JP2006205013A - Apparatus for electrostatic aerification - Google Patents
Apparatus for electrostatic aerification Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006205013A JP2006205013A JP2005018682A JP2005018682A JP2006205013A JP 2006205013 A JP2006205013 A JP 2006205013A JP 2005018682 A JP2005018682 A JP 2005018682A JP 2005018682 A JP2005018682 A JP 2005018682A JP 2006205013 A JP2006205013 A JP 2006205013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge electrode
- electrode
- electrostatic atomizer
- discharge
- electrostatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
Description
本発明は、静電霧化現象によりナノメータサイズのイオンミストを発生させる静電霧化装置に関するものである。 The present invention relates to an electrostatic atomizer that generates nanometer-sized ion mist by an electrostatic atomization phenomenon.
従来から放電電極部と、放電電極部に対向して位置する対向電極部と、放電電極部に水を供給する供給手段とを備え、放電電極部と対向電極部との間に高電圧を印加することで放電電極部に保持される水を霧化させ、イオンミストを発生させる静電霧化装置が、特許文献1により知られている。
Conventionally, a discharge electrode part, a counter electrode part positioned opposite the discharge electrode part, and a supply means for supplying water to the discharge electrode part are provided, and a high voltage is applied between the discharge electrode part and the counter electrode part.
しかしながら、上記特許文献1に示された従来の静電霧化装置は、貯水部に溜めた水を毛細管現象を利用して放電電極部の先端まで搬送するようにした吸い上げ式の静電霧化装置であり、使用者は貯水部内の水が無くなれば、順次継ぎ足していかねばならないという煩わしさがあり、使い勝手が悪いという問題があった。また、上記の静電霧化装置においては、供給する水が水道水のようなCa、Mg等の不純物を含む水であった場合、この不純物が空気中のCO2と反応して水搬送部の先端部にCaCO3やMgO等を析出付着させ、毛細管現象による水の供給を阻害し、また不純物が毛細管に詰まり、これらの理由によりイオンミストの発生を妨げるという問題があった。
However, the conventional electrostatic atomizer shown in the above-mentioned
そこで、上記問題を解決するために、本発明者は本発明に到る過程で、吸熱体により空気を冷却して、空気中の水分を結露させて結露水を生成し、それを放電電極部まで供給するか、あるいは、空気中の水分を冷却して放電電極部に直接結露させて放電電極部に結露水を生成させ、放電電極部で生成された結露水を静電霧化により空気中にイオンミストとして発散させる結露式の静電霧化装置を開発した。 Therefore, in order to solve the above problem, in the course of reaching the present invention, the inventor cools the air by the endothermic body to condense moisture in the air to generate dew condensation water, which is used as the discharge electrode unit. Or the moisture in the air is cooled and condensed directly on the discharge electrode part to generate condensed water on the discharge electrode part, and the condensed water generated on the discharge electrode part is formed in the air by electrostatic atomization. Has developed a condensation-type electrostatic atomizer that emits ion mist.
ところが、この結露式の静電霧化装置においては放電電極部が1つしかなく、放出イオンミスト量も限界があり、放出量を増加させるには上記静電霧化装置を複数個使用して動作させる必要があり、コストが高くなると共に、装置全体が大型化するという問題があった。 However, this dew condensation type electrostatic atomizer has only one discharge electrode part, and the amount of released ion mist is limited. To increase the amount of discharge, a plurality of electrostatic atomizers are used. There is a problem that it is necessary to operate the apparatus, and the cost is increased and the entire apparatus is enlarged.
また、貯水部に溜めた水を吸い上げる吸い上げ式の静電霧化装置においては、放電電極部を複数設け、貯水部から複数の放電電極部にそれぞれ水を搬送し、放出イオンミスト量を増加させる技術が従来から行われているが、結露式の静電霧化装置においては、ただ単純に放電電極部を増やしただけでは、イオンミスト量の増大を図ることができない。 Also, in the suction type electrostatic atomizer that sucks up the water stored in the water storage part, a plurality of discharge electrode parts are provided, and water is transferred from the water storage part to the plurality of discharge electrode parts, respectively, thereby increasing the amount of released ion mist. Although the technology has been conventionally used, in a dew condensation type electrostatic atomizer, the amount of ion mist cannot be increased simply by increasing the number of discharge electrodes.
なぜならば、結露式の静電霧化装置においては、安定したイオンミスト放出を実現させるには、結露水の生成量、放電の条件(放電付近の電界強度、電気力線)等を厳しく管理し、それを長時間維持することが必要である。すなわち、各々の放電電極部における結露水の生成量や、各々の放電電極部における放電条件にわずかなずれが存在すると、ある放電電極部からは安定したイオンミストが発生していても、他の放電電極部では、結露水の多過、あるいは不足、放電電界強度が強過ぎる、あるいは放電電界強度が弱過ぎる等の状態が起こり、イオンミスト放出が行われないといった現象が生じることが判明した。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、結露式の静電霧化装置において各放電電極部からのイオンミストの放出を同時に且つ安定して行え、各放電電極部を冷却するための電力量を殆ど変えることなく、イオンミスト量の増大を図ることができるようにすることを課題とするものである。 The present invention was invented in view of the above-described conventional problems, and in a dew condensation type electrostatic atomizer, discharge of ion mist from each discharge electrode portion can be performed simultaneously and stably. An object of the present invention is to increase the amount of ion mist without changing the amount of power for cooling the battery.
上記課題を解決するために本発明に係る静電霧化装置は、放電電極部1を冷却して空気中の水分を結露させて放電電極部1に結露水を生成し、該結露水を静電霧化により空気中にイオンミストとして発散させる静電霧化装置2であって、2つ以上の放電電極部1と、これらの放電電極部1を冷却するための吸熱体3と、対向電極部4とから構成され、それぞれの放電電極部1となる電極棒5の先端部の冷却温度がほぼ同一で且つ高電圧印加時のそれぞれの放電電極部1となる電極棒5の先端部の電界強度がほぼ同一になるように構成されたことを特徴とするものである。
In order to solve the above problems, the electrostatic atomizer according to the present invention cools the
このような構成とすることで、結露式の静電霧化装置2において、2つ以上の放電電極部1からのイオンミストの放出を同時に且つ安定して行うことができるものであり、吸熱体3からの吸熱量、すなわち各放電電極部1を冷却するための電力量を殆ど変えることなく、生成されるイオンミスト量が増加し、これに伴って付着脱臭性能、アレルゲン物質の除去性能、除菌性能が向上するものであり、また、結露式の静電霧化装置2において、イオンミスト量を増加するに当たって、複数の静電霧化装置を複数使用して動作させるものに比べて装置サイズが大型化せず、コンパクト化が図れる。
By adopting such a configuration, in the dew condensation type
また、2つ以上の電極棒5が、吸熱体3により冷却される基部6から2つ以上の放電電極部1に至る経路を分岐した経路により構成してあることが好ましい。
Further, it is preferable that the two or
このような構成とすることで、吸熱体3により吸熱して冷却される基部6が共通であるため、2つ以上の電極棒5を均一に冷却して各電極棒5の先端部の放電電極部1の冷却温度を容易に揃えることができる。
With such a configuration, since the
また、すべての放電電極部1の先端形状が等しく且つすべての放電電極部1から対向電極部4までの距離を等しく設定することが好ましい。
Moreover, it is preferable that the tip shapes of all the
このような構成とすることで、容易に各放電電極部1の電界強度を高精度で揃えることができる。
By setting it as such a structure, the electric field strength of each
また、電極棒5を構成する部分が同一材料で、各電極棒5が基部6からの分岐点7に対して対称に配置してあることが好ましい。
Further, it is preferable that the portions constituting the
このような構成とすることで、各電極棒5の先端部の放電電極部1の温度を高精度で揃えることができる。
By setting it as such a structure, the temperature of the
また、電極棒5に通電を行うための電気的接続を分岐部8よりも基部6側において行うことが好ましい。
Moreover, it is preferable to make electrical connection for energizing the
このような構成とすることで、各電極棒5の先端部の放電電極部1の温度バランスを崩すことなく、高電圧印加のための電気的接続ができる。
With such a configuration, an electrical connection for applying a high voltage can be achieved without breaking the temperature balance of the
また、分岐部8から電極棒5の根元までのすべて又は一部を断熱材9により覆うことが好ましい。
Further, it is preferable to cover all or a part from the branching
このような構成とすることで、霧化に関与しない余剰結露水の生成を抑制できる。 By setting it as such a structure, the production | generation of the surplus dew condensation water which does not participate in atomization can be suppressed.
また、各放電電極部1に対してそれぞれ同一の対向電極部4を、各電極棒5に対して同一の位置関係となるように配置することが好ましい。
In addition, it is preferable that the same
このような構成とすることで、各放電電極部1の電界強度を高精度で揃え、且つイオンミストの発生効率を最大限にできる。
With such a configuration, the electric field strengths of the respective
本発明は、結露式の静電霧化装置において、2つ以上の放電電極部からのイオンミストの放出を同時に且つ安定して行い、各放電電極部を冷却するための電力量を殆ど変えることなく、生成されるイオンミスト量を増加できて付着脱臭性能、アレルゲン物質の除去性能、除菌性能を向上でき、更に、結露式の静電霧化装置において、イオンミスト量を増加できるようにしたものにおいて装置サイズが大型化せず、コンパクト化が図れる。 According to the present invention, in a dew condensation type electrostatic atomizer, the discharge of ion mist from two or more discharge electrode portions is performed simultaneously and stably, and the amount of electric power for cooling each discharge electrode portion is almost changed. The amount of generated ion mist can be increased, and the adhesion deodorization performance, allergen substance removal performance and sterilization performance can be improved, and the amount of ion mist can be increased in the condensation type electrostatic atomizer. As a result, the device size is not increased and the device can be made compact.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本発明の静電霧化装置2は、2つ以上の放電電極部1と、これらの放電電極部1を冷却するための吸熱体3と、対向電極部4とで構成してある。放電電極部1を冷却するための吸熱体3としては、ペルチェモジュール10を使用している。
The
2つ以上の放電電極部1は単一の電極部材11に設けてあり、該電極部材11は吸熱体3により冷却される基部6から分岐部8を介して複数の電極棒5を基部6と反対方向に一体に突設して構成してあり、複数の電極棒5の先端部がそれぞれ放電電極部1となっている。電極部材11の基部6は添付図面に示す実施形態では細首部6bの一端部に細首部6bよりも面積が広い大径底面部6aを設けて構成してあり、細首部6bの大径底面部6aと反対側の端部に分岐部8が設けてある。
Two or more
ここで、基部6から分岐部8を介して分岐して突設した複数の電極棒5はいずれも基部6からの分岐部8の中心である分岐点7に対して対称(図2の実施形態のように分岐部8を介して2つの電極棒5を分岐して突設した例では2つの電極棒5が180°回転対称となっている。また、分岐部8を介して3つの電極棒5を分岐して突設する場合には3つの電極棒5が互いに120°回転対称となる。)に配置してあり、更に、各電極棒5を構成する部分が同一材料で形成してある。この場合、すべての電極棒5を含む電極部材11全体を同一材料で形成してもよく、すべての電極棒5を同一材料で形成すると共に先端部が分岐部8となった基部6を電極棒5と別部材で形成し、分岐部8に複数の電極棒5を固着したものであってもよい。このように構成することで、複数の電極棒5の各先端部の放電電極部1の熱抵抗を統一させることができ、各放電電極部1の温度分布をほぼ同じにすることができる。これにより装置の寸法を大きくすることなく、複数の放電電極部1を単一の静電霧化装置2に設けることができる。
Here, the plurality of
吸熱体3を構成するペルチェモジュール10は、例えば熱伝導性の高いアルミナや窒化アルミニウムからなる絶縁板の片面側に回路を形成してある一対のペルチェ回路板を、互いの回路が向き合うように対向させ、多数列設してあるBiTe系の熱電素子を両ペルチェ回路板間で挟持すると共に隣接する熱電素子同士を両側の回路で電気的に接続させ、ペルチェモジュール10に設けた通電用コネクタ19に接続するペルチェ入力リード線を介してなされる熱電素子への通電により一方のペルチェ回路板側から他方のペルチェ回路板側に向けて熱が移動するように設けたものである。
The Peltier
上記ペルチェモジュール10の冷却側のペルチェ回路板の外側にはアルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性及び高耐電性の高い冷却用絶縁板12を熱伝導性グリース等を介して接続してあり、また、上記他方の側(以下、放熱側という)のペルチェ回路板の外側にはアルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性の放熱部13を熱伝導性グリース等を介して接続してある。放熱部13に放熱フィン部13aが設けてあって電極棒5の冷却を効率よく行えるようにしてある。
The outside of the Peltier circuit board on the cooling side of the Peltier
上記吸熱体3を構成するペルチェモジュール10及び電極部材11はハウジング14内に内装してある。
The Peltier
ハウジング14はペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14bとよりなる。ペルチェモジュール10及び電極部材11の基部6がペルチェ側ハウジング部14a内に内装してあり、ペルチェモジュール10の冷却側に設けた冷却用絶縁板12に電極部材11の基部6の端部の大径底面部6aを面接触させてある。ハウジング14のペルチェ側ハウジング部14aは放熱部13に固着してある。
The
ペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14aとを仕切る仕切り部に設けた孔を電極部材11の基部6の細首部6bが貫通し、静電霧化側ハウジング部14a内に分岐部8及び該分岐部8を介して突出した複数の電極棒5が配置してある。
The
ここで、各放電電極部1で安定した放電を維持するためには、各電極棒5間の距離を十分にとることが望ましく、5mm以上の距離が好ましい。実施形態では各電極棒5の距離を10mmにしている。
Here, in order to maintain a stable discharge in each
添付図面に示す実施形態では上記ペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14bとは別体であって、ペルチェ側ハウジング部14aの上底面部に静電霧化側ハウジング部14bの下底面部を重ねて固着手段により固着してハウジング14を構成してある(この場合、ペルチェ側ハウジング部14aの上底面部に静電霧化側ハウジング部14bの下底面部とで仕切りが構成される)が、ペルチェ側ハウジング部14aと静電霧化側ハウジング部14bとを一体に成形してハウジング14を構成してもよい。
In the embodiment shown in the accompanying drawings, the Peltier-
電極部材11の基部6には通電を行うためのリード板16が電気的に接続してある。このリード板16の電極部材11への接続部は基部6の大径底面部6aと分岐部8との間に位置している。これにより分岐部8から各放電電極部1までの温度分布が等しくなり、各放電電極部1における結露量を等しくすることができる。
A
各電極棒5の先端部の各放電電極部1の先端から適当な距離をおいてイオン放出用の開口部17を設けた対向電極部4が設置してあり、この対向電極部4は静電霧化側ハウジング部14bに固定してある。
A
対向電極部4はイオン放出用の開口部17を有する一つの対極板15により構成してあり、それぞれの放電電極部1の先端から対極板15までの距離を等しくしてあり、これにより、並列で各放電電極部1と対向電極部4との間で高電圧を印加して、それぞれの放電部に等しい電界強度、電気力線を生じさせることができるようにしてある。
The counter electrode
図1乃至図4に示す実施形態では2つの放電電極部1を設けた例であり、一つの対極板15に縁部が対向電極部4となった2つのイオン放出用の開口部17を設け、2つの放電電極部1にそれぞれ2つのイオン放出用の開口部17が対応するように配置してある。ここで2つのイオン放出用の開口部17は同じ径の円孔により構成してあり、各イオン放出用の開口部17の円の中心にそれぞれ各放電電極部1を配置してある。
The embodiment shown in FIGS. 1 to 4 is an example in which two
静電霧化側ハウジング部14bの側面には、発生したイオンを効率よく放出するために空気孔18が設けてある。
An
また、図示を省略しているが、放電電極部1側に高電圧を印加する場合、冷却用絶縁板12と電極部材11の周囲を絶縁性の樹脂で封止する必要がある。すなわち、上記のように絶縁性の樹脂で封止することで、高電圧印加時に電極棒5に結露した水によってペルチェモジュール10や放熱フィン部13aへの漏電を防ぐようになっている。
Although not shown, when a high voltage is applied to the
次に各部材の材質につき説明する。電極部材11としては電気伝導性がよく、且つ熱伝導性が高い材質が望ましく、例えば、銅、アルミニウム、銀、あるいはそれらの合金などがよい。冷却用絶縁板12としては熱伝導率が高く、且つ電気絶縁性が高い材質が望ましく、例えば、アルミナや窒化アルミなどの材質がよい。対向電極部4を構成する対極板15としては電気伝導性を有する材質が必要で、電気伝導性を示す金属、樹脂が良く、実施例ではSUSを使用している。ハウジング14は絶縁性を有する材質で、且つ熱損失を防ぐために熱伝導率が低い材質が望ましく、例えば、ABS、PPS、PBTなどの樹脂がよい。放熱フィン部13aを有する放熱部13としては、熱伝導性の高い材質が望ましく、例えば、アルミニウム、銅などがよい。また、封止樹脂としては、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ウレタン系樹脂等が有効である。
Next, the material of each member will be described. The
イオンミストを発生させる原理は以下の通りである。まず、ペルチェモジュール10に通電を行い、冷却用絶縁板12と共に複数の電極棒5を有する電極部材11を冷却する。電極棒5が露点温度よりも下回ると空気中の水分が電極棒5に結露し始め、各電極棒5先端部の各放電電極部1に結露水が生成される。このようにして各放電電極部1に結露水が十分に生成されると、各放電電極部1と対向電極部4との間に高電圧を印加する。各放電電極部1と対向電極部4との間に高電圧を印加すると、各放電電極部1の先端部に生成された結露水が帯電し、この帯電した結露水にクーロン力が働き、該結露水が先端が尖った錐状に盛り上がる(テイラーコーン)。この時印加される電圧が水の表面張力を超えて分裂、飛散(レイリー分裂)を起こさせることができる高電圧であれば、放電電極部1に生成した結露水はテイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こしてナノメータサイズのイオンミストが発生するという静電霧化がなされ、大気中に放出される。
The principle of generating ion mist is as follows. First, the
このようにして発生したナノメータサイズのイオンミストは活性種(ヒドロキシラジカル、スパーオキサイド等)を持ったナノメータサイズのイオンミストであるため、これを室内に放出することで、室内の空気の脱臭のみならず、室内壁面や衣類等に付着して壁面や衣類等に付着した臭いを除去することことができ、また、このような付着脱臭性能に加え、更に、アレルゲン除去性能、除菌性能等がある。 The nanometer-sized ion mist generated in this way is a nanometer-sized ion mist with active species (hydroxy radicals, superoxide, etc.). By releasing this into the room, only deodorization of indoor air can be achieved. It is possible to remove odors attached to the wall surface or clothing etc., and in addition to such adhesion deodorizing performance, there are allergen removal performance, sterilization performance, etc. .
この場合、マイナスイオンを含んだミストを放出させるには、対向電極部4を構成する対極板15を接地し、複数の電極棒5を有する電極部材11に負の高電圧を印加するか、あるいは、対向電極部4を構成する対極板15に正の高電圧を印加し、複数の電極棒5を有する電極部材11を接地すればよい。また、プラスイオンを含んだミストを放出させるには、対向電極部4を構成する対極板15を接地し、複数の電極棒5を有する電極部材11に正の高電圧を印加するか、あるいは、対向電極部4を構成する対極板15に負の高電圧を印加し、複数の電極棒5を有する電極部材11を接地すればよい。
In this case, in order to release the mist containing negative ions, the
上記においては、図1乃至図4に基づいて放電電極部1を2つ有する静電霧化装置2について説明したが、放電電極部1を3つ以上設けた静電霧化装置2であってもよく、この場合は放出するイオンミスト量は更に増加する。放電電極部1を3つ以上設けた静電霧化装置2の構造は上記した放電電極部1を2つ設けた静電霧化装置2と基本的には同じで、電極部材11の形状、対向電極部4を構成する対極板15の形状、更に、各部材を固定するハウジング14の形状が異なっている。その一例として図5には3つの放電電極部1を有する静電霧化装置2の例が示してあり、この図5に示す実施形態においては、一つの対極板15にそれぞれ縁部が対向電極部4となるイオン放出用の開口部17が3つ設けてあり、この3つの対向電極部4がそれぞれ3つの放電電極部1に対向しており、各対向電極部4から対応する対向電極部4までの距離をそれぞれ等しくしてある。
In the above, although the
上記各実施形態では、各放電電極部1に対向してそれぞれ縁部が対向電極部4となるイオン放出用の開口部17をそれぞれ1つずつ設けた例を示したが、図6、図7に示すように、複数の放電電極部1に対してイオン放出用の開口部17を1つ設け、このイオン放出用の開口部17の円の中心から同心円上に、各放電電極部1を等間隔で配置してもよい。但し、各々の放電電極部1から放出されるイオンミスト発生効率を向上させるには、各放電電極部1に対してそれぞれ1つずつイオン放出用の開口部17を設けた方が望ましい。
In each of the above-described embodiments, an example is shown in which each of the
また、図8に示すように、分岐部8から電極棒5の根元までのすべて又は一部を熱伝導性の低い断熱材9により覆ってもよい。これにより、余分な結露水の生成を防ぎ、過剰結露による漏電や、水垂れを防ぐことができる。断熱材9の材質としては、ウレタン樹脂やフェノール樹脂等の樹脂系断熱材や、ガラスウール、セラミックファイバー等の繊維系断熱材、あるいはセラミックを混合した断熱塗料などが有効である。
Moreover, as shown in FIG. 8, you may cover all or one part from the
図9には放電電極部1を複数設けた場合における微分型静電分級装置(DMA)によって計測した放出イオンミスト量の比較である。各放電電極部1の放電条件を同一にし、約5×107(V/m)の電界強度に調整して、各放電部で安定した静電霧化を行った。この結果により、放電電極部1を増加させると、それに伴って放出されるイオンミスト量も増加していくことがわかる。これにより、付着脱臭性能、アレルゲン除去性能、除菌性能等が向上する。
FIG. 9 is a comparison of the amount of released ion mist measured by a differential electrostatic classifier (DMA) when a plurality of
1 放電電極部
2 静電霧化装置
3 吸熱体
4 対向電極部
5 電極棒
6 基部
7 分岐点
8 分岐部
9 断熱材
DESCRIPTION OF
Claims (7)
4. The electrostatic atomizer according to claim 3, wherein the same counter electrode portion is arranged for each discharge electrode portion so as to have the same positional relationship with respect to each electrode rod.
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005018682A JP4442444B2 (en) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | Electrostatic atomizer |
PCT/JP2005/006496 WO2005097338A1 (en) | 2004-04-08 | 2005-04-01 | Electrostatic atomizer |
AT05727279T ATE419922T1 (en) | 2004-04-08 | 2005-04-01 | ELECTROSTATIC ATOMIZER |
DE602005012248T DE602005012248D1 (en) | 2004-04-08 | 2005-04-01 | ELECTROSTATIC SPRAYER |
US11/547,132 US7874503B2 (en) | 2004-04-08 | 2005-04-01 | Electrostatcially atomizing device |
EP05727279A EP1733797B8 (en) | 2004-04-08 | 2005-04-01 | Electrostatic atomizer |
TW094111259A TWI252783B (en) | 2004-04-08 | 2005-04-08 | Electrostatic atomizing device |
HK07107448.6A HK1103048A1 (en) | 2004-04-08 | 2007-07-12 | Electrostatically atomizing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005018682A JP4442444B2 (en) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | Electrostatic atomizer |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009269104A Division JP2010089088A (en) | 2009-11-26 | 2009-11-26 | Electrostatic atomizing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006205013A true JP2006205013A (en) | 2006-08-10 |
JP4442444B2 JP4442444B2 (en) | 2010-03-31 |
Family
ID=36962400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005018682A Expired - Fee Related JP4442444B2 (en) | 2004-04-08 | 2005-01-26 | Electrostatic atomizer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4442444B2 (en) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054808A (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Electrostatic atomization apparatus |
JP2008149243A (en) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Matsushita Electric Works Ltd | Electrostatic atomizing apparatus |
JP2009045208A (en) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Electrostatic atomizer and hair dryer having the same |
JP2009133609A (en) * | 2007-11-06 | 2009-06-18 | Panasonic Corp | Refrigerator |
JP2010104321A (en) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Iseki & Co Ltd | Electrostatic spray apparatus of farm work vehicle |
JP2010167418A (en) * | 2010-04-05 | 2010-08-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Charge reduction method to electrostatic atomization |
JP2011067770A (en) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Electrostatic atomizer |
WO2011121892A1 (en) * | 2010-03-29 | 2011-10-06 | パナソニック株式会社 | Refrigerator and electrostatic atomization device |
WO2014118848A1 (en) * | 2013-02-04 | 2014-08-07 | パナソニック株式会社 | Electrostatic atomizer |
JP2019535509A (en) * | 2017-05-31 | 2019-12-12 | 杭州▲樂▼秀▲電▼子科技有限公司LESHOW ELECTRONICTECHNOLOGY Co.LTD.,HANGZHOU | Water particle generator |
US11498086B2 (en) | 2017-05-31 | 2022-11-15 | Leshow Electronic Technology Co. Ltd. | Water droplet generating apparatus |
-
2005
- 2005-01-26 JP JP2005018682A patent/JP4442444B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054808A (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Electrostatic atomization apparatus |
JP2008149243A (en) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Matsushita Electric Works Ltd | Electrostatic atomizing apparatus |
US8235312B2 (en) | 2006-12-15 | 2012-08-07 | Panasonic Corporation | Electrostatic atomizer |
JP4656051B2 (en) * | 2006-12-15 | 2011-03-23 | パナソニック電工株式会社 | Electrostatic atomizer |
JP2009045208A (en) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Electrostatic atomizer and hair dryer having the same |
JP2009133609A (en) * | 2007-11-06 | 2009-06-18 | Panasonic Corp | Refrigerator |
JP2010104321A (en) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Iseki & Co Ltd | Electrostatic spray apparatus of farm work vehicle |
JP2011067770A (en) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Electrostatic atomizer |
WO2011121892A1 (en) * | 2010-03-29 | 2011-10-06 | パナソニック株式会社 | Refrigerator and electrostatic atomization device |
JP2011226760A (en) * | 2010-03-29 | 2011-11-10 | Panasonic Corp | Refrigerator |
JP2010167418A (en) * | 2010-04-05 | 2010-08-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Charge reduction method to electrostatic atomization |
WO2014118848A1 (en) * | 2013-02-04 | 2014-08-07 | パナソニック株式会社 | Electrostatic atomizer |
JP2014147635A (en) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Panasonic Corp | Electrostatic atomization device |
JP2019535509A (en) * | 2017-05-31 | 2019-12-12 | 杭州▲樂▼秀▲電▼子科技有限公司LESHOW ELECTRONICTECHNOLOGY Co.LTD.,HANGZHOU | Water particle generator |
US11498086B2 (en) | 2017-05-31 | 2022-11-15 | Leshow Electronic Technology Co. Ltd. | Water droplet generating apparatus |
US11504726B2 (en) | 2017-05-31 | 2022-11-22 | Leshow Electronic Technology Co. Ltd., Hangzhou | Water droplet generating apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4442444B2 (en) | 2010-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4016934B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
US7874503B2 (en) | Electrostatcially atomizing device | |
JP4442444B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2006068711A (en) | Electrostatic atomizing device | |
WO2013035453A1 (en) | Electrostatic atomizing apparatus | |
US20110220322A1 (en) | Indoor unit of airconditioner comprising electric discharge generator | |
JP5221942B2 (en) | Electrostatic atomizer and dryer | |
JP4449859B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2009090282A (en) | Electrostatically atomizing device | |
JP2009045554A (en) | Electrostatic atomizing device | |
JP4305534B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2010089088A (en) | Electrostatic atomizing device | |
JP2007181836A (en) | Electrostatic atomizer | |
JP4952294B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP4036886B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
CN109332030B (en) | Electrostatic atomizing device | |
JP4036887B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2008238061A (en) | Electrostatic atomizer | |
JP5342464B2 (en) | Electric appliance | |
JP3986550B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2009125652A (en) | Electrostatic atomizing device and examination system of the device | |
JP4821579B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2009101279A (en) | Electrostatic atomizing apparatus | |
JP4872653B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
WO2013084601A1 (en) | Electrostatic atomizing apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070119 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090929 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20091126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20091222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100104 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |