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JP2007098560A - 打込み作業工具 - Google Patents

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JP2007098560A
JP2007098560A JP2005295666A JP2005295666A JP2007098560A JP 2007098560 A JP2007098560 A JP 2007098560A JP 2005295666 A JP2005295666 A JP 2005295666A JP 2005295666 A JP2005295666 A JP 2005295666A JP 2007098560 A JP2007098560 A JP 2007098560A
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勲 宮下
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Abstract

【課題】 被加工材に対し釘等の打込み材の打込み作業を行うとともに、打込み材の打込み領域を照射する照明装置を有する打込み作業工具において、操作性向上を図るのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明の打込み作業工具としてのピンタッカ100では、ライト145によりピンの打込み領域の照射を開始するライト点灯用スイッチ147は、トリガ141の引き操作に際し、セーフティレバー143がロック位置からロック解除位置へと設定されることでオン動作するように構成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被加工材に対し打込み材の打込み作業を行う打込み作業工具に関する。
従来、例えば下記特許文献1には、圧縮空気を動力源として被加工材に対し釘等の打込み材の打込み作業を行う打込機が開示されている。この打込機では、当該打込機の先端部付近及び被加工材に向かって照射するための照明装置がハンドル部に設けられている。この照明装置は、照明をオンさせるための押しボタン式スイッチと、照明をオフさせるための押しボタン式スイッチを備え、これらのスイッチを作業者が適宜手動操作することによって、照明をオンさせる動作とオフさせる動作がなされるようになっている。特許文献1に記載のこの打込機は、打込み作業時に打込み領域を照明装置によって照射する可能性を有するが、一連の打込み作業に際し照明装置を作動させるためには、当該打込み動作とは別に作業者が照明用スイッチの手動操作を行う必要がある。従って、この種の照明装置を備える打込み作業工具の設計に際しては、照明装置における照明用スイッチの操作を考慮した使い勝手の良い打込み作業工具を構築する要請がある。
特開2004−209567号公報
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被加工材に対し釘等の打込み材の打込み作業を行うとともに、打込み材の打込み領域を照射する照明装置を有する打込み作業工具において、操作性向上を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、各請求項に記載の発明が構成される。なお、本発明は、典型的には、釘打機やタッカーのように、コイルバネの弾発力によって作動部材を直線状に作動させることで、打込み材による被加工材の打込み作業を行う各種の工具に適用され得る技術である。
(本発明の第1発明)
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載の打込み作業工具である。
本発明のこの打込み作業工具は、被加工材に対し打込み材の打込み作業を行う打込み作業工具であって、駆動装置、ハンドグリップ、トリガ、操作部材、照明装置及び照明スイッチを少なくとも備える構成とされる。
本発明の駆動装置は、打込み材に打込み力を付与する装置として構成され、打込み材の駆動源とされる。この駆動装置として、モータや、圧縮エア供給装置などが用いられる。打込み材としては、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないもの、更にはU字状のステープル等を用いることができる。
本発明のトリガは、本発明のハンドグリップを把持した作業者によって引き操作されることで、駆動装置の駆動を開始させる部材として構成される。
本発明の操作部材は、トリガの引き操作が不能とされる第1の位置と、当該引き操作が可能とされる第2の位置とに設定可能な部材として構成される。操作部材が第2の位置に設定された後に作業者がトリガを引き操作することによって、駆動装置が駆動開始されて打込み材の打込み作業が行われることとなる。この操作部材として、回動式のレバー類、スライド式のスイッチ類、押圧式のボタン類などを用いることができる。
本発明の照明装置は、打込み材の打込み領域を照射するための装置として構成される。この照明装置による照射の開始が、本発明の照明スイッチによって行われるようになっている。特に、本発明の照明スイッチは、トリガの引き操作に際し、操作部材が第1の位置から第2の位置へと設定されることでオン動作するように構成されている。本構成に関しては、操作部材を第1の位置から第2の位置へと設定する動作に基づいて照明スイッチがオン動作されればよく、操作部材及び照明スイッチを別個の構成要素としてもよいし、或いは操作部材自体を照明スイッチとして兼用してもよい。
請求項1に記載の打込み作業工具のこのような構成によれば、操作部材を第2の位置へと設定する操作に基づいて照明スイッチがオン動作するため、照明装置を照射する操作を個別に行う必要がない。従って、使い勝手が良く操作性の高い打込み作業工具を構築することが可能となる。このとき、操作部材の操作は、トリガの引き操作よりも先行して行われ、照明装置が照射状態とされた後に実際の打込み材の打込み動作が行われる構成であるため、被加工材の所望の部位に打込み材の位置を確実に合わせるのに有効である。
(本発明の第2発明)
前記課題を解決する本発明の第2発明は、請求項2に記載の打込み作業工具である。
本発明のこの打込み作業工具は、請求項1に記載の構成において、更に、操作部材を第1の位置へと付勢する付勢手段を備える構成とされる。そして、操作部材は、トリガの引き操作に際し、付勢手段の付勢力に抗して第1の位置から第2の位置へと設定され、照明スイッチがオン動作する構成とされる。一方、この操作部材は、トリガの引き操作の解除によって付勢手段の付勢力にしたがって第1の位置へと復帰して、照明スイッチがオフ動作する構成とされる。
請求項2に記載の打込み作業工具のこのような構成によれば、作業者に打込み作業の意思があり、操作部材が第2の位置へと設定された場合に、当該設定に基づいて照明装置が照射される一方、作業者に打込み作業の意思がなく、操作部材が第1の位置へと復帰した場合に、当該設定に基づいて照明装置の照射が解除されるため、照明装置に関するバッテリ使用電力を抑えることができ合理的である。
(本発明の第3発明)
前記課題を解決する本発明の第3発明は、請求項3に記載の打込み作業工具である。
本発明のこの打込み作業工具は、請求項1または請求項2に記載の構成において、打込み材の打込み作業に際し、ハンドグリップが作業者によって把持された状態を作業者側から視た場合において、当該作業者の打込み領域へと向かう目線の向きと、照明装置の打込み領域を照射する向きとが概ね重なり合うように構成されている。このような構成は、特に照明装置の位置を工夫することによって実現される。
請求項3に記載の打込み作業工具のこのような構成によれば、打込み材の打込み作業に際し、作業者が打込み領域を視た場合に、当該作業者の視易い方向から照明装置が照射されるため、また打込み領域に打込み材周辺部位の影が形成され難くなるため、打込み作業の円滑化を図るのに有効である。
本発明によれば、被加工材に対し釘等の打込み材の打込み作業を行うとともに、打込み材の打込み領域を照射する照明装置を有する打込み作業工具において、特に照明装置の照射を開始する動作が、トリガの引き操作を可能とする操作部材の設定に基づいて行われるように構成することによって、操作性向上を図ることが可能となった。
以下、本発明の一実施形態につき、図1〜図5を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施の形態は、本発明における「打込み作業工具」の一例として充電式ピンタッカについて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る充電式ピンタッカ100の全体構成を示す側断面図であり、図2は図1中の充電式ピンタッカ100のA−A線における断面構造を示す図である。図3は図1中の充電式ピンタッカ100の主要部の構成を示す拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係るピンタッカ100は、概括的に見て、ピンタッカ100の外殻を形成する本体部101と、バッテリが収容されるバッテリケース109と、被加工材に対し打ち込まれる打込み材としてのピンが装填されるマガジン111とを主体に構成される。本体部101は、駆動モータ113を収容するモータハウジング103と、打込み機構117およびハンマ駆動機構119を収容するギアハウジング105と、作業者が握る(把持する)ハンドグリップ107(本発明における「ハンドグリップ」に対応する)とによって構成される。モータハウジング103の上方にハンドグリップ107が配置され、それらモータハウジング103とハンドグリップ107の水平方向一端部(図1の右側)にギアハウジング105が配置され、水平方向他端部にバッテリケース109が配置される。モータハウジング103およびギアハウジング105の下方にマガジン111が配置される。本体部101は、少なくとも打込み機構117を収容する長尺状のギアハウジング105に対しハンドグリップ107が付設された構成であり、この本体部101が後述する態様1における「本体部」に相当する。また、打込み機構117が、後述する態様1における「打込み機構」に、またギアハウジング105が、後述する態様1における「ハウジング」に相当する。ハンドグリップ107は、ギアハウジング105の各部位のうち、ピンの打込み領域とは反対側のハウジング端部から離間しつつ当該ギアハウジング105と交差する方向へと長尺状に延在する。
なお、マガジン111は、打ち込むべきピンを、ギアハウジング105の下端部、すなわち本体部101の先端部に設けられたピンの射出部112に供給するように構成されている。
図3に示すように、打込み機構117は、上下方向に直線状に延在されて上端部および下端部がそれぞれギアハウジング105に固定された棒状のスライドガイド121と、スライドガイド121に筒状の滑り子123を介して上下動可能に装着されたハンマ125と、ハンマ125を下方に向って打込み動作させるべく当該ハンマ125に弾発力を作用させる圧縮コイルバネ127と、ハンマ125とともに移動されて射出部112のピン打込み口112aに供給された、打込み材としてのピンに打撃力を加え(打込み力を付与し)、これによって当該ピンを被加工材に打込むドライバ129と、を主体にして構成されている。
ここで、本実施の形態における圧縮コイルバネ127は、縮められることで弾発力が蓄積され、弾発力が蓄積されたこの圧縮コイルバネ127が自由伸長動作することで、弾発力が解放される構成のコイルバネである。この圧縮コイルバネ127は、「圧縮コイルスプリング」とも称呼される。また、本実施の形態におけるハンマ125およびドライバ129は、弾発力が蓄積された圧縮コイルバネ127の自由伸長動作によって直線状に作動する作動部材を構成する。
ハンマ125とドライバ129は、連結ピン131によって連結されている。またハンマ125は、上部の係合突起(図2及び図3中の係合突起125a)及び下部の係合突起(図2中の係合突起125b)を有する。上部の係合突起125aは、ハンマ駆動機構119の上部のリフトローラ(図2中のリフトローラ137)と係合して上方へと押し上げられる構成とされる。下部の係合突起125bは、ハンマ駆動機構119の下部のリフトローラ(図2及び図3中のリフトローラ139)と係合して上方へと押し上げられる構成とされる。打込み材としてのピンは、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないものが用いられる。なお、便宜上ピンおよび被加工材については図示を省略する。
前記の駆動モータ113の回転出力は、遊星歯車式の減速機構115を介してハンマ駆動機構119に回転運動として伝達される。ハンマ駆動機構119は、図2および図3に示すように、互いに噛み合い係合して鉛直面内で互いに逆方向に回転する回転体としての上、下のギア133,135と、それらギア133,135の回転動作に伴い前記ハンマ125を上方へと押し上げる上下のリフトローラ137,139(図2参照)とを主体にして構成されている。
ギア133,135は、ギアハウジング105内に配置されたフレーム134に軸133a,135aを介して回転可能に装着されている。リフトローラ137,139は、ギア133,135の回転中心から偏心した位置に支持軸137a,139aを介して回転自在に装着され、ギア133,135の回転に伴いギア133,135中心回りを円運動する。なお、本実施の形態では、上部のリフトローラ137の支持軸137aからの偏心量と、下部のリフトローラ139の支持軸139aからの偏心量とが等しくなるように構成されている。下部のギア135は、減速機構115の出力軸115aに形成された駆動ギア115bに噛み合い係合されており、所定の減速比で回転駆動される。なお下部のギア135と上部のギア133は、ギア比が1対1に設定されている。また下部のリフトローラ139と上部のリフトローラ137は、約180度の位相差を有する配置とされている。そして上下のリフトローラ137,139は、互いに最も離間した位置、すなわち下部のリフトローラ139が下部のギア135の下側の位置に置かれ、上部のリフトローラ137が上部のギア133の上側に置かれた状態(図2に示す状態)を初期位置としている。
前記の駆動モータ113が通電駆動され、上下のギア133,135が図2の矢印方向に回転されると、下部のリフトローラ139がハンマ125の下部の係合突起125bに下方から係合して上方へと円運動し、当該円運動のうちの上下方向成分によってハンマ125を上方へ押し上げる。下部のリフトローラ139によるハンマ125の押上げ量が最大付近に達した時点で、上部のリフトローラ137がハンマ125の上部の係合突起125aに下方から係合して上方へと円運動し、ハンマ125を上方へ押し上げる。
かくして、ハンマ125は上下のリフトローラ137,139の中継を介して下死点(ピン打込み終了位置であって、初期位置に相当する)から上方、すなわち上死点側へと移動され、このハンマ125の上方への移動動作によって圧縮コイルバネ127が圧縮されて弾発力が蓄積される。そして上死点付近において、ハンマ125の上部の係合突起125aは、上部のリフトローラ137から更にカム140へと受け渡される。そしてハンマ125とともにドライバ129が上方へと移動されると、マガジン111に装填されているピンが射出部112のピン打込み口112aに供給される。その後、当該カム140との係合が解除されると同時に、ハンマ125は圧縮コイルバネ127の弾発力によって下方へ打込み動作される。これによって、射出部112のピン打込み口112aに供給されたピンがドライバ129を介して被加工材に打込まれる。打込み動作されたハンマ125は、ストッパ126に当接することで下死点に停止保持される。
前記のハンドグリップ107には、当該ハンドグリップ107を把持した作業者が引き操作することによって駆動モータ113を通電駆動するトリガ141と、このトリガ141の引き操作を禁止する回動式のセーフティレバー143とが配置されている。トリガ141は、セーフティレバー143が図1に実線で示されるロック位置に置かれるときは、引き操作が不能とされ、セーフティレバー143が図1に二点鎖線(仮想線)で示すロック解除位置に置かれたときに引き操作が可能とされる。このトリガ141が、本発明における「トリガ」に相当し、このトリガ141の引き操作によって駆動されて、打込み材であるピンに打込み力を付与する駆動モータ113が、本発明における「駆動装置」に相当する。また、セーフティレバー143が、本発明における「操作部材」に相当する。また、このセーフティレバー143の設定に関するロック位置が、本発明における「トリガの引き操作が不能とされる第1の位置」に対応しており、ロック解除位置が、本発明における「トリガの引き操作が可能とされる第2の位置」に対応している。
また、本体部101の各部位のうち、モータハウジング103とハンドグリップ107とが連接する連接領域には、ピンの打込み領域を照射するライト145が設けられている。この連接領域は、ハンドグリップ107のバッテリケース109側への延長部分、或いはモータハウジング103のバッテリケース109側への延長部分としても規定される。本実施の形態のライト145は、セーフティレバー143の設定に連動して動作するように構成されている。具体的には、このセーフティレバー143がロック解除位置に設定されたときに、当該セーフティレバー143によってライト点灯用スイッチ147がオン動作されることで点灯され、セーフティレバー143がロック位置に設定されたときに、ライト点灯用スイッチ147がオフ動作されることで消灯されるように構成されている。このライト145が、本発明における「照明装置」を構成しており、ライト点灯用スイッチ147が、本発明における「照明スイッチ」に対応している。本発明では、本実施の形態のようにセーフティレバー及びライト点灯用スイッチを別個の構成要素としてもよいし、或いはセーフティレバー自体をライト点灯用スイッチとして兼用してもよい。なお、トリガ141、セーフティレバー143及びライト145に関する更なる詳細な構成についは、図4及び図5を参照しつつ後述する。
前記の駆動モータ113は、トリガ141によって直接に動作されるモータ駆動用の第1スイッチ148と、トリガ141の引き操作に連動するスイッチ機構161によって動作されるモータ駆動用の第2スイッチ(図示省略)がそれぞれオン動作されたときに通電駆動され、第1スイッチ148または第2スイッチのいずれか一方がオフ動作されたときに通電が断たれる構成とされる。なお図1および図3において、第1スイッチ148と第2スイッチとは互いに重なり合うように配置される。このため、第2のスイッチについては図示が省略される。駆動モータ113が通電駆動されると、前述したように、減速機構115を介してハンマ駆動機構119が駆動され、ハンマ駆動機構119は、圧縮コイルバネ127を圧縮しつつハンマ125を下死点から上死点へと押し上げる。上死点に達したハンマ125は、圧縮コイルバネ127の弾発力で下方へと打込まれ、かくしてハンマ125による一回の打込み作業が完了する。
また上記のように、トリガ141が引き操作されることによってハンマ125による一回目の打込み作業が行われたとき、スイッチ機構161によって動作される第2スイッチは、一回目のピン打込み作業が完了した時点でトリガ141の引き操作がそのまま維持されていてもオフ動作されるように構成されている。すなわち、ハンマ125による一回目のピン打込み作業が完了すると、その時点で駆動モータ113に対する通電が断たれ、トリガ141の引き操作を維持していても二回目のピン打込み作業へと移行できない構成とされている。これにより、いわゆるピンの二度打ちが防止されるが、この二度打ち防止については本発明には直接には関係しないため、その詳細な構成の説明を省略する。なおトリガ141の引き操作によって駆動モータ113が通電駆動された後、ハンマ125によるピン打込み作業が完了する前の段階でトリガ141の引き操作を解除したときには、当該トリガ141によって直接に動作される第1スイッチ148がオフ動作し、駆動モータ113に対する通電を断ってハンマ125によるピン打込み作業を中断することが可能とされる。
ここで、前記のトリガ141、セーフティレバー143及びライト145に関する更なる詳細な構成につき、図4及び図5を参照しながら説明する。図4には、図1中のピンタッカ100の部分拡大図が示され、図5には、図1中のピンタッカ100を矢印B方向から視た様子を模式的に示す図である。
図4に示すように、セーフティレバー143には、当該セーフティレバー143を、図4中の二点鎖線で示すロック解除位置から実線で示すロック位置へと弾性付勢する弾性スプリング144が設けられている。この弾性スプリング144が、本発明における「付勢手段」に相当する。従って、作業者が弾性スプリング144の弾性付勢力よりも強い力で、セーフティレバー143を図4中の矢印10方向へと回動操作することで、このセーフティレバー143は、弾性スプリング144の弾性付勢力に打ち勝ってロック位置からロック解除位置へと回動する構成とされる。一方、作業者がセーフティレバー143を解放するか、或いはセーフティレバー143を引く力が弾性スプリング144の弾性付勢力よりも弱まると、このセーフティレバー143は、弾性スプリング144の弾性付勢力にしたがってロック解除位置からロック位置へと自動的に復帰する構成とされる。このとき、セーフティレバー143が作業者の中指又は薬指によって回動操作され、トリガ141が当該作業者の人差し指又は中指によって引き操作される。
セーフティレバー143の引き操作においては、当該セーフティレバー143が回動軸143bを中心にして図4中の矢印10方向へとロック解除位置まで回動したとき、その先端側の押圧部143aが、被押圧部材146を押圧する。この被押圧部材146は、セーフティレバー143からの押圧力によって、回動軸146aを中心にして図4中の実線で示す位置から二点鎖線(仮想線)で示す位置へと回動し、このときライト点灯用スイッチ147の弾性変形可能なスイッチ接点147aを、その弾性力に抗してオン方向へと押圧する。かくして、セーフティレバー143がロック解除方向へと操作されたとき、トリガ141の引き操作が可能となるとともに、ライト点灯用スイッチ147がオン動作されて、ライト145が点灯状態(照射状態)とされる。このライト145が点灯されることで、射出部112の先端部分に照射領域145aが形成される。この照射領域145aは、被加工材W(本発明における「被加工材」に相当する)に対しピンを打込む打込み領域を包含する領域として構成される。
反対に、セーフティレバー143の引き操作の解除においては、当該セーフティレバー143が回動軸143bを中心にしてロック位置方向へと回動したとき、その先端側の押圧部143aによる被押圧部材146の押圧が解除される。この被押圧部材146は、セーフティレバー143からの押圧力が解放されることによって、回動軸146aを中心にして図4中の実線で示す位置へと復帰し、このときライト点灯用スイッチ147のスイッチ接点147aは、被押圧部材146からの押圧力が解放されることでオフ方向へと弾性復帰する。かくして、セーフティレバー143がロック方向へと操作されたとき、トリガ141の引き操作が不能となるとともに、ライト点灯用スイッチ147がオフ動作されて、ライト145が消灯状態とされる。
このような構成において、ピンの打込み作業を行う場合には、作業者はセーフティレバー143を中指又は薬指にて回動操作する。セーフティレバー143のこの引き操作に連動して、ライト点灯用スイッチ147がオン動作しライト145が点灯状態とされる。ライト145が点灯した状態で、被加工材Wに対し射出部112を近接或いは当接させることで、被加工材Wの所望の部位に射出部112の位置を合わせることが可能となる。作業者は、更にセーフティレバー143を中指又は薬指にて回動操作したままの状態で、トリガ141を人差し指又は中指にて引き操作する。これによって、打込み領域に向けてライト145が照射された状態でのピンの打込み作業が行われる。
一方、ピンの打込み作業を終了する場合には、トリガ141及びセーフティレバー143の引き操作を解除する。トリガ141の引き操作の解除によってピンの打込み作業が停止されるとともに、セーフティレバー143の引き操作の解除と連動してライト点灯用スイッチ147がオフ動作しライト145が消灯状態とされる。
セーフティレバー143に関するこのような構成によれば、セーフティレバー143をロック解除方向へと設定する引き操作に連動させて、ライト145を点灯させる動作が行われるため、ライト145を点灯させる操作を個別に行う必要がない。従って、使い勝手が良く操作性の高いピンタッカを構築することが可能となる。このとき、セーフティレバー143の引き操作は、トリガ141の引き操作よりも先行して行われ、ライト145が点灯状態とされた後に実際のピンの打込み動作が行われる構成であるため、被加工材Wの所望の部位に射出部112の位置を確実に合わせるのに有効である。
また、作業者に打込み作業の意思があり、セーフティレバー143が引き操作された場合に、当該引き操作に連動してライト145が点灯状態とされる一方、作業者に打込み作業の意思がなく、セーフティレバー143の引き操作が解除された場合に、当該引き操作の解除に連動してライト145が消灯状態とされるため、ライト145に関するバッテリ使用電力を抑えることができ合理的である。
また、図5に示すように、本実施の形態のピンタッカ100におけるライト145は、本体部101の左側の所定位置、具体的にはハンドグリップ107の各部位のうち、グリップ先端側へと所定距離だけ離間した位置に配設されている。従って、ライト145の打込み領域を照射する向き(照射領域145aへの向き)は、図5中の左側から打込み領域へと向かうこととなる。ピンタッカ100を右利きの作業者が操作する場合、当該作業者の目線は図5中の左側から打込み領域へと向かうこととなる。このとき、モータハウジング103とハンドグリップ107との連接領域において、ライト145の配設位置を適宜調整して設定することによって、ハンドグリップ107が右利きの作業者によって把持された状態のピンタッカ100を図1中の矢印B方向(作業者側)から視た場合において、当該作業者の打込み領域へと向かう目線の向きと、ライト145の打込み領域を照射する向き(照射領域145aへの向き)とが概ね重なり合うように構成されている。
なお、左利きの作業者を対象とする場合には、本体部101の右側の所定位置(図5中のライト145の位置と左右対称となる位置)に配設するように構成することができる。また、図5中のライト145を互いに左右対称となる位置に左右一対設け、右利きの作業者が作業する場合と、左利きの作業者が作業する場合とで、点灯するライトをスイッチ等の切り替えによって適宜選択するように構成することもできる。
ライト145の配置に関するこのような構成によれば、ピンの打込み作業に際し、作業者が打込み領域を視た場合に、ライト145からの照射光がギアハウジング105等によって妨げられる(遮られる)ことなく、当該作業者の視易い方向からライト145が照射され、また打込み領域に射出部112周辺の影が形成され難くなる。従って、作業者が打込み領域を認識し易くなり、これによって打込み作業の円滑化を図るのに有効である。
なお、ピンタッカ100の作業形態としては、低所作業のみならず高所作業も想定される。このような高所作業では、作業者が下方からピンタッカ100を見上げた状態でピンの打込み作業を行う場合がある。このような場合において、本実施の形態のように作業者の打込み領域へと向かう目線の向きと、ライト145の打込み領域を照射する向きとが概ね重なり合うようにした構成を用いると、更に作業者の目線とライト145の照射線がほぼ合致するように配置されることとなるため、打込み作業の更なる円滑化を図ることが可能となる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、本実施の形態に基づいた種々の応用例や変更例を想到することができる。例えば、本実施の形態を応用した以下の形態を実施することもできる。
上述した本実施の形態では、回動式のセーフティレバー143について記載したが、本発明においては、セーフティレバー143に相当する操作部材を、スライド式のスイッチ類や押圧式のボタン類によって構成することもできる。
また、本実施の形態では、セーフティレバー143は、その引き操作が解除(解放)されたとき、弾性スプリング144の弾性付勢力にしたがってロック解除位置からロック位置へと自動的に復帰する場合について記載したが、本発明においては、セーフティレバー143に相当する操作部材をロック位置へと復帰させる機構は、種々選択可能である。例えば、回動レバー式の操作部材の引き操作を一旦解除した後、更に引き操作を行うことによって当該操作部材がロック解除位置からロック位置へと復帰する構成を採用することもできる。
また、上述した本実施の形態では、打込み作業工具の一例として充電式ピンタッカを例にして説明しているが、本発明は、充電式ピンタッカの構成に限定されるものではなく、交流駆動式やエア駆動式のピンタッカの構成や、充電式、交流駆動式、エア駆動式の釘打機の構成に本発明を適用可能である。
また、上記実施の形態や種々の変更の形態に鑑み、本発明では以下の態様に記載の構成を採り得る。
(態様1)
本発明では、「請求項1〜3のいずれかに記載の打込み作業工具であって、前記打込み材の打込み機構を収容する長尺状のハウジングに対し前記ハンドグリップが付設された本体部を備え、この本体部は、前記照明装置から前記打込み領域へと向かう照射光が遮へいされるのを回避するように構成されていることを特徴とする打込み作業工具。」という構成を採り得る。
本態様1に記載の打込み作業工具は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、打込み材の打込み機構を収容する長尺状のハウジングに対しハンドグリップが付設された本体部を備え、この本体部が、照明装置から打込み領域へと向かう照射光が遮へいされるのを回避するように構成される。本構成は、本体部や、本体部に付設されたハンドグリップの形状を適宜設定したり、本体部や、本体部に付設されたハンドグリップに照明装置を配設したうえで、この配設位置を適宜調整することによって実現される。
本態様1に記載の発明によれば、打込み作業工具の操作性を高めることが可能となるうえに、照明装置から打込み領域へと向かう照射光が妨げられない(遮られない)な構成を採用することによって、作業者が打込み領域を認識し易くなり、打込み作業の円滑化が図られる。
(態様2)
本発明では、「態様1に記載の打込み作業工具であって、前記本体部のハンドグリップは、前記ハウジングの各部位のうち、前記打込み材の打込み領域とは反対側のハウジング端部から離間しつつ当該ハウジングと交差する方向へと長尺状に延在するとともに、当該ハウジング端部からグリップ先端側へと所定距離だけ離間した位置に前記照明装置を備える構成であることを特徴とする打込み作業工具。」という構成を採り得る。
本態様2に記載の打込み作業工具では、態様1に記載の構成の本体部のハンドグリップは、ハウジングの各部位のうち、打込み材の打込み領域とは反対側のハウジング端部から離間しつつ当該ハウジングと交差する方向へと長尺状に延在するとともに、当該ハウジング端部からグリップ先端側へと所定距離だけ離間した位置に照明装置を備える構成とされる。本構成におけるハンドグリップには、本体部の各部位のうち作業者が把持する領域はもちろん、当該領域から更に延在する領域(グリップ延長部分)が広く包含される。
本態様2に記載の発明によれば、ハンドグリップに照明装置を配設するに際し、この照明装置の配設位置を、打込み材の打込み機構を収容する長尺状のハウジングから所定距離だけ離間させることによって、照明装置から打込み領域へと向かう照射光がハウジングによって妨げられる(遮られる)のを回避することができ、作業者が打込み領域を認識し易くなることで打込み作業の円滑化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る充電式ピンタッカ100の全体構成を示す側断面図である。 図1中の充電式ピンタッカ100のA−A線における断面構造を示す図である。 図1中の充電式ピンタッカ100の主要部の構成を示す拡大断面図である。 図1中のピンタッカ100の部分拡大図である。 図1中のピンタッカ100を矢印B方向から視た様子を模式的に示す図である。
符号の説明
100 ピンタッカ(打込み作業工具)
101 本体部
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
107 ハンドグリップ
109 バッテリケース
111 マガジン
112 射出部
112a ピン打込み口
113 駆動モータ
115 減速機構
115a 出力軸
115b 駆動ギア
117 打込み機構
119 ハンマ駆動機構
121 スライドガイド
123 滑り子
125 ハンマ
126 ストッパ
125a 上部の係合突起
125b 下部の係合突起
127 圧縮コイルバネ(コイルバネ)
129 ドライバ
131 連結ピン
133 上部のギア
133a 軸
134 フレーム
135 下部のギア
135a 軸
137 上部のリフトローラ
137a 支持軸
139 下部のリフトローラ
139a 支持軸
140 カム
141 トリガ
143 セーフティレバー
143a 押圧部
143b 回動軸
144 弾性スプリング
145 ライト
145a 照射領域
146 被押圧部材
146a 回動軸
147 ライト点灯用スイッチ
147a スイッチ接点
148 第1スイッチ
161 スイッチ機構

Claims (3)

  1. 被加工材に対し打込み材の打込み作業を行う打込み作業工具であって、
    前記打込み材に打込み力を付与する駆動装置と、
    ハンドグリップと、
    前記ハンドグリップを把持した作業者によって引き操作されることで、前記駆動装置の駆動を開始させるトリガと、
    前記トリガの引き操作が不能とされる第1の位置と、当該引き操作が可能とされる第2の位置とに設定可能な操作部材と、
    前記打込み材の打込み領域を照射するための照明装置と、
    前記照明装置による照射を開始する照明スイッチと、
    を備え、
    前記照明スイッチは、前記トリガの引き操作に際し、前記操作部材が前記第1の位置から前記第2の位置へと設定されることでオン動作するように構成されていることを特徴とする打込み作業工具。
  2. 請求項1に記載の打込み作業工具であって、
    更に、前記操作部材を前記第1の位置へと付勢する付勢手段を備え、
    前記操作部材は、前記トリガの引き操作に際し、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第1の位置から前記第2の位置へと設定され、前記照明スイッチがオン動作する一方、当該操作の解除によって前記付勢手段の付勢力にしたがって前記第1の位置へと復帰して、前記照明スイッチがオフ動作するように構成されていることを特徴とする打込み作業工具。
  3. 請求項1または2に記載の打込み作業工具であって、
    前記打込み材の打込み作業に際し、前記ハンドグリップが作業者によって把持された状態を作業者側から視た場合において、当該作業者の前記打込み領域へと向かう目線の向きと、前記照明装置の前記打込み領域を照射する向きとが概ね重なり合うように構成されていることを特徴とする打込み作業工具。
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