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JP2006254037A - スピーカ - Google Patents

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JP2006254037A
JP2006254037A JP2005066968A JP2005066968A JP2006254037A JP 2006254037 A JP2006254037 A JP 2006254037A JP 2005066968 A JP2005066968 A JP 2005066968A JP 2005066968 A JP2005066968 A JP 2005066968A JP 2006254037 A JP2006254037 A JP 2006254037A
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yoke
speaker
frame
magnetic
coupled
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JP2005066968A
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Tomoyasu Takase
智康 高瀬
Mitsutaka Enomoto
光高 榎本
Kazuya Yamazaki
一也 山崎
Kazutaka Kubo
和隆 久保
Masahide Sumiyama
昌英 隅山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】携帯電話等に使用されるスピーカに関し、ヨークが1枚の板材を折り曲げた構成のために各コーナー部に隙間が発生して磁気漏洩を起こすという課題を解決し、磁気漏洩の発生を無くし、品質、性能共に優れたスピーカを提供することを目的とする。
【解決手段】磁気ギャップ5を有する磁気回路をフレーム2に結合し、ボイスコイル7を中心に結合し周縁がフレーム2の外周に結合された振動板6からなるスピーカにおいて、上記磁気回路は矩形状の壺型のヨーク1とマグネット3を有し、ヨーク1の上端面から下がった位置から外方へ突出する舌片状の鍔部1aを設け、この鍔部1aを被覆するようにヨーク1をフレーム2にインサート成形した構成により、ヨーク1とフレーム2の結合強度が大幅に向上し、しかもヨーク1の各コーナー部には隙間がなくなるため、磁気漏洩を無くして品質、性能共に優れたスピーカを提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は各種音響機器や情報通信機器に使用されるスピーカの中で、特に携帯電話等のスピーカ装着スペースの確保が困難な用途に使用される小型、薄型で矩形状のスピーカに関するものである。
各種音響機器や情報通信機器の小型化、多機能化に伴ってこれらに使用されるスピーカも従来にも増して小型化が進み、特に携帯電話に使用されるスピーカにおいては小型化のみならず高音質化も要求されてきている。このような背景の中で、スピーカ装着スペースの確保が困難な携帯電話用のスピーカとしては、限られたスペースをより有効に活用するという観点から、一般的な円形のスピーカよりも矩形状のスピーカの開発に重点が置かれるようになってきている。
図5はこの種の従来のスピーカの構成を示した断面図、図6は同スピーカに使用されるヨークの構成を示した斜視図であり、図5と図6において11はヨークであり、このヨーク11は予め外形抜きをしたシート状の1枚の磁性金属材料に曲げ起こし部11aを4箇所設けて折り曲げ加工することにより、有底状かつ矩形状の枠形に形成したものであり、これによりヨーク11の材料ロス低減と生産性向上を図ったものである。12は矩形状のマグネット、13は矩形状の上部プレートであり、これらを上記ヨーク11内に積層して結合することにより、矩形状の磁気ギャップ14を形成した磁気回路を構成しているものである。
15は上記磁気回路と結合するために上記ヨーク11が圧入されたフレームであり、両者間には接着剤を介在させて結合したものである。16は上記磁気ギャップ14に嵌まり込むように設けられたボイスコイル、17はこのボイスコイル16を中央に結合すると共に、周縁が上記フレーム15の周縁に結合された振動板である。
このように構成された従来のスピーカは、磁気ギャップ14内に嵌め込まれたボイスコイル16に音声信号を入力することにより、磁気ギャップ14から発生する磁界によってボイスコイル16が上下に振幅し、これによりボイスコイル16を結合した振動板17が上下に振幅して音響再生を行うように構成されたものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−37892号公報
しかしながら上記従来のスピーカでは、磁気回路を構成するヨーク11が1枚の磁性金属材料を折り曲げて構成したものであるため、矩形状に形成されたヨーク11の各コーナー部には隙間が発生した構成になり、従って、この隙間から磁気漏洩を起こして磁束密度の低下による音圧低下等の性能ダウンに繋がるばかりでなく、スピーカの周辺に密集して実装される他の電子部品に漏洩した磁気が悪影響を及ぼすという重大な問題を引き起こす恐れがあるという課題を有したものであった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、磁気漏洩の発生を無くし、品質、性能共に優れたスピーカを安定して提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路を結合した樹脂製のフレームと、上記磁気ギャップから発生する磁界により駆動されるボイスコイルを中心に結合すると共に周縁が上記フレームの外周に結合された振動板からなるスピーカにおいて、上記磁気回路は矩形状の壺型に形成されたヨークとこのヨーク内に結合されたマグネットを少なくとも有し、かつ、ヨークの上端面から所定の寸法下がった位置から外方へ向かって突出する舌片状の鍔部を少なくとも各コーナー部に夫々設け、この鍔部を被覆するようにしてヨークをフレームにインサート成形した構成にしたものである。
以上のように本発明によるスピーカは、ヨークの上端面から所定の寸法下がった位置から外方へ向かって突出する舌片状の鍔部を少なくとも各コーナー部に夫々設け、この鍔部を被覆するようにしてヨークをフレームにインサート成形した構成により、ヨークとフレームの結合強度が大幅に向上するばかりでなく低背化を図ることが可能になり、しかも矩形状のヨークを壺型に形成したことによって各コーナー部には隙間がなくなり、これにより磁気漏洩を完全に無くして品質、性能共に優れたスピーカを安定して提供することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるスピーカの構成を示した断面図、図2は同スピーカに使用されるヨークをインサート成形したフレームを示した断面図、図3(a)〜(c)は同スピーカに使用されるヨークを示した平面図と正面断面図と側面断面図であり、図1〜図3において1はヨークを示し、このヨーク1は磁性金属材料を用いて矩形状の壺型に形成されると共に、このヨーク1の上端面から所定の寸法下がった位置から外方へ向かって突出する舌片状の鍔部1aを各コーナー部、ならびに長辺側に対称に設けた構成にしたものである。
2は樹脂製のフレーム、2aはこのフレーム2に設けられた通気孔であり、このフレーム2は上記ヨーク1に設けられた舌片状の鍔部1aを被覆するようにして、このフレーム2を成形する際にヨーク1をインサート成形しているものであり、かつ、インサート成形後にヨーク1の底面がフレーム2の底面から突出するように構成することにより、ヨーク1の底面に品番やロット番号等の表示のための印刷、押印等の作業が容易に行えるようにしているものである。
3は上記ヨーク1の内部に結合されたマグネット、4はこのマグネット3の上部に結合された上部プレートであり、これにより磁気ギャップ5を有する磁気回路が構成されているものである。
6は外周にエッジ6aを一体で設けた振動板、7はこの振動板6の中心に結合されたボイスコイルであり、このボイスコイル7は上記磁気回路に形成された磁気ギャップ5内に嵌まり込むように構成されており、これによりこのボイスコイル7に音声信号を入力することによって磁気ギャップ5から発生する磁界によりボイスコイル7が上下に振幅すると共に、このボイスコイル7を結合した振動板6も上下に振幅して音響再生を行うようになるものである。なお、8は上記振動板6の保護のためのカバーである。
このように構成された本実施の形態によるスピーカは、ヨーク1の上端面から所定の寸法下がった位置から外方へ向かって突出する舌片状の鍔部1aを設け、この鍔部1aを被覆するようにしてヨーク1をフレーム2にインサート成形した構成により、ヨーク1とフレーム2の結合強度が大幅に向上するばかりでなく低背化を図ることが可能になり、しかも矩形状のヨーク1を壺型に形成したことによって各コーナー部には隙間がなくなり、これにより磁気漏洩を完全に無くして品質、性能共に優れたスピーカを安定して提供することができるという格別の効果が得られるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4〜6に記載の発明について説明する。
本実施の形態は上記実施の形態1によるスピーカのボイスコイルの構成が異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図4は本発明の実施の形態2によるスピーカの構成を示した断面図であり、図4において9はボイスコイルであり、このボイスコイル9は樹脂製の基材の表裏面上に所望のパターンのコイルが巻回状態で夫々形成されることによって構成されたものである。
10は外周にエッジ10aを一体で設けた振動板であり、この振動板10の中心には上記ボイスコイル9のコイルを除く基材が結合され、このボイスコイル9が磁気ギャップ5の上部に磁気ギャップ5と非接触状態で近接配置されるように構成されているものである。
このように構成された本実施の形態によるスピーカは、上記実施の形態1によるスピーカと同様に、磁気漏洩を完全に無くして品質、性能共に優れたスピーカを安定して提供することができるという効果に加え、ボイスコイル9の軽量化を図って更なる性能向上に貢献し、かつ、ボイスコイルの形状を自在に変化させ易いために、装着スペースに制約がある場合でもあらゆる形状に対応したスピーカを作製することができるようになるという格別の効果が得られるものである。
本発明によるスピーカは、磁気漏洩を完全に無くして品質、性能共に優れたスピーカを安定して提供することができるという効果を有し、携帯電話等の情報通信機器に使用されるスピーカ等として有用である。
本発明の実施の形態1によるスピーカの構成を示した断面図 同スピーカに使用されるヨークをインサート成形したフレームを示した断面図 (a)同スピーカに使用されるヨークを示した平面図、(b)同正面断面図、(c)同側面断面図 本発明の実施の形態2によるスピーカの構成を示した断面図 従来のスピーカの構成を示した断面図 同スピーカに使用されるヨークを示した斜視図
符号の説明
1 ヨーク
1a 鍔部
2 フレーム
2a 通気孔
3 マグネット
4 上部プレート
5 磁気ギャップ
6、10 振動板
6a、10a エッジ
7、9 ボイスコイル
8 カバー

Claims (6)

  1. 磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路を結合した樹脂製のフレームと、上記磁気ギャップから発生する磁界により駆動されるボイスコイルを中心に結合すると共に周縁が上記フレームの外周に結合された振動板からなるスピーカにおいて、上記磁気回路は矩形状の壺型に形成されたヨークとこのヨーク内に結合されたマグネットを少なくとも有し、かつ、ヨークの上端面から所定の寸法下がった位置から外方へ向かって突出する舌片状の鍔部を少なくとも各コーナー部に夫々設け、この鍔部を被覆するようにしてヨークをフレームにインサート成形したスピーカ。
  2. ヨークの上端面から所定の寸法下がった位置から外方へ向かって突出する舌片状の鍔部を長辺側に対称に設けた請求項1に記載のスピーカ。
  3. 樹脂製のフレームにインサート成形されたヨークの底面がフレームの底面から突出するようにした請求項1に記載のスピーカ。
  4. ボイスコイルとして、樹脂製の基材の少なくとも一方の面上に所望のパターンのコイルが巻回状態で形成された構成のものを用いた請求項1に記載のスピーカ。
  5. 振動板を樹脂で形成し、この樹脂製の振動板の中央にボイスコイルのコイルを除く基材を結合した請求項4に記載のスピーカ。
  6. 磁気ギャップの上部に磁気ギャップと非接触状態でボイスコイルを近接配置した請求項5に記載のスピーカ。
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