JP2006244785A - 燃料電池の加湿装置 - Google Patents
燃料電池の加湿装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006244785A JP2006244785A JP2005056537A JP2005056537A JP2006244785A JP 2006244785 A JP2006244785 A JP 2006244785A JP 2005056537 A JP2005056537 A JP 2005056537A JP 2005056537 A JP2005056537 A JP 2005056537A JP 2006244785 A JP2006244785 A JP 2006244785A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- humidifying
- gas
- water
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【課題】加湿の調節が容易にでき、電力消費量が少なく、寒冷地においても凍結防止手段が必要なく、装置を小型化すること。
【解決手段】加湿装置1は、加湿円筒容器2の内部に多数の散水孔9aを外周に設けた散水円筒9を回転可能に設け、加湿円筒容器2内にガス導入管3からガスを導入し、散水円筒9内に水導入管11から水を導入し、散水円筒9を回転することにより水が遠心力によって散水孔9aを通して加湿円筒容器2内に霧状に放出し、ガスを加湿してガス排出管14から燃料電池本体10に供給する。
【選択図】図1
【解決手段】加湿装置1は、加湿円筒容器2の内部に多数の散水孔9aを外周に設けた散水円筒9を回転可能に設け、加湿円筒容器2内にガス導入管3からガスを導入し、散水円筒9内に水導入管11から水を導入し、散水円筒9を回転することにより水が遠心力によって散水孔9aを通して加湿円筒容器2内に霧状に放出し、ガスを加湿してガス排出管14から燃料電池本体10に供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池の加湿装置に関する。
燃料電池の加湿方式は大きく2つに分けることができ、1つは燃料電池の外部で加湿を行う外部加湿方式であり、もう1つは燃料電池の内部で加湿を行う内部加湿方式である。外部加湿方式として代表的なものはバブリング方式であり、これは図3に示すようにステンレスなどの金属製の加湿用容器31の外周にヒータ32を巻き付け、その上を断熱材33で覆い、加湿用容器31の中に半分くらいまでイオン交換水34を入れた構造であり、ガス導入管35からイオン交換水34の中にドライガスを注入し、このガスがイオン交換水34内で気泡となり、湿度を含んだウェットガスとなってガス排出管36から出て燃料電池本体に供給されるようになっている(例えば、非特許文献1参照。)。また、内部加湿方式として代表的なものは膜加湿方式であり、これは図4に示すように両側に溝状の第1流路41と第2流路42を形成したセパレータ43の外側に膜44,45を接合し、この膜44,45の外側に第3流路46,第4流路47を片側に形成したセパレータ48,49を接合し、セパレータ48,49の外側に隔壁50,51を接合させたで構造であり、第1流路41にはドライ水素が流れ、第2流路42にはドライ空気が流れるようになっている。そして、第3流路46と第4流路47には燃料電池本体の冷却に用いられた冷却水が流れ、この水が膜44,45を通過してドライ水素側とドライ空気側にしみ出してウェット水素とウェット空気となって燃料電池本体に供給されるようになっている(例えば、特許文献2参照。)。
「固体高分子型燃料電池の開発動向」,株式会社エヌ・ティー・エス,2000年4月28日,p.176−177
特許第2670146号公報(第3図)
しかしながら、バブリング方式はイオン交換水の高さ、気泡の大きさによって加湿度合いが変化するので調節が困難であり、加湿度合いを高くするには加湿用容器の高さ寸法を大きくしたり、気泡の大きさを小さくしてイオン交換水との接触面積を大きくする必要がある。加湿用容器を大きくすれば装置が大型化してしまい、大量のイオン交換水を温める必要が出てくるために消費電力量が多くなる。気泡の大きさを小さくすると供給する水素、空気の圧力を上げるための補器類の追加が必要となる。而も、バブリング方式では寒冷地において凍結防止の為の装置が必要であるという問題があった。また、膜加湿方式では膜の含水量の調節が難しいという問題があった。
本発明は、請求項1に記載の発明によれば、加湿円筒容器の内部に多数の散水孔を外周に設けた散水円筒を回転可能に設け、加湿円筒容器内にガス導入管からガスを導入し、散水円筒内に水導入管から水を導入し、散水円筒を回転することにより水が遠心力によって散水孔を通して加湿円筒容器内に霧状に放出し、ガスを加湿してガス排出管から燃料電池本体に供給することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の燃料電池の加湿装置において、燃料電池本体の電池電圧を監視し、電池電圧に応じて散水円筒の回転数を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池の加湿装置において、加湿用容器の内側に複数のフィンを突設したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、加湿の調節が容易で、電力消費量が少なく、寒冷地においても凍結防止手段が必要なく、メンテナンス性が良好で、装置を小型化することができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、加湿の調節を容易に行うことができるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、加湿用容器内におけるガスの滞留時間が長くなり、加湿度合いを良くすることができるという効果がある。
加湿装置は、加湿円筒容器の内部に多数の散水孔を外周に設けた散水円筒を回転可能に設け、加湿円筒容器内にガス導入管からガスを導入し、散水円筒内に水導入管から水を導入し、散水円筒を回転することにより水が遠心力によって散水孔を通して加湿円筒容器内に霧状に放出し、ガスを加湿してガス排出管から燃料電池本体に供給する。
本発明に係る燃料電池の加湿装置の実施例1を図1の添付図面に基づいて説明する。
加湿装置1は、金属製の加湿円筒容器2にガス導入管3からドライガスが導入されるようになっている。このガスの導入量はマスフローコントローラ4によって調節される。
加湿円筒容器2は外周に保温用ヒータ6が設けられ、更に外面全体が断熱材7で覆われている。保温用ヒータ6は燃料電池の運転開始時には作動温度まで加熱される。加湿円筒容器2の材料は、耐食性、強度、美観などの点からステンレスが好適に用いられ、熱伝導率も良いため、電力消費量も少なくすることができる。
また、加湿円筒容器2の内部に中心線上に回転軸8が設けられ、回転軸8の略中央には散水円筒9が設けられている。散水円筒9は燃料電池本体10で使われた冷却水が水導入管11を通して導入されるようになっており、散水円筒9の外周には多数の散水孔9aが穿設されている。
また、回転軸8の一方端にはモータ12が接続されている。モータ12の回転は制御装置13によって制御され、モータ12を回転させると回転軸8が回転し、散水円筒9が回転するようになっている。これにより、散水円筒9が回転すると導入された水が散水孔9aを通して加湿円筒容器2の内部に霧状に放出されるようになっている。
散水円筒9から水が霧状に放出されると加湿円筒容器2の内部ではドライガスが水分を吸収してウェットガスとなる。ウェットガスはガス排出管14から排出されて燃料電池本体10に供給される。ウェットガスの加湿度合いはモータ12の回転数を変化させて加湿円筒容器2内に放出される水分の量を調節することで行われ、燃料電池本体10の電池電圧を監視し、電池電圧に応じて制御装置13が散水円筒9の回転数を制御することにより安定した電池電圧を発生させることができる。
このように、加湿装置1はモータ12の回転数制御により加湿の調節が容易にでき、容器内に水を貯めないため加熱・保温による電力消費量が少ない上に寒冷地においても凍結防止手段が必要なく、構造が簡単なのでメンテナンス性が良好であり、加湿度合いを高くする場合でも加湿円筒容器2の高さ寸法が大きくなくても良いので装置を小型化することができる。
本発明に係る燃料電池の加湿装置の実施例2を図2の添付図面に基づいて説明する。尚、実施例1と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施例では、加湿円筒容器2の内部側面に上面2a及び底面2bと平行なフィン15が複数突設されている。これにより、ガスがフィン15間に滞留するので軽い水素ガスでも加湿円筒容器2内に長い時間留まり、加湿度合いを良くすることができる。
1 加湿装置
2 加湿円筒容器
3 ガス導入管
8 回転軸
9 散水円筒
9a 散水孔
10 燃料電池本体
11 水導入管
12 モータ
13 制御装置
14 ガス排出管
2 加湿円筒容器
3 ガス導入管
8 回転軸
9 散水円筒
9a 散水孔
10 燃料電池本体
11 水導入管
12 モータ
13 制御装置
14 ガス排出管
Claims (3)
- 加湿円筒容器の内部に多数の散水孔を外周に設けた散水円筒を回転可能に設け、前記加湿円筒容器内にガス導入管からガスを導入し、前記散水円筒内に水導入管から水を導入し、前記散水円筒を回転することにより前記水が遠心力によって散水孔を通して前記加湿円筒容器内に霧状に放出し、前記ガスを加湿してガス排出管から燃料電池本体に供給することを特徴とする燃料電池の加湿装置。
- 前記燃料電池本体の電池電圧を監視し、電池電圧に応じて前記散水円筒の回転数を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の加湿装置。
- 前記加湿用容器の内側に複数のフィンを突設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池の加湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005056537A JP2006244785A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | 燃料電池の加湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005056537A JP2006244785A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | 燃料電池の加湿装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006244785A true JP2006244785A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37051000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005056537A Pending JP2006244785A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | 燃料電池の加湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006244785A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008123872A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 排ガス用希釈器 |
KR100911590B1 (ko) | 2007-12-13 | 2009-08-10 | 현대자동차주식회사 | 연료전지용 가습기를 포함한 공기 공급 장치 |
US7785743B2 (en) * | 2004-08-17 | 2010-08-31 | Byd Company Limited | Humidifying devices and methods for proton exchange membranes of fuel cells |
CN112413770A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-26 | 周文琴 | 一种可解决喷雾不均匀且导向性不强的空气加湿装置 |
-
2005
- 2005-03-01 JP JP2005056537A patent/JP2006244785A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7785743B2 (en) * | 2004-08-17 | 2010-08-31 | Byd Company Limited | Humidifying devices and methods for proton exchange membranes of fuel cells |
JP2008123872A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 排ガス用希釈器 |
KR100911590B1 (ko) | 2007-12-13 | 2009-08-10 | 현대자동차주식회사 | 연료전지용 가습기를 포함한 공기 공급 장치 |
CN112413770A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-26 | 周文琴 | 一种可解决喷雾不均匀且导向性不强的空气加湿装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002292233A (ja) | 加湿モジュール | |
JP2008304114A (ja) | 加湿器及び燃料電池システム | |
JP2008084813A (ja) | 燃料電池用ハイブリッド加湿装置 | |
JP6190523B2 (ja) | 流体交換膜モジュール | |
JP2019521497A (ja) | 電気化学セル内の水分及び二酸化炭素管理システム | |
JP2006244785A (ja) | 燃料電池の加湿装置 | |
JP2008309371A (ja) | 加湿器及び燃料電池システム | |
KR102446774B1 (ko) | 연료전지 막가습기 | |
JP2007134154A (ja) | 燃料電池システム | |
CN102956908B (zh) | 质子交换膜燃料电池的增湿装置 | |
JP4688870B2 (ja) | 燃料電池用プロトン交換膜の加湿装置および方法 | |
KR100911593B1 (ko) | 연료전지용 가습장치 | |
JP2009016295A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2009129630A (ja) | 媒体循環式温調装置 | |
JP2004234892A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2009152013A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2008053168A (ja) | 燃料電池の運転方法及び燃料電池システム | |
KR100911563B1 (ko) | 연료전지 차량용 가습기 | |
JP2007220611A (ja) | 燃料電池の加湿装置 | |
JP4915044B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2008041335A (ja) | 燃料電池の加湿装置 | |
KR20190035002A (ko) | 이종 재질의 중공사막을 구비한 중공사막 모듈 및 이를 포함하는 연료전지 막가습기 | |
JP6643305B2 (ja) | 加熱装置及び水電解システム | |
KR102485326B1 (ko) | 연료전지용 가습기 및 이를 포함하는 연료전지 시스템 | |
JP2001185169A (ja) | 固体高分子型燃料電池 |