JP2006307891A - Toroidal type continuously variable transmission - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。 The present invention relates to a toroidal continuously variable transmission that can be used for transmissions of automobiles and various industrial machines.
近年、自動車用変速機の変速ユニットとして、あるいは各種産業機械用の変速装置として、ハーフトロイダル型のトロイダル型無段変速機が使用されている。図6は、このようなトロイダル型無段変速機の一例の要部を示している。同図に示した構造の場合、入力軸1の周囲に入力側ディスク2と出力側ディスク3とを、それぞれの内側面2a、3a同士を互いに対向させた状態で、それぞれ回転自在に支持している。また、入力側ディスク2の内側面2aと出力側ディスク3の内側面3aとの間には複数のトラニオン4をそれぞれ、これらの両ディスク2、3の中心軸に対し捻れの位置にある枢軸(図示せず)を中心として揺動自在に設けている。そして、各トラニオン4に設けた変位軸5の周囲にそれぞれ、ラジアルニードル軸受7とスラスト玉軸受(スラスト転がり軸受)8とにより、パワーローラ6を回転自在に支持している。
In recent years, half-toroidal toroidal continuously variable transmissions have been used as transmission units for automobile transmissions or as transmissions for various industrial machines. FIG. 6 shows a main part of an example of such a toroidal type continuously variable transmission. In the case of the structure shown in the figure, the
パワーローラ6は、それぞれが断面円弧形の凹面である、入力側ディスク2と出力側ディスク3との内側面2a、3a同士の間に挟持された状態で回転し、入力側ディスク2から出力側ディスク3に動力を伝達する。すなわち、トロイダル型無段変速機の運転時には、回転軸1の回転に伴ってローディングカム式の押圧装置9が、入力側ディスク2を出力側ディスク3に向け押圧しつつ回転駆動する。そして、これらの両ディスク2、3の内側面2a、3aと、球面状の凸面であるパワーローラ6の周面6aとの転がり接触に基づき、入力側ディスク2の回転を出力側ディスク3に伝達する。トラニオン4を枢軸中心に揺動変位させ、各面同士の転がり接触位置を変えれば、両ディスク2、3同士の間での変速比を調節できる。すなわち、この転がり接触位置を、入力側ディスク2の内径側、出力側ディスク3の外径側にする程、前記変速比が減速側になる。これに対して、前記転がり接触位置を、入力側ディスク2の外径側、出力側ディスク3の内径側にする程、前記変速比が増速側になる。
The
前述のようにして入力側ディスク2と出力側ディスク3との間で動力を伝達する際に、パワーローラ6は、これらの両ディスク2、3の内側面2a、3aから、大きなラジアル荷重およびスラスト荷重を受ける。このうちのスラスト荷重を支承するために、パワーローラ6とトラニオン4との間にスラスト玉軸受8を設けている。
When power is transmitted between the input-
このスラスト玉軸受8は、パワーローラ6の大端面(各ディスク2、3の径方向外側の面で、図6において上面)に形成された内輪軌道10と、トラニオン4の内側面(各ディスク2、3の径方向内側の面で、図6において下面)に設置された外輪11の内側面に形成された外輪軌道12と、これらの内輪軌道10と外輪軌道12との間に転動自在に設けられた、複数個の玉(転動体)13と、これらの玉13を保持する保持器14とから成る。保持器14は、内周端から外周端までの肉厚が均一な円環状の主体15と、この主体15の径方向中間部に周方向に等間隔に設けられた複数個のポケット16とを備えており、各ポケット16内にそれぞれ、玉13を、転動自在に保持している。
The
トロイダル型無段変速機の運転時に、パワーローラ6は、入力側ディスク2および出力側ディスク3から強い押圧力を受けた状態で高速回転する。
トロイダル型無段変速機のパワーローラ軸受としてのスラスト玉軸受8は、トラクション接触を行う構成上、図6に示すように、入力側ディスク2および出力側ディスク3の内側面2a、3aの2箇所の転がり接触部分で垂直方向(図6の矢印A方向)の力を受ける。この2個所位置で加わる力の方向を表す直線同士の交差角度(接触角)αは、180度よりも小さい(α<180度)。したがって、トロイダル型無段変速機の運転時に、パワーローラ6には、ラジアル、スラスト両方向の力が加わる。
During operation of the toroidal type continuously variable transmission, the
A thrust ball bearing 8 as a power roller bearing of a toroidal-type continuously variable transmission is configured to perform traction contact, and as shown in FIG. 6, there are two locations on the
このパワーローラ6に加わる力のうち、ラジアル方向(図6の左右方向)の力に基づいて、パワーローラ6は、図7に誇張して示すように、楕円形に変形する。このような変形に伴って、パワーローラ6の大端面に形成した内輪軌道10も、同様に変形する。この結果、この内輪軌道10と転がり接触する玉13に関する接触角が円周方向に関して不同になり、玉13の公転速度が、円周方向に関して不均一になる。さらに、トロイダル型無段変速機の運転時に、パワーローラ6には、パワーローラ6の周面と各ディスク2、3の内側面との転がり接触部での動力伝達に伴って、所謂2Ftと呼ばれる、図8(a)、(b)に矢印Bで示すような、入力側ディスク2の回転方向の力が加わる。そしてこの力が、図8(b)に矢印Cで示すように、変位軸5と共にパワーローラ6の回転中心軸を傾斜させる方向のモーメントとして加わる結果、玉13の転動面と内輪軌道10および外輪軌道12との転がり接触部の面圧が不均一になる。そして、この面圧の不均一によっても、玉13の公転速度が、円周方向に関して不均一になる。
Of the forces applied to the
パワーローラ6は、前述のように複雑且つ大きな力を受けつつ高速で回転する結果、スラスト玉軸受8を構成する玉13の公転速度分布は、図9に示すようになる。なお、同図において、玉13の中心から引き出した矢印の大小(長短)が、当該玉13の公転速度の大小を表している。同図から明らかな通り、前記2Ftなる力が作用する側に存在する玉13の公転速度は、この2Ftなる力が作用するのと反対側に存在する玉13の公転速度よりも遅くなる。このような公転速度の不均一に伴って、保持器14に設けたポケット16の内側で玉13が、保持器14の円周方向に変位する。
As described above, the
そして、保持器14の軸方向の位置決めを玉13によって行う玉案内方式の場合には、ポケット16の内径と玉13の直径との差が僅少であるため、玉13の転動面とポケット16の内面とが接触する。そして、玉13の転動面がポケット16の内面を、保持器14の円周方向に押圧する。このようにして生じる押圧力の大きさは、玉13の公転速度と保持器14の回転速度との差が大きくなる程大きくなる。
In the case of the ball guide system in which the
図10は、このようにして玉13の転動面がポケット16の内面を押圧する力(接触荷重)の大きさの、保持器14の円周方向に関する分布を示している。なお、同図に、ポケット16の内面に向けて描いた矢印の大小(長短)が、前記接触荷重の大小を表している。同図から明らかな通り、この接触荷重は、前記2Ftなる力が作用する側と反対側とで大きく、且つ保持器14の回転方向に関して互いに逆方向となり、これらの両側に対して90度位相がずれた部分で小さくまたは零になる。
FIG. 10 shows the distribution in the circumferential direction of the
このように、トロイダル型無段変速機に組み込んだスラスト玉軸受8では、玉13が、保持器14に設けたポケット16同士の間に存在する柱部18を、2Ftなる力が作用する側では、保持器14の回転方向とは逆方向に、2Ftなる力が作用する側と反対側では、保持器14の回転方向に押すことになる。そのため、柱部には、保持器14が1回転する間に、圧縮から引張りの両振りの応力負荷を1サイクル受けることになる。したがって、保持器14の強度を十分に確保しないと、柱部18部分に亀裂が生じる等、保持器14の耐久性を十分に確保できなくなる。このような事情に鑑みて、保持器14として、従来、高温時の剛性と高温のトラクションオイルに対する安定性を備えた、金属製(主に高力黄銅製)のもみ抜き保持器を使用している。
In this way, in the thrust ball bearing 8 incorporated in the toroidal type continuously variable transmission, the
トロイダル型無段変速機中のスラスト玉軸受8に組み込む保持器14として、前述のような金属製のもみ抜き保持器を使用した場合、耐久性確保の面からは十分な効果が得られる。しかし、軽量化あるいは低コスト化の面から見た場合には改良が望まれる。すなわち、保持器14を金属製とした場合には、保持器14の重量が嵩むのは勿論、保持器14を製造するために切削や旋削等の機械加工や、かしめ等の煩雑な組立作業が必要になる。このため、保持器14自体の製造コストに加え、保持器14を備えたトロイダル型無段変速機の組立コストが嵩む事が避けられない。
When the above-described metal machined cage is used as the
このような点を考慮して、耐久性を向上させながら軽量で安価に製造できる保持器として、合成樹脂製で射出成形により製造するものが開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
In consideration of such points, a cage made of synthetic resin and manufactured by injection molding has been developed as a cage that can be manufactured at low cost while improving durability (for example,
しかしながら、特許文献1、2の保持器は、ポケットの内径の軸方向中間部の直径が玉の直径より大きく、かつ軸方向両端開口部の直径も玉の直径より大きくなっているので、玉13がポケットから脱落しやすいとともに、保持器が玉13に対して軸方向に変位して内輪軌道10および外輪軌道12との摩擦により摩耗しやすい。
However, in the cages of
一方、特許文献3の保持器は、前述した玉案内方式を採用し、ポケットの内径の軸方向中間部の直径を玉の直径より僅かに大きくし、ポケットの軸方向の一端側開口部を、ムリ抜き開口部(弾性変形しながら玉13をポケットに挿入できる程度の玉13より小さな開口径とした開口部)と、非ムリ抜き開口部(弾性変形で玉13をポケットに挿入することが不可能な玉13より大幅に小さな開口径とした開口部)とを交互に配置した構成とし、保持器の軸方向両端開口部をムリ抜き開口部、或いは非ムリ抜き開口部とすることで、ポケットからの玉13の脱落を防止するようにしている。
On the other hand, the cage of
しかし、特許文献3の保持器のムリ抜き開口部は、弾性変形しながら成形型をムリ抜きし、或いは弾性変形しながら玉13を挿入するので、その開口径をあまり小さくすることができず、特許文献3の保持器は軸方向変位量をある程度許容せざるを得ない。このため、図7で説明したように内輪軌道10および外輪軌道12が変形するパワーローラ6のスラスト玉軸受8に特許文献3の保持器を採用すると、ポケットからの玉13の脱落や、内輪軌道10および外輪軌道12との摩擦による摩耗を完全に抑制することが困難である。
However, since the opening of the retainer of
また、トロイダル型無段変速機の運転時には、スラスト玉軸受8は、パワーローラ6に加わる非常に大きなスラスト荷重(例えば自動車用で約4トン)を支承しつつ、非常に高速(例えば自動車で約10,000rpm以上)で回転し、スラスト玉軸受8を構成する玉13と、パワーローラ6の内輪軌道10および外輪11の外輪軌道12との接触部に加わる面圧は相当に大きくなる。さらに、図7に示したようにパワーローラ6は弾性変形する。この結果、スラスト玉軸受8に加わる荷重は、円周方向に亙って不均一になる。このため、前述した接触部の発熱が著しくなるので、スラスト玉軸受8には、潤滑油(トラクションオイル)を、玉13と、パワーローラ6の内輪軌道10および外輪11の外輪軌道12との接触部に十分な潤滑油を供給する必要がある。スラスト玉軸受8が高速で回転することとパワーローラ6の支承形態から、通常、潤滑油は、スラスト玉軸受8の内径側から供給するようにしている。
しかしながら、特許文献3の保持器は、内径側に供給された潤滑油を前記接触部に導くための油路等を何等設けていないので、スラスト玉軸受8の潤滑不良を招くおそれがある。
Further, during operation of the toroidal type continuously variable transmission, the
However, since the cage of
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、スラスト転がり軸受の潤滑性を向上することができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a toroidal continuously variable transmission that can improve the lubricity of a thrust rolling bearing.
前記目的を達成するために、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機は、相対回転を自在として互いに同心に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスクの間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラを内側面側に回転自在に支持した状態で両端部に互いに同心に設けられた枢軸を中心とする揺動変位を自在とされたトラニオンと、このトラニオンの内側面と前記パワーローラの大端面との間に設けられたスラスト転がり軸受とを備え、前記スラスト転がり軸受は、前記パワーローラの大端面に形成された内輪軌道と、前記トラニオンの内側面に設置された外輪の内側面に形成された外輪軌道と、これらの内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、これらの転動体を保持する合成樹脂製の保持器とを備え、前記保持器は、円環状の主体と、この主体の周方向に所定間隔をあけて設けられて前記複数の転動体を回転自在に保持する複数のポケットとを備えたトロイダル型無段変速機において、前記保持器の主体は、円環状の第1パーツおよび第2パーツをこれらの間に潤滑油路を設けて厚さ方向に一体に結合することで形成されていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a toroidal continuously variable transmission according to
この請求項1に記載の発明においては、第1パーツと第2パーツとがこれらの間に潤滑油路を設けて一体に結合されて保持器の主体が形成されているので、保持器の内径側に供給された潤滑油を、転動体と内輪軌道および外輪軌道との接触部に十分に供給し、スラスト転がり軸受の潤滑性を向上させることが可能となる。また、前記接触部に供給された潤滑油が、保持器のポケット内に滞留せずに、潤滑油路を通して外部に排出されるので、潤滑油の攪拌抵抗の増大等によるフリクションの低下が防止されるとともに、冷却性が良くなり、樹脂製保持器の熱変形等が防止される。 In the first aspect of the present invention, since the first part and the second part are integrally joined by providing a lubricating oil passage between them, the inner diameter of the cage is formed. The lubricating oil supplied to the side can be sufficiently supplied to the contact portions of the rolling elements with the inner ring raceway and the outer ring raceway, and the lubricity of the thrust rolling bearing can be improved. Further, since the lubricating oil supplied to the contact portion does not stay in the pocket of the cage and is discharged to the outside through the lubricating oil path, a reduction in friction due to an increase in the agitation resistance of the lubricating oil is prevented. In addition, the cooling performance is improved, and thermal deformation of the resin cage is prevented.
また、請求項2に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1に記載の発明において、前記第1パーツおよび前記第2パーツに設けた前記複数のポケットは、互いのパーツに対面する側のポケット開口部が前記転動体の直径より僅かに大きい内径であり、且つ、互いのパーツから離間する側のポケット開口部が前記転動体の直径より小さな内径であり、
前記互いのパーツに対面する側のポケット開口部側から前記転動体を前記複数のポケット内に挿入し、複数の前記転動体を挟み込みながら前記第1パーツおよび前記第2パーツを一体に結合してなることを特徴とする。
The toroidal type continuously variable transmission according to
The rolling elements are inserted into the plurality of pockets from the side of the pocket opening on the side facing each other part, and the first part and the second part are joined together while sandwiching the plurality of rolling elements. It is characterized by becoming.
この請求項2に記載の発明においては、第1および第2パーツが、転動体の直径よりも小さい内径のポケット開口部を、転動体を挿入する側の開口部としていないので、転動体に対する保持器の軸方向の変位量が小さくなるように、その内径を十分に小さくすることが可能となる。このため、第1および第2パーツのポケットからの転動体の脱落が防止され、内輪軌道および外輪軌道との摩擦による保持器の摩耗が防止される。
In the invention according to
また、互いのパーツに対面する側のポケット開口部側から転動体をそれぞれ複数のポケット内に挿入し、これらの転動体を挟み込みながら、第1パーツおよび第2パーツを一体に結合しているので、保持器の自動的な組み立てを高精度に行うことが可能となる。 In addition, since the rolling elements are inserted into a plurality of pockets from the pocket opening side on the side facing each other part, and the first part and the second part are joined together while sandwiching these rolling elements, It is possible to perform automatic assembly of the cage with high accuracy.
また、請求項3に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記第1パーツおよび前記第2パーツを一体に結合する結合部材を、前記第1パーツおよび前記第2パーツに設けた前記複数のポケットの間の位置に設けたことを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, the toroidal-type continuously variable transmission according to the first or second aspect of the present invention is configured such that the coupling member that integrally couples the first part and the second part is the first member. It is provided at a position between the plurality of pockets provided in the part and the second part.
この請求項3に記載の発明においては、隣接する転動体の間から外方に流れ出ようとする潤滑油が、潤滑油路中に存在する結合部材に遮られて、転動体と内輪軌道および外輪軌道との接触部に向けて流れていくので、十分な量の潤滑油を前記接触部に供給することができる。
In the invention according to
また、請求項4に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の発明において、前記第1パーツおよび前記第2パーツは、同一形状の部材であることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, the first part and the second part are members having the same shape. It is characterized by.
この請求項4に記載の発明においては、部品コストの低減化を図ることができる。 In the invention according to the fourth aspect, the cost of parts can be reduced.
さらに、請求項5に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、前記第1パーツおよび前記第2パーツは、各々に形成されているウェルド部が重なり合わないように厚さ方向に一体に結合されていることを特徴とする。
Furthermore, the toroidal continuously variable transmission according to
この請求項5記に載の発明においては、引張り強度等の機械的物性が低下する部分を分散することができる。
In the invention described in
本発明のトロイダル型無段変速機によれば、保持器の主体を構成する第1パーツおよび第2パーツの間に潤滑油路を設けたので、保持器の内径側に供給された潤滑油を、転動体と内輪軌道および外輪軌道との接触部に十分に供給でき、スラスト玉軸受の潤滑性を向上させることができる。 According to the toroidal continuously variable transmission of the present invention, since the lubricating oil passage is provided between the first part and the second part constituting the main body of the cage, the lubricating oil supplied to the inner diameter side of the cage is supplied. In addition, the rolling element can be sufficiently supplied to the contact portion between the inner ring raceway and the outer ring raceway, and the lubricity of the thrust ball bearing can be improved.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の特徴は、スラスト玉軸受の保持器にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図6〜図10と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The features of the present invention lie in the retainer of the thrust ball bearing, and the other configurations and operations are the same as the conventional configurations and operations described above. Other parts will be described briefly with the same reference numerals as in FIGS.
図1は、本発明に係る1つの実施の形態のスラスト玉軸受(スラスト転がり軸受)の保持器を示す斜視図である。
本実施の形態の保持器14は、円環状の主体15と、この主体15の径方向中間部に円周方向に等間隔に設けられ、それぞれが円形である複数のポケットとを備えている。各ポケット内にはそれぞれ、玉(転動体)13が転動自在に保持されている。
FIG. 1 is a perspective view showing a cage of a thrust ball bearing (thrust rolling bearing) according to one embodiment of the present invention.
The
主体15は、図2に示すように、厚さ方向で互いに一体結合されている第1パーツ21および第2パーツ22とで構成されている。
第1パーツ21は、合成樹脂を射出成型することにより形成した部材であり、直径方向中間部の円周方向に、等間隔に複数の第1パーツ側ポケット23が形成されているとともに、隣接する第1パーツ側ポケット23の間に、第2パーツ22と結合する結合凹部24および結合凸部25が等間隔に交互に設けられている。
As shown in FIG. 2, the
The
第1パーツ21の第1パーツ側ポケット23は、第2パーツ22に対面する側で開口している内側開口部23aの内径を玉13の直径よりも僅かに大きい内径とし、第2パーツ22から離間する側で開口している外側開口部23bの内径を玉13の直径よりも小さい内径とした球面形状である。そして、第1パーツ21を射出成型する際には、第1パーツ側ポケット23を形成した金型の一部を内側開口部23a側から抜き取ることで、玉13の直径よりも小さい外側開口部23bは弾性変形しない。
The first part-
また、第1パーツ21の結合凹部24は、所定深さで円形に凹んで形成されている。また、第1パーツ21の結合凸部25は、図3に示すように、第2パーツ22に向けて突出している柱部25aと、この柱部25aの先端から突出しており、前記結合凹部24の内部空間と同一形状の円形突部25bとで構成されている。
Further, the
一方、第2パーツ22も、合成樹脂を射出成型することにより形成した部材であり、第1パーツ21と同一厚さの部材であり、直径方向中間部の円周方向に、等間隔に複数の第2パーツ側ポケット26が形成されているとともに、隣接する第2パーツ側ポケット26の間に、第1パーツ21と結合する結合凹部24および結合凸部25が等間隔に交互に設けられている。
第2パーツ22の第2パーツ側ポケット26は、第1パーツ21に対面する側で開口している内側開口部26aの内径を玉13の直径よりも僅かに大きい内径とし、第1パーツ21から離間する側で開口している外側開口部26bの内径を玉13の直径よりも小さい内径とした球面形状である。そして、第2パーツ22を射出成型する際には、第2パーツ側ポケット26を形成した金型の一部を内側開口部26a側から抜き取ることで、玉13の直径よりも小さい外側開口部26bは弾性変形しない。また、第2パーツ22の結合凹部24および結合凸部25は、第1パーツ21に形成した結合凹部24および結合凸部25と同一形状である。
上述した第1パーツ21および第2パーツ22の構成から明らかように、主体15は、同一形状の第1パーツ21および第2パーツ2で構成されている。
On the other hand, the
The second
As is apparent from the configuration of the
上記構成の保持器14を組み立てるには、図4に示すように、第1パーツ21の各内側開口部23a側から複数の玉13を第1パーツ側ポケット23内に挿入し、第2パーツ22の各内側開口部26a側から複数の玉13を第1パーツ側ポケット26内に挿入しながら、第1パーツ21の結合凸部25の円形突部25bを対応する第2パーツ22の結合凹部24に圧入し、且つ、第1パーツ21の結合凹部24に対応する第2パーツ22の結合凸部25の円形突部25bを圧入することで、複数の玉13を挟み込みながら第1パーツ21および第2パーツ22を一体結合する。
In order to assemble the
ここで、図4に示すように、型に合成樹脂を注入して射出成した第1パーツ21および第2パーツ22は、複数のウェルド部(つなぎ目)wが径方向に延在して形成されているが、第1パーツ21および第2パーツ22の各ウェルド部wが重なり合わないように(同一の径方向に延在しないように)、第1パーツ21および第2パーツ22を一体結合している。
Here, as shown in FIG. 4, the
上記のように組み立てた保持器14は、厚さ方向に一体結合した第1パーツ21および第2パーツ22の互いの対面間に軸方向に結合凸部25の柱部25aが延在しているので、第1パーツ21と第2パーツ22との間に所定間隔の隙間27が設けられている。この第1パーツ21および第2パーツ22間の隙間27は、主体15の内径側から外径側に連通して設けられるので、内径側に供給された潤滑油を、玉13の転動面と、パワーローラ6の内輪軌道10および外輪11の外輪軌道12との接触部に導く油路となる(以下、潤滑油路27とする)。
In the
保持器14の内径側に供給された潤滑油は、第1パーツ21および第2パーツ22が回転することで、これらの間に設けた潤滑油路27を通過して径方向外方に流れていき、前記接触部に十分な量の潤滑油が供給されていく。ここで、潤滑油路27には、隣接する玉13の間に結合凸部25の柱部25aが存在しており、隣接する玉13の間から外方に流れ出ようとする潤滑油は、柱部25aに遮られて前記接触部に向けて流れていく。そして、接触部に供給された潤滑油は、接触部内で滞留せずに潤滑油路27の外周側から外部に排出される。
The lubricating oil supplied to the inner diameter side of the
したがって、本実施の形態にあっては、第1および第2パーツ21,22の間に潤滑油路27を設けたことから、保持器14の内径側に供給された潤滑油を、玉13の転動面とパワーローラ6の内輪軌道10および外輪11の外輪軌道12との接触部に確実に供給することができ、スラスト玉軸受8の潤滑性を向上させることができる。そして、隣接する玉13の間から外方に流れ出ようとする潤滑油は、潤滑油路27に存在する結合凸部25の柱部25aに遮られて前記接触部に向けて流れていくので、十分な量の潤滑油を接触部に供給することができる。また、接触部に供給された潤滑油は、接触部内で滞留せずに潤滑油路27の外周側から外部に排出されるので、攪拌抵抗の増大等によるフリクションの低下を防止することができ、また冷却性を向上でき、樹脂製保持器14の熱変形等を防止することができる。
Therefore, in the present embodiment, since the lubricating
また、潤滑油路(隙間)27を設けた主体15とすることにより、主体15の軽量化を図ることができ、玉13と主体15との衝突に伴う軸受損失を低減することができる。
Further, by using the
また、保持器14の主体15を構成している第1および第2パーツ21,22は、玉13の直径よりも小さい内径の外側開口部23b,26bを、射出成型の際に金型を抜き取る側の開口部とせず、玉13を挿入する側の開口部にもしていないので、玉13に対する保持器14の軸方向の変位量が小さくなるように、その内径を十分に小さくすることが可能となる。このため、第1パーツ側ポケット23および第2パーツ側ポケット26からの玉13の脱落を防止することができるとともに、内輪軌道10および外輪軌道12との摩擦による保持器14の摩耗を防止することができる。
Further, the first and
また、開口部を弾性変形させて玉13を無理に第1パーツ側ポケット23および第2パーツ側ポケット26に挿入する組み立て方を採用せず、第1パーツ21の内側開口部23a側から玉13を第1パーツ側ポケット23内に挿入し、第2パーツ22の内側開口部26a側から複数の玉13を第1パーツ側ポケット26内に挿入し、複数の玉13を挟み込みながら第1パーツ21および第2パーツ22を一体結合することで組み立てているので、保持器の自動的な組み立てを高精度に行うことができる。
Further, the
また、第1パーツ21および第2パーツ22のウェルド部wが形成されている部分は、ウェルド部が形成されていない部分と比較して引張り強度等の機械的物性が低下する。これは、繊維状充填材を含有した合成樹脂により射出成型する際には顕著に現れる。そこで、本実施の形態では、各ウェルド部wが重なり合わないように第1パーツ21および第2パーツ22を一体結合しているので、機械的物性の低下する部分を分散することができる。なお、繊維状充填材を含有していない通常の合成樹脂により射出成型する際にも、ウェルド部には引張り伸びの低下が大きくなるので、各ウェルド部wが重なり合わないように第1パーツ21および第2パーツ22を一体結合すると、衝撃やクリープなどの動的破壊に有効になる。
Further, the mechanical properties such as the tensile strength of the portion of the
さらに、第1パーツ21および第2パーツ22を同一形状の部材で構成しているので、部品コストの低減化も図ることができる。
Furthermore, since the
次に、図5は、第1パーツ21および第2パーツ22を一体に結合する結合部材の他の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、図5(a)に示すように、隣接する第1パーツ側ポケット23の間に第1パーツ側貫通穴30が形成されているとともに、隣接する第2パーツ側ポケット26の間に、前記第1パーツ側貫通穴30と同一内径の第2パーツ側貫通穴31が形成されている。そして、互いに対応する貫通穴30,31に結合部材32が装着されている。
Next, FIG. 5 is a diagram showing another embodiment of a coupling member that integrally couples the
In the present embodiment, as shown in FIG. 5A, the first part side through
結合部材32は、第1および第2パーツ側貫通穴30,31を挿通する貫通部32aと、第1および第2パーツ側貫通穴30,31の外側の開口周縁に接触する係合部32bと、貫通部32aの先端部に第1および第2パーツ側貫通穴30,31より大きい外径となるように外方に「く」の字状に折れ曲がった複数の部材が設けられており、外周から外力が加わることで複数の部材が弾性変形しながら縮径する拡縮弾性部32cとを備えている。
The
上記構成の結合部材32を使用して第1パーツ21および第2パーツ22を一体に結合するには、先ず、図5(a)に示すように、第1パーツ側貫通穴30に結合部材32の貫通部32aを挿通する。次いで、図5(b)に示すように、結合部材32の拡縮弾性部32cを第2パーツ22の第2パーツ側貫通穴31に上方から差し込んでいく。これにより、拡縮弾性部32cは弾性変形しながら縮径していく。そして、図5(c)に示すように、第2パーツ側貫通穴31の下方から出た拡縮弾性部32cが弾性復帰により拡径することで、第1パーツ21および第2パーツ22は、所定間隔の隙間(油路)27が設けられながら一体結合される。
In order to integrally couple the
このようにして第1パーツ21および第2パーツ22を一体に結合しても、図1から図4で示した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、第1パーツ21および第2パーツ22を一体に結合する手段としては、図2で示した結合凹部24および結合凸部25を用いた結合や、図5で示した結合部材32を用いた結合に限らず、ボルト、ピン等を使用した結合や、ねじ止めによる結合や、接着剤による結合などを適宜、採用することができる。
Thus, even if the
In addition, as means for integrally connecting the
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型などの様々なハーフトロイダル型無段変速機に適用することができる。 The present invention can be applied to various half-toroidal continuously variable transmissions such as a single cavity type and a double cavity type.
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
4 トラニオン
6 パワーローラ(内輪)
8 スラスト玉軸受(スラスト転がり軸受)
10 内輪軌道
11 外輪
12 外輪軌道
13 玉(転動体)
14 保持器
15 主体
21 第1パーツ
22 第2パーツ
23 第1パーツ側ポケット(第1パーツのポケット)
23a 内側開口部(第1パーツの第2パーツに対面するポケット開口部)
23b 外側開口部(第1パーツの第2パーツから離間したポケット開口部)
26 第2パーツ側ポケット(第2パーツのポケット)
26a 内側開口部(第2パーツの第1パーツに対面するポケット開口部)
26b 外側開口部(第2パーツの第1パーツから離間したポケット開口部)
24 結合凹部(結合部材)
25 結合凸部(結合部材)
25a 柱部
25b 円形突部
27 潤滑油路
32 結合部材
w ウェルド部
2
8 Thrust ball bearing (thrust rolling bearing)
10
14
23a Inner opening (Pocket opening facing the second part of the first part)
23b Outer opening (pocket opening spaced from second part of first part)
26 2nd part side pocket (2nd part pocket)
26a Inner opening (Pocket opening facing the first part of the second part)
26b Outer opening (pocket opening spaced from first part of second part)
24 coupling recess (coupling member)
25 Joint convex part (joint member)
Claims (5)
前記保持器の主体は、円環状の第1パーツおよび第2パーツをこれらの間に潤滑油路を設けて厚さ方向に一体に結合することで形成されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。 An input disk and an output disk that are supported concentrically so that relative rotation can be freely performed, a power roller sandwiched between these two disks, and both ends in a state where the power roller is rotatably supported on the inner surface side. A trunnion that is swingable about a pivot provided concentrically with each other, and a thrust rolling bearing provided between the inner surface of the trunnion and the large end surface of the power roller, The thrust rolling bearing includes an inner ring raceway formed on a large end surface of the power roller, an outer ring raceway formed on an inner side face of an outer ring installed on an inner side surface of the trunnion, and the inner ring raceway and the outer ring raceway. A plurality of rolling elements provided between the rolling elements, and a synthetic resin cage that holds the rolling elements. The cage includes an annular main body, In the toroidal type continuously variable transmission having a plurality of pockets rotatably holding the plurality of rolling elements provided at predetermined intervals in the direction,
The main body of the retainer is formed by providing a lubricating oil passage between the annular first part and the second part and integrally connecting them in the thickness direction. Step transmission.
前記互いのパーツに対面する側のポケット開口部側から前記転動体を前記複数のポケット内に挿入し、複数の前記転動体を挟み込みながら前記第1パーツおよび前記第2パーツを一体に結合してなることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。 The plurality of pockets provided in the first part and the second part have pocket inner diameters that are slightly larger than the diameter of the rolling elements, and are spaced apart from each other. The pocket opening on the side to be made has an inner diameter smaller than the diameter of the rolling element,
The rolling elements are inserted into the plurality of pockets from the side of the pocket opening on the side facing each other part, and the first part and the second part are joined together while sandwiching the plurality of rolling elements. The toroidal continuously variable transmission according to claim 1, wherein
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