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JP2006323206A - パッキング装置および方法 - Google Patents

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JP2006323206A
JP2006323206A JP2005147120A JP2005147120A JP2006323206A JP 2006323206 A JP2006323206 A JP 2006323206A JP 2005147120 A JP2005147120 A JP 2005147120A JP 2005147120 A JP2005147120 A JP 2005147120A JP 2006323206 A JP2006323206 A JP 2006323206A
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Junichi Tsuji
淳一 辻
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Abstract

【課題】件毎に仕分けしたプリントを包装するプリントパックの生産において、投入によって確実に包材にプリントの積層体を投入できるパッキング装置および方法を提供する。
【解決手段】プリント包装袋のプリント挿入口を上方に開口させ、かつ、プリント包装袋を垂下した状態で保持する保持手段と、集積された1つのプリント包装袋に袋詰めする分のプリントを、保持手段によって保持されたプリント包装袋の上方からプリント挿入口へ向けて投入する投入手段と、投入手段によるプリントの投入時に、保持手段によって保持されて垂下するプリント包装袋の下端を持ち上げた状態で、プリント包装袋を下方から支持する支持手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、写真プリント等のプリントを件毎にまとめて包装するパッキング装置および方法に関する。
パーソナルコンピュータ(PC)やPDA(Personal DigitalAssistance)等の普及に伴い、デジタルカメラの普及率が拡大している。さらに、撮影機能を有する携帯電話も普及している。
デジタルカメラや携帯電話等で撮影された画像は、画像データとして取り扱われ、各種の用途に使用されるのが通常である。例えば、PC等に取り込まれて処理され、ホームページや年賀状等の作成に用いられたり、PC等のディスプレイに表示して観賞に供されたり、家庭のプリンタによって出力されたりしている。しかしながら、デジタルカメラ等で撮影した画像を高品位な(写真)プリントとして残したいという要望も多い。これに対応して、近年では、ラボ店等の専門の業者によって、デジタルカメラや携帯電話等で撮影された画像からのプリント作成が行われている。
デジタルカメラ等で撮影した画像のプリント作成をプリント業者に注文する場合には、例えば、ラボ店等の店頭や各種商業施設内等に設置されるプリント注文受付機(以下、受付機とする)を用いて行われる。
受付機は、通常、撮影した画像(画像データ)を記憶するメモリーカード、ICカード、CD−Rなどの記録媒体を装填し、あるいは、直接もしくは接続手段を用いてデジタルカメラや携帯電話を接続すると、画像を読み取って、注文画面と共にディスプレイに表示する。
顧客は、タッチパネルとなっているディスプレイや所定の入力方法を用いて、プリント作成する画像、プリントサイズ、画像毎のプリント枚数などの注文情報を入力する。注文が確定して、出力指示が出されると、画像と注文情報とが対応付けされて、例えばラボ店などのサーバや画像処理装置に送られ、ここからデジタルのフォトプリンタに画像が供給されて、注文情報に応じたプリントが作成され、出力される。
また、近年では、インターネットなどの通信手段を利用して、写真注文ソフトウエアのインストールやラボ店のホームページの閲覧等によって、自宅のPCを受付機として作用させ、通信手段によって画像および注文情報をラボ店等に送って、プリント作成を注文する、いわゆるネット注文も行われている。
従来の写真フィルムからのプリント作成では、ラボ店等の店頭でプリント作成注文を受け付けると、DP袋と呼ばれる専用の袋に顧客(プリント注文者)の氏名や連絡先(住所、電話番号等)などを記録して写真フィルム(パトローネやカートリッジ等)をそのDP袋に収容し、プリント作成を行う際に、DP袋から写真フィルムを取り出して現像処理を行い、現像済のフィルムを用いて(仕上がり写真)プリントを作成して、プリントと現像済のフィルムとを対応するDP袋に入れて、顧客に返却している。
これに対し、デジタルカメラ等で撮影した画像からのプリント作成では、写真フィルムが存在しない。そのため、出荷時の作業が簡単になり、プリントの作成から包装までの工程を自動化して、プリントを袋状の包材に収容して封止してなる、プリントパックとして顧客に提供することが可能となる。
例えば、特許文献1には、注文情報が記憶される注文情報記憶部と、(写真)プリントを作成するための画像データ記憶部と、画像データに基づいて感光材料を露光する画像露光部と、注文情報を画像データに変換して画像露光部に送って注文情報プリントを感光材料に露光させる注文情報制御部とを有し、かつ、プリント収納袋にプリントおよび注文情報プリントを収納するプリント受け入れ手段を有し、あるいはさらに、注文情報プリントおよび所定数のプリントを収容したプリント収納袋を閉塞する機構を有するデジタルのフォトプリンタ(写真処理機)が開示されている。
特開2003−35938号公報
このようなプリントパックを作製する際において、プリントを袋状包材に収容する方法としては、プリントをシート状の包材で包み込んだ後に袋体を形成する方法や、ガイド部材や搬送部材等を用いて袋状の包材にプリントを押し込む方法等、各種の方法が考えられる。中でも、構造を単純化して、低コストな装置を実現できる方法の1つとして、プリントを集積し、このプリントの積層体を袋状包材の上方から投入することにより、プリントを包材に収容する方法が考えられる。
ここで、商品価値を考えると、プリントが回転してしまうことや、一部のプリントが横を向いて向きが変わってしまうこと等、プリントパック内でプリントが乱れるのは好ましくない。また、コスト等を考慮すれば、包材の材料使用量は少ない方が好ましい。したがって、プリントパックとなる袋体のサイズは、収容するプリントのサイズや最大枚数等に応じて、可能な範囲で小さくするのが好ましい。
このような点を考慮すると、袋状の包材に投入によって確実にプリントを収容するためには、乱れることなく整然と積層した状態でプリントを包材に投入する必要がある。しかしながら、積層したプリントを、乱れることなく整然と、かつ確実に袋状の包材に投入できる装置は、知られていない。
本発明の目的は、写真プリント等のプリントを件毎にまとめて袋体に収容して封止してなるプリントパックを作製するパッキング装置であって、プリントの積層体を、乱すことなく整然と包材に投入することができ、小型の袋体でも、確実にプリントを包材に収容することができるパッキング装置および方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、プリントを件毎に袋詰めするパッキング装置であって、
プリント包装袋のプリント挿入口を上方に開口させ、かつ、前記プリント包装袋を垂下した状態で保持する保持手段と、
集積された1つの前記プリント包装袋に袋詰めする分の前記プリントを、前記保持手段によって保持された前記プリント包装袋の上方から前記プリント挿入口へ向けて投入する投入手段と、
前記投入手段による前記プリントの投入時に、前記保持手段によって保持されて垂下する前記プリント包装袋の下端を持ち上げた状態で、前記プリント包装袋を下方から支持する支持手段と、を有するパッキング装置を提供する。
ここで、前記プリント包装袋の前記プリント挿入口を封止する封止手段をさらに有するのが好ましい。
また、前記支持手段は、前記プリント包装袋を支持する支持台を有し、前記プリント挿入口の封止後に前記支持台を下方へ傾斜させて、前記プリントが袋詰めされた前記プリント包装袋を排出部へ案内するのが好ましい。
また、前記プリントをその搬送方向に直交する方向の位置を規制しながら集積し、1つの前記プリント包装袋に袋詰めする分の前記プリントを集積したら、集積した前記プリントを前記投入手段へ搬送する集積手段を有するのが好ましい。
また、本発明は、プリントを件毎に袋詰めするパッキング方法であって、
プリント包装袋のプリント挿入口を上方に開口させ、かつ、前記プリント包装袋を垂下した状態で保持し、
保持されて垂下する前記プリント袋の下端を持ち上げた状態で前記プリント包装袋を下方から支持し、
集積された1つの前記プリント包装袋に袋詰めする分の前記プリントを、前記プリント包装袋の上方から前記プリント挿入口へ向けて投入するパッキング方法を提供する。
ここで、前記プリントの投入後に、前記プリント挿入口を封止するのが好ましい。
また、前記プリント挿入口の封止後に、前記プリント包装袋を支持する支持台を下方へ傾斜させて、前記プリントが袋詰めされた前記プリント包装袋を排出部へ案内するのが好ましい。
また、前記プリントをその搬送方向に直交する方向の位置を規制しながら集積し、
1つの前記プリント包装袋に挿入する分の前記プリントを集積した後、集積した前記プリントを前記プリント包装袋へ投入する投入位置へ搬送するのが好ましい。
このような本発明によれば、写真プリント等のプリントを件毎に仕分けして、袋体に収容/封止してなるプリントパックを作製する際に、プリントの積層体を、乱れることなく整然と積層した状態で包材に投入することができるので、プリントサイズや最大収容枚数などに応じた小型の包材(袋体)であっても、確実に、かつ整然とプリントを積層した状態で収容することができる。
以下、本発明のパッキング装置および方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1に、本発明のパッキング方法を実施する本発明のパッキング装置を利用するプリンタの概略図を示す。
図1に示すプリンタ10は、デジタルカメラや携帯電話等で撮影された画像(画像データ)に所定の処理を施したプリント用画像や、写真フィルムに撮影された画像を光電的に読み取って、この画像に所定の処理を施したプリント用画像を取得して、このプリント用画像に応じて変調した光ビームによって感光材料A(印画紙)を像様に露光して潜像を形成し、露光済の感光材料Aに所定の現像処理を施して(仕上がり写真)プリントPとし、さらに、1件毎にパッキング(袋詰め包装)してプリントパック12とするものである。
図示例において、プリンタ10は、露光部16と、プロセサ18と、本発明のプリントパッキング装置の一例であるパッカー20とを有して構成される。
なお、特に説明はしないが、感光材料Aは、搬送ローラ対やガイド等の公知の搬送手段によって、各部位に搬送される。
露光部16は、感光材料Aを作成するプリントに応じたサイズに切断して、切断済の感光材料Aにバックプリントを記録して、前述のプリント用画像(データ)に応じて変調した光ビームLによって感光材料Aを像様に露光して潜像を記録し、露光済の感光材料Aをプロセサ38に供給するものである。
露光部16には、感光材料Aを巻回してなる感光材料ロール24を収容するマガジン26が所定位置に装填され、さらに、バックプリンタ28と、露光ユニット30と、2つの副走査搬送ローラ対32とが設けられている。
図示例のプリンタ10は、マガジン26を2個装填可能となっている。感光材料Aは、マガジン26から引き出されて、カッタ34によってプリントサイズに応じて切断された後、バックプリンタ28によってバックプリントを記録され、副走査搬送ローラ対32に供給される。
前述のプリント用画像は、露光ユニット30に供給される。
露光ユニット30は、プリント用画像に応じて変調した光ビームL(記録光)を主走査方向(図1においては、紙面に垂直方向)に偏向して、所定の露光位置に入射する。一方、感光材料Aは、搬送方向に露光位置を挟んで配置される副走査搬送ローラ対32によって、前記露光位置に位置されつつ、主走査方向と直交する副走査方向に走査搬送される。したがって、感光材料Aは、画像に応じて変調された光ビームLによって二次元的に走査露光され、全面に潜像を記録される。
潜像を記録された感光材料Aは、次いで、プロセサ18に供給される。
プロセサ18は、現像部38および乾燥部40を有して構成される。
露光部16で潜像を形成され、プロセサ18に供給された感光材料Aは、まず、現像部38において、現像槽42で現像されて潜像が顕像とされ、漂白/定着槽44で漂白および定着が行われ、4つの水洗槽46で水洗されて、乾燥部40に搬送される。
現像済の感光材料Aは、次いで、乾燥部40においてヒータや温風等によって乾燥され、排出部48の出口ローラ対50から、(仕上がり写真)プリントPとしてパッカー20に排出される。
ここで、図示例のプリンタ10においては、例えばハガキサイズよりも大きなプリントなど、所定サイズよりも大型のプリントPは、パッカー20には搬送せず、排出部48から上方の大サイズプリント排出部52に排出する。
なお、この搬送路の切り替えは、例えば切り替えガイドを用いる方法等の公知の方法で行えばよい。
パッカー20は、プロセサ18の排出部48の出口ローラ対50から排出されたプリントPを1件毎に集積してパッキングする、本発明のパッキング装置であり、集積部56と、搬送部58と、投入部60と、包装用シートSの供給部62と、保持手段64と、シール/カット部66と、プリント投入負荷軽減部68と、製品収容部70とを有して構成される。
図2に、集積部56、搬送部58および投入部60の概略図を示す。図2において、(A)は正面図(図1と同方向から見た図)であり、(B)は平面図である。
集積部56は、出口ローラ対50から排出されたプリントPを集積すると共に、搬送方向と直交する方向(以下、幅方向とする)にプリントPを揃えて、下流の搬送部58に搬送するものである。
図示例において、集積部56は、コンベア72と、幅寄せガイド74(図2(A)では点線で示す)とを有する。
コンベア72は、1対のローラ76,76と、このローラ76,76に張架されるエンドレスベルト78とからなる、公知のベルトコンベアで、プリントPを集積してその下流の搬送部58へ搬送する。ローラ76,76は、その回転軸が、幅方向両側に設けられた支持板76a,76a(図2(B)参照)に、それぞれ支承されている。
コンベア72は、出口ローラ対50から排出されたプリントPがエンドレスベルト78上に集積されるように、天地方向には出口ローラ対50の下方で、かつ、プリントPの搬送方向には、上流側のローラ76(すなわち、エンドレスベルト78の搬送面の上流側端部)が出口ローラ対50とほぼ同位置(図示例ではわずかに下流の位置)かそれよりも上流に配置される。また、エンドレスベルト78の幅は、対応するプリントPの幅方向の最小サイズよりも狭くなっており、後述する幅寄せガイド74をプリントPの幅方向端部に当接させて、幅寄せガイド74による幅寄せを確実に行えるようにしている。
集積部56のコンベア72においては、出口ローラ対50から排出されたプリントPが、所定位置よりも下流側に行ってしまうことを防止するために、エンドレスベルト78の表面(外周面)に、プリントPの排出時に排出位置(集積位置)よりも下流に位置する、突起や壁部などの規制部材78aを設けるのが好ましい。
また、コンベア72によるプリントPの搬送をより確実するために、エンドレスベルト78の表面に、プリントPの排出時に出口ローラ対50によるプリントPの排出位置(プリントPの集積位置)よりも上流側に位置する、突起や壁部などの押圧部材78bを有するのが好ましい。
幅寄せガイド74,74は、コンベア72を幅方向に挟むようにして、そのガイド面を対向させて配置される一対の板状ガイド部材である。
2枚の幅寄せガイド74,74は、ソレノイド等を用いる公知の手段で、図2(B)に矢印aで示す方向に同期して往復動する。この往復動により、図2(B)中に点線で示すように、コンベア72上に排出/集積されたプリントPを幅方向の両側から挟む様に、プリントPの幅方向端部に当接して、出口ローラ対50から排出されたプリントPの幅方向の位置を規制して(幅方向に移動して)、集積されたプリントPを幅方向に揃える(幅寄せする)。
集積部56において、幅寄せガイド74の駆動タイミング(プリントPを揃えるタイミング)には特に限定はなく、積層されたプリントPを移動することのできる枚数に応じて、適宜設定した所定枚数のプリントPが排出され集積された後、次のプリントPが排出される前に、幅寄せガイド74を駆動して、プリントPを揃えればよい。
ここで、プリントPにかかる負担を考えると、幅寄せガイド74による挟持力(押圧力)は、小さい方が好ましい。特に、図示例のような写真プリントは、比較的、表面の摩擦係数が大きいので、あまり枚数を重ねると、幅寄せに大きな力が必要になる。また、少ない枚数毎に幅寄せを行う方が、確実かつ整然とプリントを揃えることができる。
以上の点を考慮すると、集積部56では、5枚以下の適宜設定された枚数のプリントPが排出される毎に、幅寄せガイド74を駆動してプリントPを揃えるのが好ましく、特に2枚毎、中でも特に1枚のプリントが排出される毎に、幅寄せガイド74を駆動してプリントPを揃えるのが好ましい。
搬送部58は、集積部56が集積し、幅方向に揃えたプリントPの積層体(以下、プリント積層体とする)を受け取って、下流の投入部60へ搬送する部位であり、コンベア80と、カール潰しローラ82と、図示しないコンベア80の揺動手段とを有する。
コンベア80は、エンドレスベルト84と、このエンドレスベルト84を張架する1対のローラ86,86とからなる、公知のベルトコンベアである。図示例において、搬送部58は、幅方向に平行に配置されて同期駆動される2組のコンベア80,80を有している。各コンベア80のローラ86,86は、その回転軸が、幅方向両側に設けられた支持板86a,86a(図2(B)参照)に、それぞれ支承されている。なお、2つのコンベア80,80の各支持板86aは、一体的な部材となっている。また、両コンベア80,80のエンドレスベルト84,84の搬送面は、同一平面とされており、プリントPの最小幅より狭い間隔で配置されている。
図示例において、2組のコンベア80,80は、集積部56のコンベア72を幅方向に挟む位置に配されており、その上流側のローラ86,86の回転軸と、集積部56のコンベア72の下流側のローラ76の回転軸とが、幅方向に延在する直線状(同軸)になるように配置されている。また、ローラ76およびローラ86のローラ径は略同一とされており、図2(A)に実線で示す、コンベア80のベルト搬送面をほぼ水平にした状態において、エンドレスベルト78およびエンドレスベルト84による搬送面は、略同一平面とされている。これにより、集積部56と搬送部58とで搬送領域を重ねて、集積部56から搬送部58へのプリント積層体の搬送を確実にしている。それとともに、コンベア80および集積部56のコンベア72によるプリントPの搬送方向は、略直線状となっており、集積部56から搬送部58にプリント積層体を搬送する際の搬送路が、直線状に構成されている。
後述するが、コンベア80は、投入部60にプリント積層体を搬送する際には、上流側を持ち上げて、搬送方向を斜め下方にするように傾斜する(図2(A)に点線で示す)。
この際にプリント積層体が搬送方向に崩れるのを防止するために、コンベア80のエンドレスベルト84の表面(外周面)には、プリントパック12におけるプリントPの最大収容枚数等に応じた最大積層高さよりも高い壁部88が立設される。コンベア80は、この壁部88が、集積部56からプリント積層体を受け取る際にプリント積層体よりも下流側に位置し、かつ、搬入終了時にコンベア80の上面に位置するように、駆動を制御される。
また、集積部56のコンベア72と同様に、プリント積層体の搬送をより確実するために、エンドレスベルト84の表面に、プリント積層体が完全にコンベア80に載った時点でプリント積層体よりも上流に位置する、突起や壁部などの押圧部材84aを有するのが好ましい。
搬送部58は、好ましい態様として、カール潰しローラ82を有している。
乾燥直後のプリントPは、通常、画像面を凹にしてカールしている(樋状になっている)。この凹状(樋状)のカールは、時間が経つにつれて伸びていく。これは、感光材料Aを構成する層(例えば、画像面のゼラチン層)の吸湿度に違いによるものである。そのため、プリントPが1枚ずつ順に処理され排出されて積層した1つのプリント積層体において、各プリントPのカールの程度は少しずつ異なっている。
また、写真プリンタでは、排紙は、画像面を上にして行われるのが、プリントPに再生された画像をすぐに確認できる点でも好ましく、図示例のプリンタ10においても、画像面を上にして排出部48から集積部56にプリントPが排出される。
カール潰しローラ82は、プリント積層体の幅方向中央部を上方から押圧することにより、プリントPのカールを潰して矯正しつつ、各プリントPのカールが異なることによって嵩んだプリント積層体の高さを押さえ込む。
このように、カール潰しローラ82等のカール矯正手段を有することにより、プリントPのカールによってプリント積層体が包装用シートSに入り難くなることを防止でき、より確実にプリント積層体を包装用シートSに投入できる。
また、プリントPのカールは、矩形のプリントPにおいて、長手方向よりも短手方向(幅方向)に影響が強く出る。すなわち、乾燥直後のプリントPは、幅方向に湾曲している。プリンタ10においては、プリントPの長手方向を搬送方向に一致させてプリント作成処理を行っているので、図1および図2において、集積されたプリントPは、紙面に垂直な方向に、上側を凹にして湾曲している。
図示例において、カール潰しローラ82は、エンドレスベルト84,84によって搬送されるプリント積層体の幅方向中央部に対応する位置に、エンドレスベルト84,84による搬送面に対向して設けられている。カール潰しローラ82は、棒状のアーム90の一端に軸支されている。アーム90の他端は、固定軸92に揺動可能に支持されており、図示しない駆動源によってアーム90を揺動することにより、図中に矢印bに示すように、カール潰しローラ82を固定軸92を中心に回動させて上下動させる。
集積部56から搬送部58にプリント積層体が搬入される前は、カール潰しローラ82は、上方に移動している。集積部56から搬送部58にプリント積層体が搬送されたら、カール潰しローラ82を下方に移動して、上方からプリント積層体を押圧して、カールを矯正する。
なお、カール潰しローラ82は、従動ローラ(アイドルローラ)であってもよいし、後述する投入部60へのプリント積層体の搬送に同期して回転駆動される駆動ローラであってもよい。
搬送部58のコンベア80は、下流側のローラ86の回転軸を中心に揺動可能となっており、図示しない駆動源によって例えば上流側のローラ86を持ち上げることにより、図2(A)に点線で示すように、下流側を下方にして斜めになり、後述する投入部60のコンベア96と同角度(略同角度)となる。なお、このコンベア80の揺動に同期してカール潰しローラ82も移動し、カール潰しローラ82は、コンベア80が斜めになった状態でもプリント積層体を押圧している。また、後述するが、コンベア80と投入部60のコンベア96とは、ローラの回転軸が直線状(同軸)となるように配置されるので、両者が同角度となった状態で、搬送経路が直線状になる。
搬送部58においては、コンベア80を水平にした状態で集積部56からプリント積層体を受け取り、その後、コンベア80の上流側を持ち上げて投入部60のコンベア96と同角度とし、この状態で投入部60にプリント積層体を搬送する。これにより、搬送部58は、投入部60と(略)同角度の斜め下方への搬送で、直線状の搬送経路でプリント積層体を投入部60に搬送する。
このようにして、両者の搬送方向を直線状にすることにより、プリント積層体を搬送部58から投入部60に搬送する際に、プリント積層体が崩れる事を防止できる。
投入部60は、搬送部58から受け取ったプリント積層体を斜め下方に搬送することにより、プリント包装袋となる包装用シートSに投入するものである。図示例において、投入部60は、コンベア96と、シャッタ98と、ガイド板100と、ガイド板100(またはその支持部材)に軸支される2つのカール潰しローラ102とを有する。なお、詳細は後述するが、包装用シートSは、図3に示すように、筒状の長尺な透明シートであり、プリント挿入口となる切込みdが形成されている。
コンベア96は、1対のローラ104,104と、このローラ104,104に張架されるエンドレスベルト106とからなる、公知のベルトコンベアで、搬送方向を下方に向けて斜めに配置されている。ローラ104は、前述のローラ76、86を軸支する支持板76a、86aと同様の支持板(図示せず)に軸支されている。コンベア96は、搬送部58の2組のコンベア80,80に幅方向に挟まれる位置に配されており、前述の集積部56および搬送部58の配置関係と同様に、投入部60のコンベア96の上流側のローラ104の回転軸と、搬送部58のコンベア80の下流側のローラ86の回転軸とが、幅方向に延在する直線状(同軸)となるように配置される。また、ローラ86ローラ104のローラ径は略同一とされており、図2(A)に破線で示すように、搬送部58のコンベア80を傾斜させた状態において、エンドレスベルト84およびエンドレスベルト106による搬送面は、略同一平面とされている。これにより、搬送部58と投入部60(両者のコンベア)で搬送領域を重ね、確実な搬送を可能にしていると共に、搬送部58と投入部60におけるプリント積層体の搬送経路をより好適に直線状にすることを可能にしている。
図示例のプリンタ10においては、この斜め下方の搬送と重力落下とによって、プリント積層体を包装用シートSのプリント挿入口(切込みd)に投入する。
搬送されたプリント積層体が崩れるのを防止し、かつ、落下するのを防止するために、コンベア96のエンドレスベルト106の表面には、プリントパック12におけるプリントPの最大収容枚数等に応じた最大積層高さを超える高さを有する、壁部108が立設される。コンベア96は、この壁部108が、搬送部58からプリント積層体を受け取る際にプリント積層体よりも下流側に位置し(好ましくはプリント積層体の先端面に当接し)、かつ、搬入終了時にコンベア96の上面に位置するように、駆動を制御される。
また、集積部56のコンベア72等と同様に、プリント積層体の搬送をより確実にするために、エンドレスベルト106の表面に、プリント積層体が完全にコンベア96に載った時点で、プリント積層体よりも上流に位置する、突起や壁部などの押圧部材106aを有するのが好ましい。
ここで、プリント積層体を包装用シートSに投入する際のコンベア96の搬送速度には、特に限定はないが、プリント積層体の自由落下速度よりも高速とするのが好ましい。
これにより、包装用シートSへの投入時にプリント積層体が崩れるのを、より確実に防止でき、整然と積層した状態で、より確実にプリント積層体を包装用シートSに投入することが可能になる。
ガイド板100は、プリントPの全幅に亘る幅を有する板状の部材であり、プリント積層体の最大枚数およびカール量に応じた最大高さ分だけエンドレスベルトと離間して配置される。
図示例においては、ガイド板100は、上流側(プリント搬入部分)の所定区間において、搬送方向に向かって漸次下方(コンベア96の搬送面に近付く方向)に傾斜し、次いで、コンベア96の搬送面に平行となる形状を有する。なお、ガイド板100の幅方向の中央部には、押圧部材106aおよび壁部108が通過するためにスリット状の開口が形成される。
このガイド板100は、投入部60に搬送されたプリント積層体の上端に当接して高さを規制すると共に、カール潰しローラ102を軸支し、かつ、搬送部58から搬送されるプリント積層体を上流側のカール潰しローラ102の下方に案内する。
前述のように、プリントPは、上面を凹にして幅方向に湾曲したカール形状となっているので、ガイド板100には、プリントPの幅方向の端部が当接する。したがって、このガイド板100がプリントPの画像面等を損傷して、プリントPの製品としての品質を低下させることは無い。
また、カール潰しローラ102は、先のカール潰しローラ82と同様に、プリント積層体を上方から押圧することにより、プリントのカールを矯正する。なお、カール潰しローラ102は、好ましい態様として設けられるものであり、プリントPの紙質等によってカールの少ない場合には、カール潰しローラ102を設けなくともよい。
シャッタ98は、主に、包装用シートSへのプリント積層体の投入時における幅方向および落下方向のガイド部材として作用するものである。
図示例において、シャッタ98は、幅方向の端部を軸支されて、図2(B)に矢印cで示すように中央から両側に向けて開く2枚の扉98aで構成される、いわゆる観音開きによって開閉するシャッタである。また、扉98aは、開放状態で搬送方向より見た際に、略L字状の断面形状を有する。
2枚の扉98aは、開放した状態で、少なくともその先端部が包装用シートSの切込みdから包装用シートS内に挿入される。これにより、シャッタ98によるガイドとしての機能を、より好適なものにしている。
このように、図示例のパッカー20においては、集積部56から搬送部58へプリント積層体を移送した後、搬送部58の搬送路が投入部60の搬送路と直線的になるように搬送部58を傾斜させて、投入部60と同角度の斜め下方への搬送によって、直線状の搬送経路で投入部60にプリント積層体を搬送している。この構成により、この搬送時にプリント積層体が乱れたり崩れたりすることを防止して、より確実な投入が可能となる。
また、搬送部58と投入部60とを直線的な搬送路とすることにより、搬送部58から投入部60へのプリント積層体の移送に続けて投入部60から包装用シートSへのプリント積層体の投入を行っている。この構成によれば、プリント積層体が搬送方向に乱れるのを抑制しつつ、高速で確実に包装用シートSに投入できる。
また、図示例のように、集積部56と投入部60との間に搬送部58を設け、この搬送部58を傾けて投入部60にプリント積層体を搬送する構成とすることにより、集積部56で1件分のプリントを集積して搬送部58に搬送した後、直ちに次の件のプリントPの集積を行うことができるので、円滑で効率の良いプリント生産が可能になる。
しかしながら、本発明のパッキング装置はこれには限定されず、プリントの集積から投入までの工程を他の構成によって行ってもよい。
例えば、図4に示すように、投入部60aを、搬送部58から包装用シートSの切込みdへプリント積層体を案内するガイド114で構成し、搬送部58のエンドレスベルト84によって搬送され押圧部材84aによって押し出されたプリント積層体が、ガイド114に沿って落下することにより、包装用シートSへ投入されるようにしてもよい。このガイド114は、プリントPの搬送経路の上下および左右に設け、プリントのばらつきを規制するのが好ましい。また、ガイド114,114の先端部分に、上述のシャッタ98と同様のシャッタを設け、包装用シートSの切込みdへプリント積層体を確実に案内するのも好ましい。また、プリントP(感光材料A)がカールしやすいものの場合には、上述のカール潰しローラ102を設けるのも好ましい。
また、搬送部58を設けることなく、集積部56に続けてガイド114,114を有する投入部60aを配置してもよい。
また、例えば、図5に示すように、プロセサ18の出口ローラ対50から排出されるプリントPを受ける位置に、コンベア搬送を行う集積部56に代えて集積・投入部61aを設けてもよい。
集積・投入部61aは、出口ローラ対50の下方かつ下流側に、出口ローラ対50から排出されたプリントPを受け取るように配置された載置台118と、載置台118の上流側(プロセサ18側)の端部を揺動可能に支持する軸116と、載置台118の上面(すなわちプリントPの載置面)の上流側に設けられた規制部材118aと、その下流側に幅方向両側に設けられた観音開きする先端扉120aと、幅方向両側に設けられた幅規制ガイド122とを有する。
このような集積・投入部61aは、図5(A)に示すように、載置台118を水平にした状態でプリントPを集積し、1件分のプリントPを集積し終えると、軸116を中心に載置台118を回転移動させることにより所定角度に傾斜させて、その下流側の端部(先端部)を包装用シートSの切込みdへ向ける。それとともに先端扉120aを開いて、載置台118上のプリント積層体を包装用シートSに投入する。このとき、上述の例におけるシャッタ98と同様に、先端扉120aの先端部を包装用シートSの切込みdに挿入させて、ガイドとして機能させるのが好ましい。それにより、プリント積層体を確実に包装用シートSへ投入することができる。
また、幅規制ガイド122を、上述の例における幅寄せガイド74と同様の構成とするのも好ましい。この場合には、プリント積層体の幅方向のずれを最小にすることができ、プリント積層体の包装用シートSへの投入を確実にするとともに、プリントパック12におけるプリントPの幅方向の乱れを小さくすることができる。
さらに、上流側(プリントPの後端側)の規制部材118aをプリントP搬送方向に可動とし、プリント積層体の投入時にプリント積層体の後端を押し出すように駆動するのも好ましい。これにより、プリント積層体の搬送方向の乱れを少なくし、確実かつ高速に、プリント積層体を包装用シートSへ投入することができ、プリントパック12におけるプリントPの長さ方向の乱れを小さくすることができる。
なお、集積した1件分のプリントPを包装用シートSへ投入する間に、次の1件分のプリントPを集積する場合には、図1および図2の例の集積部56はそのままに、搬送部58および投入部60に代えて上記集積・投入部61aを配置すればよい。この場合には、出口ローラ対50から排出されたプリントPを集積部56が集積し、集積部56から移送されたプリント積層体を集積・投入部61aが受け取って、包装用シートSへ投入する。
また、図6(A)に示すように、集積・投入部61aの観音開きの先端扉120aに代えて、載置台118のプリント載置面の表面からプリント積層高さ方向に延び、上方に開く先端扉120bを設けてもよい。先端扉120bは、高さ方向には、載置台118に載置されるプリント積層体の高さ以上を有し、載置台118との間は、プリントPの1枚の厚さよりも小さい隙間とするか、あるいは隙間を設けない。また、幅方向は、プリント積層体の落下を規制できれば、中央部のみ、または両端部のみなど、一部のみとしてもよいし、プリント幅全体に亘るように設けてもよい。
先端扉120bは、上側にスライドして開くようにしてもよいが、プリント積層体の各プリントを同時に落下させるためには、図示例のように、先端扉120bの上端を載置台118に対して固定された軸に揺動可能に接続して、上側に回動することにより開く形態とするのが好ましい。
このような集積・投入部61bは、載置台118に1件分のプリントPが集積されると、あるいは、上流側から1件分のプリント積層体が移送されると、載置台118を所定角度に傾斜させて、その先端部を包装用シートSの切込みdへ向け、次いで、先端扉120bを開いて載置台118上のプリント積層体を包装用シートSに投入する。
また、図6(B)に示すように、先端扉を、下方に開く先端扉120cとしてもよい。すなわち、図6(A)の先端扉120bと同様の扉部材の下端を載置台118の先端部に固定された軸に揺動可能に接続して、下側に回動することにより開く形態としてもよい。
次に、包装用シート供給部62は、包装用シートSを投入部60によるプリント投入位置に包装用シートSを供給するものであり、シートロール110の装填部と、搬送ローラ対112と、その他図示しない包装用シートSの搬送ガイド手段を有している。
図示例において、包装用シートSは、図3に示すような、2枚の長尺なシートを重ね合わせて幅方向の端部で接着してなる、筒状の透明な長尺シートであって、一面には、1つのプリントパック12に対応する間隔tで、長手方向と直交する方向に延在して切込みdが形成されている。
シート供給部62において、包装用シートSはロール状に巻回されたシートロール110として、切込みdを有する面を投入部60に向けて装填され、搬送ローラ対112や図示しない搬送ガイド等によって、所定の経路を搬送される。
包装用シートSの搬送は、例えば、切込みdが投入部60のコンベア96の下端よりも、若干、下方に来た位置等、切込みdが投入部60からのプリント積層体の投入に対応する位置に来た時点で、停止する。
保持手段64は、プリント包装袋となる包装用シートSのプリント挿入口(切込みd)を上方に向けて開口させた状態で、包装用シートSのプリント包装袋部分を垂下して保持するもので、包装用シートSの把持手段64aと、開口手段64bとを有している。
把持手段64aは、包装用シートSの切込みdが所定位置にくると、包装用シートSの切込みdの近傍であって、切込みdの開閉を妨げない位置を把持する。例えば、包装用シートSの切込みdの両端部分を把持する。把持手段64aとしては、公知の把持具等を用いることができる。また、把持手段64aによる把持力は、把持部から垂下する袋状の包装用シートSにプリントPが投入されたときの重量を支えるのに十分な大きさとすればよい。
また、把持手段64aは、包装用シートSへのプリント投入が終わると、プリントを収容した包装用シートSの切込みdがシール/カット部66に対応する位置にくるように、包装用シートSを下方に移動し、後述する包装用シートSのシール/カットが終わると共に包装用シートSを解放して、次のプリント包装袋となるべく供給された包装用シートSの所定部分(切込みdの近傍)を把持する。
開口手段64bは、包装用シートSの切込みdの直下を保持(例えば、吸引保持)して、包装用シートSの筒を開く方向(図中矢印方向)に移動することで、包装用シートSの切込みdを開口させる。さらに、ファンによる風を上方から切込みdに吹きつけ、切込みdの開き方を大きくし、かつ、包装用シートSを膨らませるのが好ましい。
開口手段64bは、包装用シートSへのプリント投入が終わると、包装用シートSの保持を止める。
シール/カット部66は、包装用シートSの切込みdを融着して、プリントが挿入されたプリント包装袋を封じ、長尺な包装用シートSから切り離すものである。好ましい形態として、シール/カット部66には、包装用シートSの熱融着と切断(溶断)を同時に行うことのできる溶断ヒータが利用される。このヒータは、ヒータの中心(包装用シートSの搬送方向(図1中、上下方向)の中心)に、幅方向に延在する微小な凸部を有する。
前記包装用シートSの送り出しは、前記ヒータ中心の凸部が切込みdと一致する位置で停止する。次いで、シール/カット部66の前記ヒータを包装用シートSに押圧して、切込みdの上部および下部で包装用シートSをシール(閉塞)し、かつ、ヒータ中央の凸部によって切込みdで包装用シートSを切断(溶断)する。
これにより、次にプリントPを収容する包装用シートSの下端(シートロール110に繋がる包装用シートSの下端)を閉塞し、かつ、1件のプリントPを収容する包装用シートSの上端を閉塞かつ切断して、1個のプリントパック12を完成させる。
なお、シール/カット部66は、上記のものには限定されず、ヒートシーラーとカッターを別々に有し、包装用シートSの切込みdのシールとプリントパック12の包装用シートSからの切断とを別々に行うものであってもよいし、切込みdを接着剤を用いて接着するものであってもよい。
プリント投入負荷軽減部68は、本発明の特徴的部分であり、投入部60によるプリントの投入時に、保持手段64によって保持された包装用シートSの袋状部分の下部(下端部)を持ち上げた状態で支持するものである。図7に、プリント投入負荷軽減部68の概略構成を示す。プリント投入負荷軽減部68は、基台124a、衝撃吸収材124bおよび軸124cからなるプリント負荷軽減台124を有している。
基台124aは、包装用シートSの幅と同程度の幅を有する平板であり、その上面(包装用シートSの支持面)には、衝撃吸収材124bが設けられている。基台124aは、衝撃吸収材124bの表面が、把持手段64aによって把持されて垂下されるときの包装用シートSの下部よりも上方となるように配置される。したがって、プリント負荷軽減台124は、プリント包装袋の底部を持ち上げた状態で支持する。
衝撃吸収材124bは、包装用シートSに投入されたプリントPが基台124aに衝突することにより、プリントPのエッジにダメージを与えたり、プリントPが跳ね返ってプリント積層体を乱すのを防止するためのもので、任意の弾性材料を用いることができる。
基台124aの幅方向に延びる一辺(図示例では右側の辺)は、軸124cによって揺動可能に支持されている。基台124aは、プリント投入時に包装用シートSの袋状部分の下部を支持する第1の位置(図1に実線で示す)と、プリント投入後に包装用シートSの袋状部分の支持を解除し、プリントパック12の搬送路から退避した第2の位置(図1に破線で示す)との間で揺動可能になっている。
保持手段64によってプリント挿入口を開口した状態で包装用シートSを保持し、その保持部から下を単に垂下させた状態で、プリント積層体を落下投入した場合、落下したプリントが袋状部分の底を下方へ押すことにより、袋状部分を形成する包材(包装用シートS)が下方へ引っ張られる。それにより、包材に袋の内側へ縮む力が働き、側面の包材を形成する2枚のシートが寄せられて、袋の内部が狭くなってしまい、プリントPと包材の摩擦力が増大する。
また、プリントと包材の摩擦力に比べ、プリント間の摩擦力は小さいため、包装用シートSのプリント包装袋にプリント積層体を投入すると、最上部および最下部(最表面となる2枚)のプリントPの投入速度がその間のプリントPの投入速度よりも低くなり、その結果、プリント束の真ん中が飛び出したくさび状になり、プリント包装袋に収納されたプリントPが挿入方向にばらけた(ずれた)状態となってしまう。また、プリントPが十分奥まで入らずに、シール部となる切込みdの近傍にプリントPが掛かってしまったり、プリント包装袋からはみ出してしまうおそれも生じる。
このような問題は、切込みdの間隔、すなわちプリント包装袋の長さを小さく設定するほど重大である。また、パッキングするプリントPの枚数が多いほど生じやすい。
この問題に対し、本発明のパッカーは、上述の構成のプリント投入負荷軽減部68によって、包装用シートSの下部を支えた状態で包装用シートSの内部にプリント積層体を投入することにより、包装用シートSの破れを防止すると共に、プリントPの投入によるプリントPと包装用シートSとの摩擦負荷を軽減することができるので、プリント積層体を投入方向に大きく乱すことなく、速やかにかつ確実に、包装用シートSの袋状部分に挿入することができる。また、プリントPのサイズに対して不要に長い袋を用いることなく、コンパクトなプリントパック12を作製することができる。コンパクトなプリントパック12とすることにより、プリントパック12の完成後にその内部でプリントPが乱れることを抑制でき、また、包装用シートSの使用量を抑えることができる。
ここで、プリント負荷軽減台124の包装用シートSの支持面、すなわち衝撃吸収材124bの表面の上下方向の位置は、保持手段64によって保持されて垂下しているときの包装用シートSの最下部(下端)よりも上であることが必要である。
その好ましい範囲は、プリントPのサイズや枚数、プリントPに用いられるペーパー等の厚さによって異なるが、例えば、キングサイズ(ハガキサイズ)の写真プリント用印画紙1〜101枚を1つのプリント包装袋にパックする場合には、プリント投入時の包装用シートSの内部の余裕を確保するために、包装用シートSの最下部とプリント負荷軽減台124の支持面との距離f(図7参照)をf=5mm以上とするのが好ましい。
また、上記fを大きく取りすぎると、プリントPが挿入される部分の包装用シートS長さが短くなり、プリント投入時のプリント積層体の収まりが悪くなり、プリントPがプリント挿入口に掛かるなどの不具合を生じるおそれがあるため、f=25mm以下とするのが好ましい。
また、包装用シートSの支持面の奥行き寸法、すなわち基台124aおよび衝撃吸収材124bの奥行き寸法(幅方向に直交する方向、図中左右方向の寸法)は、プリントPのサイズや枚数、プリントPに用いられるペーパー等の種類、プリント投入速度、プリント投入角度などによって好ましい範囲が異なるが、本実施形態のパッカー20、すなわち、包装用シートSのプリント挿入口(切込みd)に向けて傾斜させた投入部60によって、プリント積層体を自由落下速度ないしはそれよりもやや高速度で包装用シートSに投入するパッキング装置において、キングサイズの写真プリント用印画紙1〜101枚を1つのプリント包装袋にパックする場合には、次の範囲とするのが好ましい。
すなわち、図7に示すように、包装用シートSを奥行き方向に前後(図では左右)均等に開口した状態としたときの、包材センター(図中、中心線で示す)から投入側(図中左側)の長さhは、10mm以上とするのが好ましい。これは、包装用シートSに挿入されたプリントPを確実にプリント負荷軽減台124の上で支持するためである。
また包材センターから外側(投入側と反対の側)の長さgは、70mm以上とするのが好ましい。これは、傾斜した投入部60によって投入されたプリント積層体の慣性力によって包装用シートSが投入方向(図中右方向)に振れたときも、確実にプリント負荷軽減台124の上で支持するためである。
また、本実施形態において、衝撃吸収材124bの好ましい例としては、厚さe=5mmのEPDM(エチレンプロピレンゴム)スポンジが例示される。なお、プリント積層体の重量が小さい場合や、投入速度が小さい場合など、プリント積層体の投入の衝撃が小さい場合には、衝撃吸収材124bを設けなくてもよい。
このようなプリント負荷軽減台124は、プリント積層体の包装用シートSへの投入時には、図8(A)に示すように、その支持面が水平になる第1の位置で待機し、プリント投入時に包装用シートSの底部を支える。
プリント投入後には、図8(B)に示すように、前述の保持手段64の把持手段64aによる包装用シートSの下方への移動に伴って、プリント負荷軽減台124が傾斜する。包装用シートSの切込みdがシール/カット部66の位置に来ると、包装用シートSがシールおよびカットされる。このとき、プリント負荷軽減台124は、包装用シートSから離れているか、触れていてもほとんど支持していない状態となっており、包装用シートSの内部のプリントは揃って包装用シートSの底に達しているため、シール部(切込みdの近傍)にプリントPが挟み込まれることはない。
その後、プリント負荷軽減台124は、図8(C)に示すように、更に移動して、シール/カット部66によってカットされてプリントパック12となったものが製品収容部70へ落下する経路から退避する(第2の位置)。あるいは、プリント負荷軽減台124をやや斜めの状態にして、その支持面で、プリントパック12を製品収容部70へ案内するようにしてもよい。
上記のようなプリント負荷軽減台124の動作は、把持手段64aの移動による包装用シートSの送りや、包装用シート供給部62の搬送ローラ対112による包装用シートSの送りの動作に同期させればよく、それにより、包装用シートSに過剰な負荷が掛かったり、包装用シートSが余計に弛んだりするのを抑制して、パッキングの各工程を適切に行うことができる。
なお、本実施形態では、包装用シートSへのプリント投入に続いて、包装用シートSを下方へ送った位置でシールおよびカットを行い、その後下方へ排出しているため、プリント投入負荷軽減部68として、包装用シートSの下端を支持する第1の位置およびプリントパック12の搬送路から退避した第2の位置に移動可能なプリント負荷軽減台124を用いているが、排出方向が水平方向などの場合には、エアシリンダや油圧シリンダやリンク機構など公知の駆動手段を用いて、プリント負荷軽減台をプリント投入位置とシール/カット位置の間で単に上下動するようにしてもよい。あるいは、包装用シートSを下に下げずにシールする場合や、シールしないままプリント投入位置から排出する場合には、プリント投入負荷軽減部68として、不動の支持台を用いてもよい。
また、上述の例では、プリント負荷軽減台124を1軸(軸124c)で回転移動させて、水平な第1の位置と傾斜したまたは垂直な第2の位置との間で移動したが、例えば、図1のプリンタ10において、オペレータの操作側となる側(図1のプリンタ10において、例えば、紙面の手前側)にプリントパック12の排出口を設ける場合などには、プリント負荷軽減台124を2軸で回転移動させることにより、プリントパック12を手前に向けて排出するようにするのが好ましい。
すなわち、図9に示すように、基台124aおよび衝撃吸収材124bの支持面を上下させるように回転可能に支持する軸124dと、その支持面を図中手前側に向けるように回転させる軸124eとによって基台124aを支持し、図9(A)に示すプリント投入位置(包装用シートSの支持位置)から図9(B)に示す包装用シートSのシールを行うための位置(シール位置)へは、軸124dを中心に基台124aを移動させ、図9(B)のシール位置から図9(C)の排出位置へは、軸124eを中心に基台124aを移動させる。
この構成により、プリント負荷軽減台124によって、プリントパック12を装置手前側の排出口へ案内することができる。
次に、プリンタ10におけるパッカー20の作用を説明する。
前述のように、プリントPは、プロセサ18の排出部48を搬送されて出口ローラ対50によって集積部56(コンベア72上)に排出、集積される。また、集積部56では、1枚毎等の所定のタイミングで幅寄せガイド74,74で集積されたプリントPを挟んで、プリントPを幅方向に揃える。
パッカー34では、例えば、ソート情報等によって、1件(あるいは、プリントパック12に収容可能な最大枚数)のプリントPが集積部56に集積されたことを検知すると、集積部56のコンベア72と搬送部58のコンベア80とを同期して駆動して、集積部56から搬送部58にプリント積層体を搬送する。
搬送部58にプリント積層体が搬送されたら、カール潰しローラ82を下方に移動してプリント積層体を上方から押圧してカールを矯正し、次いで、上流側のローラ86を持ち上げることにより、図2(A)に点線で示すように、コンベア80を斜めにする。
一方、包装用シートSは、把持手段64aによって切込みdの近傍が把持され、開口手段64bによって切込みdを開口され、垂下した状態で待機している。このとき、包装用シートSの下端部は、プリント投入負荷軽減部68のプリント負荷軽減台124によってやや持ち上げられた状態で支えられている。
搬送部58のコンベア80が、投入部60のコンベア96と同角度になったら、シャッタ98を開放し、次いで、コンベア80とコンベア96を同期して駆動して、プリント積層体を搬送部58から投入部60へ搬送し、続けて投入部60によって斜め下方へ搬送して、開口された切込みdから包装用シートSにプリント積層体を投入する。このとき、シャッタ98の開放によって、シャッタ98の扉98aは、少なくとも先端部が包装用シートSに挿入され、プリント積層体を投入するガイドとして作用する。
なお、搬送部58から投入部60を経て包装用シートSへの投入に至るまでのプリント積層体の搬送は、上記のように連続的に行うことには限定されず、搬送部58と投入部60との間で断続的に行ってもよい。例えば、搬送部58を傾斜させ、搬送部58から投入部60へプリント積層体を搬送した後、壁部108がシャッタ98よりも上流側の所定位置に来た時点で投入部60(コンベア96)での搬送を一旦停止し、シャッタ98を開放し、次いで(または同期して)、コンベア96による搬送を再開することで、プリント積層体を包装用シートSの切込みdから投入するようにしてもよい。
投入部60によるプリント投入時には、プリント投入負荷軽減部68によって包装用シートSの底部が支えられており、包装用シートSの袋状部分にプリント挿入のゆとりが保たれているので、プリントPが突入して底を引っ張ることにより包装用シートSの袋状部分が狭くなることを防止でき、プリント積層体の最上位および最下位のプリントPと包装用シートSとの摩擦によってプリント積層体中の各プリントの、包装用シートSへの挿入速度に違いが生じることも防止でき、したがって、プリント積層体が投入方向にばらける(乱れる)のを抑制することができる。また、プリント負荷軽減台124によって支持されることにより、プリント積層体の投入方向先端が揃う。また、プリント投入の衝撃により包装用シートSが破損することも防止できる。
また、投入部60によって投入されたプリント積層体は、包装用シートSの底に到達したときに、プリント投入負荷軽減部68のプリント負荷軽減台124に衝突するが、衝撃吸収材124bによってその衝撃が吸収されるので、プリントPの端部が損傷するのを防止できる。さらに、プリントPが上方へ跳ね返るのを抑制できるので、包装用シートSの内部でプリントPが乱れるのを抑制することができる。
このように、プリント投入負荷軽減部68を設けることにより、プリントの積層体を、乱れることなく整然と積層した状態で投入できるので、プリントサイズや最大収容枚数などに応じた小型の包材(袋体)であっても、整然とプリントを積層した状態で、確実に収容することができる。
プリント積層体(1件のプリントP)を包装用シートSに収容すると、開口手段64が包装用シートSを解放し(あるいはさらにファンを停止し)、次いで、シートロール110が回転して、切込みdがシール/カット部66に至る位置まで、包装用シートSを送り出す。このとき、把持手段64aは、包装用シートSを把持したまま下方へ移動する。また、プリント負荷軽減台124も、下方へ移動し、包装用シートSから離れる。
切込みdが所定の位置に移動すると、シール/カット部66は、包装用シートSを融着および溶断する。それとともに、把持手段64aは包装用シートSを解放し、開口部が封じられてプリントパック12となった完成品が製品収容部70に収容される。
以上、本発明のパッキング装置およびパッキング方法について詳細に説明したが、本発明は上記種々の実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよいのは、もちろんである。
例えば、以上の例では、感光材料(印画紙)を露光して作成した写真プリントをパッキングしてプリントパックとしているが、本発明は、これに限定はされず、インクジェットプリンタや電子写真プリンタ等、各種方式のプリンタに本発明のパッキング装置を利用することにより、インクジェットによるプリント、電子写真によるプリント等、各種のプリントをパッキングしてプリントパックにすることができる。
また、以上の例では、筒状の長尺な包装用シートを用いてプリントを包装し、プリントパックを作成する形態としたが、プリントを包装する包材は、予め個々の袋状に形成されたものを用いてもよい。
本発明のパッキング装置の一例を利用するプリンタの概念図である。 図1に示すプリンタのパッカーの部分拡大図であって、(A)は正面図、(B)は平面図である。 プリントをパッキングする包装用シートの一例の概略斜視図である。 投入部の他の例を示す模式図である。 集積部および投入部の他の例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。 (A)および(B)は、集積部および投入部の他の例を示す正面図である。 プリント投入負荷軽減部の一例の概略構成を説明する断面図である。 (A)〜(C)は、プリント投入負荷軽減部の動作を説明する図である。 (A)〜(C)は、プリント投入負荷軽減部の他の例の動作を説明する図である。
符号の説明
10 プリンタ
12 プリントパック
16 露光部
18 プロセサ
20 パッカー
24 感光材料ロール
26 マガジン
28 バックプリンタ
30 露光ユニット
32 副走査搬送ローラ対
34 カッタ
38 現像部
40 乾燥部
42 現像槽
44 漂白/定着槽
46 水洗槽
48 排出部
50 出口ローラ対
52 大サイズプリント排出部
56 集積部
58 搬送部
60,60a 投入部
61a、61b、61c 集積・投入部
62 包装用シート供給部
64 開口手段
66 シール/カット部
68 プリント投入負荷軽減部
70 製品収容部
72,80,96 コンベア
74 幅寄せガイド
76,86,104 ローラ
78、84、106 エンドレスベルト
78a 規制部材
78b 押圧部材
82,102 カール潰しローラ
84a 押圧部材
88、108 壁部
90 アーム
92 軸
98 シャッタ
98a 扉
100 ガイド板
110 シートロール
112 搬送ローラ対
114 ガイド
116 軸
118 載置台
118a 規制部材
120a、120b、120c 先端扉
122 幅規制ガイド
124 プリント負荷軽減台
124a 基台
124b 衝撃吸収材
124c、124d、124e 軸

Claims (8)

  1. プリントを件毎に袋詰めするパッキング装置であって、
    プリント包装袋のプリント挿入口を上方に開口させ、かつ、前記プリント包装袋を垂下した状態で保持する保持手段と、
    集積された1つの前記プリント包装袋に袋詰めする分の前記プリントを、前記保持手段によって保持された前記プリント包装袋の上方から前記プリント挿入口へ向けて投入する投入手段と、
    前記投入手段による前記プリントの投入時に、前記保持手段によって保持されて垂下する前記プリント包装袋の下端を持ち上げた状態で、前記プリント包装袋を下方から支持する支持手段と、を有するパッキング装置。
  2. 前記プリント包装袋の前記プリント挿入口を封止する封止手段をさらに有する請求項1に記載のパッキング装置。
  3. 前記支持手段は、前記プリント包装袋を支持する支持台を有し、前記プリント挿入口の封止後に前記支持台を下方へ傾斜させて、前記プリントが袋詰めされた前記プリント包装袋を排出部へ案内する請求項2に記載のパッキング装置。
  4. 前記プリントをその搬送方向に直交する方向の位置を規制しながら集積し、1つの前記プリント包装袋に袋詰めする分の前記プリントを集積したら、集積した前記プリントを前記投入手段へ搬送する集積手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載のパッキング装置。
  5. プリントを件毎に袋詰めするパッキング方法であって、
    プリント包装袋のプリント挿入口を上方に開口させ、かつ、前記プリント包装袋を垂下した状態で保持し、
    保持されて垂下する前記プリント袋の下端を持ち上げた状態で前記プリント包装袋を下方から支持し、
    集積された1つの前記プリント包装袋に袋詰めする分の前記プリントを、前記プリント包装袋の上方から前記プリント挿入口へ向けて投入するパッキング方法。
  6. 前記プリントの投入後に、前記プリント挿入口を封止する請求項5に記載のパッキング方法。
  7. 前記プリント挿入口の封止後に、前記プリント包装袋を支持する支持台を下方へ傾斜させて、前記プリントが袋詰めされた前記プリント包装袋を排出部へ案内する請求項6に記載のパッキング方法。
  8. 前記プリントをその搬送方向に直交する方向の位置を規制しながら集積し、
    1つの前記プリント包装袋に挿入する分の前記プリントを集積した後、集積した前記プリントを前記プリント包装袋へ投入する投入位置へ搬送する請求項5〜7のいずれかに記載のパッキング方法。
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