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JP2006209119A - 定着装置 - Google Patents

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JP2006209119A
JP2006209119A JP2006015167A JP2006015167A JP2006209119A JP 2006209119 A JP2006209119 A JP 2006209119A JP 2006015167 A JP2006015167 A JP 2006015167A JP 2006015167 A JP2006015167 A JP 2006015167A JP 2006209119 A JP2006209119 A JP 2006209119A
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Abstract

【課題】センタコイルとサイドコイルの交互駆動制御およびヒートローラの温度制御を、CPU等の制御手段に負担をかけずに、簡単な回路で容易に実行することができる定着装置を提供する。
【解決手段】温度センサ13,14の検知温度に基づいて動作制御信号および指定信号を発する簡単な構成の信号処理回路94を設け、その信号処理回路94から発せられる動作制御信号および指定信号に応じてセンタコイル4とサイドコイル5,6を選択的に駆動する。
【選択図】図4

Description

この発明は、用紙上の現像剤像を定着させる定着装置に関する。
画像形成装置は、原稿から画像を読取り、その読取った画像に対応する現像剤像を用紙に形成し、その現像剤像を定着装置により用紙上に定着させる。
上記定着装置は、ヒートローラとプレスローラとの間に上記用紙を取込んで、用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙上の現像剤像を用紙上に定着させる。
上記ヒートローラの内側または外側には、誘導加熱用のセンタコイルおよびサイドコイルが設けられている。これらコイルに高周波電流が供給されることにより、コイルから高周波磁界が発生する。この高周波磁界によって上記ヒートローラに渦電流が生じ、その渦電流に基づくジュール熱によって上記ヒートローラが発熱する。
上記センタコイルは、ヒートローラの軸方向(ヒートローラの回転方向と直交する方向)における同ヒートローラの略中央部を誘導加熱する。サイドコイルは、ヒートローラの軸方向における同ヒートローラの一端部および他端部を誘導加熱する。
このような定着装置では、センタコイルおよびサイドコイルが交互に駆動される。そして、ヒートローラの軸方向における中央部および端部の温度がそれぞれ検知され、これら検知温度が予め定められている設定値を維持するように、センタコイルの出力およびサイドコイルの出力がそれぞれパルス幅変調により制御される(例えば、特許文献1)。
特開2002−124369号公報
センタコイルとサイドコイルの交互駆動制御、およびパルス幅変調によるヒートローラの温度制御は、CPU等の制御手段にとって大きな負担となっている。
この発明の一態様の目的は、センタコイルとサイドコイルの交互駆動制御およびヒートローラの温度制御を、CPU等の制御手段に負担をかけずに、簡単な回路で容易に実行することができる定着装置を提供することである。
請求項1に係る発明の定着装置は、回転する加熱部材と、この加熱部材を誘導加熱するための第1コイルと、上記加熱部材を誘導加熱するための第2コイルと、上記加熱部材の回転方向と直交する方向における同加熱部材の略中央部の温度T1を検知する第1温度センサと、上記加熱部材の回転方向と直交する方向における同加熱部材の一端部または他端部の温度T2を検知する第2温度センサと、この各温度センサの検知温度に基づき、上記各コイルの動作を許容または禁止するための信号、および上記各コイルのどちらを動作させるか指定するための信号を、発する信号処理回路と、上記信号処理回路から発せられる各信号に応じて、上記各コイルを選択的に駆動する駆動回路と、を備えている。
この発明の定着装置によれば、センタコイルとサイドコイルの交互駆動制御およびヒートローラの温度制御を、CPU等の制御手段に負担をかけずに、簡単な回路で容易に実行することができる。
[1]以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
この発明に係る画像形成装置は、原稿の画像を光学的に読取るスキャニングユニット(後述のスキャニングユニット33)、このスキャニングユニットで読取られた画像に対応する現像剤像を被定着物である用紙に形成するプロセスユニット(後述のプロセスユニット45)、および上記用紙に形成された現像剤像を加熱によりその用紙に定着させる定着装置(後述の定着装置1)などを備えている。この画像形成装置の具体的な構成は、先に特許出願したAppl.No.10/602,920に記載されている。よって、その構成の説明は省略する。
上記定着装置の構成を図および図2に示している。
定着装置1は、回転する加熱部材たとえばヒートローラ2を有している。このヒートローラ2と加圧部材であるプレスローラ3とが、被定着物である用紙20の搬送路を上下に挟む状態に設けられている。プレスローラ3は、ヒートローラ2の表面(外周面)に加圧状態で接してそのヒートローラ2と共に回転し、そのヒートローラ2との間に用紙20を取込んで用紙20に圧力を加える。このとき、ヒートローラ2の熱が用紙20に伝わることにより、用紙20上の現像剤像21が溶融し、その溶融した現像剤が用紙20上に定着する。
ヒートローラ2は、金属部材の上に表面部材(PTEF,PFA等の離型層)を被覆したもので、時計方向に回転駆動される。プレスローラ3は、芯金の周囲にシリコンゴムあるいはフッ素ゴムを被覆したもので、反時計方向に回転する。
ヒートローラ2の内部に、センタコイル(第1コイル)4およびサイドコイル(第2コイル)5,6が設けられている。上記センタコイル4は、ヒートローラ2の回転方向と直交する方向(軸方向)における同ヒートローラ2の略中央部と対応する位置に、設けられている。上記サイドコイル5は、ヒートローラ2の回転方向と直交する方向における同ヒートローラ2の一端部と対応する位置に、設けられている。上記サイドコイル6は、ヒートローラ2の回転方向と直交する方向における同ヒートローラ2の他端部と対応する位置に、設けられている。このサイドコイル5,6は、互いに接続されて、実質的には1つのコイルを形成している。
これらコイル4,5,6は、それぞれコア7,8,9に装着されており、誘導加熱用の高周波磁界を発する。この高周波磁界がヒートローラ2に与えられることにより、ヒートローラ2の金属部材に渦電流が生じ、その渦電流によるジュール熱で金属部材が発熱する。すなわち、センタコイル4により、ヒートローラ2の略中央部が誘導加熱される。サイドコイル5,6により、ヒートローラ2の一端部および他端部がそれぞれ誘導加熱される。
ヒートローラ2の周囲に、用紙20をヒートローラ2から剥離するための爪10、ヒートローラ2上に残る現像剤および紙屑等を除去するためのクリーニング部材11、ヒートローラ2の表面にオイルを塗布するためのオイル塗布ローラ12、およびヒートローラ2の表面の温度を検知する第1および第2温度センサ13,14が設けられている。
上記温度センサ13は、ヒートローラ2の回転方向と直交する方向(軸方向)における同ヒートローラ2の略中央部の温度T1を検知する。上記温度センサ14は、ヒートローラ2の回転方向と直交する方向(軸方向)における同ヒートローラ2の他端部の温度T2を検知する。
これら温度センサ13,14は、ヒートローラ2の表面に接する接触式でも、ヒートローラ2から離れる非接触式でも、そのいずれでもよい。
上記画像形成装置の制御回路を図3に示している。
メインコントローラ30に、コントロールパネルコントローラ31、スキャニングコントローラ32、およびプリントコントローラ40が接続されている。
メインコントローラ30は、コントロールパネルコントローラ31、スキャニングコントローラ32、およびプリントコントローラ40を統括的に制御する。スキャニングコントローラ32は、原稿の画像を光学的に読取るスキャニングユニット33を制御する。
プリントコントローラ40に、制御プログラム記憶用のROM41、データ記憶用のRAM42、プリントエンジン43、シート搬送ユニット44、プロセスユニット45、定着装置1が接続されている。プリントエンジン43は、上記スキャニングユニット33で読取られた画像を上記プロセスユニット45の感光体ドラムに形成するためのレーザ光を発する。シート搬送ユニット44は、用紙20の搬送機構およびその駆動回路などにより構成されている。プロセスユニット45は、上記スキャニングユニット53で読取られた画像に対応する静電潜像を上記プリントエンジン43から発せられるレーザ光によって感光体ドラムの表面に形成し、その感光体ドラム上の静電潜像を現像剤で現像し、その現像剤像を用紙20に転写する。
定着装置1の電気回路を図4に示している。
商用交流電源50に、整流回路60,70が接続されている。整流回路60,70の出力端に、第1および第2高周波発生回路(スイッチング回路ともいう)61,71が接続されている。
高周波発生回路61は、上記センタコイル4と共に共振回路を形成する共振用コンデンサ62、その共振回路を励起するスイッチング素子たとえばトランジスタ63、およびそのトランジスタ63に並列接続されたダンパダイオード64により構成され、トランジスタ63が駆動回路52によってオン,オフ駆動されることにより、高周波電流を生成する。
高周波発生回路71は、上記サイドコイル5,6と共に共振回路を形成する共振用コンデンサ72、その共振回路を励起するスイッチング素子たとえばトランジスタ73、およびそのトランジスタ73に並列接続されたダンパダイオード74により構成され、トランジスタ73が上記駆動回路52によってオン,オフ駆動されることにより、高周波電流を生成する。
この高周波発生回路61,71で生成される高周波電流がセンタコイル4およびサイドコイル5,6に供給されることにより、センタコイル4およびサイドコイル5,6から高周波磁界が発生する。この高周波磁界によってヒートローラ2の金属部材に渦電流が生じ、その渦電流に基づくジュール熱によって金属部材が発熱する。
また、商用交流電源50にコントローラ用電源回路80が接続され、そのコントローラ用電源回路80にコントローラ53が接続されている。コントローラ53には、上記温度センサ13,14、上記プリントコントローラ40、および上記駆動回路52が接続されている。
上記コントローラ53は、CPU90、上記温度センサ13,14の出力信号をデジタル信号に変換するA/D(アナログ/デジタル)変換回路91、制御プログラム記憶用のROM92、データ記憶用のRAM93、および信号処理回路94を有している。
上記信号処理回路94は、図5に示すように、第1比較回路101、第2比較回路102、第1ゲート回路103、および第2ゲート回路104により、構成されている。
比較回路101は、温度センサ13の検知温度T1に対応するレベルの電圧V1と予め定められている設定温度Ts1に対応するレベルの電圧Vs1とを比較し、V1<Vs1(T1<Ts1)のときに低レベル信号を出力し、V1≧Vs1(T1≧Ts1)のときに高レベル信号を出力する。
比較回路102は、温度センサ14の検知温度T2に対応するレベルの電圧V2と予め定められている設定温度Ts2(=Ts1)に対応するレベルの電圧Vs2とを比較し、V2<Vs2(T2<Ts2)のときに低レベル信号を出力し、V2≧Vs2(T2≧Ts2)のときに高レベル信号を出力する。
ゲート回路103は、比較回路101,102の出力の少なくとも一方が低レベル信号の場合に、コイル4,5,6の動作を許容するための高レベル信号を出力し、比較回路101,102の出力の両方が高レベル信号の場合にコイル4,5,6の動作を禁止するための低レベル信号を出力する。このゲート回路103の出力信号は、動作制御信号として、上記駆動回路52に供給される。
ゲート回路104は、比較回路101の出力が高レベル信号の場合にセンタコイル4の動作を指定するための高レベル信号を出力し、比較回路101の出力が低レベル信号の場合にサイドコイル5,6の動作を指定するための低レベル信号を出力する。このゲート回路103の出力信号は、指定信号として、上記駆動回路52に供給される。
駆動回路52は、ゲート回路103から供給される動作制御信号、およびゲート回路104から供給される指定信号に応じて、上記高周波発生回路61,71を選択的に駆動する。
つぎに、図6を参照しながら、作用を説明する。
商用交流電源50がオンされると、ヒートローラ2の略中央部の温度T1が、温度センサ13により検知される。ヒートローラ2の他端部の温度T2が、温度センサ14により検知される。
初めは、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満なので(T1<Ts1)、比較回路101から低レベル信号が出力される。また、温度センサ14の検知温度T2も設定温度Ts2未満なので(T2<Ts2)、比較回路102から低レベル信号が出力される。
比較回路101,102の出力が低レベル信号であれば、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が高レベル信号となる。これにより、コイル4,5,6の動作が許容される。また、比較回路101の出力が低レベル信号であることにより、ゲート回路104の出力(指定信号)が高レベル信号となる。これにより、センタコイル4の動作が指定される。
このように、コイル4,5,6の動作が許容された状態で、センタコイル4の動作が指定されることにより、高周波発生回路61が駆動されて、センタコイル4が動作する。センタコイル4の動作により、ヒートローラ2の略中央部が発熱して温度上昇する。この温度上昇に伴い、ヒートローラ2の両端部の温度も上昇していく。
温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上になると(T1≧Ts1)、比較回路101の出力が高レベル信号に変わる。比較回路101の出力が高レベル信号に変わると、ゲート回路104の出力(指定信号)が低レベル信号となる。これにより、サイドコイル5,6の動作が指定される。
温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上になって比較回路101の出力が高レベル信号に変わっても、温度センサ14の検知温度T2がまだ設定温度Ts2未満の状態にあれば、比較回路102の出力は低レベル信号のままである。したがって、ゲート回路103の出力(動作制御信号)は高レベル信号の状態を維持し、コイル4,5,6の動作が許容される。
コイル4,5,6の動作が許容されている状態で、サイドコイル5,6の動作が指定されると、高周波発生回路71が駆動されて、サイドコイル5,6が動作する。高周波発生回路61は駆動されず、センタコイル4の動作が停止する。こうして、サイドコイル5,6が動作することにより、ヒートローラ2の両端部が発熱して温度上昇する。
温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満に下降すると(T1<Ts1)、比較回路101の出力が低レベル信号に変わる。比較回路101の出力が低レベル信号に変わると、ゲート回路104の出力(指定信号)が高レベル信号となる。これにより、センタコイル4の動作が再び指定される。
このとき、ゲート回路103の出力(動作制御信号)は高レベル信号の状態を維持しており、よってコイル4,5,6の動作が許容される。
コイル4,5,6の動作が許容されている状態で、センタコイル4の動作が再び指定されることにより、高周波発生回路61が駆動されて、センタコイル4が動作する。高周波発生回路71は駆動されなくなり、サイドコイル5,6の動作が停止する。こうして、センタコイル4が動作することにより、ヒートローラ2の略中央部が発熱して温度上昇する。
以後、温度センサ13の検知温度T1と設定温度Ts1との比較に基づく比較回路101の出力に応じて、センタコイル4の動作とサイドコイル5,6の動作とが交互に繰り返される。
その後、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上に上昇し(T1≧Ts1)、しかも温度センサ14の検知温度T2が設定温度Ts2以上に上昇すると(T2≧Ts2)、比較回路101,102の出力が共に高レベル信号となる。この場合、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が低レベル信号となる。これにより、コイル4,5,6の動作が禁止される。すなわち、ゲート回路104の出力(指定信号)に関係なく、高周波発生回路61,71の駆動が停止されて、全てのコイル4,5,6の動作が停止する。ウォーミングアップが終了する。
ウォーミングアップの終了後、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満に下降すると(T1<Ts1)、比較回路101の出力が低レベル信号となる。これにより、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が高レベル信号となってコイル4,5,6の動作が許容されるとともに、ゲート回路104の出力(指定信号)が高レベル信号となってセンタコイル4の動作が指定される。センタコイル4が動作する。
温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上に上昇すると(T1≧Ts1)、比較回路101の出力が高レベル信号に変わる。これにより、ゲート回路104の出力(指定信号)が低レベル信号となってサイドコイル5,6の動作が指定される。サイドコイル5,6が動作する。
こうして、センタコイル4の動作とサイドコイル5,6の動作とが交互に繰り返されることにより、ヒートローラ2の略中央部の温度T1および他端の温度T2がそれぞれ設定温度Ts1,Ts2に維持される。
以上のように、温度センサ13,14の検知温度に基づいて動作制御信号および指定信号を発する簡単な構成で安価な信号処理回路94を設け、その信号処理回路94から発せられる動作制御信号および指定信号に応じてセンタコイル4とサイドコイル5,6を選択的に駆動することにより、センタコイル4とサイドコイル5,6の交互駆動制御およびヒートローラ2の温度制御を、CPU90などの制御に負担をかけることなく、容易に実行することができる。簡単な構成で安価な信号処理回路94の採用により、コストの低減が図れる。
なお、設定温度Ts1と設定温度Ts2とを同じ値としたが、用紙20のサイズなどに応じて、設定温度Ts1と設定温度Ts2を互いに異なる値に設定してもよい。設定温度Ts1と設定温度Ts2を互いに異なる値に設定することにより、ヒートローラ2の熱容量にかかわらず、また用紙20のサイズにかかわらず、ヒートローラ2の軸方向の温度分布を均一にすることができる。
[2]この発明の第2の実施形態を説明する。
信号処理回路94が、図7に示すように、第1比較回路101、第2比較回路102、第1ゲート回路103、発振回路105、第2ゲート回路106、および選択回路107により、構成されている。
比較回路101は、温度センサ13の検知温度T1に対応するレベルの電圧V1と予め定められている設定温度Ts1に対応するレベルの電圧Vsとを比較し、V1<Vs1(T1<Ts1)のときに低レベル信号を出力し、V1≧Vs1(T1≧Ts1)のときに高レベル信号を出力する。
比較回路102は、温度センサ14の検知温度T2に対応するレベルの電圧V2と予め定められている設定温度Ts2(=Ts1)に対応するレベルの電圧Vs2とを比較し、V2<Vs2(T2<Ts2)のときに低レベル信号を出力し、V2≧Vs2(T2≧Ts2)のときに高レベル信号を出力する。
ゲート回路103は、比較回路101,102の出力の少なくとも一方が低レベル信号の場合に、コイル4,5,6の動作を許容するための高レベル信号を出力し、比較回路101,102の出力の両方が高レベル信号の場合にコイル4,5,6の動作を禁止するための低レベル信号を出力する。このゲート回路103の出力信号は、動作制御信号として、上記駆動回路52に供給される。
発振回路105は、オン,オフデューティが例えば50%のクロック信号を発する。
ゲート回路106は、比較回路101,102の出力が共に低レベル信号の場合に、発振回路105の出力信号を選択するための高レベル信号を出力し、比較回路101,102の出力が共に低レベル信号でない場合に、比較回路102の出力信号を選択するための低レベル信号を出力する。
選択回路107は、発振回路105のクロック信号が入力される第1入力端子A、比較回路102の出力信号が入力される第2入力端子B、ゲート回路106の出力信号が入力される第3入力端子(選択端子)を有し、第3入力端子への入力が高レベル信号の場合に第1入力端子Aへの入力信号(発振回路105の出力信号)を選択して出力し、第3入力端子への入力(ゲート回路106の出力信号)が低レベル信号の場合に第2入力端子Bへの入力信号(比較回路102の出力信号)を選択して出力する。この出力は、センタコイル4とサイドコイル5,6のどちらを動作させるか指定するための指定信号として、上記駆動回路52に供給される。
つぎに、図8を参照しながら、作用を説明する。
商用交流電源50がオンされると、発振回路105から、オン,オフデューティが50%のクロック信号、つまり周期がtでパルス幅がt/2のクロック信号が発せられる。
初めは、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満なので(T1<Ts1)、比較回路101から低レベル信号が出力される。また、温度センサ14の検知温度T2も設定温度Ts2未満なので(T2<Ts2)、比較回路102から低レベル信号が出力される。
比較回路101,102の出力が低レベル信号であれば、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が高レベル信号となる。これにより、コイル4,5,6の動作が許容される。
また、比較回路101,102の出力が共に低レベル信号であることにより、ゲート回路106の出力が高レベル信号となる。ゲート回路106の出力が高レベル信号のとき、選択回路107から、発振回路105のクロック信号(指定信号)が選択出力される。このクロック信号が高レベルのときにセンタコイル4の動作が指定され、同クロック信号が低レベルのときにサイドコイル5,6の動作が指定される。
このように、コイル4,5,6の動作が許容された状態で、センタコイル4の動作とサイドコイル5,6の動作が交互に指定されることにより、高周波発生回路61,71が交互に駆動されて、センタコイル4とサイドコイル5,6が交互に動作する。これにより、ヒートローラ2の略中央部および両端部がそれぞれ発熱して温度上昇する。
温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上に上昇すると(T1≧Ts1)、比較回路101の出力が高レベル信号に変わる。比較回路101の出力が高レベル信号に変わると、ゲート回路106の出力が低レベル信号となる。これにより、選択回路107から、比較回路102の出力信号(指定信号)が選択出力される。
このとき、温度センサ14の検知温度T2がまだ設定温度Ts2未満の状態にあれば(T2<Ts2)、比較回路102の出力は低レベル信号のままである。この低レベル信号が指定信号として選択出力されることにより、サイドコイル5,6の動作が指定される。
なお、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上に上昇して比較回路101の出力が高レベル信号に変わっても、比較回路102の出力が低レベル信号のままであれば、ゲート回路103の出力(動作制御信号)は高レベル信号のままである。よって、コイル4,5,6の動作が許容される。
このように、コイル4,5,6の動作が許容されている状態で、サイドコイル5,6の動作が指定されると、高周波発生回路71が駆動されて、サイドコイル5,6が動作する。高周波発生回路61は駆動されなくなり、センタコイル4の動作が停止する。こうして、サイドコイル5,6が動作することにより、ヒートローラ2の両端部が発熱して温度上昇する。
温度センサ14の検知温度T2が設定温度Ts2以上に上昇すると(T2≧Ts2)、比較回路102の出力が高レベル信号に変わる。このとき、すでに、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上に上昇して比較回路101の出力が高レベル信号に変わっているので、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が低レベル信号となる。これにより、コイル4,5,6の動作が禁止される。すなわち、選択回路107の出力(指定信号)に関係なく、高周波発生回路61,71の駆動が停止されて、全てのコイル4,5,6の動作が停止する。ウォーミングアップが終了する。
ウォーミングアップの終了後、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満に下降すると(T1<Ts1)、比較回路101の出力が低レベル信号となる。これにより、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が高レベル信号となってコイル4,5,6の動作が許容される。このとき、温度センサ14の検知温度T2がまだ設定温度Ts2以上の状態にあれば(T1≧Ts2)、比較回路102の出力が高レベル信号となっているので、ゲート回路106の出力(指定信号)が低レベル信号を維持する。これにより、選択回路107から、比較回路102の出力である高レベル信号が選択出力される。この高レベル信号が指定信号として選択出力されることにより、センタコイル4の動作が指定される。
コイル4,5,6の動作が許容され、かつセンタコイル4の動作が指定されることにより、センタコイル4が動作する。
その後、温度センサ14の検知温度T2が設定温度Ts2未満に下降すると(T1<Ts2)、比較回路102の出力が低レベル信号となる。この低レベル信号が、指定信号として選択回路107から選択出力されることにより、サイドコイル5,6の動作が指定される。
コイル4,5,6の動作が許容され、かつサイドコイル5,6の動作が指定されることにより、サイドコイル5,6が動作する。
こうして、センタコイル4の動作とサイドコイル5,6の動作とが交互に繰り返されることにより、ヒートローラ2の略中央部の温度T1および他端の温度T2がそれぞれ設定温度Ts1,Ts2に維持される。
以上のように、温度センサ13,14の検知温度に基づいて動作制御信号および指定信号を発する簡単な構成で安価な信号処理回路94を設け、その信号処理回路94から発せられる動作制御信号および指定信号に応じてセンタコイル4とサイドコイル5,6を選択的に駆動することにより、センタコイル4とサイドコイル5,6の交互駆動制御およびヒートローラ2の温度制御を、CPU90などの制御に負担をかけることなく、容易に実行することができる。簡単な構成で安価な信号処理回路94の採用により、コストの低減が図れる。
なお、発振回路105から発せられるクロック信号のオン,オフデューティを50%としたが、クロック信号のオン,オフデューティに限定はない。発振回路105から発せられるクロック信号のオン,オフデューティを変えることにより、センタコイル4の動作とサイドコイル5,6の動作との比率を調節することができる。比率を調節することにより、ヒートローラ2の熱容量にかかわらず、また用紙20のサイズにかかわらず、ヒートローラ2の軸方向の温度分布を均一にすることができる。
設定温度Ts1と設定温度Ts2とを同じ値としたが、用紙20のサイズなどに応じて、設定温度Ts1と設定温度Ts2を互いに異なる値に設定してもよい。設定温度Ts1と設定温度Ts2を互いに異なる値に設定することによっても、ヒートローラ2の熱容量にかかわらず、また用紙20のサイズにかかわらず、ヒートローラ2の軸方向の温度分布を均一にすることができる。
[3]この発明の第3の実施形態を説明する。
信号処理回路94が、図9に示すように、第1比較回路101、第2比較回路102、第1ゲート回路103、第2ゲート回路106、選択回路107、および第3比較回路108により、構成されている。
比較回路101は、温度センサ13の検知温度T1に対応するレベルの電圧V1と予め定められている設定温度Ts1に対応するレベルの電圧Vs1とを比較し、V1<Vs1(T1<Ts1)のときに低レベル信号を出力し、V1≧Vs1(T1≧Ts1)のときに高レベル信号を出力する。
比較回路102は、温度センサ14の検知温度T2に対応するレベルの電圧V2と予め定められている設定温度Ts2(=Ts1)に対応するレベルの電圧Vs2とを比較し、V2<Vs2(T2<Ts2)のときに低レベル信号を出力し、V2≧Vs2(T2≧Ts2)のときに高レベル信号を出力する。
ゲート回路103は、比較回路101,102の出力の少なくとも一方が低レベル信号の場合に、コイル4,5,6の動作を許容するための高レベル信号を出力し、比較回路101,102の出力の両方が高レベル信号の場合にコイル4,5,6の動作を禁止するための低レベル信号を出力する。このゲート回路103の出力信号は、動作制御信号として、上記駆動回路52に供給される。
比較回路108は、温度センサ13の検知温度T1に対応するレベルの電圧V1と温度センサ14の検知温度T2に対応するレベルの電圧V2とを比較し、その比較結果に応じた高レベル信号および低レベル信号を出力する。
ゲート回路106は、比較回路101,102の出力が共に低レベル信号の場合に、比較回路108の出力信号を選択するための高レベル信号を出力し、比較回路101,102の出力が共に低レベル信号でない場合に、比較回路102の出力信号を選択するための低レベル信号を出力する。
選択回路107は、比較回路108の出力信号が入力される第1入力端子A、比較回路102の出力信号が入力される第2入力端子B、ゲート回路106の出力信号が入力される第3入力端子(選択端子)を有し、第3入力端子への入力が高レベル信号の場合に第1入力端子Aへの入力信号(比較回路108の出力信号)を選択して出力し、第3入力端子への入力(ゲート回路106の出力信号)が低レベル信号の場合に第2入力端子Bへの入力信号(比較回路102の出力信号)を選択して出力する。この出力は、センタコイル4とサイドコイル5,6のどちらを動作させるか指定するための指定信号として、上記駆動回路52に供給される。
つぎに、図10を参照しながら、作用を説明する。
初めは、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満なので(T1<Ts1)、比較回路101から低レベル信号が出力される。また、温度センサ14の検知温度T2も設定温度Ts2未満なので(T2<Ts2)、比較回路102から低レベル信号が出力される。
比較回路101,102の出力が低レベル信号であれば、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が高レベル信号となる。これにより、コイル4,5,6の動作が許容される。
また、比較回路101,102の出力が共に低レベル信号であることにより、ゲート回路106の出力が高レベル信号となる。ゲート回路106の出力が高レベル信号のとき、選択回路107から、比較回路108の出力信号(検知温度T1と検知温度T2との比較結果に応じた高レベル信号または低レベル信号)が選択出力される。高レベル信号が選択出力されるとセンタコイル4の動作が指定され、低レベル信号が選択出力されるとサイドコイル5,6の動作が指定される。
たとえば、ヒートローラ2の略中央部の温度T1がヒートローラ2の他端部の温度T2より高い場合、比較回路108の出力が低レベル信号となり、温度が低い側のサイドコイル5,6の動作が指定される。サイドコイル5,6の動作が指定されると、高周波発生回路71が駆動されて、サイドコイル5,6が動作する。これにより、ヒートローラ2の両端部が発熱して温度上昇する。
ヒートローラ2の他端部の温度T2がヒートローラ2の略中央部の温度T1より高い場合、比較回路108の出力が高レベル信号となり、温度が低い側のセンタコイル4の動作が指定される。センタコイル4の動作が指定されると、高周波発生回路61が駆動されて、センタコイル4が動作する。これにより、ヒートローラ2の略中央部が発熱して温度上昇する。
すなわち、センタコイル4およびサイドコイル5,6のうち、温度の低い側のコイルが優先的に動作する。
このように、センタコイル4とサイドコイル5,6が交互に動作することにより、ヒートローラ2の略中央部および両端部がそれぞれ発熱して温度上昇する。
温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1以上に上昇すると(T1≧Ts1)、比較回路101の出力が高レベル信号に変わる。また、温度センサ14の検知温度T2が設定温度Ts2以上に上昇すると(T2≧Ts2)、比較回路102の出力が高レベル信号に変わる。比較回路101,102の出力が共に高レベル信号になると、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が低レベル信号となる。これにより、コイル4,5,6の動作が禁止される。すなわち、選択回路107の出力(指定信号)に関係なく、高周波発生回路61,71の駆動が停止されて、全てのコイル4,5,6の動作が停止する。ウォーミングアップが終了する。
ウォーミングアップの終了後、温度センサ13の検知温度T1が設定温度Ts1未満に下降すると(T1<Ts1)、比較回路101の出力が低レベル信号となる。これにより、ゲート回路103の出力(動作制御信号)が高レベル信号となってコイル4,5,6の動作が許容される。このとき、温度センサ14の検知温度T2がまだ設定温度Ts2以上の状態にあれば(T1≧Ts2)、比較回路102の出力が高レベル信号となっているので、ゲート回路106の出力(指定信号)が低レベル信号を維持する。これにより、選択回路107から、比較回路102の出力である高レベル信号が選択出力される。この高レベル信号が指定信号として選択出力されることにより、センタコイル4の動作が指定される。
コイル4,5,6の動作が許容され、かつセンタコイル4の動作が指定されることにより、センタコイル4が動作する。
その後、温度センサ14の検知温度T2が設定温度Ts2未満に下降すると(T1<Ts2)、比較回路102の出力が低レベル信号となる。この低レベル信号が、指定信号として選択回路107から選択出力されることにより、サイドコイル5,6の動作が指定される。
コイル4,5,6の動作が許容され、かつサイドコイル5,6の動作が指定されることにより、サイドコイル5,6が動作する。
こうして、センタコイル4の動作とサイドコイル5,6の動作とが交互に繰り返されることにより、ヒートローラ2の略中央部の温度T1および他端の温度T2がそれぞれ設定温度Ts1,Ts2に維持される。
以上のように、温度センサ13,14の検知温度に基づいて動作制御信号および指定信号を発する簡単な構成で安価な信号処理回路94を設け、その信号処理回路94から発せられる動作制御信号および指定信号に応じてセンタコイル4とサイドコイル5,6を選択的に駆動することにより、センタコイル4とサイドコイル5,6の交互駆動制御およびヒートローラ2の温度制御を、CPU90の制御に負担をかけることなく、容易に実行することができる。簡単な構成で安価な信号処理回路94の採用により、コストの低減が図れる。
なお、設定温度Ts1と設定温度Ts2とを同じ値としたが、用紙20のサイズなどに応じて、設定温度Ts1と設定温度Ts2を互いに異なる値に設定してもよい。設定温度Ts1と設定温度Ts2を互いに異なる値に設定することによっても、ヒートローラ2の熱容量にかかわらず、また用紙20のサイズにかかわらず、ヒートローラ2の軸方向の温度分布を均一にすることができる。
この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
各実施形態における定着装置の構成を示す図。 各実施形態におけるヒートローラ、各コイル、および各コアの構成を示す図。 各実施形態における画像形成装置の制御回路のブロック図。 各実施形態における定着装置の電気回路のブロック図。 第1の実施形態における信号処理回路のブロック図。 第1の実施形態における信号処理回路の動作を説明するための図。 第2の実施形態における信号処理回路のブロック図。 第2の実施形態における信号処理回路の動作を説明するための図。 第3の実施形態における信号処理回路のブロック図。 第3の実施形態における信号処理回路の動作を説明するための図。
符号の説明
1…定着装置、2…ヒートローラ、3…プレスローラ、4…センタコイル(第1コイル)、5,6…サイドコイル(第2コイル)、20…用紙、21…現像剤像、13…第1温度センサ、14…第2温度センサ、30…メインコントローラ、31…コントロールパネルコントローラ、32…スキャニングコントローラ、40…プリントコントローラ、43…プリントエンジン、44…シート搬送ユニット、45…プロセスユニット、52…駆動回路、53…コントローラ

Claims (10)

  1. 回転する加熱部材と、
    前記加熱部材を誘導加熱するための第1コイルと、
    前記加熱部材を誘導加熱するための第2コイルと、
    前記加熱部材の回転方向と直交する方向における同加熱部材の略中央部の温度T1を検知する第1温度センサと、
    前記加熱部材の回転方向と直交する方向における同加熱部材の一端部または他端部の温度T2を検知する第2温度センサと、
    前記各温度センサの検知温度に基づき、前記各コイルの動作を許容または禁止するための信号、および前記各コイルのどちらを動作させるか指定するための信号を、発する信号処理回路と、
    前記信号処理回路から発せられる各信号に応じて、前記各コイルを選択的に駆動する駆動回路と、
    を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記信号処理回路は、
    前記第1温度センサの検知温度T1と予め定められている設定温度Tsとを比較する第1比較回路と、
    前記第2温度センサの検知温度T2と前記設定温度Tsとを比較する第2比較回路;と、
    前記各比較回路の出力に基づいて、前記各コイルの動作を許容または禁止するための信号を出力する第1ゲート回路と、
    前記第1比較回路の出力に基づいて、前記第1コイルの動作を指定するための信号、または前記第2コイルの動作を指定するための信号、を出力する第2ゲート回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記信号処理回路は、
    前記第1温度センサの検知温度T1と予め定められている設定温度Tsとを比較し、T1<Tsのときに低レベル信号を出力し、T1≧Tsのときに高レベル信号を出力する第1比較回路と、
    前記第2温度センサの検知温度T2と前記設定温度Tsとを比較し、T2<Tsのときに低レベル信号を出力し、T2≧Tsのときに高レベル信号を出力する第2比較回路と、
    前記各比較回路の出力の少なくとも一方が低レベル信号の場合に、前記各コイルの動作を許容するための高レベル信号を出力し、前記各比較回路の出力の両方が高レベル信号の場合に前記各コイルの動作を禁止するための低レベル信号を出力する第1ゲート回路と、
    前記第1比較回路の出力が高レベル信号の場合に前記第1コイルの動作を指定するための高レベル信号を出力し、前記第1比較回路の出力が低レベル信号の場合に前記第2コイルの動作を指定するための低レベル信号を出力する第2ゲート回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記信号処理回路は、
    前記第1温度センサの検知温度T1と予め定められている設定温度Tsとを比較する第1比較回路と、
    前記第2温度センサの検知温度T2と前記設定温度Tsとを比較する第2比較回路と、
    前記各比較回路の出力に基づいて、前記各コイルの動作を許容または禁止するための信号を出力する第1ゲート回路と、
    クロック信号を発する発振回路と、
    前記各比較回路の出力に基づいて、前記発振回路の出力信号を選択するための信号、または前記第2比較回路の出力信号を選択するための信号、を出力する第2ゲート回路と、
    前記第2ゲート回路の出力に基づいて前記発振回路の出力信号および前記第2比較回路の出力信号のいずれか一方を選択し、選択した信号を、前記各コイルのどちらを動作させるか指定するための信号として出力する選択回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記信号処理回路は、
    前記第1温度センサの検知温度T1と予め定められている設定温度Tsとを比較し、T1<Tsのときに低レベル信号を出力し、T1≧Tsのときに高レベル信号を出力する第1比較回路と、
    前記第2温度センサの検知温度T2と前記設定温度Tsとを比較し、T2<Tsのときに低レベル信号を出力し、T2≧Tsのときに高レベル信号を出力する第2比較回路と、
    前記各比較回路の出力の少なくとも一方が低レベル信号の場合に、前記各コイルの動作を許容するための高レベル信号を出力し、前記各比較回路の出力の両方が高レベル信号の場合に前記各コイルの動作を禁止するための低レベル信号を出力する第1ゲート回路と、
    クロック信号を発する発振回路と、
    前記各比較回路の出力が共に低レベル信号の場合に、前記発振回路の出力信号を選択するための高レベル信号を出力し、前記各比較回路の出力が共に低レベル信号でない場合に、前記第2比較回路の出力信号を選択するための低レベル信号を出力する第2ゲート回路と、
    前記第2ゲート回路の出力が高レベル信号の場合に前記発振回路の出力信号を選択し、前記第2ゲート回路の出力が低レベル信号の場合に前記第2比較回路の出力信号を選択し、選択した信号を、前記各コイルのどちらを動作させるか指定するための信号として出力する選択回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記信号処理回路は、
    前記第1温度センサの検知温度T1と予め定められている設定温度Tsとを比較する第1比較回路と、
    前記第2温度センサの検知温度T2と前記設定温度Tsとを比較する第2比較回路と、
    前記各比較回路の出力に基づいて、前記各コイルの動作を許容するための信号、および前記各コイルの動作を禁止するための信号を出力する第1ゲート回路と、
    前記第1温度センサの検知温度T1と前記第2温度センサの検知温度T2とを比較する第3比較回路と、
    前記第1および第2比較回路の出力に基づいて、前記第3比較回路の出力信号を選択するための信号、または前記第2比較回路の出力信号を選択するための信号、を出力する第2ゲート回路と、
    前記第2ゲート回路の出力に基づいて前記第3比較回路の出力信号および前記第2比較回路の出力信号のいずれか一方を選択し、選択した信号を、前記各コイルのどちらを動作させるか指定するための信号として出力する選択回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  7. 前記信号処理回路は、
    前記第1温度センサの検知温度T1と予め定められている設定温度Tsとを比較し、T1<Tsのときに低レベル信号を出力し、T1≧Tsのときに高レベル信号を出力する第1比較回路と、
    前記第2温度センサの検知温度T2と前記設定温度Tsとを比較し、T2<Tsのときに低レベル信号を出力し、T2≧Tsのときに高レベル信号を出力する第2比較回路と、
    前記第1温度センサの検知温度T1と前記第2温度センサの検知温度T2とを比較し、その比較結果に応じた高レベル信号および低レベル信号を出力する第3比較回路と、
    前記各比較回路の出力の少なくとも一方が低レベル信号の場合に、前記各コイルの動作を許容するための高レベル信号を出力し、前記各比較回路の出力の両方が高レベル信号の場合に前記各コイルの動作を禁止するための低レベル信号を出力する第1ゲート回路と、
    前記第1および第2比較回路の出力が共に低レベル信号の場合に、前記第3比較回路の出力信号を選択するための高レベル信号を出力し、前記第1および第2比較回路の出力が共に低レベル信号でない場合に、前記第2比較回路の出力信号を選択するための低レベル信号を出力する第2ゲート回路と、
    前記第2ゲート回路の出力が高レベル信号の場合に前記第3比較回路の出力信号を選択し、前記第2ゲート回路の出力が低レベル信号の場合に前記第2比較回路の出力信号を選択し、選択した信号を、前記各コイルのどちらを動作させるか指定するための信号として出力する選択回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  8. 前記第1コイルから誘導加熱用の高周波磁界を発生させるための高周波電流を出力する第1高周波発生回路と、
    前記第2コイルから誘導加熱用の高周波磁界を発生させるための高周波電流を出力する第2高周波発生回路と、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  9. 前記駆動回路は、前記信号処理回路から発せられる各信号に応じて、前記各高周波発生回路を選択的に駆動することを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記加熱部材に接してその加熱部材と共に回転し、その加熱部材との間に被定着物を取込んで同被定着物に圧力を加える加圧部材、をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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