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JP2006193043A - 乗員保護装置の通信システム - Google Patents

乗員保護装置の通信システム Download PDF

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JP2006193043A
JP2006193043A JP2005006473A JP2005006473A JP2006193043A JP 2006193043 A JP2006193043 A JP 2006193043A JP 2005006473 A JP2005006473 A JP 2005006473A JP 2005006473 A JP2005006473 A JP 2005006473A JP 2006193043 A JP2006193043 A JP 2006193043A
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ecu
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ignition
communication system
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JP2005006473A
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Kazuaki Matsuda
一明 松田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 本発明は、乗員保護装置を起動させる起動情報の通信遅延を抑制する乗員保護装置の通信システムの提供を目的とする。
【解決手段】 乗員保護装置30〜33を起動させる起動情報を第1の伝送路60を介して伝送するメインECU100と、第1の伝送路60を介した伝送について異常判定を行い、その判定情報をメインECU100に伝送するサブECU100a〜100dとを備える乗員保護装置の通信システムであって、サブECU100a〜100dは、その判定情報を第1の伝送路60と異なる第2の伝送路70を介して伝送することを特徴とする乗員保護装置の通信システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乗員保護装置の通信システムに関し、より詳細には、乗員保護装置の起動のための通信システムに関する。
従来から、複数のECUが通信ラインを介して接続されているECUシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。本ECUシステムは、あるECUが制御する被制御装置の作動が検知されたときに、通信ラインを介して他のECUに対し車両情報を記憶するよう指示するコマンドを送信するものである。これによって、複数のECUが所有する情報を活用し、被制御装置の異常解析効果を高めるものである。
特開2002−193070号公報
ところで、近年、乗員保護性能向上のため、車両に搭載される乗員保護装置の数は増加してきている。しかし、乗員保護装置の数が増えるにつれて、制御すべき機能が増加し複雑化するため、それら全ての機能を一つのECUが制御するとなると、ECUのサイズアップという車両搭載性等の問題が生じてしまうおそれがある。そこで、それらの機能を車両各部に備えたECUに分散し、通信ラインを介して各ECUを接続する分散型のシステムが考えられてきている。
しかしながら、複数のECUが接続される通信ラインを使用する場合、他のECUが行う通信と重なることによって、乗員保護装置を起動させる起動情報の通信遅れが発生してしまうおそれがある。この点、上述の従来技術には、エアバッグ用ECUに適用した場合のECUシステムが開示されているが、同様の通信遅れの発生が想定されておらず、理想的な構成とはいえない。
そこで、本発明は、乗員保護装置を起動させる起動情報の通信遅延を抑制する乗員保護装置の通信システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一局面によれば、
乗員保護装置を起動させる起動情報を第1の伝送路を介して伝送する第1の制御部と、
前記第1の伝送路を介した伝送について異常判定を行い、その判定情報を前記第1の制御部に伝送する第2の制御部とを備える乗員保護装置の通信システムであって、
前記第2の制御部は、前記判定情報を前記第1の伝送路と異なる第2の伝送路を介して伝送することを特徴とする乗員保護装置の通信システムが提供される。
本局面によれば、第2の制御部が異常判定した情報を第1の伝送路を介して第1の制御部に伝送しないため、第1の伝送路の通信負荷が判定情報分だけ減り、起動情報の通信遅延を抑制することができる。
また、本局面において、前記第2の伝送路を双方向通信方式とすることが好ましい。これにより、第2の制御部へ伝送する情報のうち少なくとも起動情報を含む情報を第1の伝送路を介して伝送し、それ以外の情報を第2の伝送路を介して伝送するため、第1の伝送路の通信負荷が第2の伝送路を介する情報分だけ減り、起動情報の通信遅延を抑制することができる。
また、前記第1の伝送路は、前記第1の制御部から前記第2の制御部への単方向通信方式とすることが好ましい。これにより、第2の制御部から第1の制御部へ伝送するすべての情報は第1の伝送路を介して伝送されないため、起動情報の通信遅延を抑制することができる。特に、第1の伝送路を起動情報の専用伝送路とし、起動情報以外の全情報を第2の伝送路を介して伝送すれば、起動情報を遅延なく伝送することもできる。
本発明によれば、乗員保護装置を起動させる起動情報の通信遅延を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明の乗員保護装置の通信システムの一構成を示した図である。
フロントエアバッグセンサ20は、車両フロント部に取り付けられ、車両フロント部の衝撃を感知する。サイドエアバッグセンサ21は、車両左右のセンターピラー下部に取り付けられ、車両サイド部の衝撃を感知する。サイドエアバッグセンサリヤ22は、車両左右のCピラー下部に取り付けられ、車両サイド部の衝撃を感知する。
これらのエアバッグセンサは、圧電式Gセンサや半導体式Gセンサが用いられる。圧電式Gセンサは、加減速度を感知するプレートに圧電素子を貼り付け、衝突による圧電素子の変形量に応じた電圧値を検出するものである。一方、半導体式Gセンサは、衝突によるひずみゲージの変形量に応じた電圧値を検出するものである。
シートポジションセンサ23は、シートレール部に取り付けられ、シートスライド位置を検出する。乗員の体勢の検知がシートスライド位置により行われる。バックルスイッチ24は、シートベルトの装着の有無を検知する。
メインECU100は、例えば、これらのセンサ20〜24による検出値とメインECU100内のセーフィングセンサ(図示しない)による検出値に基づいて、後述する各乗員保護装置の起動判定(点火判定)を行う。つまり、メインECU100は、シートポジションセンサ23やバックルスイッチ24で乗員の着座状態を認識することができ、所定の点火判定条件に基づいて乗員保護装置を点火可能と判定する。例えば、フロントエアバッグセンサ20とセーフィングセンサによる検出値が所定値以上となって共にONした場合に、運転席・助手席のエアバッグ30の点火が可能と判定される。
乗員保護装置には、エアバッグ30の他にも、例えば、乗員側部への衝撃を緩和・吸収するサイドエアバッグ31、乗員の拘束効果を高めるプリテンショナー付シートベルト32、乗員頭部への衝撃を緩和・吸収するカーテンシールドエアバッグ33が挙げられる。これらの乗員保護装置についても、上記と同様に、セーフィングセンサとセンサ20〜24による検出値に基づいてメインECU100が点火判定を行う。
ところが、図2で示されるような一つのECUで各乗員保護装置を制御するECUシステムでは、上記のように乗員保護装置の数が次第に増えるにつれて車両搭載性等の問題が生じてくる。そのため、本発明のECUシステムは、メインECU100と乗員保護装置30〜33の間にサブECU100a〜100dを設けることによって、ECU機能を分散している。各乗員保護装置及び各ECUは、通信ラインを介して接続されている。各サブECUは、異常判定(ダイアグ)回路や各乗員保護装置の駆動回路及びそれらの制御プログラム等を備え、ハードウェア的にもソフトウェア的にも機能が分散されている。
このように分散することにより、メインECU100の機能増大によるサイズアップを防ぐとともに各サブECUも小規模となるため、各ECUの車両搭載性が向上する。例えば、メインECU100が車両前方部に、各サブECUが車両後方部に設置される。そして、より小さいスペースに搭載できるようにもなる。さらには、車種・仕様毎の乗員保護装置の装備違いにより個別に品番設定されていたメインECU100を品番削減することや、乗員保護システム全体のコスト削減が期待できる。
この分散型ECUシステムにおいて、メインECU100は、上述のように点火可能と判定した場合、各サブECUに対し点火通信ライン60を介してそれぞれに割り当てられた乗員保護装置を起動(点火)させる起動情報(点火情報)を送信する。各サブECUは、受信した点火情報に基づいて割り当てられた乗員保護装置を駆動する。例えば、サブECU100aは、メインECU100からのエアバッグ30の点火情報に基づいて、エアバッグ30を駆動する。また、サブECUにも、後席バックルスイッチ25や乗員の着座を検知する後席乗員検知センサ26等のセンサ類を備えてもよい。例えば、サブECU100cは、後席バックルスイッチ25や乗員の着座を検知する後席乗員検知センサ26の検出値とメインECU100からの前席プリテンショナー付シートベルトの点火情報とに基づいて、後席プリテンショナー付シートベルトを駆動する。
なお、図1上では、点火通信ライン60が各サブECUに対し分岐しているが、メインECU100と各サブECUを一対一に接続してもよい。また、メインECU100から送信される点火情報は、センサ20〜24とセーフィングセンサによる検出値情報をそのまま送信するものであってもよいし、上述したようにセンサ20〜24とセーフィングセンサに基づいて点火判定した結果である点火情報を送信するものであってもよい。前者の場合は、各サブECUが、その検出値情報とセンサ25及び26による検出値とに基づいてそれぞれに割り当てられた乗員保護装置の点火判定を行うことになる。
各サブECUは、点火通信ライン60を介した伝送についてのダイアグ判定や自身内部のダイアグ判定を行う機能を有している。点火通信ライン60を介した伝送についてのダイアグ判定には、例えば、点火通信ライン60のダイアグ(断線、電源(+B)ショート、アース(GND)ショート)判定、点火通信ライン60を介してメインECU100から送信される情報のダイアグ判定が挙げられる。
点火通信ライン60のダイアグ判定とは、例えば、メインECU100から所定のチェック情報が一定間隔で点火通信ライン60を介して送信されており、そのチェック情報が受信されない場合(例えば、所定時間連続して受信確認できない場合)、各サブECUは、点火通信ライン60に異常があったと判定する。
点火通信ライン60を介してメインECU100から送信される情報のダイアグ判定とは、例えば、各サブECUが、メインECU100から送信される情報自体の異常を監視することによって、送信元であるメインECU100に異常があるか否かを判定する。
なお、各サブECUは、通信ライン50a〜50dのダイアグ(断線、+Bショート、GNDショート)判定を行う機能を有してもよい。
ところが、複数のECUが接続される通信ラインを使用する場合、他のECUが行う通信と重なることによって、乗員保護装置を起動させる点火情報の通信遅れが発生してしまうおそれがある。例えば、各サブECUがダイアグ判定した結果である判定情報をメインECU100に返答送信するときに、点火通信ライン60を介して送信すると、乗員の安全上重要な信号である点火情報の送信タイミングと重なって、点火情報の通信遅れが発生してしまうおそれがある。
そこで、本発明の乗員保護装置の通信システムは、点火通信ライン60と異なるダイアグ判定情報が伝送するダイアグ通信ライン70を新たに設けている。ダイアグ通信ライン70は、メインECU100及び各サブECU以外は接続されないローカルな通信ラインである。これによって、各サブECUは、点火通信ライン60ではなくダイアグ通信ライン70を介してメインECU100に対してダイアグ判定情報を送信するため、点火通信ライン60を介して送信する場合に比べ点火通信ライン60の通信負荷がダイアグ判定情報分だけ減り、点火情報の通信遅延を抑制することができる。
また、メインECU100は、ダイアグ通信ライン70を介して受信したダイアグ判定情報に基づいて、点火通信ライン60を介した伝送について異常があったか否かを判定する。ダイアグ判定情報が受信されない場合(例えば、所定時間連続して受信確認できない場合)、メインECU100は、ダイアグ通信ライン70に異常(断線、+Bショート、GNDショート)があったと判定する。なお、メインECU100は、ダイアグ通信ライン70を介して受信した情報に基づいて、各サブECUによる通信ライン50a〜50dのダイアグ判定結果を取得したり、各サブECU自体に異常があるか否かを判定したりしてもよい。
ところで、メインECU100が各サブECUに送信する情報として、上述した点火情報だけとは限らない。メインECU100によってダイアグ判定した判定情報(例えば、通信ライン40a〜40eのダイアグ判定情報)やその他の制御情報等がある。このとき、点火通信ライン60を介して送信すると、点火情報の送信タイミングと重なって、点火情報の通信遅れが発生してしまうおそれがある。
そこで、本発明の乗員保護装置の通信システムは、ダイアグ通信ライン70を、メインECU100と各サブECUが相互に送受信可能にする双方向通信方式にしている。これによって、各サブECUへ伝送する情報のうち少なくとも起動情報を含む情報については点火通信ライン60を介して伝送し、それ以外の情報についてはダイアグ通信ライン70を介して伝送するため、点火通信ライン60の通信負荷がダイアグ通信ライン70を介する情報分だけ減り、点火情報の通信遅延を抑制することができる。
さらに、各サブECUからメインECU100に送信される情報が、点火通信ライン60を介して送信すると、点火情報の送信タイミングと重なって、点火情報の通信遅れが発生してしまうおそれがある。
そこで、本発明の乗員保護装置の通信システムは、点火通信ライン60を、メインECU100から各サブECUへの方向のみに送信可能な単方向通信方式にしている。これによって、各サブECUからメインECU100へ伝送するすべての情報は点火通信ライン60を介して伝送されないため、点火情報の通信遅延を抑制することができる。特に、点火通信ライン60を点火情報の専用ラインとし、ダイアグ通信ライン70を介して点火情報以外の全情報を伝送すれば、点火情報を遅延なく伝送することもできる。
なお、メインECU100と各サブECU間の通信は、例えばCANプロトコルで行われる。図3は、CAN通信システムを構成する各ECUが送信する1フレームのデータ内容を表した図を示す。各ECUがデータとして送信する1フレームは、自己のECUの識別番号を格納するIDフィールドと、データフィールドのデータ長を格納するコントロールフィールドと、0〜8バイトで可変する送信すべきデータを格納するデータフィールドと、巡回符号冗長検査を行うためのデータを格納するCRCフィールドと、により構成されている。各ECUは、例えば500kbpsの伝送速度を有しており、データフィールドのデータ長が8バイトである場合には120ビット程度の1フレームデータを250μs程度で送受信することが可能となっている。このデータフィールドに、点火情報、ダイアグ判定情報その他の制御情報が格納される。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、ローカルなダイアグ通信ライン70を設定することが不可能であれば、点火情報以外の情報を既存の車内LANを介して送信してもよい。
本発明の乗員保護装置の通信システムの一構成を示した図である。 一つのECUで制御する乗員保護装置の通信システムの一構成を示した図である。 CAN通信システムを構成する各ECUが送信する1フレームのデータ内容を表した図を示す。
符号の説明
10 ECU
60 点火通信ライン
70 ダイアグ通信ライン
100 メインECU
100a〜100d サブECU

Claims (3)

  1. 乗員保護装置を起動させる起動情報を第1の伝送路を介して伝送する第1の制御部と、
    前記第1の伝送路を介した伝送について異常判定を行い、その判定情報を前記第1の制御部に伝送する第2の制御部とを備える乗員保護装置の通信システムであって、
    前記第2の制御部は、前記判定情報を前記第1の伝送路と異なる第2の伝送路を介して伝送することを特徴とする乗員保護装置の通信システム。
  2. 前記第2の伝送路は、双方向通信方式とする請求項1記載の乗員保護装置の通信システム。
  3. 前記第1の伝送路は、前記第1の制御部から前記第2の制御部への単方向通信方式とする請求項1または2記載の乗員保護装置の通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126737A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Denso Corp 通信装置及び乗員保護装置
JP2008132817A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Denso Corp 通信システムの制御方法、通信装置及び通信システム

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