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JP2006197418A - 携帯通信端末及び通信感度調整方法 - Google Patents

携帯通信端末及び通信感度調整方法 Download PDF

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JP2006197418A JP2005008482A JP2005008482A JP2006197418A JP 2006197418 A JP2006197418 A JP 2006197418A JP 2005008482 A JP2005008482 A JP 2005008482A JP 2005008482 A JP2005008482 A JP 2005008482A JP 2006197418 A JP2006197418 A JP 2006197418A
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Abstract

【課題】 端末構成を複雑化させることなく、端末状態の変化に伴う通信感度の低下を抑制させた携帯通信端末を提供する。
【解決手段】 一主面に表示面が設けられた薄型の表示筐体と、複数の操作キーからなる操作面を有する操作筐体と、両筐体を折り畳み可能に連結する連結部とを備え、表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態との各端末状態を遷移可能な携帯通信端末であって、操作筐体及び連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられる空中線14と、各端末状態を識別する端末状態識別部12と、端末状態の識別結果に基づいて空中線14を切り替える空中線切り替え部13により構成される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、携帯通信端末及び通信感度調整方法に係り、さらに詳しくは、表示筐体の表示面及び操作筐体の操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態を遷移可能な折り畳み式携帯電話機などの携帯通信端末の改良に関する。
近年、画面表示が行われる表示面を外側に向けて折り畳むことができる携帯電話機が普及している。その様な折り畳み式の携帯通信端末は、表示面を有する表示筐体と、複数の操作キーからなる操作面を有する操作筐体と、両筐体を連結する連結部からなり、連結状態を異ならせることによって端末状態を遷移させている。具体的には、表示面及び操作面を対向させて折り畳んだ端末状態(以下、通常クローズ状態という)と、表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた端末状態(以下、通常オープン状態という)と、表示面を外側に向け操作面を内側に向けて折り畳んだ端末状態(以下、逆クローズ状態という)を遷移させることができる。この様な携帯通信端末では、端末を折り畳むことによって携帯に便利なコンパクトな状態で表示画面を閲覧することができる。さらに、最近では、端末状態が逆クローズ状態にある場合に、必要に応じて画面表示の向きを自動的に切り替える携帯通信端末も提案されている。
通常、通信データの送受信に用いられる空中線は、表示筐体や操作筐体内に設けられる。このため、表示筐体や操作筐体内に設けられた空中線を介して行われる通信データの送受信に関する感度(通信感度)が端末状態によっては低下してしまうという問題があった。すなわち、逆クローズ状態では、通常オープン状態に比べ、端末を保持している手と表示筐体との距離が小さいので、表示筐体に設けられている空中線に関する通信感度が低下すると考えられる。また、端末状態が逆クローズ状態にある場合、画面表示の向きの切り替えに伴って手による端末の保持位置が変わるので、操作筐体に設けられている空中線に関する通信感度も、端末の保持位置によっては低下すると考えられる。
そこで、空中線ごとに受信信号から所望の通信波に関する電界強度を求め、求められた電界強度に基づいて空中線を自動的に切り替えるようにすることが考えられる。しかし、空中線ごとの電界強度を同時に求めるためには、空中線ごとに電界強度の検出回路が必要となるので、端末構成が複雑化してしまうという問題があった。特に、アナログ方式やCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重)方式の無線通信では、空中線の切り替え時に安定して通信を行うためには空中線ごとに復調器が必要である。また、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重)方式の無線通信では、所定のタイムスロット内で電界強度を検出する必要があるので、通信データを送受信するための時間を短縮しなければならない。
なお、送信ダイバーシティーの劣化を抑制するために、受信信号の電界強度に基づいて空中線を自動的に切り替える無線装置としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特開平10−209932号公報
上述した通り、従来の携帯通信端末では、表示筐体や操作筐体内に設けられた空中線を介して行われる通信データの送受信に関する通信感度が端末状態によって低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、端末構成を複雑化させることなく、端末状態の変化に伴う通信感度の低下を抑制させた携帯通信端末及び通信感度調整方法を提供することを目的としている。特に、通常オープン状態から逆クローズ状態に端末状態を遷移させた場合であっても、通信感度が低下することのない携帯通信端末を提供することを目的としている。また、画面表示の向きの切り替えに伴って手による端末の保持位置が変わった場合であっても、通信感度が低下するのを抑制させた携帯通信端末を提供することを目的としている。
本発明による携帯通信端末は、一主面に表示面が設けられた薄型の表示筐体と、複数の操作キーからなる操作面を有する操作筐体と、両筐体を折り畳み可能に連結する連結部とを備え、表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態との各端末状態を遷移可能な携帯通信端末であって、操作筐体及び連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられる空中線と、上記各端末状態を識別する端末状態識別手段と、端末状態の識別結果に基づいて上記各空中線を切り替える空中線切り替え手段とを有するように構成される。
この様な構成により、操作筐体及び連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられる空中線が端末状態の識別結果に基づいて切り替えられるので、端末構成を複雑化させることなく、端末状態の変化に伴う通信感度の低下を抑制することができる。
具体的には、上記空中線が、長手方向に沿って表示筐体に配置される第1の空中線と、短手方向に沿って表示筐体内に配置される第2の空中線と、長手方向に沿って操作筐体内に配置される第3の空中線と、短手方向に沿って操作筐体内における連結部と反対側に配置される第4の空中線と、連結部内に配置される第5の空中線とからなり、上記空中線切り替え手段が、これらの空中線のうちの2つを端末状態ごとに選択するように構成される。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、端末状態が通常オープン状態にある場合、上記空中線切り替え手段が第1の空中線と、第2の空中線又は第5の空中線を選択するように構成される。この様な構成によれば、通常オープン状態では、操作筐体内に設けられている第3の空中線及び第4の空中線に比べ、端末を保持している手との距離が大きな空中線を用いて通信データの送受信を行うことができるので、良好な通信感度を得ることができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、端末状態が逆クローズ状態にある場合、上記空中線切り替え手段が画面表示の向きに応じて空中線を切り替えるように構成される。具体的には、端末状態が逆クローズ状態にあり、連結部と反対側を上にして画面表示が行われる場合に、上記空中線切り替え手段が第4の空中線と、第1の空中線又は第3の空中線を選択するように構成される。また、端末状態が逆クローズ状態にあり、連結部側を上にして画面表示が行われる場合に、上記空中線切り替え手段が第3の空中線及び第5の空中線を選択するように構成される。
この様な構成によれば、逆クローズ状態では、表示筐体内に設けられている第2の空中線に比べ、端末を保持している手との距離が大きな空中線を用いて通信データの送受信を行うことができるので、通常オープン状態から逆クローズ状態に端末状態を遷移させた場合であっても、通信感度が低下するのを抑制させることができる。特に、画面表示の向きの切り替えに伴って手による端末の保持位置が変わった場合であっても、適切な空中線が選択されるので、常に良好な通信感度を得ることができる。
また、本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、重力加速度に基づいて表示画面の向きを検出する重力センサーを備え、端末状態が逆クローズ状態にある場合、上記空中線切り替え手段が上記重力センサーによる向きの検出結果に基づいて空中線を選択するように構成される。この様な構成によれば、逆クローズ状態において、画面表示の向きの切り替えに伴って手による端末の保持位置が変わった場合に、適切な空中線が選択されるので、常に良好な通信感度を得ることができる。
本発明による通信感度調整方法は、表示筐体の表示面及び操作筐体の操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態、及び、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態のいずれの端末状態にあるかを識別する端末状態識別ステップと、操作筐体及び両筐体を連結する連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられている空中線を端末状態の識別結果に基づいて切り替える空中線切り替えステップとからなる。
本発明による携帯通信端末及び通信感度調整方法によれば、操作筐体及び連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられる空中線が端末状態の識別結果に基づいて切り替えられるので、端末構成を複雑化させることなく、端末状態の変化に伴う通信感度の低下を抑制することができる。特に、通常オープン状態から逆クローズ状態に端末状態を遷移させた場合であっても、通信感度が低下するのを抑制させることができる。また、画面表示の向きの切り替えに伴って手による端末の保持位置が変わった場合であっても、適切な空中線が選択されるので、常に良好な通信感度を得ることができる。
実施の形態1.
図1(a)、(b)及び図2は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一構成例を示した平面図である。図1(a)には、表示筐体2及び操作筐体3を展開させた通常オープン状態の様子が示され、図1(b)には、表示面5及び操作面8を対向させて両筐体を折り畳んだ通常クローズ状態の様子が示されている。また、図2には、表示面5を外側に向けて両筐体を折り畳んだ逆クローズ状態の様子が示されている。
本実施の形態による携帯通信端末1は、携帯電話機やPHS(Personal Handy phone System)などの携帯可能な小型の無線装置であり、基地局との間で絶えず無線通信を行っている。
この携帯通信端末1は、表示面5を有する薄型の表示筐体2と、操作面8を有する操作筐体3と、表示筐体2及び操作筐体3を折り畳み可能に連結する連結部4からなり、端末状態に応じて空中線を切り替える制御を行っている。
表示筐体2は、直方体形状の樹脂製キャビネットであり、その一主面に表示面5が設けられている。この表示面5は、縦長の表示画面からなり、画面領域が筐体主面の殆どの部分を占めている。表示筐体2には、受話時の音声出力に用いられるレシーバー6と、無線通信に用いられる空中線7が設けられている。レシーバー6は、上記主面内において、表示面5よりも連結部4とは反対側に配置されている。また、空中線7は、その先端部を表示筐体2の端面であって、連結部4とは反対側の端面から突出させて設けられている。ここでは、表示筐体2の長手方向と、表示面5の長手方向とは同一となっているものとする。
操作筐体3は、表示筐体2と同様の形状からなる薄型の樹脂製キャビネットであり、その一主面に操作面8が設けられている。この操作面8は、番号キーやオフフックキー8a、オンフックキー8b、方向キー8c及び決定キー8dなどの各種操作キーからなる。操作筐体3には、送話時の音声入力に用いられるマイクロフォン9が設けられている。このマイクロフォン9は、上記主面内において、連結部4とは反対側の端部に配置されている。
連結部4は、直交する2つの回転軸A1及びA2を有する2軸ヒンジからなる可動部分であり、各回転軸A1及びA2を中心として表示筐体2及び操作筐体3をそれぞれ回転可能に保持している。携帯通信端末1は、この様な連結部4によって連結状態を異ならせることで、端末状態を遷移させている。具体的には、表示面5及び操作面8を対向させて折り畳んだ端末状態(以下、通常クローズ状態という)と、表示面5及び操作面8を同一方向に向けて両筐体を展開させた端末状態(以下、通常オープン状態という)と、表示面5を外側に向けて折り畳んだ端末状態(以下、逆クローズ状態という)を遷移させることができる。ここでは、回転軸A1方向と、表示筐体2の長手方向とは直交しているものとする。つまり、両筐体を展開させて通常オープン状態に移行させれば、端末を縦長状態にすることができる。
通常クローズ状態は、表示面5及び操作面8をともに内側に向けて両筐体を折り畳んでコンパクト化させた収納状態となっている。この通常クローズ状態において、回転軸A1に関し表示筐体2を操作筐体3に対して回転させれば、通常クローズ状態から通常オープン状態に移行する。
通常オープン状態は、キー操作や通話が行われる縦長の端末状態となっている。この通常オープン状態において、回転軸A2に関し表示筐体2を操作筐体3に対して180°回転させるとともに、回転軸A1に関し表示筐体2を操作筐体3に対して回転させれば、通常オープン状態から逆クローズ状態に移行する。
逆クローズ状態(ビューワスタイル状態ともいう)は、両筐体を折り畳むことでコンパクト化させた端末状態であり、携帯に便利な状態で表示面5を閲覧することができる。ここでは、操作面8が内側に向けて折り畳まれた端末状態を逆クローズ状態と呼ぶものとする。
図3及び図4は、図1の携帯通信端末の要部における構成例を示した図である。図3には、複数の空中線7,21,31,32及び41と、マグネット33、ホール素子22a及び22bからなる磁気センサーの様子が示されている。また、図4には、図3のB−B線による切断面の様子が示されている。
マグネット33は、操作筐体3内に設けられた磁石片であり、連結部4側の端部に配置されている。ホール素子22a及び22bは、表示筐体2内に設けられたチップ状の磁気検出素子であり、ホール効果を利用して操作筐体3に対する表示筐体2の回転を検出する動作を行っている。各ホール素子22a及び22bは、いずれも連結部4側の端部に回転軸A2を挟んで配置されている。
例えば、ホール素子22aは、通常クローズ状態においてマグネット33と対向する位置に配置され、ホール素子22bは、逆クローズ状態においてマグネット33と対向する位置に配置される。この場合、ホール素子22aがオンすることで通常クローズ状態を識別することができ、ホール素子22bがオンすることで逆クローズ状態を識別することができる。また、各ホール素子22a及び22bがいずれもオフ状態となることで通常オープン状態を識別することができる。
空中線7は、長手方向に沿って表示筐体2に配置されるポール状のアンテナであり、空中線21は、表示筐体2内に設けられる内蔵アンテナである。この空中線7は、円筒状の樹脂ケース内にスプリング状に配線されたヘリカルアンテナからなる。また、空中線21は、ヘリカルアンテナ、若しくは、平板状の逆Fアンテナ又は逆Lアンテナからなり、表示筐体2の短手方向に沿って連結部4とは反対側に配置されている。ここでは、空中線21が表示面5を有する液晶パネル5aの背面側に、その一部分を表示面5と重複させて配置されるものとする。
空中線31及び32は、いずれも操作筐体3内に設けられる内蔵アンテナであり、ヘリカルアンテナ、若しくは、平板状の逆Fアンテナ又は逆Lアンテナからなる。この空中線31は、操作筐体3の長手方向に沿って配置されている。また、空中線32は、操作筐体3内における連結部4とは反対側に設けられ、操作筐体3の短手方向に沿って配置されている。ここでは、各空中線31及び32が操作キーや半導体チップをマウントしている回路基板34の背面側に配置されるものとする。
空中線41は、連結部4内に設けられるアンテナであり、ヘリカルアンテナ、若しくは、平板状の逆Fアンテナ又は逆Lアンテナからなる。ここでは、空中線41が表示筐体2及び操作筐体3の短手方向に沿って配置されるものとする。なお、空中線41を連結部4に設けるのに代えて、例えば、操作筐体3内における連結部4側の端部に設けても良い。
これら5つの空中線7,21,31,32及び41は、いずれも所望の通信波の周波数帯域をカバーする適切な周波数特性を備え、端末状態に応じた切り替えが行われる。
図5は、図1の携帯通信端末の機能構成の一例を示したブロック図である。この携帯通信端末1は、磁気センサー11、端末状態識別部12、空中線切り替え部13、空中線14、周波数変換器15、通信処理部16及び表示制御部17からなる。
端末状態識別部12は、磁気センサー11からの検出信号に基づいて端末状態の識別を行っている。具体的には、端末状態が通常クローズ状態、通常オープン状態又は逆クローズ状態のいずれの状態にあるかの判別が行われる。この様な端末状態の識別は、一定周期で繰り返し行われ、その識別結果が空中線切り替え部13へ順次に出力される。なお、検出信号に基づく端末状態の識別処理は、CPUにより制御プログラムに基づいてソフトウェア的に実行されるものや、論理素子の組み合わせからなる論理回路によってハードウェア的に実行されるものであっても良い。
表示制御部17は、通常オープン状態及び逆クローズ状態における画面表示に関する制御を行っている。例えば、アプリケーションプログラムに基づいて画面表示の向きを切り替える制御が行われる。ここでは、端末状態が逆クローズ状態にある場合に、必要に応じて上下を自動的に切り替える動作が行われるものとする。このアプリケーションプログラムによる画面表示の切り替えは、例えば、重力センサーなどの加速度センサーからの検出信号に基づいて行われるものとする。この重力センサーは、重力加速度に基づいて表示画面の向きを検出する検出素子である。
空中線切り替え部13は、端末状態の識別結果及び画面表示の向きに基づいて、空中線14を切り替える制御を行っている。すなわち、図3の各空中線7,21,31,32及び41のうちの2つを端末状態ごとに選択し、選択した空中線を介して通信データを送受信させる動作が行われる。
具体的には、端末状態が通常クローズ状態又は通常オープン状態にある場合、空中線7,21及び41のうちの2つを用いて通信データの送受信が行われる。ここでは、通信を安定化させるという観点から、ゲイン(利得)が最も大きいと考えられる空中線が送受信用のメインアンテナとし、次にゲインが大きいと考えられる空中線が受信専用のサブアンテナとして選出されるものとする。例えば、空中線7がメインアンテナに選出され、空中線21又は41のいずれか1つがダイバーシティー(diversity)用のサブアンテナに選出される。
端末状態が逆クローズ状態にある場合には、画面表示の向きに応じた空中線の切り替えが行われる。ここでは、画面表示の切り替えが重力センサーによる表示画面の向きの検出結果に基づいて行われることから、空中線の切り替えも、重力センサーによる向きの検出結果に基づいて行われることになる。具体的には、連結部4とは反対側を上にして画面表示が行われる場合、空中線7,31及び32のうちの2つを用いて通信データの送受信が行われる。例えば、空中線7又は31のいずれか1つがメインアンテナとして選出され、空中線32がサブアンテナとして選出される。
連結部4側を上にして画面表示が行われる場合には、空中線31及び41を用いて通信データの送受信が行われる。この場合、いずれか一方の空中線がメインアンテナとして用いられ、他方の空中線がサブアンテナとして用いられる。ここで、各端末状態において選択される空中線は、予め指定され、その指定情報が不揮発性のメモリ内に格納されている。
周波数変換器15は、送受信信号の周波数変換を行う高周波回路であり、通信処理部16からの送信用IF信号をRF信号に変換して空中線切り替え部13へ出力するとともに、空中線切り替え部13からの受信RF信号をIF信号に変換して通信処理部16へ出力している。通信処理部16は、音声信号を送信用IF信号として周波数変換器15へ出力するとともに、周波数変換器15からの受信IF信号に基づいて音声信号を生成する動作を行っている。
図6、図7(a)及び(b)は、図5の携帯通信端末における手による保持位置の一例を端末状態ごとに示した図である。図6には、端末状態が通常オープン状態にある場合に、操作筐体3における保持部分C1が示されている。図7(a)には、端末状態が逆クローズ状態にある場合であって、連結部4とは反対側を上にして画面表示が行われる場合に、手による端末の保持部分C2が示されている。また、図7(b)には、端末状態が逆クローズ状態にある場合であって、連結部4側を上にして画面表示が行われる場合に、手による端末の保持部分C3が示されている。
通常オープン状態では、操作キーを操作するために、操作筐体3の殆どの部分が保持部分C1となって手で包み込まれる。このため、操作筐体3の内蔵アンテナの通信感度は低下すると考えられる。そこで、この様な通常オープン状態では、上記内蔵アンテナに比べ、端末を保持している手との距離が大きな空中線7,21及び41を用いて通信データの送受信を行うことにより、通信感度を向上させることができる。
逆クローズ状態では、画面表示の向きに合わせて端末の下側部分が保持部分C2及びC3となって手で包み込まれる。この保持部分に位置するアンテナの通信感度は低下すると考えられるので、当該アンテナに比べ、端末を保持している手との距離が大きな空中線を用いて通信データの送受信が行われる。
具体的には、連結部4と反対側を上にして画面表示が行われる場合、空中線7,31及び32が用いられる。また、連結部4側を上にして画面表示が行われる場合には、空中線31及び41が用いられる。
本実施の形態によれば、表示筐体2、操作筐体3及び連結部4内のそれぞれに設けられる空中線が端末状態の識別結果に基づいて切り替えられるので、端末構成を複雑化させることなく、端末状態の変化に伴う通信感度の低下を抑制することができる。特に、画面表示の向きの切り替えに伴って手による端末の保持位置が変わった場合であっても、適切な空中線が選択されるので、常に良好な通信感度を得ることができる。
なお、本実施の形態では、端末状態ごとに2つの空中線が選択される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、複数の空中線のうちの1又は3以上を端末状態に応じて選択するようなものであっても良い。
また、本実施の形態では、磁気センサーを用いて端末状態が識別される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、表示筐体2や操作筐体3、連結部4に、連結状態に応じてオンオフするマイクロスイッチを取り付け、各マイクロスイッチからの動作信号に基づいて端末状態を識別するようなものであっても良い。
本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一構成例を示した平面図である。 図1の携帯通信端末による端末状態の一例を示した平面図であり、表示面5を外側に向けて両筐体を折り畳んだ逆クローズ状態の様子が示されている。 図1の携帯通信端末の要部における構成例を示した図である。 図1の携帯通信端末の要部における構成例を示した図であり、図3のB−B線による切断面の様子が示されている。 図1の携帯通信端末の機能構成の一例を示したブロック図である。 図5の携帯通信端末における手による保持位置の一例を端末状態ごとに示した図である。 図5の携帯通信端末における手による保持位置の一例を端末状態ごとに示した図である。
符号の説明
1 携帯通信端末
2 表示筐体
3 操作筐体
4 連結部
5 表示面
5a 液晶パネル
6 レシーバー
7 空中線
8 操作面
9 マイクロフォン
11 磁気センサー
12 端末状態識別部
13 空中線切り替え部
14 空中線
15 周波数変換器
16 通信処理部
17 表示制御部
21 空中線
22a,22b ホール素子
31,32 空中線
33 マグネット
34 回路基板
41 空中線


Claims (8)

  1. 一主面に表示面が設けられた薄型の表示筐体と、複数の操作キーからなる操作面を有する操作筐体と、両筐体を折り畳み可能に連結する連結部とを備え、
    表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態との各端末状態を遷移可能な携帯通信端末において、
    操作筐体及び連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられる空中線と、
    上記各端末状態を識別する端末状態識別手段と、
    端末状態の識別結果に基づいて上記各空中線を切り替える空中線切り替え手段とを有することを特徴とする携帯通信端末。
  2. 上記空中線は、長手方向に沿って表示筐体に配置される第1の空中線と、短手方向に沿って表示筐体内に配置される第2の空中線と、長手方向に沿って操作筐体内に配置される第3の空中線と、短手方向に沿って操作筐体内における連結部と反対側に配置される第4の空中線と、連結部内に配置される第5の空中線とからなり、
    上記空中線切り替え手段は、これらの空中線のうちの2つを端末状態ごとに選択することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 上記空中線切り替え手段は、端末状態が通常オープン状態にある場合、第1の空中線と、第2の空中線又は第5の空中線を選択することを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。
  4. 上記空中線切り替え手段は、端末状態が逆クローズ状態にある場合、画面表示の向きに応じて空中線を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。
  5. 上記空中線切り替え手段は、端末状態が逆クローズ状態にあり、連結部と反対側を上にして画面表示が行われる場合に、第4の空中線と、第1の空中線又は第3の空中線を選択することを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
  6. 上記空中線切り替え手段は、端末状態が逆クローズ状態にあり、連結部側を上にして画面表示が行われる場合に、第3の空中線及び第5の空中線を選択することを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
  7. 重力加速度に基づいて表示画面の向きを検出する重力センサーを備え、
    上記空中線切り替え手段は、端末状態が逆クローズ状態にある場合、上記重力センサーによる向きの検出結果に基づいて空中線を選択することを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。
  8. 表示筐体の表示面及び操作筐体の操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態、及び、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態のいずれの端末状態にあるかを識別する端末状態識別ステップと、
    操作筐体及び両筐体を連結する連結部の少なくとも一方、並びに、表示筐体のそれぞれに設けられている空中線を端末状態の識別結果に基づいて切り替える空中線切り替えステップとからなることを特徴とする携帯通信端末における通信感度調整方法。


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