JP2006253863A - 光ディスク再生装置、表示方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用者が、装置の起動画面を変更した場合にも、起動画面を表示中である事の認識性を高め、誤操作を防止する事を可能にする、光ディスク再生装置、表示方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】 光ディスク再生装置20は、起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶する、書き換え可能なメモリから構成される起動画面データメモリ4と、起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶する起動表示データメモリ12と、起動または待機時に、起動画面データメモリ4に記憶された起動画面データと、起動表示データメモリ12に記憶された起動表示データと、を合成するビデオミキサ13と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、起動画面、待機画面を使用者が変更可能な光ディスク再生装置、コンピュータ装置等の技術に関する。
従来から、特に業務用の光ディスク再生装置では、起動画面または待機画面(以下、あわせて「起動画面」という)を使用者の所望のように任意の画面に変更する機能への要求がある。例えば、顧客、学生等に備品として使用させる場合には、起動画面に企業のロゴ、私立学校のエンブレム等を表示することにより、備品であることを示し、さらには、広告的機能を期待したい場合などがある。
このような背景から、起動画面の変更機能を具備する光ディスク再生装置が開発されている(例えば、非特許文献1参照)。このような光ディスク再生装置は、例えば、静止画のデータファイルが記録されたディスクからこの画像データを読み込み、内部メモリに記憶し、以後、起動画面として表示する。このような光ディスク再生装置によれば、使用者が所望する自在な起動画面表示が可能となる。
製品データ[平成17年2月24日検索]、インターネット<URL:http://www.d-mpro.eu.com/users/folder.asp?FolderID=4563&CatID=16&SubCatID=160>
しかしながら、上記のような構成では、起動画面を表示している際に、使用者がディスク再生中であると誤認してしまう場合がある。このような場合には、スキップや停止の操作をしてしまう等の誤操作を招き、使用者の使用感を損ない、ひいては製品・製造者に対する印象が損なわれる可能性がある。
本発明は、上記不具合を解決することを目的とするものである。
本発明は、上記不具合を解決することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様における光ディスク再生装置は、起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶する、書き換え可能なメモリから構成される起動画面データ記憶部と、起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶する起動表示データ記憶部と、起動または待機時に、前記起動画面データ記憶部に記憶された起動画面データと、前記起動表示データ記憶部に記憶された起動表示データと、を合成するミキサと、を備える。
この構成によれば、起動画面表示中には、例えば製造者の名称、ロゴ、マークなどの起動画面用の画像が常に所定の起動画面に合成されて出力される。したがって、通常のディスク再生画面とは異なることが瞬時に判別でき、起動画面表示中に再生中と誤まって認識する事などによる誤操作を防止することが可能となる。
この構成によれば、起動画面表示中には、例えば製造者の名称、ロゴ、マークなどの起動画面用の画像が常に所定の起動画面に合成されて出力される。したがって、通常のディスク再生画面とは異なることが瞬時に判別でき、起動画面表示中に再生中と誤まって認識する事などによる誤操作を防止することが可能となる。
上記構成の光ディスク再生装置において、前記起動表示データ記憶部は、書き換え可能なメモリから構成され、任意の起動表示データを記憶してもよい。この構成によれば、起動画面表示中の判別性を高めながら、起動画面表示時に合成する、起動表示データも使用者が任意に変更する事が可能となる。よって、使用者が要望する起動画面及び起動表示の任意の組合せにより起動画面を構成する事が可能となる。
上記構成の光ディスク再生装置において、前記起動表示データ記憶部に記憶された起動表示データは、文字列を示す画像を含む画像データから構成されてもよい。この構成によれば、所定の文字列が起動画面中に重畳して表示される。
上記構成の光ディスク再生装置において、前記起動表示データ記憶部に記憶された起動表示データは、文字列に関するテキストデータから構成されてもよく、前記起動表示データ記憶部に記憶されたテキストデータから構成される起動表示データに基づいて、起動表示画像を生成して前記ミキサに出力するジェネレータをさらに備えてもよい。
この構成によれば、起動画面表示中の判別性を高めながら、起動画面用のキャラクタデータを記録したディスクを作成するなどの必要が無く、簡便に所望の文字列を含む起動画面を構成する事が可能となる。
この構成によれば、起動画面表示中の判別性を高めながら、起動画面用のキャラクタデータを記録したディスクを作成するなどの必要が無く、簡便に所望の文字列を含む起動画面を構成する事が可能となる。
上記目的を達成するために、本発明の第2の態様における表示方法は、起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶するステップと、起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶するステップと、起動または待機時に、記憶された起動画面データと、記憶された起動表示データと、を合成するステップと、を備える。
この構成によれば、起動画面表示中には、例えば製造者の名称、ロゴ、マークなどの起動画面用の画像が常に所定の起動画面に合成されて出力される。したがって、通常のディスク再生画面とは異なることが瞬時に判別でき、起動画面表示中に再生中と誤まって認識する事などによる誤操作を防止することが可能となる。
この構成によれば、起動画面表示中には、例えば製造者の名称、ロゴ、マークなどの起動画面用の画像が常に所定の起動画面に合成されて出力される。したがって、通常のディスク再生画面とは異なることが瞬時に判別でき、起動画面表示中に再生中と誤まって認識する事などによる誤操作を防止することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の態様におけるプログラムは、画面表示に適用されるプログラムであって、起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶する手順と、起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶する手順と、起動または待機時に、記憶された起動画面データと、記憶された起動表示データと、を合成する手順と、を備える。
上記プログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
上記プログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
すなわち、上記プログラムを光ディスク再生装置、コンピュータ装置等に読み込ませるとともに、一連の処理を実行させることで、本発明を容易に実現することができる。この場合、プログラムを、プログラム記録媒体という形態とすることにより、ソフトウェア商品として装置とは独立した形で、生産、販売、配布等を容易に行うことができる。また、光ディスク再生装置、コンピュータ装置等のハードウェアに、このソフトウェアを予め組み込んでおくことによって本発明を容易に実施することができる。
さらには、上記プログラムを符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号として送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログラムコード信号を受信し、元のプログラムに復号化してコンピュータ装置等に実行させることにより、本発明における画像表示技術を容易に実施することができる。また、このようなコンピュータ装置等にダウンロードされ、復号されたプログラムを、CD−R等に記録させ、光ディスク再生装置にインストールすることも可能である。
さらには、上記プログラムを符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号として送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログラムコード信号を受信し、元のプログラムに復号化してコンピュータ装置等に実行させることにより、本発明における画像表示技術を容易に実施することができる。また、このようなコンピュータ装置等にダウンロードされ、復号されたプログラムを、CD−R等に記録させ、光ディスク再生装置にインストールすることも可能である。
本発明によれば、使用者が、装置の起動画面を変更した場合にも、起動画面を表示中である事の認識性を高め、誤操作を防止する事を可能にした、光ディスク再生装置、表示方法、プログラム及び記憶媒体が提供される。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク再生装置について図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一例であり、これに限定されない。
図1に、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク再生装置20のブロック図を示す。図1に示す光ディスク再生装置20は、ディスクドライブ1と、動画デコーダ2と、静止画デコーダ3と、起動画面データメモリ(Random Access Memory)4と、セレクタ5と、ビデオエンコーダ6と、ビデオ出力端子7と、CPU(Central Processing Unit)8と、操作子9と、起動表示データメモリ12と、ビデオミキサ13と、を備える。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク再生装置について図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一例であり、これに限定されない。
図1に、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク再生装置20のブロック図を示す。図1に示す光ディスク再生装置20は、ディスクドライブ1と、動画デコーダ2と、静止画デコーダ3と、起動画面データメモリ(Random Access Memory)4と、セレクタ5と、ビデオエンコーダ6と、ビデオ出力端子7と、CPU(Central Processing Unit)8と、操作子9と、起動表示データメモリ12と、ビデオミキサ13と、を備える。
ディスクドライブ1は、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disk)等の光ディスクの挿入を受け付け、ディスクに記録された動画データ、静止画データ、音声データ、管理情報等を読み出す。
動画デコーダ2は、ディスクドライブ1がディスクから読み出した動画データ及び音声データを復調する。静止画デコーダ3は、ディスクから読み出された静止画データを復調する。動画データおよび静止画データはディスクに、MPEG(Moving Picture Experts Group)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の所定のフォーマットで記録されている。なお、勿論、動画デコーダ2及び静止画デコーダ3は、それぞれ別個に設ける必要はなく、1つのデコーダとして構成されていてもよい。
ビデオエンコーダ6は、入力された信号をNTSC(National TV Standards Committee)、PAL(Phase Alternating Line)等のフォーマットに変換して、ビデオ出力端子7から画像信号として出力する。
ビデオ出力端子7は、外部のビデオモニタ10に接続するための出力部を構成する。ビデオモニタ10は、CRT(Cathode Ray Tube)画面、液晶画面、PDP(Plasma Display Panel)等のディスプレイを備えたものであれば、独立のあるいは他の電子機器に付属のいかなるモニタであってもよい。また、ビデオモニタ10の代わりに、プロジェクタを用いてもよい。
操作子9は、使用者からの操作入力を受け付け、リモートコントローラ等を含んで構成されている。操作者は、例えば、リモートコントローラを用いて、あるいは、ビデオモニタ10上のOSD(On Screen Display)を通じて、種々の入力を行う。
起動画面データメモリ4は、起動画面表示用の静止画データファイルを記憶している。起動画面データメモリ4は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリから構成されている。
起動画面データメモリ4には、デフォルトとして光ディスク再生装置20の製造者が作成した画面の画像データが記憶されている。使用者は、起動画面データメモリ4に所望の画像データをとりこむことにより起動画面表示を随時変更することができる。本明細書において、「起動画面」とは、光ディスク再生装置20の起動時、あるいは、動作が所定時間停止された待機時に、自動的に表示される画面をいう。
例えば、使用者は、起動画面に設定したいJPEGファイル等の静止画ファイルが記録されたCD−R(Compact Disk-Recordable)、CD−RW(CD-ReWritable)等のディスクを用意する。これらのディスクには、例えば、市販の、あるいは、使用者がPC(Personal Computer)を用いて自ら作製しまたはダウンロードした素材が記録されている。使用者は、このディスクを光ディスク再生装置20で再生し、起動画面候補の画像をビデオモニタ10上のOSDを通じて選択する。ディスクから再生された画像信号は、静止画デコーダ3で復調され、CPU8の制御によって、起動画面データメモリ4に書き込まれる。図2に、起動画面データメモリ4に記憶される静止画データの一例を示す。
なお、不用意なメモリ書換え等の防止のために、例えば、操作子9のスイッチを複数同時に一定時間押下するなど、通常操作とは異なる操作によって選択する。この選択操作により、起動画面データメモリ4に所望の画像ファイルが記憶される。以前に使用者が起動画面データメモリ4に取り込んだ画像は消去される。ただし、デフォルトの起動画面用画像データは、例えば、別のROMに記憶されており、例えば、リセット操作によりデフォルトの起動画面表示に戻すことができる。
図1に戻り、セレクタ5は、動画デコーダ2、静止画デコーダ3、及び、起動画面データメモリ4からの出力信号を受け付け、CPU8の制御の下、そのいずれか1つを選択して出力する。後述するように、CPU8は、起動時には起動画面データメモリ4からの出力信号を選択し、ディスクの再生時には、動画デコーダ2または静止画デコーダ3のいずれかからの出力信号を選択する。
起動表示データメモリ12は、ROMから構成され、起動画面表示の際、起動画面データとともに表示される起動表示データを記憶する。起動表示データは、製造者の名称、製品名、製品シリーズ名等の、特定のキャラクタ(文字)を含む静止画データから構成され、光ディスク再生装置20の製造者が記憶させる。選択されるキャラクタは、光ディスク再生装置20の製品属性に関すると理解されやすいものであることが望ましい。図3に、起動表示データメモリ12に記憶される画像データの一例を示す。図3に示す例では、光ディスク再生装置20の製造者の名称を意味するキャラクタ(「ABC.CO.LTD」)が画像に含まれている。
図1に戻り、ビデオミキサ13は、セレクタ5の出力に接続され、また、スイッチ14を介して起動表示データメモリに接続されている。起動画面表示中、CPU8はスイッチ14をON状態に制御する。このとき、ビデオミキサ13には、セレクタ5を介して起動画面データメモリ4からの画像データが入力され、また、スイッチ14を介して起動表示データメモリ12からの画像データが入力される。ビデオミキサ13は、2つの画像データを合成して出力する。例えば、起動画面データメモリ4から図2に示す画像が記憶され、起動表示データメモリ12から図3に示す画像記憶されている場合には、ビデオミキサ13はこれらを合成する。結果、ビデオモニタ10には、図4に示すような起動画面が表示される。
CPU8は、上記構成の光ディスク再生装置20の動作を総括的に制御する。
以下、上記第1の実施の形態に係る光ディスク再生装置20の、起動時の動作について図面を参照して説明する。図5に、第1の実施の形態における起動時の動作の一例を説明するフローチャートを示す。なお、以下に示す例では、起動画面は、起動前に使用者により設定変更されている。
まず、使用者が光ディスク再生装置20を起動する(ステップS11)。CPU8は、起動画面データメモリ4からの画像データを選択し、ビデオミキサ13に出力するようセレクタ5を制御する(ステップS12)。一方で、これと同時にまたはその前後に、CPU8は、起動画面表示中には、スイッチ14をオン状態とし、起動表示データメモリ12からの画像データをビデオミキサ13に入力するよう制御する(ステップS13)。
ビデオミキサ13は、起動画面データメモリ4からの信号と、起動表示データメモリ12からの信号を合成する(ステップS14)。すなわち、ビデオミキサ13は、起動画面データメモリ4からの画像と、起動表示データメモリ12からの画像と、を合成した画像信号を生成し、ビデオエンコーダ6に出力する。
ビデオエンコーダ6は、入力された信号をNTSC、PAL等のフォーマットに変換して、ビデオ出力端子7から画像信号として出力する。画像信号は、ビデオ信号出力端子7に接続されたビデオモニタ10に表示され、起動画面が表示される(ステップS15)。起動画面は、そのまま待機画面として、例えば、使用者が動作を指示するまで表示される。
ビデオミキサ13は、例えば、起動画面データメモリ4に記憶されている図2に示す画像データと、起動表示データメモリ12に記憶されている図3に示す画像データと、を合成し、図4に示す画像を合成して出力する。
その後、起動画面が表示されている間に、光ディスク再生装置20は、使用者が挿入したまたは既に搭載されているディスクについて再生を開始する(図5、ステップS16)。すなわち、ディスクドライブ1でディスクに記録された信号が読み出され、動画デコーダ2または静止画デコーダ3で復調される。
ディスクからの再生信号の出力が可能になると、CPU8は、セレクタ5を、復調された信号を選択し、ビデオミキサ13に入力するよう制御する。同時に、CPU8は、スイッチ14をオフ状態に制御する。従って、ビデオミキサ13からは、ディスクから再生された信号だけが、ビデオエンコーダ6に出力される。こうして、ディスク再生による信号が、起動画面信号から切り換えられてビデオモニタ10に表示される(ステップS17)。以上で、起動時の動作は終了する。その後、使用者が再生を所定時間停止した場合などに、同様の動作により、起動画面を表示するようにしてもよい。
以上のように、本第1の実施の形態では、使用者が所望する画像に起動画面を変更した場合でも、この画像に所定の起動表示データが付加された画面が表示される。このため、任意の画像に起動画面が変更されても、使用者は起動画面であることが即時に認識でき、誤操作などの回避により、使用者の高い使用感が実現される。
例えば、業務用用途に用いられる場合には、光ディスク再生装置20の起動画面を変更した者が常に使用するわけではなく、不特定の者が使用することが多い。例えば、図書館の備品として使用される場合、通常は図書館の備品管理者が起動画面を変更する。このような場合、図書館の利用者はそれと知らずにこのような光ディスク再生装置を使用し、画面に表示された起動画面をディスクの再生画面と勘違いして誤操作をしてしまう可能性がある。
しかし、本実施の形態に係る光ディスク再生装置20によれば、たとえどのような画像が起動画面として表示されるとしても、好ましくは光ディスク再生装置20の属性を示すキャラクタ(文字)が常に起動画面中に表示される。このため、使用者(利用者)は、表示されている画面が起動画面であることを容易に認識することができ、誤操作等は確実に防止される。
一方で、通常、デフォルトの起動画面には、光ディスク再生装置20の製造者の名称や、機種名、機種シリーズ名等が表示されるものの、起動画面を使用者が自在に変更可能とした場合にはこの画面は表示されない。しかし、本実施の形態によれば、任意の画面に変更されたとしても、製造者の名称等が常に表示可能である。したがって、製造者にとっては、使用者の使用感を向上させつつ、起動画面の広告的機能を発揮させることができるため、非常に有益である。
なお、図1に示す例では、セレクタ5の出力をビデオミキサ13に入力する構成とした。しかし、図6に示すように、ビデオミキサ13により起動画面データと起動表示データとを合成した信号をセレクタ5に入力するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク再生装置20について図面を参照しながら説明する。図7に、第2の実施の形態に係る光ディスク再生装置20のブロック図を示す。なお、図7において、図1と同一の構成については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク再生装置20について図面を参照しながら説明する。図7に、第2の実施の形態に係る光ディスク再生装置20のブロック図を示す。なお、図7において、図1と同一の構成については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
第2の実施の形態においては、起動表示データメモリ12に記憶される画像データについても、起動画面データと同様に、使用者が変更可能に構成されている。すなわち、起動表示データメモリ12は書き換え可能なメモリから構成され、図7に示すように、静止画デコーダ3及びCPU8に接続され、ディスクから再生され、復調された任意の静止画データを記憶可能に構成されている。
起動表示データを変更するには、まず、起動画面と合成するための起動表示データが記録されたCD−R、CD−RW等のディスクを用意する。このようなディスクは、例えば、PC上で所定のアプリケーションを用いて作製可能である。具体的には、文書アプリケーションまたは作図アプリケーションを用いて所望のキャラクタ(文字列)を含むデータファイルを作成し、次いで、JPEG等の形式に変換して画像データを作製することができる。ここで、画面合成を容易とするために、キャラクタの背景色をブルーバックで、すなわち、背景が青色の抜き文字で表現することが好ましい。
次に、作成したディスクを再生しながら、起動表示データに変更する画像をモニタ10上のOSDを介して選択する。例えば、上述した起動画面変更操作とは異なる組合せで、操作子9のスイッチを複数同時に一定時間押下するなどの操作によって、起動表示データの変更を起動する。起動表示データの変更操作を受付けると、CPU8は、起動表示データメモリ12のメモリの消去、書込みを実施し、起動表示データの変更を完了する。なお、デフォルトの起動表示データは、例えば、別のROMに記憶され、消去不可とされている。
このように、本発明の第2の実施の形態では、起動画面データだけでなく、起動表示データについても、使用者が所望する画像に変更可能である。このため、使用者は、起動画面であることが即時に認識できることに加えて、使用者が要望する起動画面と、起動画面用キャラクタの任意の組合せにより起動画面を構成する事が可能となる。
このことは、例えば、公共の組織での使用において特定の製造者の名称等の表示が好ましくない場合に有用である。起動時にデフォルトで表示される名称等の代わりに、「WAIT FOR A MOMENT.」等の起動中であることを示すキャラクタを、使用者(管理者)が変更した起動画面と合成して表示する。これにより、管理者は特定の起動画面表示に変更できる一方で、使用者(利用者)は表示されている画面が起動画面であることを容易に認識することができる。
上記第1および第2の実施の形態では、起動表示データメモリ12は、文字列を表すキャラクタデータを記憶するものとした。しかし、起動表示データメモリ12がロゴ、商標、マーク、記号等の図形的な画像データを記憶し、これを重畳表示することにより起動画面であることを示すようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態に係る光ディスク再生装置20について図面を参照しながら説明する。図8に、第3の実施の形態に係る光ディスク再生装置20のブロック図を示す。なお、図8において図1と同一の構成については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第3の実施の形態に係る光ディスク再生装置20について図面を参照しながら説明する。図8に、第3の実施の形態に係る光ディスク再生装置20のブロック図を示す。なお、図8において図1と同一の構成については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、第3の実施の形態に係る光ディスク再生装置20は、任意のキャラクタデータを生成するキャラクタジェネレータ16を備える。すなわち、第3の実施の形態では、起動表示データとして静止画データは記憶されておらず、キャラクタジェネレータ16が生成した所定のキャラクタデータがビデオミキサ13において起動画面データと合成されて出力される。
具体的には、キャラクタジェネレータ16は、書き込み可能な不揮発性メモリから構成された起動表示データメモリ12に接続されている。起動表示データメモリ12には、例えば製造者の名称などの文字列に関するキャラクタデータがテキストデータで記憶されている。記憶されているキャラクタデータは、画像データではなくテキストデータであるため、使用容量は比較的低く抑えることができる。起動画面表示の際、キャラクタジェネレータ16は、起動表示データメモリ12に記憶された文字列(キャラクタ)に対応する画像データを生成して、ビデオミキサ13に出力する。ビデオミキサ13は、キャラクタデータを読み出された起動画面データと合成して出力する。
また、起動表示データメモリ12が記憶するキャラクタデータは、使用者が操作子9から入力、変更することができる。すなわち、別途PCを用いることなく、光ディスク再生装置20を使って、使用者の所望する任意の文字列を生成させる事が可能である。
例えば、操作子9のスイッチの複数回の押下により、文字入力操作専用状態に装置の動作状態を切換えると、ビデオモニタ10には、アルファベット、五十音、キャラクタ文字等と終了キーが表示される。使用者は所望する文字を選択し、所定の文字数のキャラクタ文字列を生成した後、画面の終了キーを選択する。起動表示データメモリ12は入力された文字列を記憶する。
例えば、操作子9のスイッチの複数回の押下により、文字入力操作専用状態に装置の動作状態を切換えると、ビデオモニタ10には、アルファベット、五十音、キャラクタ文字等と終了キーが表示される。使用者は所望する文字を選択し、所定の文字数のキャラクタ文字列を生成した後、画面の終了キーを選択する。起動表示データメモリ12は入力された文字列を記憶する。
次回に、起動画面が表示される場合は、起動画面データメモリ4の画像データと、使用者が作成したキャラクタ文字列が合成されて出力され、ビデオモニタ10に表示される。このため、使用者が起動画面であることが即時に認識できることに加えて、簡便に使用者の所望する文字列にカスタマイズして、任意の起動画面を構成する事が可能となる。
以上のように、本第3の実施の形態によれば、起動表示の際には、起動表示データ12に記憶されたテキストデータに基づいてキャラクタジェネレータ16が生成したキャラクタデータを合成して表示する。このため、キャラクタデータを比較的少ない容量で記憶させることができる。また、起動画面用の起動表示データのディスクを作成する必要が無く、使用者がPCを介さず直接簡便に所望のキャラクタ文字列にカスタマイズして起動画面を構成する事が可能となる。
なお、図8に示す例では、セレクタ5の出力をビデオミキサ13に入力する構成とした。しかし、勿論、図6に示す構成と同様に、ビデオミキサ13により起動画面データとキャラクタデータとを合成した信号をセレクタ5に入力するようにしてもよい。
また、上記方法を実現するプログラムを光ディスク再生装置、コンピュータ装置等に読み込ませるとともに、一連の処理を実行させるようにしてもよい。この場合、プログラムを、ハードウェアに予め組み込んでおくだけでなく、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD、半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録し、該記録媒体から光ディスク再生装置等に読み込ませてもよい。また、このようなプログラムをインターネット等のネットワークを通じてコンピュータ装置にダウンロードして記録媒体に保存し、光ディスク再生装置等にインストールするようにしてもよい。さらには、光ディスク再生装置等に通信処理部を設けておくことにより、ネットワークを通じて直接ダウンロードし、インストールすることも可能である。
本発明は、起動画面、待機画面を使用者が変更可能な光ディスク再生装置、コンピュータ装置等の技術に有用である。
20:光ディスク再生装置、1:ディスクドライブ、2:動画デコーダ、3:静止画デコーダ、4:起動画面データメモリ、5:セレクタ、6:ビデオエンコーダ、7:ビデオ出力端子、8:CPU、9:操作子、10:ビデオモニタ、12:起動表示データメモリ、13:ビデオミキサ、14:スイッチ、16:キャラクタジェネレータ
Claims (7)
- 起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶する、書き換え可能なメモリから構成される起動画面データ記憶部と、
起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶する起動表示データ記憶部と、
起動または待機時に、前記起動画面データ記憶部に記憶された起動画面データと、前記起動表示データ記憶部に記憶された起動表示データと、を合成するミキサと、
を備える、ことを特徴とする光ディスク再生装置。 - 前記起動表示データ記憶部は、書き換え可能なメモリから構成され、任意の起動表示データを記憶する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。 - 前記起動表示データ記憶部に記憶された起動表示データは、文字列を示す画像を含む画像データから構成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク再生装置。 - 前記起動表示データ記憶部に記憶された起動表示データは、文字列に関するテキストデータから構成され、
前記起動表示データ記憶部に記憶されたテキストデータから構成される起動表示データに基づいて、起動表示画像を生成して前記ミキサに出力するジェネレータをさらに備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク再生装置。 - 起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶するステップと、
起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶するステップと、
起動または待機時に、記憶された起動画面データと、記憶された起動表示データと、を合成するステップと、
を備える、ことを特徴とする表示方法。 - 画面表示に適用されるプログラムであって、
起動または待機時に表示する画像に関する任意の起動画面データを記憶する手順と、
起動または待機時であることを示す表示に関する起動表示データを記憶する手順と、
起動または待機時に、記憶された起動画面データと、記憶された起動表示データと、を合成する手順と、
を備える、ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010011232A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Yamaha Corp | 音響装置およびミキサ装置 |
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JP2020034915A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 中強光電股▲ふん▼有限公司 | 投影装置及びそのカスタマイズ化映像設定方法 |
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2005
- 2005-03-09 JP JP2005064885A patent/JP2006253863A/ja active Pending
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