JP2006286064A - 光ディスク及び情報記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3層以上の記録層を有する光ディスクに安定した記録品質で記録を行う。
【解決手段】光源LDから出射される光束は、ビームエキスパンダ56によりその発散角が変更され、対物レンズ60を介して光ディスク15の対象記録層に集光される。このとき、受光器PDの出力信号に基づいて、対象記録層に集光するときの波面収差が許容範囲内となるようにビームエキスパンダのレンズ間隔が制御される。すなわち、フィードバック制御が行われる。そして、対象記録層に情報が記録される。従って、光ディスク装置の特性が加味された収差補正が行われ、その結果として、光ディスクに安定した記録品質で記録を行うことが可能となる。
【選択図】図4
【解決手段】光源LDから出射される光束は、ビームエキスパンダ56によりその発散角が変更され、対物レンズ60を介して光ディスク15の対象記録層に集光される。このとき、受光器PDの出力信号に基づいて、対象記録層に集光するときの波面収差が許容範囲内となるようにビームエキスパンダのレンズ間隔が制御される。すなわち、フィードバック制御が行われる。そして、対象記録層に情報が記録される。従って、光ディスク装置の特性が加味された収差補正が行われ、その結果として、光ディスクに安定した記録品質で記録を行うことが可能となる。
【選択図】図4
Description
本発明は、光ディスク及び情報記録装置に係り、さらに詳しくは、情報記録が可能な3つ以上の記録層を有する光ディスク、及び該光ディスクに情報を記録する情報記録装置に関する。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、音楽、映画、写真及びコンピュータソフトなどの情報(以下「コンテンツ」ともいう)を記録するための媒体として、DVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクを情報記録の対象媒体とする光ディスク装置が普及するようになった。
光ディスク装置では、光ディスクのスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光の微小スポットを形成することにより情報の記録を行い、記録面からの反射光に基づいて情報の再生などを行っている。この光ディスク装置には、光ディスクの記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するために、光ピックアップ装置が設けられている。
通常、光ピックアップ装置は、対物レンズを含み、光源から出射される光束を光ディスクの記録面に導くとともに、記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置された光検出器、及び対物レンズをその光軸方向(以下「フォーカス方向」ともいう)や、トラックの接線方向に直交する方向(以下「トラッキング方向」ともいう)に駆動するためのレンズ駆動装置などを備えている。光検出器からは、記録面に記録されているデータの再生情報だけでなく、対物レンズの位置制御に必要な情報(サーボ情報)を含む信号が出力される。
ところで、コンテンツの情報量は、年々増加する傾向にあり、光ディスクの記録容量の更なる増加が期待されている。そこで、光ディスクの記録容量を増加させる手段の一つとして、記録層の多層化が考えられ、複数の記録層を有する光ディスク(以下「多層ディスク」ともいう)及び該多層ディスクをアクセス対象とする光ディスク装置の開発が盛んに行われている。
多層ディスクでは、フォーカス方向に関して各記録層が異なる位置にあるため、記録層毎に球面収差が異なり、目的とする記録層からの信号が劣化するおそれがある。そこで、記録層に応じて球面収差を補正する装置が提案された(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。しかしながら、特許文献1〜特許文献3に開示されている装置では、記録層に対応して予め設定されている補正条件を用いて補正を行っているため、装置間の特性のばらつきなどにより、必ずしも適切な補正とならない場合があった。
現在のところ、3層以上の記録層を有する多層ディスクは市販されていないが、今後、更なる記録容量の増加要求があると、市販されることも考えられる。その際には、装置間の特性のばらつきが記録品質に影響するおそれがある。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、安定した記録品質での記録が可能な3層以上の記録層を有する光ディスクを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、本発明の光ディスクに安定した記録品質で記録を行うことができる情報記録装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、情報記録が可能な3つ以上の記録層を有し、該記録層のそれぞれにスパイラル状又は同心円状のトラックが形成され、前記複数の記録層のうち、記録及び再生用の光束の入射面に最も近い記録層と、前記入射面から最も離れた記録層との中間近傍に位置する中間記録層に、スタートアドレスが設定されている光ディスクである。
なお、本明細書では、「スタートアドレス」とは、情報記録装置に光ディスクが挿入された際に、情報記録装置がディスク情報などを取得するために最初にアクセスするアドレスである。
これによれば、本発明の光ディスクがセットされた情報記録装置は、収差補正を特に行わなくても、スタートアドレスに記録されている情報を確実に再生することができる。そして、各記録層の状態を迅速に知ることができ、その結果として、安定した記録品質での記録が可能となる。
この場合において、請求項2に記載の光ディスクの如く、前記複数の記録層に、予め設定されたパターン及びコンテンツ情報の少なくとも一方が物理ピットとしてそれぞれ形成されていることとすることができる。
この場合において、請求項3に記載の光ディスクの如く、前記物理ピットは、各記録層の内周部及び外周部の少なくとも一方に形成されていることとすることができる。
上記請求項2及び3に記載の各光ディスクにおいて、請求項4に記載の光ディスクの如く、前記複数の記録層にそれぞれ形成された物理ピットの半径位置は、互いに異なっていることとすることができる。
上記請求項2〜4に記載の各光ディスクにおいて、請求項5に記載の光ディスクの如く、前記記録層毎に、その記録層に記録されるユーザデータに関する情報を記録可能な領域と、その記録層の状態に関する情報を記録可能な領域と、試し書き可能な領域とを含む予約領域が、それぞれ設けられていることとすることができる。
この場合において、請求項6に記載の光ディスクの如く、前記中間記録層では、他の記録層よりも、前記予約領域が大きいこととすることができる。
上記請求項5及び6に記載の各光ディスクにおいて、請求項7に記載の光ディスクの如く、前記予約領域は、各記録層の内周部及び外周部の少なくとも一方に形成されていることとすることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光ディスクに情報の記録が可能な情報記録装置であって、光源と;前記光源から出射される光束を前記光ディスクの複数の記録層のうち情報が記録される記録層である対象記録層に集光する対物レンズを含む光学系と;前記光源と前記対物レンズとの間の光路上に配置され、その光軸方向に移動可能な可動レンズを含み、前記対物レンズに向かう光束の発散角を変更する変更機構と;前記対物レンズを介した前記光ディスクからの戻り光束を所定の受光位置で受光する光検出器と;前記光検出器の出力信号に基づいて、前記対象記録層に集光するときの波面収差が許容範囲内となるように前記可動レンズの位置を制御する制御装置と;前記対象記録層に情報を記録する処理装置と;を備える情報記録装置である。
これによれば、光源から出射される光束は、変更機構によりその発散角が変更され、対物レンズを介して対象記録層に集光される。このとき、制御装置により、光検出器の出力信号に基づいて、対象記録層に集光するときの波面収差が許容範囲内となるように可動レンズの位置が制御される。すなわち、フィードバック制御が行われる。そして、処理装置により対象記録層に情報が記録される。従って、情報記録装置の特性が加味された収差補正が行われ、その結果として、本発明の光ディスクに安定した記録品質で記録を行うことが可能となる。
この場合において、請求項9に記載の情報記録装置の如く、前記光学系は、前記光ディスクにおける中間記録層に集光するときに波面収差が最小となるように設定されていることとすることができる。
この場合において、請求項10に記載の情報記録装置の如く、前記対象記録層が前記中間記録層のときに、制御後の前記可動レンズの位置は、該可動レンズの移動可能範囲の中央近傍であることとすることができる。
上記請求項8〜10に記載の各情報記録装置において、請求項11に記載の情報記録装置の如く、前記制御装置は、前記対象記録層に形成されている物理ピットを再生したときの信号振幅、ジッタ及びエラーレートの少なくともいずれかが、予め設定されている条件を満足するように前記可動レンズの位置を制御することとすることができる。
この場合において、請求項12に記載の情報記録装置の如く、前記制御装置は、更に前記可動レンズの位置に関する情報を、前記光ディスク及び前記対象記録層をそれぞれ特定する情報に対応させて保存することとすることができる。なお、本明細書では、「可動レンズの位置に関する情報」は可動レンズの位置そのものだけでなく、可動レンズを駆動するための駆動情報、位置の変化に対応して変化する情報、位置に換算することができる情報、及び所定の基準位置からのずれ情報などを含む。
上記請求項8〜12に記載の各情報記録装置において、請求項13に記載の情報記録装置の如く、前記対象記録層に対応して前記可動レンズの位置が制御されたときに、前記対象記録層を除く複数の記録層のうちで波面収差が許容範囲内となる記録層が有効記録層として予め取得されており、前記制御装置は、前記可動レンズの位置を制御してからの経過時間が予め設定されている時間に満たないときに、新たな対象記録層へのレイヤジャンプが行われ、該新たな対象記録層が前記有効記録層の場合に、前記可動レンズの位置をそのままとすることとすることができる。
この場合において、請求項14に記載の情報記録装置の如く、前記制御装置は、前記新たな対象記録層に対するアクセスが、予め設定されている時間以上途絶えると、前記新たな対象記録層に対応して前記可動レンズの位置を制御することとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をスレッジ方向に駆動するシークモータ21、レーザ制御回路24、エンコーダ25、モータ制御回路26、サーボ制御回路27、再生信号処理回路28、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における接続線は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、光ディスク装置20は、複数の記録層を有する光ディスクに対応しているものとする。
前記光ディスク15は、波長が約780nmの光束に対応し、一例として図2に示されるように、前記光ピックアップ装置23に近いほうから順に、L0、L1、L2、L3、L4、L5、L6の7つの記録層を有している。ここでは、記録層L3が中間層である。そして、記録層L3に、光ディスク15がセットされたときに最初に読み出されるスタートアドレスが設定されている。
各記録層には、予め設定されたパターンが物理ピットとして所定位置に形成されている。各物理ピットの半径位置(回転中心からの距離)は、互いに異なっている。なお、物理ピットが記録層のアドレス情報及びコンテンツ情報などを含んでいても良い。本実施形態では、一例として、各記録層では、物理ピットはディスクの内周部及び外周部の2ヶ所に形成されている(図2参照)。
また、各記録層には、それぞれ管理情報領域が設けられている。この管理情報領域は予約領域である。管理情報領域には、一例として図3に示されるように、記録層に関する情報、欠陥情報、クローズ情報、後述するレイヤパラメータ、ユーザデータ領域に記録されているファイルに関する情報などが記録される管理領域(管理領域1、管理領域2)、及び適切な記録パワーを得る際に利用される試し書き領域などが設けられている。そして、中間層の管理情報領域を他の記録層の管理情報領域よりも大きくしている。なお、管理領域2は予備の領域である。本実施形態では、一例として、各記録層では、管理情報領域はディスクの内周部及び外周部の2ヶ所に設けられている(図2参照)。
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15におけるアクセス対象の記録層(対象記録層)にレーザ光を照射するとともに、その対象記録層からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図4に示されるように、光源LD、コリメートレンズ52、プリズム53、ビームスプリッタ54、ビームエキスパンダ56、検出レンズ58、対物レンズ60、光検出器としての受光器PD、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータ(いずれも図示省略))などを備えている。
前記光源LDは、波長が約780nmのレーザ光束を出射する半導体レーザである。なお、光源LDから出射される光束の最大強度出射方向を+X方向とする。この光源LDの+X側に前記コリメートレンズ52が配置され、光源LDから出射された光束を略平行光とする。
前記ビームスプリッタ54は、コリメートレンズ52の+X側に配置され、コリメートレンズ52からの光束を透過させるとともに、光ディスク15の対象記録層で反射した光束(戻り光束)を−Z方向に分岐する。
前記ビームエキスパンダ56は、ビームスプリッタ54の+X側に配置され、負レンズとしての凹レンズ56aと、正レンズとしての凸レンズ56bと、前記凹レンズ56a及び凸レンズ56bの少なくとも一方を駆動し両レンズの間隔(以下「レンズ間隔」ともいう)を変更するレンズ駆動装置56cとを含んでいる。レンズ間隔は無段階での変更が可能である。レンズ間隔が変化すると、ビームエキスパンダ56から出射される光束の発散角が変化し、球面収差が変化する。レンズ間隔は、CPU40からのレイヤパラメータ信号によって制御される。すなわち、球面収差が無段階で補正可能である。なお、図4では、凹レンズ56aがビームスプリッタ54側に配置されているが、凸レンズ56bがビームスプリッタ54側に配置されても良い。
前記プリズム53はビームエキスパンダ56の+X側に配置され、ビームエキスパンダ56からの光束の光路を+Z方向に曲げる。なお、プリズム53に代えて反射ミラーを用いても良い。このプリズム53の+Z側には前記対物レンズ60が配置されている。
前記ビームスプリッタ54の−Z側には、前記検出レンズ58が配置され、ビームスプリッタ54で−Z方向に分岐された戻り光束を前記受光器PDの受光面に集光する。受光器PDは複数の受光領域(又は受光素子)を有し、その受光領域(又は受光素子)毎に受光量に応じた信号(光電変換信号)をそれぞれ出力する。
前記フォーカシングアクチュエータ(図示省略)は、対物レンズ60の光軸方向であるフォーカス方向に対物レンズ60を微少駆動するためのアクチュエータである。前記トラッキングアクチュエータ(図示省略)は、トラックの接線方向に直交する方向であるトラッキング方向に対物レンズ60を微少駆動するためのアクチュエータである。
なお、本実施形態では、対物レンズ60に略平行光が入射されたときに波面収差が最小となり、そのときの集光位置(以下「収差基準位置」ともいう)は光ディスク15の入射面から0.53mmの位置となるように設定されているものとする(図5参照)。なお、収差基準位置からの距離が大きくなると、ビームエキスパンダ56にて調整しても、一例として図5に示されるように、収差はほぼ線形に増加する。しかしながら、入射面からの距離が0.41mm〜0.65mmでは、収差を一般的に許容されている0.02RMS以下とすることができる。このことは、例えば層間距離が10μmであれば約25の記録層を有する多層ディスクにも対応可能であることを意味している。また、本実施形態では、一例として図6に示されるように、入射面からの距離が0.41mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は12.3mm、入射面からの距離が0.45mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は11.2mm、入射面からの距離が0.49mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は9.8mm、入射面からの距離が0.53mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は8.5mm、入射面からの距離が0.57mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は6.8mm、入射面からの距離が0.61mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は5.0mm、入射面からの距離が0.65mmのところの収差を調整するときのレンズ間隔は2.6mm、である。入射面からの距離とレンズ間隔とは、図6に示されるように、ほぼ線形の関係にある。
そして、本実施形態では、光ディスク15の入射面から0.50mmの位置に記録層L0があり、入射面から0.51mmの位置に記録層L1があり、入射面から0.52mmの位置に記録層L2があり、0.53mmの位置に記録層L3があり、入射面から0.54mmの位置に記録層L4があり、入射面から0.55mmの位置に記録層L5があり、0.56mmの位置に記録層L6があるものとする。
図1に戻り、前記再生信号処理回路28は、I/Vアンプ28a、サーボ信号検出回路28b、ウォブル信号検出回路28c、RF信号検出回路28d、デコーダ28e及びβ検出回路28fなどから構成されている。
前記I/Vアンプ28aは、受光器PDの出力信号を電圧信号に変換するとともに、所定のゲインで増幅する。
前記サーボ信号検出回路28bは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号などのサーボ信号を検出する。ここで検出されたサーボ信号は前記サーボ制御回路27に出力される。
前記ウォブル信号検出回路28cは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてウォブル信号を検出する。ここで検出されたウォブル信号はデコーダ28eに出力される。
前記RF信号検出回路28dは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてRF信号を検出する。ここで検出されたRF信号は、デコーダ28e及びβ検出回路28fに出力される。
前記デコーダ28eは前記ウォブル信号からアドレス情報、同期信号、光ディスクのベンダー情報、ストラテジ情報などを抽出する。ここで抽出されたアドレス情報、ベンダー情報及びストラテジ情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。また、デコーダ28eは前記RF信号に対して復号処理及び誤り検出処理などを行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとして前記バッファマネージャ37を介して前記バッファRAM34に格納する。
前記β検出回路28fは、前記RF信号のピークレベルとボトムレベルとに基づいて、いわゆるβ値を取得する。また、β検出回路28fは、RF信号の振幅を求め、CPU40に通知する。
前記サーボ制御回路27は、ACTコントローラ27a、ACTドライバ27c、SAコントローラ27d、及びSAドライバ27eなどを有している。
前記ACTコントローラ27aは、前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するためのフォーカス制御信号を生成するとともに、前記トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するためのトラッキング制御信号を生成する。ここで生成されたフォーカス制御信号及びトラッキング制御信号は、それぞれ前記ACTドライバ27cに出力される。
前記ACTドライバ27cは、前記フォーカス制御信号に応じてフォーカシングアクチュエータの駆動信号(駆動電流)を光ピックアップ装置23に出力し、前記トラッキング制御信号に応じてトラッキングアクチュエータの駆動信号(駆動電流)を光ピックアップ装置23に出力する。これにより、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。
前記SAコントローラ27dは、CPU40からのレイヤパラメータ信号に基づいて、前記ビームエキスパンダ56を構成する両レンズの間隔を制御するためのレンズ間隔制御信号を生成する。ここで生成されたレンズ間隔制御信号は前記SAドライバ27eに出力される。
前記SAドライバ27eは、前記レンズ間隔制御信号に応じた駆動信号(電流信号又は電圧信号)を、前記ビームエキスパンダ56を構成するレンズ駆動装置の駆動信号として光ピックアップ装置23に出力する。
前記モータ制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、スピンドルモータ22及びシークモータ21をそれぞれ駆動制御する。
前記バッファRAM34には、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。このバッファRAM34へのデータの入出力は、前記バッファマネージャ37によって管理されている。
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調及びエラー訂正コードの付加等を行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号はレーザ制御回路24に出力される。
前記レーザ制御回路24は、光源LDから出射されるレーザ光のパワーを制御する。例えば記録の際には、前記書き込み信号、記録条件、及び光源LDの発光特性などに基づいて光源LDの駆動信号がレーザ制御回路24にて生成される。なお、光源LDから出射されるレーザ光の一部はモニタ用の受光素子(不図示)で受光され、その受光量に応じた光電変換信号(以下では「モニタ信号」ともいう)がレーザ制御回路24に入力されるようになっている。そして、レーザ制御回路24は、上記モニタ信号に基づいて光源LDの駆動信号を補正する。
前記インターフェース38は、ホスト(例えば、パソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)、及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、レイヤパラメータ情報、記録条件及び光源LDの発光特性などが格納されている。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されているプログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをRAM41に保存する。
なお、対象記録層が7つの記録層のいずれであるかは、指定されたアドレスに基づいてCPU40によって判別される。従って、CPU40は、上位装置から記録要求又は再生要求があると、対象記録層に関する情報を前記SAコントローラ27d及び前記ACTコントローラ27aなどに通知する。
《位置決め処理》
次に、上記のようにして構成された光ディスク装置20における位置決め処理について図7を用いて説明する。図7のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。例えば、上位装置からアクセス要求があると、指定されたアドレスに光スポットを形成するために、フラッシュメモリ39に格納されている図7のフローチャートに対応するプログラム(以下、「位置決め処理プログラム」という)の先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、位置決め処理がスタートする。なお、すでに位置決め処理プログラムの実行中であれば、スタートされない。
次に、上記のようにして構成された光ディスク装置20における位置決め処理について図7を用いて説明する。図7のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。例えば、上位装置からアクセス要求があると、指定されたアドレスに光スポットを形成するために、フラッシュメモリ39に格納されている図7のフローチャートに対応するプログラム(以下、「位置決め処理プログラム」という)の先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、位置決め処理がスタートする。なお、すでに位置決め処理プログラムの実行中であれば、スタートされない。
最初のステップ401では、アクセス要求コマンド(記録要求コマンドあるいは再生要求コマンドなど)から指定アドレスを抽出し、その指定アドレスから、対象記録層が7つの記録層のいずれであるかを特定する。
次のステップ403では、モータ制御回路26にシークを指示する。
次のステップ405では、レイヤジャンプが必要であるか否かを判断する。レイヤジャンプが必要であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ407に移行する。
このステップ407では、サーボ制御回路27にレイヤジャンプを指示する。
次のステップ409では、2層を超えるジャンプであるか否かを判断する。2層を超えるジャンプでなければ、ここでの判断は否定され、ステップ411に移行する。
このステップ411では、タイマTを0スタートする。このタイマTは所定時間毎に発生する割込み処理(タイマ割込み処理)でカウントアップされる。
次のステップ413では、レンズ間隔が調整済みであるか否かを知るためのフラグfに、未調整であることを意味する0をセットする。なお、このフラグfは、電源が投入されたときの初期化処理にて初期値1がセットされている。この場合には、図9に示されるように、レンズ間隔が未調整であっても、収差は許容範囲内である。
次のステップ419では、次のアクセス要求が有るか否かを判断する。次のアクセス要求が有れば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ401に戻る。一方、次のアクセス要求がなければ、ここでの判断は否定され、ステップ421に移行する。
このステップ421では、フラグfが0であるか否かを判断する。フラグfが0でなければ、ここでの判断は否定され、位置決め処理を終了する。一方、フラグfが0であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ423に移行する。
このステップ423では、タイマTの値が予め設定されている値(Dtとする)以上であるか否かを判断する。タイマTの値がDt未満であれば、ここでの判断は否定され、上記ステップ419に戻る。一方、タイマTの値がDt以上であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ425に移行する。
このステップ425では、対象記録層に応じてレンズ間隔を設定するレンズ間隔設定処理を行う。なお、このレンズ間隔設定処理の詳細については後述する。
次のステップ427では、フラグfに、調整済みであることを意味する1をセットする。そして、位置決め処理を終了する。
なお、上記ステップ409において、2層を超えるジャンプであれば、ここでの判断は肯定され、ステップ415に移行する。
このステップ415では、対象記録層に応じてレンズ間隔を設定するレンズ間隔設定処理を行う。
次のステップ417では、フラグfに1をセットする。そして、前記ステップ419に移行する。
《レンズ間隔設定処理》
次に、上記レンズ間隔設定処理について図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
次に、上記レンズ間隔設定処理について図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
最初のステップ503では、対象記録層に対するレイヤパラメータがフラッシュメモリ39に格納されているか否かを判断する。対象記録層に対するレイヤパラメータがフラッシュメモリ39に格納されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ505に移行する。
このステップ505では、デフォルトのレイヤパラメータを設定する。そして、設定されたレイヤパラメータに対応するレイヤパラメータ信号をSAコントローラに出力する。これにより、ビームエキスパンダ56におけるレンズ間隔は、レイヤパラメータに応じた間隔となる。
次のステップ507では、対象記録層の物理ピット位置へのシークを指示する。
次のステップ509では、物理ピットを再生する。
次のステップ511では、β検出回路28fを介してRF振幅を取得する。
次のステップ513では、RF信号の振幅がほぼ最大値であるか否かを判断する。RF信号の振幅がほぼ最大値でなければ、ここでの判断は否定され、ステップ515に移行する。
このステップ515では、レイヤパラメータに予め設定されている増分Δpを加算し、新たにレイヤパラメータに設定する。そして、設定されたレイヤパラメータに対応するレイヤパラメータ信号をSAコントローラに出力する。これにより、ビームエキスパンダ56におけるレンズ間隔が若干変化する。そして、上記ステップ509に戻る。
そして、上記ステップ513において、RF信号の振幅がほぼ最大値であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ517に移行する。
このステップ517では、現在設定されているレイヤパラメータを、光ディスク15及び対象記録層をそれぞれ特定する情報に対応させて、レイヤパラメータ情報として、フラッシュメモリ39に格納する。そして、レンズ間隔設定処理を終了する。
一方、上記ステップ503において、対象記録層に対応するレイヤパラメータがフラッシュメモリ39に格納されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ519に移行する。
このステップ519では、対象記録層に対するレイヤパラメータを設定する。そして、設定されたレイヤパラメータに対応するレイヤパラメータ信号をSAコントローラに出力する。そして、レンズ間隔設定処理を終了する。
すなわち、このレイヤパラメータ設定処理によって、収差補正が行われる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置20では、CPU40及び該CPU40にて実行されるプログラムとによって制御装置及び処理装置が実現されている。なお、CPU40によるプログラムに従う処理によって実現した制御装置及び設定装置の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって構成することとしても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る光ディスク装置20によると、光源LDから出射される光束は、ビームエキスパンダ56によりその発散角が変更され、対物レンズ60を介して光ディスク15の対象記録層に集光される。このとき、受光器PDの出力信号に基づいて、対象記録層に集光するときの波面収差が許容範囲内となるようにビームエキスパンダ56のレンズ間隔が制御される。すなわち、フィードバック制御が行われる。そして、対象記録層に情報が記録される。従って、光ディスク装置20の特性が加味された収差補正が行われ、その結果として、光ディスク15に安定した記録品質で記録を行うことが可能となる。
また、本実施形態によると、光ピックアップ装置23の光学系は、光ディスク15における中間記録層に集光するときに波面収差が最小となるように設定されているため、フォーカス方向に関する中間記録層の位置にばらつきがあっても、スタートアドレスに記録されている情報を確実に再生することができる。
また、本実施形態によると、対象記録層が中間記録層のときに、調整後のレンズ間隔は、調整可能範囲の中央近傍であるため、光ディスク15のすべての記録層について、収差を許容範囲内とすることができる。
また、本実施形態によると、新たに取得したレイヤパラメータを、光ディスク15及び対象記録層をそれぞれ特定する情報に対応させてフラッシュメモリ39に格納しているため、次回、同じ記録層が対象記録層となったときに、迅速にレンズ間隔を調整することができる。
また、本実施形態によると、レンズ間隔を調整してからの経過時間が予め設定されている時間に満たないときに、新たな対象記録層へのレイヤジャンプが行われ、そのジャンプが2層以下であれば、レンズ間隔をそのままとしている。これにより、レンズを駆動する時間が不要となり、上位装置からのアクセス要求を迅速に実行することができる。そして、新たな対象記録層に対するアクセスが、予め設定されている時間以上途絶えると、新たな対象記録層に対応してレンズ間隔を調整している。これにより、ビジー状態でないときに最適なレンズ間隔に調整しているため、パフォーマンスを低下させることなく、収差補正を行うことができる。
また、本実施形態に係る光ディスク15によると、中間記録層にスタートアドレスが設定されているため、光ディスク15がセットされた情報記録装置は、収差補正を特に行わなくても、スタートアドレスに記録されている情報を確実に再生することができる。これにより、各記録層の状態を迅速に知ることができ、その結果として、安定した記録品質での記録が可能となる。
また、本実施形態によると、中間層の管理情報領域を他の記録層の管理情報領域よりも大きくしている。そこで、例えば、他の記録層に関する情報(例えば欠陥記録層など)を中間層の管理情報領域に記録しておくと、光ディスク15がセットされたときに、他の記録層に関する情報も中間層から取得することが可能となる。なお、中間層の管理情報領域の容量が不足する場合には、中間層に隣接する記録層の管理情報領域を拡張し、中間層の管理情報領域の一部とみなして利用しても良い。
また、本実施形態によると、物理ピットの再生信号を用いて収差補正を行っている。物理ピットの方向が記録データと同じ方向であるため、案内用の溝を用いて収差を補正する場合に比べて、高い精度で収差補正ができる。
また、本実施形態によると、各物理ピットの半径位置が互いに異なっている。これにより、物理ピットの再生信号に他の記録層の物理ピットの信号が重畳されるのを抑制でき、収差の補正精度を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、物理ピットがディスクの内周部及び外周部の2ヶ所に形成されている場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、例えば内周部のみに形成されていても良い。
また、上記実施形態では、管理情報領域がディスクの内周部及び外周部の2ヶ所に設けられている場合について説明したが、例えば内周部のみに設けられていても良い。
また、上記実施形態のレンズ間隔設定処理において、前記ステップ511ではRF振幅を取得する場合について説明したが、これに限らず、例えばジッタを求めても良い。この場合には、前記ステップ513では、ジッタがほぼ最小値であるか否かを判断し、ジッタがほぼ最小値でなければ、ステップ515に移行することとなる。また、ブロックエラーレートを用いても良い。この場合には、前記ステップ513では、ブロックエラーレートが予め設定されている値以下であるか否かを判断し、ブロックエラーレートが予め設定されている値以下でなければ、ステップ515に移行することとなる。
また、上記実施形態におけるDtの値は、変更可能である。
また、上記実施形態では、光ディスクが、波長が約780nmのレーザ光に対応している場合について説明したが、これに限らず、例えば、波長が約660nmのレーザ光に対応する光ディスク、及び波長が約405nmのレーザ光に対応する光ディスクであっても良い。
また、上記実施形態では、情報の記録及び再生が可能な光ディスク装置について説明したが、これに限らず、情報の記録、再生及び消去のうち、少なくとも情報の記録が可能な光ディスク装置であれば良い。
また、上記実施形態では、光ディスクが7つの記録層を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、3つ以上の記録層を有していれば良い。例えば、図10に示されるように、光ディスク装置20に25の記録層を有する光ディスクがセットされたときに、連続する5つの記録層では、レイヤパラメータを変更しなくても、収差を許容範囲内とすることが可能である。
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が約405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が約660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が約780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。すなわち、光ディスク装置が互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。この場合に、少なくとも1つの光ディスクが3つ以上の記録層を有する光ディスクであっても良い。
また、上記実施形態では、情報記録装置が光ディスク装置の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光ディスクがDVDの規格に対応するときには、DVDレコーダであっても良い。
以上説明したように、本発明の光ディスクによれば、3層以上の記録層を有し、安定した記録品質で記録をするのに適している。また、本発明の情報記録装置によれば、本発明の光ディスクに安定した記録品質で記録を行うのに適している。
15…光ディスク、20…光ディスク装置(情報記録装置)、23…光ピックアップ装置、40…CPU(制御装置、処理装置)、56…ビームエキスパンダ(変更機構)、60…対物レンズ、LD…半導体レーザ(光源)、PD…受光器(光検出器)。
Claims (14)
- 情報記録が可能な3つ以上の記録層を有し、該記録層のそれぞれにスパイラル状又は同心円状のトラックが形成され、前記複数の記録層のうち、記録及び再生用の光束の入射面に最も近い記録層と、前記入射面から最も離れた記録層との中間近傍に位置する中間記録層に、スタートアドレスが設定されている光ディスク。
- 前記複数の記録層に、予め設定されたパターン及びコンテンツ情報の少なくとも一方が物理ピットとしてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
- 前記物理ピットは、各記録層の内周部及び外周部の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク。
- 前記複数の記録層にそれぞれ形成された物理ピットの半径位置は、互いに異なっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光ディスク。
- 前記記録層毎に、その記録層に記録されるユーザデータに関する情報を記録可能な領域と、その記録層の状態に関する情報を記録可能な領域と、試し書き可能な領域とを含む予約領域が、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の光ディスク。
- 前記中間記録層では、他の記録層よりも、前記予約領域が大きいことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク。
- 前記予約領域は、各記録層の内周部及び外周部の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の光ディスク。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光ディスクに情報の記録が可能な情報記録装置であって、
光源と;
前記光源から出射される光束を前記光ディスクの複数の記録層のうち情報が記録される記録層である対象記録層に集光する対物レンズを含む光学系と;
前記光源と前記対物レンズとの間の光路上に配置され、その光軸方向に移動可能な可動レンズを含み、前記対物レンズに向かう光束の発散角を変更する変更機構と;
前記対物レンズを介した前記光ディスクからの戻り光束を所定の受光位置で受光する光検出器と;
前記光検出器の出力信号に基づいて、前記対象記録層に集光するときの波面収差が許容範囲内となるように前記可動レンズの位置を制御する制御装置と;
前記対象記録層に情報を記録する処理装置と;を備える情報記録装置。 - 前記光学系は、前記光ディスクにおける中間記録層に集光するときに波面収差が最小となるように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の情報記録装置。
- 前記対象記録層が前記中間記録層のときに、制御後の前記可動レンズの位置は、該可動レンズの移動可能範囲の中央近傍であることを特徴とする請求項9に記載の情報記録装置。
- 前記制御装置は、前記対象記録層に形成されている物理ピットを再生したときの信号振幅、ジッタ及びエラーレートの少なくともいずれかが、予め設定されている条件を満足するように前記可動レンズの位置を制御することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の情報記録装置。
- 前記制御装置は、更に前記可動レンズの位置に関する情報を、前記光ディスク及び前記対象記録層をそれぞれ特定する情報に対応させて保存することを特徴とする請求項11に記載の情報記録装置。
- 前記対象記録層に対応して前記可動レンズの位置が制御されたときに、前記対象記録層を除く複数の記録層のうちで波面収差が許容範囲内となる記録層が有効記録層として予め取得されており、
前記制御装置は、前記可動レンズの位置を制御してからの経過時間が予め設定されている時間に満たないときに、新たな対象記録層へのレイヤジャンプが行われ、該新たな対象記録層が前記有効記録層の場合に、前記可動レンズの位置をそのままとすることを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の情報記録装置。 - 前記制御装置は、前記新たな対象記録層に対するアクセスが、予め設定されている時間以上途絶えると、前記新たな対象記録層に対応して前記可動レンズの位置を制御することを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。
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