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JP2006351395A - ノーヒューズ遮断器の取付け装置 - Google Patents

ノーヒューズ遮断器の取付け装置 Download PDF

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JP2006351395A JP2005177102A JP2005177102A JP2006351395A JP 2006351395 A JP2006351395 A JP 2006351395A JP 2005177102 A JP2005177102 A JP 2005177102A JP 2005177102 A JP2005177102 A JP 2005177102A JP 2006351395 A JP2006351395 A JP 2006351395A
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Abstract

【課題】 ノーヒューズ遮断器を分電盤等に適用する際の組立・配線に関わる作業効率を高め、個別仕様に合わせた設計・製作を極力削減し、製品完成後のノーヒューズ遮断器の定格変更や追加に対しても、効率の良い改造作業を行う事の出来るノーヒューズ遮断器の取付け装置を提供する。
【解決手段】 ノーヒューズ遮断器1の端子部に、コネクタユニット7の接続導体11を取付けるとともに、ノーヒューズ遮断器1を取付けピッチ共通化パネル8に取付ける。このようにして、コネクタユニット7、取付けピッチ共通化パネル8を組み付けた状態のノーヒューズ遮断器1を分電盤に取付けるには、取付けピッチ共通化パネル8をネジなどによりノーヒューズ遮断器取付けレールに取付け、コネクタユニット7の導体差込式コネクタ9を主回路母線に挿入する。これにより、ノーヒューズ遮断器を分電盤等に適用する際の組立・配線に関わる作業効率を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分電盤等に適用されるノーヒューズ遮断器の取付け装置の改良に関するものである。
従来のノーヒューズ遮断器の取付け装置について図5を用いて説明する。ノーヒューズ遮断器1は、両端に圧着端子を取付けた絶縁被覆を有する電線3により電線取付け穴を有する主回路母線4にボルトで接続されている。ノーヒューズ遮断器1は、それぞれの取付け寸法に合わせてネジ穴加工されたノーヒューズ遮断器取付けパネル5にネジで固定されており、ノーヒューズ遮断器取付けパネル5は筺体6にネジで固定されている。
また、配線用遮断器と母線導体との接続に、両端に圧着端子を取付けた接続電線を用いる代わりに、導体取付け板にスタットボルトを取付け、スタットボルトと絶縁電線とをサブ組み立てしておき、スタットボルトを母線導体に貫通させてナットにより締め付けて接続することにより、配線用遮断器と母線導体を接続するようにして、簡単に組立作業ができるようにすることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−95705号公報(第2頁、図1)
図5に示す従来の技術によると、電気的接続のための電線加工、締め付け、配線作業が必要であり、多くの組立作業時間が必要とされている。又、主回路母線にはあらかじめ電線接続用の取付け穴が所定個数必要であり、ノーヒューズ遮断器の取付けについても個別仕様に合わせたそれぞれのネジ穴加工があらかじめ必要である為、その都度の仕様に合わせた設計及び用品調達が必要となり製作の為に多くのリードタイムを必要としている。さらに、上記のように個別の仕様に対して専用に設計・製作しているため、製品完成後にノーヒューズ遮断器の定格変更や、追加が発生した場合も多くの改造作業時間を必要としている。
また、特許文献1の技術によると、簡単に組立作業ができるものの、スタットボルトと絶縁電線とのサブ組立にはやはり作業時間を必要とし、また、母線導体にはスタットボルトを貫通させる穴が必要である。
本発明は、上述の問題を解決しようとしてなされたもので、その目的とするところは、ノーヒューズ遮断器を分電盤等に適用する際の組立・配線に関わる作業効率を高め、個別仕様に合わせた設計・製作を極力削減し、製品完成後のノーヒューズ遮断器の定格変更や追加に対しても、効率の良い改造作業を行う事の出来るノーヒューズ遮断器の取付け装置を提供する事にある。
上記目的を達成するために、本発明に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置は、一対の挟持片の間に主回路母線を差込むことにより主回路母線と接続される導体差込式コネクタと、この導体差込式コネクタに接続されるとともに、ノーヒューズ遮断器の端子部と接続される接続導体とを有する接続ユニットを備えたことを特徴とする。
本発明は、さらに、ノーヒューズ遮断器の外形サイズが異なる場合でも、同一の取付け面に取付けられるように、ノーヒューズ遮断器と取付け面との間に設けられる取付けピッチ共通化パネルを備えたものとすることもできる。
本発明によれば、ノーヒューズ遮断器を分電盤等に適用する際の組立・配線に関わる作業効率を高め、個別仕様に合わせた設計・製作を極力削減し、製品完成後のノーヒューズ遮断器の定格変更や追加に対しても、効率の良い改造作業を行う事が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
(本発明の一実施形態)
本発明の一実施形態に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置の構成を図1(a)(b)(c)および図2に示す。
図1(a)において、1はノーヒューズ遮断器、7はコネクタユニット、8は異なるノーヒューズ遮断器の取付けピッチを共通化するための取付けピッチ共通化パネルである。
取付けピッチ共通化パネルは、例えば、長方形の板状のもので、その右上と左下の箇所には、ネジ止めのための孔を有する突出部が形成されている。
図1(b)は、コネクタユニット7のさらに詳細な構成を示しており、ノーヒューズ遮断器との接続導体11、及び導体差込式コネクタ9で構成されている。
すなわち、コネクタユニット7は、直方体の形状に形成されており、その一面に、ノーヒューズ遮断器1の端子部と接続される接続導体11が設けられている。また、接続導体11が設けられている面とは異なる面に、導体差込式コネクタ9が設けられ、この導体差込式コネクタ9はコネクタユニット7の内部で接続導体11と接続されている。
導体差込式コネクタ9は、一対の挟持片の間に主回路母線を差込むことにより主回路母線と接続される構成となっている。
図1(c)は、ノーヒューズ遮断器1に、コネクタユニット7、取付けピッチ共通化パネル8を組み付けた状態を示す。すなわち、ノーヒューズ遮断器1の端子部にコネクタユニット7の接続導体11を配置し、例えばネジなどにより固定する。また、ノーヒューズ遮断器1を、例えばネジなどにより、取付けピッチ共通化パネル8に取付ける。
このようにしてコネクタユニット7、取付けピッチ共通化パネル8を組み付けた状態のノーヒューズ遮断器1を、分電盤等に取付けるには、取付けピッチ共通化パネル8をネジなどによりノーヒューズ遮断器取付けレールに取付け、コネクタユニット7の導体差込式コネクタ9を主回路母線4に挿入する。
図2は、分電盤等に取付けた状態を示す。異なる定格のノーヒューズ遮断器1及び2は、取付けピッチ共通化パネル8を用いて、ノーヒューズ遮断器取付けレール10に取付けられ、ノーヒューズ遮断器の一次側接続はコネクタユニット7により主回路母線4に接続される。
上記構成において、ノーヒューズ遮断器1及び2の主回路母線4との接続は、コネクタユニット7の導体差込式コネクタ9を主回路母線4に挿入する事により実施されるため、電線加工、圧着端子取付け、電線固定の作業が不要となり効率の良い組立作業を行う事が出来る。
又、ノーヒューズ遮断器1及び2は、それぞれ単体では異なる取付けピッチとなっているが、上下方向の取付けピッチを共通化するための取付けピッチ共通化パネル8を用いて取付ける事により、同一のノーヒューズ遮断器取付けレール10に実装する事が可能となり、ノーヒューズ遮断器取付けレール10のノーヒューズ遮断器取付け用の穴は、横長に加工されているため任意の位置への取付けが可能となる。このことにより、適用するノーヒューズ遮断器個々にあわせた取付けが不要となり、取付け位置の自由度が増す事により効率の良い設計・組立作業を行う事が可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、コネクタユニットを用いてノーヒューズ遮断器と主回路母線間の接続を行うので、分電盤等の製作においてノーヒューズ遮断器と主回路母線間の配線作業を不要とし、製品完成後に発生するノーヒューズ遮断器の容量変更に対しても電線サイズの変更作業が不要となり、組立配線の作業効率を高める。
また、取付けピッチ共通化パネルを用いて取付けるので、異なる定格の、すなわち異なる外形サイズのノーヒューズ遮断器を複数個取付ける場合に、専用の取付け穴加工を不要とし、任意の位置への取付けを可能とする。又、製品完成後に発生するノーヒューズ遮断器の容量変更、新規追加に対しても取付け穴の加工を変更、又は追加する事無く対応でき、設計負荷を軽減し自由度を高めるとともに組立配線の作業効率を高める。
(他の実施形態)
図3および図4は、本発明の他の実施形態に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置の構成を示したものである。
この実施形態は、図3に示すように、前記実施形態に対し、コネクタユニット7の導体差込式コネクタ9の取付けを90度回転させ、縦方向の主回路母線4に接続可能とした例である。ノーヒューズ遮断器1の一次側と二次側の両方に、コネクタユニット7を適用する事により、電線加工、圧着端子取付け、電線固定の作業が不要となり効率の良い組立作業を行う事が出来る。
本発明の一実施形態に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置の構成を示す図で、(a)は各部品の分解斜視図、(b)はコネクタユニットの詳細な構成を示す図、(c)は各部品を組み合わせた斜視図。 本発明の一実施形態に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置によりノーヒューズ遮断器を分電盤等に取付けた状態を示す正面図。 本発明の他の実施形態に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置の構成を示す図。 本発明の他の実施形態に係るノーヒューズ遮断器の取付け装置により縦方向の主回路母線に接続可能とした例を示す斜視図。 従来例の構成を示す正面図。
符号の説明
1、2…ノーヒューズ遮断器
3…電線
4…主回路母線
5…ノーヒューズ遮断器取付けパネル
6…筺体
7…コネクタユニット
8…取付けピッチ共通化パネル
9…導体差込式コネクタ
10…ノーヒューズ遮断器取付けレール
11…接続導体

Claims (2)

  1. 一対の挟持片の間に主回路母線を差込むことにより主回路母線と接続される導体差込式コネクタと、この導体差込式コネクタに接続されるとともに、ノーヒューズ遮断器の端子部と接続される接続導体とを有する接続ユニットを備えたことを特徴とするノーヒューズ遮断器の取付け装置。
  2. 前記ノーヒューズ遮断器の外形サイズが異なる場合でも、同一の取付け面に取付けられるように、前記ノーヒューズ遮断器と前記取付け面との間に設けられる取付けピッチ共通化パネルを備えたことを特徴とする請求項1に記載のノーヒューズ遮断器の取付け装置。

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