JP2006193924A - 水栓のレバーハンドル固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水栓のレバーハンドル38をレバー軸36に固定するに際して、レバー軸36に固定されたアダプタ46の側面に雌ねじ孔64を設ける一方、レバーハンドル38の側には雌ねじ孔64に対向する部分に挿通穴66を設け、挿通穴66を挿通して止ビス68を雌ねじ孔64にねじ込み、レバーハンドル38をレバー軸36に抜止状態に固定する。
【選択図】 図7
Description
この固定構造は、レバーハンドルの天面の側からレバー軸に止ビスをねじ込んで、レバーハンドルをレバー軸に固定する構造のものである。
この固定構造の場合、止ビス206をレバーハンドル204の挿通穴207を挿通してレバー軸200の雌ねじ孔202にねじ込むことで、レバーハンドル204をレバー軸200に抜止め状態に締結固定する。
しかしながらこの固定構造の場合、ハンドル固定部を隠蔽するための化粧キャップ208が必要であり、また施工後におけるハンドルの美観,見栄えが悪くなるといった問題がある。
この固定構造では、レバーハンドル204に筒状の挿込部210を設けて、これをレバー軸200に挿し込むようになし、そしてレバー軸200の側面には切欠部212を設ける一方、挿込部210の周壁部には、具体的には切欠部212に対してレバー軸200の軸直角方向に対抗する部分には横向きの(軸直角方向の)雌ねじ孔214を設け、挿込部210をレバー軸200に挿し込んだ状態で止ビス206を雌ねじ孔214にねじ込んで、その先端部をレバー軸200の切欠部212に押し付けることでレバーハンドル204をレバー軸200に固定する。
尚図11において、216は水栓本体である。
詳しくは、この固定構造の場合図12(ロ)に示すように挿込部210がレバー軸200に対して完全に挿し込まれておらず、その途中の半挿し状態の下であっても、止ビス206にてレバーハンドル204をレバー軸200に固定できてしまうことから、そのような半挿し状態でレバーハンドル204の固定がなされてしまう場合がある。
本発明は、特に、レバーハンドルが現場施工でレバー軸に固定される形態の水栓、具体的には取付基体への取付けに際して水栓本体を固定ナットにて取付基体に固定した後でなければレバー軸へのレバーハンドルの固定ができない形態の水栓に適用して特に好適なものである。
図1及び図2において、10は洗面化粧台の下部の洗面台で、12は洗面ボウル、14はキャビネット、16は洗面台10の後端且つ天面から立ち上がる形態で設けられた取付基体としてのバックガード部であり、このバックガード部16に、水栓18の吐水部20と本体機能部22とが、左右方向に離隔してそれぞれ取り付けられている(図3参照)。
供給された水と湯とは本体機能部22で所定比率で混合された上、流出管26を通じて流出する。
流出した混合水は可撓性のホース28を通じて吐水部20へと導かれる。
同図において29は水栓本体で、バックガード部16に設けられた取付孔31に裏側(図中右側)から挿し込まれており、その状態で固定ナット30によりバックガード部16に固定されている。
詳しくは、水栓本体29の付根部位の外周面には雄ねじ部33が設けられていて、その雄ねじ部33にバックガード部16の前方側から固定ナット30がねじ込まれ、固定ナット30の締付け力にて水栓本体29が、かかる水栓本体29に設けられたフランジ部32と固定ナット30とによりバックガード部16を前後から挟み付ける状態に固定されている。
そしてそのレバー軸36に対し、レバーハンドル38が一体移動状態に固定されている。
詳しくは、図4,図6,図7及び図8に示しているようにこの基部42にはその内側に筒状の挿込部44が一体に設けられていて、この挿込部44をレバー軸36に挿し込んだ状態で、かかる挿込部44がレバー軸36に固定されている。
この実施形態では、図5に示すようにレバー軸36に対して有底の筒状をなす固定部材としてのアダプタ46が軸方向の先端から挿込固定されており、具体的にはレバーハンドル38は挿込部44をこのアダプタ46に挿し込んだ状態でレバー軸36にアダプタ46を介して固定されている。
尚本実施形態においてレバー軸36及びアダプタ46は樹脂製である。
一方アダプタ46の上底部(組付状態において前端側の底部)50には挿通穴52が設けられており、止ビス54がこの挿通穴52を挿通してレバー軸36の雌ねじ孔48にねじ込まれることで、アダプタ46がレバー軸36に外嵌状態に固定されている。
尚このアダプタ46のレバー軸36への固定は現場取付ではなく、工場生産段階で予め行われる。
突出部56,厚肉部58の先端面は平坦な係合面60,62とされている。
一方レバーハンドル38における挿込部44の内周面にも対応する係合面70,72が形成されており、レバーハンドル38はそれら係合面60と70及び62と72との係合に基づいて回転方向に位置決めされた状態でアダプタ46に固定される。
尚、アダプタ46の内周面はレバー軸36の四角形状に対応した四角形状をなしており、その内周面においてレバー軸36に対し回転方向に位置決め状態でレバー軸36に嵌合されている。
一方レバーハンドル38の挿込部44には、対応する位置において同じ向きに貫通の挿通穴66が設けられている。
レバーハンドル38は止ビス68をこの挿通穴66に挿通してアダプタ46の雌ねじ孔64にねじ込むことで、アダプタ46を介してレバー軸36に一体回転状態に固定される。
ここで挿込部44の挿通穴66は、レバーハンドル38における挿込部44をレバー軸36に対し、具体的にはこれに固定されたアダプタ46に対し完全に挿し込んだ状態でアダプタ46の雌ねじ孔64に合致する位置に設けられている。
このようにすれば、レバー軸36自体に雌ねじ孔を設ける場合に比べて雌ねじ孔の深さを深くすることができ、ひいては固定強度を高強度となすことができる。
またこのようなアダプタ46を介してレバーハンドル38をレバー軸36に固定するようになすことで、従来の既存のレバー軸36をそのまま用いながら、レバーハンドル38の固定が可能となる利点も得られる。
予めレバーハンドル38をレバー軸36に固定しておくと、固定ナット30による水栓本体29の固定ができなくなるからである。
即ちこの水栓18の場合、レバーハンドル38のレバー軸36への固定は、水栓の設置現場における現場施工となる。
但しアダプタ46は工場生産段階において予めレバー軸36に固定された状態にある。
このとき、図9(II)に示しているようにレバーハンドル38の挿込部44をアダプタ46に対し完全に挿し込んでおく。
そのようにしないと、アダプタ46に設けた雌ねじ孔64に対しレバーハンドル38側の挿通穴66は一致せず、止ビス68のねじ込みを行うことができない。
即ち本実施形態の水栓18にあっては、レバーハンドル38をレバー軸36に対しアダプタ46を介して完全に挿し込んだ状態としたときにのみ、止ビス68によるレバーハンドル38の固定が可能となる。
18 水栓
36 レバー軸
38 レバーハンドル
46 アダプタ(固定部材)
64 雌ねじ孔
66 挿通穴
68 止ビス
Claims (1)
- 水栓におけるレバーハンドルのレバー軸への固定構造であって
前記レバー軸若しくは該レバー軸に固定された固定部材の側面に雌ねじ孔を設けるとともに、前記レバーハンドルの該雌ねじ孔に対向する部分に挿通穴を設け、該挿通穴を挿通して止ビスを該雌ねじ孔にねじ込み、該レバーハンドルを該レバー軸に抜止状態に固定するようになしたことを特徴とする水栓のレバーハンドル固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004539A JP2006193924A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 水栓のレバーハンドル固定構造 |
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JP2005004539A JP2006193924A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 水栓のレバーハンドル固定構造 |
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ID=36800221
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-01-11 JP JP2005004539A patent/JP2006193924A/ja active Pending
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