JP2006136523A - 化粧ブラシ用毛材および化粧ブラシ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】合成樹脂モノフィラメントからなる化粧ブラシ用毛材であって、合成樹脂がポリエステル系樹脂90〜55重量%およびポリエステルエラストマー10〜45重量%の混合物からなり、繊維軸との垂直方向の断面が異形断面形であり、且つ繊維軸方向に波形状を有するとともに、毛材の少なくとも一端に尖鋭状のテーパー部が形成されていることを特徴とする化粧ブラシ用毛材。
【選択図】図1
Description
ポリエステル系樹脂がポリブチレンテレフタレートであること、
繊維軸方向の波形状の波長が15〜70mm、且つ波高が8mm以下であること、
繊維軸との垂直方向の断面が八葉形であること、および、
帯電防止剤が含有および/または塗布されていること、
がいずれも好ましい条件として挙げられ、これらの条件を満たした場合には、さらに優れた性能を発揮する。
作製したフェースブラシで成人女性25人対して粉体化粧料(資生堂:UVホワイト ホワイトアップベール)を使用して、実際に化粧をしてもらい、その塗布性能について回答を得た。なお、判定基準は以下の通り行った。
A・・化粧料の保持性および離脱性にすぐれ、肌に満遍なく均一に塗布することができた、
B・・化粧料の保持性および離脱性がやや劣るが実用上問題ない性能であった、
C・・化粧料の保持性および離脱性が劣り、肌に満遍なく均一に塗布することができなかった。
液体化粧料(コーセー:Fasio フィット&ステイ リキッドファンデーション)を使用して、成人女性25人対して液体化粧料を使用して、実際に化粧をしてもらい、その塗布性能について回答を得た。なお、判定基準は以下の通り行った。
A・・フェースブラシが化粧料を十分に含み、肌に満遍なく均一に塗布することができた、
B・・フェースブラシが化粧料を十分に含むが、肌に塗布する場合の均一性をやや欠いていた、
C・・フェースブラシが化粧料を十分に含まず、肌に塗布した場合に塗布斑を生じた。
上記の化粧料塗布性能評価と同時に粉体化粧料、液体化粧料を使用した場合での化粧ブラシの肌触りについても、回答を得た。なお、判定基準は以下の通り行った。
1・・柔軟であり獣毛に匹敵する肌触りであった、
2・・獣毛より劣るが良好な肌触りであった、
3・・特に良い肌触りではないが実用上問題はなかった、
4・・柔軟性および弾力性が不足し、肌への刺激が感じられ、肌触りがやや悪かった、
5・・柔軟性および弾力性が不足し、肌への刺激が顕著であり、肌触りが悪かった。
十分に予備乾燥したポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ(株)製 “トレコン”1200S、以下PBTという)70重量%とポリエステルエラストマー(東レ・デュポン(株)製“ハイトレル”4767)30重量%を均等に分散するまで混合した後、押出型紡糸機へ供給し、加熱溶融された樹脂混合物を糸断面形状に対応する八葉形断面状のノズルから押出し、直ちに水中で冷却固化せしめて未延伸糸を得た。さらに得られた未延伸糸を温水中および乾熱浴中で延伸することにより、外接円直径0.080mmの八葉断面合成樹脂モノフィラメントを得た。
実施例1において、原料の混合比をPBT80重量%とポリエステルエラストマー20重量%にしたこと以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、原料の混合比をPBT50重量%とポリエステルエラストマー50重量%にしたこと以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、波形状の波長を75mm、波高を10mmに変更したこと以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、原料の混合比をPBT30重量%とポリエステルエラストマー70重量%にした以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、原料をPBT100重量%にした以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、原料をポリエステルエラストマー100重量%にした以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、波形状を形成していないこと以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、繊維軸と垂直方向の断面の形状を丸形にしたこと以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
実施例1において、テーパー部を形成していないこと以外は、同様の方法で化粧ブラシ用毛材を作製し、得られた化粧ブラシ用毛材を使用してフェースブラシを作製した。
2 化粧ブラシ用毛材の断面
3 テーパー部
L 波形状の波長
H 波形状の波高
Claims (6)
- 合成樹脂モノフィラメントからなる化粧ブラシ用毛材であって、前記合成樹脂がポリエステル系樹脂90〜55重量%およびポリエステルエラストマー10〜45重量%の混合物からなり、繊維軸との垂直方向の断面が異形断面形状であり、且つ繊維軸方向に波形状を有するとともに、毛材の少なくとも一端に尖鋭状のテーパー部が形成されていることを特徴とする化粧ブラシ用毛材。
- 前記ポリエステル系樹脂がポリブチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項1記載の化粧ブラシ用毛材。
- 前記繊維軸方向の波形状の波長が15〜70mm、且つ波高が8mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の化粧用ブラシ毛材。
- 前記繊維軸との垂直方向の断面が八葉形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧ブラシ用毛材。
- 帯電防止剤が含有および/または塗布されていることを特徴とする請求項1〜4記載のいずれか1項に記載の化粧用ブラシ毛材。
- 請求項1〜5いずれか1項に記載の化粧用ブラシ毛材を毛材の少なくとも一部に使用したことを特徴とする化粧ブラシ。
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