JP2006227116A - Development device, image forming device and process cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等に用いられる現象装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関し、さらに詳しくは、非磁性の円筒体に担持された現像剤を、感光体と非磁性の円筒体とが間隙をもって対向する現像領域に搬送し、該感光体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置に関する。また、本発明は、かかる現像装置を有する画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。 The present invention relates to a phenomenon apparatus, an image forming apparatus, and a process cartridge used for a copying machine, a facsimile machine, a printer, and the like, and more specifically, a developer carried on a nonmagnetic cylinder, and a photosensitive member and a nonmagnetic cylinder. The present invention relates to a developing device that forms a toner image by developing an electrostatic latent image on the photosensitive member. The present invention also relates to an image forming apparatus and a process cartridge having such a developing device.
複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置には、種々の現像装置100(例えば、特許文献1ないし3参照)が用いられる。この種の現像装置100は、図13及び図14に示すように、現像剤101を感光体ドラム102と対向する現像領域103に搬送し、感光体ドラム102上に形成された静電潜像を現像剤101により現像してトナー像を形成する現像ローラ104を備えている。
Various image forming apparatuses such as copying machines, facsimile machines, and printers use various developing devices 100 (see, for example,
この現像ローラ104は、円筒状に形成された現像スリーブ105と、前記現像スリーブ105内に収容されかつ、当該現像スリーブ105の表面に現像剤101の穂立ちを生じさせるように磁界を形成するマグネットローラ106を備えている。この現像ローラ104には、現像剤101の穂立ちの際、現像剤101の磁性キャリアがマグネットローラ106で生じる磁力線に沿うように現像スリーブ105上に穂立ちすると共に、この穂立ちした磁性キャリアに現像剤101のトナーが付着する。
The developing
また、この種の現像装置100は、図15に示すように、前述した現像剤101を収容する収容槽107と、この収容槽107内の現像剤101を攪拌するスクリュー形状の攪拌スクリュー108と、現像ローラ104に汲み上げられた現像剤101の量を均一化する規制ブレード109(図13及び図14に示す)と、を備えている。図13及び図14に示された現像装置100は、収容槽107と攪拌スクリュー108をそれぞれ一対備えている。
Further, as shown in FIG. 15, this type of developing
この現像装置100内の現像剤101は、図15中の矢印Kで示すように、収容槽107内を移動する。現像ローラ104から離れた側の一方の収容槽107aの一端部から補給されたトナーは、攪拌スクリュー108により、該一方の収容槽107aの他端部まで攪拌スクリュー108の軸方向に沿って搬送されながら、現像剤101と攪拌される。そして、現像剤101は、一方の収容槽107aの他端部から現像ローラ104寄りの他方の収容槽107b内に移動する。
The
現像ローラ104寄りの他方の収容槽107bに移った現像剤101は、現像ローラ104の磁力により現像スリーブ105の表面に汲み上げられる(現像スリーブ105の表面に付着する)。その後、現像剤101は、規制ブレード109にて量が均一化された後に、感光体ドラム102と現像ローラ104とが間隔をあけて対向する現像領域103へと搬送される。現像剤101は、感光体ドラム102上に形成された静電潜像を現像して、トナー像を形成する。
The
図14に示す現像装置100は、現像ローラ104の下側に規制ブレード109を設け、現像ローラ104の上側で、現像した際に残った現像剤101の剤離れを行う。図13に示す現像装置100は、現像ローラ104の上側又は横側に規制ブレード109を設け、現像ローラ104の下側で、現像した際に残った現像剤101の剤離れを行う。現像装置100は、感光体ドラム102等の他のユニットのレイアウトによって、前述した図13と図14に示されたものが使い分けられている。
しかしながら、上述した現像装置100を備えた画像形成装置は、写真などの面積率の比較的大きな画像を印刷する際に、テキスト文章などの面積率の比較的小さい画像を印刷する際と比べ、濃度ムラが目立つという問題があった。
However, the image forming apparatus provided with the developing
面積率の大きい単色の画像111では、例えば、図16に示すように、通紙方向に対して斜め方向の濃度ムラ(以下、スクリュピッチムラと呼ぶ)112が縞状に発生して、美観が損なわれることがある。図16において、比較的密の平行斜線で示す部分113は、比較的濃く、比較的粗の平行斜線で示す部分114は、比較的薄い。
In the
また、面積率の大きい単色の画像115では、例えば、図17に示すように、通紙方向と平行に延びた白縦筋が現れる濃度ムラ(以下、縦筋と呼ぶ)116が発生して、美観が損なわれることがある。図17において、平行斜線で示す部分117が濃く、符号118で示す部分が白い縦筋となっている。
Further, in the
また、面積率の大きなカラー画像では、各色の前述したスクリュピッチムラ112や縦筋116などの濃度ムラが色相のズレとなって現れる。例えばデザイン系の職業などの一般的に市場においては、このような面積率の大きな画像111,115を取り扱うことがあり、縞状の濃度ムラによって商品価値を著しく低減してしまう。
Further, in a color image having a large area ratio, density unevenness such as the above-described
スクリュピッチムラ112や縦筋116などの濃度ムラは、近年の高画質化を狙った磁性キャリアの小粒径化に伴い発生率が高い。前述したスクリュピッチムラ112のピッチは、図18に示すように、現像装置100内の攪拌スクリュー108のピッチと等しい。例えば、図18では、攪拌スクリュー108の山に対応する箇所が薄く、谷に対応する箇所が濃い場合を示している。
Concentration unevenness such as the
スクリュピッチムラ112や縦筋116などの濃度ムラは、現像ローラ104の現像剤汲み上げ性が低い場合(現像ローラ104に付着する現像剤101の量が少ない場合)や、現像ローラ104から離脱した現像済みでかつトナーの濃度の低い現像剤101が攪拌スクリュー108で攪拌されずに直ちに現像ローラ104に吸着する場合に発生しやすいこともわかっている。
The density unevenness such as the
攪拌スクリュー108上を移動する現像剤101が攪拌スクリュー108の山で高く谷で低いため、現像ローラ104の現像剤101の汲み上げ性が低いと、攪拌スクリュー108の谷からの現像剤101の汲み上げ量が少なくなり過ぎる。このとき、規制ブレード109を通過する現像剤101の量が少ないため、画像の濃度が薄くなり、前述したスクリュピッチムラ112などの濃度ムラが発生するという問題があった。
Since the
攪拌スクリュー108上を移動する現像剤101が攪拌スクリュー108の山で高く谷で低いため、現像ローラ104から離脱して攪拌スクリュー108の谷に落下した現像済みの現像剤101は、現像ローラ104から離れているため、直ちに現像ローラ104に付着しない。
Since the
一方、現像ローラ104から離脱して攪拌スクリュー108の山に落下した現像済みの現像剤101は、図19ないし図21に示すように、現像ローラ104に近いため、直ちに現像ローラ104に付着してしまう。なお、図19及び図20中の点線は、マグネットローラ106の法線方向の磁束密度を示している。また、図21中の一点鎖線は、マグネットローラ106の法線方向の磁気力を示している。
On the other hand, the
このため、現像ローラ104の攪拌スクリュー108の山に相対する箇所では、現像済みの現像剤101が現像ローラ104の外表面から離脱することなく、再度、感光体ドラム102上に形成された静電潜像の現像に用いられる。このように、特に、現像ローラ104の攪拌スクリュー108の山に相対する箇所から現像済みの現像剤が離脱しにくいために、前述したスクリュピッチムラ112などの濃度ムラが発生するという問題があった。
For this reason, the
このような問題を解決するために、前述した特許文献1に示された現像装置100では、現像剤101の量と現像ローラ104のマグネットローラ106の磁束密度分布を規定してスクリュピッチムラ112などの濃度ムラを減少させることを試みている。
In order to solve such a problem, in the developing
また、前述した特許文献2に示された現像装置100では、現像ローラ104のマグネットローラ106の法線方向の磁界の強さが最大値となる位置を規定してスクリュピッチムラ112などの濃度ムラを減少させることを試みている。さらに、前述した特許文献3に示された現像装置100では、攪拌スクリュー108の寸法を規制することにより、スクリュピッチムラ112などの濃度ムラの低減を図っている。
Further, in the developing
前述した特許文献1ないし特許文献3に示された現像装置100は、現像ローラ104から離脱した現像剤101が直ちに現像ローラ104に付着することを防止できない。したがって、前述した特許文献1ないし特許文献3に示された現像装置100は、現像ローラ104の攪拌スクリュー108の山に相対する箇所から現像済みの現像剤101を確実に離脱させることが困難で、前述したスクリュピッチムラ112などの濃度ムラを完全に消せないという問題があった。
The developing
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、スクリュピッチムラなどの濃度ムラの無い均一の画像を得ることができる現像装置、かかる現像装置を有するプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above background, and provides a developing device capable of obtaining a uniform image without unevenness in density such as screw pitch unevenness, a process cartridge having such a developing device, and an image forming apparatus. It is intended to provide.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の現像装置は、マグネットローラの固定磁極として、上記マグネットローラを内包する非磁性の円筒体に現像剤の収容槽内から現像剤を吸引する現像剤汲上げ磁極と、上記円筒体に吸引された上記現像剤のトナーを感光体に受け渡す現像磁極と、が少なくとも設けられ、且つ、上記現像磁極から上記現像剤汲上げ磁極に至る間に、現像済みの現像剤を上記円筒体の外表面から上記収容槽内に向かって剥取る現像剤剥取り領域が、非磁性の上記円筒体の外表面に設けられた現像装置において、非磁性体で構成されかつ上記円筒体の回転中心と平行な軸芯周りに回転する回転部材が、上記円筒体の外表面の上記現像剤剥取り領域に相対するように設けられていることを特徴としている。
In order to achieve the above object, the developing device according to
請求項2に記載の現像装置は、請求項1に記載の現像装置において、上記回転部材が、上記円筒体と同一方向に回転することを特徴としている。 A developing device according to a second aspect is the developing device according to the first aspect, wherein the rotating member rotates in the same direction as the cylindrical body.
請求項3に記載の現像装置は、請求項1又は請求項2に記載の現像装置において、上記回転部材が、円筒状又は円柱状に形成され、外表面の表面粗さが10μm以上であることを特徴としている。
The developing device according to
請求項4に記載の現像装置は、請求項1又は請求項2に記載の現像装置において、上記回転部材が、上記円筒体の回転中心と平行な軸部と、上記軸部の外表面から外周方向に延びた羽根部と、を備えたことを特徴としている。 According to a fourth aspect of the present invention, in the developing device according to the first or second aspect, the rotating member includes a shaft portion parallel to the rotation center of the cylindrical body, and an outer periphery from the outer surface of the shaft portion. And a blade portion extending in the direction.
請求項5に記載の現像装置は、請求項4に記載の現像装置において、上記羽根部が、可撓性を有する材料で構成されて、上記現像剤剥取り領域に摺接するように設けられていることを特徴としている。 A developing device according to a fifth aspect is the developing device according to the fourth aspect, wherein the blade portion is made of a flexible material so as to be in sliding contact with the developer stripping region. It is characterized by being.
請求項6に記載の現像装置は、請求項5に記載の現像装置において、上記羽根部の上記現像剤剥取り領域に摺接する端部がブラシ状に仕上げられていることを特徴としている。 A developing device according to a sixth aspect is the developing device according to the fifth aspect, wherein an end portion of the blade portion that is in sliding contact with the developer stripping region is finished in a brush shape.
請求項7に記載の現像装置は、請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の現像装置において、上記現像剤汲上げ磁極と、上記現像剤汲上げ磁極に隣接して該現像剤汲上げ磁極と協働して上記現像剤剥取り領域を形成する隣接磁極と、を互いに同極となるように設けて、これらの磁極の間に、上記現像剤汲上げ磁極及び上記隣接磁極と異極となる磁極を形成することを特徴としている。
The developing device according to
請求項8に記載の現像装置は、請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の現像装置において、上記現像剤汲上げ磁極と、上記現像剤汲上げ磁極に隣接して該現像剤汲上げ磁極と協働して上記現像剤剥取り領域を形成する隣接磁極と、を互いに同極となるように設けるとともに、これらの磁極の間に、上記現像剤汲上げ磁極及び上記隣接磁極と同極又は異極となる磁極を設けたことを特徴としている。
The developing device according to
請求項9に記載の現像装置は、請求項1ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の現像装置において、上記マグネットローラの固定磁極として、上記現像済みの現像剤を上記収容槽まで搬送する搬送磁極が、上記現像磁極から上記現像剤汲上げ磁極に至る間に少なくとも1つ設けられているとともに、上記現像剤剥取り領域が、少なくとも一つの搬送磁極のうち最も上記現像剤汲上げ磁極寄りの搬送磁極と上記現像剤汲み上げ磁極に至る間に設けられていることを特徴としている。 A developing device according to a ninth aspect is the developing device according to any one of the first to eighth aspects, wherein the developed developer is conveyed to the storage tank as a fixed magnetic pole of the magnet roller. And at least one transporting magnetic pole is provided between the developing magnetic pole and the developer pumping magnetic pole, and the developer stripping region is the most of the developer pumping magnetic pole among at least one transporting magnetic pole. It is characterized in that it is provided between the close conveyance magnetic pole and the developer pumping magnetic pole.
請求項10に記載の現像装置は、請求項1ないし請求項9のうちいずれか一項に記載の現像装置において、上記トナーの平均粒径が3μm以上でかつ7μm以下であることを特徴としている。 A developing device according to a tenth aspect is the developing device according to any one of the first to ninth aspects, wherein an average particle size of the toner is 3 μm or more and 7 μm or less. .
請求項11に記載の現像装置は、請求項10に現像装置において、上記トナーが、乳化重合法又は懸濁重合法により製造された球状の微粒子であることを特徴としている。 The developing device according to an eleventh aspect is characterized in that, in the developing device according to the tenth aspect, the toner is spherical fine particles produced by an emulsion polymerization method or a suspension polymerization method.
請求項12に記載のプロセスカートリッジは、現像装置を少なくとも有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置として、請求項1ないし請求項11のうちいずれか一項に記載の現像装置を有することを特徴としている。 A process cartridge according to a twelfth aspect is characterized in that in the process cartridge having at least a developing device, the developing device according to any one of the first to eleventh aspects is provided as the developing device.
請求項13に記載の画像形成装置は、感光体と、帯電装置と、現像装置と、を少なくとも有する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1ないし請求項11のうちいずれか一項に記載の現像装置を有することを特徴としている。 An image forming apparatus according to a thirteenth aspect is the image forming apparatus including at least a photoconductor, a charging device, and a developing device, and the developing device is any one of the first to eleventh aspects. It has the developing device described.
請求項1に記載の現像装置においては、現像剤剥取り領域に回転部材を相対させている。このため、現像剤剥取り領域から現像済みの現像剤を確実に剥ぎ取ることができる。また、現像剤剥取り領域即ち非磁性の円筒体から離脱した現像剤が、回転部材によって、直ちに非磁性の円筒体に付着することが防止される。このため、現像済みの現像剤が、非磁性の円筒体から離脱することなく、再度、感光体の静電潜像の現像に用いられることを防止できる。したがって、スクリュピッチムラなどの濃度ムラの発生を防止でき、均一で高品質な画像を得ることができる。 In the developing device according to the first aspect, the rotating member is opposed to the developer stripping region. For this reason, the developed developer can be reliably peeled off from the developer stripping area. Further, the developer detached from the developer stripping area, that is, the non-magnetic cylinder is prevented from immediately adhering to the non-magnetic cylinder by the rotating member. For this reason, it is possible to prevent the developed developer from being used again for developing the electrostatic latent image on the photosensitive member without detaching from the non-magnetic cylindrical body. Accordingly, it is possible to prevent density unevenness such as screw pitch unevenness and to obtain a uniform and high-quality image.
回転部材が、円筒体の回転中心と平行な軸芯周りに回転するので、現像剤剥取り領域即ち非磁性の円筒体から離脱した現像剤が直ちに非磁性の円筒体に付着することを防止できる。 Since the rotating member rotates around an axis parallel to the rotation center of the cylindrical body, it is possible to prevent the developer detached from the developer peeling area, that is, the nonmagnetic cylindrical body from immediately attaching to the nonmagnetic cylindrical body. .
請求項2に記載の現像装置においては、回転部材が、円筒体と同一方向に回転するので、現像剤剥取り領域即ち非磁性の円筒体から離脱した現像剤が直ちに非磁性の円筒体に付着することを防止できるとともに、現像剤剥取り領域から現像済みの現像剤を確実に剥ぎ取ることができる。
In the developing device according to
請求項3に記載の現像装置においては、回転部材の外表面の表面粗さが10μm以上であるので、回転部材の外表面における摩擦力が高くなる。このため、回転部材は、円筒体の外表面に付着した現像済みの現像剤を外表面に確実に付着させることができ、現像剤剥取り領域から現像済みの現像剤をより確実に剥ぎ取ることができる。 In the developing device according to the third aspect, since the surface roughness of the outer surface of the rotating member is 10 μm or more, the frictional force on the outer surface of the rotating member is increased. Therefore, the rotating member can reliably adhere the developed developer attached to the outer surface of the cylindrical body to the outer surface, and more reliably remove the developed developer from the developer peeling area. Can do.
請求項4に記載の現像装置においては、回転部材が、軸部と羽根部とを備えた所謂羽根車となっている。このため、回転部材は、羽根部で現像剤剥取り領域から現像済みの現像剤を確実に剥ぎ取ることができる。 In the developing device according to the fourth aspect, the rotating member is a so-called impeller having a shaft portion and a blade portion. For this reason, the rotating member can reliably peel off the developed developer from the developer stripping region at the blade portion.
請求項5に記載の現像装置においては、現像剤剥取り領域に回転部材の羽根部を摺接されているので、現像剤剥取り領域から現像済みの現像剤を確実に剥ぎ取ることができる。 In the developing device according to the fifth aspect, since the blade portion of the rotating member is slidably contacted with the developer peeling area, the developed developer can be surely peeled from the developer peeling area.
また、回転部材の羽根部を可撓性のものにしたことにより、該羽根部と非磁性の円筒体との接触圧が平準化される。このため、現像済みの現像剤の機械的剥取り作用自体が、非磁性の円筒体の全長に亘って、一様に働くという効果が奏される。また、羽根部が可撓性を有するので、摩擦力等で残留した現像済みの現像剤を現像剤剥取り領域から剥ぎ取ることができる。 Further, by making the blade portion of the rotating member flexible, the contact pressure between the blade portion and the non-magnetic cylindrical body is leveled. For this reason, the mechanical stripping action of the developed developer itself works uniformly over the entire length of the nonmagnetic cylindrical body. Further, since the blade portion has flexibility, the developed developer remaining due to frictional force or the like can be peeled off from the developer stripping area.
請求項6に記載の現像装置においては、回転部材の羽根部の非磁性の円筒体と摺接する端部をブラシ状ないし櫛歯状にしたことにより、低い接触圧でも、現像済みの現像剤の拭い取り・清掃作用が確保できるので、現像剤の劣化を抑制できるという効果が奏される。
In the developing device according to
また、現像剤剥取りブレードの非磁性の円筒体と摺接する端部をブラシ状ないし櫛歯状にしたことにより、非磁性の円筒体の外表面に凹凸(溝など)があっても、該円筒体の外表面から現像済みの現像剤を確実に離脱させることができる。 Further, the end portion of the developer stripping blade that is in sliding contact with the non-magnetic cylinder is made into a brush shape or a comb-like shape, so that even if the outer surface of the non-magnetic cylinder has irregularities (grooves, etc.) The developed developer can be reliably released from the outer surface of the cylindrical body.
請求項7に記載の現像装置においては、現像剤汲上げ磁極と隣接磁極との間にこれらと異極の磁極を形成しているので、非磁性の円筒体の外表面上に現像剤剥取り領域を確実に
形成することができる。
In the developing device according to
請求項8に記載の現像装置においては、現像剤汲上げ磁極と隣接磁極との間にこれらと異極又は同極の磁極を設けているので、非磁性の円筒体の外表面上に現像剤剥取り領域を確実に形成することができる。
In the developing device according to
請求項9に記載の現像装置においては、現像磁極と現像剤汲上げ磁極との間に少なくとも搬送磁極を一つ設けているので、現像済みの現像剤を現像磁極から現像剤剥取り領域まで確実に搬送できる。また、現像剤剥取り領域を、現像剤汲上げ磁極と搬送磁極とで形成するので、現像剤剥取り領域を形成するための専用の磁極を設ける必要がない。したがって、マグネットローラなどの小型化を図ることができる。 In the developing device according to the ninth aspect, since at least one conveying magnetic pole is provided between the developing magnetic pole and the developer pumping magnetic pole, the developed developer can be reliably transferred from the developing magnetic pole to the developer peeling area. Can be transported. Further, since the developer stripping area is formed by the developer pumping magnetic pole and the transport magnetic pole, it is not necessary to provide a dedicated magnetic pole for forming the developer stripping area. Therefore, it is possible to reduce the size of the magnet roller or the like.
請求項10に記載の現像装置においては、現像剤のトナーの平均粒径が7μm以下に選定されたことにより、粒状度に優れ、かつスクリュピッチムラの無い優れた画像を得ることができる。 In the developing device according to the tenth aspect, when the average particle diameter of the toner of the developer is selected to be 7 μm or less, an excellent image having excellent granularity and no screw pitch unevenness can be obtained.
請求項11記載の発明によれば、トナーが乳化重合法又は懸濁重合法によるものに選定されたことにより、トナーの球形度が良好であるので、画像上に残留する濃度ムラが視認的に改善されるという効果が奏される。 According to the eleventh aspect of the invention, since the toner is selected from the emulsion polymerization method or the suspension polymerization method, the sphericity of the toner is good, so that the density unevenness remaining on the image is visually recognized. The effect that it is improved is produced.
請求項12に記載のプロセスカートリッジにおいては、請求項1ないし請求項11のうちいずれか一項に記載の現像装置を有しているため、粒状度に優れ、かつスクリュピッチムラの無い優れた画像を得られるプロセスカートリッジを提供することができる。
Since the process cartridge according to
請求項13に記載の画像形成装置においては、請求項1ないし請求項11のうちいずれか一項に記載の現像装置を用いているため、粒状度に優れ、かつスクリュピッチムラの無い優れた画像形成装置を提供することができる。
In the image forming apparatus according to
以下、本発明の第1の実施形態を、図1ないし図7に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の要部を示す断面図である。図2は、図1に示された画像形成装置の本発明の第1の実施形態にかかる現像装置の断面図である。図3は、図2中のA−B−C−D線に沿う断面図である。図4は、図2に示された現像装置の要部を示す斜視図である。図5は、図2に示された現像装置の動作状況を示す説明図である。 A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part of the image forming apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a sectional view of the developing device according to the first embodiment of the present invention of the image forming apparatus shown in FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line ABCD in FIG. FIG. 4 is a perspective view showing a main part of the developing device shown in FIG. FIG. 5 is an explanatory diagram showing an operation state of the developing device shown in FIG.
画像形成装置1は、図1に示すように、装置本体2(図1に一部のみ示す)と、給紙ローラ3と、転写部材4と、定着装置5と、図示しないレーザ書き込み装置と、プロセスカートリッジ6とを少なくとも備えている。
As shown in FIG. 1, the
装置本体2は、例えば、箱状に形成され、フロア上などに設置される。装置本体2は、給紙ローラ3と、転写部材4と、定着装置5と、レーザ書き込み装置と、プロセスカートリッジ6とを収容している。給紙ローラ3は、転写材としての記録紙7を転写部材4と後述する感光体ドラム8との間に送り出す。
The apparatus
転写部材4は、無端状のベルトであり、後述の感光体ドラム8の接線方向に往動する。転写部材4は、給紙ローラ3から繰り出された記録紙7を感光体ドラム8の外表面に押し付けて、感光体ドラム8上のトナー像を記録紙7に転写する。転写部材4は、トナー像を転写した記録紙7を定着装置5に向けて送り出す。定着装置5は、転写部材4から送られた記録紙7を押圧加熱することで、感光体ドラム8から記録紙7上に転写されたトナー像を、該記録紙7に定着させる。レーザ書き込み装置は、後述の帯電ローラ9により一様に帯電された感光体ドラム8の外表面にレーザ光10を照射して、静電潜像を形成する。
The
プロセスカートリッジ6は、装置本体2に着脱自在である。プロセスカートリッジ6は、カートリッジケース11と、帯電装置としての帯電ローラ9と、感光体(像担持体ともいう)としての感光体ドラム8と、クリーニング装置としてのクリーニングブレード12と、現像装置13と、を備えている。このため、画像形成装置1は、帯電ローラ9と、感光体ドラム8と、クリーニングブレード12と、現像装置13と、を少なくとも備えている。
The
カートリッジケース11は、装置本体2に着脱自在で、かつ帯電ローラ9と、感光体ドラム8と、クリーニングブレード12と、現像装置13と、を収容している。帯電ローラ9は、感光体ドラム8の外表面を一様に帯電する。感光体ドラム8は、現像装置13の後述する現像ローラ15と間隔をあけて配されている。感光体ドラム8は、軸芯を中心として回転自在な円柱状又は円筒状に形成されている。感光体ドラム8は、レーザ書き込み装置により、外表面上に静電潜像が形成される。感光体ドラム8は、外表面上に形成されかつ担持する静電潜像にトナーが付着して現像し、こうして得られたトナー像を転写部材4との間に位置付けられた記録紙7に転写する。クリーニングブレード12は、記録紙7にトナー像を転写した後に、感光体ドラム8の外表面に残留した転写残トナーを除去する。
The
現像装置13は、図1ないし図3に示すように、現像剤供給部14と、ケース27と、現像剤担持体としての現像ローラ15と、規制部材としての規制ブレード16と、再付着防止部材としての回転部材28とを少なくとも備えている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the developing
現像剤供給部14は、収容槽17と、攪拌部材としての一対の攪拌スクリュー18と、を備えている。収容槽17は、感光体ドラム8と長さが略等しい箱状に形成されている。また、収容槽17内には、該収容槽17の長手方向に沿って延びた仕切壁19が設けられている。仕切壁19は、収容槽17内を第1空間20と、第2空間21とに区画している。また、第1空間20と第2空間21とは、両端部22,23,24,25が互いに連通している。
The
収容槽17は、第1空間20と第2空間21との双方に現像剤26(図5に示す)を収容する。現像剤26は、トナーと、磁性キャリア(磁性粉ともいう)とからなる。トナーは、第1空間20と、第2空間21とのうち現像ローラ15から離れた側の第1空間20の一端部23に、適宜供給される。トナーは、乳化重合法又は懸濁重合法により製造された球状の微粒子である。なお、トナーは、種々の染料又は顔料を混入・分散した合成樹脂で構成される塊を粉砕して得られても良い。トナーの平均粒径は、3μm以上でかつ7μm以下である。磁性キャリアは、第1空間20と第2空間21との双方に収容されている。磁性キャリアの粒径は、20μm以上でかつ50μm以下である。
The
攪拌スクリュー18は、第1空間20と第2空間21それぞれに収容されている。攪拌スクリュー18の長手方向は、収容槽17、現像ローラ15及び感光体ドラム8の長手方向と平行である。攪拌スクリュー18は、軸芯周りに回転自在に設けられており、軸芯周りに回転することで、トナーと磁性キャリアとを攪拌するとともに、該軸芯に沿って現像剤26を搬送する。
The stirring
図示例では、第1空間20内の攪拌スクリュー18は、現像剤26を前述した一端部23から他端部25に向けて搬送する。第2空間21内の攪拌スクリュー18は、現像剤26を他端部24から一端部22に向けて搬送する。
In the illustrated example, the stirring
前述した構成によれば、現像剤供給部14は、第1空間20の一端部23に供給されたトナーを、磁性キャリアと攪拌しながら、他端部25に搬送し、この他端部25から第2空間21の他端部25に搬送する。そして、現像剤供給部14は、第2空間21内でトナーと磁性キャリアとを攪拌し、軸芯方向に搬送しながら、現像ローラ15の外表面に供給する。
According to the above-described configuration, the
ケース27は、箱状に形成され、前述した現像剤供給部14の収容槽17に取り付けられて、該収容槽17とともに、現像ローラ15などを覆う。また、ケース27の感光体ドラム8と相対する部分には、開口部27aが設けられている。
The
現像ローラ15は、円柱状に形成され、第2空間21と、感光体ドラム8との間でかつ前述した開口部27aの近傍に設けられている。現像ローラ15は、感光体ドラム8と収容槽17との双方と平行である。現像ローラ15は、感光体ドラム8と間隔をあけて配されている。現像ローラ15と感光体ドラム8との間の空間は、現像剤26のトナーを感光体ドラム8に付着させて、静電潜像を現像してトナー像を得る現像領域31をなしている。現像領域31では、現像ローラ15と感光体ドラム8とが相対する。
The developing
現像ローラ15は、図2及び図3に示すように、芯金29と、円筒状のマグネットローラ(磁石体ともいう)33と、非磁性の円筒体としての円筒状の現像スリーブ32とを備えている。芯金29は、長手方向が感光体ドラム8の長手方向と平行に配され、前述したケース27に回転することなく固定されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the developing
マグネットローラ33は、磁性体からなる円筒状のローラ本体34と、該ローラ本体34に取り付けられた複数の固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4とを備えている。ローラ本体34即ちマグネットローラ33は、芯金29の外周に軸芯回りに回転することなく固定されている。ローラ本体34には、複数の磁極取付溝35が設けられている。磁極取付溝35は、ローラ本体34の外表面から凹でかつ該ローラ本体34即ちマグネットローラ33の軸芯(長手)方向に沿って直線状に延びている。
The
固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4は、長尺で棒状の磁石であり、前述した磁極取付溝35内に挿入されて、前記ローラ本体34に取り付けられている。即ち、固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4は、マグネットローラ33則ち現像ローラ15の長手方向に沿って延びており、該マグネットローラ33の全長に亘って設けられている。前述した構成のマグネットローラ33は、現像スリーブ32内に収容されている(内包されている)。
The fixed magnetic poles N1, S1, N2, S2, N3, S3, and N4 are long and rod-shaped magnets that are inserted into the magnetic
固定磁極N1は、本明細書に記した現像剤汲み上げ磁極であり、前述した攪拌スクリュー18と相対している。固定磁極N1は、N極性を有しており、現像スリーブ32即ち現像ローラ15の外表面上に磁気力を生じて、収容槽17の第2空間21内の現像剤26を現像スリーブ32の外表面に吸引する。
The fixed magnetic pole N1 is a developer pumping magnetic pole described in the present specification, and is opposed to the agitating
固定磁極S3は、本明細書に記した現像磁極であり、前述した感光体ドラム8と相対している。固定磁極S3は、S極性を有しており、現像スリーブ32即ち現像ローラ15の外表面上に磁気力を生じて、現像スリーブ32と感光体ドラム8との間に磁界を形成する。固定磁極S3は、該磁界によって磁気ブラシを形成することで、現像スリーブ32の外表面に吸引された現像剤26のトナーを感光体ドラム8に受け渡すようになっている。
The fixed magnetic pole S3 is the developing magnetic pole described in the present specification, and is opposed to the
前述した固定磁極N1,S3間でかつ前記固定磁極S3より後述の矢印Gの上流側に設けられた複数の固定磁極S1,N2,S2,N3は、現像前の現像剤26を搬送する現像前搬送磁極である。これらの固定磁極S1,N2,S2,N3は、現像剤汲み上げ磁極としての固定磁極N1側から順に、S極性、N極性、S極性、N極性を有しており、現像スリーブ32即ち現像ローラ15の外表面上に磁気力を生じて、現像前の現像剤26を感光体ドラム8に向けて搬送する。また、一つの固定磁極S2は、規制ブレード16と対向する位置に配されている。この一つの固定磁極S2は、規制ブレード16と協働して、現像スリーブ32の外表面上の現像剤26の厚さを所定の厚さに保つ。
A plurality of fixed magnetic poles S1, N2, S2, and N3 provided between the above-described fixed magnetic poles N1 and S3 and upstream of the arrow G, which will be described later, from the fixed magnetic pole S3 are before the development for transporting the
前述した固定磁極N1,S3間でかつ前記固定磁極S3より矢印Gの下流側に設けられた固定磁極N4は、現像済みの現像剤26(以下、符号26aで示す)を搬送する本明細書に記した搬送磁極である。この固定磁極N4は、N極性を有しており、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1との間に反発磁界を発生して、現像スリーブ32即ち現像ローラ15の外表面上に現像スリーブ32上から現像済みの現像剤26を収容槽17に向かって剥取る現像剤剥取り領域Rを形成する。即ち、固定磁極N4は、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1に隣接して、該固定磁極N1と協働して、現像剤剥取り領域Rを形成する。現像剤剥取り領域Rは、現像磁極としての固定磁極S3から現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1に至る間の現像スリーブ32の外表面上に設けられている。
The fixed magnetic pole N4 provided between the fixed magnetic poles N1 and S3 and on the downstream side of the arrow G from the fixed magnetic pole S3 conveys developed developer 26 (hereinafter denoted by reference numeral 26a) in this specification. It is the conveyance magnetic pole described. The fixed magnetic pole N4 has an N polarity, generates a repulsive magnetic field with the fixed magnetic pole N1 as a developer pumping magnetic pole, and develops the developing
現像剤剥取り領域Rは、図6に示すように、例えば磁束密度が5mT(ミリテスラ)程度の弱い磁気力が発生した領域であり、現像スリーブ32の外表面に付着した現像済みの現像剤26aがその自重などにより現像スリーブ32の外表面から離脱する領域である。このように、本明細書では、弱い磁気力が発生して、現像済みの現像剤26aがその自重などにより現像スリーブ32の外表面から離脱する領域を、現像剤剥取り領域Rと呼ぶ。また、現像剤剥取り領域Rは、少なくとも一部の現像スリーブ32の外表面上の法線方向の磁気力が、現像済みの現像剤26aを現像スリーブ32の外表面から引き離す方向に選定されている。前述した固定磁極N4は、本明細書に記した現像剤汲み上げ磁極と同極の隣接磁極をなしている。
As shown in FIG. 6, the developer stripping region R is a region where a weak magnetic force having a magnetic flux density of, for example, about 5 mT (millitesla) is generated, and the
なお、図6は、図5に示す座標における現像スリーブ32の外表面上の法線方向の磁気力を示している。なお、図5に示す座標では、現像スリーブ32の回転中心Pから水平方向に感光体ドラム8に向かって延びた位置を0°とし、矢印Gに沿って、順に角度を大きくしている。また、図5に示すプラスの法線方向の磁気力は、現像スリーブ32の外表面から現像剤26を引き離す方向の磁気力を示し、図5に示すマイナスの法線方向の磁気力は、現像スリーブ32の外表面に現像剤26を吸引する方向の磁気力を示している。
6 shows the magnetic force in the normal direction on the outer surface of the developing
また、図5に示す点線は、前述した固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4が作り出す現像スリーブ32の外表面上での法線方向の磁束密度を示している。さらに、図7に示す一点鎖線は、前述した固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4が作り出す現像スリーブ32の外表面上での法線方向の磁気力を示している。さらに、本実施形態では、互いに同極でかつ互いに隣接する固定磁極N1,N4により、前述したローラ本体34の固定磁極N1,N4間に、これらの固定磁極N1,N4と異極となる磁極J(図2中に点線で示す)が自然と形成されている。
Further, the dotted line shown in FIG. 5 indicates the magnetic flux density in the normal direction on the outer surface of the developing
現像スリーブ32は、非磁性体からなり、円筒状に形成されて、軸芯回りに回転自在に設けられている。現像スリーブ32は、マグネットローラ33を内包し(収容し)、その内周面が固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4と順に相対するように図2中の時計回りの矢印Gに沿って回転される。現像スリーブ32は、アルミニウム、ステンレス鋼(SUS)などからなる。アルミニウムは、加工性、軽さの面で優れている。アル
ミニウムを用いる場合には、A6063、A5056及びA3003を用いるのが好ましい。SUSを用いる場合には、SUS303、SUS304及びSUS316を用いるのが好ましい。
The developing
また、現像スリーブ32の外表面には、該現像スリーブ32即ち現像ローラ15の軸芯に沿って延びた溝が複数形成されている。また、現像スリーブ32の外表面には、周知のブラスト処理が施されて、細かい凹凸が形成されても良い。
In addition, a plurality of grooves extending along the axis of the developing
規制ブレード16は、現像装置13の感光体ドラム8寄りの端部に設けられている。規制ブレード16は、現像スリーブ32の外表面と間隔をあけた状態で、前述したケース27に取り付けられている。規制ブレード16は、所望の厚さを越える現像スリーブ32の外表面上の現像剤26を収容槽17内にそぎ落として、現像領域31に搬送される現像スリーブ32の外表面上の現像剤26を所望の厚さにする。
The regulating
回転部材28は、図4に示すように、その長手方向が前述した現像ローラ15及び感光体ドラム8と平行な円柱状に形成されている。回転部材28は、その軸芯P1が、現像スリーブ32の回転中心Pと平行に配されている。回転部材28は、その外表面が現像スリーブ32の前述した現像剤剥取り領域R即ち現像スリーブ32の外表面と間隔をあけて配されている。また、回転部材28の外表面と、現像スリーブ32の外表面とは、これらの全長に亘って、互いに間隔をあけて相対している。
As shown in FIG. 4, the rotating
回転部材28は、その軸芯P1周りにケース27に回転自在に支持されているとともに、図示しない駆動源により、前記矢印Gと同じ向きの矢印Ga(図7に示す)に沿って、回転する。回転部材28は、例えば、ポリカーボネート(Polycarbonate:PC)などの合成樹脂や、ステンレス鋼などの金属などの非磁性体で構成されている。
The
回転部材28の外表面の表面粗さは、10μm以上に形成されている。なお、本明細書でいう回転部材28の外表面の表面粗さは、所謂10点平均高さを示している。
The surface roughness of the outer surface of the rotating
このように、回転部材28は、現像剤剥取り領域Rに相対するように、設けられている。なお、本明細書でいう回転部材28が現像剤剥取り領域Rに相対するように設けられているとは、回転部材28が現像剤剥取り領域Rと間隔をあけて相対するように設けられていることと、回転部材28が現像剤剥取り領域Rに摺接するように設けられていることとの双方を示している。こうして、本明細書では、回転部材28は、現像剤剥取り領域Rに接触していても良く、現像剤剥取り領域Rと非接触であっても良い。
Thus, the rotating
さらに、回転部材28は、現像スリーブ32の外表面上の法線方向の磁気力が、現像済みの現像剤26aを該現像スリーブ32の外表面から引き離す向きとなる位置と相対している。即ち、現像スリーブ32の外表面上の法線方向の磁気力が、現像剤剥取り領域Rの回転部材28が相対する位置で、現像済みの現像剤26aを該現像スリーブ32の外表面から引き離す向きに選定されている。
Further, the rotating
前述した構成の回転部材28は、現像剤剥取り領域Rに相対するとともに、現像スリーブ32と同一方向に、矢印Gaに沿って、回転することで、現像済みの現像剤26aを現像スリーブ32の外表面から剥ぎ取るとともに、剥ぎ取った現像済みの現像剤26aが直ちに現像スリーブ32に付着することを規制する。即ち、回転部材28は、現像剤剥取り領域Rから剥ぎ取られた現像済みの現像剤26aが直ちに現像スリーブ32の外表面に再付着することを規制する。
The rotating
また、前述した構成の回転部材28は、外表面の表面粗さが10μm以上に形成されていれば、円筒状に形成されても良い。また、本発明では、回転部材28は、現像スリーブ32の逆向きに回転しても良い。さらに、本発明では、回転部材28は、現像スリーブ32と間隔をあけて配されていれば(即ち現像スリーブ32に接触しないように配置されていれば)、ステンレス鋼などの可撓性を有していない材料から構成されても良い。なお、勿論、この場合も回転部材28は、非磁性体で構成されている。
The rotating
前述した構成の現像装置13は、現像剤供給部14でトナーと磁性キャリアとを十分に攪拌し、この攪拌した現像剤26を固定磁極N1により現像スリーブ32の外表面に吸引する。そして、現像装置13は、現像スリーブ32が矢印Gに沿って回転して、複数の搬送磁極S1,N2,S2,N3により付着した現像剤26を現像領域31に向かって搬送する。現像装置13は、規制ブレード16で所望の厚さになった現像剤26を感光体ドラム8に付着させる。こうして、現像装置13は、現像剤26を現像ローラ15に担持し、現像領域31に搬送して、感光体ドラム8上の静電潜像を現像して、トナー像を形成する。
In the developing
そして、現像装置13は、現像済みの現像剤26aを、固定磁極N4で現像剤剥取り領域Rまで搬送し、図5及び図7に示すように、該現像剤剥取り領域Rから現像済みの現像剤26aを収容槽17に向かって離脱させる。さらに、現像剤剥取り領域Rに付着したままの現像済みの現像剤26aを回転部材28で、現像スリーブ32の外表面からそぎ落とす。そぎ落とされた現像剤26は、回転部材28により直ちに現像スリーブ32に付着することが規制されて、再度、第2空間21内で他の現像剤26と十分に攪拌されて、感光体ドラム8の静電潜像の現像に用いられる。
Then, the developing
前述した構成の画像形成装置1は、以下に示すように、記録紙7に画像を形成する。まず、画像形成装置1は、感光体ドラム8を回転して、この感光体ドラム8の外表面を一様に帯電ローラ9により帯電する。感光体ドラム8の外表面にレーザ光10を照射して、該感光体ドラム8の外表面に静電潜像を形成する。そして、静電潜像が現像領域31に位置付けられると、現像装置13の現像スリーブ32の外表面に付着した現像剤26が感光体ドラム8の外表面に付着して、静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム8の外表面に形成する。
The
そして、画像形成装置1は、給紙ローラ3などにより搬送されてきた記録紙7が転写部材4と感光体ドラム8との間に位置して、感光体ドラム8の外表面上に形成されたトナー像を記録紙7に転写する。画像形成装置1は、定着装置5で、記録紙7にトナー像を定着する。こうして、画像形成装置1は、記録紙7に画像を形成する。
In the
本実施形態によれば、現像剤剥取り領域Rに、回転部材28を相対させている。このため、現像剤剥取り領域Rから現像済みの現像剤26aを確実に剥ぎ取ることができる。また、現像剤剥取り領域R即ち現像スリーブ32から離脱した現像剤26aが、回転部材28によって、直ちに現像スリーブ32に付着することが防止される。このため、現像済みの現像剤26aが、現像スリーブ32から離脱することなく、再度、感光体ドラム8の静電潜像の現像に用いられることを防止できる。したがって、スクリュピッチムラなどの濃度ムラの発生を防止でき、均一の高品質な画像を得ることができる。
According to this embodiment, the rotating
また、回転部材28が、法線方向の磁気力が現像剤26aを現像スリーブ32の外表面から引き離す向きに選定された箇所に相対している。このため、回転部材28が、現像済みの現像剤26aを現像スリーブ32から確実に剥ぎ取ることができる。また、現像剤26に回転部材28などから付与される摩擦力を抑制でき、現像剤26の劣化を防止することができる。
Further, the rotating
回転部材28は、現像スリーブ32の回転中心Pと平行な軸芯P1周りに回転するので、現像剤剥取り領域R即ち現像スリーブ32から離脱した現像済みの現像剤26aが直ちに現像スリーブ32に付着することを防止できる。
Since the rotating
また、回転部材28は、現像スリーブ32と同一方向に回転するので、現像剤剥取り領域Rから現像済みの現像剤26aを確実に剥ぎ取ることができる。さらに、回転部材28の外表面の表面粗さが10μm以上であるので、回転部材28の外表面における摩擦力が高くなる。このため、回転部材28は、現像スリーブ32の外表面に付着した現像済みの現像剤26aを自身の外表面に確実に付着させることができ、現像剤剥取り領域Rから現像済みの現像剤26aをより確実に剥ぎ取ることができる。
Further, since the rotating
現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、隣接磁極(搬送磁極)としての固定磁極N4との間にこれらと異極の磁極Jを形成しているので、現像スリーブ32の外表面上に現像剤剥取り領域Rを確実に形成することができる。
Since a magnetic pole J of a different polarity is formed between the fixed magnetic pole N1 as the developer pumping magnetic pole and the fixed magnetic pole N4 as the adjacent magnetic pole (conveying magnetic pole), development is performed on the outer surface of the developing
現像磁極としての固定磁極S3と、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1との間に少なくとも搬送磁極としての固定磁極N4を設けているので、現像済みの現像剤26aを現像磁極としての固定磁極S3から現像剤剥取り領域Rまで確実に搬送できる。また、現像剤剥取り領域Rを、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、搬送磁極としての固定磁極N4と、で形成するので、現像剤剥取り領域Rを形成するための専用の磁極を設ける必要がない。したがって、マグネットローラ33などの小型化を図ることができる。
Since at least the fixed magnetic pole N4 as the transport magnetic pole is provided between the fixed magnetic pole S3 as the developing magnetic pole and the fixed magnetic pole N1 as the developer pumping magnetic pole, the fixed magnetic pole using the
現像剤26のトナーの平均粒径が7μm以下に選定されたことにより、粒状度に優れ、かつスクリュピッチムラの無い優れた画像を得ることができる。
When the average particle size of the toner of the
トナーが乳化重合法又は懸濁重合法によるものに選定されたことにより、トナーの球形度が良好であるので、画像上に残留する濃度ムラが視認的に改善されるという効果が奏される。 Since the toner is selected to be based on the emulsion polymerization method or suspension polymerization method, since the sphericity of the toner is good, there is an effect that the density unevenness remaining on the image is visually improved.
また、前述した現像装置13を有しているため、粒状度に優れ、かつスクリュピッチムラの無い優れた画像を得られるプロセスカートリッジ6及び画像形成装置1を提供することができる。
Further, since the developing
次に、本発明の第2の実施形態を、図8及び図9を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。本実施形態では、回転部材28は、図8に示すように、軸部36と、複数(図示例では4つ)の羽根部37と、を備えた所謂羽根車である。軸部36と、羽根部37とは、それぞれ、非磁性体で構成されている。
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the same parts as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. In the present embodiment, the rotating
軸部36は、円柱状に形成されている。軸部36の外表面と、現像スリーブ32の外表面とは、これらの全長に亘って、互いに間隔をあけて相対している。羽根部37は、帯板状に形成され、その幅方向の一方の端が軸部36の外表面に固定されている。羽根部37は、軸部36の外表面から該軸部36の外周方向に延びている。羽根部37は、軸部36の全長に亘って設けられている。羽根部37は、ポリカーボネートやステンレス鋼などの非磁性体で構成されている。
The
前述した回転部材28は、図9に示すように、軸部36の軸芯P1(即ち長手方向)が現像スリーブ32の回転中心Pと平行で、かつ、羽根部37が現像スリーブ32の外表面の現像剤剥取り領域Rと間隔をあけて相対して配されている。また、回転部材28は、軸芯P1周りに、現像スリーブ32の同一方向に、矢印Gaに沿って回転される。
As shown in FIG. 9, the rotating
本実施形態では、前述した第1の実施形態の効果にくわえ、回転部材28が、軸部36と羽根部37とを備えた所謂羽根車となっている。このため、回転部材28は、羽根部37で現像剤剥取り領域Rから現像済みの現像剤26aを確実に剥ぎ取ることができる。
In the present embodiment, in addition to the effects of the first embodiment described above, the rotating
また、本実施形態では、羽根部37をポリカーボネートとポリエステル(Pplyester)との混合物や、ゴムなどの可撓性を有する非磁性体で構成しても良い。この場合、図10に示すように、回転部材28は、羽根部37の軸部36から離れた側の幅方向の一方の端部37aが現像スリーブ32の外表面の前述した現像剤剥取り領域Rに摺接(接触)する状態で、例えば長手方向の両端部がケース27に回転自在に取り付けられても良い。即ち、回転部材28は、現像剤剥取り領域Rに摺接するように設けられても良い。
In the present embodiment, the
この場合、羽根部37を可撓性を有する材料で構成し、該羽根部37の端部37aを現像スリーブ32の外表面に摺接させている。このように、回転部材28の羽根部37を可撓性のものにしたことにより、該回転部材28と現像スリーブ32との接触圧が平準化される。このため、現像済みの現像剤26aの機械的剥取り作用自体が、現像スリーブ32の全長に亘って、一様に働くという効果が奏される。
In this case, the
さらに、本実施形態では、図11に示すように、回転部材28の羽根部37の現像スリーブ32に摺接する端部37aを、ブラシ状(櫛歯状ともいう)に形成しても良い。この場合、回転部材28の羽根部37の現像スリーブ32と摺接する端部37aを、ブラシ状ないし櫛歯状にしたことにより、低い接触圧でも、現像済みの現像剤26aの拭い取り・清掃作用が確保できるので、現像剤26の劣化を抑制できるという効果が奏される。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 11, the
また、回転部材28の羽根部37の現像スリーブ32と摺接する端部37aを、ブラシ状ないし櫛歯状にしたことにより、現像スリーブ32の外表面に凹凸(溝など)があっても、該現像スリーブ32の外表面から現像済みの現像剤26aを確実に離脱させることができる。
Further, the
次に、本発明者らは、回転部材28の有無等を変化させて、記録紙7にテスト画像を形成し、本発明の効果を確認した。結果を以下の表1に示す。
Next, the inventors changed the presence or absence of the rotating
(比較例)
比較例では、現像ローラ15の外径を25mm、現像スリーブ32の角速度(回転数)を400RPMとし、攪拌スクリュー18の外径を18mm、攪拌スクリュー18のピッチを30mmとしている。さらに、前述した再付着防止部材としての回転部材28を設けずに、現像スリーブ32の外表面にブラスト処理を施し、前述した粉砕するなどして得られ、かつ平均粒径が10μmのトナーを用いた。
(Comparative example)
In the comparative example, the outer diameter of the developing
上記の条件にして現像を行い、画像形成を行ってテスト画像を出力した結果、表1に示すように、スクリュピッチムラと縦筋との両方が生じて、これらのスクリュピッチムラと縦筋との両方(即ち濃度ムラ)においては実用に耐えない許容限度外である結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐えない許容限度外である結果が得られた。なお、粒状度とは、テスト画像の滑らかさを示している。 As a result of developing under the above conditions, forming an image, and outputting a test image, as shown in Table 1, both screw pitch unevenness and vertical streaks occur. In both cases (that is, density unevenness), the result was outside the allowable limit that could not withstand practical use. Furthermore, in the granularity, the result which is outside the allowable limit which cannot endure practical use was obtained. The granularity indicates the smoothness of the test image.
なお、表1中の評価基準は、実用に耐え得るものを○、優れるものを◎、実用に耐え得る許容限度内であるものを△とする。実用に耐えないものを×とする。 The evaluation criteria in Table 1 are ◯ for those that can withstand practical use, ◎ for those that are excellent, and Δ that are within acceptable limits for practical use. The thing which cannot endure practical use is set as x.
(実施例1)
次に、実施例1において、ポリカーボネートで構成される円柱状の回転部材28(第1の実施形態で説明したもの)を、現像スリーブ32と間隔をあけて配置し、その他は比較例と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラが殆どなくなり、実用に耐え得る許容限度内である結果が得られた。また、縦筋が生じなくなり、実用に耐え得る優れた結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐え得る許容限度内である結果が得られた。
Example 1
Next, in Example 1, a cylindrical rotating
(実施例2)
実施例2では、ステンレス鋼からなり外表面の表面粗さが12μmの円柱状の回転部材28(第1の実施形態で説明したもの)を、現像スリーブ32と間隔をあけて配置し、その他は比較例と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラがなくなり、実用に耐え得る優れた結果が得られた。また、縦筋が生じなくなり、実用に耐え得る優れた結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐え得る許容限度内である結果が得られた。
(Example 2)
In Example 2, a cylindrical rotating member 28 (described in the first embodiment) made of stainless steel and having an outer surface with a surface roughness of 12 μm is disposed at a distance from the developing
(実施例3)
実施例3では、ポリカーボネートからなる羽根部37を4枚備えた回転部材28(第2の実施形態で説明したもの)を、現像スリーブ32と間隔をあけて配置し、その他は比較例と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラにおいて、非常に優れた結果が得られた。また、縦筋が生じなくなり、実用に耐え得る優れた結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐え得る許容限度内である結果が得られた。
(Example 3)
In Example 3, the rotating member 28 (described in the second embodiment) provided with four
(実施例4)
実施例4では、ポリカーボネートとポリエステルの混合物からなる可撓性を有する材料で構成された羽根部37を4枚備えた回転部材28(第2の実施形態で説明したもの)を、現像スリーブ32の外表面に摺接させて配置し、その他は比較例と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラにおいて、非常に優れた結果が得られた。また、縦筋において、非常に優れた結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐え得る許容限度内である結果が得られた。
Example 4
In Example 4, the rotating member 28 (described in the second embodiment) provided with four
(実施例5)
実施例5では、現像スリーブ32の外表面に溝を形成し、かつ羽根部37の端部37aをブラシ状に形成して、その他は実施例4と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラにおいて、非常に優れた結果が得られた。また、縦筋において、非常に優れた結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐え得る許容限度内である結果が得られた。
(Example 5)
In Example 5, a groove was formed on the outer surface of the developing
(実施例6)
実施例6では、平均粒径が5.5μmの前述した粉砕するなどして得られたトナーを用い、その他は実施例5と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラにおいて、非常に優れた結果が得られた。また、縦筋において、非常に優れた結果が得られた。さらに、粒状度において、実用に耐え得る優れた結果が得られた。
(Example 6)
In Example 6, a test image was output under the same conditions as in Example 5 except that the toner obtained by the above-mentioned pulverization having an average particle size of 5.5 μm was used. Excellent results were obtained. In addition, very excellent results were obtained in the longitudinal muscle. Furthermore, in the granularity, an excellent result that can withstand practical use was obtained.
(実施例7)
実施例7では、平均粒径が5.5μmの乳化重合法又は懸濁重合法により製造された球状の微粒子であるトナーを用い、その他は実施例6と同じ条件にしてテスト画像を出力したところ、スクリュピッチムラ、縦筋、粒状度のそれぞれにおいて、非常に優れた結果が得られた。
(Example 7)
In Example 7, a test image was output under the same conditions as in Example 6 except that the toner was a spherical fine particle produced by an emulsion polymerization method or a suspension polymerization method having an average particle size of 5.5 μm. Excellent results were obtained in each of screw pitch unevenness, vertical stripes, and granularity.
このように、再付着防止部材としての回転部材28を設けることで、斜めのスクリュピッチムラや縦筋など濃度ムラの無くかつ粒状度が良好な画像を得ることができることが明らかとなった。
As described above, it has been clarified that by providing the
なお、本発明では平均粒径が3μm以上でかつ7μm以下のトナーを用いる。トナーの粒径が7μmを越えると画質が劣化し、トナーの粒径が3μm未満であると、磁性キャリアからトナーが離脱しやすくなり、トナー飛散と呼ばれる現象が発生しやすくなるためである。 In the present invention, a toner having an average particle diameter of 3 μm or more and 7 μm or less is used. This is because when the particle size of the toner exceeds 7 μm, the image quality deteriorates, and when the particle size of the toner is less than 3 μm, the toner is easily detached from the magnetic carrier, and a phenomenon called toner scattering is likely to occur.
また、本発明では、円柱状又は円筒状の回転部材28の外表面の表面粗さを、10μm以上としている。回転部材28の外表面の表面粗さが10μm未満であると回転部材28が十分に現像済みの現像剤26aを現像スリーブ32の外表面から剥ぎ取ることが出来ずに、スクリュピッチムラなどの濃度ムラが生じるためである。
In the present invention, the surface roughness of the outer surface of the columnar or cylindrical rotating
前述した実施形態では、プロセスカートリッジ6はカートリッジケース11と帯電ローラ9と感光体ドラム8とクリーニングブレード12と現像装置13とを備えている。しかしながら、本発明ではプロセスカートリッジ6は少なくとも現像装置13を備えていれば良く、カートリッジケース11と帯電ローラ9と感光体ドラム8とクリーニングブレード12を必ずしも備えていなくても良い。また、前述した実施形態では画像形成装置1は装置本体2に着脱自在なプロセスカートリッジ6を備えている。しかしながら本発明では画像形成装置1は現像装置13を備えていれば良く、プロセスカートリッジ6を必ずしも備えていなくても良い。
In the above-described embodiment, the
また、前述した実施形態では、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、該固定磁極
N1と協働して現像剤剥取り領域Rを形成する固定磁極N4との間に、これらの固定磁極N1,N4と異極の磁極Jが自然と形成されている。しかしながら、本発明では、図12に示すように、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、該固定磁極N1と協働して現像剤剥取り領域Rを形成する固定磁極N4との間に、これらの固定磁極N1,N4と同極又は異極の磁極Jを積極的に設けても良い。この磁極Jは、前述した固定磁極N1,N4と勿論別体の磁石でかつ前述したローラ本体34に取り付けられている。磁極Jは、前述した固定磁極N1,N4と相互に作用しあうことで、前述した現像剤剥取り領域Rを形成する。現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、隣接磁極としての固定磁極N4との間にこれらと異極又は同極の磁極Jを設けているので、非磁性の現像スリーブ32の外表面上に現像剤剥取り領域Rを確実に形成することができる。
In the above-described embodiment, the fixed magnetic pole N1 as the developer pumping magnetic pole and the fixed magnetic pole N4 that forms the developer stripping region R in cooperation with the fixed magnetic pole N1 are fixed magnetic poles. A magnetic pole J having a different polarity from N1 and N4 is naturally formed. However, in the present invention, as shown in FIG. 12, a fixed magnetic pole N1 as a developer pumping magnetic pole and a fixed magnetic pole N4 that forms a developer stripping region R in cooperation with the fixed magnetic pole N1. The magnetic poles J having the same or different polarity as those of the fixed magnetic poles N1 and N4 may be positively provided. The magnetic pole J is of course a separate magnet from the fixed magnetic poles N1 and N4 described above, and is attached to the roller
また、前述した実施形態では、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、現像磁極としての固定磁極S3との間に、現像済みの現像剤26aを搬送する搬送磁極としての固定磁極N4を一つ設けている。しかしながら、本発明では、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、現像磁極としての固定磁極S3との間に、現像済みの現像剤26aを搬送する搬送磁極としての固定磁極N4を複数設けても良い。要するに、本発明では、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、現像磁極としての固定磁極S3との間に、現像済みの現像剤26aを搬送する搬送磁極としての固定磁極N4を少なくとも一つ設けて、これらの少なくとも一つの固定磁極N4のうち最も現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1寄りの固定磁極N4と、前記現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1との間に前述した現像剤剥取り領域Rを形成すれば良い。
In the above-described embodiment, the fixed magnetic pole N4 as the transport magnetic pole for transporting the
また、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、現像磁極としての固定磁極S3との間に、搬送磁極としての固定磁極N4を設け、固定磁極N1,N4間に現像剤剥取り領域Rを形成している。しかしながら、本発明では、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、現像磁極としての固定磁極S3とを互いに同極に形成し、これらの固定磁極N1,S3間に現像剤剥取り領域Rを形成しても良い。この場合、現像磁極としての固定磁極S3は、本発明に記した隣接磁極をなしている。 Further, a fixed magnetic pole N4 as a conveying magnetic pole is provided between a fixed magnetic pole N1 as a developer pumping magnetic pole and a fixed magnetic pole S3 as a developing magnetic pole, and a developer stripping region R is provided between the fixed magnetic poles N1 and N4. Forming. However, in the present invention, the fixed magnetic pole N1 as the developer pumping magnetic pole and the fixed magnetic pole S3 as the developing magnetic pole are formed in the same polarity, and the developer stripping region R is formed between these fixed magnetic poles N1 and S3. It may be formed. In this case, the fixed magnetic pole S3 as the developing magnetic pole is an adjacent magnetic pole described in the present invention.
本発明では、現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1と、現像磁極としての固定磁極S3との間に少なくとも一つの固定磁極N4を設け、これらの固定磁極N1,S3,N4のうち任意の二つの間に前述した現像剤剥取り領域Rを形成しても良い。要するに、本発明では、現像磁極としての固定磁極S3から現像剤汲上げ磁極としての固定磁極N1に至る間に、現像剤剥取り領域Rを形成すれば良い。 In the present invention, at least one fixed magnetic pole N4 is provided between a fixed magnetic pole N1 as a developer pumping magnetic pole and a fixed magnetic pole S3 as a developing magnetic pole, and any two of these fixed magnetic poles N1, S3, and N4 are provided. The developer stripping region R described above may be formed between the two. In short, in the present invention, the developer stripping region R may be formed between the fixed magnetic pole S3 as the developing magnetic pole and the fixed magnetic pole N1 as the developer pumping magnetic pole.
さらに、前述した実施形態では、マグネットローラ33のローラ本体34と別体の磁石を埋め込んで、固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4を配置している。しかしながら、本発明では必ずしもマグネットローラ33のローラ本体34に磁石を埋め込んで磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4を配置しなくても良い。つまり、マグネットローラ33のローラ本体34の必要な箇所を着磁して固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4を配置しても良いし、マグネットローラ33のローラ本体34に周知のマグネットピースを接着固定して固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4を配置しても良い。要するに本発明におけるマグネットローラ33は、実施形態で述べた固定磁極N1,S1,N2,S2,N3,S3,N4を形成するものであれば良く、本発明の主旨を満足するものであれば種々のマグネットローラ33を用いて良い。
Further, in the above-described embodiment, the fixed magnetic poles N1, S1, N2, S2, N3, S3, and N4 are arranged by embedding a magnet separate from the
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 In addition, this invention is not limited to the said Example. That is, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
1 画像形成装置
2 装置本体
6 プロセスカートリッジ
8 感光体ドラム(感光体)
9 帯電ローラ(帯電装置)
13 現像装置
17 収容槽
26 現像剤
26a 現像済みの現像剤
28 回転部材
32 現像スリーブ(非磁性の円筒体)
33 マグネットローラ
36 軸部
37 羽根部
37a 端部
38 現像剤剥取りブレード(再付着防止部材)
38a 端部
N1 固定磁極(現像剤汲み上げ磁極)
S1 固定磁極
N2 固定磁極
S2 固定磁極
N3 固定磁極
S3 固定磁極(現像磁極)
N4 固定磁極(搬送磁極、隣接磁極)
J 磁極
P 現像スリーブの回転中心(非磁性の円筒体の回転中心)
P1 軸芯
R 現像剤剥取り領域
DESCRIPTION OF
9 Charging roller (charging device)
DESCRIPTION OF
33
38a End N1 Fixed magnetic pole (developer pumping magnetic pole)
S1 fixed magnetic pole N2 fixed magnetic pole S2 fixed magnetic pole N3 fixed magnetic pole S3 fixed magnetic pole (development magnetic pole)
N4 fixed magnetic pole (conveying magnetic pole, adjacent magnetic pole)
J magnetic pole P rotation center of developing sleeve (rotation center of non-magnetic cylindrical body)
P1 Shaft core R Developer stripping area
Claims (13)
非磁性体で構成されかつ上記円筒体の回転中心と平行な軸芯周りに回転する回転部材が、上記円筒体の外表面の上記現像剤剥取り領域に相対するように設けられていることを特徴とする現像装置。 As a fixed magnetic pole of the magnet roller, a developer pumping magnetic pole for sucking the developer from the developer storage tank into a non-magnetic cylindrical body containing the magnet roller, and the developer toner sucked by the cylindrical body A developing magnetic pole for delivering the toner to the photosensitive member, and the developer that has been developed from the outer surface of the cylindrical body to the storage tank between the developing magnetic pole and the developer pumping magnetic pole. In the developing device in which the developer stripping area stripped toward the outside is provided on the outer surface of the non-magnetic cylindrical body,
A rotating member made of a non-magnetic material and rotating about an axis parallel to the rotation center of the cylindrical body is provided so as to face the developer stripping area on the outer surface of the cylindrical body. A developing device.
これらの磁極の間に、上記現像剤汲上げ磁極及び上記隣接磁極と異極となる磁極を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の現像装置。 The developer pumping magnetic pole and the adjacent magnetic pole adjacent to the developer pumping magnetic pole and cooperating with the developer pumping magnetic pole to form the developer stripping region are made to have the same polarity. Provided,
7. The developing device according to claim 1, wherein a magnetic pole different from the developer-pumping magnetic pole and the adjacent magnetic pole is formed between the magnetic poles. 8.
プロセスカートリッジ。 A process cartridge having at least a developing device, wherein the developing device includes the developing device according to any one of claims 1 to 11.
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