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JP2006196869A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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JP2006196869A JP2005316247A JP2005316247A JP2006196869A JP 2006196869 A JP2006196869 A JP 2006196869A JP 2005316247 A JP2005316247 A JP 2005316247A JP 2005316247 A JP2005316247 A JP 2005316247A JP 2006196869 A JP2006196869 A JP 2006196869A
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Yutaka Hirose
裕 廣瀬
Takeshi Tanaka
毅 田中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】III-V族窒化物半導体からなる複数の素子を導電性を持たせた半導体基板上に集積化できるようにする。
【解決手段】半導体装置は、上部に互いに間隔をおいて形成され且つp型不純物が導入されてなる第1の極性反転領域12A及び第2の極性反転領域12Bが形成されたn型シリコンからなる半導体基板11を有している。半導体基板11における各極性反転領域12A、12Bの上には、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる、第1の活性層14Aを含む第1のHFET10Aと、第2の活性層14Bを含む第2のHFET10Bとが互いに独立して形成されており、各HFET10A、10B同士は配線22により電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、III-V族窒化物半導体を用いた複数の高出力素子を含む半導体装置及びその製造方法に関する。
III-V族窒化物半導体は、 一般式がBwAlxGayInzN(但し、w+x+y+z=1,0≦w,x,y,z≦1である。)によって表わされる、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)又はインジウム(In)と窒素(N)との化合物からなる化合物半導体をいう。
III-V族窒化物半導体は、その大きいバンドギャップとそれに伴う高い破壊電圧、高い電子飽和速度及び高い電子移動度、並びにヘテロ接合を形成した場合における高い電子濃度等の利点を有することから、短波長発光素子、高出力高周波素子、高周波低雑音増幅素子及び高出力スイッチング素子等への応用を目的とした研究開発が進んでいる。
従来、これらの素子は、III-V族窒化物半導体自体が持つ優れた材料特性(物性)を利用した、他の材料では実現できない性能を発現する単体素子として開発されている。
図11は従来のヘテロ接合を用いたIII-V族窒化物半導体装置の断面構成を示している(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照。)。図11に示すように、従来のIII-V族窒化物半導体装置は、導電性を持たせた半導体基板101の上に、窒化ガリウム(GaN)からなる動作層102及び窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)からなる障壁層103が順次積層され、互いに異なるバンドギャップを有する動作層102と障壁層103との界面には、ヘテロ接合が形成されている。
障壁層103には、動作層102の上部に達する絶縁性の素子分離領域104によって区画されており、区画された障壁層103の上には、ショットキ性のゲート電極105が形成され、該ゲート電極105のゲート長方向の両側方にはオーミック性のソース電極106及びドレイン電極107がそれぞれ形成されている。これにより、半導体装置はヘテロ接合電界効果トランジスタ(Heterojunction Field Effect Transistor、以下、HFETと略称する。)として動作する。
動作層102における該動作層102と障壁層103とのヘテロ接合の界面近傍には、動作層102と障壁層103との自然分極量及びピエゾ分極量の差、障壁層103にドープされたn型不純物、並びに動作層102及び障壁層103における他の制御不能な欠陥に由来する電子が高濃度に蓄積して2次元電子ガス(2DEG)を形成し、形成された2DEGが電界効果トランジスタのチャネルキャリアとして動作する。
ソース電極106は、表面ビア配線108を介在させて、接地電位とされた半導体基板101と電気的に接続されており、高周波又は高速スイッチング動作時の寄生成分を低減する。また、接地電位とされた半導体基板101はフィールドプレート(電界緩和プレート)としても機能するため、素子活性領域、とりわけゲート電極105のドレイン電極107側の端部における電界の集中を緩和するという効果も有する。
特許第2996169号公報 特許第3409958号公報 米国特許第6825559号公報
しかしながら、前記従来のIII-V族窒化物半導体装置は、高電圧動作時に半導体基板101を介したリーク電流が発生するため、複数の素子(HFET)を1つの半導体基板101上に形成して、該複数の素子同士を電気的に接続したり、集積化したりすることが困難であるという問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決し、III-V族窒化物半導体からなる複数の素子を導電性を持たせた半導体基板上に集積化できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体装置を、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる活性層を有する複数の半導体素子を、半導体基板の導電型と異なる極性を持つ極性反転領域の上に形成するか、又は埋め込み絶縁層を有する半導体基板の上に形成する構成とする。
具体的に、本発明に係る第1の半導体装置は、上部に互いに間隔をおいて形成された第1導電型の不純物が導入されてなる複数の極性反転領域を有する第2導電型の半導体基板と、各極性反転領域の上にそれぞれ選択的に形成され、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を有する複数の半導体素子と、各半導体素子同士を電気的に接続する配線とを備えていることを特徴とする。
第1の半導体装置によると、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を有する複数の半導体素子が、半導体基板の上部に互いに間隔をおいて形成され導電型が半導体基板と異なる複数の極性反転領域の上にそれぞれ選択的に形成されているため、各極性反転領域と半導体基板とのpn接合により生じる空乏層によって、半導体基板の内部においても電気的に絶縁される。このため、各半導体素子を配線により電気的に接続し且つ高電圧で動作をさせても、半導体基板を介した半導体素子同士に生じるリーク電流を極めて小さく抑えることが可能となる。
第1の半導体装置において、各半導体素子はそれぞれ少なくとも1つの端子を有し、複数の半導体素子のうちの少なくとも1つは、端子が半導体基板と電気的に接続されていることが好ましい。このようにすると、半導体素子の1つの端子が接続された半導体基板が電界緩和用のフィールドプレートとして機能するため、より高耐圧化が可能となる。さらに、半導体基板は複数の半導体素子に対して同一の電位に保たれるため、各半導体素子に共通の電位を与える端子、例えばグランド電位と接続すれば、グランド配線を削減することができる。
第1の半導体装置において、第1導電型はp型であり、第2導電型はn型であり、III-V族窒化物半導体はn型層を含むことが好ましい。このようにすると、n型層を含むIII-V族窒化物半導体からなる活性層の動作時に印加される正の電源電圧によって、n型の半導体基板に形成されたp型の極性反転領域とn型の活性層とのpn接合の界面に空乏層が形成されるため、より高い耐圧と低いリーク電流とを実現することができる。
第1の半導体装置において、各極性反転領域は、半導体基板の主面の面内においてそれぞれの周縁部における不純物の濃度がその内側部分よりも低いことが好ましい。このようにすると、極性反転領域と他の領域との間の耐圧がより高くなるため、半導体装置のより高電圧動作が可能となる。
第1の半導体装置は、半導体基板における各極性反転領域同士の間に形成された絶縁性の素子分離領域をさらに備えていることが好ましい。このようにすると、極性反転領域と他の領域との間の耐圧がより高くなるため、半導体装置のより高電圧動作が可能となる。
第1の半導体装置において、半導体基板には、各極性反転領域の位置を識別する識別印が形成されていることが好ましい。このようにすると、III-V族窒化物半導体からなる活性層を含む半導体層を形成した後に、該半導体層と極性反転領域との位置合わせが容易となる。
この場合に、識別印は半導体基板から露出していることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体基板に第2導電型の第1の不純物を選択的に導入することにより、半導体基板の上部に互いに間隔をおいた複数の極性反転領域を形成する工程と、半導体基板の上に各極性反転領域を含む全面にわたってIII-V族窒化物からなる半導体層を形成する工程と、半導体層及び半導体基板における各極性反転領域の周囲に第2の不純物を選択的に導入して、半導体層から半導体基板に至る絶縁性を有する素子分離領域を形成することにより、各極性反転領域の上にそれぞれが半導体層に活性層を含む複数の素子形成領域を形成する工程と、各素子形成領域の上に電極をそれぞれ形成することにより、複数の半導体素子を形成する工程と、複数の半導体素子の上に各半導体素子同士を電気的に接続する配線を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第1の半導体装置の製造方法によると、半導体層及び半導体基板における各極性反転領域の間に第2の不純物を選択的に導入して、半導体層から半導体基板に至る絶縁性を有する複数の素子分離領域を形成することにより、III-V族窒化物からなる半導体層に活性層を含む各素子形成領域を独立に形成できる。その上、各活性層は半導体基板に形成された極性反転領域の上にそれぞれ選択的に形成されるため、各半導体素子は、半導体基板と極性反転領域とのpn接合により生じる空乏層によって、半導体基板の内部においても電気的に絶縁される。このため、各半導体素子を配線により電気的に接続し且つ高電圧で動作をさせても、半導体基板を介した半導体素子同士に生じるリーク電流を極めて小さく抑えることが可能となる。
第1の半導体装置の製造方法は、III-V族窒化物からなる半導体層を形成する工程よりも前に、半導体基板に前記各極性反転領域の位置を識別する識別印を形成する工程をさらに備え、複数の素子形成領域を形成する工程において、各極性反転領域の間に各素子分離領域を選択的に形成する際に、識別印により、半導体基板における各極性反転領域の位置を識別することが好ましい。このようにすると、III-V族窒化物半導体からなる活性層を含む半導体層を形成した後に、該半導体層からなる素子形成領域と極性反転領域との位置合わせを容易に行なうことができる。
本発明に係る第2の半導体装置は、主面から内部に間隔をおいて形成された埋め込み絶縁層を有する半導体基板と、半導体基板の上に互いに間隔をおいて形成され、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を有する複数の半導体素子と、各半導体素子同士を電気的に接続する配線とを備えていることを特徴とする。
第2の半導体装置によると、半導体基板の上に互いに間隔をおいて形成され、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を有する複数の半導体素子が埋め込み絶縁層を有する半導体基板上に形成されるため、各半導体素子を電気的に接続した集積回路であっても、高電圧動作が可能となる。
第2の半導体装置において、各半導体素子はそれぞれ少なくとも1つの端子を有し、複数の半導体素子のうちの少なくとも1つは、端子が半導体基板における埋め込み絶縁層の上側部分と電気的に接続されていることが好ましい。このようにすると、埋め込み絶縁層上の半導体層が半導体層素子の端子と同一の電位となって、フィールドプレートとして機能するため、各半導体素子が電気的に接続されても、より高電圧動作が可能となる。
第2の半導体装置において、各半導体素子はそれぞれ少なくとも1つの端子を有し、複数の半導体素子のうちの少なくとも1つは、端子が半導体基板における埋め込み絶縁層の下側部分と電気的に接続されていることが好ましい。このようにすると、半導体基板の埋め込み絶縁層の下側の半導体層の電位を共通化することが可能となるため、配線抵抗をより低減することが可能となる。その上、埋め込み絶縁層の下側の半導体層はフィールドプレートとして機能するので、各半導体素子が電気的に接続されても、より高電圧動作が可能となる。
第2の半導体装置は、半導体基板における各半導体素子の周囲に形成された絶縁性の素子分離領域をさらに備えていることが好ましい。このようにすると、半導体素子同士の間の耐圧がより高くなるため、半導体装置のより高電圧動作が可能となる。
本発明に係る第2の半導体装置の製造方法は、主面から内部に間隔をおいて形成された埋め込み絶縁層を有し、導電性を有する半導体基板の上にIII-V族窒化物からなる半導体層を形成する工程と、半導体層及び半導体基板に対して不純物を選択的に導入して、埋め込み絶縁層に至る絶縁性を有する素子分離領域を形成することにより、半導体基板の上にそれぞれが半導体層に活性層を含む複数の素子形成領域を形成する工程と、各素子形成領域の上に電極をそれぞれ形成することにより、複数の半導体素子を形成する工程と、複数の半導体素子の上に各半導体素子同士を電気的に接続する配線を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第2の半導体装置の製造方法によると、埋め込み絶縁層を有する半導体基板に対して不純物を選択的に導入して、埋め込み絶縁層に至る絶縁性を有する複数の素子分離領域を形成することにより、それぞれがIII-V族窒化物からなる半導体層に活性層を含む複数の素子形成領域を独立して形成するため、各半導体素子を電気的に接続した集積回路であっても、高電圧動作が可能となる。
本発明に係る半導体装置及びその製造方法によると、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を含み且つ互いに電気的に接続された複数の半導体素子を有する半導体装置を導電性を持つ半導体基板上に集積化することが可能となる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)及び図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置であって、2つの高出力HFETを集積化した半導体装置を示し、(a)は平面構成を示し、(b)は(a)のIb−Ib線における断面構成を示している。
図1(b)に示すように、例えば、n型シリコン(Si)からなる半導体基板11の上部には、それぞれ導電型がp型の第1の極性反転領域12A及び第2の極性反転領域12Bが互いに間隔をおいて形成されている。各極性反転領域12A、12Bの底面及び側面は、それぞれ各極性反転領域12A、12Bよりもp型の不純物濃度が低いp型低濃度不純物領域13により覆われている。このp型低濃度不純物領域13を設けることにより、半導体装置に高電圧を印加した際には、より広い空乏層が半導体基板11中に広がるため、極性反転領域のみの場合と比べて耐圧が20%程度向上する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、半導体基板11の主面上には、それぞれが複数のIII-V族窒化物半導体が積層されてなる第1の活性層14A及び第2の活性層14Bが、第1の極性反転領域12A及び第2の極性反転領域12Bの上にそれぞれ形成されている。
ここで、図2に第1の活性層14A及び第2の活性層14Bの詳細構成を示す。各活性層14A、14Bは、基板側から順次エピタキシャル成長した、厚さが約50nmの窒化アルミニウム(AlN)からなる初期バッファ層141と、それぞれの厚さが25nmの窒化ガリウム(GaN)層142と窒化アルミニウム(AlN)層143とを交互に15層ずつ積層されてなる超格子層と、厚さが1μmのチャネル層144とを含む。ここでは、超格子層がGaN系材料に固有の高い耐圧を保証している。
図1(a)及び図1(b)に示すように、第1の活性層14Aの上には、第1のゲート電極15Aとその両側に間隔をおいて第1のソース電極16A及び第1のドレイン電極17Aとが形成されており、第2の活性層14Bの上には、第2のゲート電極15Bとその両側に間隔をおいて第2のソース電極16B及び第2のドレイン電極17Bとが形成されている。このように、半導体基板11上には、第1の活性層14Aを含む第1のHFET10Aと、第2の活性層14Bを含む第2のHFET10Bとが構成されている。ここでは、第1のHFET10Aの第1のドレイン電極17Aと、第2のHFET10Bの第2のドレイン電極17Bとは、互いに隣接して形成されている。
各HFET10A、10Bの周囲には、これらを互いに絶縁する絶縁性の素子分離領域18が形成されている。素子分離領域18の底部は、第1の活性層14A及び第2の活性層14Bの底部と同等の深さにまで達しており、各HFET10A、10Bは半導体基板11中においても、良好な素子分離特性を示す。
素子分離領域18の上には各HFET10A、10Bを含む全面にわたって、例えば膜厚が300nmの窒化シリコン(Si34)からなる層間絶縁膜20が形成されている。層間絶縁膜20における第1のソース電極16A側の領域には、層間絶縁膜20及び素子分離領域18を貫通して半導体基板11と接続される第1のコンタクト21Aが形成されている。また、層間絶縁膜20における第2のソース電極16B側の領域には、層間絶縁膜20及び素子分離領域18を貫通して半導体基板11と接続される第2のコンタクト21Bが形成されている。
層間絶縁膜20の上には、第1のコンタクト21Aと第1のソース電極16Aとを接続する配線22、第1のドレイン電極17Aと第2のゲート電極15Bとを接続する配線22及び第2のコンタクト21Bと第2のソース電極16Bとを接続する配線22等がそれぞれ形成されている。
図3に本発明の第1の実施形態に係る半導体装置と従来の半導体装置における素子間のリーク電流の比較を示す。本発明に係る半導体装置は、300V以上の高電圧を印加した時点において、リーク電流が従来の半導体装置と比べて2桁以上も小さく、高耐圧化が実現されていることが分かる。
以下、前記のように構成された半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図4(a)〜図4(c)、図5(a)〜図5(c)、図6(a)及び図6(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
まず、図4(a)に示すように、n型シリコンからなる半導体基板11の出面上に、第1のレジスト膜を塗布し、その後、リソグラフィ法により、第1のレジスト膜から複数のp型低濃度不純物領域を形成する領域にそれぞれ開口部を持つ第1のレジストパターン61を形成する。続いて、形成した第1のレジストパターン61をマスクとして、ホウ素(B)を含む第1のイオンビーム71を加速エネルギー50keVで、ドーズ量が1×1012cm-2の注入条件でイオン注入して、半導体基板11の上部に複数のp型低濃度不純物領域13を形成する。
次に、図4(b)に示すように、第1のレジストパターン61を除去した後、半導体基板11の主面上に第2のレジス膜を塗布する。続いて、リソグラフィ法により、第2のレジス膜から、半導体基板の主面における各p型低濃度不純物領域13の内側であって、極性反転領域を形成する領域にそれぞれ開口部を持つ第2のレジストパターン62を形成する。続いて、形成した第2のレジストパターン62をマスクとして、ホウ素(B)を含む第2のイオンビーム72を加速エネルギー50keVで、ドーズ量が1×1013cm-2の注入条件でイオン注入して、半導体基板11における各p型低濃度不純物領域13の内側にそれぞれp型の第1の極性反転領域12A及び第2の極性反転領域12Bを形成する。
次に、図4(c)に示すように、第2のレジストパターン62を除去した後、半導体基板11の主面における各極性反転領域12A、12b及びp型低濃度不純物領域13が形成されていない領域に、塩素(Cl2 )を主成分とするエッチングガスを用いたドライエッチングにより、次工程のGaN系半導体層から活性層(素子形成領域)を形成する際の露光工程に用いるアラインメント用の識別印として凹状の刻印11aを形成する。このとき、基板主面における刻印11aの形成領域を除く領域は膜厚が2μm〜3μmの第3のレジスト膜(図示せず)で覆って保護しておく。
次に、図5(a)に示すように、化学的気相堆積(CVD)法により、第3のレジスト膜をマスクとして、酸化シリコンからなる保護膜63を、刻印11aを埋めると共に該刻印11aの上に2μm程度の厚さに成膜する。続いて、第3のレジスト膜を除去した後、有機金属気相成長(MOCVD)法により、各極性反転領域12A、12b及びp型低濃度不純物領域13を含む半導体基板11の上に、III-V族窒化物からなる半導体層14をエピタキシャル成長により形成する。
次に、図5(b)に示すように、刻印11aによりマスクの位置合わせ(アラインメント)を行なった後、半導体層14における半導体基板11のp型低濃度不純物領域13同士の間に、加速エネルギーが500keVで、ドーズ量が1×1014cm-2のホウ素(B)を含む第3のイオンビーム73を選択的にイオン注入することにより、半導体層14におけるp型低濃度不純物領域13の間に絶縁性の素子分離領域18を形成する。これにより、半導体層14から、各極性反転領域12A、12Bの上に、それぞれIII-V族窒化物からなる第1の活性層14A及び第2の活性層14Bが独立して形成される。なお、ここでは、刻印11aは図示していない。
次に、図5(c)に示すように、リソグラフィ法により、素子分離領域18を含め各活性層14A、14Bの上に、各ソース電極及び各ドレイン電極の形成領域にそれぞれ開口部を持つ第4のレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、例えば真空蒸着法又はスパッタ法等により、形成した第4のレジストパターンをマスクとして、チタン(Ti)とアルミニウム(Al)との積層体からなる第1の金属膜を成膜する。その後、第4のレジストパターンを除去する、いわゆるリフトオフ法により、第1の活性層14及び第2の活性層14Bの上に、それぞれオーミック性の第1のソース電極16A及び第1のドレイン電極17A並びに第2のソース電極16B及び第2のドレイン電極17Bを形成する。続いて、リソグラフィ法により、素子分離領域18を含め各活性層14A、14Bの上に、各ゲート電極形成領域に開口部を持つ第5のレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、例えば真空蒸着法等により、形成した第5のレジストパターンをマスクとして、パラジウム(Pd)からなる第2の金属膜を成膜する。その後、第5のレジストパターンを除去するリフトオフ法により、第1の活性層14及び第2の活性層14Bの上に、それぞれショットキ性の第1のゲート電極15A及び第2のゲート電極15Bを形成する。これにより、第1の活性層14Aを含む第1のHFET10Aと、第2の活性層14Bを含む第2のHFET10Bが形成される。
次に、図6(a)に示すように、CVD法により、第1のHFET10A及び第2のHFET10Bを覆うように、膜厚が300nmの窒化シリコン(Si34)よりなる層間絶縁膜20を堆積する。続いて、リソグラフィ法及びフルオロカーボンを主成分とするエッチングガスを用いたドライエッチング法により、層間絶縁膜20に、コンタクト形成領域並びに各ゲート電極15A、15B、各ソース電極16A、16B及び各ドレイン電極17A、17Bと配線との接続部を露出する開口部をそれぞれ形成する。続いて、リソグラフィ法及び塩素を用いたドライエッチング法により、素子分離領域18に各HFET10A、10Bの基板コンタクト形成用のコンタクトホール18aをそれぞれ半導体基板11を露出するように形成する。
次に、図6(b)に示すように、リソグラフィ法により、層間絶縁膜20の上に各コンタクトホール18a、各ゲート電極15A、15Bの一端部、各ソース電極16A、16B及各ドレイン電極17A、17Bを露出する第6のレジストパターン(図示せず)を形成する。続いて、めっき法により、第6のレジストパターンをマスクとして配線形成用のチタン(Ti)と金(Au)とからなる金属膜を堆積し、各コンタクト21A、21B及び配線22をそれぞれ形成する。
なお、半導体基板11は、n型に代えてp型の半導体基板を用いてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置であって、2つの高出力HFETを集積化した半導体装置の断面構成を示している。なお、平面構成は、図1(b)に示した第1の実施形態に係る半導体装置と同等である。また、図7において、図1に示した同一の部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
第1の実施形態においては、III-V族窒化物半導体層14をエピタキシャル成長する基板にn型シリコンからなる半導体基板11を用いたが、図7に示すように、第2の実施形態においては、n型上部シリコン層30a、埋め込み酸化層30b及びn型下部シリコン層30cからなるn型のSOI基板31を用いる構成とする。
具体的には、SOI基板31は、厚さが0.2μmのn型上部シリコン層30aと、該n型上部シリコン層30aの下側に形成された厚さが100nmの酸化シリコンからなる埋め込み酸化層30bと、該埋め込み酸化層30bの下側に形成されたn型下部シリコン層30cとを有している。
n型上部シリコン層30aにおける、第1のHFET10A及び第2のHFET10Bの下側には、第1のp型低濃度不純物領域32A及び第2のp型低濃度不純物領域32Bが、それぞれ埋め込み酸化層30bと接するように形成されている。
第2の実施形態においては、素子分離領域18は埋め込み酸化層30bにまで到達している。これにより、両HFET10A、10Bは、SOI基板31中においても良好な素子分離特性を示す。
第1のコンタクト21A及び第2のコンタクト21Bはそれぞれ埋め込み酸化層30bを貫通してn型下部シリコン層30cにまで到達している。
なお、素子分離領域18の下端部をSOI基板31のn型上部シリコン層30a内に留め、各コンタクト21A、21Bをn型上部シリコン層30aと接触させる構成としても良い。このようにしても、n型上部シリコン層30aが各HFET10A、10Bのソース電極16A、16Bと同一の電位となって、フィールドプレートとして機能するため、各HFET10A、10Bが電気的に接続されても、高電圧動作を行なえるようになる。
図8に本発明の第2の実施形態に係る半導体装置と従来の半導体装置における素子間のリーク電流の比較を示す。本発明に係る半導体装置は、300V以上の高電圧を印加した時点において、リーク電流が従来の半導体装置と比べて3桁以上も小さく、より一層の高耐圧化が実現されていることが分かる。
以下、前記のように構成された半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図9(a)〜図9(c)及び図10(a)〜図10(c)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
まず、図9(a)に示すように、SOI基板31のn型上部シリコン層30aの上に、第1のレジスト膜を塗布し、その後、リソグラフィ法により、第1のレジスト膜から複数のp型低濃度不純物領域を形成する領域にそれぞれ開口部を持つ第1のレジストパターン61を形成する。続いて、形成した第1のレジストパターン61をマスクとして、ホウ素(B)を含む第1のイオンビーム74を加速エネルギー50keVで、ドーズ量が1×1012cm-2の注入条件でイオン注入して、n型上部シリコン層30aに複数のp型低濃度不純物領域32を形成する。なお、p型低濃度不純物領域32は必ずしも必要ではないが、p型低濃度不純物領域32を設けると、半導体装置の耐圧がより向上するため好ましい。
次に、図9(b)に示すように、第1のレジストパターン61を除去した後、リソグラフィ法により、半導体基板11の主面の各p型低濃度不純物領域32A、32Bが形成されていない領域を露出する開口部を持つ第2のレジストパターン64を形成する。続いて、形成した第2のレジストパターン64をマスクとして、塩素を主成分とするエッチングガスを用いたドライエッチングにより、次工程のGaN系半導体層から活性層(素子形成領域)を形成する際の露光工程に用いるアラインメント用の識別印として、n型上部シリコン層30aに孔状の刻印30dを形成する。
次に、図9(c)に示すように、CVD法により、第2のレジストパターン64をマスクとして、酸化シリコンからなる保護膜63を、刻印30dを埋めると共に該刻印30dの上に2μm程度の厚さに成膜する。続いて、第2のレジストパターン64を除去した後、MOCVD法により、各p型低濃度不純物領域32A、32Bを含むSOI基板31のn型上部シリコン層30aの上に、III-V族窒化物からなる半導体層14をエピタキシャル成長により形成する。
次に、図10(a)に示すように、刻印30dによりマスクの位置合わせ(アラインメント)を行なった後、半導体層14におけるn型上部シリコン層30aのp型低濃度不純物領域32A、32B同士の間に、加速エネルギーが500keVで、ドーズ量が1×1014cm-2のホウ素(B)を含む第2のイオンビーム75を選択的にイオン注入することにより、半導体層14におけるp型低濃度不純物領域32A、32Bの間に絶縁性の素子分離領域18を形成する。これにより、半導体層14から、各p型低濃度不純物領域32A、32Bの上に、それぞれIII-V族窒化物からなる第1の活性層14A及び第2の活性層14Bが独立して形成される。なお、ここでは、刻印30dは図示していない。
次に、図10(b)に示すように、第1の実施形態と同様に、リソグラフィ法及びリフトオフ法により、第1の活性層14及び第2の活性層14Bの上に、それぞれチタンとアルミニウムとの積層体からなる第1のソース電極16A及び第1のドレイン電極17A並びに第2のソース電極16B及び第2のドレイン電極17Bを形成する。続いて、リソグラフィ法及びリフトオフ法により、第1の活性層14及び第2の活性層14Bの上に、それぞれパラジウムからなる第1のゲート電極15A及び第2のゲート電極15Bを形成する。これにより、第1の活性層14Aを含む第1のHFET10Aと、第2の活性層14Bを含む第2のHFET10Bが形成される。
次に、図10(c)に示すように、CVD法により、第1のHFET10A及び第2のHFET10Bを覆うように、膜厚が300nmの窒化シリコンからなる層間絶縁膜20を堆積する。続いて、リソグラフィ法及びフルオロカーボンを主成分とするエッチングガスを用いたドライエッチング法により、層間絶縁膜20に、コンタクト形成領域並びに各ゲート電極15A、15B、各ソース電極16A、16B及び各ドレイン電極17A、17Bと配線との接続部を露出する開口部をそれぞれ形成する。続いて、リソグラフィ法及び塩素を用いたドライエッチング法により、素子分離領域18に各HFET10A、10Bの基板コンタクト形成用のコンタクトホール18aをそれぞれSOI基板31のn型下部シリコン層30cを露出するように形成する。
次に、リソグラフィ法、めっき法により、第1のコンタクト21A及び第2のコンタクト21Bを形成すると共に、層間絶縁膜20の上に各ゲート電極15A、15Bの一端部、各ソース電極16A、16B及各ドレイン電極17A、17Bとそれぞれ接続される配線22を形成して、図7に示す半導体装置を得る。
なお、SOI基板31は、n型に代えてp型の上部シリコン層及び下部シリコン層を有するSOI基板を用いてもよい。
また、第1及び第2の各実施形態において、第1の活性層14A及び第2の活性層14Bの少なくともチャネル層144及び超格子層のGaN層142をn型とすると、半導体基板11における各極性反転領域12A、12Bがp型であるため、各活性層14A、14B内のn型層内に空乏層が形成されるので、さらにリーク電流を低減することができる。
なお、第1及び第2の各実施形態において、各活性層14A、14BにGaN層142及びAlN層143からなる超格子層は必ずしも設ける必要はない。超格子層を設けない場合には、各活性層14A、14Bの少なくともチャネル層144をn型とすると、半導体基板11のp型の極性反転領域12A、12Bとの間でpn接合が形成されるため、各活性層14A、14Bに高い正電圧を印加した場合でも、該pn接合内に形成される空乏層がより一層広がることから、リーク電流が抑制されて耐圧を向上させることができる。
本発明に係る半導体装置及びその製造方法は、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を含み且つ互いに電気的に接続された複数の半導体素子を有する半導体装置を導電性を持つ半導体基板上に集積化することができ、高出力素子を含む半導体装置等に有用である。
(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIb−Ib線における断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置における活性層の構成を示す拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の素子間リーク電流と印加電圧との関係を従来の半導体装置と比較して示す特性図である。 (a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)及び(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の素子間リーク電流と印加電圧との関係を従来の半導体装置と比較して示す特性図である。 (a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 従来のIII-V族窒化物半導体を用いた半導体装置(HFET)を示す断面図である。
符号の説明
10A 第1のHFET
10B 第2のHFET
11 半導体基板
11a 刻印(識別印)
12A 第1の極性反転領域
12B 第2の極性反転領域
13 p型低濃度不純物領域
14A 第1の活性領域
14B 第2の活性領域
141 初期バッファ層
142 窒化ガリウム層
143 窒化アルミニウム層
144 チャネル層
15A 第1のゲート電極
15B 第2のゲート電極
16A 第1のソース電極
16B 第2のソース電極
17A 第1のドレイン電極
17B 第2のドレイン電極
18 素子分離領域
18a コンタクトホール
20 層間絶縁膜
21A 第1のコンタクト
21B 第2のコンタクト
22 配線
30a n型上部シリコン層
30b 埋め込み酸化層(埋め込み絶縁層)
30c n型下部シリコン層
30d 刻印(識別印)
31 SOI基板
32A 第1のp型低濃度不純物領域
32B 第2のp型低濃度不純物領域
61 第1のレジストパターン
62 第2のレジストパターン
63 保護膜
64 第2のレジストパターン
71 第1のイオンビーム
72 第2のイオンビーム
73 第3のイオンビーム
74 第1のイオンビーム
75 第2のイオンビーム

Claims (14)

  1. 上部に互いに間隔をおいて形成された第1導電型の不純物が導入されてなる複数の極性反転領域を有する第2導電型の半導体基板と、
    前記各極性反転領域の上にそれぞれ選択的に形成され、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を有する複数の半導体素子と、
    前記各半導体素子同士を電気的に接続する配線とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記各半導体素子はそれぞれ少なくとも1つの端子を有し、
    前記複数の半導体素子のうちの少なくとも1つは、前記端子が前記半導体基板と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1導電型はp型であり、前記第2導電型はn型であり、前記III-V族窒化物半導体はn型層を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記各極性反転領域は、前記半導体基板の主面の面内において、それぞれの周縁部における前記不純物の濃度がその内側部分よりも低いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板における前記各極性反転領域の間に形成された絶縁性の素子分離領域をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体基板には、前記各極性反転領域の位置を識別する識別印が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記識別印は、前記半導体基板から露出していることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 第1導電型の半導体基板に第2導電型の第1の不純物を選択的に導入することにより、前記半導体基板の上部に互いに間隔をおいた複数の極性反転領域を形成する工程と、
    前記半導体基板の上に前記各極性反転領域を含む全面にわたってIII-V族窒化物からなる半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層及び半導体基板における前記各極性反転領域の周囲に第2の不純物を選択的に導入して、前記半導体層から前記半導体基板に至る絶縁性を有する素子分離領域を形成することにより、前記各極性反転領域の上にそれぞれが前記半導体層に活性層を含む複数の素子形成領域を形成する工程と、
    前記各素子形成領域の上に電極をそれぞれ形成することにより、複数の半導体素子を形成する工程と、
    前記複数の半導体素子の上に、各半導体素子同士を電気的に接続する配線を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記III-V族窒化物からなる半導体層を形成する工程よりも前に、前記半導体基板に前記各極性反転領域の位置を識別する識別印を形成する工程をさらに備え、
    前記複数の素子形成領域を形成する工程において、前記各極性反転領域の間に前記各素子分離領域を選択的に形成する際に、前記識別印により、前記半導体基板における前記各極性反転領域の位置を識別することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 主面から内部に間隔をおいて形成された埋め込み絶縁層を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の上に互いに間隔をおいて形成され、それぞれがIII-V族窒化物半導体からなる独立した活性層を有する複数の半導体素子と、
    前記各半導体素子同士を電気的に接続する配線とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記各半導体素子はそれぞれ少なくとも1つの端子を有し、
    前記複数の半導体素子のうちの少なくとも1つは、前記端子が前記半導体基板における前記埋め込み絶縁層の上側部分と電気的に接続されていることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記各半導体素子はそれぞれ少なくとも1つの端子を有し、
    前記複数の半導体素子のうちの少なくとも1つは、前記端子が前記半導体基板における前記埋め込み絶縁層の下側部分と電気的に接続されていることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  13. 前記半導体基板における前記各半導体素子の周囲に形成された絶縁性の素子分離領域をさらに備えていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の半導体装置。
  14. 前記主面から内部に間隔をおいて形成された埋め込み絶縁層を有し、導電性を有する半導体基板の上にIII-V族窒化物からなる半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層及び半導体基板に対して不純物を選択的に導入して、前記埋め込み絶縁層に至る絶縁性を有する素子分離領域を形成することにより、前記半導体基板の上にそれぞれが前記半導体層に活性層を含む複数の素子形成領域を形成する工程と、
    前記各素子形成領域の上に電極をそれぞれ形成することにより、複数の半導体素子を形成する工程と、
    前記複数の半導体素子の上に、各半導体素子同士を電気的に接続する配線を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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