JP2007008314A - ランフラット用空気入りタイヤ - Google Patents
ランフラット用空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007008314A JP2007008314A JP2005191498A JP2005191498A JP2007008314A JP 2007008314 A JP2007008314 A JP 2007008314A JP 2005191498 A JP2005191498 A JP 2005191498A JP 2005191498 A JP2005191498 A JP 2005191498A JP 2007008314 A JP2007008314 A JP 2007008314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- cord
- rubber layer
- reinforcing
- run
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
【課題】 ランフラット走行時の耐サイドカット性を改善したランフラット用空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部1からそれぞれ左右のサイドウォール部2を経てビード部3まで延在するようにカーカス層4を配置し、前記トレッド部1におけるカーカス層4の外周側に少なくとも2層のベルト層5を配置すると共に、前記サイドウォール部2におけるカーカス層4の内側に、前記ベルト層5端部の内側からビード部3まで延在する断面三日月状の内側補強ゴム層6を配置したランフラット用空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部2におけるカーカス層4の最外側に、前記ベルト層5端部の内側からビード部3まで延在する断面三日月状の外側補強ゴム層7を設け、かつ前記外側補強ゴム層7及び内側補強ゴム層6にコード補強層9及び8を埋設したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 トレッド部1からそれぞれ左右のサイドウォール部2を経てビード部3まで延在するようにカーカス層4を配置し、前記トレッド部1におけるカーカス層4の外周側に少なくとも2層のベルト層5を配置すると共に、前記サイドウォール部2におけるカーカス層4の内側に、前記ベルト層5端部の内側からビード部3まで延在する断面三日月状の内側補強ゴム層6を配置したランフラット用空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部2におけるカーカス層4の最外側に、前記ベルト層5端部の内側からビード部3まで延在する断面三日月状の外側補強ゴム層7を設け、かつ前記外側補強ゴム層7及び内側補強ゴム層6にコード補強層9及び8を埋設したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ランフラット用空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、ランフラット走行用タイヤの耐カット性を向上した空気入りタイヤに関する。
従来、ランフラット走行性能を有する空気入りタイヤとして、サイドウォール部に断面三日月状の硬質ゴムからなる補強ゴム層を設け、この補強ゴム層の剛性に基づいてパンク時に一定の走行距離を保証するようにしたランフラット用空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなランフラット用空気入りタイヤは、釘ふみなどにより内圧が低下すると、サイドウォール部が、外側に撓みながら荷重を支えるため、サイドウォール部表面は大きな張力が発生した状態になっている。そのため砕石などの鋭利な物体がサイドウォール部表面に接触すると、簡単にサイドカットを受け、それが内部まで進行して補強ゴム層まで破損してしまうことがあった。
このため、特許文献2は、サイドカットに起因するパンクを予防し、サイドカットを受けたときのランフラット走行能力を改善するため、カーカス層内側の三日月状補強ゴム層に加えて、カーカス層の外側に有機繊維コードからなるベルト補強層を配置することを提案している。しかしながら、ランフラット走行時の耐サイドカット性を十分に改善するまでには至っていない。
特開2004−268714号公報
特開平5−286319号公報
本発明の目的は、ランフラット走行時の耐サイドカット性を改善したランフラット用空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のランフラット用空気入りタイヤは、トレッド部からそれぞれ左右のサイドウォール部を経てビード部まで延在するようにカーカス層を配置し、前記トレッド部におけるカーカス層の外周側に少なくとも2層のベルト層を配置すると共に、前記サイドウォール部におけるカーカス層の内側に、前記ベルト層端部の内側からビード部まで延在する断面三日月状の内側補強ゴム層を配置したランフラット用空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部におけるカーカス層の最外側に、前記ベルト層端部の内側からビード部まで延在する断面三日月状の外側補強ゴム層を設け、かつ前記外側補強ゴム層及び内側補強ゴム層にコード補強層を埋設したことを特徴とする。
本発明のランフラット用空気入りタイヤは、サイドウォール部のカーカス層を挟むように、断面三日月状の外側補強ゴム層及び内側補強ゴム層を配置した上に、それぞれの補強ゴム層中にコード補強層を埋設したので、その最外側の外側補強ゴム層と共に、内側の内側補強ゴム層がランフラット走行時にサイドカットを受け難くし、受傷した場合にも外側補強ゴム層が、亀裂のサイドウォール内部への進行を食い止めるようにしている。このためにランフラット走行時の耐サイドカット性を改善し、ランフラット走行時の耐久性を向上させている。
以下に、本発明を図に示す実施形態を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のランフラット用空気入りタイヤの子午線方向断面の一例を示す説明図である。
図1において、ランフラット用空気入りタイヤは、カーカス層4がトレッド部1から左右それぞれのサイドウォール部2を経てビード部3まで延在し、左右一対のビード3間に装架され、カーカス層4の端部をビード3の廻りにタイヤ内側から外側に折り返すように係止させている。トレッド部1においては、カーカス層4の外側に、少なくとも2層のベルト層5がタイヤ1周にわたって配置されている。サイドウォール部2においては、カーカス層4の内側及び最外側に、ベルト層5端部の内側からビード部3まで延在するように断面三日月状の内側補強ゴム層6及び外側補強ゴム層7が配置され、かつ内側補強ゴム層6及び外側補強ゴム層7は、コード補強層8及び9を埋設している。
従来のランフラットランフラット用空気入りタイヤが、サイドウォール部2のカーカス層4の内側に断面三日月状の内側補強ゴム層6を設け、これによりランフラット走行を可能にしていたのに対し、本発明のランフラット用空気入りタイヤは、サイドウォール部2のカーカス層4の外側に断面三日月状の外側補強ゴム層7を追加して設け、さらにそれぞれの補強ゴム層が、コード補強層を埋設したことを特徴とするものである。
カーカス層4を外側と内側から挟み込むように、コード補強層を埋設して強化した補強ゴム層6及び7を設けたことにより、ランフラット走行時のタイヤの縦剛性を効果的に高めることができ、タイヤ外側への縦撓みを抑制することにより、サイドカットを受け難くするようにしたものである。
さらに、ランフラット走行時にサイドカットを受けた場合には、カーカス層4の外側に外側補強ゴム層7を設けたことにより、サイドカットに因る亀裂が、サイドウォール内部へ進行することを食い止めるようにしている。このようにして本発明のランフラット用空気入りタイヤは、ランフラット走行時の耐サイドカット性を改善し、ランフラット走行時の耐久性を向上させたものである。
本発明において使用するコード補強層は、高剛性の繊維コードであることが好ましく、具体的にはスチールコード又は有機繊維コードが好ましく、とりわけスチールコードが好ましい。高剛性の有機繊維コードは、アラミド繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維、リヨセル繊維等を好ましく挙げることができる。ここでリヨセル繊維は、溶剤紡糸されたセルロース繊維であり、セルロースを第4級アミンN−オキシド等の水溶液に溶解し適当なノズルを通して水性浴に押出して、生成した繊維を水洗し溶剤を除去して乾燥して得られる繊維である。
本発明のランフラット用空気入りタイヤは、外側補強ゴム層7のゴム硬度を、内側補強ゴム層6のゴム硬度より大きくすることが好ましい。ランフラット走行において、サイドウォール部2がタイヤ外側に撓み、ベルト層5端部の内側からビード部3まで延在する補強ゴム層が大きな引張力を受けることになるが、外側補強ゴム層7は、内側補強ゴム層6と比べ、より大きな引張力を受けることになる。そこで、ランフラット走行時の耐久性を向上させるために、この引張力に耐えられるように、外側補強ゴム層7のゴム硬度を、内側補強ゴム層6と比べ、大きくすることが好ましい。
具体的に、外側補強ゴム層7のゴム硬度は、好ましくは85〜100であり、内側補強ゴム層6のゴム硬度は、好ましくは90〜100である。また、サイドウォール部2の補強ゴム層を除いたゴム部分のゴム硬度は、好ましくは55〜65である。本発明において、ゴム硬度は、JIS A硬度であり、JIS K6253に準拠して、タイプAによるデュロメータ硬さを測定した値である。
本発明のランフラット用空気入りタイヤは、外側補強ゴム層7のコード補強層9のコード強度を、内側補強ゴム層6のコード補強層8のコード強度より大きくすることが好ましい。これは、ランフラット走行において、外側補強ゴム層7が、内側補強ゴム層6と比べ、より大きな引張力を受けるためであり、外側補強ゴム層7のコード補強層9のコード強度をより大きくすることにより、耐久性を効果的に向上させることが可能となる。
本発明において、コード補強層8及び/又はコード補強層9にスチールコードを使用する場合、外側補強ゴム層7のコード補強層9のコード強度は、好ましくは250〜6000Nであり、内側補強ゴム層6のコード補強層8のコード強度は、好ましくは200〜5950Nである。ここで、スチールコードのコード強度は、JIS G−3510のスチールタイヤコード試験法に準拠して測定した値である。
本発明において、コード補強層8及び/又はコード補強層9に有機繊維コードを使用する場合、外側補強ゴム層7のコード補強層9のコード強度は、好ましくは105〜650Nであり、内側補強ゴム層6のコード補強層8のコード強度は、好ましくは100〜645Nである。ここで、有機繊維コードのコード強度は、JIS L−1017の化学繊維タイヤコード試験法に準拠して測定した値である。
なお、外側補強ゴム層7のコード補強層9のコード強度と内側補強ゴム層6のコード補強層8のコード強度を上記のように調整しながら、スチールコードと有機繊維コードを組み合わせて使用することも好ましい。
本発明において、外側補強ゴム層7中のコード補強層9のエンド数(コード打ち込み本数)を、内側補強ゴム層6中のコード補強層8のエンド数より多くすることが好ましい。外側補強ゴム層7に対するコード補強層9のエンド数をより多くすることにより、剛性及び強度を高くしてランフラット走行時の耐久性を効果的に向上させることができる。
具体的に、外側補強ゴム層7のコード補強層9のエンド数は、好ましくは35〜75本/50mmであり、内側補強ゴム層6のコード補強層8のエンド数は、好ましくは30〜70本/50mmである。
本発明のランフラット用空気入りタイヤは、外側補強ゴム層7及び内側補強ゴム層6中のコード補強層のタイヤ径方向の長さを、それぞれ外側補強ゴム層7及び内側補強ゴム層6のタイヤ径方向の長さに対して、好ましくは30%〜90%、より好ましくは50%〜70%とするとよい。コード補強層のタイヤ径方向の長さを、それぞれを埋設する補強ゴム層のタイヤ径方向の長さの30%〜90%とすることにより、コード補強層によって補強ゴム層の強度を効果的に高めることが可能となり好ましい。
本発明のランフラット用空気入りタイヤは、ランフラット走行機能を有し、その耐久性が高いことが特徴である。特に、ランフラット走行時において、従来のランフラットタイヤと比べ、サイドカットを受け難くし、さらに万一サイドカットを受けた際にも、サイドカットによる亀裂の進行を外側補強ゴム層7が食い止めることにより、亀裂がカーカス層4に達するのを防止するようにしたものである。これにより、ランフラット走行時の耐久性を大幅に改善することが可能となった。
さらに、本発明のランフラット用空気入りタイヤは、外側補強ゴム層7を配置したことから、通常の走行時においても耐サイドカット性が向上している。これにより、サイドウォール部に損傷を受けても、サイドカットに因る亀裂の進行を抑制し、空気圧の急激な低下を防止することができる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定されるものではない。
タイヤサイズ225/50R17のランフラット用空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部における補強構造を下記のように種々異ならせた従来例1、比較例1、2及び実施例1、2のランフラットタイヤをそれぞれ作製し、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験した。
〔ランフラット走行の耐久性〕
各評価タイヤをリムサイズ17×7 1/2JJのホイールに組み付け、バルブコアを抜いた空気圧0kPaの状態で後輪駆動車の前輪右側に装着し、楕円形の周回コースを90km/hの速度で反時計廻りに走行し、テストドライバーがタイヤ故障による異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離を測定した。
各評価タイヤをリムサイズ17×7 1/2JJのホイールに組み付け、バルブコアを抜いた空気圧0kPaの状態で後輪駆動車の前輪右側に装着し、楕円形の周回コースを90km/hの速度で反時計廻りに走行し、テストドライバーがタイヤ故障による異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離を測定した。
各評価タイヤのランフラット走行の耐久性は、各評価タイヤの走行距離を、従来例1の走行距離を100とする指標で表した。この値が大きいほどランフラット走行の耐久性が優れている。
〔耐サイドカット性〕
各評価タイヤの耐サイドカット性は、速度10km/hから2.5km/hずつ速度を上げながら縁石を乗り越える度にタイヤの外観を観察し、タイヤに外傷が発生した時の速度とタイヤの空気圧を測定するという測定方法により評価を行った。
各評価タイヤの耐サイドカット性は、速度10km/hから2.5km/hずつ速度を上げながら縁石を乗り越える度にタイヤの外観を観察し、タイヤに外傷が発生した時の速度とタイヤの空気圧を測定するという測定方法により評価を行った。
各評価タイヤの耐サイドカット性は、従来例1の評価結果を100とする指標で表した。この値が大きいほど耐サイドカット性が優れている。
従来例1
タイヤサイズ225/50R17のランフラット用空気入りタイヤにおいて、カーカス層の内側にゴム硬度(JIS A)が65である断面三日月状の内側ゴム補強層を設けた評価タイヤを作製した。上記の方法により、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験し、それぞれの結果を100とした。
タイヤサイズ225/50R17のランフラット用空気入りタイヤにおいて、カーカス層の内側にゴム硬度(JIS A)が65である断面三日月状の内側ゴム補強層を設けた評価タイヤを作製した。上記の方法により、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験し、それぞれの結果を100とした。
比較例1
スチールコード(トクセン工業社製2+2×0.25)をエンド数50本/50mmで打ち込んだコード補強層を埋設した内側ゴム補強層を使用したことを除き、従来例1と同様にして、評価タイヤを作製し、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験した。得られた結果を表1に示す。
スチールコード(トクセン工業社製2+2×0.25)をエンド数50本/50mmで打ち込んだコード補強層を埋設した内側ゴム補強層を使用したことを除き、従来例1と同様にして、評価タイヤを作製し、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験した。得られた結果を表1に示す。
比較例2
カーカス層の外側にゴム硬度(JIS A)が75である断面三日月状の外側ゴム補強層を追加して設けた以外は、従来例1と同様にして、評価タイヤを作製、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験した。得られた結果を表1に示す。
カーカス層の外側にゴム硬度(JIS A)が75である断面三日月状の外側ゴム補強層を追加して設けた以外は、従来例1と同様にして、評価タイヤを作製、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験した。得られた結果を表1に示す。
実施例1
タイヤサイズ225/50R17のランフラット用空気入りタイヤにおいて、カーカス層の両側にゴム補強層を配置し、ゴム硬度(JIS A)が75の外側ゴム補強層にコード補強層としてスチールコード(トクセン工業社製2+2×0.25)をエンド数70本/50mmで打ち込み、及びゴム硬度(JIS A)が65の内側ゴム補強層にスチールコードをエンド数50本/50mmで打ち込むようにして、外側ゴム補強層及び内側ゴム補強層を設けた評価タイヤを作製した。
タイヤサイズ225/50R17のランフラット用空気入りタイヤにおいて、カーカス層の両側にゴム補強層を配置し、ゴム硬度(JIS A)が75の外側ゴム補強層にコード補強層としてスチールコード(トクセン工業社製2+2×0.25)をエンド数70本/50mmで打ち込み、及びゴム硬度(JIS A)が65の内側ゴム補強層にスチールコードをエンド数50本/50mmで打ち込むようにして、外側ゴム補強層及び内側ゴム補強層を設けた評価タイヤを作製した。
得られた評価タイヤのランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験し、結果を表1に示す。
実施例2
外側ゴム補強層のコード補強層のエンド数を50本/50mm、内側ゴム補強層のコード補強層のエンド数を70本/50mmとしたことを除いて、実施例1と同様にして、評価タイヤを作製した。得られた評価タイヤのランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験し、結果を表1に示した。
外側ゴム補強層のコード補強層のエンド数を50本/50mm、内側ゴム補強層のコード補強層のエンド数を70本/50mmとしたことを除いて、実施例1と同様にして、評価タイヤを作製した。得られた評価タイヤのランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性を試験し、結果を表1に示した。
表1の結果から明らかなように、外側ゴム補強層及び内側ゴム補強層によりカーカス層を挟み込んだ本発明のランフラット用空気入りタイヤ(実施例1、2)は、ランフラット走行の耐久性及び耐サイドカット性が、大幅に、向上することが認められた。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ベルト層
6 内側補強ゴム層
7 外側補強ゴム層
8 コード補強層
9 コード補強層
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ベルト層
6 内側補強ゴム層
7 外側補強ゴム層
8 コード補強層
9 コード補強層
Claims (5)
- トレッド部からそれぞれ左右のサイドウォール部を経てビード部まで延在するようにカーカス層を配置し、前記トレッド部におけるカーカス層の外周側に少なくとも2層のベルト層を配置すると共に、前記サイドウォール部におけるカーカス層の内側に、前記ベルト層端部の内側からビード部まで延在する断面三日月状の内側補強ゴム層を配置した空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部におけるカーカス層の最外側に、前記ベルト層端部の内側からビード部まで延在する断面三日月状の外側補強ゴム層を設け、かつ前記外側補強ゴム層及び内側補強ゴム層にコード補強層を埋設したランフラット用空気入りタイヤ。
- 前記外側補強ゴム層のゴム硬度を、前記内側補強ゴム層のゴム硬度より大きくした請求項1に記載のランフラット用空気入りタイヤ。
- 前記外側補強ゴム層中のコード補強層のコード強度を、内側補強ゴム層中のコード補強層のコード強度より大きくした請求項1又は2に記載のランフラット用空気入りタイヤ。
- 前記外側補強ゴム層中のコード補強層のエンド数を、内側補強ゴム層中のコード補強層のエンド数より多くした請求項1〜3のいずれかに記載のランフラット用空気入りタイヤ。
- 前記コード補強層のタイヤ径方向の長さを、該コード補強層を埋設した前記外側補強ゴム層及び内側補強ゴム層のタイヤ径方向の長さの30%〜90%にした請求項1〜4のいずれかに記載のランフラット用空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005191498A JP2007008314A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | ランフラット用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005191498A JP2007008314A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | ランフラット用空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007008314A true JP2007008314A (ja) | 2007-01-18 |
Family
ID=37747359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005191498A Pending JP2007008314A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | ランフラット用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007008314A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100799065B1 (ko) * | 2006-09-15 | 2008-01-29 | 에코파이코텍 | 킬레이팅제로서 생물활성수가 포함된 배지 조성물 |
JP2010184654A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
US20110056605A1 (en) * | 2008-02-21 | 2011-03-10 | Societe De Tecnologie Michelin | Run-Flat Tire having an Additional Sidewall Reinforcement |
KR101091711B1 (ko) | 2010-06-30 | 2011-12-08 | 금호타이어 주식회사 | 런플렛 타이어 |
-
2005
- 2005-06-30 JP JP2005191498A patent/JP2007008314A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100799065B1 (ko) * | 2006-09-15 | 2008-01-29 | 에코파이코텍 | 킬레이팅제로서 생물활성수가 포함된 배지 조성물 |
US20110056605A1 (en) * | 2008-02-21 | 2011-03-10 | Societe De Tecnologie Michelin | Run-Flat Tire having an Additional Sidewall Reinforcement |
JP2011512297A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-21 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | ランフラット型タイヤ |
US8763663B2 (en) * | 2008-02-21 | 2014-07-01 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Run-flat tire having an additional sidewall reinforcement |
JP2010184654A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
KR101091711B1 (ko) | 2010-06-30 | 2011-12-08 | 금호타이어 주식회사 | 런플렛 타이어 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6516726B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2008001328A (ja) | ランフラットタイヤ | |
JP2004299639A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2005219512A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2009279974A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6059429B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4383125B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
CN114340912A (zh) | 充气轮胎 | |
JP2007008314A (ja) | ランフラット用空気入りタイヤ | |
JP4995541B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2000351307A (ja) | ランフラットタイヤ | |
JP2004203129A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2008290540A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006199053A (ja) | 空気入りタイヤ及びその装着方法 | |
JP2008273482A (ja) | ランフラットタイヤ | |
JP4923451B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4259732B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP4626331B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2008030660A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP4625262B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6545090B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4587097B2 (ja) | ランフラットタイヤ | |
JP2007001401A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4470595B2 (ja) | ランフラットタイヤ | |
JP2006131171A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ |