JP2006179597A - Ignition coil for internal combustion engine - Google Patents
Ignition coil for internal combustion engine Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006179597A JP2006179597A JP2004369691A JP2004369691A JP2006179597A JP 2006179597 A JP2006179597 A JP 2006179597A JP 2004369691 A JP2004369691 A JP 2004369691A JP 2004369691 A JP2004369691 A JP 2004369691A JP 2006179597 A JP2006179597 A JP 2006179597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary
- coil
- case
- ignition coil
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
Description
本発明は、点火プラグに高電圧を供給する特にエンジンヘッドのプラグホール内に収容される円筒型内燃機関用点火コイルに関する。 The present invention relates to an ignition coil for a cylindrical internal combustion engine that supplies a high voltage to an ignition plug, and particularly accommodated in a plug hole of an engine head.
近時の自動車用内燃機関に用いられる点火コイルには、小型化と、地球環境を考慮した希薄燃焼のエンジンに対応する為の高出力化という相反する要求がある。 The ignition coil used in a recent automobile internal combustion engine has conflicting demands for downsizing and higher output to cope with a lean combustion engine considering the global environment.
なかでも、エンジンの点火プラグに高電圧を直接供給する円筒型内燃機関用点火コイルは、エンジンヘッドのプラグホール内にその一部分または大部分を収納するため、エンジンヘッド上のスペースが縮小できることと、高電圧を点火プラグに直接供給するためハイテンションケーブルのような点火プラグに伝導する線が必要ないため電装品に悪影響がある点火時のノイズの発生が小さいことと、点火エネルギーの点火プラグへの伝搬損失も少ないことなどの利点から多くのエンジンに使用されている。 Among them, the cylindrical internal combustion engine ignition coil that directly supplies a high voltage to the ignition plug of the engine accommodates a part or most of the ignition coil in the plug hole of the engine head, so that the space on the engine head can be reduced, In order to supply high voltage directly to the spark plug, there is no need for a conducting wire to the spark plug such as a high tension cable, so there is less noise during ignition that adversely affects the electrical components, and the ignition energy to the spark plug It is used in many engines because of its advantages such as low propagation loss.
従来例を図4乃至図6に沿って説明する。図4は従来の技術を適用した内燃機関用円筒型点火コイルの外観を表す斜視図であり、図5は図4の縦断面図であり、図6は従来の技術を適用した内燃機関用円筒型点火コイルの1次ボビンとケースの組み付け方向を表す図である。 A conventional example will be described with reference to FIGS. 4 is a perspective view showing the appearance of a cylindrical ignition coil for an internal combustion engine to which the conventional technique is applied, FIG. 5 is a longitudinal sectional view of FIG. 4, and FIG. 6 is a cylinder for the internal combustion engine to which the conventional technique is applied. It is a figure showing the assembly direction of the primary bobbin of a type | mold ignition coil, and a case.
図4乃至図6によれば、本発明の実施例は、上部に大きな開口と、円筒形下部にも開口を有し、電気的絶縁特性が良好なポリフェニレンサルファイド(以下「PPS」と表記)の難燃性絶縁樹脂材により形成された円筒形のケース111と、ポリブチレンテレフタレート(以下「PBT」と表記)により形成された1次ボビン114に1次銅線を巻き廻した1次コイル115と、一端から一端まで複数のフランジによりセクションを設け、各セクションには積層巻きを施した2次ボビン116に2次銅線を巻き廻した2次コイル117と、珪素鋼板等で形成された中心鉄芯118とを有する内燃機関用円筒型点火コイル100であって、前記ケース111の大きな開口を有する上部収納部111bに前記1次コイル115へ電源電圧を供給する1次電圧入力部112を装着し、場合によっては前記上部収納部111bに1次電流をオン−オフするイグナイタ113を収納する。また、前記2次ボビン116の軸方向端部付近に存在する低圧部と高圧部には、当該部分に集中してピッチの狭いセクションを有する複数のフランジを設けることで、使用時の応力によるボビンのクラックや破壊を防止できる。また前記ケース111の円筒部分下端には後述する1次ボビンの係合突起114tと嵌合する穴111dを設ける。上記において上部収納部111bは端子収納ケースを形成しており、前記イグナイタ113の端子1次コイル115との電気的接続は、当該イグナイタ113を上部収納部111bに装着するだけで位置決め等が終了し、配線の引き回しや特別な接続工程を必要としないものとなっている。
4 to 6, the embodiment of the present invention is a polyphenylene sulfide (hereinafter referred to as “PPS”) having a large opening at the top and an opening at the bottom of the cylindrical shape, and having good electrical insulation characteristics. A
また前記中心鉄芯118と当該中心鉄芯118と同軸的に前記2次コイル117とを、前記1次コイル115内に配置し、これらの外側に円筒形状に形作られその円周の一部に切り欠き部を有する外装鉄芯119を通常2枚配置する場合もある。このとき外装鉄芯119の切り欠き部を180°の間隔で互い違いに配置する。尚、前記中心鉄芯118両端には、2次ボビン116に2次銅線を巻き廻した2次コイル117内に鉄芯の磁束の飽和を抑制するために1次コイル115で発生する磁束と反対方向の磁束を発生させる永久磁石121を両端に装着し点火エネルギーを増加させる場合もある。これらを1次コイルアッセンブリ110という。
In addition, the
また前記1次ボビン114底部は、2次コイル117で発生した高電圧を図示しない点火プラグに供給する高圧タワー部114aを有し、当該高圧タワー部114a内側底部に2次高圧端子122を備え、当該高圧タワー部114a外周面114uには絶縁注型材の液漏れを防止するOリング141を装着し、当該外周面114uの先端部には、180°の等間隔で径方向外方に突出する2個の鍵状の係合突起114tを形成している。ここで前記高圧タワー部114aはケース111に装着時に当該ケースの端部から突き出す構成となっている。
The bottom of the
次に上述した1次コイルアッセンブリ110を前記ケース111に組つける際には、前記ケース111上部開口より挿入し前記1次ボビン114の高圧タワー部114a周辺に設けられた2個の係合突起114tとケース111の前記穴111dとを嵌合すると同時に、前記1次電圧入力部112と前記1次コイルアッセンブリ110と電気的に接続される。さらに前記2次高圧端子122は導電性のスプリング23と電気的に接続され、前記高圧タワー部114aにはプラグホール等の金属部に高電圧がリークしないように電気絶縁性に優れたゴム等で成形されたプラグブーツ125を装着し前記スプリング23を覆う。また前記ケース111の上部収納部111bの下方には、前記ケースの胴体である筒部の径を急激に拡径し、急激に小径する傘部を設けている。点火コイル100を図示しないエンジンヘッドに装着する場合には、図示しないプラグホールと、外大気とをシールする弾性変形可能なゴム等で成形されたレインカバー126を、前記ケース111の円筒部分に装着し、上部収納部111bの下方の傘部に密着させて配置する。またレインカバー126には、点火コイル100装着時にプラグホールと連通する空気抜き孔127が設けられ、点火コイル100装着後のプラグホール内と、外大気との圧力を均一にする。また前記ケース111上部の開口から絶縁注型材を注入充填して硬化させ、絶縁封止する。
Next, when the above-described
点火コイル100動作時には前記1次電圧入力部112より1次電流を入力し、前記1次コイル115に通電し、1次コイル115で発生した磁気エネルギーは、前記中心鉄芯118と前記外装鉄芯119を伝搬し、1次コイル115と2次コイル117の巻き数比に応じた高電圧が2次コイル117で発生する。発生した高電圧は2次コイル117から2次高圧端子122を通り前記スプリング123を通してスプリング123に接続されている図示しない点火プラグに送りこまれる。
When the
このよう点火コイル100は、高電圧出力部が隔離され、1次コイル115のような電気的に低電圧になる部材から高電圧出力部は離れているので、良好な絶縁特性が保たれるため、信頼性の高い点火コイル100を提供できる。
In this way, the
また、点火コイル100は、エンジンに組み付けられるが、図示しないコイルカバーとして、点火コイルを全体を覆い雨水などの液滴からの直接保護を行う。
しかしながら、上記先行技術においては、点火コイルは、前記ケース111上部の開口から絶縁注型材を注入充填して硬化させ、絶縁封止するが、ケース111と前記1次コイル115へ電源電圧を供給する1次電圧入力部112との嵌合溝隙間を縫って絶縁注型材が漏れだし絶縁注型材が、階下へタレる問題が生じる。ここで、ケース111と1次電圧入力部112の嵌合溝部分を2重やそれ以上の多重にして、1次電圧入力部112の嵌合溝隙間をシールすることによって、絶縁注型材の漏れだしを防止してもよいが構造が複雑になるため、成形金型に費やす費用が多大になったり、組立工数が増え、作業時間を要するために円滑な製造工程を圧迫する。またエンジンルーム内の経年の膨張と収縮を繰り返す冷熱ストレスにより、ケース111下端の割れが生じてしまう問題があるが、ケース111下端の肉厚を厚くしケース111下端の強度を補うが、ケース111下端の肉厚が太いと、ケース111成形の際に射出圧力がケース111下端まで到達出来ずにケース111下端の内部にボイドが生じる。ボイドが生じると、ケース111下端において良好な絶縁を保てなくなり、絶縁不良によるリーク不具合に至る場合がある。また上記従来の点火コイルが搭載されるエンジンヘッドには、点火コイルを覆う図示しないコイルカバーを設けて防滴、防塵しているが、多種多様なエンジンヘッドに点火コイル100を搭載する場合、このようなコイルカバーを不要にする場合もあり、この場合、雨水などの液適が取付面に直接滴下し、その水滴の跳ね返りに対して、レインカバー126の空気抜き孔127より液適が進入する場合がある。またPBTは、耐熱性、耐薬品性が良好で、機械強度の高いバランスのとれた樹脂材料であるが、オゾン雰囲気中や、水蒸気雰囲気中での連続使用では加水分解等が起こり、雰囲気の連続使用環境下でPBTの機械強度が落ちる問題がある。図のような従来のケース111と1次ボビン114の構造では、プラグホールに点火コイル100が装着されたときに、ケース111と1次ボビン114はプラグホールの内部の雰囲気中に曝されている。プラグホール内部に水滴が進入した場合、エンジン始動による高温により、プラグホール内部が高温水蒸気雰囲気になる場合がある。このような環境下においてがPBTの1次ボビン114では経時1次ボビン114が加水分解劣化してしまう場合がある。このような状態になると、良好な対絶縁性能を保てなくなり、場合によっては絶縁不良によるリークに至る。
However, in the above-described prior art, the ignition coil is injected and filled with an insulating casting material from the opening above the
そこで本発明は上記課題を鑑みて、エンジンのプラグホール内に装着され、点火プラグに高電圧を供給する円筒型内燃機関用点火コイルにおいて、長寿命でかつ信頼性の高く、また組立しやすく、多種多様なエンジンに点火コイルを搭載するなど汎用性のある、最良の点火性能の出力を得れる、点火コイルを提供することを目的とする。 Therefore, in view of the above problems, the present invention is a cylindrical internal combustion engine ignition coil that is mounted in a plug hole of an engine and supplies a high voltage to an ignition plug, and has a long life, high reliability, and easy assembly. An object of the present invention is to provide an ignition coil capable of obtaining the output of the best ignition performance with versatility such as mounting the ignition coil in various engines.
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1では、中心鉄芯と、前記中心鉄芯と同軸的に配置される1次ボビンに1次巻き線を巻き廻した1次コイルと、2次ボビンに2次巻き線を巻き廻した2次コイルと、点火コイルの1次コイルに流れる1次電流をオンオフ制御するイグナイタと、1次電流をイグナイタに供給する1次電流入力部と、前記1次コイルと2次コイルとを収容する円筒型ケースと、で構成され、前記1次ボビンは、2次コイルで発生する高電圧を点火プラグに供給する高圧タワー部の外周から形成され、当該高圧タワー部を前記円筒型ケースに収容して突き出した円筒型内燃機関用点火コイルにおいて、前記1次電圧入力部が前記円筒型ケースと嵌合する箇所の外周面に枠を設け、当該枠は1次電圧入力部が前記円筒型ケースと嵌合する面より、下部を広く大きく設けたことを特徴とする内燃機関用円筒型点火コイルとする。また請求項2では、中心鉄芯と、前記中心鉄芯と同軸的に配置される1次ボビンに1次巻き線を巻き廻した1次コイルと、2次ボビンに2次巻き線を巻き廻した2次コイルと、点火コイルの1次コイルに流れる1次電流をオンオフ制御するイグナイタと、1次電流をイグナイタに供給する1次電流入力部と、前記1次コイルと2次コイルとを収容する円筒型ケースと、で構成され、前記1次ボビンは、2次コイルで発生する高電圧を点火プラグに供給する高圧タワー部の外周から形成され、当該高圧タワー部を前記円筒型ケースに収容して突き出した円筒型内燃機関用点火コイルにおいて、前記ケース下端は、前記高圧タワー側に外径端部が軸方向に突出し、当該外径端部先端より、軸方向手前に位置する前記ケースの円筒の外周には、円筒外径より径小の円環状凹部が周方向に形成され、当該円環状凹部には、前記ケース外周方向に対し等間隔に突出するリブを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用円筒型点火コイルとする。また請求項3では、中心鉄芯と、前記中心鉄芯と同軸的に配置される1次ボビンに1次巻き線を巻き廻した1次コイルと、2次ボビンに2次巻き線を巻き廻した2次コイルと、点火コイルの1次コイルに流れる1次電流をオンオフ制御するイグナイタと、1次電流をイグナイタに供給する1次電流入力部と、前記1次コイルと2次コイルとを収容する円筒型ケースと、で構成され、前記1次ボビンは、2次コイルで発生する高電圧を点火プラグに供給する高圧タワー部の外周から形成され、当該高圧タワー部を前記円筒型ケースに収容して突き出した円筒型内燃機関用点火コイルにおいて、前記ケースの前記上部収納部の下方の傘部の外郭周方向一部に、前記上部収納部方向に突出するように凸部を設け、エンジンのプラグホールと点火コイルのシールを行う前記傘部に密着するレインカバーも、これに合わせるよう前記上部収納部方向に突出するように凸部を設け、レインカバーの凸部にプラグホールと連通する空気抜き孔を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の内燃機関用円筒型点火コイルとする。また請求項4では、中心鉄芯と、前記中心鉄芯と同軸的に配置される1次ボビンに1次巻き線を巻き廻した1次コイルと、2次ボビンに2次巻き線を巻き廻した2次コイルと、点火コイルの1次コイルに流れる1次電流をオンオフ制御するイグナイタと、1次電流をイグナイタに供給する1次電流入力部と、前記1次コイルと2次コイルとを収容する円筒型ケースと、で構成され、前記1次ボビンは、2次コイルで発生する高電圧を点火プラグに供給する高圧タワー部の外周から形成され、当該高圧タワー部を前記円筒型ケースに収容して突き出した円筒型内燃機関用点火コイルにおいて、点火プラグと嵌合するプラグブーツが前記ケースと嵌合する側の外径を小径化し、前記ケース下端の外径を内径と同径とし、ケースとプラグブーツの組み付けの際に、プラグブーツの上端一部をケース下端の内径側に潜り込ませたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の内燃機関用円筒型点火コイルとする。また請求項5では、前記イグナイタを収容する前記ケースの大きな開口を有する上部収納部と、で構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の内燃機関用円筒型点火コイルとする。また請求項6では、請求項1乃至5を少なくとも2つ以上組み合わせたことを特徴とする内燃機関用円筒型点火コイルとする。
In order to solve the above-described problems, the present invention provides, in
上記解決手段を用いると、1次電圧入力部12がケース11と嵌合する箇所の外周面に枠12wを設け、当該枠12wは、1次電圧入力部12がケース11と嵌合する面より、下部が広く大きく設けられるので、前記枠12wと1次電圧入力部12が嵌合したとき、1次電圧入力部12とケース11と嵌合しない空間Bを設定することができる。これより、従来発生していたケース111と1次電圧入力部112の嵌合溝隙間を縫って絶縁注型材が漏れだしタレた絶縁注型材が、前記空間Bに許容され、保持されることで、簡単な構造で、漏れだしタレた絶縁注型材が階下まで到達できないようにすることができる。またケース11下端は、高圧タワー14a側に外径端部が軸方向に突出し、当該外径端部先端より、軸方向手前に位置するケース11の円筒の外周には、円筒外径より径小の円環状凹部Cが周方向に形成されており、また円環状凹部Cには、ケース11外周方向に対し等間隔に突出するリブ11fを形成したので、ケース11下端部分の肉厚は薄肉形状となり、ケース11成形の際に射出圧力がケース11下端まで到達することが出来き、従来発生していたケース11下端部分のボイドが生じない。また、ケース11の円環状凹部Cに形成されたリブ11fにより、ケース11下端の補強効果を奏するので、ケース11下端強度を向上することができる。よって、これの相乗効果でケース11の良好な絶縁状態を保持でき、絶縁不良によるリークが発生しない。また、前記ケース11の大きな開口を有する上部収納部11bの下方の傘部11hの外郭周方向一部に、上部収納部11b方向に突出するように凸部Aを設け、前記傘部11hに密着するレインカバー26も、これに合わせるよう上部収納部11b方向に突出するように凸部Aを設け、凸部Aに空気抜き孔27を設ける。このように、レインカバー26の空気抜き孔27位置を傘部11hの外周面高さ位置より上方向に設定することで、より液適の進入の可能性を低くする。また、プラグブーツ25の上端の外径を小径化し、ケース11下端の内径と同径としたので、ケース11とプラグブーツ25の組み付けの際には、プラグブーツ25の上端をケース11下端の内径側に潜り込ませることができる。これより、1次ボビン14はプラグブーツ25内へ完全に覆われるので、高温水蒸気雰囲気や、オゾン等の環境下のプラグホール内において、PBTで構成された1次ボビン14の加水分解劣化は発生しない。よって、良好な絶縁性能を継続的に保つことができる。
If the said solution is used, the
上記本発明の構成をすることで、簡単な構造で、漏れだしタレた絶縁注型材が階下まで到達できないようにすることができる。ケース11下端部の良好な絶縁を保持でき、絶縁不良によるリークが発生しない。またレインカバー26の空気抜き孔27位置を上方向に上げ変更することで、液適の進入の可能性低くする。また1次ボビン14はプラグブーツ25内へ完全に覆われるので、高温水蒸気雰囲気や、オゾン等の環境下のプラグホール内においても良好な絶縁性能を継続的に保つことができる。したがって、長寿命でかつ信頼性の高く、また組立しやすく、信頼性の高い、多種多様なエンジンに点火コイル1を搭載するなどの汎用性のある、最良の点火性能の出力を得れる、点火コイルを提供することができる。
With the above-described configuration of the present invention, it is possible to prevent the leaked and insulative cast material from reaching the downstairs with a simple structure. Good insulation at the lower end of the
次に本発明の技術を適用した実施例と背景技術による点火コイルの相違する部分のみを説明する。本発明による実施例は、図1乃至図3に沿って説明する。図1は本発明の技術を適用した内燃機関用円筒型点火コイルの外観を表す斜視図であり、図2は図1の縦断面図であり、図3は図2の高圧タワー部の断面図である。 Next, only different portions of the ignition coil according to the embodiment of the present invention and the background art will be described. An embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 is a perspective view showing the appearance of a cylindrical ignition coil for an internal combustion engine to which the technology of the present invention is applied, FIG. 2 is a longitudinal sectional view of FIG. 1, and FIG. 3 is a sectional view of a high-pressure tower portion of FIG. It is.
図1乃至図3によれば、本発明の実施例は、上部に大きな開口と、円筒形下部にも開口を有した円筒形のケース11と、1次ボビン14に1次銅線を巻き廻した1次コイル15と、2次ボビン16に2次銅線を巻き廻した2次コイル17と、珪素鋼板等で形成された中心鉄芯18とを有する内燃機関用円筒型点火コイルであって、前記ケース11の大きな開口を有する上部収納部11bに前記1次コイル15へ電源電圧を供給する1次電圧入力部12を装着し、前記上部収納部11bに1次電流をオン−オフするイグナイタ13を収納する。また、前記ケース11の円筒部分先端内周側には後述する1次ボビン14の係合突起14tと嵌合する窪み11dを設ける。また上部収納部11bは端子収納ケースを形成しており、前記イグナイタ13の端子1次コイル15との電気的接続は、当該イグナイタ13を上部収納部11bに装着するだけで位置決め等が終了し、配線の引き回しや特別な接続工程を必要としないものとなっている。
1 to 3, according to the embodiment of the present invention, a primary copper wire is wound around a
また前記1次ボビン14底部は、2次コイル17で発生した高電圧を図示しない点火プラグに供給する高圧タワー部14aを有し、当該高圧タワー部14a内側底部に2次高圧端子22を備え、当該高圧タワー部14a外周面14uには絶縁注型材の液漏れを防止するOリング41を装着し、当該外周面14uの先端部には、180°の等間隔で径方向外方に突出する2個の鍵状の係合突起14tを形成している。ここで前記高圧タワー部14aはケース11に装着時に当該ケース11の端部から突き出す構成となっている。またケース11の下端は高圧タワー部14aの付け根より軸方向高圧タワー部14a側に外径端部が突出し、当該外径端部先端より手前に位置するケース11の円筒の外周には、円筒外径より径小の円環状凹部Cが周方向に形成されており、また円環状凹部Cには、等間隔に突出するリブ11fが形成されている。これより、高圧タワー部14aの付け根には、ケース11の下端を覆いとする空間Bができる。上記において、ケース11は、1次電圧入力部12がケース11と嵌合する箇所のケース11側外周面に下部が広く大きく設けられた枠12wを設け、当該枠12wは、1次電圧入力部12がケース11と嵌合する面より、下部が広く大きく設けられる。また、ケース11下端部分は、ケース11下端部分の肉厚を薄肉形状とし、ケース11外周方向に対し等間隔に配置され、ケース11外周面より突出した補強用のリブ11fをケース11に成形した。また、前記ケース11の上部収納部11bの下方の傘部11hの外郭周方向一部に、上部収納部11b方向に突出するように凸部を設ける。さらに前記傘部11hに密着するレインカバー26も、これに合わせるよう上部収納部11b方向に突出するように凸部Aを設け、凸部Aには、点火コイルをエンジンに組み付け後にプラグホール内部と外大気を連通する空気抜き孔27を設ける。またプラグホール等の金属部に高電圧がリークしないように電気絶縁性に優れたゴム等で成形されたプラグブーツ25は、ケース11下端と嵌合するプラグブーツ26の上端の外径を小径化し、ケース11下端の内径と同径とした構造とする。これより、ケース11とプラグブーツ26の組み付けの際には、プラグブーツ26の上端をケース11下端の内径側の付け部の空間Bに潜り込ませることができる。最後に前記ケース11上部の開口から絶縁注型材を注入充填して硬化させ、絶縁封止する。
The bottom of the
点火コイル1動作時には前記1次電圧入力部12より1次電流を入力し、前記1次コイル15に通電し、1次コイル15で発生した磁気エネルギーは、前記中心鉄芯18と前記外装鉄芯19を伝搬し、1次コイル15と2次コイル17の巻き数比に応じた高電圧が2次コイル17で発生する。発生した高電圧は2次コイル17から2次高圧端子22を通り前記スプリング23を通してスプリング23に接続されている図示しない点火プラグに送りこまれる。
When the
先の実施例において、ケースの1次電圧入力部とが嵌合する箇所のケース側外周面に下部に、広く大きく設けられた枠12wを設け空間Bを設けたが、空間Bのみならず同時に1次電圧入力部側面においても広く枠を設けてもよい。これより、1次電圧入力部との嵌合溝隙間を縫って絶縁注型材が漏れだした絶縁注型材が、階下へタレる際の樹脂を広く大きく設けられた下部の枠の空間に導くガイド溝空間としての役割を果たし、他の部品への樹脂タレを極力抑えることができる。 In the previous embodiment, the space B is provided in the lower part of the case-side outer peripheral surface where the primary voltage input part of the case is fitted, and the space B is provided in the lower part. A wide frame may be provided also on the side surface of the primary voltage input unit. As a result, the insulating casting material that leaks out the insulating casting material by sewing the gap in the fitting groove with the primary voltage input section guides the resin when drooping downstairs to the space of the lower frame that is widely provided. It plays a role as a groove space and can suppress resin sagging to other parts as much as possible.
1 点火コイル
11 ケース
11b 上部収納部
11d 窪み
11f リブ
11h 傘部
12 1次電圧入力部
12w 枠
13 イグナイタ
14 1次ボビン
14a 高圧タワー部
14t 1次ボビンの係合突起
15 1次コイル
16 2次ボビン
17 2次コイル
18 中心鉄芯
19 外装鉄芯
21 永久磁石
22 2次高圧端子
23 スプリング
25 プラグブーツ
26 レインカバー
27 空気抜き孔
41 Oリング
A 凸部
B 空間
C 円環状凹部
100 点火コイル
110 1次コイルアッセンブリ
111 ケース
111b 上部収納部
111d 穴
112 1次電圧入力部
113 イグナイタ
114 1次ボビン
114a 高圧タワー部
114t 1次ボビンの係合突起
114u 外周面
115 1次コイル
116 2次ボビン
117 2次コイル
118 中心鉄芯
119 外装鉄芯
121 永久磁石
122 2次高圧端子
123 スプリング
125 プラグブーツ
126 レインカバー
127 空気抜き孔
141 Oリング
DESCRIPTION OF
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004369691A JP2006179597A (en) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | Ignition coil for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004369691A JP2006179597A (en) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | Ignition coil for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006179597A true JP2006179597A (en) | 2006-07-06 |
JP2006179597A5 JP2006179597A5 (en) | 2008-02-14 |
Family
ID=36733430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004369691A Pending JP2006179597A (en) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | Ignition coil for internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006179597A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009016374A (en) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Denso Corp | Ignition coil |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0722069U (en) * | 1993-09-21 | 1995-04-21 | 日本電装株式会社 | Ignition device for internal combustion engine |
JPH097861A (en) * | 1995-06-15 | 1997-01-10 | Aisan Ind Co Ltd | Ignition coil of internal combustion engine |
JPH09199349A (en) * | 1996-01-19 | 1997-07-31 | Toyo Denso Co Ltd | Ignition coil device of engine |
JPH09260149A (en) * | 1996-03-22 | 1997-10-03 | Daihen Corp | Amorphous core type transformer |
JPH11111548A (en) * | 1997-08-07 | 1999-04-23 | Denso Corp | Stick-type ignition coil |
JP2002353049A (en) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Denso Corp | Ignition coil |
JP2003158026A (en) * | 1996-10-18 | 2003-05-30 | Denso Corp | Ignition coil for internal combustion engine |
JP2003309027A (en) * | 2002-04-12 | 2003-10-31 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Internal-combustion engine ignition coil |
-
2004
- 2004-12-21 JP JP2004369691A patent/JP2006179597A/en active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0722069U (en) * | 1993-09-21 | 1995-04-21 | 日本電装株式会社 | Ignition device for internal combustion engine |
JPH097861A (en) * | 1995-06-15 | 1997-01-10 | Aisan Ind Co Ltd | Ignition coil of internal combustion engine |
JPH09199349A (en) * | 1996-01-19 | 1997-07-31 | Toyo Denso Co Ltd | Ignition coil device of engine |
JPH09260149A (en) * | 1996-03-22 | 1997-10-03 | Daihen Corp | Amorphous core type transformer |
JP2003158026A (en) * | 1996-10-18 | 2003-05-30 | Denso Corp | Ignition coil for internal combustion engine |
JPH11111548A (en) * | 1997-08-07 | 1999-04-23 | Denso Corp | Stick-type ignition coil |
JP2002353049A (en) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Denso Corp | Ignition coil |
JP2003309027A (en) * | 2002-04-12 | 2003-10-31 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Internal-combustion engine ignition coil |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009016374A (en) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Denso Corp | Ignition coil |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4805008B2 (en) | Double opening ignition coil device | |
JP4410198B2 (en) | Ignition device for internal combustion engine | |
JP2009048784A (en) | Discharge lamp socket | |
JP3997463B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP2007081085A (en) | Ignition coil for internal combustion engines | |
JP2006060007A (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP4338476B2 (en) | Ignition coil device for internal combustion engine | |
JP2006179597A (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP4463389B2 (en) | Method for manufacturing ignition device for internal combustion engine | |
JP5436478B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP5458962B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine and method for manufacturing the same | |
JP2005191533A (en) | Thin diameter ignition coil | |
JP4920561B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP2001167953A (en) | Ignition coil | |
JP4262930B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP2008240608A (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP2008115846A (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP3826116B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
JP2003257756A (en) | Cylindrical ignition coil for internal combustion engine | |
JP5294211B2 (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
KR100689174B1 (en) | Stick-type ignition coil and terminal assembly therefor | |
JP2006049478A (en) | Ignition coil for internal combustion engine | |
KR100609428B1 (en) | Ignition coil for motor vehicles | |
JP2009170538A (en) | Ignition device, and manufacturing method thereof | |
JP2003309027A (en) | Internal-combustion engine ignition coil |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071219 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100413 |