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JP2006186658A - 画像表示装置及び携帯電話機 - Google Patents

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JP2006186658A
JP2006186658A JP2004377904A JP2004377904A JP2006186658A JP 2006186658 A JP2006186658 A JP 2006186658A JP 2004377904 A JP2004377904 A JP 2004377904A JP 2004377904 A JP2004377904 A JP 2004377904A JP 2006186658 A JP2006186658 A JP 2006186658A
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Abstract

【課題】デジタルカメラ機能を備えた画像表示装置において、対象物の撮影画像を拡大表示する際に、その撮影画像における所望の部分を速やかに発見可能となるように拡大表示する。
【解決手段】画像表示装置は、撮影手段であるカメラ2と、カメラ2による撮影画像を表示する表示手段である表示パネル3と、カメラ2により撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大処理モジュール61とを備えている。この拡大処理モジュール61は、動きセンサ4または画像認識モジュール62により検出した結果を受け、撮影位置の移動/静止を判断し、状態に応じて拡大倍率を変動させて拡大表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置及び携帯電話機、より詳細には、撮影画像を表示デバイスに表示し、更に撮影画像を拡大する拡大表示機能を備えている画像表示装置及び該装置を備えた携帯電話機に関するものである。
高齢者や視力の弱い人などがそれを補う道具として拡大鏡がある。この拡大鏡は光学レンズを利用しており、ある決まった倍率で対象物を拡大して表示する。最近では、携帯電話機などが備えるデジタルカメラ機能の高機能化に伴い、そのカメラ機能の表示手段に拡大機能が付加されており、拡大鏡と同等の機能を提供している。特許文献1で提案されている平板型デジタル拡大鏡も同様で、ユーザーが事前に、もしくはキー操作で拡大倍率を所望の倍率に設定し、対象物を拡大して表示する。
特開2001−359088号公報
しかしながら、従来の拡大鏡を用いて拡大表示する場合、特に拡大倍率が大きい場合は対象物のどこを拡大表示しているのか分かりにくくなる。すなわち、対象物の任意の部分を拡大表示するとその周りの物が確認できなくなり、所望の部分と現在表示している部分の位置関係が把握できず、ユーザーは撮影位置をどの方向にどの程度移動させてよいのか分からなくなる。そのため、ユーザーは対象物と表示画面とを見比べて、何度も装置を移動させなくてはならないという問題がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、デジタルカメラ機能を使用した撮影画像を拡大表示する際に、その撮影画像における所望の部分をユーザーが速やかに発見することができるようにした画像表示装置と、該画像表示装置を備えた携帯電話機を提供することを目的としてなされたものである。
このような課題を解決するために、第1の技術手段は、対象物を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された撮影画像を表示する表示手段とを備えた画像表示装置であって、撮影手段により撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大処理手段を備え、拡大処理手段は、撮影位置の移動/静止に応じて拡大倍率を変動させて拡大表示することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、撮影画像の変化を認識して撮影位置の移動/静止を判定する手段と、画像表示装置に搭載された動きセンサにより撮影位置の移動/静止を判定する手段のいずれか又は両方を備えていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、拡大処理手段は、撮影位置の移動の度合に合わせて段階的に拡大倍率を変動させて拡大表示することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、拡大処理手段は、撮影位置の移動/静止に応じて敏感に拡大倍率を変動させるのではなく、遊びをもって緩慢に拡大倍率を変動させることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1ないし第4のいずれか1の技術手段において、装置利用者が現在の拡大倍率を確認できるように、拡大倍率もしくは拡大倍率を示唆する図形と表示画像とを合わせて表示することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1ないし第5の技術手段における画像表示装置を備えた携帯電話機である。
本発明によれば、デジタルカメラ機能を使用した撮影画像を拡大表示する際に、その撮影画像における所望の部分をユーザーが速やかに発見することができるようにした画像表示装置と、該画像表示装置を備えた携帯電話機を提供することができる。
すなわち本発明によれば、簡単な操作で、高齢者や視力の弱い人など視力の低下したユーザーに、見たい情報を拡大して提供することができる。また従来からある拡大鏡とは異なり、拡大倍率をその都度調整しなくても効率よく所望の対象物を拡大表示することができ、ユーザーの使い勝手が格段に向上する。
<実施例1>
図1は、本発明による画像表示装置の一実施例を示す模式図で、図1(A)は画像表示装置の表側部分(表示パネル面)を示す図(虫眼鏡をモチーフにしている)、図1(B)は画像表示装置の裏側部分(カメラ面)を示す図である。図1において、1は画像表示装置の筐体、2は筐体1の裏側に配置されたカメラ、3は筐体1の表側に配置された表示パネル、4は動きセンサ、5は入力装置となっている。本実施例ではその使用形態からカメラ2と表示パネル3が筐体1の表裏に配置されているが、カメラ2はファイバースコープのように筐体1と独立して動く形状をしていてもよい。
また動きセンサ4はカメラ2による撮影位置の移動を検知するために搭載している為、カメラ2の近傍に配置されていることが望ましい。ただし、本実施例のように筐体1にカメラ2が固定されている場合、動きセンサ4は筐体1のどの部分にあっても問題ない。また入力装置5はキーパッドなどで構成される。表示パネル3にタッチセンサが搭載されていて表示パネル3上で入力操作が行える場合、入力装置5は無くても構わない。また、本実施例において、表示パネル3と入力装置5は同一面に配置されているが別の面に配置されていても構わない。また入力装置5は拡大倍率などの調整が必要なければ無くても構わない。
図2は上記筐体1の内部のブロック図で、図1と共通する部分には同一の符号を付けている。図2において、6はワンチップマイコン、61はカメラ2で撮影した撮影画像を拡大処理後に表示パネル3に出力する拡大処理モジュール、62はカメラ2で撮影した撮影画像を認識して撮影位置の移動を検知する画像認識モジュール、7はユーザーが設定した拡大倍率などの情報を保存しておく不揮発メモリとなっている。
本実施例ではワンチップマイコン6に拡大処理モジュール61と画像認識モジュール62が内蔵されているが、各モジュールはハードウェア実装でも、ソフトウェア実装でも、その両方でもよい。また、拡大処理モジュール61と画像認識モジュール62はワンチップマイコン6と別チップになっていてもよい。不揮発メモリ7はユーザーが設定した各種情報を保存するために使用する。各種情報は表示パネル3にメニューを表示し、入力装置5を使って対話的に設定する。情報を保存する必要がなければ不揮発メモリ7は無くても構わない。
図3は画像認識モジュール62の動作例を説明するための図である。図3において、11はある時間におけるカメラ2の撮影画像、11’は撮影画像11からT秒経過後のカメラ2の撮影画像、101はある時間における対象物、101’は(実際は撮影画像11’に表示されていないが)T秒経過後の101の残像、102はT秒経過後に移動した対象物、103は対象物101から対象物102までの移動量である。
本画像表示装置を用いてある時間に対象物101をカメラ2で撮影した画像が撮影画像31であるとすると、継続して対象物101を撮影した時、撮影位置が移動しない(もしくは対象物101が自発的に移動しない)場合、対象物101は同じ場所に位置するので撮影画像11には変化がない。逆に撮影位置が移動する(もしくは対象物101が自発的に移動する)場合、対象物101は撮影画像11で存在していた位置(残像101’)から対象物102に移動量103だけ移動し、撮影画像11’になる。このとき画像認識モジュール62は撮影画像11と撮影画像11’の内容が異なることを検知し、対象物の移動量を測定し、拡大処理モジュール61に通知する。
続いて動きセンサ4による撮影位置の移動検知について説明する。動きセンサ4は加速度センサ、ジャイロセンサ、角度センサなどの1つまたは複数で構成されるが、パソコンの入力装置であるボール式マウスや光学式マウスなどに採用されている移動検出技術を利用することも考えられる。いずれにしてもこれらのセンサは装置の移動を検知する。動きセンサ4は装置の移動を検知し、移動量を測定し、拡大処理モジュール61に通知する。画像認識モジュール62のみで撮影位置の移動検知を行う場合、動きセンサ4を省くことが可能となり、システムの簡素化を図ることができる。また、動きセンサ4のみで撮影位置の移動検知を行う場合、処理負荷の高い画像認識処理を行う必要がなくなり、ワンチップマイコン6は安価なチップを採用することができる。
図4は拡大処理モジュール61の動作例について説明するための図である。拡大処理モジュール61はカメラ2の撮影画像を演算処理により拡大し、または、カメラ2のズーム機能を制御して拡大することにより、所望の拡大画像を生成する。図4は、表示パネル3で表示している内容を時系列に順に図4(A)〜図4(F)に示すもので、図4(A)は対象物を検索中で撮影位置を移動させている状態を示し、二番目の図4(B)は対象物を発見して撮影位置を静止させた状態を示している。そして以降、図4(C)から図4(F)まで順に対象物が段階的に拡大表示されていく様を示している。
このように段階的に(滑らかに)拡大倍率を変動させることでユーザーが現在位置(撮影位置)を見失うことを防げる。倍率変動の割合及び倍率変動の時間間隔は入力装置5を使ってユーザーが事前に設定できることが望ましい。ただし、撮影位置が大きく移動した場合はユーザーが事前に設定した値を基に段階を数段飛ばすなどして速くかつ大きく倍率を変動させる。
図5は、拡大処理モジュールの他の動作例について説明するための図で、図5(A)は拡大倍率と撮影位置の移動量の関係を示した関係図、図5(B)は図5(A)を拡大倍率の状態遷移図にまとめたものである。
図5(A)は、その横軸が単位時間あたりの撮影位置の移動量になっている。横軸の中ほどにある閾値(遊び)を通る破線を境に左側が静止領域、右側が移動領域となっている。縦軸は拡大倍率で、下が低倍率、上が高倍率になっている。拡大倍率の最小値は1、最大値はNである。最大倍率(所望倍率)のNはユーザーが事前に設定した値もしくは装置に最初から組み込まれている値である。
図5(A)のブロック矢印で示すとおり、静止領域では拡大倍率はアップし、移動領域では拡大倍率はダウンする。また、拡大倍率は1からNの間で段階的に変動し、かつ拡大表示が滑らかに変化するために適当な時間間隔をもって段階遷移する。
ここでは図5(B)に示すように、初期状態21における拡大倍率を1として最初に静止状態22へ遷移する。以後は、移動量が閾値以上の場合は移動状態23へ遷移、移動量が閾値未満の場合は静止状態22へ遷移する。静止状態22から静止状態22へ遷移した場合(静止状態22が維持された場合)は拡大倍率をアップし、移動状態23から移動状態23へ遷移した場合(移動状態23が維持された場合)は拡大倍率をダウンする。拡大倍率の範囲は最低値1、最高値Nとする。
上記図4及び図5の処理を適用しない画像表示装置で表示を行った場合、前述の画像認識モジュール62または動きセンサ4によって単純に移動検知を行うと手ブレなどで移動検知して意図しない拡大倍率の変動が発生してしまう。図4及び図5の処理を適用した画像表示装置で表示を行った場合、手ブレなどの微細な移動は閾値により適切にキャンセルされ、移動検知されずユーザーが意図したように拡大倍率の変動を起こすことができる。ユーザーの個体差や使用状態などにより、適切に手ブレをキャンセルできる閾値が変わってくるため、閾値は前記入力装置5を使ってユーザーが設定する。
<実施例2>
図6は本発明の他の実施例に関わる画像表示装置における拡大処理モジュールの動作例を説明するための図で、図中、201〜205はそれぞれ拡大倍率を示唆する図形となっている。ここでは拡大倍率が低倍率の図形201から高倍率の図形205の順にその符号が大きくなっている。
図6は基本的には図4と変わらないが、拡大倍率を示唆する図形201〜205が撮影画像の中央にオーバーレイ表示されている。拡大倍率を示唆する図形が撮影画像に重なって表示されることで撮影画像中の所望の対象物が見つけ易くなる。また、図6に示すように、表示画像の拡大倍率に応じて図形201〜205の大きさが変化する為、拡大倍率を定量的に把握し易くなる。また、静止→移動→静止→移動の繰り返しによる拡大倍率変動の中でも現在位置(撮影位置)を見失う事を防げる。対象物によっては図形の形状/色、または表示ON/OFFなどを変更した方がよい。この場合、入力装置5を使ってユーザーが設定する。
本発明による画像表示装置の一実施例を示す模式図である。 筐体の内部のブロック図である。 画像認識モジュールの動作例を説明するための図である。 拡大処理モジュールの動作例について説明するための図である。 拡大処理モジュールの他の動作例について説明するための図である。 本発明の他の実施例に関わる画像表示装置における拡大処理モジュールの動作例を説明するための図である。
符号の説明
1…画像表示装置の筐体、2…カメラ、3…表示パネル、4…動きセンサ、5…入力装置(キーパッド)、6…ワンチップマイコン、61…拡大処理モジュール、62…画像認識モジュール、7…不揮発メモリ、11…ある時間におけるカメラ2の撮影画像、11’…T秒経過後のカメラの撮影画像、101…ある時間における対象物、101’…T秒経過後の101の残像、102…T秒経過後に移動した対象物、103…移動量、201…最低倍率1を示唆する図形、202〜204…最低倍率1と最高倍率Nの間の段階的な倍率を示唆する図形、205…最高倍率Nを示唆する図形。

Claims (6)

  1. 対象物を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された撮影画像を表示する表示手段とを備えた画像表示装置であって、前記撮影手段により撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大処理手段を備え、該拡大処理手段は、撮影位置の移動/静止に応じて拡大倍率を変動させて拡大表示することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、撮影画像の変化を認識して撮影位置の移動/静止を判定する手段と、該画像表示装置に搭載された動きセンサにより撮影位置の移動/静止を判定する手段のいずれか又は両方を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、撮影位置の移動の度合に合わせて段階的に拡大倍率を変動させて拡大表示することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項3に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、撮影位置の移動/静止に応じて敏感に拡大倍率を変動させるのではなく、遊びをもって緩慢に拡大倍率を変動させることを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像表示装置において、装置利用者が現在の拡大倍率を確認できるように、拡大倍率もしくは拡大倍率を示唆する図形と表示画像とを合わせて表示することを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の画像表示装置を備えた携帯電話機。
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