JP2006224459A - 樹脂成形品及びそれに使用する表皮材並びにその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂成形品10は、オレフィン系樹脂製の成形基材11と、該成形基材11の表面を被覆する表皮材12とから構成されている。この表皮材12は、表面側から順番に、ベース層13、金属層14及び接着層15を積層して構成されている。ベース層13は、伸びを有するフィルムから形成されている。金属層14は、ベース層13の裏面に設けられた金属薄膜から形成されている。接着層15は、オレフィン系樹脂に対して接着性を有する接着剤から形成されている。
【選択図】 図1
Description
図1に示すように、樹脂成形品10は、成形基材11と、該成形基材11の表面に積層された表皮材12とから構成されている。前記成形基材11は、図1中で上面側となる表面が曲面状をなすように形成されている。また、成形基材11は、図1中で下面側となる裏面が平面状をなすように形成されている。本実施形態の樹脂成形品10は、その表面全体と裏面の一部、すなわち成形基材11の表面全体と成形基材11の裏面の端縁部に該当する部位が意匠面とされる。この成形基材11は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂から形成されている。オレフィン系樹脂は、例えば車両の外装品であれば、飛び石の衝突時において、ABS樹脂、アクリル樹脂に比べて耐衝撃性に優れるという性質を有している。また、該耐衝撃性の向上を図るべく、ゴムあるいはエラストマー等のゴム弾性を有する成分を配合してもよい。
図2に示すように、前記表皮材12は、図2中で上面となる表面側から順番に積層された前記ベース層13、前記金属層14及び前記接着層15に加え、該接着層15の裏面に離型紙16が設けられて構成されている。
樹脂成形品10は、真空ラミネーション装置を使用して製造される。真空ラミネーション装置とは、加熱して軟化させたシートの一面側を常圧に、シートの他面側を真空にしたうえで、シートの他面側に配置された基材に、該シートを被覆するための装置である。そして、前記表皮材12をシートとして用いることにより、この真空ラミネーション装置を使用し、樹脂成形品10を製造する。ここで、表皮材12においては、ベース層13側の面がシートの一面側に該当し、接着層15側の面がシートの他面側に該当する。なお、真空ラミネーション装置を使用した場合、表皮材12の一部は、成形基材11の裏面に巻き込まれ、前記巻込部12aを形成する。また、互いに接着された成形基材11及び表皮材12は、真空ラミネーション装置から取り出された後、成形基材11の裏面で余剰となる表皮材12を切除することにより、樹脂成形品10となる。つまり、余剰となる表皮材12を切除した結果、成形基材11の裏面に巻き込まれた表皮材12の一部は、該成形基材11を被覆する表皮材12の端縁部となる。
・ 実施形態の樹脂成形品10によれば、成形基材11の表面を被覆するように表皮材12を設け、かつ表皮材12を成形基材11に接着している。そして、この表皮材12は、金属層14を有している。このため、表皮材12を成形基材11の表面に接着するという簡易な方法で、樹脂成形品10の意匠面の外観を金属調とすることができる。
(成形基材の成形)
射出成形により、ポリオレフィン製の成形基材11を成形した。ポリオレフィンには、ポリプロピレンとポリエチレンのポリマーアロイ(住友化学製)を使用し、さらに、タルクを20質量%配合した。
無黄変イソシアネートを配合したウレタン製の透明なフィルム(厚み40μm)をベース層13とし、その一面にスズを真空蒸着し、金属層14を形成した。このとき、金属層14は、可視光線透過率が10%(OD値:1.0)であった。その後、金属層14の一面に、アクリル酸エステルを主成分としたイソシアネート架橋剤を配合してなるアクリル系感圧式粘着剤を、リバースコータを使用して40μmの厚さとなるように塗布し、接着層15を形成した。このようにして、実施例1の表皮材12を得た。
アルミニウムフレークを配合させた金属調塗料(アクリルポリエステル系樹脂)を成形基材11の表面にスプレーにて塗布し、さらにトップコート(クリア)を塗布して金属調の樹脂成形品を得た。
アクリルフッ素系のフィルムの裏面に金属調印刷を施し、さらにウレタン系接着剤を塗布し、ポリプロピレン製のシートを接着してインサート成形用のシートを得た。これを使用し、インサート成形にて、上記の成形基材11を射出成形するとともに、シートを溶着し、樹脂成形品を得た。
実施例1と同様の表皮材12を、ドライヤによって加熱しつつ、成形基材11の表面に伸ばしながら接着し、樹脂成形品を得た。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 巻込部12aは、必ずしも設ける必要はなく、必要に応じて設ければよい。但し、巻込部12aが外部から視認されない樹脂成形品10であっても、該巻込部12aを設けることにより、樹脂成形品10の輪郭が明確になり、外観品質が向上するという効果が得られる。
Claims (5)
- オレフィン系樹脂製の成形基材と、該成形基材の表面に積層された表皮材とを有し、該表皮材によって意匠面の外観を金属調とした樹脂成形品であって、
前記表皮材は、意匠面側から順番に、少なくともベース層と、金属層と、接着層とが積層されてなるものであり、
前記ベース層は、JIS K 6251に規定される破断伸び率が50〜300%である熱可塑性樹脂製の透明なフィルムから形成され、
前記金属層は、前記ベース層を形成するフィルムの一面に設けられた金属薄膜から形成され、
前記接着層は、オレフィン系樹脂に対して接着性を有する接着剤から形成されている
ことを特徴とする樹脂成形品。 - 前記成形基材の裏面には、該裏面へ前記表皮材の端縁部を巻き込ませることにより、巻込部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品。
- 樹脂成形品の意匠面の外観を金属調とするべく使用され、該樹脂成形品を構成するオレフィン系樹脂製の成形基材の表面に積層される表皮材であって、
前記樹脂成形品とした場合に意匠面となる側から順番に、少なくともベース層と、金属層と、接着層とが積層されてなるものであり、
前記ベース層は、JIS K 6251に規定される破断伸び率が50〜300%である熱可塑性樹脂製の透明なフィルムから形成され、
前記金属層は、前記ベース層を形成するフィルムの一面に設けられた金属薄膜から形成され、
前記接着層は、オレフィン系樹脂に対して接着性を有する接着剤から形成されている
ことを特徴とする表皮材。 - 請求項1に記載の樹脂成形品の製造方法であって、
前記表皮材の前記接着層側に前記成形基材を配置し、さらに前記表皮材を加熱して軟化させた後、前記表皮材を境界として、前記表皮材の前記接着層側を減圧雰囲気とし、前記表皮材のベース層側を常圧雰囲気又は加圧雰囲気とし、前記表皮材の前記接着層と前記成形基材の表面とを接触させる
ことを特徴とする樹脂成形品の製造方法。 - 前記表皮材の前記接着層と前記成形基材の表面との接触時には、前記表皮材の端縁部を前記成形基材の裏面へ巻き込ませるとともに、前記成形基材の裏面へ巻き込ませる該端縁部の範囲を前記表皮材の端縁から1mm以上とすることを特徴とする請求項4に記載の樹脂成形品の製造方法。
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JP2005041054A JP2006224459A (ja) | 2005-02-17 | 2005-02-17 | 樹脂成形品及びそれに使用する表皮材並びにその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018511506A (ja) * | 2014-12-18 | 2018-04-26 | サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France | プラスチック製の車両付設部材を製造する方法 |
US10011099B2 (en) | 2010-10-29 | 2018-07-03 | 3M Innovative Properties Company | Film-forming apparatus and film-forming method |
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JPS62270319A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-24 | Honda Motor Co Ltd | 真空ラミネ−ト方法および装置 |
JP2002355912A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Asahi Kasei Pax Corp | 光輝性積層フィルム及び光輝性成形品 |
-
2005
- 2005-02-17 JP JP2005041054A patent/JP2006224459A/ja active Pending
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