Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2007013272A - 電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム - Google Patents

電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007013272A
JP2007013272A JP2005187916A JP2005187916A JP2007013272A JP 2007013272 A JP2007013272 A JP 2007013272A JP 2005187916 A JP2005187916 A JP 2005187916A JP 2005187916 A JP2005187916 A JP 2005187916A JP 2007013272 A JP2007013272 A JP 2007013272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
blur
image
imaging
electronic camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005187916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007013272A5 (ja
Inventor
Kazunori Kita
一記 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2005187916A priority Critical patent/JP2007013272A/ja
Publication of JP2007013272A publication Critical patent/JP2007013272A/ja
Publication of JP2007013272A5 publication Critical patent/JP2007013272A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】手ブレ補正方式の欠点を解消しつつ撮影を行うことのできる電子カメラを提供する。
【解決手段】ブレ補正モードが設定されている場合には(S116)、撮像素子の全画素の撮像信号電荷を順に読み出す通常読み出しモードで撮像素子を駆動し(S117)、当該カメラのブレ量を検出して(S118)、ブレ補正し(S119)、撮影動作する(S120)。ブレ補正モードが設定されていない場合には、ブレ軽減撮影又は増感撮影モードが設定されているか否かを判断し(S125)、設定されている場合には、露出時間を再設定し(S126)、撮像素子の垂直方向及び水平方向の同色同士の画素の撮像信号電荷を加算して読み出す垂直&水平加算読み出しモードに切り替えて、撮像素子を駆動し(S127)、撮影する(S128)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被写体を撮像して記録する電子カメラ及び電子カメラ制御プログラムに関する。
従来、カメラに採用される光学式手ブレ補正方式としては、カメラ本体の角速度等のブレを検出して、補正用シフトレンズを光軸と垂直の上下左右方向に偏心移動させる方式(特許文献1参照)、あるいはCCDや撮像面側を上下左右方向にシフトさせる方式(特許文献2参照)等が知られている。
このように、光学式手ブレ補正方式の場合、補正用シフトレンズやCCDをアクチュエータ等により上下左右方向に駆動することから、常時動作させると対象を駆動することよる消費電力が大きく、電池の寿命を低下させる要因となる。したがって、手ブレ補正動作をオン・オフするスイッチやモード設定キーを設け、ユーザによりオンが設定されている場合にのみ、光学式手ブレ補正動作を行わせるようにする。
特開昭62−57012号公報 特開昭60−143330号公報
しかしながら、光学式手ブレ補正方式の場合、前述のように、電池寿命を考慮してオン・オフ機能が設けられていることから、手ブレ補正がオフ状態となっているのにも拘わらず、オン状態となっているものと誤認して撮影を行い、その結果、手ブレのある画像を撮影してしまう場合が生ずる。また、カメラ自体のブレに起因する像ブレは補正できるものの、動く被写体(動体ブレ)に起因する像ブレを補正することはできない。
また、検出した手ブレに応じて撮影後に読み出す有効画素領域を移動させることにより、手ブレを補正する電子式手ブレ補正方式もあるが、同様に、カメラ自体のブレに起因する像ブレは補正できるものの、動く被写体(動体ブレ)に起因する像ブレを補正することはできない。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、手ブレ補正方式の欠点を解消しつつ撮影を行うことのできる電子カメラ及び電子カメラ制御プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1記載の発明に係る電子カメラは、被写体を結像させる光学系と、複数の画素を有し、露出することにより前記光学系により結像される画像を撮像して画像信号を生成する撮像手段と、カメラ本体のブレを検出する手ブレ検出手段と、この手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正する第1のブレ補正手段と、前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させる第2のブレ補正手段と、これら第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御する制御手段とを備える。
したがって、第2のブレ補正手段が動作して、撮像手段が画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行することにより、画素加算処理により増感処理されることから、これに伴って撮像手段の露出時間(露光時間)を短くすることができる。よって、この露光時間が短くなることにより、手ブレや被写体ブレを軽減したブレ軽減撮影が可能となる。したがって、第1のブレ補正手段が停止している場合や動く被写体(動体ブレ)を撮影する場合であっても、これに起因する像ブレを補正しつつ撮影を行うことができる。
また、前記画素加算処理が実行されると、これに伴って、画像サイズが小さくなってしまう。しかし、第1のブレ補正手段は、手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正する光学式又は電子式ブレ補正方式であることから、画像サイズが小さくなることはない。したがって、手ブレに対しては第2のブレ補正手段を停止させて第1のブレ補正手段を動作させることにより、必然性なく画像サイズが小さくなってしまう不都合を未然に防止することができる。
また、請求項2記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記第2のブレ補正手段を動作させるか否かを設定する設定手段を更に備え、前記制御手段は、前記設定手段により前記第1のブレ補正手段の動作が設定されていない場合において、前記第2のブレ補正手段を動作させる。したがって、スイッチ操作に応じて第1のブレ補正手段が停止させているのにも拘わらず、動作状態となっているものと誤認して撮影を行っても、手ブレのある画像が撮影されてしまう場合が生ずることがない。
また、請求項3記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記第2のブレ補正手段を動作させるか否かを設定する設定手段を更に備え、前記制御手段は、前記設定手段の設定に従って、前記第2のブレ補正手段を動作又は停止させる。したがって、設定手段による設定により、この光学式ブレ補正機能と電子式ブレ補正機能とを併有する電子カメラを、ユーザが任意に光学式ブレ補正機能のみを有する電子カメラとすることもできる。
また、請求項4記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記制御手段は、前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させるべき所定の条件を満たしているか否かを判断する判断手段を含み、この判断手段により、前記所定の条件を満たしていると判断された場合に、前記第2のブレ補正手段を動作させて前記撮像手段に前記加算処理を実行させる。
つまり、前述のように画素加算処理を行うと、これに伴って撮像手段の露光時間を短くすることができ、この露光時間が短くなることにより、手ブレや被写体ブレを軽減したブレ軽減撮影が可能となる反面、画像サイズが小さくなる。しかし、前記所定の条件を満たしていないと判断された場合には、画素加算処理は実行されないことから、ブレ補正を行う必要がない条件下で撮影を行った場合において画素加算により、必然性なく画像サイズが小さくなってしまう不都合を未然に防止することができる。
また、請求項5記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記制御手段は、前記手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正すべき第1の条件を満たしているか否かを判断する第1の判断手段と、前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させるべき第2の条件を満たしているか否かを判断する第2の判断手段とを含み、これら第1及び第2の判断手段の各判断結果に従って、前記第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御する。したがって、手ブレが生じ易い条件では自動的に第1のブレ補正手段を操作させて手ブレ補正撮影し、手ブレだけでなく被写体ブレが生じ易い条件では、第2のブレ補正手段をも動作させて、手ブレと被写体ブレとを軽減したブレ軽減撮影が可能となる。
また、請求項6記載の発明に係る電子カメラにあっては、所定のモードと他のモードとを設定するモード選択手段を更に備え、前記制御手段は、前記モード設定手段により、前記所定のモードが設定されている場合に、前記第1及び第2の判断手段の各判断結果に従って、前記第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御し、その他のモードが設定されている場合には、前記第1及び/又は第2のブレ補正手段を強制的に動作させる。したがって、所定の撮影モード(例えば自動撮影モード)が設定されている場合には、第1及び第2の判断手段の各判断結果に従って、第1及び第2のブレ補正手段の動作させ、他のモード(手ブレ補正撮影モード)が設定されている場合には、第1のブレ補正手段を強制的に動作させ、あるいは他のモード(ブレ軽減撮影モード)が設定されている場合には、第2のブレ補正手段を強制的に動作させたり、第1及び第2のブレ補正手段を共に強制的に動作させることができる。
また、請求項7記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記第1の条件とは、
(1)前記光学系を構成する撮像レンズの焦点距離が所定値よりも大きい場合、
(2)前記撮像レンズが駆動されてマクロモード又は近接撮影モードが設定されている場合、
(3)前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量が所定値よりも大きい場合、
の少なくとも一つの条件を含むものであり、
前記第2の条件とは、
(1)被写体の輝度を検出する検出手段により検出された被写体輝度が所定値よりも低い場合、
(2)当該カメラが有するストロボが強制的にオフ設定されている場合、
(3)測光手段により計測された測光値に基づき設定される前記撮像手段の露出時間が、所定の露出時間よりも長くなる場合、
(4)設定された前記撮像手段の露出時間内における前記被写体の移動による像移動量が、所定値又は予め算出された許容錯乱円径よりも大きいか否かを判断する判断手段により、大きいと判断された場合、
(5)ホワイトバランスを設定する設定手段により設定されたホワイトバランスから、前記被写体が暗い室内又は電灯照明下の被写体である否かを判断する判断手段により、該暗い室内又は電灯照明下の被写体であると判断された場合
の少なくとも一つの条件を含むものである。
つまり、第1の条件を構成する(1)〜(3)は、手ブレが生じ易い撮影条件であり、第2の条件を構成する(1)〜(5)は、被写体ブレが生じ易い撮影条件である。したがって、これら第1の条件と第2の条件とを用いることにより、確実に、手ブレが生じ易い条件では自動的に第1のブレ補正手段を操作させて手ブレ補正撮影し、手ブレだけでなく被写体ブレが生じ易い条件では、第2のブレ補正手段をも動作させて、手ブレと被写体ブレとを軽減したブレ軽減撮影が可能となる。
また、請求項8記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記制御手段は、前記第1のブレ補正手段と前記第2のブレ補正手段とを共に強制的に動作させる。したがって、当該画像に対して、第1のブレ補正手段による光学式ブレ補正と第2のブレ補正手段による電子式ブレ補正とを施すことができ、これにより、確実に手ブレと被写体ブレとを軽減したブレ軽減撮影が可能となる。
また、請求項9記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記制御手段は、前記第1のブレ補正手段と前記第2のブレ補正手段とを共に動作させる場合において、予め前記撮像手段に設定されている露出時間を再設定する手段を含む。つまり、前述のように、第2のブレ補正手段が動作して、撮像手段が画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行することにより、画素加算処理により増感処理されることから、これに伴って撮像手段の露出時間(露光時間)を短くすることができ、この露光時間が短くなることにより、手ブレや被写体ブレを軽減したブレ軽減撮影が可能となる。したがって、再設定により露出時間を短くすることにより、手ブレの発生が低減するばかりでなく、動く被写体(動体ブレ)を撮影する場合であっても、これに起因する像ブレを確実に低減しつつ撮影を行うことができる。
また、請求項10記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記制御手段は、前記第1のブレ補正手段を動作させるとともに、所定の撮影条件を満たすか否かを判断する判断手段を備え、この判断手段により所定の撮影条件を満たすと判断された場合に前記第1及び第2のブレ補正手段を共に動作させる。したがって、基本的には第1のブレ補正手段を動作させて、手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正し、所定の撮影条件が発生した場合には、第1のブレ補正手段のみならず、第2のブレ補正手段を動作させて、画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させることができる。
また、請求項11記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記撮像手段により前記加算処理が実行された場合において、前記画像信号の画素を補間する画素補間処理を行って画像サイズを補正する画像サイズ補正手段を更に備える。すなわち、前述のように画素加算処理を行えば、これに伴って画像サイズは小さくなるが、画像サイズが補正されることにより、所定の画像サイズからなる画像を撮像することができる。
また、請求項12記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記撮像手段により生成された画像信号を記録する記録手段と、この記録手段に記録される前記画像信号の画像サイズを指定する指定手段とを更に備え、前記画像サイズ補正手段は、前記加算処理が実行された画像信号の画像サイズが前記指定手段により指定された画像サイズよりも小さくなる場合に、前記画素補間処理を実行する。したがって、画素加算処理により画像サイズが小さくなっても、画素補間処理が実行されることにより、予め指定した画像サイズの画像を撮像することができる。
また、請求項13記載の発明に係る電子カメラ制御プログラムにあっては、被写体を結像させる光学系と、複数の画素を有し、露出することにより前記光学系により結像される画像を撮像して画像信号を生成する撮像手段と、カメラ本体のブレを検出する手ブレ検出手段と、この手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正する第1のブレ補正手段とを備える電子カメラが有するコンピュータを、前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させる第2のブレ補正手段と、前記第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御する制御手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
以上説明したように本発明によれば、第2のブレ補正手段が動作して、撮像手段が画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行することにより、画素加算処理により増感処理されることから、これに伴って撮像手段の露出時間(露光時間)を短くすることができる。よって、この露光時間が短くなることにより、手ブレや被写体ブレを軽減したブレ軽減撮影が可能となる。したがって、第1のブレ補正手段が停止している場合や動く被写体(動体ブレ)を撮影する場合であっても、これに起因する像ブレを補正しつつ撮影を行うことができる。
また、前記画素加算処理が実行されると、これに伴って、画像サイズが小さくなってしまうが、第1のブレ補正手段によるブレ補正によっては、画像サイズが小さくなることはない。したがって、必然性なく画像サイズが小さくなってしまう不都合を回避することを可能につつ、動く被写体(動体ブレ)を撮影する場合であっても、これに起因する像ブレを補正して撮影を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、各実施の形態に共通するデジタルカメラ1の概略的回路構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ1は、撮影制御手段101を備えており、この撮影制御手段101は、ブレ補正制御手段102、ズーム制御/AF制御部103、露出設定手段104、画素加算読出切替制御手段105、感度/利得制御手段106、補間処理制御手段107、及び補間倍率設定手段108を有している。ブレ補正制御手段102には、ブレ検出手段109、補正量検出部110及び撮影モードの設定手段111からの出力が与えられ、ズーム制御/AF制御部103には、測距手段/合焦検出手段112と撮影条件の設定手段113からの出力が与えられる。露出設定手段104には、測光手段114からの測光信号と前記撮影条件の設定手段113からの出力とが与えられ、画素加算読出し切替制御手段105には、前記ブレ補正制御手段102、露出設定手段104、感度/利得制御手段106、撮影モードの設定手段111及び画像サイズ/印刷用紙サイズの設定手段115からの出力が与えられる。感度/利得制御手段106には、前記撮影条件の設定手段113からの出力が与えられ、補間処理制御手段107には画素加算読出切替制御手段105からの出力が、補間倍率設定手段108には補間処理制御手段107及び画像サイズ/印刷用紙サイズの設定手段115からの出力が各々与えられる。
一方、撮影光学系120の光軸上には、その前方に補正光学系119が配置され、その後方に絞り121、シャッター122及び撮像手段123が配置されている。補正光学系119は補正駆動部118により、撮影光学系120は光学系駆動部124により、絞り121は絞り駆動部125により、シャッター122はシャッター駆動部126により、撮像手段123はCCD駆動回路127により、それぞれ駆動される。CCD駆動回路127は、通常読出し駆動&走査信号と、画素加算読出し駆動&走査信号と切り替える切替器128を有している。そして、補正駆動部118は前記ブレ補正制御手段102により制御され、光学系駆動部124はズーム制御/AF制御部103により制御され、絞り駆動部125とシャッター駆動部126とは、露出設定手段104からの信号に基づき動作し、CCD駆動回路127は、画素加算読出し切替制御手段105により切替器128を制御される。
信号処理回路129は、撮像手段123からのアナログ信号を処理するとともにデジタル信号に変換する処理等を行う回路であり、CDS130、Amp131、ADC132、WB(ホワイトバランス)制御部133、画素補間処理手段134、輪郭強調処理部135、カラー補間部136、γ補正部137、カラーマトリックス138、及び前記画素補間処理手段134と輪郭強調処理部135とを切り替える切替器139を有している。そして、信号処理回路129は、その全体的な動作をCCD駆動回路127により制御され、Amp131は前記感度/利得制御手段105により制御され、切替器139は補間処理制御手段107により制御され、画素補間処理手段134は補間倍率設定手段108により設定される補間倍率に従って画素補間処理を実行する。また、この信号処理回路129からのデジタル画像データは、画像バッファメモリ140を介して、画像圧縮/符号化手段141に与えられ圧縮及び符号化された後、画像記録手段142に記録されるように構成されている。
図2は、デジタルカメラ1の具体的回路構成を示すブロック図である。図において、操作部23は、後述するフローチャートに示す各種モードを設定するための設定キーや半押しと全押しとが可能なレリーズ釦等のキー群等で構成され、これらキー群の操作情報は、入力回路24を介して、制御部25に入力される。制御部25は、CPU及びその周辺回路と、CPUの作業用メモリであるRAM等から構成されるマイクロコンピュータであり、各部を制御する。
この制御部25には、表示メモリ26、表示駆動ブロック27、画像バッファメモリ28、画像信号処理部29、圧縮符号化/伸長復号化部30、静止画/動画画像メモリ31、プログラムメモリ32、データメモリ33、メモリIF34、外部I/Oインターフェース35、通信制御ブロック36、電源制御ブロック37及び撮影制御部38が接続されている。表示メモリ26には、表示部14に表示される各種表示データが一時的に記憶される。表示駆動ブロック27は、前記表示部14を駆動し、画像バッファメモリ28は、画像データを処理する際等において一時的に格納する。
画像信号処理部29は、後述する撮像素子から制御部25が取り込んだ画像信号に対する各種処理を実行するDSPからなる。圧縮符号化/伸長復号化部30は、この画像信号処理部で処理された画像データを記録時には伸長処理し、記録した画像データを再生する際には伸長復号化する。静止画/動画画像メモリ31は、レリーズ釦の操作により撮像された画像データ(静止画像データ)を記録保存する。
プログラムメモリ32には、後述するフローチャートに示す制御部25の制御プログラムを格納しているとともに、AE、AF、AWB制御用のプログラムや、撮影時の適正な露出値(EV)に対応する絞り値(F)とシャッター速度との組み合わせを示すプログラム線図を構成するプログラムAEデータ、EV値表等が格納されている。データメモリ33は各種データが予め格納されているとともに画像データ以外の他のデータを格納する。メモリIF34は、着脱自在な外部メモリ媒体39に接続されている。外部I/Oインターフェース35は、USBコネクタ40に接続され、通信制御ブロック36は無線LAN等送受信部41を介してアンテナ42に接続され、電源制御ブロック37には、電池43が接続されている。電池43からの電力は電源制御ブロック37及び制御部25を介して各部に供給される。
前記撮影制御部38には、前記ストロボ6の照射角を駆動する照射各駆動部44、照射を駆動するストロボ照明駆動部45とが接続されているとともに、測光、測距センサ46の受光角を駆動する受光角駆動部47、測光、測距センサ46から色温度を検出して出力する色温度検出部48、測光データを検出して出力する測光部49及び測距データを検出して出力する測距部50が接続されている。さらに前記撮影制御部38には、垂直方向の角速度を検出する第1角速度センサ16と水平方向の角加速度を検出する第2角速度センサ17が各々角速度検出部51、52、積分器53、54を介して接続されている。
一方、ズームレンズユニット55には、前記回動式ミラー18、レンズ群19及びCCD等で構成される撮像素子20が配置されているとともに、この回動式ミラー18を回転駆動する駆動機構56、前記レンズ群19中に介挿された絞り57が設けられており、また、撮像素子20の前面にはシャッター58が配置されている。
前記撮影制御部38には、電動ミラーY方向駆動部59、電動ミラーX方向駆動部60、フォーカスレンズ駆動部61、ズームレンズ駆動部62、絞り駆動部63、シャッター駆動部64、映像信号処理部65及びタイミング制御&ドライバ66が接続されている。電動ミラーY方向駆動部59は、駆動機構56を駆動して回動式ミラー18を上下方向に回動させるものであり、電動ミラーX方向駆動部60は左右方向に回動させるものである。つまり、本実施の形態に係るデジタルカメラ1は、角速度検出部51、52及び積分器53、54を介して、第1及び第2の角速度センサ16、17から入力される垂直方向及び水平方向の角速度に基づき、回動式ミラー18を回動することにより、撮影光軸を一定に保持するように制御する光学式ブレ補正機能を有している。
フォーカスレンズ駆動部61は、レンズ群19中のフォーカスレンズを駆動するものであり、ズームレンズ駆動部62は、ズーム操作キー9の操作に応じて被写体像を拡大又は縮小すべくレンズ群19中のズームレンズを駆動するものである。また、絞り駆動部63は前記絞り57を駆動するものであり、シャッター駆動部64は前記シャッター58を駆動するものである。前記映像信号処理部65は、撮像素子20からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D回路及びこのA/D回路からのデジタル撮像信号を保持するCDSと、CDSから撮像信号を供給されるアナログアンプであるゲイン調整アンプ(AGC)等からなる。
図3は、本実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。制御部25はプログラムメモリ32に格納されているプログラムに基づき、このフローチャートに示すような処理を実行する。先ず、ユーザーによる操作部23での操作により、撮影モードが設定されているか否かを判断する(ステップS101)。撮影モードが設定されていない場合には、設定モード(撮影設定モード)が設定されたか否かを判断し(ステップS102)、撮影モードと設定モードの何れも設定されていない場合には、その他のモード処理に移行する(ステップS103)。
また、撮影設定モードが設定された場合には、自動切換えの設定が選択されたか否かを判断する(ステップS104)。すなわち、図4に示すように、操作部23でMENUキー及びカーソルキー(△▽)を操作して「撮影設定」モードを選択すると(ステップS102;YES)、表示部14に同図(a−1)に示すような撮影設定メニュー画面を表示する。このメニュー画面において、「ブレ軽減撮影」を選択すると、前記自動切換えの設定が選択されたことになり、前記ステップS104がYESとなって、同図(a−2)に示すブレ軽減撮影の設定メニューに移行する。
そして、自動切換えの設定が選択された場合には、ユーザーによる操作部23での操作に応じ、オート撮影モードにおいて、ブレ軽減撮影に自動切り換えするか否か(ON/OFF)の設定を行う(ステップS105)。つまり、図4(a−2)のブレ軽減撮影の設定メニューには、「ブレ軽減」に対して「ON」「OFF」が他の選択肢とともに表示されている。そして、この選択肢の中から「ON」が選択されれば自動切り換えONが設定され、「OFF」が選択されれば自動切り換えOFFが設定される。
また、ステップS104で自動切換えの設定が選択されていないと判断された場合には、切換え条件の設定が選択されたか否かを判断する(ステップS106)。切換え条件の設定が選択された場合には、ユーザーの操作に応じて、ブレ軽減撮影に自動切換えする撮影条件等を選択して設定する(ステップS107)。
すなわち、ステップS104で自動切換えの設定が選択されていないと判断された場合には、図4(b−1)に示す撮影設定メニューが表示部14に表示されている。このメニュー画面から「ブレ軽減撮影のカスタム設定」を選択すると、切換え条件の設定が選択されことになり、ステップS106がYESとなって、同図(b−2)のブレ軽減撮影のカスタム設定メニューの表示に移行する。このメニュー画面において、「画素加算切替条件の設定」を選択すると、同図(b−3)のブレ軽減撮影への切り換え条件の設定メニュー画面に遷移する。
このブレ軽減撮影への切り換え条件の設定メニュー画面は、「撮影シーンに応じて」「露出時間時応じて」「被写体の輝度に応じて」「被写体の速度に応じて」「焦点距離に応じて」「マクロ撮影の場合」等の選択肢で構成されている。そして、この選択肢からいずれかを選択すると、例えば「撮影シーンに応じて」を選択すると、同図(b−4)の撮影シーンに応じた切り替え設定画面に遷移する。この状態で、「OFF」「オート」・・・等の撮影条件に応じた切り換え条件を選択することにより、前記ステップS107の処理が実行されて、ブレ軽減撮影に自動切換えする撮影条件等を選択して設定されることとなる。
なお、ステップS106で切換え条件の設定が選択されていないと判断された場合には、その他の設定処理を実行する(ステップS108)。
一方、撮影モードが設定されている場合には、ユーザーによる操作部23での操作により入力された撮影条件、オート撮影モード、マニュアル撮影モード、各撮影モードにおけるシャッター速度等の各種撮影条件、後述するブレ補正モード、ブレ軽減撮影又は増感撮影モード等の撮影条件を設定するとともに、ユーザーによる操作部23での操作に基づく画像サイズを選択する(ステップS109)。また、ズーム処理、AF処理を実行し(ステップS110)、被写体像のスルー画像を表示部14に表示させる(ステップS111)。したがって、ユーザはこの表示部14に表示されたスルー画像を見ながら、このデジタルカメラ1の向きを調整する等してシャッターチャンスを伺う。
一方、制御部25は、レリーズ釦が押されて撮影指示がなされたか否かを判断し(ステップS112)、押されない場合には、ユーザーにより操作部23で操作されたキーに応じたその他のキー処理を実行する(ステップS113)。そして、レリーズ釦が押されて撮影指示があると、測光処理、WB処理を行って(ステップS114)、これにより得られた測光値と前記ステップS109で設定された撮影条件とに応じて、露出条件を設定する(ステップS115)。
次に、ブレ補正モードが設定されているか否かを判断し(ステップS116)、設定されている場合には、撮像素子20の全画素の撮像信号電荷を順に読み出す通常読み出しモードで撮像素子20を駆動する(ステップS117)。また、両加速度センサ16、17により検出されている当該デジタルカメラ1の垂直方向及び水平方向のブレ量を検出して、データメモリ33に順次記録する(ステップS118)。また、この検出したブレ量に応じて、前記回動式ミラー18を回動することにより、撮影光軸を一定に保持するブレ補正処理を実行する(ステップS119)。またこれらの処理を伴いつつ、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS120)、このステップS120での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。
引き続き、シャッター速度に応じた露出時間が終了したか否かを判断する(ステップS121)。露出時間が終了となるまでステップS118からの処理を繰り返し、露出時間が終了となった時点でシャッター58を閉じ露出/撮影動作を停止させる(ステップS122)。しかる後に、この撮影により取得した取得画像サイズが前記ステップS109で選択された画像サイズよりも大きいか否かを判断する(ステップS123)。「取得画像サイズ>設定画像サイズ」であって、取得画像サイズが設定画像サイズよりも大きい場合には、間引きあるいはリサイズ圧縮処理を実行する(ステップS124)。
一方、前記ステップS116での判断の結果、ブレ補正モードが設定されていない場合には、ステップS116からステップS125に進む。そして、前記ステップS109での処理により、ブレ軽減撮影又は増感撮影モードが設定されているか否かを判断する(ステップS125)。設定されている場合には、前記ステップS114の測光処理で得られている測光値と、ステップS109で設定された撮影条件とに応じて、撮像素子20の画素加算倍率を算出するとともに、露出時間を再設定する(ステップS126)。
次に、撮像素子20の垂直方向及び水平方向の同色同士の画素の撮像信号電荷を加算して読み出す垂直&水平加算読み出しモードに切り替えて、撮像素子20を駆動する(ステップS127)。これと同時に、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS128)、このステップS128での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。引き続き、シャッター速度に応じた露出時間が終了したか否かを判断し(ステップS129)、露出時間が終了となるまで、露出/撮影動作(ステップS128)を継続する。
ここで、垂直&水平加算読み出しモードにおいて露出/撮影動作が行われることにより、撮像素子20において、同じ列の互いに離れた同色の画素の信号電荷を垂直転送CCDから水平転送CCDに移すときに混合加算するとともに、同じ行の互いに離れた同色フィルターの画素の信号電荷を水平転送CCD内で加算して読み出す。したがって、複数行分の信号を一度に出力できるのでフレームレート速度を速くでき、垂直&水平の加算数に応じて高速フレームレートで高解像度の動画撮影を行い得る。これを静止画撮影に応用すると、垂直2画素及び水平2画素の4画素加算読み出しにより、画素数は垂直1/2×水平1/2=1/4の画素となるが、必要な露光量も約1/4で適正露出に相当する撮影画像を得ることができるので、約4倍に増感して撮影できることになる。すなわち、同一条件の被写体で適正露出を得るに必要な露出時間を略1/4に短縮できるので、手ブレや被写体ブレによる像ブレの発生を軽減して撮影することができる。
そして、ステップS129の判断がYESとなり、露出時間が終了となった時点でシャッター58を閉じ露出/撮影動作を停止させる(ステップS130)。しかる後に、この撮影により取得した取得画像サイズが前記ステップS109で選択された画像サイズよりも小さいか否かを判断する(ステップS131)。「取得画像サイズ<設定画像サイズ」であって、取得画像サイズが設定画像サイズよりも小さい場合には、画素補間処理を実行し(ステップS132)、そうでない場合には前記ステップS123に進む。
また、ステップS125での判断の結果、ブレ軽減撮影又は増感撮影モードが設定されていない場合には、このステップS125からステップS133に進む。そして、オート撮影モードが設定されているか否かを判断し(ステップS133)、設定されていない場合にはその他の撮影モードに移行する(ステップS134)。また、設定されている場合には自動切り換えONか否かを判断する(ステップS134)。すなわち、前記ステップS105での処理により、「オート撮影モードでブレ軽減撮影に自動切換えする」が「ON」となっているか否かを判断する。そして、「OFF」となっている場合には、ステップS136の処理を実行することなくステップS137に進む。「ON」となっている場合には、設定された所定の撮影条件か否かを判断する(ステップS136)。つまり、前記ステップS107でユーザーにより設定されたブレ軽減撮影に自動切換えする撮影条件であるか否かを判断する。
そして、ユーザーにより設定されたブレ軽減撮影に自動切換えする撮影条件ある場合には、このステップS136から前記ステップS126に進む。しかし、ユーザーにより設定されたブレ軽減撮影に自動切換えする撮影条件でない場合、及び前記ステップS125がNOであって自動切換えがOFFとなっている場合には、撮像素子20の全画素の撮像信号電荷を順に読み出す通常読み出しモードで撮像素子20を駆動する(ステップS137)。これと同時に、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS138)、このステップS138での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。引き続き、シャッター速度に応じた露出時間が終了したか否かを判断し(ステップS139)、露出時間が終了となった時点で露出/撮影動作を停止させてシャッター58を閉じ(ステップS140)、しかる後に、前記ステップS123に進む。
そして、前記ステップS123、ステップS124及びステップS132のいずれかに続くステップS141では、撮影画像を圧縮、符号化し、この圧縮、符号化した撮影画像を外部メモリ媒体39に記録する(ステップS142)。さらに、撮影画像を表示部14にレビュー表示する(ステップS143)。
したがって、ブレ補正モードが設定されている場合には光学式手ブレ補正により手ブレ補正され、ブレ補正モードが設定されていない場合には、ブレ軽減撮影又は増感撮影モードが設定されている場合は無論のこと、オート撮影モードが設定されている場合にも、手ブレや被写体ブレによる像ブレが生じやすい所定の撮影条件の場合には、画素加算読み出し処理によるブレ軽減の為の増感撮影モードに切り替えて撮影し、垂直加算数×水平加算数に応じて、増感効果により必要な露出時間を短くできる。よって、手ブレによる像ブレだけでなく、被写体の動きによる像ブレ(動体ブレ)を軽減して撮影できるので、子供やペットの撮影、スポーツシーンの撮影など、被写体ブレが生じやすい撮影に有効となる。
図5は、前記ステップS117とステップS137で実行される通常読み出しモードと、ステップS127で実行される垂直&水平加算読み出しモードの動作例を示す図である。同図において(a)は、前記通常読み出しモードとして実行される全画素読み出しモードであって、数分の1秒と低速だが、全画素を高解像度で読み出す。(b)フレーム読み出しモード、(c)高速ドラフトモード、(d)4/16ライン読み出し&垂直画素加算モード、(e)4/18ライン読み出し&水平画素加算モードは、ステップS127で実行される垂直&水平加算読み出しモードの動作例であり、(c)高速ドラフトモードは、8ライン中の2ラインのみ読み出し、1/30など高速で全エリアを走査する。
垂直方向の画素加算読み出し動作については、例えば特開平9−55952号公報に記載されているような、垂直2画素周期の繰り返し配置の色フィルタを有し、垂直加算読み出しを可能とした固体撮像装置における垂直方向の画素加算読み出しによって、垂直方向に2画素離れた同色の信号電荷を垂直転送レジスタ内で加算した信号を得ることができる。同様に、水平方向の画素加算読み出しについても、特開平11−234569号公報、特開平11−234688号公報、特開2000−115643号公報等に記載された撮像装置における水平読み出し動作と同様に、水平方向の同一行の互いに異なる列の同色フィルタの画素同士を水平転送CCD上で加算して読み出すことで行える。垂直方向と水平方向の画素加算を組み合わせて、例えば、垂直2画素加算×水平2画素加算=4画素加算読み出し、垂直3画素加算×水平3画素加算=9画素加算読み出し、・・・など加算数を変えて行うこともできる。
次に、水平方向の画素加算読み出し動作について、特開2000−115643号公報に記載された固体撮像素子を例に、以下に概略を説明する。図6(a)に、通常読み出しモードでの駆動信号のタイムチャートを、同図(b)に水平加算読み出しモードでの駆動信号のタイムチャートを、図7に水平画素加算読み出し時の信号電荷の状態の動作例を、それぞれ示す。この固体撮像素子では、垂直レジスタと水平レジスタとの間の転送ゲート部を有し、この転送ゲート部において、第1相及び第2相の転送電荷が、垂直レジスタの一定の列毎に互い違いに配置され、垂直レジスタの転送電極及び転送ゲート部の転送電極が2層構造で形成され、垂直レジスタの一定の列単位毎に別々に信号電荷を水平レジスタへ転送することができるので、この間水平レジスタ動作させて別々に転送した信号電荷を水平レジスタ内で混合することができる。
また、垂直レジスタ内での転送数が垂直レジスタ列に関して周期的に異なるように電荷転送を行い、同一行の互いに離れた同色の画素の信号電荷を順番に垂直レジスタから水平レジスタへ転送し、先に水平レジスタへ転送した画素の信号電荷を水平レジスタ内で転送した後、後から水平レジスタへ転送した同色の画素の信号電荷と加算する。同じ行の互いに離れた同色の画素の信号電荷を水平レジスタ内で加算できる。
通常読み出し動作では、垂直CCDレジスタの入力端子tV1〜tV4には、図6(a)に示すような4相駆動パルスφV1〜φV4を印加し、入力端子tV′1〜tV′4には、別の4相駆動パルスφV′1〜φV′4を印加する。駆動パルスφV′1〜φV′4を印加する電極群は、駆動パルスφV1〜φV4を印加する電極群に比べ2倍の回数の転送を行う。
したがって、駆動パルスφV1〜φV4を印加する電極群から駆動パルスφV′1〜φV′4を印加する電極群への信号電荷が順次送られるのに対し、駆動パルスφV′1〜φV′4を印加する電極群では信号電荷のパケットと空パケットが存在するように信号電荷が水平CCDレジスタ方向に転送されることとなる。
今、第2の転送期間T3を経て駆動パルスφV1〜φV4を印加する電極群から駆動パルスφV′1〜φV′4を印加する電極群へj行目の電荷が転送されたとする。一方、駆動パルスφV1〜φV4を印加する電極群は、第2の転送期間T3の他に第1の転送期間T2があるため、水平CCDレジスタ[1]、[2]と垂直CCDレジスタ[3]、[4]のパケット数の違いは吸収され、水平走査期間T1に蓄積されたj行目の信号電荷を水平CCDレジスタに転送することができる。
すなわち、水平ブランキング期間HBLKの第1転送期間T2において、垂直CCDレジスタ[1]、[2]におけるj番目の信号電荷が水平CCDレジスタに転送され、垂直CCDレジスタ[3]、[4]におけるj行目の信号電荷が水平CCDレジスタの最終段へと1パケット分垂直転送される。次いで、第2の転送期間T3において、垂直CCDレジスタ[3]、[4]のJ番目の信号電荷が水平CCDレジスタへ転送されるとともに、垂直CCDレジスタ[1]、[2]、[3]、[4]のj−1行目の信号電荷が垂直CCDレジスタへ転送されることとなる。したがって、通常読み出し動作では、1行目の信号電荷が順次出力されることとなる。
水平画素加算動作では、垂直CCDレジスタの入力端子tV1〜tV4に、図6(b)に示すような4相駆動パルスφV1〜φV4を印加し、入力端子tV′1〜tV′4に、4相駆動パルスφV′1〜φV′4を印加する。また、垂直CCDレジスタには、2相駆動パルスφH1及びφH2を印加する。
図7の信号電荷の状態と図6(b)の駆動パルスとを対応して説明すると、
1)先ず、図6(b)の水平走査期間T1の終了時が図7(A)に相当する。
2)次に、図7(B)に示すように、水平ブランキング期間HBLKのうちの第1の期間T2において、垂直CCDレジスタ[1]、[2]の信号電荷が水平CCDレジスタへ転送されるとともに、垂直CCDレジスタ[3]、[4]の信号電荷が垂直CCDレジスタへの最終段へ垂直転送される。
3)次に、図7(C)に示すように、第2の期間T2において、水平CCDレジスタで2パケット分の転送が行われ、同一行の2画素列方向に離れた信号電荷同士が同一列に移動される。
4)次に、図7(D)に示すように、第3の期間T4において、垂直転送により垂直CCDレジスタ[3]、[4]の最終段の信号電荷が水平CCDレジスタへ転送され、先に水平CCDレジスタに転送された垂直CCDレジスタ[1]、[2]の信号に加算される。すなわち、水平CCDレジスタ内で同一行の2画素だけ列方向に離れた信号電荷同士が加算される。同時に、水平CCDレジスタの空パケットに垂直CCDレジスタ[1]、[2]から次の行の信号電荷が転送される。
5)さらに、図7(E)に示すように、第4の期間T5において、水平CCDレジスタ内で2パケット分の転送が行われ、前記次の行の2画素列方向に離れた信号電荷同士が同一列に移動される。
6)次いで、図7(F)に示すように、第5の期間T6において、垂直転送により垂直CCDレジスタ[1]、[2]の信号電荷に加算される。
すなわち、水平CCDレジスタ内で前記次の行の2画素だけ列方向に離れた信号電荷同士が加算される。この結果、水平CCDレジスタに水平方向に2画素加算された信号電荷が2行分、蓄積されることとなる。したがって、水平走査期間T1において、水平CCDレジスタを2相駆動し、水平走査を1回行うことで、2桁分の信号がCCD固体撮像素子の出力端より出力される。このような、カラーCCD固体撮像素子に水平2画素周期の色フィルタを用いるときは、各々の行の画素の偶数列同士、奇数列同士が同一色になるので、混合しても混色が発生しない。また、水平方向に2画素離れた信号電荷同士を加算混合することで、水平方向のデータレートを1/2に削減できる。これにより高速に動作を行うことができる。また、画像領域の画素全体の信号に対し混合を行うため、水平方向のデータ数を1/2にしても画角は変わらない。
以上、水平方向N2画素加算について説明したが、水平2画素以上の加算についても可能である。また、前述の垂直方向の画素加算読み出し動作と組み合わせることにより、垂直2画素×水平2画素加算=4画素加算読み出しなど、垂直方向と水平方向の加算数をともに切り替えて各種加算倍率の読み出し走査が行える。勿論、前記特開2000−115643号公報記載の固体撮像素子とは、転送路や転送ゲート電極の構成などが異なる構成の撮像素子を用いて、垂直&水平画素加算読み出しができるようにしても構わない。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。この実施の形態は、手ブレ補正装置を備えたカメラにおいて、「自動撮影モード」と、手ブレ補正装置による「手ブレ補正撮影モード」と、画素加算により増感処理する「ブレ軽減撮影モード」とを選択して切り替えられるようにするとともに、自動撮影モードなどの撮影モードにおいて、手ブレによる像ブレが生じ易い撮影条件である場合には、自動的に「手ブレ補正モード」に切り替え、手ブレだけでなく、被写体の動きによる像ブレも生じ易い撮影条件である場合には、画素加算により増感処理する「ブレ軽減撮影モード」に自動的に切り替えられるようにしたものである。
先ず、ユーザーによる操作部23での操作により、撮影モードが設定されているか否かを判断する(ステップS201)。撮影モードが設定されていない場合には、その他のモード処理に移行する(ステップS202)。また、撮影モードが設定されている場合には、シャッター速度等の撮影条件を設定するとともに、ユーザーによる操作部23での操作に応じて、用紙サイズ又は画像サイズを選択する(ステップS203)。次に、ズーム処理、AF処理を実行し(ステップS204)、ドラフトモードで駆動して被写体像のスルー画像を表示部14に表示させる(ステップS205)。したがって、ユーザはこの表示部14に表示されたスルー画像を見ながら、このデジタルカメラ1の向きを調整する等してシャッターチャンスを伺う。
一方、制御部25は、ユーザーによる操作部23での操作により、レリーズ釦の半押し、又はAEロックがなされたか否かを判断し(ステップS206)、レリーズ釦の半押し、又はAEロックがなされない場合には、ユーザーにより操作部23で操作されたキーに応じたその他のキー処理を実行する(ステップS207)。そして、レリーズ釦が半押しされ、又はAEロックがなされると、測光処理、WB処理を行って(ステップS208)、これにより得られた測光値と前記ステップS203で設定された撮影条件とに応じて、露出条件を設定する(ステップS209)。
引き続き、撮像素子20から所定のタイミングで出力される連続撮像信号から被写体の移動ベクトルを検出し、該被写体の移動角度を算出する(ステップS210)。また、両加速度センサ16、17により検出されている当該デジタルカメラ1の垂直方向及び水平方向のブレ量を検出して、データメモリ33に順次記録する(ステップS211)。また、レリーズ釦が全押されて撮影指示がなされたか否かを判断し(ステップS212)、撮影指示があるまでステップS206からの処理を繰り返す。
そして、レリーズ釦が全押されて撮影指示なされると、
(1)前記ステップS204でズーム処理、AF処理された現在のズームレンズユニット55の焦点距離(f)が所定以上であるか否か(ステップS213)
(2)マクロ撮影であるか否か(ステップS214)
(3)前記ステップS211で検出したブレ量が所定ブレ量以上であるか否か(ステップS215)
(4)前記ステップS208で得られた測光値が所定値未満であるか否か(ステップS216)
(5)測光値が所定値未満である場合においてストロボ強制OFFとなっているか否か(ステップS217)
(6)前記ステップS209で設定した露出条件に対応する露出時間が所定時間を超えるか否か(ステップS218)
(7)前記ステップS210で算出した被写体の移動角速度と、前記ステップS211で順次記録したブレ量とに基づき算出される被写体移動による像移動速度が所定速度以上であるか否か(ステップS219)
を判断する。
そして、これら判断(1)〜(7)の全てNOであった場合には、通常撮影を行う。すなわち、撮像素子20の全画素の撮像信号電荷を順に読み出す通常読み出しモードで撮像素子20を駆動する(ステップS220)。これと同時に、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS221)、このステップS221での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。引き続き、シャッター速度に応じた露出時間が終了したか否かを判断し(ステップS222)、露出時間が終了となった時点でシャッター58を閉じ露出/撮影動作を停止させる(ステップS233)。
また、前記(1)(2)(3)のいずれかがYESであった場合、つまり、焦点距離(f)が所定以上であるか、マクロ撮影であるか、ブレ量が所定ブレ量以上である場合には、ブレ補正撮影を行う。
すなわち、撮像素子20の全画素の撮像信号電荷を順に読み出す通常読み出しモードで撮像素子20を駆動する(ステップS224)。また、両加速度センサ16、17により検出されている当該デジタルカメラ1の垂直方向及び水平方向のブレ量を検出して、データメモリ33に順次記録する(ステップS225)。また、この検出したブレ量に応じて、前記回動式ミラー18を回動することにより、撮影光軸を一定に保持するブレ補正処理を実行する(ステップS226)。またこれらの処理を伴いつつ、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS227)、このステップS227での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。引き続き、シャッター速度に応じた露出時間が終了したか否かを判断する(ステップS228)。そして、露出時間が終了となるまでステップS224からの処理を繰り返し、露出時間が終了となった時点でシャッター58を閉じ露出/撮影動作を停止させる(ステップS229)。
他方、前記(5)(6)(7)のいずれかがYESであった場合、つまり、ストロボ強制OFFとなっているか、露出時間が所定時間を超えるか、被写体移動による像移動速度が所定速度以上である場合には、加算読み出しによる増感撮影を行う。
すなわち、この加算読み出しによる増感撮影を行う際の加算倍率に応じて、前述のように露出時間を短くなるように再設定する(ステップS230)。次に、撮像素子20の垂直方向及び水平方向の同色同士の画素の撮像信号電荷を加算して読み出す垂直&水平加算読み出しモードに切り替えて、撮像素子20を駆動する(ステップS232)。これと同時に、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS232)、このステップS232での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。引き続き、前記ステップS230で再設定した露出時間が終了したか否かを判断し(ステップS233)、露出時間が終了となるまで、露出/撮影動作(ステップS232)を継続する。そして、ステップS233の判断がYESとなり、露出時間が終了となった時点でシャッター58を閉じ露出/撮影動作を停止させる(ステップS234)。
したがって、従来の光学式手ブレ補正装置を備えたカメラでは、手ブレによる像ブレは軽減できても、被写体の動きによる像ブレ(動体ブレ)は防止できなかったが、この実施の形態によれば、手ブレが生じ易い場合には、「手ブレ補正モード」に自動的に切り替え、被写体の動きによる動体ブレが生じ易い場合には、画素加算により増感処理する「ブレ軽減モード」に自動的に切り替えるので、手ブレとともに動体ブレが生じ易い撮影でも、ブレ無く撮影することができる。
なお、本実施の形態においては、所定の撮影条件として、前記(1)〜(7)を判断し、(5)〜(7)の少なくとも一つがYESであった場合、画素加算読み出しを行うようにしたが、ホワイトバランスの設定状態、若しくは、色温度検出による自動ホワイトバランス制御の検出状態により、蛍光灯やタングステン電球による証明やそれら相当の色温度に設定されている場合など、暗い室内や電灯照明下の被写体と判断された場合にも、画素加算読み出しを行うようにしてもよい。
このような被写体の状態や撮影条件では、暗い被写体若しくは被写体の輝度が低くて、適正露出条件における露出時間(シャッター速度)が長く(遅く)なりやすいので、手ブレとともに被写体ブレも生じやすい。あるいは、露出時間に対して被写体の移動速度が速いため、被写体ブレが生じやすい。このような被写体の動きによる像ブレ(動体ブレ)が生じやすい撮影条件の場合にも、自動的にブレ軽減の為の増感撮影モードに切り替えることにより、画素加算読み出しによる増感処理によって、撮影感度を増感するとともに、手ブレだけでなく被写体ブレ(動体ブレ)による像ブレをも軽減して撮影することができる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。この実施の形態は、ブレ補正撮影モードで検出ブレ量が所定値より大きい場合には、画素加算読み出しによる増感撮影を行って露出時間を短く再設定して撮影を行うようにしたものである。
先ず、ユーザーによる操作部23での操作により、ブレ撮影モードが設定されているか否かを判断する(ステップS301)。ブレ撮影モードが設定されていない場合には、その他のモード処理に移行する(ステップS302)。また、ブレ撮影モードが設定されている場合には、シャッター速度等の撮影条件を設定するとともに、ユーザーによる操作部23での操作に応じて、画像サイズを選択する(ステップS303)。次に、ズーム処理、AF処理を実行し(ステップS304)、ドラフトモードで駆動して被写体像のスルー画像を表示部14に表示させる(ステップS305)。したがって、ユーザはこの表示部14に表示されたスルー画像を見ながら、このデジタルカメラ1の向きを調整する等してシャッターチャンスを伺う。
一方、制御部25は、ユーザーによる操作部23での操作により、レリーズ釦の半押し、又はAEロックがなされたか否かを判断し(ステップS306)、レリーズ釦の半押し、又はAEロックがなされない場合には、ユーザーにより操作部23で操作されたキーに応じたその他のキー処理を実行する(ステップS307)。そして、レリーズ釦が半押しされ、又はAEロックがなされると、測光処理、WB処理を行って(ステップS308)、これにより得られた測光値と前記ステップS303で設定された撮影条件とに応じて、露出条件を設定する(ステップS309)。
引き続き、両加速度センサ16、17により検出されている当該デジタルカメラ1の垂直方向及び水平方向のブレ量を検出して、データメモリ33に順次記録する(ステップS310)。また、レリーズ釦が全押されて撮影指示がなされたか否かを判断し(ステップS312)、撮影指示があるまでステップS306からの処理を繰り返す。
そして、レリーズ釦が全押されて撮影指示なされると、
(1)ステップS311で検出したブレ量が所定値以上であるか否か、
(2)前記ステップS309で設定した露出条件に対応する露出時間が所定時間以上であるか否か、
(3)その他の垂直&水平加算読み出しモードを設定する所定の条件であるか否か
のいずれかを判断する(ステップS312)。
そして、このステップS312で行われたいずれかの判断(1)〜(3)がNOであった場合には、撮像素子20の全画素の撮像信号電荷を順に読み出す通常読み出しモードで撮像素子20を駆動する(ステップS313)。また、前記いずれかの(1)〜(3)がYESであった場合には、撮像素子20の垂直方向及び水平方向の同色同士の画素の撮像信号電荷を加算して読み出す垂直&水平加算読み出しモードに切り替えて、撮像素子20を駆動する(ステップS314)。また、この加算読み出しによる増感撮影を行う際の加算倍率に応じて、前述のように露出時間を短くなるように再設定する(ステップS315)。
そして、ステップS313又はステップS315に続くステップS316では、両加速度センサ16、17により検出されている当該デジタルカメラ1の垂直方向及び水平方向のブレ量を検出して、データメモリ33に順次記録する(ステップS316)。また、この検出したブレ量に応じて、前記回動式ミラー18を回動することにより、撮影光軸を一定に保持するブレ補正処理を実行する(ステップS317)。またこれらの処理を伴いつつ、撮影条件に応じて露出/撮影動作を開始し(ステップS318)、このステップS318での処理により、シャッター58が開いて撮像素子20が露出状態となる。引き続き、シャッター速度に応じた露出時間が終了したか否かを判断する(ステップS319)。そして、露出時間が終了となるまでステップS224からの処理を繰り返し、露出時間が終了となった時点でシャッター58を閉じ露出/撮影動作を停止させる(ステップS320)。
しかる後に、この撮影により取得した取得画像サイズが前記ステップS303で選択された画像サイズよりも小さいか否かを判断する(ステップS320)。そして、「取得画像サイズ<設定画像サイズ」であって、取得画像サイズが設定画像サイズよりも小さい場合には、画素補間処理を実行する(ステップS327)。また、ステップS320の判断がNOである場合には、取得画像サイズが前記ステップS303で選択された画像サイズよりも大きいか否かを判断する(ステップS320)。そして、「取得画像サイズ>設定画像サイズ」であって、取得画像サイズが設定画像サイズよりも大きい場合には、間引きあるいはリサイズ圧縮処理を実行する(ステップS321)。また、ステップS321とステップS323の判断が共にNOであって、「取得画像サイズ=設定画像サイズ」である場合には、ステップS322及びステップS324の処理を行うことなく、ステップS325に進む。
そして、ステップS322、S323、S324のいずれかに続くステップS3325では、撮影画像を圧縮、符号化し、この圧縮、符号化した撮影画像を外部メモリ媒体39に記録する(ステップS330)。さらに、撮影画像をレビュー表示する(ステップS331)。
したがって、本実施の形態によれば、手ブレ補正装置と画素加算読み出しモードとをともに設けて、手ブレを補正できる限界を超えるほど手ブレが大きい場合や、被写体ブレが生じ易い場合など、所定の条件の場合に、手ブレ補正動作も行いないながら画素加算読み出しで増感補正して、露出時間をより短縮し、手ブレや被写体ブレによる像ブレの撮影を効果的に軽減することができる。
なお、前述した第2の実施の形態においては、ステップS215で検出ブレ量を所定ブレ量と比較し、また、ステップS219で被写体移動による像移動速度を所定速度と比較するようにした。つまり、いずれも固定値である所定ブレ量や所定速度と比較するようにした。しかし、これらの値(所定ブレ量や所定速度)を可変制御して自動設定し、この自動設定された許容値や許容量に基づき判断を行うようにしてもよい。
図10は、これらの許容値や許容量を算出する手順、より具体的には、許容像ブレ量(像変位量)、許容像ブレ速度(像移動速度)、許容ブレ量(角度)、許容ブレ角速度等の算出手順を示すフローチャートである。先ず、設定された印刷用紙のサイズ(対角S)、撮像サイズ(対角Y)を読み込む(ステップS401)。次に、印刷された画像が当該用紙の対角相当距離から観察されるものであるか否かを判断する(ステップS402)。そうであるならば、下記例示次式を用いて、撮像サイズYに応じて、許容ボケ量(許容錯乱円径)δを設定する(ステップS403)。
(例)許容ボケδ=Y×tan(2′40″)
また、ステップS402の判断がNOであって、一定の明視距離から観察されるものでるならば、下記例示次式を用いて、印刷用紙サイズSと撮影サイズYに応じて、許容ボケ量(許容錯乱円径)δを設定する(ステップS404)。
(例)許容ボケδ=(Y/S)×250[mm]tan(2′40″)
次に、設定露出時間(T)、レンズ焦点距離情報(f)を読み込み(ステップS405)、下記例示次式を用い、許容ボケδと、レンズ焦点距離f、設定露出時間T(秒)に応じて、許容像ブレ量、許容ブレ量(又は被写体の見かけの移動速度)、許容ブレ角速度(又は被写体の見かけの移動速度)を算出する(ステップS406)。
(例)
許容ブレ量(像変位量)=δB≒δ、
許容像ブレ速度(像移動速度)VB=δB/T≒δ/T、
許容ブレ量(角度)θS=2×tan−1(δB/2f)、
許容ブレ角速度ωS=θS/T
印刷用紙の種別又は印刷用紙のサイズ(寸法)を選択すると、プリンタ装置の印刷解像度(dpi)や画像モニター装置の表示解像度などに応じて、必要な解像度が得られる画像サイズ(横×縦の画素数)を計算して決定できる。逆に、画像サイズを選択すると、例えば200dpiや300dpi等、印刷装置の印刷解像度(dpi)に応じて、十分な解像度となる印刷用紙サイズの限度などを計算して決定できる。
例えば、印刷用紙サイズから十分な画像サイズを算出するには、
(a)フチ無し印刷の場合には、
横(又は縦の)画像サイズ=横(又は縦の)用紙寸法(mm)×印刷解像度(dpi)÷25.4(mm/inch)、あるいは、
(b)上下左右にフチ(余白)付き印刷の場合には、
横(又は縦の)画像サイズ={横(又は縦の)用紙寸法(mm)−2×余白寸法(mm}×印刷解像度(dpi)÷25.4(mm/inch)、などで求めることができる。逆も同様である。
また、許容できる像ブレ量などは、例えば、許容ボケ(許容錯乱円径)の大きさを基準に算出することができる。35mm判の銀塩フィルムでは、許容ボケは約0.033mmなどが利用されるが、デジタルカメラのCCDなど撮像素子の場合や、プリントサイズを変えた場合の許容ボケには、いくつかの考え方がある。一般に、肉眼で細かなものを見分けられる能力は角度にして1分(1′)程度とされるが、写真など連続して調子が変化している対象では、少し緩めの角度2〜3分(2′〜3′)程度とされ、これより小さいものはボケていることが分からず、シャープに見えると言われる。
1)これを基準に考えると、肉眼の明視距離25cm離れた距離から写真や印画紙を観察するとき、0.15〜0.22mm(250mm×tan(2′)〜250mm)×tan(3′)程度のボケまでは人間の眼にはボケていると気付かないこととなる。
2)一方、写真はその大きさに応じて、例えば、用紙の対角寸法に相当する距離から眺めるのが自然だという考え方もある。これを基準に、対角が27cmと明視距離に近い八つ切り判の印画紙では、約0.2mmのボケまでは許され、35mm判から八つ切り判への引き伸ばし倍率は6倍であるからとして、002÷6=0.033mmが、一般的な35mm判(36×24mm)フィルムの許容ボケ(許容錯乱円径、Permissible Circle of Confusion)として採用されている。
この2)の方法では、逆に、用紙サイズや引き伸ばし倍率に拘わらす、フィルムや撮像素子のサイズに相応して、所定の角度(2′〜3′)以内の許容錯乱円径であればよく、換算には便利であるが、印刷用紙や引き伸ばし倍率が大きい場合ほど、荒いピントやボケ、ブレでも許されることとなる。
また、
1)印刷用紙によらず用紙サイズ(対角)に相当する距離だけ離れて観察するときの許容ボケが所定値(例えば、35mmに相当する角度=0°02′40″)以下となるように設定する場合には、
画像面上の許容錯乱円径δ[mm]
={画像サイズ対角(Y)/印刷用紙サイズ対角(S)}×印刷用紙サイズ対角S[mm]×tan(2′40″)、
=画像サイズ対角(Y)[mm]×tan(2′40″)として算出して、許容ブレを設定できる。
2)また、どの用紙サイズの場合も、一定の明視距離(約25cm)から観察する場合には、撮像面上の許容錯乱円径δ[mm]
={画像サイズ対角(Y)/印刷用紙サイズ対角(S)}×明視距離(250mm)×tan(2′40″)、
として算出して、これを基準に許容ブレを設定できる。
3)あるいは、許容錯乱円径δ[mm]をユーザーが所望かつ任意の値に設定してもよい。
また、許容できる像ブレ量δBは前記の許容錯乱円径δに略等しいとすると、許容できる移動速度VB、許容ブレ量(又は被写体の見かけ上の移動角度)θS、及び、露出時間Tにおける許容ブレ角速度(又は被写体の見かけ上の移動角速度)ωSは、前記で算出された撮像面上の許容ボケ(許容錯乱円径)δ[mm]と、撮影レンズ焦点距離f[mm]、設定露出時間T[秒]とから、
許容ブレ量(像の変位量)δB≒δ、
許容像移動速度VB=δB/T≒δ/T、
許容ブレ量(又は被写体の見かけ上の移動角度)θS=2×tan−1(δB/2f)、
許容ブレ角速度(又は被写体の見かけ上の移動角速度)ωS=θS/T、
などと算出して設定することができる。
あるいは、マクロ撮影などで、被写体距離Lが分かる場合には、被写体範囲X=画像サイズY×L/fとなるので、
被写体ブレ又はカメラブレの許容変位XB=許容像ブレ量δB×L/f、
許容できる被写体の移動速度VB=XB/T≒δB×L/(f×T)、
等として算出できる。
これらを、前記実施の形態における印刷用紙に応じた所定のブレ量若しくは像ブレ量として設定して、画素加算読み出しによるブレ軽減撮影・増感撮影モードへの切替条件の判断を行えばよい。
しかして、本例では、ユーザー所望の印刷用紙サイズ又は画像サイズに応じて、許容像ブレ量や許容ブレ量などを設定して、それに応じて、画素加算読み出しによるブレ軽減撮影モードへの切替条件を設定するので、観賞時のサイズに合わせてブレの目立たない必要十分なブレ軽減撮影が行えるので、補間処理などによる画質劣化なども最小限に抑えることができる。
また、実施の形態においては、第1のブレ補正手段として光学式手ブレ補正装置を用いるようにしたが、電子式手ブレ補正装置を第1のブレ補正手段として用いるようにしてもよい。また実施の形態においては、静止画を撮影するカメラに本発明を適用するようにしたが、動画を撮影するカメラに本発明を適用するようにしてもよい。
本発明の各実施の形態に共通するデジタルカメラ概略的回路構成を示すブロック図である。 同デジタルカメラの具体的回路構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 同実施の形態の表示例を図である。 CCDの各種読み出しモードと、垂直&水平画素加算読み出しモードのおける動作を示す図である。 水平画素加算読み出し走査時におけるCCD駆動信号を示すタイミングチャートである。 水平画素加算読み出し走査時におけるCCDの動作例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 許容ブレ量の算出手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
14 表示部
16 第1加速度センサ
17 第2角速度センサ
19 レンズ群
20 撮像素子
23 操作部
24 入力回路
25 制御部
26 表示メモリ
27 表示駆動ブロック
28 画像バッファメモリ
29 画像信号処理部
30 圧縮符号化/伸長復号化部
31 静止画/動画画像メモリ
32 プログラムメモリ
33 データメモリ
38 撮影制御部
39 外部メモリ媒体
55 ズームレンズユニット
56 駆動機構
57 絞り
58 シャッター
61 フォーカスレンズ駆動部
62 ズームレンズ駆動部
64 シャッター駆動部
65 映像信号処理部
66 ドライバ

Claims (13)

  1. 被写体を結像させる光学系と、
    複数の画素を有し、露出することにより前記光学系により結像される画像を撮像して画像信号を生成する撮像手段と、
    カメラ本体のブレを検出する手ブレ検出手段と、
    この手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正する第1のブレ補正手段と、
    前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させる第2のブレ補正手段と、
    これら第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記第2のブレ補正手段を動作させるか否かを設定する設定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により前記第1のブレ補正手段の動作が設定されていない場合において、前記第2のブレ補正手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記第2のブレ補正手段を動作させるか否かを設定する設定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段の設定に従って、前記第2のブレ補正手段を動作又は停止させることを特徴とする請求項1又は2記載の電子カメラ。
  4. 前記制御手段は、
    前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させるべき所定の条件を満たしているか否かを判断する判断手段を含み、
    この判断手段により、前記所定の条件を満たしていると判断された場合に、前記第2のブレ補正手段を動作させて前記撮像手段に前記加算処理を実行させることを特徴とする請求項1から3にいずれか記載の電子カメラ。
  5. 前記制御手段は、
    前記手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正すべき第1の条件を満たしているか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させるべき第2の条件を満たしているか否かを判断する第2の判断手段とを含み、
    これら第1及び第2の判断手段の各判断結果に従って、前記第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  6. 所定のモードと他のモードとを設定するモード選択手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記モード設定手段により、前記所定のモードが設定されている場合に、前記第1及び第2の判断手段の各判断結果に従って、前記第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御し、
    その他のモードが設定されている場合には、前記第1及び/又は第2のブレ補正手段を強制的に動作させることを特徴とする請求項5記載の電子カメラ。
  7. 前記第1の条件とは、
    (1)前記光学系を構成する撮像レンズの焦点距離が所定値よりも大きい場合、
    (2)前記撮像レンズが駆動されてマクロモード又は近接撮影モードが設定されている場合、
    (3)前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量が所定値よりも大きい場合、
    の少なくとも一つの条件を含むものであり、
    前記第2の条件とは、
    (1)被写体の輝度を検出する検出手段により検出された被写体輝度が所定値よりも低い場合、
    (2)当該カメラが有するストロボが強制的にオフ設定されている場合、
    (3)測光手段により計測された測光値に基づき設定される前記撮像手段の露出時間が、所定の露出時間よりも長くなる場合、
    (4)設定された前記撮像手段の露出時間内における前記被写体の移動による像移動量が、所定値又は予め算出された許容錯乱円径よりも大きいか否かを判断する判断手段により、大きいと判断された場合、
    (5)ホワイトバランスを設定する設定手段により設定されたホワイトバランスから、前記被写体が暗い室内又は電灯照明下の被写体である否かを判断する判断手段により、該暗い室内又は電灯照明下の被写体であると判断された場合
    の少なくとも一つの条件を含むものであることを特徴とする請求項5又は6記載の電子カメラ。
  8. 前記制御手段は、前記第1のブレ補正手段と前記第2のブレ補正手段とを共に動作させることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  9. 前記制御手段は、前記第1のブレ補正手段と前記第2のブレ補正手段とを共に動作させる場合において、予め前記撮像手段に設定されている露出時間を再設定する手段を含むことを特徴とする請求項8記載の電子カメラ。
  10. 前記制御手段は、前記第1のブレ補正手段を動作させるとともに、所定の撮影条件を満たすか否かを判断する判断手段を備え、この判断手段により所定の撮影条件を満たすと判断された場合に前記第1及び第2のブレ補正手段を共に動作させることを特徴する請求項1記載の電子カメラ。
  11. 前記撮像手段により前記加算処理が実行された場合において、前記画像信号の画素を補間する画素補間処理を行って画像サイズを補正する画像サイズ補正手段を更に備えることを特徴とする請求項1から10にいずれか記載の電子カメラ。
  12. 前記撮像手段により生成された画像信号を記録する記録手段と、
    この記録手段に記録される前記画像信号の画像サイズを指定する指定手段とを更に備え、
    前記画像サイズ補正手段は、前記加算処理が実行された画像信号の画像サイズが前記指定手段により指定された画像サイズよりも小さくなる場合に、前記画素補間処理を実行することを特徴とする請求項11記載の電子カメラ。
  13. 被写体を結像させる光学系と、複数の画素を有し、露出することにより前記光学系により結像される画像を撮像して画像信号を生成する撮像手段と、カメラ本体のブレを検出する手ブレ検出手段と、この手ブレ検出手段により検出される前記カメラ本体のブレに基づき、前記撮像手段により撮像される画像のブレを補正する第1のブレ補正手段とを備える電子カメラが有するコンピュータを、
    前記撮像手段に前記画像信号における近隣の画素成分を加算する加算処理を実行させる第2のブレ補正手段と、
    前記第1及び第2のブレ補正手段の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
JP2005187916A 2005-06-28 2005-06-28 電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム Pending JP2007013272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005187916A JP2007013272A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005187916A JP2007013272A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007013272A true JP2007013272A (ja) 2007-01-18
JP2007013272A5 JP2007013272A5 (ja) 2008-03-06

Family

ID=37751238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005187916A Pending JP2007013272A (ja) 2005-06-28 2005-06-28 電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007013272A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008164A1 (ja) * 2007-07-09 2009-01-15 Panasonic Corporation デジタル一眼レフカメラ
US8228391B2 (en) 2007-02-22 2012-07-24 Panasonic Corporation Image pickup apparatus and lens barrel
US8736691B2 (en) 2006-02-20 2014-05-27 Panasonic Corporation Image pickup apparatus to control an exposure time based on motion of a detected optical image

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000224470A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Minolta Co Ltd カメラシステム
JP2002107787A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Minolta Co Ltd デジタルカメラのカメラボディ、および、デジタルカメラのカメラボディを制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005033785A (ja) * 2003-06-17 2005-02-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報生成装置、撮影装置および撮影方法
JP2005167497A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Canon Inc 撮像装置、良質画像獲得方法、及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000224470A (ja) * 1999-02-02 2000-08-11 Minolta Co Ltd カメラシステム
JP2002107787A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Minolta Co Ltd デジタルカメラのカメラボディ、および、デジタルカメラのカメラボディを制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005033785A (ja) * 2003-06-17 2005-02-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報生成装置、撮影装置および撮影方法
JP2005167497A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Canon Inc 撮像装置、良質画像獲得方法、及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8736691B2 (en) 2006-02-20 2014-05-27 Panasonic Corporation Image pickup apparatus to control an exposure time based on motion of a detected optical image
US8228391B2 (en) 2007-02-22 2012-07-24 Panasonic Corporation Image pickup apparatus and lens barrel
US8411155B2 (en) 2007-02-22 2013-04-02 Panasonic Corporation Image pickup apparatus and lens barrel
WO2009008164A1 (ja) * 2007-07-09 2009-01-15 Panasonic Corporation デジタル一眼レフカメラ
US8237803B2 (en) 2007-07-09 2012-08-07 Panasonic Coporation Digital single-lens reflex camera including control section that performs camera shake correction and motion detecting section that detects speed of subject
US8928761B2 (en) 2007-07-09 2015-01-06 Panasonic Corporation Digital camera

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5241355B2 (ja) 撮像装置とその制御方法
JP4528235B2 (ja) デジタルカメラ
US10136079B2 (en) Method and apparatus for imaging an object
CN101662586A (zh) 可显示实时预览图像的摄像装置
JP2007336561A (ja) 映像生成装置及び方法
JP2007201539A (ja) デジタルカメラ
JP2011135152A (ja) 撮像装置及び撮像方法
US11171169B2 (en) Image sensor, imaging device and imaging method
JP2007097085A (ja) ディジタルカメラ
JP4019235B2 (ja) 撮像デバイスの駆動方法及び電子カメラ
JP4018456B2 (ja) 撮像装置
JP2007060572A (ja) 撮像装置および方法
JP2006352610A (ja) 電子カメラ
JP2007013272A (ja) 電子カメラ及び電子カメラ制御プログラム
JP2006148550A (ja) 画像処理装置及び撮像装置
JP4771000B2 (ja) 電子カメラ
JP2004312583A (ja) 撮像装置
WO2021241014A1 (ja) 撮像装置、撮像方法
JP2010093579A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2010135904A (ja) 撮像装置
JP4952829B2 (ja) 電子カメラ
JP4770999B2 (ja) 電子カメラ
JP2003008959A (ja) 撮像装置、及びそのモード選択方法
JP2003158684A (ja) デジタルカメラ
JP5629568B2 (ja) 撮像装置及びその画素加算方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100810