Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2006219852A - サッシ窓の取替え構造および同取替え方法 - Google Patents

サッシ窓の取替え構造および同取替え方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006219852A
JP2006219852A JP2005032577A JP2005032577A JP2006219852A JP 2006219852 A JP2006219852 A JP 2006219852A JP 2005032577 A JP2005032577 A JP 2005032577A JP 2005032577 A JP2005032577 A JP 2005032577A JP 2006219852 A JP2006219852 A JP 2006219852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
sash
shoji
rail
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005032577A
Other languages
English (en)
Inventor
Kesao Iijima
今朝男 飯島
Saijiro Ando
才二郎 安藤
Tomokazu Iijima
朝和 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIJIMA ALUMINUM KK
Original Assignee
IIJIMA ALUMINUM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IIJIMA ALUMINUM KK filed Critical IIJIMA ALUMINUM KK
Priority to JP2005032577A priority Critical patent/JP2006219852A/ja
Publication of JP2006219852A publication Critical patent/JP2006219852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

【課題】既設のサッシ外枠をそのまま活かすことで、窓の開口寸法を変えることなく、かつ壁を崩す大掛かりな工事を必要とすることもなく、また床からの立上り寸法を高める必要もなく、つまずき等の不具合を生じることもなく、さらに窓の開閉が円滑に行えるサッシサッシ窓の取替え構造および同取替え方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
建物の開口部に設けられている引き戸サッシの既設の上サッシ枠に、このサッシ枠と略同一幅をもって垂設される新たな上側レールと、前記建物の開口部に設けられている既設の下側レールに被着される新たな被覆型下側レールと、前記新たな上側レールおよび新たな被覆型下側レールに移動可能に支持された障子とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば住宅用建物等に設けられている既設の引き戸サッシを新サッシに取替える場合に好適なサッシ窓の取替え構造および同取替え方法に関するものである。
古い建物の引き戸サッシにあっては、汚れや損傷に加え、戸車の不具合でサッシ窓の動きが悪くなったり、さらには近年の高機能なサッシへの希望もあることから、サッシ窓を取替えることが行われている。
しかし、住宅専用引き戸のサッシ構造にあっては、形状・寸法等がメーカーごと、年代ごとに様々で数え切れないほど多数の種類が存在し、既設のサッシ外枠にそのまま適合する新しいサッシ窓を調達することは極めて困難であることから、サッシ外枠を残してサッシ窓のみを取替えることは殆ど行われていない。
そこで、サッシ窓を取替える場合には、壁に埋設されている既存のサッシ外枠を外して新サッシ窓を取り付ける方法や、サッシ外枠を残したまま、その内側に一回り小さい一対の新サッシ外枠とサッシ窓を取り付けることが行われている。(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2001−73637号公報 特開2001−193359号公報
しかしながら、従来のサッシ窓取替え技術のうち、壁に埋設されているサッシ外枠を取外す方法にあっては、共同住宅においてサッシ外枠が共有部分に属すると判断されると共有部分のサッシ外枠を個人で勝手に取替えることは困難となり、かつそれが認められた場合であっても壁を壊す工事のために左官等種々の職業を必要とし、部屋の内外が長期間占有される大工事となるものであり、また2階以上であればさらに足場が必要となり多大な費用を余儀なくされていた。
また、サッシ外枠を残し、その内側に一回り小さい1対のサッシ外枠とサッシ窓を取替える方法にあっては窓の開口寸法が一回り小さくなることから、グレードアップ感が損なわれ、かつ床面と同じ高さに設置されたテラス戸の場合にはサッシ下枠床面から立上ることを余儀なくされ、つまずくおそれもあった。
さらに、既設サッシ外枠を残して、その内側に新サッシ窓を取り付けようとすると、サッシ窓の外枠窓の召し合わせ部と、内側の召し合わせ部とが噛み合うポイントがずれることもある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、既設のサッシ外枠をそのまま活かすことで、窓の開口寸法を変えることなく、かつ壁を崩す大掛かりな工事を必要とすることもなく、また床からの立上り寸法を高める必要もなく、つまずき等の不具合を生じることもなく、さらに窓の開閉が円滑に行えるサッシサッシ窓の取替え構造および同取替え方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、建物の開口部に設けられている引き戸サッシの既設の上サッシ枠に、このサッシ枠と略同一幅をもって垂設される新たな上側レールと、前記建物の開口部に設けられている既設の下側レールに被着される新たな被覆型下側レールと、前記新たな上側レールおよび新たな被覆型下側レールに移動可能に支持された障子とを備えたことを特徴とするサッシ窓の取替え構造を提供する。
請求項2に係る発明では、建物の開口部に設けられている既設の引き戸サッシの上サッシ枠に、このサッシ枠と略同一幅をもって垂下する新たな上側レールを設置する工程と、前記建物の下框に設けられている既設の下側レール上に新たな被覆型レールを被着する工程と、前記新たな上側レールおよび新たな被覆型下側レールに新たな障子を支持させる工程とを備えたことを特徴とするサッシ窓の取替え工法を提供する。
本発明によれば、改修工事としては実質的に、既設の上サッシ枠を存置したままで、このサッシ枠と略同一幅をもって垂下する新たな上側レールを設置するとともに、既設の下側レールに被着される新たなレールを設置するだけであるため、既設のサッシ枠をそのまま活かすことができ、窓の開口寸法を変えることながく、かつ壁を崩す等の大掛かりな工事を必要とすることもなく改修工事を極めて簡便かつ迅速に、しかも廉価にて行うことができる。また、床からの立上り寸法を高める必要もなく、つまずき等の不具合を生じることもなく、さらに窓の開閉が円滑に行えるサッシ窓の取替えが可能となる。
以下、本発明に係るサッシ窓の取替え構造および同取替え方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の取替え構造が適用された引き戸のサッシ窓10を有する建物構造の全体を概略的に示している。この図1に示すように、本実施形態のサッシ窓10は、一般住宅または集合住宅その他各種建物の外壁等の壁11に適用されるものである。このサッシ窓10は、建物の外壁等に窓孔として形成された開口部に、既設のサッシ部材をその設置状態のままで利用し、それに新たなサッシ部材を加える形で設けられている。
すなわち、壁11に形成された開口部の下端側には、既存のままで下框12が設けられており、開口部の上端側には既存のままで上框13が設けられている。また、開口部の図示左側には左側縦縁部14がそのまま形成されており、開口部の図示右側には右側縦縁部15がそのまま形成されている。
そして、これらの下框12と、上框13と、左縦縁部14と、右縦縁部15とによって囲まれる空間の建物外側に、本実施形態による新設の引き戸サッシである外側障子30が設けられるとともに、これら下框12と、上框13と、左縦縁部14と、右縦縁部15とによって囲まれる空間の建物内側に、本実施形態による新設の引き戸サッシである内側障子31が設けられている。
このように、既設のサッシ窓10を有する建物等に対し、本実施形態では、新設の外側障子30および新設の内側障子31が設けられるとともに、これらを支持するための既設の上サッシ枠に対して後述する上側レールが設けられ、一方、既設の下サッシ枠に対して、新設される下側の外側レールおよび内側レールが設けられ、これらの新たな構造部材によって本実施形態のサッシ窓の取替え構造および同取替え方法が適用され、新たなサッシ枠として取替えられるようになっている。
図2は、図1に示したサッシ窓10を構成するための上側のレールと下側のレールの取付け前の状態を示している。この図2に示すように、建物の下框12には、開口部の全長に亘る既設の下サッシ枠20がそのまま設けられており、一方、上框13には、壁11に隠れて図示されない(後述する図5および図6には図示されている)既設の上サッシ枠20が、建物にそのまま固定されて設けられている。
この既存の上サッシ枠20の下部に対して、本実施形態の新たな上側レール21が連結される。図2における開口部の図示右側の縦縁部14には、開口部の上下に亘る既設の縦サッシ枠22がそのまま設けられており、図2における開口部の図示左側の縦縁部15には、開口部の上下に亘る既設の縦サッシ枠23がそのまま設けられている。
さらに、建物の開口部の長さ方向全体に亘る下サッシ枠20には、下サッシ本体の上に建物内側に位置して一体に設けられた既設の外側下レール24と、下サッシ本体の上に建物外側に位置して一体に設けられた既設の内側下レール25とがそのまま設けられている。
本実施形態では、このような既設の外側下レール24に新たな被覆型外側下レール26が被着されるとともに、既設の内側下レール25には、新たな被覆型内側下レール27が被着されるようになっている。
図3は、本実施形態により新たに開口部内の外側位置に配置される外側障子30と、新たに開口部内の内側位置に配置される内側障子31との取付け前の状態を示している。この図3に示すように、外側障子30は、その下端部分のスライド移動部分を構成する横長な外側障子下枠32と、外側障子30の上端部分を構成する外側障子上枠33と、障子開閉時に把持する端部となる開閉端側障子縦枠34と、下記の内側障子31に設けられる図示省略の錠が係止される錠ボックス36付の召し合わせ側障子縦枠35とからなる障子枠構成部分と、この障子枠構成部分内に取付けられた各種材質からなる外側窓ガラス37とにより構成されている。
また、内側障子31は、その下端部分のスライド移動部分を構成する横長な内側障子下枠38と、内側障子31の上端部分を構成する内側障子上枠39と、障子開閉時に反把持側の端部となる召し合わせ側障子縦枠40と、障子開閉時に把持する端部となる内側障子31に設けられる開閉端側障子縦枠41とからなる障子枠構成部分と、この障子枠構成部分内に取付けられた各種材質からなる内側窓ガラス42とにより構成されている。
図4は、図2および図3に示した新たな部材の取付け状態を示している。すなわち、図4は、図2に示した上側レール21、被覆型外側下レール26、内側下レール27、図3に示した新たな外側障子30および内側障子31を取付けた状態を示している。
図4に示すように、上框13に設けられた新たな上側レール21の垂下部分は、比較的垂下長さが小さく、既設の上側レール高さから殆ど変化していない。また、新たな被覆型外側下レール26および内側下レール27は、既設の外側下レール24および内側下レール25上に被着しただけであるため、下框12の高さが既設の構成から殆ど変わっていない。
図5は、新たな上側レール21の構成を詳細に示す斜視図であり、図6は、新たな上側レール21を既設の上サッシ枠50に取付けた状態を詳細に示す縦断面図である。
図6に示すように、既設の上サッシ枠50は、上框13に固定設置された水平部51を有しており、この水平部51の建物外側縁部から外側垂下片52が一体に垂下している。また、水平部51の建物内側縁部には、外側垂下片52と平行な内側垂下片53が水平部51と一体に垂下している。これにより、上サッシ枠50は下向き開口のコ字形をなしている。
さらに、水平部51の建物内外中央位置には、中央垂下片54が例えば溶接等によって水平部51と一体的に垂下している。なお、上サッシ枠50の建物内側縁部には、上向きのL字形アングル55が溶接等によって一体に固定されており、このアングル55が上框13部の桟13aにネジ56により固着されている。 次に、新たな上側レール21は、図5および図6に示すように、既設の上サッシ枠50と同一幅を有している。すなわち、この上側レール21は、既設の上サッシ枠50の建物内外方向の幅に対して略1/3の幅寸法をもつ水平な中央水平片67を有しており、この中央水平片67の幅方向一端部、すなわち建物外側の端部に、一段低い配置で水平な外側水平片66が中央水平片67と段差をもって一体に設けられている。
この外側水平片66の幅も、既設の上サッシ枠50の幅に対して略1/3の幅寸法を有しており、この外側水平片66の建物内側に向く端部は中央水平片67の下側に一部突出する状態となっている。
また、中央水平片67の幅方向他端部、すなわち建物内側の端部に、一段低い配置で水平な内側水平片68が中央水平片67と段差をもって一体に設けられている。この内側水平片68の幅も、既設の上サッシ枠50の幅に対して略1/3の幅寸法を有しており、この内側水平片68の建物外側に向く端部も中央水平片67の下側に一部突出する状態となっている。
そして、外側水平片66の建物外側端部から下方に向って外側垂下片61が一体に垂下している。また、この外側水平片66の建物内側端部から下方に外側レール62が一体に垂下している。
さらに、内側水平片68の建物外側端部から下方に内側レール63が一体に垂下しており、この内側水平片68の建物内側端部から下方に内側垂下片64が一体に垂下している。
外側レール62は、図3および図4に示した外側障子30の外側障子上枠33をガイドするためのレールとなっている。また、内側レール63は、図3および図4に示した内側障子31の内側垂下片39をガイドするためのレールとなっている。
外側垂下片61は、中央水平片67よりも高い位置まで上方に伸び、その上端は中央水平片67側に向って折曲し、外側垂下片61と外側レール62との間の中間位置まで水平に伸びている。一方、内側垂下片64も同様に、中央水平片67よりも高い位置まで上方に伸び、その上端は中央水平片67側に向って折曲し、外側垂下片61と外側レール62との間の中間位置まで水平に伸びている。
外側垂下片61の上端は、既設の上サッシ枠50の外側垂下片52の下端に当接し、かつ内側垂下片64の上端は、既設の上サッシ枠50の内側垂下片53の下端に当接する状態で、既設の上サッシ枠50の下側に接合されている。
中央水平片67の上には、L字形のアングル70が配置されており、このアングル70の垂直片71がネジ74により既設の上サッシ枠50の外側垂下片52にネジ止めされ、アングル70の水平片72がネジ73により中央水平片67にネジ止めされている。このネジ止め部分の内側空間には水の侵入防止用のシール部材100が充填されている。
また、内側上端水平片75の上にL字形のアングル76が配置され、このアングル76の垂直片77がネジ79により既設の上サッシ枠5にネジ止めされ、アングル76の水平片78がネジ79により、内側上端水平片75にネジ止めされている。
以上の構成により、上側レール21は、簡易な構成によって既設の上サッシ枠50の直下位置に簡易な構成によって連結固定され、外側障子30と内側障子31の上端をガイドするレールを構成している。
図7は、新たな被覆型外側下レール26および被覆型内側下レール27を、既存の外側下レール24および内側下レール25に被着する構成を示し、図8は、新たな被覆型外側下レール26および被覆型内側下レール27に外側障子下枠32および38をガイドする構成を示している。
図7および図8に示すように、建物内の床部材12aの窓側端部には、上面が一段低い一定幅の縁部材12bが連設されている。この縁部材12bによって、下框12が構成されている。縁部材12bには、この縁部材12bの上面、建物外側面側および建物内側面を覆う下サッシ枠20が設けられている。この下サッシ枠20の建物外面側には、水受け樋20aが例えばネジ20bによって一体的に固定されている。また、下サッシ枠20の建物内面側には、室内側への水の侵入防止のための縦板部20cが、下サッシ枠20と一体に設けられている。
被覆型外側下レール26は、その内面側の断面形状が、既存の外側下レール24の外面の断面形状と一致する形状、例えば断面逆U字状の長尺部材として構成されている。また被覆型内側下レール27は、その内面側の断面形状が、既存の内側下レール25外面の断面形状と一致する形状、例えば断面逆U字状の長尺部材として構成されている。
これらの被覆型外側下レール26および被覆型内側下レール27は、予め既存の外側下レール24および内側下レール25の断面形状および長さを計測し、種々の規格を予め設定して製作した予備的な部材からの選択により、または既存の外側下レール24および内側下レール25の実物に合わせて製作することにより適宜、迅速に調達することができる。そして、被覆型外側下レール26および被覆型内側下レール27は、既存の外側下レール24および内側下レール25の形状に対応した形状とすることにより、十分な耐久性を有するものとすることができる。
被覆型外側下レール26および被覆型内側下レール27は、所定強度を有する金属を素材として薄い曲板状に製作され、既存の外側下レール24および内側下レール25に被着しても、殆ど高かくなることはなく、殆ど既設の外側下レール24および内側下レール25と変わらない。したがって、人がサッシ部から建物外に出たりする場合につまずいたりする恐れがない。
図8では、このような構成の被覆型外側下レール26および被覆型内側下レール27に外側障子下枠32および内側障子下枠38を搭載した状態を示している。この図8に示すように、本実施形態の外側障子下枠32は、その下端部に形成した開口部内に戸車80を備えている。この戸車80は、ローラ支持枠81内に軸83を介してローラ82を支持させたものである。このローラ82が、被覆型外側下レール26上に接した状態で搭載され、被覆型外側下レール26に沿って移動することができる。
また、内側障子下枠38は、その下端部に形成した開口部内に戸車90を備えている。この戸車90は、ローラ支持枠91内に軸93を介してローラ92を支持させたものである。このローラ92が、被覆型内側下レール27上に接した状態で搭載され、被覆型内側下レール27に沿って移動することができる。
図9は、本実施形態による新たな障子構成を示す分解斜視図である。なお、代表的に内側障子31について説明する。
この図9に示すように、内側障子31は、その下端部分のスライド移動部分を構成する横長な内側障子下枠38と、内側障子31の上端部分を構成する内側障子上枠39と、障子開閉時に反把持側の端部となる召し合わせ側障子縦枠40と、障子開閉時に把持する端部となる内側障子31に設けられる開閉端側障子縦枠41とからなる障子枠構成部分と、この障子枠構成部分内に取付けられた各種材質からなる内側窓ガラス42とにより構成されている。内側障子下枠38には、その下端部の長さ方向両端部に形成した開口部内にそれぞれ戸車90を備えている。
なお、外側障子30の構成については、召し合わせ部59を除き、略内側障子31と同様である。
図10は、内側障子31の開閉端側障子縦枠41の横断面構造(図9のX−X線断面)を示したものである。
この図10に示すように、内側障子31の開閉端側障子縦枠41は、一端側が開口する断面コ字形の内側障子枠保持枠部43と、この内側障子枠保持枠部43に一体連設されたボックス柱状の中央枠45と、この中央枠45に一体連設され内側障子枠保持枠部43と反対の向きに開口する断面コ字形の端部枠44とを備えて構成されている。
内側障子枠保持枠部43には、その内側障子枠保持枠部43の建物内方を向く一方の側壁の開口端部位置に開口部内側に向って突出する保持部46が設けられ、これに対向する他方の壁の開口端部には開口部内側に向って突出する保持部47が設けられている。これにより、内側障子枠保持枠部43には、内側障子下枠38および内側障子上枠39を挿入保持して一体的固定できるようになっている。
また、端部枠44内には、断面コ字形のパッキン保持枠49を介して、パッキン60が保持されている。 図11は、内側障子31の召し合わせ側障子縦枠40の横断面構造(図9のXI−XI線断面)を示したものである。
この図11に示すように、召し合わせ側障子縦枠40は、召し合わせ側端部壁55と、この召し合わせ側端部壁55に一体に連設された建物内方を向く内側壁56と、この内側壁56に対向して建物外方を向く外側壁57と、内側壁56と外側壁57との間に位置して設けられた受け壁58と、外側壁57に設けられた召し合わせ部59とを備えて構成されている。
この召し合わせ側障子縦枠40の内側壁56と外側壁57と内側障子枠保持枠部43の一方の側壁の開口端部位置に開口部内側に向って突出する保持部46が設けられ、これに対向する他方の壁の開口端部には開口部内側に向って突出する保持部47が設けられている。これにより、内側障子枠保持枠部43には、内側障子下枠38および内側障子上枠39を挿入保持して一体的固定できるようになっている。
図12は、内側障子上枠39の縦断面構造(図9のXII−XII線断面)を示したものである。
この図12に示すように、内側障子上枠39は断面縦長に形成されており、建物外方を向く外側壁101と、建物内方を向く内側壁102とを有し,これら外側壁101と内側壁102とが高さ方向中間位置で接続壁103によって接続されている。このような構成により、内側障子上枠39は上下端が開口する構成となっている。外側壁101の上端には、内側壁102側に向って折曲する折曲壁104が形成され,この折曲壁104の先端は内側障子上枠39の内方に向って折曲して垂下し、外側係止壁105となっている。
この外側係止壁105に下方から対向するように、外側壁101から内側係止壁106が突出している。これにより、外側壁101側から内側壁102側に向う袋状の係合穴が形成され、この係合穴部に、上述した新たな上側レール21の垂下する内側レール3の外面に係合してスライドする係止具107が装着されている。
また、内側障子上枠39の内側壁102側の上端においても同様に、外側壁101側に向って折曲し、内側障子上枠39の内方に向う折曲壁108が形成されている。また、この折曲壁108に対して内側壁102に下方から対向するように、係止壁109が突出している。これにより、内側壁102側から外側壁101側に向う袋状の係合穴が形成され、この係合穴部に、新たな上側レール21の垂下する内側レール63の外面に係合してスライドする係止具110が装着されている。
なお、101および102の下端には、互いに向き合う外側係止壁111および内側係止壁112が形成され、この間にパッキン113が収納されている。このパッキン113には、内側窓ガラス42が固定保持される。
図13は、召し合わせ側障子縦枠40と開閉端側障子縦枠41の下端部間に水平に組立てられる内側障子下枠38の縦断面構造(図9のXIII−XIII線断面)を示したものである。
この図13に示すように、召し合わせ側障子縦枠38は、断面縦長に形成されており、建物外方を向く外側壁120と、建物内方を向く内側壁121とを有し,これら外側壁120と内側壁121とが上端付近に高さを異ならせて2つの接続壁122、123によって接続されている。また、外側壁120と内側壁121との下端側にも接続壁124が設けられている。なお、この下端側の接続壁124には、下レール側に沿う横方向量端部において、戸車挿入用の切欠部124aが形成されている(図19参照)。
外側壁120の上端には、内側壁121側に向って折曲する折曲壁125が形成されている。この折曲壁125の先端は内側障子下枠38の内方に向って折曲して垂下している。また、内側障子下枠38の内側壁121の上端においても同様に、外側壁120側に向って折曲し、内側障子上枠39の内方に向う折曲壁126が形成されている。これらの折曲壁125,126より、内側障子上枠39の上端に袋状の係合穴が形成され、この係合穴部内にパッキン128が収納され、内側窓ガラス42を保持できるようになっている。 なお、内側障子下枠38の下端部内には、図8で説明したように、開口部が形成され、その内部に戸車90が収納されている。この戸車90は、ローラ支持枠91内に軸93を介してローラ92を支持させたものである。
図14は、戸車90を示す斜視図であり、図15は同正面図である。図16は、戸車10の縦断面(図15のXVI−XVI)である。
これらの図に示すように、戸車90は、天板132と両側壁133,134とからなる下端および長手方向両端が開口する横長なローラ支持枠91を備えている。ローラ支持枠91の内側には、これと略同断面形状の内フレーム138が設けられ、この内フレーム138はローラ支持枠91に対して摺動できる状態で収納されている。この内フレーム138には、水平な軸93を介してローラ92が回転自在に支持されている。ローラ支持枠91の一方の側壁133には、ローラ92の側面が露出する切欠135が形成されるとともに、斜め下方に傾斜する傾斜切欠136および一定長の溝状び窪み137が形成されている。内フレーム138の外面には、傾斜切欠136および一定長の溝状び窪み137に係合し、これにガイドされる凸係止部139が形成され、矢印aで示す斜め上下方向に移動規制されるようになっている。
また、内フレーム138には、矢印a方向と平行な方向に切欠142が形成されており、この切欠142に、ピン等の係合部140,係合部141が係合している。これにより、内フレーム138は一定の姿勢を保持した状態でローラ支持枠91から斜め下方に出没できる構成となっている。
ローラ支持枠91のローラ保持側と反対側の端部には係止部材143が挿入されている。この係止部材143は、ローラ支持枠91内に固定されている。この係止部材143に、ローラ94の反対側から内フレーム138を押圧移動できる連結部147が設けられ、この連結部を, 外部から水平方向に押圧することにより、傾斜切欠136および切欠142等に沿って移動操作することができるようになっている。
押圧移動手段としては、係止部材143に設けたネジ146を、操作用の孔145を介してドライバ等によって回転操作することで、内フレーム138を押圧移動できるようになっている。なお、係止部材143は、ローラ支持枠91から一部突出し、内側障子保持枠43に固定し得る鍔状のストッパ144が形成されている。
図17は、図10で示した内側障子上枠39に対するパッキン保持枠49の取付け構造および開閉端側障子縦枠41の連結構造(図9のXV−XV部)を示したものである。
この図17に示すように、開閉端側障子縦枠41は、一端側が開口する断面コ字形の内側障子枠保持枠部43と、この内側障子枠保持枠部43に一体連設されたボックス柱状の中央枠45と、この中央枠45に一体連設され内側障子枠保持枠部43とは反対の向きに開口する断面コ字形の端部枠44とを備えている。
内側障子枠保持枠部43には、その内側障子枠保持枠部43の建物内方を向く一方の側壁の開口端部位置に、開口部内側に向って突出する保持部46が設けられ、これに対向する他方の壁の開口端部には、開口部内側に向って突出する保持部47が設けられている。
また、パッキン保持枠49には、パッキン60が保持され、上端壁には内側レール63を挿入するためのレール挿入開口部115が形成されている。このパッキン保持枠49が、開閉端側障子縦枠41の開閉端側障子縦枠44内に挿入される。
内側障子上枠39は外側壁101および内側壁102を有し、これらが接続壁103で連結されている。上面側には、折曲壁104,108が対向し、これらの隙間部分が内側レール63を挿入するための溝118とされている。内側障子上枠39の内部には、シール部材114が挿入されている。
これにより、内側障子枠保持枠部43には、内側障子下枠38および内側障子上枠39を挿入保持して一体的固定できるようになっている。
図18は、内側障子上枠39と召し合わせ側障子縦枠40との組立て構造(図9のXI−XI線断面)を示したものである。
この図18に示すように、召し合わせ側障子縦枠40は、召し合わせ側端部壁55と、この召し合わせ側端部壁55に一体に連設された建物内方を向く内側壁56と、この内側壁56に対向して建物外方を向く外側壁57と、内側壁56と外側壁57との間に位置して設けられた受け壁58と、外側壁57に設けられた召し合わせ部59とを備えて構成されている。
この召し合わせ側障子縦枠40の内側壁56と外側壁57と内側障子枠保持枠部43の一方の側壁の開口端部位置に開口部内側に向って突出する保持部46が設けられ、これに対向する他方の壁の開口端部には開口部内側に向って突出する保持部47が設けられている。これにより、内側障子枠保持枠部43には、内側障子下枠38および内側障子上枠39を挿入保持して一体的固定できるようになっている。
図19は、戸車の内側障子上枠39の横断面構造(図9のXVIII−XVIII線断面)を示したものである。
図19に示すように、内側障子下枠38の内部に設けた下部連結壁124に、切欠部124aが設けられている。戸車90は、この切欠部124a部分に挿入され、固定される。この場合、戸車90のローラ支持枠91の下縁が下部連結壁124上に支持される。
図20は、使用状態における38および39の上部と50に設けた21との、組立て状態(図4のXX−XX断面状態)を示したものである。
図20に示すように、内側障子上枠38の上端は上側レール21の外側レール62に係止具107、110を介してガイドされる。また、外側障子上枠39の上端は上側レール21の内側レール63に係止具107、110を介してガイドされる。このように、既設の上サッシ枠50に簡便な構成で連結された21を介して38,39を開閉操作することができ、既設の50はそのままの状態で、取外す等の作業を何ら必要とすることなく、新たな内側障子上枠38を使用することができる。
図21は、使用状態における38および39の下部のローラ82,92と被覆型外側レール26および被覆型内側レール27との係合状態(図4のXXI−XXI断面状態)を示したものである。
図21に示すように、本実施形態では、既設の外側下レール24および既設の内側下レール25をそのまま存置して、これら既設の外側下レール24および内側下レール25上に、新たなローラ82,92を搭載して回転走行させ、外側障子30および内側障子38を円滑に開閉使用することができる。この場合、殆ど既設の外側下レール24および内側下レール25と変わらないので、人がサッシ部から建物外に出たりする場合につまずいたりする恐れがない。
本発明の実施形態による全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態による上側レールおよび下側レールの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態による外側障子等を示す分解異斜視図である。 本発明の実施形態による部材の取付け状態をを示す断面図である。 本発明の実施形態による上側レールを示す断面図である。 本発明の実施形態による上サッシ枠を示す断面図である。 本発明の実施形態による被覆型下レールを示す斜視図である。 本発明の実施形態による被覆型下レールを示す断面図である。 本発明の実施形態による障子構成を示す分解斜視図である。 図9のX−X線断面図である。 図9のXI−XI線断面図である。 図9のXII−XII線断面図である。 図9のXIII−XIII線断面図である。 本発明の実施形態による戸車を示す斜視図である。 本発明の実施形態による戸車を示す正面図である。 図15のXVI−XVI断面図である。 本発明の実施形態による内側障子上枠と開閉端側障子縦枠との連結構造 発明の実施形態による内側障子上枠と召し合わせ側障子縦枠との連結構造を示す断面図である。 本発明の実施形態による戸車の内側障子下枠へ組込構造を示す断面図である。 本発明の実施形態による上側レールと既設の上サッシ枠との連結構造を示す断面図である。 本発明の実施形態による被覆型レールと障子との連結構造を示す断面図である。
符号の説明
10 サッシ窓
11 建物の壁
12 下框
12a 床部材
12b 縁部材
13 上框
13a 桟
14 縦縁部
15 縦縁部
20 下サッシ枠
20a 水受け樋
20b ネジ
20c 縦板部
21 上側レール
22 縦サッシ枠
23 縦サッシ枠
24 既設の外側下レール
25 既設の内側下レール
26 被覆型外側下レール
27 被覆型内側下レール
30 外側障子
31 内側障子
32 外側障子下枠
33 外側障子上枠
34 開閉端側障子縦枠
35 召し合わせ側障子縦枠
36 錠ボックス
37 外側窓ガラス
38 横長な内側障子下枠
39 内側障子上枠
40 召し合わせ側障子縦枠
41 開閉端側障子縦枠
42 内側窓ガラス
43 内側障子枠保持枠
44 端部枠
45 中央枠
46 保持部
49 パッキン保持枠
50 既設の上サッシ枠
51 水平部
52 外側垂下片
53 内側垂下片
54 中央垂下片
55 L字形アングル
56 ネジ
57 外側壁
58 受け壁
59 召し合わせ部
60 パッキン
61 外側垂下片
62 外側レール
63 内側レール
64 内側垂下片
66 外側水平片
67 中央水平片
68 内側水平片
70 アングル
71 垂直片
74 ネジ
72 水平片
73 ネジ
75 内側上端水平片
76 アングル
77 垂直片
79 ネジ
78 水平片
80 戸車
81 ローラ支持枠
83 軸
82 ローラ
90 戸車
91ローラ支持枠
93 軸
92 ローラ
100 シール部材
101 外側壁
102 内側壁
103 接続壁
104 折曲壁
105 外側係止壁
106 内側係止壁
107 係止具
108 折曲壁
109 係止壁
110 係止具
111 係止壁
112 係止壁
113 パッキン
115 弾性部材
116 レール挿入開口部
118 溝
120 外側壁
121 内側壁
122 上部連結壁
123 中間連結壁
124 下部連結壁
124a 切欠部
125 折曲壁
126 折曲壁
127 外側係止壁
128 パッキン
129 外側壁下端部
130 内側壁下端部
131 係止壁
132 天板
133 側壁
134 側壁
135 切欠
136 傾斜切欠
137 窪み
138 内フレーム
139 凸係止部
140 係合部
141 係合部
142 切欠
143 係止部材
144 ストッパ
145 貫通孔
146 ネジ
147 連結部












Claims (2)

  1. 建物の開口部に設けられている引き戸サッシの既設の上サッシ枠に、このサッシ枠と略同一幅をもって垂設される新たな上側レールと、前記建物の開口部に設けられている既設の下側レールに被着される新たな被覆型下側レールと、前記新たな上側レールおよび新たな被覆型下側レールに移動可能に支持された障子とを備えたことを特徴とするサッシ窓の取替え構造。
  2. 建物の開口部に設けられている既設の引き戸サッシの上サッシ枠に、このサッシ枠と略同一幅をもって垂下する新たな上側レールを設置する工程と、前記建物の下框に設けられている既設の下側レール上に新たな被覆型レールを被着する工程と、前記新たな上側レールおよび新たな被覆型下側レールに新たな障子を支持させる工程とを備えたことを特徴とするサッシ窓の取替え工法。
JP2005032577A 2005-02-09 2005-02-09 サッシ窓の取替え構造および同取替え方法 Pending JP2006219852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032577A JP2006219852A (ja) 2005-02-09 2005-02-09 サッシ窓の取替え構造および同取替え方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032577A JP2006219852A (ja) 2005-02-09 2005-02-09 サッシ窓の取替え構造および同取替え方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006219852A true JP2006219852A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36982357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005032577A Pending JP2006219852A (ja) 2005-02-09 2005-02-09 サッシ窓の取替え構造および同取替え方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006219852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033329A (ja) * 2015-10-23 2016-03-10 三協立山株式会社 サッシの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033329A (ja) * 2015-10-23 2016-03-10 三協立山株式会社 サッシの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6449540B2 (ja) 改装サッシ及びその施工方法
KR20080086599A (ko) 창문설치구조
JP2006219852A (ja) サッシ窓の取替え構造および同取替え方法
JP5620312B2 (ja) 閉鎖維持装置および建具
JP5717132B2 (ja) 障子の上部召合せ引寄せ部材
JP5391125B2 (ja) 建具
JP4939805B2 (ja) 開口部装置
JP2003176667A (ja) 上げ下げ窓
JP5328746B2 (ja) 建具
JP6831076B2 (ja) 建具
JP2018105103A (ja) 戸車及び建具
JP6423299B2 (ja) 網戸付きサッシ
JP6669555B2 (ja) 建具
JP2017025694A (ja) 建具
JP4256746B2 (ja) エレベータ出入り口装置の付設方法
JP6710632B2 (ja) 建具
JP5391108B2 (ja) 建具
JP4803526B2 (ja) 下枠フラットサッシ
JP4919066B2 (ja) 網戸落下防止装置
JP4050191B2 (ja) 引き違い戸における召し合わせ構造
JP4860943B2 (ja) 扉装置
JP6710631B2 (ja) 建具
JP5362184B2 (ja) 制動装置付引戸装置
JP6392609B2 (ja) カーテンウォール
JP2005105515A (ja) ブラインド式雨戸の取付構造