって形成される。支持手段6は、その負荷がかけられていない端部にルースラン7を有する。このルースラン7は、垂直方向に対して傾けられたウェッジポケット接着表面15を通り、接着表面13.2を用いて、ウェッジ12によってウェッジポケット接着表面15に押し付けられる。支持手段6は、更に、ウェッジ曲線14の周りを通り、反対側のウェッジ摺動表面13.3と、有利には垂直方向あるいは支持手段6の張力方向に方向付けられるウェッジポケット摺動表面16との間を通り、支持手段6の支持ラン8まで延在する。それにより、支持手段6の張力は、ウェッジおよびウェッジポケット表面13.2、13.3、15、16に沿って押し付けられること、および、ウェッジ曲線14の周りをループさせることにより、加えられる。支持手段6は、ウェッジポケット11におけるウェッジ12を用いて保持され、支持手段6はウェッジ12とウェッジポケット11との間に延在する。
この場合、支持手段の許容可能な張力は、相互に接触する表面の設計、および、支持手段端部接続部9からケーブルまたはケーブルストランドのケーシングへの力の流れの形態によって、明白に影響を及ぼされる。
例示する実施例では、ウェッジ筺体10はタイロッド17を用いて締結点で接続される。更に、ウェッジ12は、ロスセキュリティ手段19およびすべり抜けを防ぐスプリットピンを用いて固定され、ルースラン7はプラスチック接続部23を用いて支持ラン8に固定される。
図7bは、接着処理を示す。決められた量の液体接着剤26が、支持手段6の端部に落とされる。ケーブル6aまたはケーブルストランド6cは、実質的に毛管作用を通じて液体接着剤26を実質的に引き込む。落とす動作は、所定の量の液体接着剤が導入されるまで繰り返される。この量は、モデル支持手段において通常実験的に決定される。有利には、接着量は、ウェッジ接着表面13.2の領域、ウェッジ曲線14の領域、および、ウェッジ摺動表面13.3の一部を囲う、浸透の長さLを得られるようにして決定される。
図8a、図8b、図8c、図9a、および、図9bは、ウェッジポケット表面とウェッジ表面の実施形態を例示的に示す。
図8aでは、筺体10のウェッジポケット表面15、16は、略円滑になるよう形成され、ウェッジ表面13.2、13.3には長手軸方向のウェッジフルートが設けられる。長手軸方向のウェッジフルートは、支持手段6の外形に応じて形成される。支持手段6は、ウェッジ12の長手軸方向のウェッジフルートの領域で個々の支持手段ストレッチ24に分割される。例示する実施形態では、どの場合にも、二本のケーブルストランド6aが支持手段ストレッチと結合される。支持手段6は、フルートの押圧によって主に押圧され、保持力は支持手段のケーシングによってケーブルストランドに伝達される。
図8bは、同様の状態を示すが、筺体10のウェッジポケット表面15、16に長手軸方向のウェッジフルートが設けられ、ウェッジ表面13.2、13.3が略円滑に形成される。長手軸方向のウェッジフルートは、ウェッジポケット接着表面15に有利には配置される。それにより支持手段6のルースラン7で支持手段の最適な接着が得られる。図8cに示すようなこの解決策の場合、ケーブルケーシングが例えば火の作用により溶けた場合でも、支持手段6のケーブルストランド24がクランプされる点で、特に有利である。
図9aでは、筺体10のウェッジポケット表面15、16は略円滑に形成され、ウェッジ表面13.2、13.3には長手軸方向のウェッジ溝が設けられる。長手軸方向のウェッジ溝は、牽引プーリのウェッジ溝のように形成される。支持手段6は、ウェッジ12の長手軸方向のウェッジ溝の領域で、個々の支持手段ストレッチ24に分割される。例示する実施例では、それぞれのケーブル6aは、個々の支持手段ストレッチ24と結合される。支持手段6は、フルートの押圧によって主に押圧され、保持力は支持手段のケーシングによってケーブルストランドに伝達される。
図9bは、同様の解決策を示すが、筺体10のウェッジポケット表面15、16に長手軸方向のウェッジフルートが設けられ、ウェッジ表面13.2、13.3が略円滑に形成される。長手軸方向のウェッジフルートは、ウェッジポケット接着表面15に有利には配置される。それにより支持手段6のルースラン7で支持手段の最適な接着が得られる。
図10は、具現化された支持手段端部接続部9の実施例を示す。支持手段6は、図9aに示すように、その端部で個々の支持手段ストレッチ24に分割される。ケーブルは、その端部で、あるいはルースラン7の端部で、ケーブルケーシングと、ねじ27、例えば木ねじを用いて、機械的に接続される。支持手段ストレッチ24の端部にねじ27を螺合する際、ケーブルの端部の繊維が押しつぶされる。それにより、ウェッジ12によって生成される押圧力が増加され、ケーブルコアからケーシングへの力の伝達が増加される。更に、ねじ山は、ウェッジ12または筺体10において設けられるため、支持手段から出ることが防止される。このことは、支持手段における最大許容可能な張力をさらに増加させる。
図10で用いられるウェッジ12は、支持手段6の支持ラン8に近いウェッジ摺動表面13.3に対して追加的に、第1の表面領域13.1および第2の表面領域13.4を有し、第1の表面領域13.1は、支持手段端部締結部9から支持手段6の出口領域、または、出口側のウェッジ端部に配置され、この第1の表面領域13.1は、第1の表面領域13.1と隣接し、且つ、本実施例では、ウェッジ表面13.3の上端部を形成する、第2の表面領域13.4よりも大きいウェッジ角αk1を有する。第1の表面領域13.1は、それにより、出口側のウェッジ端部に向かうにつれ、関連する対向面16からの間隔を次第に広げる。このウェッジ形状には多数の設計が可能であることは明らかである。幾つかのまたは多くの表面領域は、互いに対して隣接して配置される、または、無制限に小表面領域が使用され、結果として、連続的な曲線が得られる。更に、例示する支持手段端部接続部は、ロスセキュリティ手段19を有し、ウェッジポケット11にウェッジ12を固定する。
代替的には、あるいは、追加的には、ウェッジポケット摺動表面16は、相応じて第1の表面領域16.1および第2の表面領域16.2を有する。更に、これに関連して、第1の表面領域16.1は、出口側でウェッジ端部の方向に、対応するウェッジ摺動表面から離間されるよう構成される。
図11は、ウェッジポケット表面15が挿入部25により形成される支持手段端部接続部を示す。挿入部25だけが換えられればよいため、筺体10が異なる支持手段6に使用され得ることにより、有利である。例示する実施形態では、挿入部25には、ウェッジポケット接着表面15の領域における接着力を増加させる横方向の溝が設けられる。
図12は、ウェッジ12の有利な実施形態を示す。ウェッジ12は、例えば鋼より作られるウェッジコア12.2を有する。ウェッジコア12.2は、その下端部に切開部12.3を有する。切開部12.3は、ウェッジ12の下端部領域が弾力的であるといった効果を有する。それにより、ウェッジ表面13.1の下領域は、弾力的に形成され、ウェッジにより発生する押圧は、ウェッジ12の下端部の方向に減少される。ウェッジコア12.2は、ウェッジ表面を画定し、支持手段6(図示せず)と接触して配置されるコーティング12.1を有する。コーティング12.1は、滑りを可能にするプラスチック状の材料からなることが有利である。コーティング12.1は、例えば、支持手段の輪郭の要件に従って形成される。例示する実施例では、ウェッジ曲線14は、幾つかの半径部分に分割される。例示する実施例では、第1の半径部分14.1は、ウェッジ接着表面13.2に隣接する。半径部分14.1は、小半径を有し、ウェッジ摺動表面の方向に半径部分14.2と隣接し、より大きくなる。
例示する実施例は、実施形態の実施例である。異なる実施形態が組み合わされてもよい。従って、図11に示す挿入板25は、図10から図12によるウェッジの実施形態と組み合わされてもよい。挿入板25はコーティングされてもよい。あるいは、挿入板は支持ラン8の側に配置されてもよい。本発明の知識に基づいて、使用される形状および配置が、所望であれば変更されてもよいことは明らかである。例えば、支持手段端部接続部は、装置の水平方向の位置で使用されてもよい。
1 エレベータ装置
2 エレベータ昇降路
3 ケージ
4 釣り合いおもり
6 支持手段
6a 多層ケーブル
6b エラストマーケーブルケーシング
6c ストランド
6d 外側ケーブルストランドカラー部
7 ルースラン
8 支持ラン
9 支持手段端部接続部
10 ウェッジ筺体
11 ウェッジポケット
12 ウェッジ
12.1 コーティング
12.2 ウェッジコア
12.3 切開部
13.1 第1の表面領域
13.2、13.3、15、16 ウェッジポケット表面
13.4 第2の表面領域
14 ウェッジ曲線
14.1 第1の半径部分
14.2 拡大半径部分
17 タイロッド
19 ロスセキュリティ手段
20 スプリットピン
23 プラスチックタイ
24 支持手段ラン
27 ねじ
2 エレベータ昇降路
3 ケージ
4 釣り合いおもり
6 支持手段
6a 多層ケーブル
6b エラストマーケーブルケーシング
6c ストランド
6d 外側ケーブルストランドカラー部
7 ルースラン
8 支持ラン
9 支持手段端部接続部
10 ウェッジ筺体
11 ウェッジポケット
12 ウェッジ
12.1 コーティング
12.2 ウェッジコア
12.3 切開部
13.1 第1の表面領域
13.2、13.3、15、16 ウェッジポケット表面
13.4 第2の表面領域
14 ウェッジ曲線
14.1 第1の半径部分
14.2 拡大半径部分
17 タイロッド
19 ロスセキュリティ手段
20 スプリットピン
23 プラスチックタイ
24 支持手段ラン
27 ねじ
Claims (12)
- エレベータ装置において支持手段を締結する支持手段端部接続部であり、支持手段(6)が、ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)とケーブルケーシング(6b)とを含み、ケーブルケーシング(6b)がケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)を囲い、支持手段(6)がウェッジポケット(11)にウェッジ(12)を用いて保持され、支持手段(6)がウェッジ(12)とウェッジポケット(11)との間に延在し、支持手段(6)がウェッジの周りをループする、支持手段端部接続部であって、
ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)が、支持手段端部接続部(9)の領域においてケーブルケーシング(6b)と接着されるか、融合されるか、または機械的に接続されることを特徴とする、支持手段端部接続部。 - 好ましくは低表面張力を有する低粘度接着剤が接着に使用されることを特徴とする、請求項1に記載の支持手段端部接続部。
- ・ 支持手段(6)のルースラン(7)の近傍に配置されるウェッジ接着表面(13.2)および/またはウェッジポケット接着表面(15)には、長手軸方向のウェッジフルートが設けられ、および/または、
・ 支持手段(6)のルースラン(7)の近傍に配置されるウェッジポケット接着表面(15)および/またはウェッジ接着表面(13.2)が、ウェッジポケット(11)の残りの表面に対して増加する表面粗さを有し、および/または、
・ 支持手段(6)のルースラン(7)の近傍に配置されるウェッジポケット接着表面(15)および/またはウェッジ接着表面(13.2)には、横方向のフルートまたは横方向の溝が設けられ、および/または、
・ 支持手段(6)の支持ラン(8)の近傍に配置されるウェッジ摺動表面(13.3)および/またはウェッジポケット摺動表面(16)には、摩擦係数を減少させる手段が設けられる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の支持手段端部接続部(9)。 - ・ 支持手段(6)の支持ラン(8)の近傍に配置されるウェッジ摺動表面(13.3)および/またはウェッジポケット摺動表面(16)が、第1の表面領域(13.1)および第2の表面領域(13.4、16.2)を有し、第1の表面領域(13.1、16.1)が出口側でウェッジ端部に向かうにつれ関連する対向表面(16.1、13.1)からの間隔を次第に広げ、および/または、
・ ウェッジ(12)がウェッジ形状の端部で弾性に形成される、
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部。 - ルースラン(7)のウェッジ接着表面(13.2)が、両側でウェッジ表面(13.2、13.3)と接して隣接するウェッジ曲線(14)を用いて、ウェッジ(12)の上端部で支持ラン(8)のウェッジ摺動表面(13.3)に接続され、曲線(14)の曲率半径がルースラン(7)のウェッジ接着表面(13.2)の方向に減少されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部。
- 支持手段(6)が、互いに対して離間されて延在する少なくとも二本のケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)と、個々のケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)を互いから離すケーブルケーシング(6b)からなり、支持手段(6)が好ましくは長手軸方向のフルートである長手軸方向の構造を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部。
- 個々のケーブルまたはケーブルストランドラン(24)が、ウェッジ(12)またはウェッジポケット(11)の関連する長手軸方向のウェッジフルートを用いてクランプされることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部。
- 互いとの、および、ケーブルケーシング(6b)との、ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)の機械的接続が、ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)の端部に螺入される、好ましくは、木ねじであるピン(27)を用いて行われることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部。
- ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)が、合成繊維または金属材料からなることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部。
- 請求項1から8のいずれか一項に記載の支持手段端部接続部(9)を有するエレベータ装置。
- エレベータ装置において支持手段を締結する方法であり、支持手段(6)が、ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)とケーブルケーシング(6b)とを含み、ケーブルケーシング(6b)がケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)を囲い、支持手段(6)がウェッジポケット(11)にウェッジ(12)を用いて保持され、支持手段(6)がウェッジ(12)とウェッジポケット(11)との間に延在し、支持手段(6)がウェッジの周りをループする、方法であって、
所定の量の液状の接着剤(26)が、支持手段(6)の端部においてケーブルまたはケーブルストランド(24)に落とされるか流し込まれ、ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)が互いと、且つ、ケーシング(6b)と、液状の接着剤(26)を用いて接続されることを特徴とする、エレベータ装置において支持手段を締結する方法。 - エレベータ装置において支持手段を締結する方法であり、支持手段(6)が、ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)とケーブルケーシング(6b)とを含み、ケーブルケーシング(6b)がケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)を囲い、支持手段(6)がウェッジポケット(11)にウェッジ(12)を用いて保持され、支持手段(6)がウェッジ(12)とウェッジポケット(11)との間に延在し、支持手段(6)がウェッジの周りをループする、方法であって、
ケーブル(6a)またはケーブルストランド(6c)が、支持手段端部接続部(9)の領域においてケーブルケーシング(6b)と接着されるか、融合されるか、または機械的に接続されることを特徴とする、エレベータ装置において支持手段を締結する方法。
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