JP2007059782A - スペーサー部材およびプラズマ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性を有する壁部を備えた容器について、装置構成の複雑化をもたらすことなく壁部を介しての導電性を確保した上で十分な断熱性を図ることができるスペーサー部材を提供すること。
【解決手段】導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに上下に対向して配置された上部容器1aと下部容器1bを有する処理容器1と、処理容器1内に、被処理体であるウエハWに対してプラズマ処理を施すためのプラズマを生成するプラズマ生成機構5とを有するプラズマ処理装置において、上部容器1aと下部容器1bの間の対向面10,11に介装されるリング状のスペーサー部材3は、上部容器1aおよび下部容器1bを断熱するための断熱部33と、上部容器1aおよび下部容器1bの電気伝導を確保するように設けられた導電部材30とを一体的に具備する。
【選択図】 図3
【解決手段】導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに上下に対向して配置された上部容器1aと下部容器1bを有する処理容器1と、処理容器1内に、被処理体であるウエハWに対してプラズマ処理を施すためのプラズマを生成するプラズマ生成機構5とを有するプラズマ処理装置において、上部容器1aと下部容器1bの間の対向面10,11に介装されるリング状のスペーサー部材3は、上部容器1aおよび下部容器1bを断熱するための断熱部33と、上部容器1aおよび下部容器1bの電気伝導を確保するように設けられた導電部材30とを一体的に具備する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、導電性を有する壁部を備えた互いに対向する第1および第2の容器部を有する容器、例えば、被処理体にプラズマ処理等の処理を施す処理装置の処理容器において、第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材、およびこのスペーサー部材を具備したプラズマ処理装置に関する。
半導体や液晶ディスプレイ等の製造においては、半導体ウエハやガラス基板等の基板にプラズマを用いてエッチングや成膜などの所定の処理を施すプラズマ処理装置が用いられている。
このようなプラズマ処理装置の一例として、基板が載置される載置台が設けられた処理容器内に、マイクロ波発生機構で発生されたマイクロ波をラジアルラインスロットアンテナ(Radial Line Slot Antenna)によって拡散させて導入し、このマイクロ波によって高密度にプラズマ化された処理ガスを、シャワープレートを介して処理容器内の基板に供給し、基板上に所定の膜を成膜するRLSA方式のプラズマCVD成膜装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−93737号公報
ところで、このようなRLSA方式のプラズマCVD成膜装置においては、処理容器の上部はラジアルラインスロットアンテナから拡散されるマイクロ波によって加熱され高温になり、処理ガス温度を所定の温度に制御する観点等から冷却水によって、例えば200℃程度に保持されるが、成膜する膜の種類によっては、処理容器の下部はこのような高温に保持する必要はなく、例えば80℃程度という比較的低温に保持すれば、耐熱性や熱膨張の観点から200℃程度の高温の場合よりもコスト的に有利である。
しかしながら、処理容器は、安全性の観点から接地ラインを確保するため、およびメタルコンタミネーションを排除するためにアルミニウムが多用されており、アルミニウムは熱伝導性が良好であるため、処理容器の上部の温度が200℃という高温になると、処理容器の下部も同程度の温度となってしまう。
処理容器の下部をより低温にする観点からは、処理容器の上部と下部とを断熱することが考えられるが、断熱材として樹脂を用いる場合には導電性がないため接地ラインを確保することができないという問題点がある。比較的熱伝導性の低いステンレス鋼等を使用して導電性を確保することも考えられるが、断熱性が必ずしも十分とは言えない。このため処理容器の上部と下部とを断熱した上でこれらの間の導電性を確保するためには装置構成が複雑になってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、上記処理容器等の導電性を有する壁部を備えた容器について、装置構成の複雑化をもたらすことなく、壁部を介しての導電性を確保した上で十分な断熱性を図ることができるスペーサー部材、およびこのスペーサー部材を用いたプラズマ処理装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、導電性を有する壁部を備え、互いに対向して設けられた第1および第2の容器部を有する容器において、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材であって、前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするスペーサー部材を提供する。
また、本発明は、導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに互いに対向して設けられた第1および第2の容器部を有する処理容器と、前記処理容器内の被処理体に所定の処理を施す処理機構とを有する処理装置において、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材であって、前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするスペーサー部材を提供する。
さらに、本発明は、導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに上下に対向して配置された第1および第2の容器部を有する処理容器と、前記処理容器内に、被処理体に対してプラズマ処理を施すためのプラズマを生成するプラズマ生成機構とを有するプラズマ処理装置において、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材であって、前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするスペーサー部材を提供する。
上記スペーサー部材は、前記プラズマ生成機構として、マイクロ波を発生するマイクロ波発生機構と、マイクロ波を前記処理容器に導く導波路と、前記導波路からのマイクロ波を透過させる透過孔を有するアンテナと、前記処理容器にプラズマを生成するための処理ガスを導入する処理ガス導入機構とを有し、上部に配置された前記第1の容器部にマイクロ波が導入されるとともに、処理ガスが導入されてプラズマが生成され、下部に配置された前記第2の容器部に被処理体が配置されるものを用いた場合に有効である。
以上の本発明に係るスペーサー部材において、前記導電部材は、前記第1の容器部および第2の容器部の前記対向面に接触する一対の接触部と、前記接触部同士を連結する連結部とを有し、前記断熱部は、前記連結部に隣接して設けられており、前記連結部のリング軸方向に垂直な断面の断面積は、対応する前記断熱部のリング軸方向に垂直な断面の断面積よりも小さいものが好適である。また、前記連結部は、リング軸方向に沿って薄板状に形成され、前記接触部は、前記連結部の外周側に突出するフランジ状をなし、前記第1および第2の容器部の対向面に面接触するように構成することが好ましい。さらに、前記導電部材はアルミニウムで形成され、前記連結部が前記断熱部の内周側に配されて内周面を形成し、前記連結部が前記処理容器の内壁の一部をなしていることが好ましい。さらにまた、前記断熱部は、前記連結部に隣接する空間により構成されていることが好ましい。この場合に、前記接触部の間には、前記導電部材よりも低い熱伝導性を有し、前記連結部の変形を防止する補強部材が設けられていることが好ましく、前記補強部材は、冷却機構を有し、前記冷却機構により冷却可能に構成することができる。前記補強部材はステンレス鋼または樹脂材料で形成することができる。
さらにまた、本発明は、導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに上下に対向して配置された第1および第2の容器部を有する処理容器と、前記処理容器内に、被処理体に対してプラズマ処理を施すためのプラズマを生成するプラズマ生成機構と、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材とを具備するプラズマ処理装置であって、前記スペーサー部材は、前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするプラズマ処理装置を提供する。
この場合に、前記プラズマ生成機構として、マイクロ波を発生するマイクロ波発生機構と、マイクロ波を前記処理容器に導く導波路と、前記導波路からのマイクロ波を透過させるアンテナと、前記処理容器にプラズマを生成するための処理ガスを導入する処理ガス導入機構とを有し、上部に配置された前記第1の容器部にマイクロ波が導入されるとともに、処理ガスが導入されてプラズマが生成され、下部に配置された前記第2の容器部に被処理体が配置されるものを用いることができる。
本発明によれば、導電性を有する壁部を備えた互いに対向する第1および第2の容器部を有する容器、例えば、被処理体にプラズマ処理等の処理を施す処理装置の処理容器において、第1および第2の容器部の間の対向面に、前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備するリング状のスペーサー部材を介装するようにしたので、簡単な構成により、第1容器部と第2容器部の導電性を確保しつつ断熱することができる。このため、このようなスペーサー部材を処理装置、例えばプラズマ処理装置の処理容器に用いることにより、容器を介しての接地ライン等、電気的導通を確保しつつ、比較的温度の高い容器部と、温度を高くする必要のない容器部とを断熱して、両者を適切な温度に確保することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るスペーサー部材が適用されたプラズマ処理装置を模式的に示す断面図である。
図1は本発明の一実施形態に係るスペーサー部材が適用されたプラズマ処理装置を模式的に示す断面図である。
プラズマ処理装置100は、複数のスロットを有する平面アンテナ、特にRLSA(Radial Line Slot Antenna;ラジアルラインスロットアンテナ)にて処理容器内にマイクロ波を導入してプラズマを発生させることにより、高密度かつ低電子温度のマイクロ波プラズマを発生させ得るRLSAマイクロ波プラズマ処理装置として構成されている。
プラズマ処理装置100は、プラズマが生成されるプラズマ生成部として機能する上部容器(第1の容器部)1aと被処理体である半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)Wを収容する下部容器1bとを有する処理容器1と、上部容器1aでプラズマを生成するプラズマ生成機構5を備えている。プラズマ生成機構5は、マイクロ波発生部52、マイクロ波放出部51、ならびに第1および第2のガス供給機構71および72を有している。
処理容器1は、アルミニウム材料等のコンタミネーションの懸念がない金属材料で形成されている。
下部容器1bは、接地されており、上部が開口して上部容器1aとの対向面10を有しており、底面部の中央部に貫通穴12を有している。また、下部容器1bの側壁部には排気管14が設けられ、この排気管14は、高速真空ポンプを含む排気装置15に接続されている。そして、排気装置15を作動させることにより、チャンバー1内のガスが排気管14を介して排気され、処理容器1内を所定の真空度にまで高速に減圧することが可能となっている。
また、下部容器1bの側壁部には、例えば排気管14と対向するように、プラズマ処理装置100に隣接する搬送室(図示せず)との間でウエハWの搬入出を行なうための搬入出口16が形成されているとともに、この搬入出口16を開閉するゲートバルブ17が設けられている。
上部容器1aは、下部が開口して下部容器1bの対向面11を有しており、また上部も開口しており、その開口部にマイクロ波放出部51が臨むように構成されている。上部容器1aの内部空間はプラズマ生成空間Sとなっており、プラズマ生成空間Sの下方には、第1および第2のシャワープレート54aおよび54bが水平に配置されており、上側の第1のシャワープレート54aの上方には第1のガス導入口73が開口されており、第1のシャワープレート54aと下側の第2のシャワープレート54bとの間には第2のガス導入口74が開口されている。第1のガス導入口73には、上部容器1aの壁部に形成された第1のガス導入路75および第1のガス配管77を介して第1のガス供給機構71が接続されており、第2のガス導入口74には、上部容器1aの壁部に形成された第2のガス導入路76および第2のガス配管78を介して第2のガス供給機構72が接続されている。なお、第1のガス供給機構71からはArガス等のプラズマ生成ガスが供給され、第2のガス供給機構72からは成膜ガスが供給される。
第1のシャワープレート54aおよび第2のシャワープレート54bは、サセプタ2と対向するように設けられており、石英、サファイア、SiN、SiC、Al2O3、AlN等のセラミックスの誘電体や、シリコン単結晶、ポリシリコン、アモルファスシリコン等で形成され、それぞれガス通過孔54cおよび54dが形成されている。
下部容器1b内には、AlN等のセラミックス材料で形成された、ウエハWを水平に支持するためのサセプタ2が設けられている。このサセプタ2は、チャンバー1外から貫通穴12を貫通して上方に延びる、AlN等のセラミックスからなる支柱部材21により支持されている。支柱部材21は、その下端部に設けられた駆動部22により、上下に伸縮または進退可能であり、これにより、サセプタ2が所定の範囲内で昇降するように構成されている(図1の仮想線参照)。なお、チャンバー1の貫通穴12には、支柱部材21の伸縮または進退に追従して変形するベローズ18の上端部が接続され、ベローズ18の下端部は駆動部22に接着されている。これにより貫通穴12は密封されている。
サセプタ2の表面には、ウエハWを支持して昇降させるためのウエハ支持ピン(図示せず)が突没可能に設けられている。また、サセプタ2には抵抗加熱型のヒーター24が埋め込まれており、このヒーター24は、ヒーター電源25から給電されることによりサセプタ2を加熱して、その熱でウエハWを加熱する。この際に、サセプタ2を所定の範囲で温度制御可能に構成されている。
下部容器1bの対向面10と上部容器1aの対向面11との間には、本実施形態に係るリング状をなすスペーサー部材3が介装されている。下部容器1bと上部容器1aとの間には、スペーサー部材3のさらに外側に、補助用スペーサー40が介装されている。補助用スペーサー40は、上部容器1aと下部容器1bとの熱伝達を抑止するため、セラミックや樹脂等の熱伝導率の低い材料で形成されている。スペーサー部材3については後で詳細に説明する。
処理容器1の内周には、第2のシャワープレート部材54bよりも下側に、石英からなるライナー13が設けられている。
マイクロ波放出部51は、下から順に、透過板55、平面アンテナ部材56、遅波材57、シールド蓋体58を有し、透過板55は、上部容器1a上に設けられたアルミニウム材料等の金属製の環状支持部材53により、サセプタ2と対向するように支持されている。透過板55は、石英、Al2O3、AlN等のセラミックスなどの誘電体により形成され、マイクロ波を透過する。環状支持部材53およびシールド蓋体58は、上部容器1aの天壁を構成する。
平面アンテナ部材56は、環状支持部材53により、サセプタ2と対向するように支持されている。平面アンテナ部材56は、例えば、表面が金または銀メッキされた銅板またはアルミニウム板からなり、マイクロ波を放射するための多数のスロット孔56aが所定のパターンで貫通して形成された構成となっている。
例えば平面アンテナ部材56上に載置された遅波材57は、セラミック材料、またはポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂のような樹脂材料で形成され、真空よりも大きい誘電率を有している。遅波材57は、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、マイクロ波の波長を短くしてプラズマを調整するものである。
シールド蓋体58は、アルミニウム材料等の金属材料で形成されており、平面アンテナ部材56および遅波材57を覆うように、環状支持部材53により支持されている。シールド蓋体58には冷媒流路58aが形成されており、この冷媒流路58aに冷却水等の冷却媒体を流通させることにより、シールド蓋体58、遅波材57、平面アンテナ部材56、透過板55が冷却される。これにより、上部容器1aは200℃程度の温度に制御される。
マイクロ波発生部52は、一端部がシールド蓋体58を貫通するように接続された導波管59を有し、この導波管59の他端部にはマッチング回路60が接続され、マッチング回路60にはマイクロ波発生機構61が接続されて構成されている。これにより、マイクロ波発生機構61で発生した、例えば周波数2.45GHzのマイクロ波が導波管59を介して平面アンテナ部材56へ伝搬されるようになっている。マイクロ波の周波数としては、8.35GHz、1.98GHz等を用いることもできる。
導波管59は、シールド蓋体58から上方へ延びる同軸導波管59aと、この同軸導波管59aの上端部にモード変換器59bを介して接続された水平方向に延びる矩形導波管59cとを有している。矩形導波管59cと同軸導波管59aとの間のモード変換器59bは、矩形導波管59c内をTEモードで伝播するマイクロ波をTEMモードに変換する機能を有している。同軸導波管59aの中心には内導体59dが延在しており、内導体59dは、その下端部において平面アンテナ部材56の中心に接続固定されている。これにより、マイクロ波は、同軸導波管59aの内導体59dを介して平面アンテナ部材56へ放射状に効率よく均一に伝播され、平面アンテナ部材56からプラズマ生成空間Sに均一に放射される。
次に、本実施形態に係るスペーサー部材3についてより詳細に説明する。
図2は本発明に係るスペーサー部材3の一部を切り欠いて示す斜視図であり、図3はプラズマ処理装置100のスペーサー部材3が配置された部分を模式的に示す断面図ある。
図2は本発明に係るスペーサー部材3の一部を切り欠いて示す斜視図であり、図3はプラズマ処理装置100のスペーサー部材3が配置された部分を模式的に示す断面図ある。
リング状をなすスペーサー部材3は、上述したように、チャンバー1の下部容器1bの対向面10および上部容器1aの対向面11に介装されており、良導電性を有する金属材料、例えばアルミニウム材料で形成された導電部材30を有している。導電部材30は、上部容器1aの下側の対向面11に接触する上側接触部31aと、下部容器1bの上側の対向面10に接触する下側接触部31bと、上側接触部31aおよび下側接触部31bを連結する連結部34とを有している。連結部34は、薄板状をなし、スペーサー部材3の内周面34aを構成するようにリング状に設けられている。この内周面34aは、上部容器1aの壁部および下部容器1bの壁部と連続して処理容器1の壁部の一部を構成している。上側接触部31aおよび下側接触部31bはそれぞれ、連結部34の上端部および下端部から外周側に突出するフランジ状に形成されており、上部容器1aの対向面11および下部容器1bの対向面10に面接触するように構成されている。
上側接触部31aおよび下側接触部31b間には、導電部材30よりも低い熱伝導率を有する材料、例えばステンレス材料または樹脂材料で形成された補強部材32が設けられている。補強部材32は、上部容器1aおよびプラズマ生成機構5の荷重、ならびに処理容器1内の減圧時に作用する負圧による連結部34の変形を防止するためのものであり、上側接触部31aに全周にわたって接する上側環状板部32aと、下側接触部31bに全周にわたって接する下側環状板部32bと、周方向に間隔を有して複数設けられた、上側環状板部32aの中央部および下側環状板部32bの中央部を連結支持する連結支持部32cとを有している。補強部材32は、上側接触部31aの外端部の下方および下側接触部31bの外端部の上方にそれぞれ突出して設けられた環状をなす環状突部31dの内側部分に上側環状板部32aおよび下側環状板部32bがそれぞれ嵌め込まれるようにして取り付けられている。
スペーサー部材3の連結部34および上側および下側接触部31a,31bに囲まれた部分のうち、上記補強部材32の他の部分は、連続した空間部となっており、この空間部が断熱部33を構成する。すなわち、補強部材32の連結支持部32cの両側には環状をなす内周側空間33aと外周側空間33bとが形成され、これらは隣り合う連結支持部32cに形成された連通部32dにより連続した空間部となり、この空間部が断熱部33となる。
また、内周側環状空間33aおよび外周側環状空間33bのリング軸方向に垂直な面で切断した場合の断面積の合計は、連結部34のリング軸方向に垂直な面で切断した場合の断面積よりも大きくなるように構成されている。
なお、図4に示すように、補強部材32には、例えば、その内部に冷却機構としての冷媒流路32eを設け、冷媒流路32e内に水や空気等からなる冷却媒体を流通させることにより、スペーサー部材3を冷却するように構成してもよい。
上側接触部31aの上面には環状の収容溝31eが形成され、この収容溝31e内にOリング81が収容され、これにより、スペーサー部材3の上側接触部31aと上部容器1aの対向面11とが気密にシールされる。また、下部容器1bの対向面10にも環状の収容溝10aが形成され、この収容溝10a内にOリング82が収容され、これにより、下部容器1bの対向面10とスペーサー部材3の下側接触部31bとが気密にシールされる。Oリング81を収容する収容溝は、上部容器1aの対向面11に設けられていてもよく、Oリング82を収容する収容溝は、下側接触部31bの下面に設けられていてもよい。なお、上部容器1aと環状支持部材53との間、環状支持部材53とシールド蓋体58との間も、図示しないOリングにより気密にシールされている。
このように構成されたプラズマ処理装置100においては、以下のようにしてウエハWに対してプラズマ処理が行われる。まず、ウエハWをチャンバー1内に搬入し、サセプタ2上に載置する。
次に、排気装置15を作動させ、チャンバー1内を所定の真空度にまで減圧する。そして、第1のガス供給機構71から、Ar、Kr、He等の希ガス、O2、N2O、NO、NO2、CO2等の酸化ガス、N2、NH3等の窒化ガスなどのプラズマ生成ガスを、所定の流量で第1のガス導入管77、第1のガス導入路75、第1のガス導入口73を介して上部容器1aのプラズマ生成空間Sに導入する。
この状態でマイクロ波発生機構61からのマイクロ波を、マッチング回路60を経て導波管59に導き、矩形導波管59c、モード変換器59b、および同軸導波管59aを順次通過させ、内導体59dを介して平面アンテナ部材56に供給し、平面アンテナ部材56のスロットから透過板55を介してチャンバー1内に放射させる。マイクロ波は、矩形導波管59c内ではTEモードで伝搬し、このTEモードのマイクロ波はモード変換器59bでTEMモードに変換されて、同軸導波管59a内を平面アンテナ部材56に向けて伝搬されていく。平面アンテナ部材56から透過板55を経てチャンバー1に放射されたマイクロ波によりチャンバー1内で電磁界が形成され、これにより上記プラズマ生成ガスがプラズマ化し、第1のシャワープレート54aおよび第2のシャワープレート54bを通過して下部容器1b内に導入する。
この状態で、第2のガス供給機構72から、シリコン系ガス等の成膜ガスを、所定の流量で第2のガス配管78、第2のガス導入路76、第2のガス導入口74を介して第1のシャワープレート54aと第2のシャワープレート54bとの間に供給し、第2のシャワープレート54bを介して下部容器1b内に導入する。これにより、成膜ガスはプラズマ生成ガスのプラズマによってプラズマ化し、サセプタ2上のウエハWに成膜される。
このプラズマは、マイクロ波が平面アンテナ部材56の多数のスロット孔56aから放射されることにより、高密度、かつウエハW近傍では低エネルギーの低電子温度プラズマとなる。このようにして形成されるマイクロ波プラズマは、イオン等によるプラズマダメージが少ないものであるが、第1のシャワープレート54aおよび第2のシャワープレート54bを通過することにより、プラズマ中の活性種(イオン等)のエネルギーがさらに減衰し、プラズマダメージを抑制したプラズマ処理が可能となる。
この場合に、プラズマ生成部である上部容器1aは、マイクロ波により温度が上昇するが、冷媒流路58aによって冷却することにより、例えば約200℃に制御される。一方、下部容器1bは温度を高くする必要はなく、経済性の観点等から、例えば80℃程度の比較的低温にする要請があり、これらの要求温度の違いから上部容器1aと下部容器1bとを断熱する必要がある。一方、プラズマ生成機構5では高電力が必要であり、安全のためプラズマ生成機構5から上部容器1aおよび下部容器1bを経る接地ラインを形成する必要がある。
そこで、本実施形態では、これらの要請を満たすべく、下部容器1bと上部容器1aとの間の対向面10,11の間にスペーサー部材3を介装する。スペーサー部材3は、その内部に存在する連通する空間部からなる断熱部33を有するため、下部容器1bと上部容器1aとの熱伝達が抑止され、これらが実質的に断熱される。すなわち、上述したように、スペーサー部材3の上側接触部31aおよび下側接触部31b間に設けられた内周側空間33a、外周側空間33bおよび連通部32dが連続した空間部を形成し、これが断熱部33を構成する。これにより、断熱材を用いた場合と比較しても優れた断熱効果を得ることができる。したがって、上述したように上部容器1aと下部容器1bとで要求温度が異なっても、それぞれ所望の温度に制御することが可能である。
一方、スペーサー部材3は上部容器1aと下部容器1bとを電気的に導通する導電部材30を設けているので、プラズマ処理時において接地ラインを確保する等、上部容器1aと下部容器1bとの間の電気伝導性を確保する要請を満足することができる。
導電部材30はアルミニウム等の熱伝導性の良好な材料を使用しているため、この導電部材30を介して上部容器1aと下部容器1bとの間の熱伝達が行われるが、導電部材30の連結部34が薄板上に形成され、その断面積が、内周側空間33a、外周側空間33bおよび連通部32dにより構成される断熱部33の断面積よりも十分に小さいため、上部容器1aと下部容器1bとの間の断熱性を損なうことはほとんど生じない。
また、導電部材30が、アルミニウム製であり、その連結部34がスペーサー部材3の内周面34aを構成するようにリング状に設けられ、内周面34aは、上側容器1aの壁部および下側容器1bの壁部と連続して処理容器1の壁部の一部を構成しているので、樹脂を用いた場合のように内壁部にパーティクルが発生することがなく、また、メタルコンタミネーションの懸念もない。
さらに、導電部材30に対応して、補強部材32がリング状または実質的にリング状に設けられているため、チャンバー1内の減圧時であっても、導電部材30の連結部34の変形を防止して、上部容器1aを下部容器1b上に安定して支持することができる。
さらにまた、補強部材32は、熱伝導率の比較的低いステンレス材料または樹脂材料で形成されているため、上部容器1aと下部容器1bとの間を断熱する機能も有する。
さらに、図4に示すように、補強部材32内に冷媒流路32eを設け、冷媒流路32e内に冷却媒体を流通させることにより、補強部材32を冷却するように構成すれば、スペーサー部材3の断熱機能をより高めることが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、本発明をRLSAマイクロ波プラズマ処理装置として構成されるプラズマ成膜装置に適用した場合について示したが、同様の構成でエッチング等の他のプラズマ処理を行う場合にも適用可能であるし、また、このようなRLSAマイクロ波プラズマ方式のプラズマ処理装置に限らず、リモートプラズマ方式、誘導結合型プラズマ方式、ECR方式、容量結合型プラズマ方式、表面反射波方式、マグネトロンプラズマ方式等のプラズマ処理装置等、他のプラズマ処理装置にも適用可能である。また、プラズマ処理装置に限らず、接地ラインを設ける等、上部容器と下部容器との間の電気伝導が要求され、かつこれらの間の断熱が要求される処理を行う処理装置において適用可能である。さらに、上部容器と下部容器との間の電気伝導が要求され、かつこれらの間の断熱が要求されるものであれば処理容器に限らない。
さらに、スペーサー部材の断熱部として空間部を用いたが、空間部の代わりに断熱材を用いてもよい。この場合には断熱材が補強材を兼ねることができる。また、導電部材の連結部をスペーサー部材の内周面を構成するようにしたが、これに限らず例えば外周面を構成するようにしてもよい。
プラズマ処理の内容としては、成膜処理に限らず、酸化処理、窒化処理、酸窒化処理、エッチング処理などの種々のプラズマ処理を対象とすることができる。また、処理対象も半導体ウエハに限らず、FPD用ガラス基板等他の被処理体に適用することも可能である。
本発明は、処理装置、特にプラズマ処理装置において、処理容器を第1の容器部および第2の容器部の要求温度が異なる場合に、これらの断熱をとり、かつ接地ラインを確保する等の電気伝導性を確保する用途全般に適用可能である。
1…処理容器
1a…上部容器
1b…下部容器
3…スペーサー部材
5…プラズマ生成機構
10,11…対向面
30…導電部材
31a…上側接触部
31b…上側接触部
32…補強部材
32d…連通部
33…断熱部
33a…内周側空間
33b…外周側空間
34…連結部
56…平面アンテナ部材(アンテナ)
56a…スロット孔(透過孔)
59…導波管(導波路)
61…マイクロ波発生機構
71…第1のガス供給機構
72…第2のガス供給機構
100…プラズマ処理装置
W…半導体ウエハ
1a…上部容器
1b…下部容器
3…スペーサー部材
5…プラズマ生成機構
10,11…対向面
30…導電部材
31a…上側接触部
31b…上側接触部
32…補強部材
32d…連通部
33…断熱部
33a…内周側空間
33b…外周側空間
34…連結部
56…平面アンテナ部材(アンテナ)
56a…スロット孔(透過孔)
59…導波管(導波路)
61…マイクロ波発生機構
71…第1のガス供給機構
72…第2のガス供給機構
100…プラズマ処理装置
W…半導体ウエハ
Claims (13)
- 導電性を有する壁部を備え、互いに対向して設けられた第1および第2の容器部を有する容器において、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材であって、
前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするスペーサー部材。 - 導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに互いに対向して設けられた第1および第2の容器部を有する処理容器と、前記処理容器内の被処理体に所定の処理を施す処理機構とを有する処理装置において、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材であって、
前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするスペーサー部材。 - 導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに上下に対向して配置された第1および第2の容器部を有する処理容器と、前記処理容器内に、被処理体に対してプラズマ処理を施すためのプラズマを生成するプラズマ生成機構とを有するプラズマ処理装置において、前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材であって、
前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするスペーサー部材。 - 前記プラズマ生成機構は、マイクロ波を発生するマイクロ波発生機構と、マイクロ波を前記処理容器に導く導波路と、前記導波路からのマイクロ波を透過させる透過孔を有するアンテナと、前記処理容器にプラズマを生成するための処理ガスを導入する処理ガス導入機構とを有し、上部に配置された前記第1の容器部にマイクロ波が導入されるとともに、処理ガスが導入されてプラズマが生成され、下部に配置された前記第2の容器部に被処理体が配置されることを特徴とする請求項3に記載のスペーサー部材。
- 前記導電部材は、前記第1の容器部および第2の容器部の前記対向面に接触する一対の接触部と、前記接触部同士を連結する連結部とを有し、
前記断熱部は、前記連結部に隣接して設けられており、
前記連結部のリング軸方向に垂直な断面の断面積は、対応する前記断熱部のリング軸方向に垂直な断面の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスペーサー部材。 - 前記連結部は、リング軸方向に沿って薄板状に形成され、前記接触部は、前記連結部の外周側に突出するフランジ状をなし、前記第1および第2の容器部の対向面に面接触することを特徴とする請求項5に記載のスペーサー部材。
- 前記導電部材はアルミニウムで形成され、前記連結部が前記断熱部の内周側に配されて内周面を形成し、前記連結部が前記処理容器の内壁の一部をなしていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のスペーサー部材。
- 前記断熱部は、前記連結部に隣接する空間により構成されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のスペーサー部材。
- 前記接触部の間には、前記導電部材よりも低い熱伝導性を有し、前記連結部の変形を防止する補強部材が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のスペーサー部材。
- 前記補強部材は、冷却機構を有し、前記冷却機構により冷却可能に構成されていることを特徴とする請求項9に記載のスペーサー部材。
- 前記補強部材はステンレス鋼または樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のスペーサー部材。
- 導電性を有する壁部を備え、被処理体を収容するとともに上下に対向して配置された第1および第2の容器部を有する処理容器と、
前記処理容器内に、被処理体に対してプラズマ処理を施すためのプラズマを生成するプラズマ生成機構と、
前記第1および第2の容器部の間の対向面に介装されるリング状のスペーサー部材と
を具備するプラズマ処理装置であって、
前記スペーサー部材は、前記第1および第2の容器部を断熱するための断熱部と、前記第1および第2の容器部の電気伝導を確保するように設けられた導電部材とを一体的に具備し、前記第1および第2の容器部の間の電気伝導を確保しつつ、これらを断熱することを特徴とするプラズマ処理装置。 - 前記プラズマ生成機構は、マイクロ波を発生するマイクロ波発生機構と、マイクロ波を前記処理容器に導く導波路と、前記導波路からのマイクロ波を透過させるアンテナと、前記処理容器にプラズマを生成するための処理ガスを導入する処理ガス導入機構とを有し、上部に配置された前記第1の容器部にマイクロ波が導入されるとともに、処理ガスが導入されてプラズマが生成され、下部に配置された前記第2の容器部に被処理体が配置されることを特徴とする請求項12に記載のプラズマ処理装置。
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JP2005245762A JP2007059782A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | スペーサー部材およびプラズマ処理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-08-26 JP JP2005245762A patent/JP2007059782A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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