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JP2006235191A - 画像表示装置 - Google Patents

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JP2006235191A
JP2006235191A JP2005048919A JP2005048919A JP2006235191A JP 2006235191 A JP2006235191 A JP 2006235191A JP 2005048919 A JP2005048919 A JP 2005048919A JP 2005048919 A JP2005048919 A JP 2005048919A JP 2006235191 A JP2006235191 A JP 2006235191A
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正弘 仲田
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Abstract

【課題】
画像表示パネル(液晶パネルなど)と照明装置11とを固着した後それらを剥離する状況が生じた際に、当該画像表示パネルのガラス基板が破損することを防止することが可能となる画像表示装置を提供する。
【解決手段】
本発明である画像表示装置1は、画像表示パネル2と、光源5が照射した光を導光板4から面照射する照明装置11と、画像表示パネル2と照明装置11とを固定する固着部材5とを有して形成されており、その固着部材5が剥離自在に吸着する吸盤部5aおよび5bを有して形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置に係り、特に、照明装置および液晶パネル(画像表示パネル)を別個に備えている液晶表示装置などに好適に利用される画像表示装置に関する。
一般的な液晶表示装置(画像表示装置)は、画像を表示する液晶パネル(画像表示パネル)と、光を面照射する照明装置とを有して形成されている。これは、液晶パネルが自己発光機能を有していないことに起因している。そのため、昼間の室内や夜間などの暗い場所にて使用することが圧倒的に多い一般的な液晶表示装置は、光源となる照明装置がその液晶パネルに必ず固着されることとなる。
液晶表示装置に配設されている液晶パネルは、一対のガラス基板間に挟まれた液晶の配列方向を変化させて光を透過もしくは遮断する液晶シャッター機能を有して形成されている。また、照明装置は、導光板の背面もしくは側面に配設された発光素子(点光源)もしくは冷陰極管(線光源)等の光源からその導光板に光を入射し、その導光板の照射面(導光板における液晶パネルと対向する面)から出射光(液晶パネルに対する入射光)を面照射するように形成されている。そして、これら液晶パネルおよび照明装置は、一般的に、粘着性を有する両面固着テープ(固着部材)によって相互に固着されている。この両面固着テープは、のりなどの粘着層をテープ基板の両面に有して形成されている。また、通常、この両面固着テープは液晶パネルの画像表示領域外(以下、「非表示領域」という)に貼り付けられることが多く、その非表示領域内にて液晶パネルの画像表示に不必要な光を遮断する必要があるため、この両面固着テープは黒色の粘着層もしくは遮光性を有する遮光層を有して形成されている。すなわち、前述した両面固着テープによって、液晶表示装置の液晶パネルおよび照明装置は強固に固着され、その液晶パネルの非表示領域に不必要な光が透過しないようになっている(特許文献1を参照)。
特開2002−357823号公報
しかしながら、両面固着テープによって液晶パネルと照明装置とを固着した後にそれらを剥離する状況が生じた場合、液晶パネルのガラス基板が破損してしまうという問題があった。前述した剥離する状況が生じた場合とは、例えば、液晶パネルおよび照明装置が固着された後、液晶パネルに製品不良が発見された場合や、液晶パネルと照明装置との間に異物が発見された場合などがこれに該当する。
また、前述した状況において液晶パネルのガラス基板を破損させることなく両面固着テープを剥離することが仮にできたとしても、両面固着テープの粘着層の一部分が剥離してそのガラス基板に残存することが多いことから、ガラス基板のリペア作業を行なわければならないという問題があった。そのリペア作業によって、当該リペア作業を行なう者は煩雑な作業を強いられることになっていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、液晶パネル(画像表示パネル)と照明装置とを固着した後それらを剥離する状況が生じた際に、当該液晶パネル(画像表示パネル)のガラス基板等が破損することを防止することが可能となる画像表示装置を提供することを本発明の目的としている。
また、本発明の他の目的として、画像表示装置に配設された照明装置から画像表示パネルまでの距離を短くして画像表示装置の薄型化に貢献することが可能となる画像表示装置を提供することを目的としている。
また、本発明の他の目的として、固着部材に依存せずに画像表示パネルの非表示領域を遮光することが可能となる画像表示装置を提供することを目的としている。
また、本発明の他の目的として、照明装置から照射する光を効率よく利用することが可能となる画像表示装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するため、本発明である画像表示装置は、導光板から光を面照射する照明装置と、光を透過もしくは遮断して画像を表示する画像表示パネルと、照明装置と画像表示パネルとを固定する固着部材とを有して形成されている。
そして、本発明である画像表示装置の第1の態様は、固着部材が照明装置および/または画像表示パネルに着脱可能に吸着する吸盤部を有していることを特徴としている。
第1の態様によって、画像表示パネルから照明装置を剥離する際、画像表示パネルおよび照明装置に対して破損するような応力を加えずに剥離することが可能となる。
本発明の第2の態様は、第1の態様の画像表示装置に備わる固着部材が導光板の表面上の一部分に一体形成されていることを特徴としている。
第2の態様によって、固着部材の照明装置側に形成される吸盤部を排除し、固着部材の厚さを半分程度にすることが可能となる。また、固着部材が導光板と一体形成されることによって、固着部材を別体成形した画像表示装置よりも製造コストを低廉にすることが可能となる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様の画像表示装置に備わる画像表示パネルにおける照明装置と対向する面の外周部分に遮光部材を有していることを特徴としている。
第3の態様によって、従来は固着部材内の一つの層として形成されていた遮光層を固着部材から排除することが可能となり、固着部材の吸盤部を複雑な形状に成形したとしても、画像表示パネルに入射される不必要な光を確実に遮光することが可能となる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか1の態様の画像表示装置に備わる照明装置、導光板および固着部材が以下のようになっていることを特徴としている。すなわち、(A)照明装置が導光板の側方から光を照射する光源を有しており、(B)導光板が光源における画像表示パネルと対向する部分を覆う光源庇部を有して形成されており、(C)固着部材が光源庇部に当接もしくは一体形成されていることを特徴としている。
第4の態様によって、光源から出射した光を効率よく利用することが可能となる((A)および(B)の特徴を参照)。また、固着部材をより外側に配設することによって、照明装置から面照射される光の照射領域を拡張することが可能となる((C)の特徴を参照)。
本発明によって、画像表示パネルから照明装置を剥離する際、画像表示パネルおよび照明装置に対して応力を加えずに剥離することが可能となるため、画像表示パネルおよび照明装置が破損することを防止するという効果を奏する。また、かかるリペア作業から解放されるという効果を奏する。
また、画像表示装置を廃棄する場合、画像表示パネルと照明装置とを分別して廃棄する必要があるが、本発明は両者の固着を吸着によって行なっているために、解体・分離作業を簡便に行なうことができる。
また、固着部材の照明装置側に形成される吸盤部を排除し、固着部材の厚さを半分程度にすることが可能となるため、画像表示装置に配設された照明装置から画像表示パネルまでの距離が短くなるという効果を奏する。
さらに、従来は固着部材内の一つの層として形成されていた遮光層を固着部材から排除することが可能となり、固着部材の吸盤部を複雑な形状に成形したとしても画像表示パネルに入射される不必要な光を確実に遮光することが可能となるため、画像表示パネルの非表示領域を遮光するために固着部材に遮光部材を含有する必要がなくなるという効果を奏する。
そのうえ、光源から出射した光を効率よく利用することが可能となり、また、固着部材をより外側に配設することによって、照明装置から面照射される光の照射領域を拡張することが可能となるため、照明装置から照射される光の照射効率が向上するという効果を奏する。
以下、図1から図5を用いて本発明の画像表示装置における4つの実施形態を述べる。ここで、図1は、本発明である画像表示装置の第1実施形態を示す斜視図である。また、図2は図1のA−A矢視断面図である。図3は固着部材を部分的に示した部分斜視図である。図4は図3のB−B矢視断面図である。図5は、第2実施形態の導光板を示す斜視図である。図6は図5のC−C矢視断面図である。図7は、第3実施形態の画像表示装置の一部分を図1のA−A矢視断面図のように示した部分断面図である。そして、図8は、第4実施形態の画像表示装置の一部分を図1のA−A矢視断面図のように示した部分断面図である。
(1)第1の実施形態
図1に示すように、第1の実施形態の画像表示装置1は、画像表示パネル2と照明装置11とを固着部材5によって吸着したものを固定枠9に嵌入して形成されている。
画像表示パネル2は、各々に透明電極(図示せず)を有する一対のガラス基板2aおよび2bの間に液晶(図示せず)を封入して形成されている。そして、この画像表示パネル2における照明装置11と対向するガラス基板の非表示領域NDA(画像表示パネル2における照明装置11と対向する面の外周部分(図2参照))には、シート状の遮光部材である遮光シート3が貼付もしくは印刷成形されている。なお、この画像表示パネル2はCOGモジュールとなっているため、一方のガラス基板2b上にICチップ10が搭載されている。
照明装置11は、平板状の導光板4の側方に光源6が配設されることによって形成されている。導光板4には、画像表示パネル2と対向する面(以下、「照射面」という。)に拡散シート7が配設され、その照射面以外の面には反射シート8が対向するように固定枠9内に配設されている。導光板4は、透明アクリル樹脂などの透明性樹脂を用いて形成されている。光源6は、複数の発光ダイオード(点光源)を配列した発光ダイオード列もしくは直線状の冷陰極管(線光源)を用いて形成されている。拡散シート7は、導光板4から出射した光を様々な方向に拡散してその出射方向を均一にするように形成されている。そして、反射シート8は、導光板の照射面以外の面から露光しないように鏡面加工が施されている。
固着部材5はシリコーンゴムなどのゴム弾性を有するエラストマー系樹脂を用いて形成されている。そして、この固着部材5は、図1および図2に示すように、画像表示パネル2と対向する面に形成された吸盤部5aと、照明装置11と対向する面に形成された吸盤部5bとを有している。これら吸盤部5aおよび5bは、図3および図4に示すように、画像表示パネル2もしくは照明装置11と対向する方向に開口部を持つ吸盤状に形成されている。
次に、第1実施形態の作用を説明する。
画像表示パネル2および照明装置11は、固着部材5上に形成された吸盤部5aおよび吸盤部5bによって、吸着している。従来の粘着シートによる固着方法とは異なり、負圧となって吸着している吸盤部5aおよび5bに空気を導入することによって、当該吸盤部5aおよび5bにおいて剥離自在となるため、画像表示装置1に製品不良が発見された場合や画像表示パネル2と照明装置11との間に異物が発見された場合などそれらを剥離する状況が生じた場合に、当該画像表示パネル2のガラス基板2bを破損することなく画像表示パネル2から照明装置11を剥離することが可能となっている。
また、遮光シート3を固着部材5から分離して画像表示パネル2のガラス基板2bの外周部に貼付もしくは印刷形成したことによって、固着部材5の成形に自由度を持たせることが可能となる。例えば、吸盤部5aおよび5bを図3および図4に示すような吸盤状に形成しても、遮光シート3は図1に示すようなガラス基板2bの外周部をもれなく覆うように形成することにより、画像表示パネル2の非表示領域NDAから光が漏れて色むらが生じたり、ICチップ10に露光して画像表示パネル2の誤動作の原因を生じたりすることを防止することが可能となっている。
なお、従来の粘着シートの粘着力と比較すると、固着部材5の吸盤部5aおよび5bによる表示パネル2および照明装置11の固着力は低下するが、固着部材5によって吸着された表示パネル2および照明装置11は、表示装置1の筐体によって表示パネル2および照明装置11を圧縮する方向に狭持されているため、意図せずに剥離することはない。また、第1実施形態の画像表示装置1に限らず、一般的な画像表示装置は必ずその筐体を有しているため、図面に記載されたすべての図において当該筐体の図示を省略している。
(2)第2の実施形態
第2実施形態の画像表示装置1は、図5および図6に示すように、照明装置11の導光板4の一部分に一体成形された固着部材5によって画像表示パネル2を吸着し、それを固定枠9に嵌入して形成されている。
画像表示パネル2は、第1実施形態の画像表示パネル2と同様にして形成されている。
照明装置11は、平板状の導光板4の側方に光源6が配設されることによって形成されている。導光板4には、第1実施形態と同様に、拡散シート7および反射シート8が配設されるようになっている。
図5および図6に示すように、第2実施形態の導光板4は、第1実施形態とは異なり、透明のシリコーンゴムなどのゴム弾性を有するエラストマー系透明樹脂を用いて形成されている。
固着部材5は導光板4の一部分に一体形成されている。この形成部分は、画像表示パネル2におけるガラス基板2bの非表示領域NDAと対向する部分である。そして、この固着部材5は、画像表示パネル2と対向する面に吸盤部5aを有しており、この吸盤部5aは、図5および図6に示すように、画像表示パネル2と対向する方向に開口部を持つ吸盤状に形成されている。
次に、第2実施形態の作用を説明する。
画像表示パネル2および照明装置11は、照明装置11の導光板4に一体成形された固着部材5の吸盤部5aによって、相互に吸着して固定されている。従来の粘着シートによる固着方法とは異なり、吸着している吸盤部5aに空気を導入することによって、当該吸盤部5aにおいて剥離自在になるため、画像表示装置1に製品不良が発見された場合や画像表示パネル2と照明装置11との間に異物が発見された場合などそれらを剥離する状況が生じた場合に、当該画像表示パネル2のガラス基板2bを破損することなく画像表示パネル2から照明装置11を剥離することが可能となっている。
また、固着部材5の吸盤部5aが導光板4に一体成形されていることよって、第1実施形態の固着部材5に形成されていた図4に示すような導光板4側の吸盤部5bを形成する必要がなくなるため、固着部材5の厚さを薄くすることが可能となる。これは、画像表示装置1の薄型化に貢献することとなる。
さらに、第1実施形態と同様、遮光シート3を固着部材5から分離して画像表示パネル2のガラス基板2bの外周部に貼付もしくは印刷形成したことによって、固着部材5の成形に自由度を持たせることが可能となる。
(3)第3の実施形態
第3実施形態の画像表示装置1は、図7に示すように、固着部材5によって画像表示パネル2と照明装置11とを吸着し、それを固定枠9に嵌入して形成されている。
画像表示パネル2は、第1実施形態の画像表示パネル2と同様にして形成されている。
照明装置11は、平板状の導光板4の側方に光源6が配設されることによって形成されている。導光板4には、第1実施形態と同様に、拡散シート7および反射シート8が配設されるようになっている。
第3実施形態の導光板4は、透明のシリコーンゴムなどのゴム弾性を有するエラストマー系透明樹脂を用いて形成されている。そして、図7に示すように、その導光板4の光源側の端部は、光源6と画像表示パネル2との間に延びて介在し、その光源6の上方を覆っている光源庇部4aを有して形成されている。いいかえると、導光板4の光源側端面の上方に、光源側に突出して形成された庇状(つば状)の光源庇部4aが形成されている。
固着部材5は、シリコーンゴムなどのゴム弾性を有するエラストマー系樹脂を用いて形成されている。そして、この固着部材5は、図7に示すように、画像表示パネル2と対向する面に形成された吸盤部5aと、照明装置11と対向する面に形成された吸盤部5bとを有しており、その固着部材5が光源庇部4aに当接している。これら吸盤部5aおよび5bは、図3および図4に示す第1実施形態と同様に、画像表示パネル2および照明装置11と対向する方向に開口部を持つ吸盤状に形成されている。
次に、第3実施形態の作用を説明する。
画像表示パネル2および照明装置11は、固着部材5上に形成された吸盤部5aおよび吸盤部5bによって、相互に吸着している。これによって、当該吸盤部5aおよび5bにおいて剥離自在になるため、画像表示装置1に製品不良が発見された場合や画像表示パネル2と照明装置11との間に異物が発見された場合などそれらを剥離する状況が生じた場合に、当該画像表示パネル2のガラス基板2bを破損することなく画像表示パネル2から照明装置11を剥離することが可能となっている。
また、固着部材5が当接している位置もしくは一体成形されている位置は、光源6の上方(光源6と画像表示パネル2との間)に形成された光源庇部4aであるため、画像表示パネル2の表示領域DAを光源6の配設方向に拡張することが可能となっている。これによって、従来は利用されていなかった部分を積極的に利用し、画像表示パネル2の非表示領域NDAを縮減することが可能となっている。
さらに、第1実施形態と同様、遮光シート3を固着部材5から分離して画像表示パネル2のガラス基板2bの外周部に貼付もしくは印刷形成したことによって、固着部材5の成形に自由度を持たせることが可能となる。
(4)第4の実施形態
第4実施形態の画像表示装置1は、図8に示すように、導光板4と一体形成された固着部材5によって画像表示パネル2を吸着し、それを固定枠9に嵌入して形成されている。
画像表示パネル2は、第1実施形態の画像表示パネル2と同様にして形成されている。
照明装置11は、平板状の導光板4の側方に光源6が配設されることによって形成されている。導光板4には、第1実施形態と同様に、拡散シート7および反射シート8が配設されるようになっている。
第4実施形態の導光板4は、透明のシリコーンゴムなどのゴム弾性を有するエラストマー系透明樹脂を用いて形成されている。そして、図8に示すように、その導光板4の光源側の端部は、光源6と画像表示パネル2との間に延びて介在し、その光源6の上方を覆っている光源庇部4aを有して形成されている。いいかえると、導光板4の光源側端面の上方に、光源側に突出して形成された庇状(つば状)の光源庇部4aが形成されている。
固着部材5は、図8に示すように、第2実施形態と同様、画像表示パネル2と対向する面に形成された吸盤部5aを有しており、それが光源庇部4aに一体形成されている。この吸盤部5aは、図5および図6に示す第2実施形態と同様に、画像表示パネル2と対向する方向に開口部を持つ吸盤状に形成されている。
次に、第4実施形態の作用を説明する。
画像表示パネル2および照明装置11は、導光板4の光源庇部4aに一体成形された固着部材5の吸盤部5aによって、相互に吸着している。これによって、当該吸盤部5aにおいて剥離自在になるため、画像表示装置1に製品不良が発見された場合や画像表示パネル2と照明装置11との間に異物が発見された場合などそれらを剥離する状況が生じた場合に、当該画像表示パネル2のガラス基板2bを破損することなく画像表示パネル2から照明装置11を剥離することが可能となっている。
また、固着部材5が導光板4の光源庇部4aと一体成形されているため、第2実施形態と同様、固着部材5の厚さを薄くすることが可能となる。これは、画像表示装置1の薄型化に貢献することとなる。
さらに、固着部材5が一体成形されている位置は、光源6の上方(光源6と画像表示パネル2との間)に形成された光源庇部4aであるため、画像表示パネル2の表示領域DAを光源6の配設方向に拡張することが可能となっている。これによって、従来は利用されていなかった部分を積極的に利用し、画像表示パネル2の非表示領域NDAを縮減することが可能となっている。
そのうえ、第1実施形態と同様、遮光シート3を固着部材5から分離して画像表示パネル2のガラス基板2bの外周部に貼付もしくは印刷形成したことによって、固着部材5の成形に自由度を持たせることが可能となる。
すなわち、第1から第4の実施形態によって、画像表示パネル2と照明装置11との間にある固着部材5が剥離自在になっているため、画像表示パネル2のガラス基板2bが破損したり、ガラス基板2bに固着した従来の粘着シートの一部分を取り除く作業を生じたりすることを防止するという効果を奏する。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明である画像表示装置の第1実施形態を示す斜視図 図1のA−A矢視断面図 固着部材を部分的に示した部分斜視図 図3のB−B矢視断面図 第2実施形態の導光板を示す斜視図 図5のC−C矢視断面図 第3実施形態の画像表示装置の一部分を図1のA−A矢視断面図のように示した部分断面図 第4実施形態の画像表示装置の一部分を図1のA−A矢視断面図のように示した部分断面図
符号の説明
1 画像表示装置
2 画像表示パネル
2a、2b ガラス基板
3 遮光シート(遮光部材)
4 導光板
4a 光源庇部
5 固着部材
5a、5b 吸盤部
6 光源
7 拡散シート
8 反射シート
9 固定枠
10 ICチップ
DA 表示領域
NDA 非表示領域

Claims (4)

  1. 導光板から光を面照射する照明装置と、
    前記光を透過もしくは遮断して画像を表示する画像表示パネルと、
    前記照明装置と前記画像表示パネルとを固定する固着部材と
    を有する画像表示装置であって、
    前記固着部材は、前記照明装置および/または前記画像表示パネルに着脱可能に吸着する吸盤部を有している
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記固着部材は、前記導光板の表面上の一部分に一体形成されている請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記画像表示パネルは、前記画像表示パネルにおける照明装置と対向する面の外周部分に遮光部材を有している請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記照明装置は、前記導光板の側方から光を照射する光源を有しており、
    前記導光板は、前記光源における前記画像表示パネルと対向する部分を覆う光源庇部を有して形成されており、
    前記固着部材は、前記光源庇部に当接もしくは一体形成されている
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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