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JP2006329737A - 半導体集積回路装置とそのテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路装置とそのテスト方法 Download PDF

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JP2006329737A JP2005151882A JP2005151882A JP2006329737A JP 2006329737 A JP2006329737 A JP 2006329737A JP 2005151882 A JP2005151882 A JP 2005151882A JP 2005151882 A JP2005151882 A JP 2005151882A JP 2006329737 A JP2006329737 A JP 2006329737A
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Kazuyoshi Tachikawa
和芳 太刀川
Jun Matsushima
潤 松嶋
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Abstract

【課題】 高い精度でのタイミング制御を可能にしつつ、少ないテストパタンにより故障検出率の改善を図った半導体集積回路装置とテスト方法を提供する。
【解決手段】 複数の回路ブロック及びそのクロックを形成する内部クロック生成回路とテスト回路を備える。テスト回路の第1回路は、上記複数の回路ブロックの動作試験を行うために第1制御信号に応答してスキャン用外部クロック又は上記内部クロック生成回路で形成されたクロックを選択的に伝える。テスト回路の第2回路は、上記複数の各回路ブロックに設けられ、上記第1回路で形成されたクロックを受けて、スキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の入力部に設けられたセレクタをスキャンチェーン側から前段論理側に切り替える内部制御信号を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体集積回路装置とそのテスト方法に関し、内部回路の遅延性故障を検出するスキャンテスト技術に利用して有効な技術に関するものである。
LSI(半導体集積回路装置)内部回路をテストする手法としてスキャンテストが知られている。スキャンテストは、LSI内部回路と外部入出力部を同一クロックに同期させて行う。しかし、LSI内部は高速で動作するのに対し、LSI外部入出力動作はテスタ、及びLSIの入出力部での信号伝達速度の制限によりLSI内部に対して低速である。このためスキャンテストの速度はテスタの動作速度とLSI外部入出力動作に制限を受ける。このため、LSI実速度での動作を確認する遅延故障の検査を行うテストでは、スキャンテストを行うことが困難である。
近年のLSIプロセスの微細化に伴い、スキャンテストにおいても遅延故障検出の必要性が高まっている。LSI実速度でテストを行う手段としては、高速動作でテスト可能なテスタを使用する、LSI内部の内部生成クロックを用いて実速度テストを行う手法がある。前者はコスト面で実現が難しい。後者は実速度スキャンテスト用にテスト回路をLSI内部に設けることによって実現が可能である。このような実速度に向けたスキャンテスト用にテスト回路に関して以下の公知例の存在が特許調査により報告された。
スキャンシフトクロックの時間間隔よりも短い時間間隔のキャプチャクロックを生成することにより実質的に高速なテストを可能とする例として、特開2002−289776公報がある。低周波のクロックでスキャンデータをシフトインし、その後内部発生の高周波クロックでこのデータを再シフトした後キャプチャすることで実時間テストを可能にする例として、特開2003−004807公報がある。シフト時には低速のクロックを用い、実速度テスト動作時にはPLLのクロックを用い、更にパルス制御出力信号から1サイクルのシフト/キャプチャ切り替え信号を生成することで実時間のテストを可能にする例として、特開2002−196046公報がある。スキャンシフト時には低周波のクロックで、キャプチャ時にはPLL発生のクロックを用いる。このクロックは2サイクルあり、組合せ回路を2回回すことで実時間テストを可能にする例として、特開2003−014822公報がある。
特開2002−289776公報 特開2003−004807公報 特開2002−196046公報 特開2003−014822公報
特許文献1においては、シフト/キャプチャ切り替えのタイミング(スキャンイネーブルのタイミング)が考慮されていない。実際の半導体装置のテストでは、スキャンイネーブルのタイミング設計が問題となる。特許文献2においては、高周波クロックでシフト動作をする期間が存在するためシフト動作が高速で行える必要がある。テスト時にキャプチャクロックを1サイクル分抜き出すが、キャプチャタイミング発生回路がテスト制御回路内に設けられているため、シフト/キャプチャ切り替えタイミングが論理によっては難しくなるという問題がある。
特許文献3では、スキャンテスト時のシフトモード、キャプチャモードを切り替えるスキャンイネーブル信号は外部入出力部で行っており、高速な動作が不可能である。通常、スキャンテストでは、キャプチャモード時にクロックを1回印加してテストを行うシングルクロック方式でテストを行う。この方式では、シフトモードでフリップフロップ回路にデータを転送後、スキャンイネーブルを切り替えキャプチャモードでテストする。この方式では、キャプチャモード時のクロックが1回であり、シフト動作によってLSI内部を組合せ回路と考えることが出来るため故障検出率が上がりやすい。しかし、実速度のスキャンテストでは、スキャンイネーブルの切り替えを高速・高精度で動作させる必要があるという問題を有する。
特許文献4では、キャプチャ動作時クロックを2回印加してテストを行うダブルクロック方式のテストを用いる。この方法では、1回目のクロック印加前にスキャンイネーブルをキャプチャモード側とし、その後クロックを2回印加してテストを行う。スキャンイネーブルはテストサイクル内で切り替える必要がないためタイミングの問題を緩和できる。しかし、ダブルクロック方式では、キャプチャモード時にクロック印加が2回あるため、テスト時2段の順序回路として扱う。このため、上記特許文献3のようなシングルクロック方式に比べて、故障検出率が上がりにくくテストパタンが長大となるという問題を有する。
この発明の目的は、高い精度でのタイミング制御を可能にしつつ、少ないテストパタンにより故障検出率の改善を図った半導体集積回路装置とテスト方法を提供する。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。複数の回路ブロック及びそのクロックを形成する内部クロック生成回路を備えた半導体集積回路装置に次の第1回路と第2回路を備えたテストスキャン回路を設ける。上記第1回路は、上記複数の回路ブロックの動作試験を行うために外部から供給される第1制御信号に応答してスキャン用外部クロック又は上記内部クロック生成回路で形成されたクロックを選択的に伝える。上記第2回路は、上記複数の各回路ブロックのそれぞれに設けられ、上記第1回路で形成されたクロックを受けて、対応する回路ブロックのスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の入力部に設けられたセレクタをスキャンチェーン側から前段論理側に切り替える内部制御信号を形成する。
本願において開示される発明のうち他の代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。論理回路とそのクロックを形成する内部クロック生成回路及びシングルクロックパタンとダブルクロックパタンの両方で上記論理回路の動作試験を行うスキャンテスト回路とを備えた半導体集積回路装置のテスト方法として、上記シングルクロックパタンでのテストを行った後に補助的に上記ダブルクロックパタンでテストを行う。
クロック伝達経路でのクロック遅延に適合した高い精度でのタイミング制御を可能にしつつ、少ないテストパタンにより故障検出率の改善ができる。
図1には、この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例の概略全体構成図が示されている。この実施例の半導体集積回路装置(以下、単にLSIという)は、内部クロック生成回路を構成するPLL回路と、それにより形成されたクロックで動作する複数の部分回路A,Bを備える。上記PLL回路は、基準クロックRCLKを受けて、それを逓倍した高い周波数のシステムクロックCLKを形成する。
上記部分回路A,Bは、例えば機能別に分けられた回路ブロックであり、特に制限されないが、特定の演算動作に向けられた論理回路ブロック、記憶動作を行うメモリに向けられた回路ブロック、あるいは特定の信号処理に向けられた論理回路ブロック等に対応する。この他、上記部分回路A,Bは、1つの機能を実現する論理回路ブロックが幾何学的に分割して構成されてなるものであってもよい。あるいは、上記部分回路A,Bは、上記機能別に分けられた回路ブロックと、上記1つの機能ブロックが上記のように幾何学的に分割されてなる部分ブロックとが組み合わされて複数とされるものであってもよい。同図では、上記複数の回路ブロックとして、部分回路A,部分回路Bのような2つが代表として例示的に示されている。
この実施例では、上記部分回路A,Bの遅延性故障を検出するスキャンテスト回路として、キャプチャイネーブル生成回路、内部生成クロック制御回路及びスキャンイネーブル生成回路A,Bが設けられる。特に制限されないが、上記スキャンテスト回路の動作に必要なテスト用信号として、チップスキャンイネーブル信号CSEN、スキャン用シフトクロックSCLK、スキャンテストモード信号SCTMが外部端子から供給される。上記キャプチャイネーブル生成回路は、図示しないテスト制御回路により制御されて、キャプチャイネーブル信号CPEN、リセット信号RESETを形成する。
内部生成クロック制御回路は、上記スキャンテストモード信号SCTM、キャプチャイネーブル信号CPEN及びリセット信号RSETにより制御されて、テストモード時には上記シフトクロックSCLK又は上記クロックCLKに対応したテストクロックを内部クロックclkとして出力する。また、通常動作モード(ユーザーモード)では、定常的に上記クロックCLKに対応した内部クロックclkを上記部分回路A,Bに供給する。
この実施例のスキャンテスト回路では、上記部分回路A,Bの遅延性故障を検出するため、言い換えるならば上記PLL回路で形成されたシステムクロックCLKの1周期内に組合せ回路での信号伝播が行われることを検出する。この場合、上記部分回路Aと部分回路Bとでは、上記PLL回路で形成されたシステムクロックCLKのクロック伝播経路の相違によって微妙に位相が異なることが十分に考えられる。この実施例では、上記のように部分回路AとBとの間にシステムクロックの伝播遅延時間の相違があっても、それぞれの部分回路AとBの遅延性故障の検出に障害が生じないようにするためにそれぞれに専用のスキャンイネーブル生成回路A及びBが設けられる。
上記部分回路Aにおいては、上記スキャンイネーブル生成回路Aにより形成されたスキャンイネーブル信号により論理段及びスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の入力部に設けられたセレクタを制御し、スキャンチェーンと論理段の切り替え制御を行うようにする。同様に、上記部分回路Bにおいても、上記スキャンイネーブル生成回路Bにより形成されたスキャンイネーブル信号により論理段及びスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の入力部に設けられたセレクタを制御し、スキャンチェーンと論理段の切り替え制御を行うようにする。つまり、上記スキャンイネーブル生成回路A及びBは、それが受け持つ部分回路A及びBに入力されるクロックに対応して上記スキャンイネーブル信号を形成するために、上記システムクロックCLKのクロック伝播経路の相違によって微妙に位相が異なるものであったとしても上記遅延性故障の検出の障害にはならない。
図2には、図1のスキャンチェーン化されるフリップフロップ回路(以下、FFという)の一実施例のブロック図が示されている。FFは、マスターフリップフロップ回路MFFとスレーブフリップフロップ回路SFFから構成される。マスターフリップフロップ回路MFFは、内部クロックclkがロウレベルのときに第1入力信号を取り込んでスルーして出力している。このとき、スレーブフリップフロップ回路SFFは、上記第1入力信号の以前に取り込んだ入力信号を保持している。そして、内部クロックclkがハイレベルに変化すると、上記マスターフリップフロップ回路MFFは、上記第1入力信号を保持し、スレーブフリップフロップ回路SFFが上記第1入力信号の取り込んでスルーして出力する。この結果、スレーブフリップフロップ回路SFFからスキャン出力SO、又は点線で示すように後段側の論理段に上記入力信号が伝えられる。
上記内部クロックclkがロウレベルに変化すると、マスターフリップフロップ回路MFFは第2入力信号を取り込みスルーしているが、スレーブフリップフロップ回路SFFは上記取り込んだ第1入力信号を保持している。そして、内部クロックclkがハイレベルに変化すると、上記マスターフリップフロップ回路MFFは、上記第2入力信号を保持し、スレーブフリップフロップ回路SFFが上記第2入力信号の取り込んでスルーして出力する。この結果、スレーブフリップフロップ回路SFFからスキャン出力SO、又は点線で示すように後段側の論理段に上記入力信号が伝えられる。つまり、上記内部クロックclkの1周期毎に入力信号が順次に伝えられる。
上記マスターフリップフロップ回路MFFの入力部にはセレクタMUXが設けられており、選択信号(スキャンイネーブル信号)SENによりスキャン動作ではチェーン接続されるよう前段のフリップフロップ回路のスキャンアウトSOを受けるスキャンイン端子SIが選択される。また、通常動作やテスト動作では組合せ回路の出力信号を受ける入力端子Dinが選択される。これにより、スキャンイネーブル信号SENにより、テスト入力信号の取り込みやテスト結果を出力するスキャン動作と、上記遅延性故障を検出するテスト動作及び通常動作との切り替えが行われる。
スキャンイネーブル信号SENによりセレクタMUXが上記スキャンイン端子SIを選択しているときには、上記のようにFFがチェーン接続されているので、上記クロックclkに同期してテストパタンのシリアル入力及びテスト結果のシリアル出力が行われる。上記スキャンイネーブル信号SENによりセレクタMUXが入力端子Dinを選択しているときには、前論理段である組合せ回路を通した信号を上記クロックclkのハイレベルのタイミングで取り込むとともに、1サイクル前に取り込んだ前論理段信号を次論理段に出力してシーケンス動作を行う。このシーケンス動作では、上記論理段での遅延が上記クロックclkの1周期よりも長いと、上記入力信号の取り込みに失敗して誤動作する。これが遅延性故障である。
このような遅延性故障の検出には、その前提として上記セレクタMUXが上記クロックclkの変化に正しく同期して切り替えられることが前提である。もしも、上記スキャンイネーブル信号がクロックclkに対して遅れてしまうと、当該FFの入力部までは正しく論理段から信号が伝えられているにも関わらず、その取り込みに失敗してみかけ上遅延性故障と判定されてしまう。逆に、上記スキャンイネーブル信号がクロックclkに対して早く変化すると、後述するようなシングルクロックパタンでの最終テストパタンの伝達ができなくなり、結果として正しいシングルクロックパタンでのテストが行われなくなってしまう。つまり、大半の出力が期待値と合わなくなってしまう。
図3には、図1の内部生成クロック制御回路の一実施例の構成図が示されている。この内部生成クロック制御回路は、スキャン動作のときには外部から供給されるシフトクロックSCLKと、スキャンテスト動作では内蔵PLL(クロック生成回路)で形成されたシステムクロック(実速度)CLKとに対応して選択的に内部クロックclkを形成する。つまり、スキャン動作では遅い速度のシフトクロックSCLKに対応してテストパタンをスキャンインし、かかるテストパタンにより前記のような遅延性故障検出を含んだ回路試験は、上記高速なシステムクロックCLKに対応してスキャンテスト動作を行う。
上記のような高速なシステムクロックCLKと、それと非同期のシフトクロックSCLKとの切り替えを行うのが上記内部生成クロック制御回路である。この内部生成クロック制御回路は、スキャンテストモード信号SCTMがハイレベル(論理1)のときにゲート回路G4がゲートを開き、オアゲート回路G5を通してシフトクロックSCLKが内部クロックclkとして伝えられる。これにより、テスト信号を上記シフトクロックSCLKに同期して入力させることにより、前記スキャンチェーンを通してフリップフロップ回路FFに伝えられる。
上記システムクロックCLKに対応した内部クロックclkを形成するときには、外部制御で上記シフトクロックSCLKの入力を停止する。そして、キャプチャイネーブル(Capture enable) 信号CPENのハイレベルがクロックCLKの逆相で取り込まれ、上記シテスムクロックと同じ周期の内部生成クロックclkが2サイクル出力される。つまり、内部生成クロックCLKの逆相が2つ入ると、上記キャプチャイネーブル信号CPENが2つのFFを通過し、ゲート回路G1を制御して内部生成クロックを止める。
図4には、図1のスキャンイネーブル生成回路の一実施例の構成図が示されている。この実施例では、シングルクロック及びダブルクロックに対応したスキャンイネーブルの制御を切り替える構成とされる。上記内部クロックclkは、フリップフロップ回路FF4のクロック端子に供給される。このフリップフロップ回路FF4のデータ入力には、オアゲート回路G6が設けられる。このオアゲート回路G6の一方の入力には、チップスキャンイネーブル信号CSENが入力される。
上記フリップフロップ回路FF4の出力信号がインバータ回路NV3を通して上記ゲート回路G6の他方の入力に帰還される。上記フリップフロップ回路FF4の出力は、アンドゲート回路G7に供給される。このアンドゲート回路G7は、シングルクロックモードとダブルクロックモードの切り替え信号S/Wが供給される。そして、このゲート回路G7の出力信号と上記チップスキャンイネーブル信号CSENがオアゲート回路G8を通してモジュールスキャンイネーブル信号MSENとして出力される。つまり、モジュールスキャンイネーブル信号MSENは、前記部分回路Aや部分回路Bをモジュールとし、それぞれに対応して生成されることを意味する。
図5には、図4のスキャンイネーブル生成回路の動作を説明するための波形図が示されている。シングルクロックモードでは、信号S/Wがハイレベルにされる。そして、図5(A)に示すように、チップスキャンイネーブル信号CSENがロウレベルにされてもクロックclkの1番目のパルスが到来するまでフリップフロップ回路FF4はハイレベル(論理1)を出力している。そのため、ゲート回路G6及びG8を通したモジュールスキャンイネーブル信号MSENはハイレベルのままに維持される。つまり、前記図2のスキャンフリップフロップ回路FFの入力部に設けられたセレクタMUXは、スキャンインSI側を選択している。1番目のクロックclkが到来すると、上記フリップフロップ回路FFの出力がロウレベルに変化し、それに対応して上記モジュールスキャンイネーブル信号MSENがロウレベルにされる。2番目のクロックclkが到来すると、上記ロウレベル出力がインバータ回路NV3によって反転されて帰還されるので、上記フリップフロップ回路FFの出力が再びハイレベルに変化し、それに対応して上記モジュールスキャンイネーブル信号MSENもハイレベルにされる。
この結果、1番目のクロックclkに同期して、スキャンチェーンのFFによりテスト信号の最終シフト動作が行われて、かかるテスト信号が論理段(組合せ回路)やメモリ等に伝えられる。論理段やメモリ等を通して伝えられた信号は、2番目のクロックclkに同期して後段側のFFに取り込まれる。この取り込まれた後段側の信号は、上記モジュールスキャンイネーブル信号MSENがハイレベルにされているので、再びシフトクロックSCLKのハイレベルを供給することによりシリアルに出力される。
ダブルクロックモードでは、信号S/Wがロウレベルにされる。この状態では、ゲート回路G7のゲートとが閉じられて、チップスキャンイネーブル信号CSENがロウレベルによりモジュールスキャンイネーブル信号MSENがロウレベルにされる。チップスキャンイネーブル信号CSENのハイレベルによりモジュールスキャンイネーブル信号MSENもハイレベルにされる。この構成では、前記図3のキャプチャイネーブル信号CPENに対応して2つのパルスclkを出力させる。このダブルクロックモードでは、スキャンチェーンのFFによりテスト信号の最終シフト動作も行われている。
上記ダブルクロックモードでは、1回目のクロック印加前にチップスキャンイネーブル信号CSENをキャプチャモード側とし、その後クロックを2回印加してテストを行う。このダブルクロックモードでは、モジュールスキャンイネーブル信号MSENはテストサイクル内で切り替える必要がないためタイミングの問題を緩和できる。しかし、ダブルクロックモードでは、キャプチャモード時にクロック印加が2回あるため、テスト時2段の順序回路として扱う。このため、2段の論理段をうちいずれの論理段での故障かを直接認識できないから前記シングルクロックモードに比べ故障検出率が上がりにくくテストパタンが長大となる。
この実施例では、上記シングルクロックモードとダブルクロックモードの両方を備えることにより、シングルクロックモードでの前記遅延性故障検出を行い、それでは出来ないような補助的な故障検出をダブルクロックモードで行うようにすることにより、テストパタン[が]長大化を防ぎつつ、高い信頼性の遅延性故障検出を可能にするものである。
図6には、シングルクロックモードでのテスト動作の波形図が示されている。スキャンイン動作はシフトクロックSCLKに同期して低速でLSIの外部からテストパタンが入力される。このスキャンイン動作ではチップスキャンイネーブル信号CSENのロウレベルにより最終シフトの1つ前で止められる。そして、キャプチャイネーブル生成回路によりキャプチャイネーブル信号CPENをハイレベルにすることにより、システムクロックCLKに対応した高速クロックclkが2パルス出力される。クロックclkの最初のパルスにより最終シフト動作が行われるとともに、かかるパルスclkに同期して前記のようにモジュールスキャンイネーブル信号MSENがそれぞれの部分回路A,B等に対応して形成されて、上記システムクロックCLKに対応した実速度により遅延性故障の試験が実施される。[この実施例では、特に制限されないが、基準クロックRCLKを利用して前記シフトクロックSCLKが形成される。このような構成とすることにより、前記図1において、シフトクロックSCLK用の外部端子を省略できる。]
図7には、ダブルクロックモードでのテスト動作の波形図が示されている。スキャンイン動作はシフトクロックSCLKに同期して低速で半導体集積回路装置の外部からテストパタンが入力される。 [このスキンイン動作ではチップスキャンイネーブル信号CSENのロウレベルによりシフトクロックSCLKを停止させて、最終シフト動作まで実施されて全テストパタンのシリアル入力が行われる。] 上記チップスキャンイネーブル信号CSENのロウレベルに対応してモジュールスキャンイネーブル信号MSEMもロウレベルにされて、前記セレクタMUXはスキャン側(SI)から論理段側(Din)に切り替えられている。
この状態で、キャプチャイネーブル生成回路によりキャプチャイネーブル信号CPENをハイレベルにすることにより、システムクロックCLKに対応した高速クロックが2パルス出力される。このパルスclkに同期してテスト時2段の順序回路が動作する。このようにダブルクロックモードでは、上記高速なシステムクロックCLKと上記モジュールスキャンイネーブル信号MSENとの間には、上記のような条件でキャプチャイネーブル信号CPENを形成するだけでよいから十分なタイミングマージンがある。この実施例でも、前記図6と同様に基準クロックRCLKを利用して前記シフトクロックSCLKが形成される。
この実施例では、前記のように内部生成クロック制御回路では、キャプチャイネーブル信号CPENの立ち上がりで、FFのリセットを解除し、システムクロックCLKの2クロックのみ内部生成クロックclkを出力する。そして、スキャンイネーブル生成回路では、内部生成クロック制御回路から出力した内部生成クロックclkによりモジュールスキャンイネーブルMSENを制御し高速なシングルクロック方式の動作を可能とする。また、回路構成としては、制御信号S/Wによりシングルクロック、ダブルクロック両方式のパタン生成を選択可能とするものである。
シングルクロック方式をメインとして実速度スキャンテストを行うことにより少パタン数で高故障検出率のスキャンパタン生成を実現する。そして、ダブルクロック方式は、上記シングルクロック方式では検出困難な遅延性故障の検出に向けて補助的に使用するためにパタン数も抑止し、両方式の併用によって遅延故障テストの故障検出率を向上しつつ、それに使用されるパタン数も抑止する。そして、実速度テストをLSI内部生成クロックで行うため、テスタクロックは高速である必要がない。このため安価なテスタでテスト可能でありテストコスト上昇を抑えることが可能である。
図8には、この発明に係るLSIの他の一実施例の概略全体構成図が示されている。この実施例の内部クロック生成回路を構成するPLL回路は、高い周波数のクロックCLKと、それをn分周した低い周波数のクロックNCLKのように周波数の異なる2つのクロックを形成する。このため、上記クロックCLKに対応して内部生成クロック制御回路1が設けられ、上記クロックNCLKに対応して内部生成クロック制御回路Nが設けられる。
上記2通りの内部生成クロック制御回路1及びNに対して、前記のようなシフトクロックSCLK、スキャンテストモード信号SCTM、リセット信号RSET及びチップスキャンイネーブル信号CSENが供給され、キャプチャイネーブル生成回路によりキャプチャイネーブル信号が供給される。上記各信号SCLK、SCTM、RSET及びCSENは、前記図1のような外部端子から供給されるもの他、例えばJTAGのようなテスト用インターフェイス回路を通して入力されたテストコマンドを解読するテスト制御回路により形成されるものであってもよい。上記キャプチャイネーブル生成回路も上記テスト制御回路に含ませるようすることもできる。
部分回路A,Bは、前記同様な回路ブロックである。特に制限されないが、部分回路Aは、それぞれが上記2通りのクロックCLK及びNCLKに対応したクロックclk及びnclkにより動作し、部分回路Bは上記クロックnclkのみで動作する。この場合、部分回路Aにおいては、上記クロックclkに対応してスキャンイネーブル生成回路A1と、上記クロックnclkに対応してスキャンイネーブル生成回路ANが設けられる。部分回路Bにおいては、上記クロックnclkに対応してスキャンイネーブル生成回路BNが設けられる。
部分回路Aにおいて、上記スキャンイネーブル生成回路A1やANで形成されたスキャンイネーブル信号は、部分回路Aにおけるクロックclkやnclkが前記図2のFFのクロック端子に伝えられる図示しないそれぞれのクロックツリーと同様な信号伝達経路のスキャンイネーブルツリーによって各FFのセレクタMUXにスキャンイネーブル信号が伝えられる。部分回路Bにおいても、上記スキャンイネーブル生成回路BNで形成されたスキャンイネーブル信号は、部分回路Bにおけるクロックnclkが前記図2のFFのクロック端子に伝えられる図示しないクロックツリーと同様な信号伝達経路のスキャンイネーブルツリーによって各FFのセレクタMUXにスキャンイネーブル信号が伝えられる。このようにクロックの伝達経路とそれに対応したスキャンイネーブル信号の伝達経路とを類似の伝達経路とすることにより、FFにおけるクロックとスキャンイネーブル信号の伝播遅延量が同等となって遅延量の相違による両者間のタイミング差を最小にすることができ、より高速クロックでのスキャンテストを高い信頼性により実施することができる。
図9には、この発明に係るLSIの他の一実施例の概略全体構成図が示されている。この実施例の内部クロック生成回路を構成するPLL回路は、前記図8と同様に高い周波数のクロックCLKと、それをn分周した低い周波数のクロックNCLKのように周波数の異なる2つのクロックを形成する。このため、上記クロックCLKに対応して内部生成クロック制御回路1が設けられ、上記クロックNCLKに対応して内部生成クロック制御回路Nが設けられる。
上記2通りの内部生成クロック制御回路1及びNに対して、前記のようなシフトクロックSCLK、スキャンテストモード信号SCTM、リセット信号RSET及びチップスキャンイネーブル信号CSENが供給され、キャプチャイネーブル生成回路によりキャプチャイネーブル信号が供給される。特に制限されないが、上記シフトクロックSCLK、スキャンテストモード信号SCTM、リセット信号RSET及びチップスキャンイネーブル信号CSENは、図示しないテスト制御回路から供給される。上記キャプチャイネーブル生成回路も上記テスト制御回路に含ませるようすることもできる。
部分回路A,Bは、前記同様な回路ブロックである。特に制限されないが、部分回路A及びBは、それぞれが上記2通りのクロックCLK及びNCLKに対応したクロックclk及びnclkにより動作する。この場合、部分回路AとBに対して、共通に上記クロックclkに対応してスキャンイネーブル生成回路1と、上記クロックnclkに対応してスキャンイネーブル生成回路Nが設けられる。つまり、上記スキャンイネーブル生成回路1と、スキャンイネーブル生成回路Nとは、それぞれ部分回路AとBに組み込まれるのではなく、部分回路A,Bの双方に隣接し、あるいは近接して配置されており、前記図8の実施例と同様にそこから部分回路A,BのFFに至るスキャンイネーブル信号の伝達経路と、クロックclk及びnclkの伝達経路とを対応させて配置する。
このようにスキャンイネーブル生成回路1とNを2つの部分回路AとBに共用させることにより、回路の簡素化を図ることができる。そして、クロックとスキャンイネーブル信号の伝達経路を類似の伝達経路とすることにより、両者の伝播遅延量が同等となるように配慮することにより高速クロックとスキャンイネーブル信号の遅延量の相違によるタイミング差を小さくすることができ、高い信頼性のテスト結果を得ることができる。
図10には、この発明に係るLSIの更に他の一実施例の概略全体構成図が示されている。この実施例は、図1の実施例の変形例であり、部分回路A及びBがそれぞれ2つのグループに分割され、それぞれに対応してスキャンイネーブル生成回路が設けられる。つまり、部分回路Aにおいては、スキャンイネーブル生成回路A1とA2が設けられ、部分回路Aの組合せ回路及びFFが2つに分割されて、それぞれのスキャンイネーブル生成回路A1とA2から対応するFFにスキャンイネーブル信号が伝えられる。これに対応して、クロックclkも2系統に分割されて上記伝播遅延量がスキャンイネーブル信号と合わせられる。部分回路Bにおいても同様に、スキャンイネーブル生成回路B1とB2が設けられ、部分回路Bの組合せ回路及びFFが2つに分割されて、それぞれのスキャンイネーブル生成回路B1とB2から対応するFFにスキャンイネーブル信号が伝えられる。なお、前記図9及び図10において、スキャンテストモード信号SCTMやリセット信号RSETは省略されているが、適当な制御回路あるいは端子から前記同様に供給される。
図11には、シングルクロック方式でのテスト動作を説明するための回路図である。このシングルクロック方式では、シフトモードでFFにデータを転送後、スキャンイネーブルを切り替えキャプチャモードでテストする。この方式では、キャプチャモード時のクロックが1回であり、同図のようにFFから“1”のテストパタンが伝えられるべき故障仮定点が“0”になると、それを受けるFFに取り込まれる信号が正常“1”から故障“0”となる。上記故障仮定点の“0”は、上記テストパタン“1”の信号伝播遅延時間によって、上記クロックclkの1サイクル間に“1”に変化しない場合も含まれるものである。このようにシフト動作によってLSI内部を組合せ回路と考えることが出来るため故障検出率が上がりやすい。しかし、実速度のスキャンテストでは、クロックclkの1サイクル内にスキャンイネーブルの切り替えを高速・高精度で動作させる必要がある。
図12には、ダブルクロック方式でのテスト動作を説明するための回路図である。このダブルクロック方式では、1回目のクロック印加前にスキャンイネーブルをキャプチャモード側とし、その後クロックを2回印加してテストを行う。スキャンイネーブルはテストサイクル内で切り替える必要がないためタイミングの問題を緩和できる。しかし、ダブルクロック方式では、キャプチャモード時にクロック印加が2回あるため、テスト時2段の順序回路として扱う。このため、シングルクロック方式に比べ、故障検出率が上がりにくく、テストパタンが長大となるという問題がある。つまり、故障仮定点を直接的に見出すことができない。
この実施例のテスト方法では、遅延故障検出する場合、シングルクロックで検出できない故障、ダブルクロック方式で検出できない故障が存在するため、両方式でテストを行うことで故障検出率が最大となる。このとき、シングルクロックをメインとして上記少ないテストパタンにより大半の故障検出を行い、[かかる]シングルクロックで検出できない故障に絞ってダブルクロック方式での故障検出を行うという両方式の併用テストを行い、シングルクロック方式とダブルクロック方式をテスト中に切り替えることで両方式でのテストを可能とし高検出率少パタン数のテストパタン作成を行う。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。前記内部生成クロック制御回路やスキャンイネーブル生成回路の具体的構成は、前記のような動作を行うものであれば何であってもよい。この発明は、システムLSIのような半導体集積回路装置と、そのテスト方法として広く利用することができる。
この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例を示す概略全体構成図である。 図1のスキャンチェーン化されるフリップフロップ回路の一実施例のブロック図である。 図1の内部生成クロック制御回路の一実施例を示す構成図である。 図1のスキャンイネーブル生成回路の一実施例を示す構成図である。 図4のスキャンイネーブル生成回路の動作を説明するための波形図である。 シングルクロックモードでのテスト動作を説明するための波形図である。 ダブルクロックモードでのテスト動作を説明するための波形図である。 この発明に係るLSIの他の一実施例を示す概略全体構成図である。 この発明に係るLSIの他の一実施例を示す概略全体構成図である。 この発明に係るLSIの更に他の一実施例を示す概略全体構成図である。 シングルクロック方式でのテスト動作を説明するための回路図である。 ダブルクロック方式でのテスト動作を説明するための回路図である。
符号の説明
MUX…セレクタ、MFF…マスターフリップフロップ回路、SFF…スレーブフリップフロップ回路、G1〜G8…ゲート回路、FF、FF1〜FF4…フリップフロップ回路、NV1〜NV3…インバータ回路。

Claims (8)

  1. 複数の回路ブロックと、
    上記複数の回路ブロックのクロックを形成する内部クロック生成回路と、
    上記複数の回路ブロックの動作試験を行うスキャンテスト回路とを備え、
    上記スキャンテスト回路は、
    外部からの指示に従った第1制御信号に応答して外部から供給されるスキャン用クロック又は上記内部クロック生成回路で形成されたクロックを選択的に伝える第1回路と、
    上記各回路ブロックのそれぞれに設けられ、上記第1回路で選択的に伝えられるクロックを受けて、当該回路ブロックのスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の入力部に設けられたセレクタをスキャンチェーン側から前段論理側に切り替える内部制御信号を形成する第2回路とを含むことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    上記内部クロック生成回路は、PLL回路であり、
    上記第1回路は、上記PLL回路に隣接して配置され、
    上記第2回路は、各回路ブロックに組み込まれて配置されてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項2において、
    上記第1回路は、上記第1制御信号の一方のレベルにより上記スキャン用クロックを選択し、上記第1制御信号の他方のレベルにより上記クロックを選択し、上記第1制御信号が一方のレベルであって上記スキャン用クロックの供給が停止された状態で所定のタイミング信号により上記クロックの2サイクル分のパルスを選択し、
    上記第2回路は、上記クロックの第1サイクルにより上記セレクタが前段論理側を選択し、第2サイクルにより上記セレクタがスキャンチェーン側に選択するような上記内部制御信号を形成することを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項3において、
    上記第2回路は、外部からの指示に従った第2制御信号が一方のレベルのときに上記第1回路で形成された2サイクルのクロックに同期した上記内部制御信号を形成し、上記第2制御信号が他方のレベルのときに当該第2制御信号に対応して上記第1回路で形成された上記クロックの2サイクル分のパルスが各回路ブロックに伝えられるよう上記内部制御信号を形成することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項4において、
    上記回路ブロックは、第1部分と第2部分に分割され、
    上記第2回路は、上記第1部分に対応した第2−1回路と、上記第2部分に対応した第2−2回路からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項4において、
    上記PLL回路は、第1クロックと、それとは周波数が異なる第2クロックとを生成し、
    上記回路ブロックの第1部分は上記第1クロックで動作し、上記第2部分は上記第2クロックで動作し、
    上記第2−1回路は、上記第1クロックに対応した第1内部制御信号を形成し、
    上記第2−2回路は、上記第2クロックに対応した第2内部制御信号を形成することを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 論理回路と、
    上記論理回路のクロックを形成する内部クロック生成回路と、
    シングルクロックパタンとダブルクロックパタンの両方で上記論理回路の動作試験を行うスキャンテスト回路とを備えた半導体集積回路装置のテスト方法であって、
    上記シングルクロックパタンでのテストを行った後に補助的に上記ダブルクロックパタンでテストを行うことを特徴とする半導体集積回路装置のテスト方法。
  8. 請求項7において、
    上記スキャンテスト回路は、
    外部からの指示に従った第1制御信号に応答して外部から供給されたスキャン用クロック又は上記内部クロック生成回路で形成されたクロックを選択的に伝える第1回路と、
    上記各回路ブロックのそれぞれに設けられ、上記第1回路で形成されたクロックを受けて、対応する回路ブロックのスキャンチェーンを構成するフリップフロップ回路の入力部に設けられたセレクタをスキャンチェーン側から前段論理側に切り替える内部制御信号を形成する第2回路とを備え、
    上記第1回路は、上記第1制御信号の一方のレベルにより上記スキャン用外部クロックを選択し、上記第1制御信号の他方のレベルにより上記クロックを選択し、上記第1制御信号が一方のレベルであって上記スキャン用外部クロックの供給が停止された状態で所定のタイミング信号により上記クロックの2サイクル分のパルスを選択し、
    上記第2回路は、上記クロックの第1サイクルにより上記セレクタが前段論理側を選択し、第2サイクルにより上記セレクタがスキャンチェーン側に選択するような上記内部制御信号を形成し、
    外部からの指示に従った第2制御信号が一方のレベルのときに上記第1回路で形成された2サイクルのクロックに同期した上記内部制御信号を形成して上記シングルクロックパタンでのテストを行い、
    上記第2制御信号が他方のレベルのときに当該第2制御信号に対応して上記第1回路で形成された上記クロックの2サイクル分のパルスが各回路ブロックに伝えられるよう上記内部制御信号を形成して上記ダブルクロックパタンでのテストを行うことを特徴とする半導体集積回路装置のテスト方法。
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