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JP2006344907A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置 Download PDF

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JP2006344907A JP2005171388A JP2005171388A JP2006344907A JP 2006344907 A JP2006344907 A JP 2006344907A JP 2005171388 A JP2005171388 A JP 2005171388A JP 2005171388 A JP2005171388 A JP 2005171388A JP 2006344907 A JP2006344907 A JP 2006344907A
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Keiji Iwata
敬次 岩田
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Abstract

【課題】薬液による基板処理の面内均一性を向上することができる基板処理方法および基板処理装置を提供する。
【解決手段】この基板処理装置100は、基板Wを保持して回転させる基板保持回転機構1と、この基板保持回転機構1によって保持されて回転されている基板Wの表面の全域に行き渡るように、室温よりも高温の高温水2を供給する高温水供給機構4,5と、前記基板保持回転機構1によって保持されて回転されている基板Wの表面の全域に、室温よりも高温の高温薬液3を供給する高温薬液供給機構4,5とを備えている。基板保持回転機構1によって保持されて回転されており、高温薬液よりも低温の基板Wに、室温よりも高温の高温水2が供給され、それに引き続いて室温よりも高温の高温薬液3が供給される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、基板に処理液(薬液または純水)を供給して当該基板を処理する基板処理方法および基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、例えば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハや液晶表示パネル用基板などの基板の表面の薄膜をエッチングするための処理(エッチング処理)が必要に応じて行われる。このエッチング処理の方式としては、複数枚の基板を一括して処理するバッチ式が従来の主流であったが、最近では、処理対象の基板の大型化に伴って、基板の表面にエッチング液を供給して、基板を1枚ずつ処理する枚葉式が注目されてきている。
枚葉式のエッチング処理を実施する従来装置は、基板をほぼ水平に保持して回転させるスピンチャックと、このスピンチャックに保持された基板の表面(上面)にエッチング液を供給するためのノズルとを備えている。スピンチャックによって基板が回転されつつ、その回転している基板の表面中央にノズルからエッチング液が供給されることにより、基板の表面の全域にエッチング液が行き渡って、基板の表面の薄膜がエッチングされる。
エッチング反応を活性化してエッチング速度を上げるために、エッチング液は、所定の高温(例えば、80℃以上)に昇温されて基板に供給される。
特開平8−279485号公報
ところが、このようなエッチング処理では、基板の表面内における処理の不均一が生じるという問題があった。より具体的には、基板に供給された高温のエッチング液は、基板の表面に行き渡っていく過程で、エッチング液よりも低温(例えば、室温程度)の基板に熱を奪われ、基板の周縁に向かうにつれて温度が低下する。これにより、温度が低下したエッチング液は処理能力が低下し、その結果、基板の中心部と周縁部とでエッチング速度に差が生じ、同一基板面内で処理の不均一が生じる。
同様の問題は、エッチング処理だけでなく、室温よりも高温の薬液を用いた基板処理において共通に生じ、基板処理の面内不均一の原因となっている。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、薬液による基板処理の面内均一性を向上することができる基板処理方法および基板処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を回転させる基板回転工程(P1)と、この基板回転工程と並行して、回転状態の基板の表面の全域に室温よりも高温の高温水(2)を供給する高温水供給工程(P2)と、この高温水供給工程に引き続いて、前記基板回転工程と並行して、前記基板の表面の全域に室温よりも高温の高温薬液(3)を供給する高温薬液供給工程(P3)とを含むことを特徴とする基板処理方法である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この方法によれば、基板回転工程において回転させられている基板に向けて薬液を供給する以前に、室温よりも高温の高温水が基板の表面に供給される。これにより、室温程度の基板は、高温水の供給によって温度が上昇する。その結果、高温水の供給に引き続いて基板の表面に供給される薬液の温度の低下を抑制することができ、薬液による基板処理の面内均一性を向上することができる。
前記高温水供給工程および高温薬液供給工程では、例えば、基板の回転中心に向けて、高温水および高温薬液がそれぞれ供給される。これにより、高温水および高温薬液は、基板の回転による遠心力を受け、基板の中心から周縁に向けて広がり、基板の表面の全域に行き渡る。
前記高温水供給工程における、高温水の供給は、基板の片面に対してのみ行われてもよく、基板の両面に対して行われてもよい。具体的には、例えば、前記基板回転工程が基板をほぼ水平に保持して回転させる工程である場合に、基板の上面および下面のいずれか一方または両方に高温水を供給することとしてもよい。基板の両面に高温水を供給する方が、基板を短時間で昇温させることができる点で好ましい。
高温薬液供給工程における、高温薬液の供給は、基板の片面に対してのみ行われてもよく、基板の両面に対して行われてもよい。具体的には、例えば、前記基板回転工程が基板をほぼ水平に保持して回転させる工程である場合に、基板の上面および下面のいずれか一方または両方に薬液を供給することとしてもよい。
前記高温薬液供給工程で供給される薬液は、エッチング液または洗浄液であってもよい。この場合、基板表面に対して均一なエッチング処理または洗浄処理を施すことができる。
前記高温薬液供給工程は、高温水供給工程によって昇温された基板の降温が生じるよりも早く実行されることが好ましい。これにより、昇温された状態の基板に薬液を供給することができるので、基板上での薬液の温度の低下を抑制することができ、薬液による基板処理の面内均一性を向上することができる。
また、前記高温水供給工程は、基板温度が上昇して飽和するのに充分な(好ましくは必要充分な)時間にわたって継続されることが好ましい。
請求項2記載の発明は、前記高温水供給工程および高温薬液供給工程を同一チャンバ(6)内で実行することを特徴とする請求項1記載の基板処理方法である。
この発明によれば、前記高温水供給工程および高温薬液供給工程を同一チャンバ内で実行するので、高温水供給工程によって昇温された基板の実質的な降温が生じる前に高温薬液供給工程を開始できる。これにより、基板の表面に供給される薬液の温度の低下を抑制することができ、薬液による基板処理の面内不均一を抑制することができる。
請求項3記載の発明は、前記高温水供給工程は、前記高温薬液供給工程で基板に供給される高温薬液とほぼ等しい温度の高温水を基板に供給する工程を含むことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置である。
この発明によれば、高温薬液とほぼ等しい温度の高温水を基板に供給することによって、基板を高温薬液とほぼ等しい温度に昇温することができる。これにより、高温水供給工程で基板の表面に供給される薬液の温度の低下を抑制することができ、薬液による基板処理の面内不均一を抑制することができる。
高温水の温度は、高温薬液よりも高く定められていてもよい。この場合にも、基板表面における薬液の温度低下を抑制できる。
請求項4記載の発明は、基板を保持して回転させる基板保持回転機構(1)と、この基板保持回転機構によって保持されて回転されている基板の表面の全域に行き渡るように、室温よりも高温の高温水を供給する高温水供給機構(4,5)と、前記基板保持回転機構によって保持されて回転されている基板の表面の全域に、室温よりも高温の高温薬液を供給する高温薬液供給機構(4,5)とを含むことを特徴とする基板処理装置である。
この構成により、基板の表面に供給される薬液の温度の低下を抑制することができ、薬液による基板処理の面内不均一を抑制することができる。
請求項5記載の発明は、前記高温水供給機構による基板表面への高温水の供給に引き続いて、前記高温薬液供給機構による基板表面への高温薬液の供給を行わせるように、前記高温水供給機構および高温薬液供給機構を制御する処理液供給制御手段(27)をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の基板処理装置である。
この構成により、基板の表面に供給される薬液の温度の低下を抑制することができ、薬液による基板処理の面内不均一を抑制することができる。
なお、前記高温水供給機構は、基板の回転中心に向けて高温水を供給するものであることが好ましい。同様に前記高温薬液供給機構は、基板の回転中心に向けて高温薬液を供給するものであることが好ましい。
さらに、前記高温水供給機構による、高温水の供給は、基板の片面に対してのみ行われてもよく、基板の両面に対して行われてもよい。同様に、高温薬液供給機構による、高温薬液の供給は、基板の片面に対してのみ行われてもよく、基板の両面に対して行われてもよい。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を図解的に示す概念図である。この基板処理装置100は、基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型の基板処理装置であり、基板Wをほぼ水平に保持して鉛直軸線まわりに回転させるスピンチャック1と、このスピンチャック1に保持されて回転されている基板Wの上面から、基板Wの回転中心に向けて高温水2または薬液3を供給する上面ノズル4と、スピンチャック1に保持されて回転されている基板Wの下面から、基板Wの回転中心に向けて高温水2または薬液3を供給する下面ノズル5を備えている。さらに、この基板処理装置100は、前記スピンチャック1、前記上面ノズル4および前記下面ノズル5を内部に収容する空間を有する処理チャンバ6を備えている。
スピンチャック1は、円板状のスピンベース7と、このスピンベース7に立設され、基板Wを狭持するための複数のチャックピン8と、スピンベース7をほぼ水平に支持する回転軸9と、この回転軸9に回転力を与える回転駆動機構10(例えばモータを含むもの)とを備えている。回転軸9は、鉛直方向に沿って配置された中空軸からなり、その内部には、供給管11が挿通されている。この供給管11の先端部は、スピンベース7を貫通してスピンチャック1に保持された基板Wの下面中央に対向する前記下面ノズル5を形成している。
上面ノズル4には、高温水2または薬液3が供給されるようになっている。上面ノズル4には高温水供給路12を介して高温水供給源13が接続されている。高温水供給路12には、高温水2の供給/停止を切り替える高温水バルブ14が介装されている。さらに、上面ノズル4には薬液供給路15を介して薬液供給源16が接続されている。薬液供給路15には、供給/停止を切り替える薬液バルブ17が介装されている。高温水供給源13は、室温(例えば23℃)よりも高温の所定の温度(例えば80℃)に加熱された高温水2を貯留する高温水タンク18と、この高温水タンク18から高温水2を汲みだして高温水供給路12へと送出するポンプ19と、送出される高温水2中の異物を取り除くフィルタ20とを備えている。また、薬液供給源16は、室温(例えば23℃)よりも高温の所定の温度(例えば80℃)に加熱された高温の薬液3を貯留する薬液3タンクと、この薬液3タンクから薬液3を汲みだして薬液供給路15へと送出するポンプ22と、送出される薬液3中の異物を取り除くフィルタ20とを備えている。
一方、下面ノズル5には、高温水2または薬液3が供給されるようになっている。下面ノズル5には高温水供給路23を介して高温水供給源13が接続されている。高温水供給路23には、高温水2の供給/停止を切り替える高温水バルブ24が介装されている。さらに、下面ノズル5には薬液供給路25を介して薬液供給源16が接続されている。薬液供給路25には、供給/停止を切り替える薬液バルブ26が介装されている。
そして、上記回転駆動機構10およびポンプ19、22の動作、並びに高温水バルブ14、24および薬液バルブ17、26の開閉が、制御装置27によって制御されるようになっている。
図2は、基板処理の流れを示すフローチャートである。まず、基板搬送ロボット(図示せず)によって、スピンチャック1に未処理の基板Wが受け渡される(S1)。その後、制御装置27は、回転駆動機構10を制御し、スピンチャック1を回転させ(S2)、基板回転工程P1を開始する。基板Wが一定の回転速度まで加速された後、制御装置27は、高温水バルブ14、24を開いて、回転させられている基板Wの上面および下面に、上面ノズル4、下面ノズル5から高温水2を供給させ(S3)、高温水供給工程P2が開始される。ここで、基板Wに供給される高温水2の温度は、後述の高温薬液供給工程P3で供給される薬液3と等しい温度に保持されている。
制御装置27は、基板温度が上昇して飽和するのに充分な(好ましくは必要充分な)長さに定めされた所定の時間が経過すると高温水バルブ14、24を閉じ、それによって、高温水供給工程P2が終了する。
こうして、室温よりも高温の高温水2が、基板Wの回転中心に供給され、回転による遠心力を受け、基板Wの中心から周縁に向けて広がり、基板Wの表面の全面に行き渡る。その結果、室温程度の基板Wは、高温水2によって熱を与えられ、高温水2とほぼ等しい温度に昇温させられる。
高温水供給工程P2が終了した後、制御装置27は、薬液バルブ17、26を開いて、回転させられている基板Wの上面および下面に、上面ノズル4、下面ノズル5から薬液3を供給させ(S4)、高温薬液供給工程P3が開始される。ここで、基板Wに供給される薬液3は、エッチング液であってもよいし、洗浄液であってもよい。
高温の薬液3は、基板Wの回転中心に供給され、回転による遠心力を受け、基板Wの中心から周縁に向けて広がり、基板Wの表面の全面に行き渡る。このとき、高温水供給工程P2において予め基板Wが昇温されているので、薬液3は基板Wの表面に行き渡っていく過程で、殆ど基板Wに熱を奪われることがない。これにより、薬液3が基板Wの周縁に向かうにつれて温度が低下することを抑制できる。その結果、薬液3の温度の低下による処理能力の低下を抑制し、薬液3による基板処理の面内均一性を向上することができる。
また、高温薬液供給工程P3は、昇温された状態の基板Wの降温が生じないように、高温水供給工程P2の終了に引き続いて同一処理チャンバ6内ですみやかに開始される。これにより、昇温された状態の基板Wに薬液3を供給することができるので、基板W上での薬液3の温度の低下を効果的に抑制することができ、薬液3による基板処理の面内均一性を向上することができる。
一定時間にわたり基板Wに薬液3が供給された後、制御装置27は、薬液供給バルブ17,26を閉じる。これにより、高温薬液供給工程P3が完了する。その後、制御装置27は、再度高温水バルブ14、24を開いて、上面ノズル4、下面ノズル5から回転させられている基板Wの上面および下面に高温水2を供給させる(S5)。これにより、基板W上の薬液3が高温水2によって置換され、いわゆるリンス処理が行われることになる。
その後、制御装置27は、高温水バルブ14,24を閉じて、回転駆動機構10を制御して、スピンチャック1の回転速度を加速し、基板Wの回転速度を乾燥回転速度にする(S6)。これにより、基板W上の水分が遠心力によって振り切られ、基板W表面が乾燥されることになる。基板Wの乾燥が終了した後、制御装置27は、スピンチャック1の回転を停止させ(S7)、基板回転工程P1が終了する。
その後、基板Wは、基板搬送ロボット(図示せず)によって、スピンチャック1から搬出され(S8)、この処理が終了される。
なお、前記高温水供給工程P2、高温薬液供給工程P3およびその他の工程は、同一の処理チャンバ6内で実行される。これにより、高温水供給工程P2によって昇温された基板Wの実質的な降温が生じる前に高温薬液供給工程P3を開始できる。その結果、基板Wの表面に供給される薬液3の温度の低下を抑制することができ、薬液3による基板処理の面内不均一を抑制することができる
図3は、エッチング処理がされた基板における回転中心からの距離に対するエッチング量の測定結果を示す図である。
曲線L1は、図2に示す工程を経て得られた結果である。高温水供給工程P2では、高温水2として80℃の純水を用い、基板Wの回転数を300rpmにし、高温水2を基板Wに180秒間供給した。高温薬液供給工程P3では、薬液3として80℃のエッチング液(フッ化アンモニウム水溶液(濃度40%))を用い、基板Wの回転数を300rpmにし、薬液3を毎分2.5リットルの流量で、基板Wの上面に120秒間供給した。
曲線L2は、図2に示す工程から高温水供給工程P2を除いた工程を経て得られた結果である。高温薬液供給工程P3およびその他の工程は、曲線L1と同一の条件にて行った。
図3より、高温水供給工程P2において基板Wを予め昇温した場合(曲線L1)の方が、高温水供給工程P2を経ていない場合(曲線L2)よりも、基板Wの径方向のエッチング量のばらつきが少なくなっており、薬液3による基板W処理の面内均一性が向上していることがわかる。具体的には、均一性は約43%(曲線L2)から約12%(曲線L1)に向上した。
以上のように、この実施形態によれば、基板回転工程P1において回転させられている基板Wに向けて薬液3を供給する以前に、室温よりも高温の高温水2が基板Wの表面に供給される。これにより、室温程度の基板Wは、高温水2の供給によって温度が上昇する。その結果、高温水2の供給に引き続いて基板Wの表面に供給される薬液3の温度の低下を抑制することができ、薬液3による基板処理の面内均一性を向上することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。例えば、高温水供給工程P2における、高温水2の供給は、基板Wの片面に対してのみ行われてもよく、基板Wの両面に対して行われてもよい。基板Wの両面に高温水2を供給する方が、基板Wを短時間で昇温させることができる点で好ましい。
高温薬液供給工程P3における、高温薬液3の供給は、基板Wの片面に対してのみ行われてもよく、基板Wの両面に対して行われてもよい。
また、高温水供給工程P2で基板Wに供給される高温水2の温度は、高温薬液供給工程P3で基板Wに供給される薬液3の温度と等しい温度であってもよいが、薬液3の温度よりも高い温度であってもよい。この場合、基板Wを短時間で昇温させることができる点で好ましい。
また、基板Wの上面から高温水2または薬液3を供給する上面ノズルを、2つ設けて、それぞれの上面ノズルを、高温水2および薬液3のための各専用のノズルとしてもよい。
さらに、上記実施形態では、基板W上の薬液3を置換するリンス処理工程において、基板Wに高温水2を供給しているが、基板Wを室温にして降温させてから処理チャンバ6外に払い出すことが好ましい場合には、室温の純水その他のリンス液をノズル4,5または別のノズルから基板Wに供給すればよい。
また薬液3は、エッチング液および洗浄液に限らず、オゾン硫酸や硫酸過酸化水素水等のレジスト剥離液のように室温より高温の状態で基板に供給される薬液を用いる処理に、この発明を適用することにより、基板処理の面内均一性を向上できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を図解的に示す概念図である。 基板処理の流れを示すフローチャートである。 エッチング処理がされた基板における回転中心からの距離に対するエッチング量の測定結果を示す図である。
符号の説明
1 スピンチャック(基板保持回転機構)
2 高温水
3 薬液
4 上面ノズル(高温水供給機構、高温薬液供給機構)
5 下面ノズル(高温水供給機構、高温薬液供給機構)
6 処理チャンバ(チャンバ)
27 制御装置(処理液供給制御手段)
100 基板処理装置
P1 基板回転工程
P2 高温水供給工程
P3 高温薬液供給工程
W 基板

Claims (5)

  1. 基板を回転させる基板回転工程と、
    この基板回転工程と並行して、回転状態の基板の表面の全域に室温よりも高温の高温水を供給する高温水供給工程と、
    この高温水供給工程に引き続いて、前記基板回転工程と並行して、前記基板の表面の全域に室温よりも高温の高温薬液を供給する高温薬液供給工程とを含むことを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記高温水供給工程および高温薬液供給工程を同一チャンバ内で実行することを特徴とする請求項1記載の基板処理方法。
  3. 前記高温水供給工程は、前記高温薬液供給工程で基板に供給される高温薬液とほぼ等しい温度の高温水を基板に供給する工程を含むことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 基板を保持して回転させる基板保持回転機構と、
    この基板保持回転機構によって保持されて回転されている基板の表面の全域に行き渡るように、室温よりも高温の高温水を供給する高温水供給機構と、
    前記基板保持回転機構によって保持されて回転されている基板の表面の全域に、室温よりも高温の高温薬液を供給する高温薬液供給機構とを含むことを特徴とする基板処理装置。
  5. 前記高温水供給機構による基板表面への高温水の供給に引き続いて、前記高温薬液供給機構による基板表面への高温薬液の供給を行わせるように、前記高温水供給機構および高温薬液供給機構を制御する処理液供給制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
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