JP2007050553A - 射出成形金型におけるゲート方式 - Google Patents
射出成形金型におけるゲート方式 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 スライドコアを備えた射出成形金型による成形後のゲート処理工程を削減。
【解決手段】 アンダーカット部を有する製品を成形する射出成形金型1は固定側金型2と可動側金型3とから成り、可動側金型3にキャビティ13が形成されているスライドコア12が配設されている。キャビティ13にはサブマリンゲート16を設けて、固定側金型2を構成する固定側取付板4にはランナーロックピン18を配設してあり、このランナーロックピン18をサブマリンゲート16の根元まで伸ばしてある。金型が開く時にランナー樹脂はランナーロックピン18により固定側に固定されているので製品とランナーとがゲート部分で切り離される。
【選択図】 図1
【解決手段】 アンダーカット部を有する製品を成形する射出成形金型1は固定側金型2と可動側金型3とから成り、可動側金型3にキャビティ13が形成されているスライドコア12が配設されている。キャビティ13にはサブマリンゲート16を設けて、固定側金型2を構成する固定側取付板4にはランナーロックピン18を配設してあり、このランナーロックピン18をサブマリンゲート16の根元まで伸ばしてある。金型が開く時にランナー樹脂はランナーロックピン18により固定側に固定されているので製品とランナーとがゲート部分で切り離される。
【選択図】 図1
Description
本発明はプラスチック射出成形金型に関し、更に詳しくは射出成形金型におけるゲート方式に関する。
従来、固定側金型と可動側金型とから成り、両者の間に形成したキャビティにサブマリンゲートからプラスチック樹脂を射出して成形品を得るタイプの射出成形金型がある。(例えば、非特許文献1参照)。図4は従来の射出成形金型の主要部を示す断面図である。図5は他の従来の射出成形金型の主要部を示す断面図である。
図4において、51は射出成形金型のゲート部のみを示している。52は固定側型板を示している。53は可動側型板を示している。54は固定側型板52と可動側型板53との間に形成されているキャビティを示している。55はランナー部を示している。56はランナー部55からキャビティ54へ通じている樹脂注入口であるサブマリンゲートを示している。57はランナーを突き出すエジェクターピンを示している。図4に示すように、サブマリンゲート56を使用した金型においては、キャビティ54に充填された製品とゲートとを切り離す際に、エジェクターピン57の突き上げによって行っていた。すなわち、製品の離型の際にランナーの切り離しが同時に行われる。
図5において、61は他の射出成形金型のゲート部のみを示している。62は固定側型板を示している。63はスライドコアを示している。64はスライドコア63に形成されているキャビティを示している。65はスライドコア63に形成されているランナー部を示している。66はサブマリンゲートを示している。67はコアピンを示している。68は可動側受板を示している。製品形状は筒状や円柱形状であってアンダーカット部を有するものである。
福島有一「よくわかるプラスチック射出成形金型設計」 日刊工業新聞社 2002年11月 p62 (i)サブマリンゲート
福島有一「よくわかるプラスチック射出成形金型設計」 日刊工業新聞社 2002年11月 p62 (i)サブマリンゲート
しかし、図5に示すような製品形状が筒状や円柱形状でアンダーカット部を有する場合、金型61にはスライドコア63を備える必要があって、エジェクターピンでランナーを突き上げることが出来ず、別のゲート方式(例えば、サイドゲート、フィルムゲート、リングゲートなど)を用いる必要があって、その場合には型開き時にランナーと製品とが一体になって取り出されるので、成形品取り出し後に製品とゲートとを切り離す処理が必要になるという問題があった。
上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、製品形状が筒状や円柱形状でアンダーカット部を有する場合でもサブマリンゲートを採用できて、ゲート処理工程の削減を達成できる射出成形金型におけるゲート方式を提供することである。
前述した課題を解決するための本発明の手段は、固定側金型と可動側金型とから成り、前記可動側金型にキャビティが形成されているスライドコアを配設してアンダーカット部を有する製品を成形する射出成形金型におけるゲート方式において、前記キャビティにはサブマリンゲートを設けて、前記固定側金型にはランナーロックピンを配設して、このランナーロックピンを前記サブマリンゲートの根元にまで伸ばしたことを特徴とする。
本発明によれば、固定側金型と可動側金型とから成り、前記可動側金型にキャビティが形成されているスライドコアを配設してアンダーカット部を有する製品を成形する射出成形金型におけるゲート方式において、前記キャビティにはサブマリンゲートを設けて、前記固定側金型にはランナーロックピンを配設して、このランナーロックピンを前記サブマリンゲートの根元にまで伸ばしたので、従来サブマリンゲート方式を採用できなかったスライドコアを有する射出成形金型にも、サブマリンゲート方式を用いることができた。ゲート形状をゲート処理が必要になる別の形式、例えば、サイドゲート、フィルムゲート、リングゲートなどに変更しなくてもよいため、このような別のゲート形式を採用した場合に生じるゲート処理工程が削減できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態である射出成型金型を示す要部断面図である。初めにこの金型の構成について説明する。図1において、1は射出成形金型を示しており、2は射出成形金型1を構成する固定側金型を、3は同じく可動側金型を示している。4は固定側金型2を構成する固定側取付板を、5はストリッパープレートを、6は固定側型板を示している。7は可動側金型3を構成している可動側型板を、8は可動側受板を、9はスペーサブロックを、10は可動側取付板を示している。PLはパーティングラインを示している。
11は可動側受板8の上に配設されたスライドベースを示しており、12はスライドコアを示している。13はスライドコア12に形成されたキャビティを示している。14はスライドベース11に固定されたコアピンを示している。15は樹脂注入口を有するスプルーブシュを示している。16はサブマリンゲートを示している。17はスプルーブシュ15とサブマリンゲート16とをつなぐ樹脂流路であるランナー部を示している。18は固定側取付板4に固定されてサブマリンゲート16の根元まで伸びているランナーロックピンを示している。19は固定側側型板6に固定されてスライドコアの傾斜穴に挿通されたアンギュラピンを示している。20はストリッパープレート5に固定されたロッキングブロックを示している。21はプラーボルトを、22はストップボルトを示している。
次に、この射出成形金型の動作を説明する。図2、図3は図1の金型の型開き状態を示す要部断面図である。図1の射出成形金型1の型閉じ状態において、溶融樹脂が射出され、樹脂はスプルーブシュ15からランナー部17、サブマリンゲート16を経てキャビティ13に充填される。樹脂が冷却され硬化した後に図2の型開き状態となる。29はコアピン14に残された製品を示しており、30はゲート部で切り離されたランナーを示している。パーティングラインPLが開くと、ランナー30はランナーロックピン18によって固定側型板6へ固定されているのでサブマリンゲート16の先端で製品29と切り離される。その後、型開きに伴ってロッキングブロック20の拘束が解かれるとアンギュラピン19の作用によりスライドコア12が開く。
その後、図3に示すように、更に型開きが最終段階に至る。プラーボルト21とストップボルト22との作用によってストリッパープレート5と固定側取付板4とが開くことになり、ランナーロックピン18がランナー30から切り離される。次にランナー取り出し装置によってランナー30が取り出される。その後、製品取り出し装置によって製品29の取り出しが行われる。金型は清掃後、元の状態に閉じられて次の成形サイクルに備えられる。
次に、本発明の実施の形態の効果について説明する。ランナーロックピン18をゲート16の根元にまで伸ばしてランナーを固定側へ固定するようにしたので、アンダーカット部を有する製品の成形に当たり、スライドコアを用いた射出成形金型にサブマリンゲート方式を採用することができて、型開きと同時に製品とランナーとを切り離すことができて、従来必要であったゲート処理工程を削減できた。
本発明のゲート方式は、アンダーカット部を有する製品を成形する射出成形金型に広く適用することができる。
1 射出成形金型
2 固定側金型
3 可動側金型
12 スライドコア
13 キャビティ
16 サブマリンゲート
18 ランナーロックピン
29 製品
2 固定側金型
3 可動側金型
12 スライドコア
13 キャビティ
16 サブマリンゲート
18 ランナーロックピン
29 製品
Claims (1)
- 固定側金型と可動側金型とから成り、前記可動側金型にキャビティが形成されているスライドコアを配設してアンダーカット部を有する製品を成形する射出成形金型におけるゲート方式において、前記キャビティにはサブマリンゲートを設けて、前記固定側金型にはランナーロックピンを配設して、このランナーロックピンを前記サブマリンゲートの根元にまで伸ばしたことを特徴とする射出成形金型におけるゲート方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005235574A JP2007050553A (ja) | 2005-08-15 | 2005-08-15 | 射出成形金型におけるゲート方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005235574A JP2007050553A (ja) | 2005-08-15 | 2005-08-15 | 射出成形金型におけるゲート方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007050553A true JP2007050553A (ja) | 2007-03-01 |
Family
ID=37915332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005235574A Pending JP2007050553A (ja) | 2005-08-15 | 2005-08-15 | 射出成形金型におけるゲート方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007050553A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103660187A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-03-26 | 宁波天龙电子股份有限公司 | 产品与流道分离的模具顶出机构 |
US9398453B2 (en) | 2007-08-17 | 2016-07-19 | Qualcomm Incorporated | Ad hoc service provider's ability to provide service for a wireless network |
CN112549453A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-03-26 | 临海伟星新型建材有限公司 | 一种用于注塑产品与浇口分离和顶出的装置 |
-
2005
- 2005-08-15 JP JP2005235574A patent/JP2007050553A/ja active Pending
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