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JP2006337692A - 画像形成装置及び電源装置 - Google Patents

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JP2006337692A
JP2006337692A JP2005161904A JP2005161904A JP2006337692A JP 2006337692 A JP2006337692 A JP 2006337692A JP 2005161904 A JP2005161904 A JP 2005161904A JP 2005161904 A JP2005161904 A JP 2005161904A JP 2006337692 A JP2006337692 A JP 2006337692A
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Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Katsuaki Goto
勝昭 後藤
Yoshifumi Sasamoto
能史 笹本
Takaharu Okutomi
隆治 奥富
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Abstract

【課題】 電力を強制的に放電させることなく、補助電源を画像形成装置本体部から電気的に切り離すことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 補助電源ユニット6は、充電可能であり充電された電力を負荷部9に供給するキャパシタCと、リレー63、64と、インターロックスイッチSW3とを備えて構成されている。リレー63、64が制御ユニット2からDC電圧の供給を受けることにより、遮断スイッチSW1、SW2はON状態になる。画像形成装置本体部にはインターロックスイッチSW3を付勢する固定部材11が設置されている。補助電源ユニット6が画像形成装置本体部から取り外されることで、固定部材11によるインターロックスイッチSW3の付勢が解除され、遮断スイッチSW1、SW2がOFF状態になり、コネクタ61におけるキャパシタCからの出力電圧が0[V]になる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複写機又はプリンタなどの画像形成装置に関し、特に、充電可能な電源装置を備えた画像形成装置の安全性を担保する技術に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置は、商用電源から電力供給を受けて動作する定着装置などの負荷部を備えている。さらに、負荷部に対して大きな電力を供給するために、充電可能な補助電源を備えた画像形成装置もあり、その補助電源によっても負荷部に対して電力供給が行われている。このような補助電源はその特性上、大電力を一気に放出することができる構成となっているため、画像形成装置内において短絡などが発生した場合は、発煙、発火や感電が発生する危険性がある。従って、補助電源を用いた画像形成装置には高い安全性が求められる。例えば、補助電源に電気二重層キャパシタを用いた場合であって、画像形成装置のメンテナンスを行うときには、メンテナンスを行うサービスマンが直接、キャパシタ(補助電源)に触れるおそれがあるため、感電やキャパシタ端子の短絡を防止する必要がある。
画像形成装置の安全性を担保するため、画像形成装置に通常の画像形成モード以外の特殊モード(補助電源使用禁止モード)を設け、補助電源に蓄えられている電力を負荷部に対して強制的に放電することが行われている(例えば特許文献1)。この場合、サービスマンなどの操作者が補助電源の使用禁止指示を画像形成装置に与える必要があり、使用禁止指示が与えられると、特殊モードが実施されて補助電源の電力は負荷に対して強制的に放電させられる。これにより、補助電源の充電電圧を安全なレベルまで低下させて、画像形成装置の安全性の向上を図っている。
特開2004−303435号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像形成装置のように、補助電源に蓄えられている電力を負荷部に対して強制的に放電させることができるとしても、サービスマンなどの操作者が使用禁止指示を画像形成装置に与える必要があるため、特殊モードの実施を忘れて強制放電を行わなかった場合は、補助電源が充電された状態でメンテナンス作業を行うことになり、感電などの危険性がある。また、補助電源に蓄えられた電力を放電させる場合には、負荷部の種類にもよるが数分〜数十分の時間がかかってしまい、その間、メンテナンス作業を行うことができず、効率的にメンテナンス作業を行うことができないため、サービスコストの上昇を招いてしまう問題がある。
この発明は上記の問題を解決するものであり、操作者が特別な指示を画像形成装置に与えて補助電源に蓄えられている電力を強制的に放電させることなく、補助電源を画像形成装置本体から電気的に切り離すことができる画像形成装置を提供することを目的とする。これにより、電源装置及び画像形成装置の安全性を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、商用電源から電力の供給を受けて駆動する負荷部を備えた画像形成装置本体部と、前記画像形成装置本体部に挿脱可能な電源装置と、を有する画像形成装置であって、前記電源装置は、前記商用電源から電力の供給を受けて充電され、充電された電力を前記負荷部に供給する電源部と、前記電源部と前記負荷部との間に設置され、前記電源部から前記負荷部への電力供給をON/OFFするスイッチと、前記スイッチのON動作を、外力を受けたときのみに許可し、前記外力を受けないときに禁止するインターロックスイッチ機構と、を備え、前記画像形成装置本体部は、前記インターロックスイッチ機構を介して前記スイッチ機構をON/OFF制御する制御手段と、前記電源装置が前記画像形成装置本体部に挿入されることで前記インターロックスイッチ機構に対して前記外力を与える付勢手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は前記スイッチにDC電圧を供給してON状態にすることを特徴とするものである。
この発明によると、電源装置を画像形成装置本体部から取り出すことにより、付勢手段によるインターロックスイッチ機構への外力の付与が禁止される。これにより、付勢手段によるインターロックスイッチ機構への付勢が解除されるため、インターロックスイッチ機構がOFF状態になる。その結果、制御手段からスイッチ機構へのDC電圧の供給が遮断されるため、スイッチはOFF状態となり、電源部から負荷部への電力供給が遮断される。これにより、電源装置を画像形成装置本体部から強制的に電気的に切り離すことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記付勢手段は前記画像形成装置本体部に固定された部材からなり、前記電源装置は、前記電源部、前記スイッチ機構及び前記インターロックスイッチ機構を格納する筐体を備え、前記筐体は、前記画像形成装置本体部に挿入されたときに前記部材を受け入れる開口部を備え、かつ、前記部材を受け入れたときに前記部材が接触して付勢する位置に前記インターロックスイッチ機構を設置したことを特徴とするものである。
電源装置を画像形成装置本体部に挿入した状態においては、画像形成装置本体部に固定された部材が筐体の開口部に挿入されてインターロックスイッチを付勢する。これにより、インターロックスイッチはON状態に維持されるため、制御手段からスイッチ機構に電力が供給されてスイッチ機構はON状態になり、電源部から負荷部に電力が供給される。そして、電源装置を画像形成装置本体部から取り外すと、部材は筐体の開口部から抜き出されるため、部材によるインターロックスイッチの付勢が解除され、インターロックスイッチはOFF状態になる。その結果、制御手段からスイッチ機構への電力供給が遮断されるため、スイッチ機構はOFF状態になり、電源部から負荷部への電力供給が遮断される。これにより、電源装置を画像形成装置本体部から強制的に電気的に切り離すことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置本体部は画像形成装置の動作をON/OFFにするための電源スイッチを更に備え、前記電源スイッチがOFFされると、前記制御手段は前記スイッチをOFFにすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置本体部は時刻を認識する時刻認識手段を更に有し、前記認識された時刻が予め設定された画像形成装置の起動時刻になった場合、前記制御手段は前記スイッチをONにし、前記認識された時刻が予め設定された画像形成装置の動作停止時刻になった場合、前記制御手段は前記スイッチをOFFすることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、画像形成装置本体部に挿脱可能な電源装置であって、商用電源から電力の供給を受けて充電され、充電された電力を画像形成装置本体部に設置されている負荷部に供給する電源部と、前記電源部と前記負荷部との間に設置され、前記画像形成装置本体部に設置された制御手段による制御により前記電源部からの前記負荷部への電力供給をON/OFFするスイッチと、前記制御手段と前記スイッチとの間に設置されて、前記画像形成装置本体部に設置された付勢手段により外力を受けたときに前記スイッチのON/OFF動作を許可し、前記外力を受けないときに禁止するインターロックスイッチ機構と、を備え、前記画像形成装置本体部に挿入されることで前記付勢手段により前記インターロックスイッチ機構に前記外力が与えられることを特徴とする電源装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電源装置であって、前記スイッチは前記制御手段からDC電圧の供給を受けてON状態になることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7のいずれかに記載の電源装置であって、前記電源部、前記スイッチ機構及び前記インターロックスイッチ機構を格納する筐体を更に有し、前記付勢手段は前記画像形成装置本体部に固定された部材からなり、前記筐体は、前記画像形成装置本体部に挿入されたときに前記部材を受け入れる開口部を備え、かつ、前記部材を受け入れたときに前記部材が接触して付勢する位置に前記インターロックスイッチ機構を設置したことを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、充電可能な電源部と、前記電源部の電力を外部に出力する出力部と、前記電源部と前記出力部との間に設置され、外部から電圧の供給を受けて駆動して、前記電源部から前記出力部への電力供給をONするスイッチと、外力を受けたときに前記外部からの電圧を前記スイッチに通電するインターロックスイッチ機構と、を備えた電源装置である。
この発明によると、電源装置を画像形成装置本体部から取り外すと、付勢手段によるインターロックスイッチ機構への付勢が解除されてスイッチがOFF状態になるため、充電された電源部から負荷部への電力供給が遮断される。これにより、従来技術のように操作者が強制放電させるための指示を画像形成装置に与えなくても、電源装置を画像形成装置本体部から強制的に電気的に切り離すことができるため、画像形成装置の安全性を向上させることが可能となる。つまり、従来技術においては、強制放電させるための特別な指示を与える必要があるため、操作者が指示することを忘れた場合は、画像形成装置の安全性を担保することができなかったが、この発明によると、特別な指示を与えなくても電源装置を電気的に切り離すことができるため、安全性が向上する。
また、画像形成装置の電源スイッチがOFFされると、スイッチへのDC電力の供給が禁止されることにより、スイッチがOFF状態になるため、充電された電源部から負荷部への電力供給が遮断される。これにより、電源装置を画像形成装置本体部から強制的に電気的に切り離すことできるため、画像形成装置の安全性を向上させることが可能となる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置について図1乃至図6を参照しつつ説明する。
(構成)
この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の構成について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の負荷部に電力を供給するための回路構成を示すブロック図である。図2は、この実施形態に係る画像形成装置に着脱可能に設置される補助電源ユニットの外観を示す斜視図である。
図1に示すように、この実施形態に係る画像形成装置は、例えばAC100Vの商用電源8に接続されて電力の供給を受ける。AC/DCコンバータ3は、商用電源8及び制御ユニット2に接続され、商用電源8から供給されるAC電圧をDC電圧に変換して制御ユニット2にDC電圧を供給する。
制御ユニット2は、いわゆるCPU(図示しない)と、ROM、RAMなどの記憶装置(図示しない)とを備えて構成されている。記憶装置には、充電回路4、放電回路5及び補助電源ユニット6の動作を制御するための制御プログラムが格納させており、CPUがその制御プログラムを実行することにより、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部から電気的に遮蔽したり、充電回路4及び放電回路5の制御を行ったりする。また、制御ユニット2にはタイマー7が接続され、タイマー7により認識された時刻の情報が制御ユニット2に入力される。
制御ユニット2はAC/DCコンバータ3からDC電圧を受け、そのDC電圧を補助電源ユニット6に設置されているリレー63及び64のコイルL1及びL2に印加することにより、遮断スイッチSW1及びSW2をON状態にする。このように、制御ユニット2はDC電圧の印加を制御することにより、補助電源ユニット6内の遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFFを制御する。制御ユニット2には電源スイッチSW4が接続され、例えばその電源スイッチSW4がON状態にされると、制御ユニット2はAC/DCコンバータ3に電圧供給の要求を示す制御信号を出力する。制御ユニット2はAC/DCコンバータ3からDC電圧の供給を受け、そのDC電圧をリレー63及び64のコイルL1及びL2に印加して、遮断スイッチSW1及びSW2をON状態にする。一方、電源スイッチSW4がOFF状態にされると、制御ユニット2はAC/DCコンバータ3に電圧供給停止を示す制御信号を出力する。これにより、AC/DCコンバータ3から制御ユニット2へのDC電圧の供給が停止され、制御ユニット2からリレー63及び64のコイルL1及びL2へのDC電圧の印加も停止され、遮断スイッチSW1及びSW2はOFF状態になる。
また、制御ユニット2は、補助電源ユニット6内のリレー63及び64に対して遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF信号を出力することにより、遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF状態を制御する。例えば電源スイッチSW4がOFF状態にされた場合、制御ユニット2はリレー63及び64にOFF信号を出力し、遮断スイッチSW1及びSW2をOFF状態にする。
以上のように、制御ユニット2は、リレー63及び64のコイルL1及びL2に対する電圧供給のON/OFFを制御することにより、遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF状態を制御する。または、制御ユニット2は、遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF信号をリレー63及び64に出力することにより、遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF状態を制御する。
補助電源ユニット6はキャパシタCを備えて構成され、コネクタ61及びコネクタ62を介して着脱可能に画像形成装置本体部に接続されている。コネクタ61及びコネクタ62にはそれぞれケーブル(図示しない)が接続され、補助電源ユニット6はそのケーブルを介して画像形成装置本体部と接続されている。この実施形態においては、キャパシタCに電気二重コンデンサが用いられている。キャパシタCには、コネクタ61を介して画像形成装置本体部側の充電回路4及び放電回路5がそれぞれ並列に接続されている。そして、キャパシタCは、充電回路4を介して商用電源3から電力供給を受けて電力を蓄え、放電回路5を介して負荷部9に電力を供給する。この補助電源ユニット6は画像形成装置の起動時などに動作し、補助電源ユニット6内のキャパシタCから負荷部9に対して電力供給を行う。
また、キャパシタCの両端部にはリレー63及びリレー64が接続されている。リレー63及び64は、補助電源ユニット6内において、キャパシタCとコネクタ61との間に設置されている。リレー63は遮断スイッチSW1とコイルL1とを備えて構成され、リレー64は遮断スイッチSW2とコイルL2とを備えて構成されている。リレー63及び64はコネクタ62を介して制御ユニット2に接続され、制御ユニット2からDC電圧の供給を受け、又は、遮断スイッチのON/OFF信号を受けることにより、遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF制御がなされる。例えば、コイルL1及びL2にDC電圧が印加されると、遮断スイッチSW1及びSW2はON状態になり、DC電圧の印加が停止されると、遮断スイッチSW1及びSW2はOFF状態になる。
さらに、補助電源ユニット6内において、リレー63及び64とコネクタ62との間には、インターロックスイッチSW3が設置されている。インターロックスイッチSW3は、遮断スイッチSW1及びSW2を強制的にOFF状態にするためのスイッチである。インターロックスイッチSW3は、補助電源ユニット6の外部から力が与えられるとON状態になり、外部からの力を受けないとOFF状態になる。例えば、画像形成装置本体部に固定されている固定部材11がインターロックスイッチSW3に接触することにより、インターロックスイッチSW3はその固定部材11から力を受け、インターロックスイッチSW3はON状態になる。一方、固定部材11がインターロックスイッチSW3から離れると、固定部材11からの力が解除されるため、インターロックスイッチSW3はOFF状態になる。
補助電源ユニット6が画像形成装置本体部に設置されている状態においては、固定部材11がインターロックスイッチSW3に接触することでインターロックスイッチSW3を付勢するため、インターロックスイッチSW3はON状態になる。このようにインターロックスイッチSW3がON状態となることにより、制御ユニット2からリレー63及び64のコイルL1及びL2に対してDC電圧の供給が可能な状態になり、また、スイッチのON/OFF信号がリレー63及び64に対して出力可能な状態になる。従って、DC電圧のON/OFF制御、又は、スイッチのON/OFF信号の制御により、遮断スイッチSW1及びSW2の制御が可能になる。
一方、補助電源ユニット6が画像形成装置本体部から取り外された場合においては、固定部材11によるインターロックスイッチSW3への付勢が解除され、インターロックスイッチSW3はOFF状態になる。これにより、制御ユニット2からリレー63及び64のコイルL1及びL2へのDC電圧の供給が遮断され、遮断スイッチSW1及びSW2がOFF状態になる。その結果、コネクタ61における出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は0[V]になるため、キャパシタCと画像形成装置本体部とは電気的に遮蔽された状態となる。この状態においては、制御ユニット2による遮断スイッチSW1及びSW2の制御ができない状態になる。
充電回路4は、商用電源8と、補助電源ユニット6内のキャパシタCとに接続され、制御ユニット2による制御により、商用電源8から電力供給を受けて補助電源ユニット6内のキャパシタCに電力を供給し、キャパシタCを充電する。また、放電回路5は、負荷部9と、補助電源ユニット6内のキャパシタCとに接続され、制御ユニット2による制御により、補助電源ユニット6内のキャパシタCに充電されている電力を放電して負荷部9に供給する。
負荷部9は、充電回路4及び放電回路5を介して商用電源8に接続され、商用電源8から電力供給を受けて駆動する構成をとることも可能である。また、画像形成装置の起動時などにおいては、負荷部9は補助電源ユニット6内のキャパシタCから電力供給を受けて駆動する。放電回路5と負荷部9との間にはスイッチSW5が接続され、制御ユニット2によりON/OFF制御される。スイッチSW5がON状態にされると、商用電源8又は補助電源ユニット6から電力が供給され、OFF状態にされると、その電力供給が遮断される。
負荷部9として、例えば定着装置に設置され、定着ローラを加熱するハロゲンランプなどの熱源や、転写材を給紙する給紙装置に設置された給紙ローラを駆動する駆動源(モータ)や、転写材を搬送する搬送ローラを駆動する駆動源(モータ)などが挙げられる。
つぎに、補助電源ユニット6の外観について説明する。図2に示すように画像形成装置本体部の内部の底板10上には、補助電源ユニット6内に設置されたインターロックスイッチSW3を付勢するための固定部材11が設置されている。この固定部材11は底板10の上に固定されている。図1に基づいて説明した、キャパシタC、リレー63、64、及びインターロックスイッチSW3を含む補助電源ユニット6は、筐体65内に格納されている。この筐体65には、固定部材11が挿入可能な開口部66が形成されている。この開口部66は図1に示すインターロックスイッチSW3の位置に対応した位置に形成され、更に、補助電源ユニット6が画像形成装置本体部に設置されたときに固定部材11が挿入される位置に形成されている。換言すると、開口部66が形成された付近にインターロックスイッチSW3が設置されている。この開口部66に固定部材11が挿入されることにより、固定部材11がインターロックスイッチSW3に接触してインターロックスイッチSW3を付勢し、インターロックスイッチSW3はON状態になる。一方、固定部材11が開口部66から抜き出されることにより、固定部材11によるインターロックスイッチSW3への付勢が解除され、インターロックスイッチSW3はOFF状態になる。
例えば、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部の底板10上に設置し、図2に示す矢印A2の方向に補助電源ユニット6をスライドさせて、固定部材11を開口部66に挿入すると、固定部材11がインターロックスイッチSW3を付勢することによりインターロックスイッチSW3がON状態になる。一方、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部の底板10から取り外して、固定部材11を補助電源ユニット6の開口部66から抜き出すと、固定部材11の付勢が解除されるため、インターロックスイッチSW3はOFF状態になる。例えば補助電源ユニット6が画像形成装置本体部に設置された状態において、図2に示す矢印A1の方向に補助電源ユニット6をスライドさせて、固定部材11を開口部66から抜き出すと、固定部材11の付勢が解除されてインターロックスイッチSW3はOFF状態になる。
また、この実施形態に係る画像形成装置は、図示しないが、画像読取部、画像形成部、及び出力部を備えて構成されている。
画像読取部は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像データを読み取る。スキャナは、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)などにより構成され、画像形成装置に設置された入力部(図示しない)からの印刷要求に応じて、光源から原稿へ照明操作した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取り、その読み取った画像データを画像形成部に出力する。尚、画像データは、図形や写真等のイメージデータのみならず、文字や記号等のテキストデータも含む。
画像形成部は、画像読取部から出力される画像データに対して、拡大縮小、回転及び位置変換等の画像処理を行う。さらに画像形成部は、画像読取部から出力される画像データに、濃度変換処理、色補正処理、濃度勾配補正処理、諧調特性補正処理又は中間調処理等の画像処理を施し、その結果得られる出力データを出力部に出力する。
出力部は、電子写真方式で用紙に画像を記録する。すなわち、出力部は、レーザを用いた電子写真方式で用紙に画像を記録出力するために必要な部品、例えば、感光体、光書込み装置、現像装置、帯電装置、クリーニング装置及び定着装置などを備えている。出力部は、画像形成部から出力された画像データにより光書込み装置を動作させて感光体上に静電潜像を形成し、現像装置によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。出力部は、給紙装置から用紙を感光体と転写装置との間に給紙して、感光体上のトナー画像を用紙に転写させ、トナー画像が転写された用紙を定着装置に搬送して、定着装置で所定の定着温度で加熱・加圧して用紙上のトナー画像を定着させることで、画像を形成する。
また、出力部は、複数の給紙トレイを備えており、印刷条件で指定された給紙トレイを選択して、その給紙トレイの用紙に画像を記録出力する(印刷する)。また、出力部は、印刷処理された用紙に最終的にステープル処理やパンチ処理等を行うフィニッシャが備えられている。
上記の画像形成装置の印刷動作は、露光、現像、転写、定着、というプロセスを経て行われる。例えば、各色の画像は、使用するトナーと反対極性の1次転写バイアスが印加される1次転写ローラにより、回動する中間転写ベルト上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(カラートナー像)が形成される。給紙トレイ内に収容された用紙は、給紙トレイに各々設けられる送り出しローラ及び給紙ローラにより給紙され、搬送ローラ、レジストローラを経て、2次転写手段としての2次転写ローラに搬送され、記録手段上の一方の面にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。カラー画像が転写された用紙は、定着装置により定着処理され、排紙ローラに挟持され、機外の排紙トレイ上に載置される。転写後の感光体ドラムの周面上に残った転写残りトナーは、像形成体クリーニング手段によりクリーニングされ、次の画像形成サイクルに入る。
(作用)
以上の構成を有する画像形成装置及び電源装置によると、以下に説明する好適な作用及び効果を奏することが可能となる。この実施形態においては、例えばコンセントが抜けることにより商用電源8からAC電圧の供給が停止された場合(第1の動作)、電源スイッチSW4がON/OFFされた場合(第2及び第3の動作)、又は、補助電源ユニット6が画像形成装置本体部から取り外された場合(第4の動作)、における補助電源ユニット6の遮蔽制御について説明する。
(第1の動作:AC電源の供給が停止される場合)
第1の動作として、商用電源8からのAC電圧の供給が停止される場合について図3を参照しつつ説明する。図3は、この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第1の動作を説明するためのタイミングチャートである。
まず、画像形成装置のコンセントなどが抜けることにより商用電源8からAC電圧の供給が停止されると(図3中、AC入力がON状態からOFF状態に移行)、AC/DCコンバータ3にはAC電圧が供給されないため、制御ユニット2にもDC電圧が供給されないことになる(図3中、DC出力がON状態からOFF状態に移行)。これにより、制御ユニット2からリレー63及び64のコイルL1及びL2への電圧供給が停止されるため(図3中、DC出力がON状態からOFF状態に移行)、遮蔽スイッチSW1及びSW2はOFF状態となる。その結果、補助電源ユニット6内のキャパシタCは補助電源ユニット6の外部から遮蔽され、コネクタ61におけるキャパシタCからの出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は、0[V]になる(図3中、キャパシタ電圧VcがON状態からOFF状態に移行)。
このようにコネクタ61におけるキャパシタ電圧Vcが0[V]になるため、コネクタ61に接続され、補助電源ユニット6と画像形成装置本体部とを接続するためのケーブル(図示しない)をコネクタ61から外した場合に、誤ってコネクタ61に触れても感電せずに、画像形成装置本体部から補助電源ユニット6を安全に取り外すことが可能となる。
例えば、画像形成装置の電源スイッチSW4をOFFせずにコンセントを抜いた場合であっても、コネクタ61におけるキャパシタ電圧Vcの出力を0[V]にすることができるため、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部から安全に取り外してメンテナンスなどを行うことが可能となる。
(第2の動作:電源スイッチSW4がON/OFFされる場合)
第2の動作として、画像形成装置の電源スイッチSW4がON/OFFされる場合について図4を参照しつつ説明する。図4は、この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第2の動作を説明するためのタイミングチャートである。
まず、制御ユニット2は、商用電源8からAC/DCコンバータ3を介してDC電圧の供給を受ける(図4中、AC入力がON状態)。この状態においては、AC/DCコンバータ3から制御ユニット2にDC電圧が供給され(図4中、DC出力がON状態)、制御ユニット2はAC/DCコンバータ3から受けたDC電圧を補助電源ユニット6内のリレー63及び64のコイルL1及びL2に供給する(図4中、DC出力がON状態)。コイルL1及びL2が制御ユニット2からDC電圧の供給を受けると、遮断スイッチSW1及びSW2はON状態になる。そして、電源スイッチSW4がON状態に維持されている場合は、制御ユニット2は補助電源ユニット6内のリレー63及び64に対してON信号を出力し、遮断スイッチSW1及びSW2をON状態に維持する。
そして、電源スイッチSW4がOFF状態にされた場合、制御ユニット2は補助電源ユニット6内のリレー63及び64に対してOFF信号を出力する。これにより、遮断スイッチSW1及びSW2はOFF状態にされる。その結果、補助電源ユニット6内のキャパシタCは補助電源ユニット6の外部から遮蔽され、コネクタ61における出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は、0[V]になる(図4中、キャパシタ電圧VcがON状態からOFF状態に移行)。
このようにコネクタ61におけるキャパシタ電圧Vcが0[V]になるため、コネクタ61に接続され、補助電源ユニット6と画像形成装置本体部とを接続するためのケーブルをコネクタ61から外した場合に、誤ってコネクタ61に触れても感電せずに、画像形成装置本体部から補助電源ユニット6を安全に取り外すことが可能となる。
例えば、画像形成装置のメンテナンスを行う場合に、電源スイッチSW4をOFFすることにより、コネクタ61におけるキャパシタ電圧Vcを0[V]にすることができるため、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部から安全に取り外してメンテナンスなどを行うことが可能となる。
また、電源スイッチSW4がOFF状態からON状態にされた場合(図4中、電源SW4がOFF状態からON状態に移行)、制御ユニット2は補助電源ユニット6内のリレー63及び64に対してON信号を出力する。これにより、遮断スイッチSW1及びSW2がON状態にされ、コネクタ61におけるキャパシタCからの出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は所定レベルの高さになる(図4中、キャパシタ電圧VcがOFF状態からON状態に移行)。つまり、所定レベルの電圧がキャパシタCからコネクタ61を介して出力されることになる。
次に、所定時刻に画像形成装置を起動又は停止させる場合について図5を参照しつつ説明する。図5は、この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第2の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、画像形成装置本体部に設置された操作部(図示しない)により、画像形成装置を起動させる時刻を予め入力する。操作者がこの入力を行う。操作部から入力された起動時刻を示す情報は、制御ユニット2に出力され、制御ユニット2内の記憶装置(図示しない)に記憶される。さらに、画像形成装置の動作を停止させる時刻を操作部により予め入力し、動作停止時刻を示す情報を記憶装置に記憶させる。例えば、起動時刻として「9:00」(午前9時)が予め入力されて記憶装置にその起動時刻が記憶され、さらに、動作停止時刻として「18:00」(午後6時)が入力されて記憶装置にその動作停止時刻が予め記憶されているものとする。また、この例においては、初期条件として画像形成装置の電源スイッチSW4がON状態にあるものとする。
まず、タイマー7が認識した時刻の情報が制御ユニット2に出力される。制御ユニット2はタイマー7が認識した時刻と、予め入力されて記憶装置に記憶されている画像形成装置の起動時刻とを比較し、タイマー7が認識した時刻が起動時刻になったか否かの判断を行う(ステップS01)。制御ユニット2が、タイマー7が認識した時刻が未だ起動時刻になっていないと判断した場合(ステップS01、No)、制御ユニット2は起動時刻になるまで待機する。例えば、タイマー7が認識した時刻が「8:00」(午前8時)であった場合、起動時刻「9:00」(午前9時)になっていないため、制御ユニット2は起動時刻「9:00」になるまで待機する。
一方、制御ユニット2が、タイマー7が認識した時刻が起動時刻「9:00」になったと判断した場合(ステップS01、Yes)、制御ユニット2はリレー63及び64に対してON信号を出力し、遮断スイッチSW1及びSW2をON状態にする(ステップS02)。これにより、コネクタ61において所定レベルの電圧(キャパシタ電圧Vc)が出力されることになる。画像形成装置起動時に補助電源ユニット6から負荷部9に対して電力供給を行う場合は、制御ユニット2の制御によりキャパシタCに充電されている電力が放電回路5を介して負荷部9に供給される。
そして、引き続きタイマー7が認識した時刻の情報が制御ユニット2に出力される。制御ユニット2はタイマー7が認識した時刻と、予め入力されて記憶装置に記憶されている画像形成装置の動作停止時刻とを比較し、タイマー7が認識した時刻が動作停止時刻になったか否かの判断を行う(ステップS03)。制御ユニット2が、タイマー7が認識した時刻が未だ動作停止時刻になっていないと判断した場合(ステップS03、No)、制御ユニット2は動作停止時刻になるまで待機する。例えば、タイマー7が認識した時刻が「17:00」(午後5時)であった場合、動作停止時刻「18:00」(午後6時)になっていないため、制御ユニット2は動作停止時刻「18:00」になるまで待機する。
一方、制御ユニット2が、タイマー7が認識した時刻が動作停止時刻「18:00」になったと判断した場合(ステップS03、Yes)、制御ユニット2はリレー63及び64に対してOFF信号を出力し、遮断スイッチSW1及びSW2をOFF状態にする(ステップS04)。これにより、コネクタ61における出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は0[V]になる。従って、コネクタ61からケーブルを外した場合に、誤ってコネクタ61に触れても感電せずに、画像形成装置本体部から補助電源ユニット6を安全に取り外すことが可能となる。
(第3の動作:電源スイッチSW4がON/OFFされる場合)
第3の動作として、画像形成装置の電源スイッチSW4がON/OFFされる場合の別の動作について説明する。電源スイッチSW4がOFF状態にされた場合に、上記第2の動作と異なり、制御ユニット2からリレー63及び64へのDC電圧の供給を停止することで遮断スイッチSW1及びSW2をOFF状態にしても良い。この場合、電源スイッチSW4がOFF状態にされると、制御ユニット2はAC/DCコンバータ3にDC電圧供給の停止を示す制御信号を出力する。AC/DCコンバータ3は電圧供給停止の制御信号を受けると、制御ユニット2へのDC電圧の供給を停止する。制御ユニット2へのDC電圧の供給が停止されるため、制御ユニット2からリレー63及び64のコイルL1及びL2へのDC電圧の供給が停止される。そのことにより、コイルL1及びL2に電圧が印加されないため、遮断スイッチSW1及びSW2がOFF状態になる。
遮断スイッチSW1及びSW2がOFF状態になることにより、コネクタ61におけるキャパシタ電圧Vcは0[V]になるため、画像形成装置本体部から補助電源ユニット6を安全に取り外すことが可能となる。
一方、電源スイッチSW4がOFF状態からON状態にされると、制御ユニット2はAC/DCコンバータ3にDC電圧供給の要求を示す制御信号を出力する。AC/DCコンバータ3は電圧供給要求の制御信号を受けると、制御ユニット2にDC電圧を供給する。制御ユニット2はAC/DCコンバータ3からDC電圧の供給を受けると、リレー63及び64のコイルL1及びL2にDC電圧を供給する。この状態において、制御ユニット2から遮断スイッチSW1及びSW2のON信号が出力されると、遮断スイッチSW1及びSW2はON状態になり、OFF信号が出力されると、遮断スイッチSW1及びSW2はOFF状態になる。
(第4の動作:補助電源ユニット6が画像形成装置本体部から取り外された場合)
第4の動作として、補助電源ユニット6が画像形成装置本体部から取り外された場合について図6を参照しつつ説明する。図6は、この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第4の動作を説明するためのタイミングチャートである。
この例においては、商用電源8からAC/DCコンバータ3にAC電圧が供給され(図6中、AC入力がON状態)、AC/DCコンバータ3から制御ユニット2にDC電圧が供給され(図6中、DC出力がON状態)、制御ユニット2はリレー63及び64のコイルL1及びL2にDC電圧を供給する(図6中、DC出力がON状態)。コイルL1及びL2が制御ユニット2からDC電圧の供給を受けると、遮断スイッチSW1及びSW2はON状態になる。この状態においては、コネクタ61においてはキャパシタCから所定レベルの電圧(キャパシタ電圧Vc)が出力されている。なお、この例においては、電源スイッチSW4はON状態に維持されているものとする。
図2に示すように、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部の底板10上に設置し、矢印A2の方向に補助電源ユニット6をスライドさせると、画像形成装置本体部の底板10上に設置されている固定部材11が、補助電源ユニット6の筐体65に形成された開口部66に挿入されてインターロックスイッチSW3に接触し、インターロックスイッチSW3に力を与えて付勢するため、インターロックスイッチSW3がON状態に維持される(図6中、キャパシタ電圧VcがON状態に維持される)。この場合、上述したように、リレー63及びリレー64へのDC電圧供給のON/OFF制御、又は、リレー63及び64への遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF信号の出力制御により、遮断スイッチSW1及びSW2のON/OFF状態を制御する。
そして図2に示すように、補助電源ユニット6を矢印A1の方向にスライドさせて画像形成装置本体部から取り外すと、画像形成装置本体部の底板10上に設置されている固定部材11が補助電源ユニット6の筐体65に形成された開口部66から抜き出されるため、固定部材11によるインターロックスイッチSW3への付勢が解除される。これにより、インターロックスイッチSW3がOFF状態になるため、制御ユニット2からリレー63及び64のコイルL1及びL2へのDC電圧の供給が強制的に遮断される。つまり、制御ユニット2からDC電圧が出力されていてもインターロックスイッチSW3がOFF状態にあるため、リレー63及び64のコイルL1及びL2にはDC電圧が供給されることはない。その結果、遮断スイッチSW1及びSW2は強制的にOFF状態にされ、補助電源ユニット6内のキャパシタCは補助電源ユニット6の外部から強制的に遮断され、コネクタ61におけるキャパシタCからの出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は、0[V]になる(図6中、キャパシタ電圧VcがON状態からOFF状態に移行する)。
例えば、画像形成装置のメンテナンスを行う際に、電源スイッチSW4をOFF状態にすることを忘れていたために、リレー63及び64のコイルL1及びL2にDC電圧が供給されて遮断スイッチSW1及びSW2がON状態になっていたり、または、制御ユニット2からリレー63及び64に遮断スイッチのON信号が出力されて遮断スイッチSW1及びSW2がON状態になっていたりしても、インターロックスイッチSW3が強制的にOFF状態にされて遮断スイッチSW1及びSW2への電力供給が強制的に遮断されるため、遮断スイッチSW1及びSW2が強制的にOFF状態にされ、コネクタ61におけるキャパシタCからの出力電圧(キャパシタ電圧Vc)は、強制的に0[V]になる。
このように、補助電源ユニット6を画像形成装置本体部から取り外すと強制的に遮断スイッチSW1及びSW2がOFF状態になるため、コネクタ61からケーブルを外した場合に、誤ってコネクタ61に触れても感電せずに、画像形成装置本体部から補助電源ユニット6を安全に取り外すことが可能となる。
なお、この実施形態においては画像形成装置を例にして説明したが、充電可能な電源装置が用いられる他の電気機器に補助電源ユニット6を用いても良い。補助電源ユニット6を他の電気機器に用いた場合であっても、メンテナンスなどのために電気機器から補助電源ユニット6を外すことで、インターロックスイッチSW3への外力が解除されてOFF状態になり、遮断スイッチSW1及びSW2への電力供給が遮断されてOFF状態になる。これにより、コネクタ61におけるキャパシタ電圧Vcを0[V]にすることができるため、電気機器から補助電源ユニット6を安全に取り外すことが可能となる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の負荷部に電力を供給するための回路構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置に着脱可能に設置される補助電源ユニットの外観を示す斜視図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第1の動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第2の動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第2の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置及び電源装置の第4の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
2 制御ユニット
3 AC/DCコンバータ
4 充電回路
5 放電回路
6 補助電源ユニット
7 タイマー
8 商用電源
9 負荷部
10 画像形成装置本体部の底板
11 固定部材
61、62 コネクタ
63、64 リレー
65 補助電源ユニットの筐体
66 開口部
L1、L2 コイル
SW1、SW2 遮断スイッチ
SW3 インターロックスイッチ

Claims (9)

  1. 商用電源から電力の供給を受けて駆動する負荷部を備えた画像形成装置本体部と、前記画像形成装置本体部に挿脱可能な電源装置と、を有する画像形成装置であって、
    前記電源装置は、
    前記商用電源から電力の供給を受けて充電され、充電された電力を前記負荷部に供給する電源部と、
    前記電源部と前記負荷部との間に設置され、前記電源部から前記負荷部への電力供給をON/OFFするスイッチと、
    前記スイッチのON動作を、外力を受けたときのみに許可し、前記外力を受けないときに禁止するインターロックスイッチ機構と、
    を備え、
    前記画像形成装置本体部は、
    前記インターロックスイッチ機構を介して前記スイッチをON/OFF制御する制御手段と、
    前記電源装置が前記画像形成装置本体部に挿入されることで前記インターロックスイッチ機構に対して前記外力を与える付勢手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は前記スイッチにDC電圧を供給してON状態にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記付勢手段は前記画像形成装置本体部に固定された部材からなり、
    前記電源装置は、前記電源部、前記スイッチ及び前記インターロックスイッチ機構を格納する筐体を備え、
    前記筐体は、前記画像形成装置本体部に挿入されたときに前記部材を受け入れる開口部を備え、かつ、前記部材を受け入れたときに前記部材が接触して付勢する位置に前記インターロックスイッチ機構を設置したことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置本体部は画像形成装置の動作をON/OFFにするための電源スイッチを更に備え、
    前記電源スイッチがOFFされると、前記制御手段は前記スイッチをOFFにすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置本体部は時刻を認識する時刻認識手段を更に有し、
    前記認識された時刻が予め設定された画像形成装置の起動時刻になった場合、前記制御手段は前記スイッチをONにし、
    前記認識された時刻が予め設定された画像形成装置の動作停止時刻になった場合、前記制御手段は前記スイッチをOFFすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体部に挿脱可能な電源装置であって、
    商用電源から電力の供給を受けて充電され、充電された電力を画像形成装置本体部に設置されている負荷部に供給する電源部と、
    前記電源部と前記負荷部との間に設置され、前記画像形成装置本体部に設置された制御手段による制御により前記電源部からの前記負荷部への電力供給をON/OFFするスイッチと、
    前記制御手段と前記スイッチとの間に設置されて、前記画像形成装置本体部に設置された付勢手段により外力を受けたときに前記スイッチのON/OFF動作を許可し、前記外力を受けないときに禁止するインターロックスイッチ機構と、
    を備え、
    前記画像形成装置本体部に挿入されることで前記付勢手段により前記インターロックスイッチ機構に前記外力が与えられることを特徴とする電源装置。
  7. 前記スイッチは前記制御手段からDC電圧の供給を受けてON状態になることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記電源部、前記スイッチ機構及び前記インターロックスイッチ機構を格納する筐体を更に有し、
    前記付勢手段は前記画像形成装置本体部に固定された部材からなり、
    前記筐体は、前記画像形成装置本体部に挿入されたときに前記部材を受け入れる開口部を備え、かつ、前記部材を受け入れたときに前記部材が接触して付勢する位置に前記インターロックスイッチ機構を設置したことを特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の電源装置。
  9. 充電可能な電源部と、
    前記電源部の電力を外部に出力する出力部と、
    前記電源部と前記出力部との間に設置され、外部から電圧の供給を受けて駆動して、前記電源部から前記出力部への電力供給をONするスイッチと、
    外力を受けたときに前記外部からの電圧を前記スイッチに通電するインターロックスイッチ機構と、
    を備えた電源装置。

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