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JP2006128489A - レーザー処理装置及びレーザー処理方法 - Google Patents

レーザー処理装置及びレーザー処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 チャックが配置されたカップを水平方向に移動させ、ウエハの表面に液体を介在させてレーザー光により例えばダイシングを行う装置において、基板の位置合わせを高い精度で行うこと。
【解決手段】 光軸が前記レーザー光の光軸Lと同軸上になるように設けられたCCDカメラ44により、案内部材66を介してウエハWのノッチ等を検出し、ウエハWの位置合わせを行う。次いで主ノズル61やサブノズル62,63から噴出された液体を前記案内部材66により案内した状態で、その光軸が前記CCDカメラの光軸と同軸上に設けられたレーザー光を前記案内部材66を介して照射して、レーザー光の照射位置を水平方向に移動させながら当該表面に対して所定の処理を行ない、次いで前記チャック2からウエハWを搬出した後、前記案内部材66の下面にパージガスを供給して当該下面を乾燥させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板保持部を水平方向に移動させ、前記基板の表面に液体を供給した状態でレーザー光を照射して、当該表面に対して所定の処理を行うレーザー処理装置及びレーザー処理方法に関するものである。
半導体装置を製造する一連の工程の中にレーザー光を用い、例えば半導体ウエハ(以下ウエハという)や液晶ディスプレイ用ガラス基板などの基板に対して処理を行うプロセスが知られている。例えば特許文献1には、レーザー光を基板表面に沿って走査することによりダイシングラインを形成する技術が記載されている。また特許文献2には、基板に対して露光を行う前に、基板に予め形成されたアライメントマークを露出させるために、当該マークの上のレジスト膜をレーザー光により除去する技術が記載されている。レーザー光はエネルギーが大きく、また高精度な位置合わせができることから、こうした処理には好適である。ところでレーザー光により基板表面を加工すると、被加工物である除去物が当該表面に付着することから、基板表面上に純水などの液体を存在させた状態でレーザー光を基板表面に照射するようにしている。
例えば特許文献1に記載されたレーザー加工装置は、図14に示すようにカップ11内に駆動機構12により回転自在なチャック13を設け、このチャック13を移動機構によりX、Y方向に移動させて位置合わせすることにより、レーザー光照射部14から前記チャック13に保持された基板10にレーザー光を照射すると共に、図示しない移動機構により基板10を例えば形成しようとするライン上にレーザー光が照射されるように移動させ、こうしてウエハWの表面をレーザー光により切削し、ダイシングラインを形成する。またこのとき透明体である石英ガラスからなるプレート15を基板10の表面に少し浮かせて対向させ、その隙間に一方側から純水を供給しながら他方側で吸引するようにしている。そしてレーザー光による処理が終了した後、プレート15を上昇させ、基板10を回転させて基板10上の純水を振り切って乾燥するようにしている。
ところでダイシングラインを形成するレーザー加工処理等では、極めて精度の高いアライメントが必要とされる。このため本発明者らは、例えば図15に示すように、予めウエハWの所定位置に形成されたノッチやオリフラテーション等の位置合わせ部位を、位置検出用のCCD(charge coupled device)カメラ17により撮像してアライメントを行うことを検討している。この場合、レーザー光の光軸とCCDカメラ17の光軸とがずれると精度の高い位置合わせを行うことができないので、これらの光軸が互いに同軸上に位置するようにレーザー光照射部14とCCDカメラ17とを配置して行なうことを検討している。
しかしながら、図14に示す装置では、石英ガラスからなるプレート15と基板10表面との間に一方側から純水を供給しながら他方側で吸引することにより処理を行なっているので、レーザー光による処理が終了した時点では、プレート5の下面には純水が付着した状態である。ここで前記レーザー加工装置では、スループットを向上させるために、1枚の基板に対してレーザー加工処理を行った後、直ちに次の基板を搬入して当該基板に対してレーザー加工処理が行われる。つまり前の基板の記理が終了した直後に次の基板のアライメントが行われるので、プレート5の下面が乾燥する時間はなく、プレート5の下面に水滴が付着したり、当該下面が水分により曇った状態のままアライメントが行われることになる。従って前記ウエハWのノッチやオリフラテーションが見にくく、これらのアライメントを高い精度で行うことが困難な状況である。
特開2002−224878(図1) 特開2003−249427(図1)
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、撮像手段により基板の位置合わせを行うために、基板を案内部材を介して撮像する場合に、高精度な位置合わせを行うことができるレーザー処理装置及びレーザー処理方法を提供することにある。
本発明のレーザー処理装置は、
基板を水平に保持する基板保持部と、
この基板保持部に保持された基板の表面にレーザー光を照射して当該表面に対して処理を行うための光照射部と、
その光軸が前記レーザー光の光軸と同軸上になるように設けられ、基板の位置合わせを行うために基板を撮像するための撮像手段と、
前記基板上に液体を供給するための液体供給ノズルと、
前記基板と前記撮像手段との間に設けられ、前記ノズルから噴出された液体がその下面と前記基板の表面との間を通過するように案内し、前記光照射部からのレーザー光を透過する透明体よりなる案内部材と、
前記案内部材の下面に付着した液体を除去するためにパージガスを供給するためのパージノズルと、
前記基板の表面におけるレーザー光の処理位置を移動させるために、前記基板保持部と、前記光照射部及び案内部材とを相対的に水平方向に移動させるための移動機構と、を備えたことを特徴とする。
ここで前記液体供給ノズル及びパージノズルを備えたノズルユニットを設け、前記案内部材はこのノズルユニットに固定されるように構成してもよい。また前記ノズルユニットは、案内部材が固定されたノズル本体を備え、前記液体供給ノズルとパージノズルとは、夫々の吐出口が前記案内部材の外側に位置するように、前記ノズル本体の内部に配置されるように構成してもよい。この際、例えばノズル本体は筒状を半割りにした構造体からなり、案内部材は下面が平坦な逆円錐状に形成される。
さらに前記液体供給ノズルは、前記案内部材における前記光軸の直下に液体を供給する主ノズルと、主ノズルの両側に設けられ、案内部材の下面に向けて液体を供給するサブノズルと、を備えるように構成してもよい。さらにまた前記液体供給ノズルに第1の液体を供給するための第1の液体供給部と、前記液体供給ノズルに第1の液体とは異なる第2の液体を供給するための第2の液体供給部と、前記第1の液体供給部と第2の液体供給部との切り替え手段と、を備えるように構成してもよいし、前記主ノズル及びサブノズルのいずれか一方に第1の液体を供給するための第1の液体供給部と、前記主ノズル及びサブノズルのいずれか他方に第2の液体を供給するための第2の液体供給部と、を備えるように構成してもよい。
さらに前記基板保持部は、基板と平面的に略同じ大きさに形成されると共に回転機構により鉛直軸の周りに回転自在に構成され、基板が基板保持部から搬出された後、ノズルユニットを、当該基板保持部の外縁部にパージガスを供給するための位置に移動させ、回転機構を介して基板保持部を回転させながらパージノズルから基板保持部の外縁部にパージガスを供給して乾燥させるようにノズルユニット及び回転機構を制御する制御部を設けるようにしてもよい。ここで基板保持部と基板とが平面的にほぼ同じ大きさであるとは、基板の撓みが生じない程度に、両者が同じ大きさに形成されているということであり、例えば基板保持部の直径が基板の直径±10mm程度に設定されていれば、両者が平面的に同じ大きさであるという。
また本発明のレーザー処理方法は、基板保持部に基板を水平に載置する工程と、次いで、撮像手段により前記基板の位置合わせを行うための部位を、透明体よりなる案内部材を介して撮像し、その撮像結果に基づいて基板の位置合わせを行う工程と、次いで、液体供給ノズルから噴出された液体を前記案内部材の下面と基板の表面との間を案内した状態で、レーザー光を前記案内部材を介して照射して、レーザー光の照射位置を水平方向に移動させながら当該表面に対して処理を行う工程と、次いで、前記案内部材の下面にパージガスを供給して当該下面に付着した液体を除去する工程と、を含むことを特徴とする。ここで前記基板保持部は、基板と平面的に略同じ大きさに形成されており、前記案内部材の下面にパージガスを供給する工程は、基板を鉛直軸まわりに回転させながら基板保持部の端部にパージガスを供給するように行ってもよい。
本発明によれば、基板表面に案内部材により案内された液体を介在させてレーザー光を照射して所定の処理を行うにあたり、レーザーによる処理後に、案内部材の下面にパージガスを供給しているので、当該下面に付着した液体が除去される。これにより次の基板の位置合わせを行うために、撮像手段により案内部材を介して基板を撮像する際に、案内部材の下面に液体が付着したり、当該下面が曇っていたりといったことが抑えられるので、基板の位置合わせ部を検出しやすく、精度の高い位置合わせを行うことができる。
図1は、本発明のレーザー処理装置の実施の形態を示す全体構成図である。図中2は、基板であるウエハWを水平に吸着保持する基板保持部をなすチャックである。このチャック2は、ウエハWの撓みを防止するために、ウエハWと平面的にほぼ同じ大きさに形成されている。ここで平面的にほぼ同じ大きさとは、ウエハWが撓みが生じない程度に、両者が同じ大きさに形成されているということであり、例えばチャック2の直径がウエハWの直径±10mm程度に設定されていれば、両者が平面的に同じ大きさであるという。
このチャック2は、上面が開口した略円筒状に形成されたカップ3内に配置されており、カップ3の底部中央に設けられた駆動部21により鉛直軸回りに回転することができ、また昇降できるように構成されている。前記カップ3の底部には、ウエハWからこぼれ落ちた液体例えば純水を排出すると共に、カップ3内を排気するための排出ポート31が設けられている。さらにチャック2に保持されるウエハWの直ぐ下方位置にてチャック2を囲むようにリング状の水平プレート部22が設けられ、この水平プレート部22の外縁部を下方側に屈曲して筒状部23が形成されている。
更にこのレーザー処理装置は、ウエハWに対して所定の処理例えばダイシングを行うためのレーザー光照射部4と、ウエハW上に液膜を形成するための液膜形成部5とを備えている。レーザー光照射部4は、レーザー処理装置の外装体をなす図示しないケース体に固定されており、例えばYAGレーザーやエキシマレーザーなどの加工用レーザーを発振するレーザー光発振器41と、ここからのレーザー光をウエハW表面に向かわせるハーフミラー42と、ハーフミラー42の下流側に設けられた、レーザー結像加工光学系ユニット(以下「光学系ユニット」という)43とを備えている。また前記ハーフミラー42からウエハWの表面に向かうレーザー光の光軸Lとその光軸とが一致するように撮像手段例えばCCDカメラ44が設けられている。例えばCCDカメラ44は、ハーフミラーを介して光軸がウエハW表面に向かうように構成され、例えば前記レーザー処理装置のケース体に固定されている。ここで前記レーザー発振器41からのレーザー光は波長が532nm、355nm程度であり、CCDカメラ48は、レーザー発振器41と光軸が同軸上に設けられていても処理上の問題はない。
液膜形成部5は、ウエハW上に液体やパージガスを供給するための供給管を夫々有し、複数の吐出ノズルを備えたノズルユニット51と、ウエハWの表面におけるレーザー光の照射位置を通過した液体を回収する液体回収部52と、を備えている。前記ノズルユニット51は、例えば図2の斜視図、図3の斜め下方側から見た斜視図、図4の断面図、図5の略平面図に示すように、ウエハW上に液体を供給するための1本の主ノズル61及び2本のサブノズル62,63と、ウエハW上にパージガスを供給するための2本のパージノズル64,65と、ウエハW上を流れる液体を案内して液膜を形成する案内部材66と、を備えており、これらがノズル本体53に設けられている。前記案内部材66は、レーザー光を透過させるために、透明体である例えば石英ガラスを用いて例えば下面が平坦な逆円錐状に形成されている。
また前記液体回収部52は、例えば図6に示すように略直方体形状をなし、ウエハW上に形成された帯状の液流を回収できるように先端に吸引口52bを有する回収ノズル52aと、この回収ノズル52aに対して液体回収路52cを介して吸引力を作用させるエジェクタなどの吸引手段52dと、を備えている。
前記ノズル本体53は略半円状の平面形状をなし、筒状を半割りにした構造体として、供給管や吐出口を一体的に成形したものであり、例えばポリ塩化ビニル(PVC)やポリテトラフルオロエチレン等の樹脂により形成されている。このノズル本体53の中央領域には、平面形状が略半円状の開口部54が形成されており、この開口部54に前記案内部材66が配置されるようになっている。図中55は、案内部材66をノズル本体51に固定するための、例えばポリ塩化ビニルやポリテトラフルオロエチレン等の樹脂やセラミックスにより形成された固定部材である。
この固定部材55の中央領域には、例えば案内部材66の下面よりも大きく、上面よりも小さい開口部55aが形成されており、この開口部55aに案内部材66を挿入することにより、案内部材66の上部側が開口部55aに挟まった状態で固定部材55に装着され、この固定部材55をノズル本体51に形成された段部56に装着することにより、案内部材66がノズル本体51の所定位置に配置されることになっている。なお複数の供給管は一体的に成形されていなくても良いことはもちろんである。
そして前記主ノズル61、サブノズル62,63、パージノズル64,65は、案内部材66の下面近傍領域に向けて、夫々液体やパージガスを供給するように、案内部材66の外側に吐出口が形成されるように、ノズル本体53の内部に配置されている。ここで61a,62a,63a,64a,65aは、夫々主ノズル61、サブノズル62,63、パージノズル64,65の吐出口である。
前記主ノズル61は、例えば案内部材66がノズル本体53に配置されたときに、案内部材66の下面の直下のほぼ中央に吐出口61aが位置し、サブノズル62,63は、主ノズル61を中心にして互いに対象に夫々の吐出口62a,63aが位置し、パージガス64,65は、夫々サブノズル62,63の外側に、主ノズル61を中心にして互いに対象に夫々の吐出口64a,65aが位置するように、夫々配置されている。
具体的には、サブノズル62,63は、主ノズル61と案内部材66の下面の中央を結ぶ線Lを中心線として、この中心線から例えば30度≦θ1≦55度程度の角度で互いに対象に離れるように配置されており、またパージガス64,65は、前記線Lを中心線として、この中心線から例えば65度≦θ2≦85度程度の角度で互いに対象に離れるように配置されている。つまり主ノズル61の吐出口61aは案内部材66の下面中央近傍(光軸)の直下に位置し、サブノズル62,63、パージノズル64,65は、夫々の吐出口62a,63a,64a,65が案内部材66の下面の周囲に位置するように、各々が設けられている。
前記ノズルユニット51と、光学系ユニット43と回収ノズル52aは、夫々保持アーム57に固定されており、この保持アーム57の基端側には、昇降機構58が設けられていて、保持アーム57を介してノズルユニット51等を、ウエハW上に液膜を形成する処理位置と、カップ3の外側の待機位置との間で、昇降自在、水平方向に移動できるように構成されている。ここで前記ノズルユニット51と回収ノズル52aとは、ノズルユニット51に設けられた案内部材66と回収ノズル52aとが互いに対向し、両者間の距離が100mm程度であり、例えば保持アーム57が前記処理位置にあるときには、案内部材66の下端と、回収ノズル52aの下端とが、夫々ウエハW表面から3mm程度、1mm程度上方側に配置されるような位置関係で夫々保持アーム57に固定されている。なお案内部材66とウエハWとの高さは、レーザー照射される材質によって除去物の発生量が異なるので、最適な高さに調整する機能を持っている。
また前記光学系ユニット43とノズルユニット51とは、前記処理位置に配置されたときに、レーザー照射部4からのレーザー光が光学系ユニット43内を通過して、案内部材66を介してウエハ表面に結像するように、例えば前記レーザー光の光軸Lが光学系ユニット43や案内部材66のほぼ中央を通るような位置関係で支持部材57aにより保持アーム57に固定されている。そして前記昇降機構58は、図1における紙面の表裏方向に伸びるレール59に沿って移動できるように設けられており、従って保持アーム57は、昇降自在及び水平面における一方向に沿って移動自在に構成されていることになる。
図中71は液体を主ノズル61やサブノズル62,63に供給するための液体供給路、72はパージガスをパージノズル64,65に供給するためのパージガス供給路であり、71の他端側は第1の液体である純水の供給源73及び第2の液体である洗浄液の供給源74に夫々バルブV1、バルブV2を介して接続されている。ここで液体供給路71と純水の供給源73とにより第1の液体供給部、液体供給路71と洗浄液の供給源とにより第2の液体供給部が夫々構成されており、バルブV1、バルブV2が第1の液体供給部と第2の液体供給部との切り替え手段に相当する。またパージガス供給路72の他端側はパージガス例えば窒素ガスの供給源75にバルブV3を介して接続されている。73a,74a,75aは流量調整部及びポンプなどを含む供給制御系である。
こうしてバルブV1、バルブV2を開閉して液体供給路71に、第1の液体である純水と、第1の液体とは異なる第2の液体である洗浄液とを切り替えて供給することにより、主ノズル61とサブノズル62,63から、案内部材66の下面に向けて純水又は洗浄液が吐出される。この際主ノズル61を中心にして主ノズル61の両側にサブノズル62,63を配置すると共に、例えば主ノズル61からの液体の流速を例えば20m/分と速く設定し、これに比べて両側のサブノズル62,63からの液体の流速をかなり遅くすることで、レーザー処理時例えばダイシング時におけるウエハW表面からの除去物(剥離物)を早い液流に載せて拡散させずに除去することができるようになっている。またバルブV3を開いてパージガス供給路72にパージガスを通流させることにより、パージノズル64,65から、案内部材66の下面に向けてパージガスが供給されるようになっている。
更にまたレーザー処理装置は、図1において一点鎖線で示すように、カップ3を水平面に沿って移動させるための移動機構の一部をなすX−Yステージ8を備えている。このX−Yステージ8は、図7に示すようにカップ3を載置するステージ81と、このステージ81をX方向に移動させる駆動機構を備えたステージ82とからなる。ステージ82は、レーザー処理装置における既述の外装体をなすケース体(図示せず)に固定された基台83上をY方向に移動できるように構成されている。即ちステージ81はX方向に移動自在なXステージであり、またステージ82はY方向に移動自在なYステージであり、基台83はYステージ82をY方向に移動させるための駆動機構を備えている。これら駆動機構は、ガイドレール、ボールネジ機構及びモータなどからなる。
このようなレーザー処理装置では、バルブV1,V2,V3の開閉動作や、流量制御部73a,74a,75a、駆動部21、X−Yステージ8の図示しない各モータ等は、制御部84により制御されるようになっている。
次に上述のレーザー処理装置にて実施されるレーザー処理方法について説明する。例えば既に集積回路が形成された基板であるウエハWを図示しない搬送アームから、受け渡し位置にあるカップ3内のチャック2に受け渡す。この受け渡しは例えばチャック2を昇降させることにより行われる。そして先ず撮像手段であるCCDカメラ44によりウエハW上に形成された位置合わせ部位であるオリエンテーションフラットまたはノッチあるいはターゲットマーク等を検出し、その検出位置に基づいてウエハWの位置合わせを行う。次いでカップ3をX−Yステージ8により移動させ、ウエハW上のダイシング開始ポイントをレーザー光照射部4の光軸L上に位置させる。
その後、保持アーム57により、ノズルユニット51及び回収ノズル52aを待機部からウエハWの表面に接近すると共に、光学系ユニット43がレーザー照射部4の光軸L上に位置する既述の処理位置に移動させ、バルブV1を開いて主ノズル61及びサブノズル62,63から第1の液体、この例では純水を吐出させる。これにより図8(a)に示すように、案内部材66の下方側に純水の水流(液流)100が形成される。このとき液体回収部52の吸引手段52dを動作させることにより案内部材66を通過した液体は回収ノズル52aから回収される。
そしてこのようにウエハW上に純水の液膜を形成した状態でレーザー光照射部4からレーザー光を案内部材66を通じてウエハWの表面に照射しながら、例えば図9に示すように、X−Yステージ8によりチャック2を例えばY方向に移動させ、こうしてレーザー光によりウエハWの表面をさいの目状に走査する。このとき図9中点線で示す矢印の方向に主ノズル61及びサブノズル62,63により供給された純水の液流が形成される。この結果ウエハWの表面がレーザー光により切削され、いわばウエハWがハーフカットされてダイシングラインが形成される。なおダイシングラインが形成されたウエハWは、後工程でウエハWの裏面側からダイシングラインに沿ってカットされてチップに分断されることになる。またレーザー光により切削された削り滓は純水の液流に乗って回収ノズル52aから回収される。なお主ノズル61、サブノズル62,63から供給された純水の大部分は回収ノズル52aから回収されるが、回収されなかった純水はカップ3内にこぼれ落ち、カップ3内にこぼれ落ちた純水は排出ポート31から排出される。
レーザー光によるダイシングラインの形成処理が終了すると、次いでウエハWの洗浄処理を行う(図8(b)参照)。つまりノズルユニット51の主ノズル61からウエハWのほぼ中央に液体を供給する位置に、ノズルユニット51又はウエハWを移動させ、レーザー光照射部4からのレーザー光の照射を停止し、バルブV1を閉じ、バルブV2を開いて主ノズル61及びサブノズル62,63からウエハWに第2の液体、この例では洗浄液例えばIPA(イソプロピルアルコール)を吐出させると共に、ウエハWを所定の回転数にて回転させる。これにより洗浄液はウエハW表面を中央部から外縁部に向かって遠心力により拡がっていき、ウエハW表面は純水から洗浄液に置換される。そしてこの洗浄液の液流によりウエハW上に残存する削り滓がウエハWから剥がれ、除去される。こうして所定時間洗浄液を供給して洗浄処理を例えば5秒程度行った後、バルブV2を閉じて主ノズル61及びサブノズル62,63による洗浄液の供給を停止し、次いでチャック2を高速回転させてウエハW上に残留している洗浄液を振り切って乾燥させる。
こうして一連の工程が終了した後、ノズルユニット51や案内部材66を前記待機位置に移動させ、チャック2が上昇してウエハWが図示しない搬送アームに受け渡される。次いで次のウエハWがチャック2に受け渡される前にチャック2に付着する液体を乾燥させる。先ずノズルユニット51又はチャック2を、図8(c)、図10に示すように、ノズルユニット51がチャック2の外縁近傍領域に位置するように移動させ、バルブV3を開いて、パージガスをパージガス供給路72を介してパージノズル64,65からチャック2の外端面近傍領域に向けて供給する。このときチャック2は、所定の回転数例えば1000rpm程度の回転数にて回転させておく。
これによりパージガスは案内部材66の下面近傍領域を介してチャック2の外端面近傍領域に吹き付けられ、このパージガスにより案内部材66の下面に付着する液体(洗浄液)が飛散して除去され、当該下面が乾燥する。またチャック2は、既述のようにウエハWとほぼ同じ大きさに形成されているので、前記の処理の際、純水や洗浄液等の液体が供給されると、その後に回転による乾燥を行ったとしても、チャック2の外端面は水分が除去されにくく、液体が付着している状態であり、処理後のウエハWを搬出した後にチャック周縁部にその液体が残っている。ここにパージガスが吹き付けられると、当該領域に付着している液体がパージガスにより飛散し、こうして当該領域が乾燥する。この際、チャック2を回転させることにより、チャック2の外端面に全周に亘ってパージガスを供給することができ、当該外端面全体を乾燥させることができる。またチャック2の回転により発生する気流によっても当該領域の乾燥が促進される。
ここでウエハWを洗浄するときには、洗浄液と純水とを交互に切り換えて供給し、主ノズル61及びサブノズル62,63から洗浄液と純水とを交互に吐出させるようにしてもよいし、この際ノズルユニット51をウエハWの中央から外縁に向けて移動させながら洗浄液(または純水)を供給するようにしてもよい。このノズルユニット51の移動は複数回行うようにしてもよい。
また洗浄液の乾燥のときには、パージノズル64,65からパージガスを供給しながら行うようにすれば、パージガスにより洗浄液の乾燥が促進される。この際ノズルユニット51はウエハWの中央近傍位置にてパージガスを供給してもよいし、ウエハWの中央から外縁に向けて移動させながらパージガスを供給するようにしてもよい。
このように、チャック2へのウエハWの載置、レーザー処理、洗浄処理、乾燥工程、ウエハWの搬出、案内部材66やチャック2外端面へのパージガスの供給を行う一連のステップは、制御部84のメモリ内に格納されたプログラムに基づいて実施される。
上述の実施の形態によれば、案内部材66の下面近傍領域にパージガスを供給するためのパージノズル64,65を設けているので、ウエハWのレーザー処理終了時に案内部材66の下面に液体が付着していても、当該下面にパージガスを吹き付けることにより、当該下面に付着している水滴等の除去を行うことができる。これにより、この案内部材66を介してCCDカメラ44により次のウエハWのノッチやオリフラテーション等の位置合わせ部を撮像して検出する際、前記ノッチ等の位置を高い精度で把握でき、ウエハWの位置合わせを高精度に行うことができる。
ここで、主ノズル61とパージノズル64,65とをノズルユニット51に設け、このノズルユニット51に案内部材66を固定しているので、液体やパージガスを確実に案内部材66に向けて供給される。この際主ノズル61とパージノズル64,65とを、夫々の吐出口が前記案内部材66の外側に位置するように、前記ノズル本体53の内部に配置することにより、液体やパージガスをより確実に案内部材66に向けて供給できる。このため案内部材66による液体の案内を確実に行うことでき、案内部材66の下面に付着した液体を効率よくパージガスにより乾燥させることができる。
この際、ノズルユニット51をチャック2の外端部近傍領域に位置させて、パージガスの供給を行うことにより、同時にチャック2の外端面の乾燥を行うことができる。チャック2に液体が付着していると、ウエハWを図示しない搬送手段にてチャック2に搬送される際、ウエハWにパーティクルが転写してしまうおそれがあるが、このようにレーザー処理毎にチャック2の外端面を乾燥することにより、このようなパーティクル汚染を防ぐことができる。
また主ノズル61の両側にサブノズル62,63を設けており、さらにサブノズル62,63は主ノズル61を中心として、互いに対象に主ノズル61の先端近傍に吐出口62a,63aが形成されているので、既述のように、主ノズル61からの液流の広がりが、サブノズル62,63からの液流により抑えられ、案内部材66の下面近傍領域に液流を集中させることができる。
さらにレーザー加工時には基板上に液流を形成しているので、この液流により前記切削物を除去できるとは思えるが、既述のように純水から洗浄液に切り替えて洗浄処理を行なうことにより、より確実に前記切削物を除去することができる
。さらにはチャック2全体を定期的に洗浄する場合にも使用可能である。例えばチャック2上の平面度に影響する異物を除去するために、チャック2を回転させながら主ノズル61やサブノズル62,63から純水や洗浄液を供給して、これらの液体を乾燥させるときにパージノズル64,65からパージガスを供給するようにすることもできる。
さらにまた平面形状が略半円状に形成された、筒状を半割りにした構造体からなるノズル本体51の中央部に案内部材66を設け、この案内部材66を中心として、この案内部材66の近傍又は外側に、夫々の吐出口61a,62a,63a,64a,65aが位置するように、ノズル本体53の内部に主ノズル61、サブノズル62,63、パージノズル64,65の供給路を形成することにより、ノズル本体53と主ノズル61等を一体化して形成しているので、液体やパージガスを確実に案内部材66に供給でき、レーザー処理装置の組み立て後の微調整が不要となるか、容易に行うことができる。またノズルユニット51を待機位置から処理位置に移動させる途中で、これらのノズルの位置関係が微妙にずれるおそれもなく、常に確実に液体やパージガスを案内部材66に供給できる。またノズル本体53と光学系ユニット43が一体に設けられているので、案内部材66の中心軸とレーザー光の光軸L1が同軸上に設定され、移動時にずれるおそれがない。
さらに1つのノズルユニット51に複数の液体の供給路や、複数の気体の供給路を形成しているので、これら供給路に供給する液体や気体の供給ラインを変えることにより、数種の液体や気体を供給できて便利である。
以上において本発明では、レーザー処理後の洗浄処理は必ずしも行わなくてもよい。この場合にはレーザー処理後、ウエハWを高速回転させてウエハW上の純水を振り切って乾燥させ、次いでウエハWをレーザー処理装置から搬出してから、ノズルユニット51をチャック2の外端縁近傍に位置させて、パージガスの供給により、案内部材66の下面の乾燥とチャック2の外端面の乾燥とが同時に行われる。
また純水から洗浄液に切り替えて供給する場合、主ノズル61とサブノズル62,63のいずれか1本又は2本を用いるようにしてもよい。この場合には、例えば図11に示すように、主ノズル61、サブノズル62,63と、液体供給路71との間に、夫々バルブV4,V5,V6を備えた液体供給路71a、71b、71cを設け、バルブV4、V5,V6を開閉することにより、純水と洗浄液の供給の切り替えを行う。
さらに図12に示すように、純水と洗浄液とを切り替えて供給するのではなく、主ノズル61から純水を供給し、サブノズル62,63から洗浄液を供給するように設定してもよい。図中71dは、主ノズル61に純水(第1の液体)を供給するためのバルブV1を備えた第1の液体供給路、71eは、サブノズル62,63に洗浄液(第2の液体)を供給するためのバルブV2を備えた第2の液体供給路であり、第1の液体供給路71d、バルブV1、純水の供給源73により第1の液体供給部が構成され、第2の液体供給路71e、バルブV2、洗浄液の供給源74により第2の液体供給部が構成される。
さらに主ノズル61、2本のサブノズル62,63において、別々の3種類の液体を供給するようにしてもよいし、主ノズル61、サブノズル62,63は純水供給用の専用ノズルとして用い、別個新たに洗浄液供給用のノズルを設けてもよい。
また本発明では、ノズルユニットの構成はこれに限られず、例えば図13に示すように、案内部材90自体に、基板に液体を供給するための主ノズル91及びサブノズル92,93を配置し、案内部材90の下面にパージガスを供給するためのパージノズル94を別個に設けるようにしてもよい。
以上において本発明は、上述のダイシングラインを形成するレーザー処理の他、例えばマスクの修正や、マーキング等のレーザー処理に適用することができる。
本発明に係るレーザー処理装置の一実施の形態の全体構成を示す縦断面図である。 前記レーザー処理装置に設けられるノズルユニット51の一例を示す斜視図である。 前記ノズルユニット51を示す斜視図である。 前記ノズルユニット51を示す断面図である。 前記ノズルユニット51の一部を示す平面図である。 上記の実施の形態に用いられる回収ノズルを示す概略斜視図である。 上記の実施の形態におけるカップ及び移動機構を示す概略斜視図である。 図1のレーザー処理装置において液膜を介在させてレーザー処理と、洗浄処理と、パージガスによる案内部材の乾燥を行う様子を示す説明図である。 図1のレーザー処理装置において液膜を介在させてレーザー処理を行う様子を示す斜視図である。 図1のレーザー処理装置において、パージガスによる案内部材の乾燥とチャック外端面の乾燥とを行う様子を示す斜視図である。 ノズルユニット51への純水と、洗浄液の供給系の他の例を示す説明図である。 ノズルユニット51への純水と、洗浄液の供給系のさらに他の例を示す説明図である。 ノズルユニットの他の例を示す断面図である。 従来のレーザー加工装置の構成の概略を示す縦断面図である。 従来のレーザー加工装置の構成の概略を示す説明図である。
符号の説明
W ウエハ
2 チャック
3 カップ
4 レーザ光照射部
44 CCDカメラ
5 液膜形成部
51 ノズルユニット
52 液体回収部
53 ノズル本体
61 主ノズル
62,63 サブノズル
64,65 パージノズル
71 液体供給路
72 パージガス供給路
V1〜V3 バルブ
8 X−Yステージ

Claims (10)

  1. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    この基板保持部に保持された基板の表面にレーザー光を照射して当該表面に対して処理を行うための光照射部と、
    その光軸が前記レーザー光の光軸と同軸上になるように設けられ、基板の位置合わせを行うために基板を撮像するための撮像手段と、
    前記基板上に液体を供給するための液体供給ノズルと、
    前記基板と前記撮像手段との間に設けられ、前記ノズルから噴出された液体がその下面と前記基板の表面との間を通過するように案内し、前記光照射部からのレーザー光を透過する透明体よりなる案内部材と、
    前記案内部材の下面に付着した液体を除去するためにパージガスを供給するためのパージノズルと、
    前記基板の表面におけるレーザー光の処理位置を移動させるために、前記基板保持部と、前記光照射部及び案内部材とを相対的に水平方向に移動させるための移動機構と、を備えたことを特徴とするレーザー処理装置。
  2. 前記液体供給ノズル及びパージノズルを備えたノズルユニットが設けられ、前記案内部材はこのノズルユニットに固定されていることを特徴とする請求項1記載のレーザー処理装置。
  3. 前記ノズルユニットは、案内部材が固定されたノズル本体を備え、
    前記液体供給ノズルとパージノズルとは、夫々の吐出口が前記案内部材の外側に位置するように、前記ノズル本体の内部に配置されることを特徴とする請求項2記載のレーザー処理装置。
  4. ノズル本体は筒状を半割りにした構造体からなり、案内部材は下面が平坦な逆円錐状に形成されたことを特徴とする請求項3記載のレーザー処理装置。
  5. 前記液体供給ノズルは、前記案内部材における前記光軸の直下に液体を供給する主ノズルと、
    主ノズルの両側に設けられ、案内部材の下面に向けて液体を供給するサブノズルと、を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載のレーザー処理装置。
  6. 前記液体供給ノズルに第1の液体を供給するための第1の液体供給部と、
    前記液体供給ノズルに第1の液体とは異なる第2の液体を供給するための第2の液体供給部と、
    前記第1の液体供給部と第2の液体供給部との切り替え手段と、を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載のレーザー処理装置。
  7. 前記主ノズル及びサブノズルのいずれか一方に第1の液体を供給するための第1の液体供給部と、
    前記主ノズル及びサブノズルのいずれか他方に第2の液体を供給するための第2の液体供給部と、を備えることを特徴とする請求項5又は6記載のレーザー処理装置。
  8. 前記基板保持部は、基板と平面的に略同じ大きさに形成されると共に回転機構により鉛直軸の周りに回転自在に構成され、
    基板が基板保持部から搬出された後、ノズルユニットを、当該基板保持部の外縁部にパージガスを供給するための位置に移動させ、回転機構を介して基板保持部を回転させながらパージノズルから基板保持部の外縁部にパージガスを供給して乾燥させるようにノズルユニット及び回転機構を制御する制御部を設けたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一に記載のレーザー処理装置。
  9. 基板保持部に基板を水平に載置する工程と、
    次いで、撮像手段により前記基板の位置合わせを行うための部位を、透明体よりなる案内部材を介して撮像し、その撮像結果に基づいて基板の位置合わせを行う工程と、
    次いで、液体供給ノズルから噴出された液体を前記案内部材の下面と基板の表面との間を案内した状態で、レーザー光を前記案内部材を介して照射して、レーザー光の照射位置を水平方向に移動させながら当該表面に対して処理を行う工程と、
    次いで、前記案内部材の下面にパージガスを供給して当該下面に付着した液体を除去する工程と、を含むことを特徴とするレーザー処理方法。
  10. 前記基板保持部は、基板と平面的に略同じ大きさに形成されており、
    前記案内部材の下面にパージガスを供給する工程は、基板を鉛直軸まわりに回転させながら基板保持部の端部にパージガスが供給されるように行うことを特徴とする請求項9記載のレーザー処理方法。

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