JP2006143329A - コンテナ連結具 - Google Patents
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【解決手段】積み重ねたコンテナのコーナ金具の間に配設される連結座1と、該連結座1から突設され、上下のコーナ金具の溝穴にそれぞれコンテナ連結具の位置決めをして嵌合する上部台座2及び下部台座3と、該上部台座2及び下部台座3から突設され、コーナ金具の溝穴に係合することによりコンテナを連結する上部コーン4及び下部コーン5とを備え、上部コーン4の前の突出部を、溝穴への逆向き挿入時にコーナ金具の後部壁に当接して上部コーン4の挿入を阻止する長さに形成する。
【選択図】図1
Description
コンテナ連結具は、積み重ねたコンテナのコーナ金具の間に配設されるプレート状の連結座と、該連結座から突設され、上下のコーナ金具の溝穴にそれぞれコンテナ連結具の位置決めをして嵌合する上下の台座と、該台座の先端に設けられた上下のコーンとを備え、該コーンがコーナ金具の溝穴に係合することによりコンテナを連結するようにしている。
しかしながら、上記従来のコンテナ連結具は、取付方向が規制されるようにしたものがなく、そのコンテナ連結具に設けられた台座は、コーナ金具の溝穴に前後方向共に嵌合する長方形状であるため、吊り下げたコンテナのコーナ金具の溝穴にコンテナ連結具を取り付ける場合に、180°向きを間違えて取り付けることがあった。
そして、特に、高所に配置されたコンテナ連結具 においては、コンテナ載置面上から
ハンドル操作することができず、コンテナの積み降ろしができなくなることとなる。
突部が溝穴の縁部に摺接し上に押されて退入することから、コンテナをほとんど横振れさせることなく、また下部コーンを真上から溝穴に係合させることができる。
この場合、左右のコンテナ連結具の一方が先にコーナ金具に入ってしまったり、上部コーンの形状が前後逆向きの取付が可能な構造の場合に、左右のコンテナ連結具の一方を逆に取り付けてしまいコンテナ連結具を取り外すことができなくなっても、コーナ金具の他の穴から開放用治具等によって可動突部を退入させることにより、溝穴に対するクリアランスを確保し、こじり現象も生じることなくコンテナ連結具を容易に取り外すことができる。
そして、積付後、変位側に船の揺れが作用した場合は、斜め上方に浮き上がろうとする力に対し、下部台座と可動突部とが溝穴の縁部に係合することから、コンテナ連結具は抜けることがなく、また、変位側と反対側に船の揺れが作用した場合は、逆の斜め上方に浮き上がろうとする力に対し、固定突部が溝穴の反対側の縁部に係合することから、コンテナ連結具は抜けることがない。
このコンテナ連結具は、積み重ねたコンテナのコーナ金具Cの間に配設される連結座1と、該連結座1から突設され、上下のコーナ金具Cの溝穴C1にそれぞれコンテナ連結具の位置決めをして嵌合する上部台座2及び下部台座3と、該上部台座2及び下部台座3から突設され、コーナ金具Cの溝穴C1に係合することによりコンテナを連結する上部コーン4及び下部コーン5とを備えている。
なお、連結座1の形状は、特に限定されるものではなく、コンテナ連結具の上下左右の
位置決めができれば、例えば、上下のコーナ金具Cの面取り部であるC面にのみ挟まれるような断面三角か断面台形状の突条として形成することもできる。
固定ピン6は、図2に示すように、ばね61により突出方向に付勢された状態で、軸62により連結座1に枢支されており、連結座1の下面側からレバー63を操作することにより退入することができる。
コーナ金具Cの溝穴C1は、ISO規格によりコーナ金具Cの後部壁C2に近接する位置に形成されており、図5(a)に示すように、上部コーン4が正しい向きのときには装着できるが、図5(b)に示すように、上部コーン4が前後逆向きのときには、前の突出部41がコーナ金具Cの後部壁C2に当接することから、後ろの突出部42が溝穴C1につかえて入らなくなり、これにより、コンテナ連結具のコーナ金具Cへの前後逆向きの取付が防止される。
首部7は、下部台座3から可動突部9の突出幅を差し引いた程度に細く形成されており、下部台座3の片側から垂下している。
可動突部9の上部には、図7(a)〜(b)に示すように、荷揚時の引き抜き動作により溝穴C1の縁部に摺接し、コンテナ連結具を前記変位方向の反対側に案内して、可動突部9の先端を溝穴C1内面に当接させる傾斜面93が形成されている。
可動突部9は下部にも傾斜面94を備え、また、可動突部9が最も突出する位置では、首部7と合わせた幅がコーナ金具Cの溝穴C1の幅に近いものとなっている。
なお、可動突部9は、首部7に形成した凹部に、ばね92により押圧された状態で嵌め込まれているため、軸91を省略してもその位置を保持しながら揺動することが可能である。
固定突部8は、下部にも傾斜面82を備え、また、固定突部8が最も突出する位置では、首部7と合わせた幅がコーナ金具Cの溝穴C1の幅に近いものとなっている。
このコンテナ連結具は、図6に示すように、積付時は、下部コーン5をコーナ金具Cの溝穴C1に挿入すると、可動突部9が溝穴C1の縁部に摺接し上に押されて退入することから、コンテナをほとんど横振れさせることなく、また下部コーン5を溝穴C1に真上から係合させることができる。
この場合、積付時に溝穴C1の縁部に摺接し、下部台座3を嵌合位置まで案内する傾斜面31を、前記変位方向の反対側で該下部台座3の下部に形成することにより、図6(b)〜(c)に示すように、下部台座3を溝穴C1の嵌合位置に確実に案内することができる。
また、図7(b)に示すように、変位側と反対側に船の揺れが作用した場合は、逆の斜め上方に浮き上がろうとする力P2に対し、固定突部8が溝穴C1の反対側の縁部に係合することから、コンテナ連結具は抜けることがない。
そして、図8(b)〜(c)に示すように、固定突部8の上部傾斜面81が、この可動突部9が溝穴内面に当接した時点から溝穴C1の縁部に摺接し、コンテナ連結具を前記変位方向に案内して、溝穴内面に当接した可動突部9を退入させる。
最後は、図8(c)に示すように、固定突部8と首部7が溝穴C1内で位置決めしながら引き抜かれることから、コンテナをほとんど横振れさせることなく下部コーン5を溝穴C1から真上に離脱させることができる。
このコンテナ連結具は、積み重ねたコンテナのコーナ金具Cの間に配設される連結座1と、該連結座1から突設され、上下のコーナ金具Cの溝穴C1にそれぞれコンテナ連結具の位置決めをして嵌合する上部台座2及び下部台座3と、該上下部台座2、3の上下に配設され、コーナ金具Cの溝穴C1に係合することによりコンテナを連結する上部コーン4及び下部コーン5とを備えている。
そして、このコンテナ連結具は、連結座1及び上下部台座2、3を貫通する回転軸挿入
孔(図示省略)を設け、該回転軸挿入孔に回転軸11を回動可能に嵌挿するとともに、該回転軸11の上下に上部コーン4と下部コーン5をそれぞれ位相を違えて固設し、前記連結座1に外周から回転軸挿入孔に連通するハンドル挿入孔12を形成して、該ハンドル挿入孔12を介し回転軸11を回動させるハンドル13を設け、前記上部コーン4の前の突出部41を、溝穴C1への逆向き挿入時にコーナ金具Cの後部壁C2に当接して上部コーン4の挿入を阻止する長さに形成している。
この連結座1には、上下部台座2、3をそれらの端面まで貫通する回転軸挿入孔が形成されるとともに、連結座1の外周から回転軸挿入孔に連通する扇形のハンドル挿入孔12が形成されている。
回転軸11の上端及び下端には、上部台座2及び下部台座3の端面上で、所定範囲の角度で回転するように、上部コーン4と下部コーン5とが設けられている。
コーナ金具Cの溝穴C1は、ISO規格によりコーナ金具Cの後部壁C2に近接する位置に形成されており、図5(a)に示すように、上部コーン4が正しい向きのときには装着できるが、図5(b)に示すように、上部コーン4が前後逆向きのときには、前の突出部41がコーナ金具Cの後部壁C2に当接することから、後ろの突出部42が溝穴C1につかえて入らなくなり、これにより、コンテナ連結具のコーナ金具Cへの前後逆向きの取付が防止される。
なお、下部コーン5は、側面視略二等辺三角形の従来と同じ形状に形成されている。
なお、このとき下部コーン5は、その両側部が下部台座3の外周面より外側に突出する状態となっている。
一方、下部コーン5は、下部台座3の外周面内に納められるアンロック状態とされ、下部コーン5は、この状態で下のコーナ金具Cの溝穴C1に挿入される。
置される位置で、上部コーン4及び下部コーン5のそれぞれは、両側部が上下部台座2、3の両側面より外側に突出し、溝穴C1に係合するロック状態となる。
2 上部台座
3 下部台座
31 傾斜面
4 上部コーン
41 前の突出部
42 後の突出部
5 下部コーン
6 固定ピン
7 首部
8 固定突部
81 傾斜面
82 下部傾斜面
9 可動突部
91 軸
92 ばね
93 傾斜面
94 下部傾斜面
11 回転軸
12 ハンドル挿入孔
13 ハンドル
20 開放用治具
C コーナ金具
C1 溝穴
C2 後部壁
Claims (5)
- 積み重ねたコンテナのコーナ金具の間に配設される連結座と、該連結座から突設され、上下のコーナ金具の溝穴にそれぞれコンテナ連結具の位置決めをして嵌合する上下の台座と、各台座の上下に配設され、コーナ金具の溝穴に係合することによりコンテナを連結する上下のコーンとを備えたコンテナ連結具において、前記上部コーンの前の突出部を、溝穴への逆向き挿入時にコーナ金具の後部壁に当接して上部コーンの挿入を阻止する長さに形成したことを特徴とするコンテナ連結具。
- 前記下部コーンが、溝穴の幅方向の一方に変位して下部台座から垂下する首部と、該首部の先端から変位方向の反対側に突出する固定突部と、該固定突部より基端側で首部から前記変位方向に付勢されて突出し、上方に揺動することにより退入する可動突部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のコンテナ連結具。
- 荷揚時の引き抜き動作により溝穴の縁部に摺接し、コンテナ連結具を前記変位方向の反対側に案内して、可動突部の先端を溝穴内面に当接させる傾斜面を可動突部の上部に形成するとともに、該可動突部が溝穴内面に当接した時点から溝穴の縁部に摺接し、コンテナ連結具を前記変位方向に案内して、溝穴内面に当接した可動突部を退入させる傾斜面を固定突部の上部に形成したことを特徴とする請求項2記載のコンテナ連結具。
- 積付時に溝穴の縁部に摺接し下部台座を嵌合位置まで案内する傾斜面を、前記変位方向の反対側で該下部台座の下部に形成したことを特徴とする請求項2又は3記載のコンテナ連結具。
- 連結座及び上下部台座を貫通する回転軸挿入孔を設け、該回転軸挿入孔に回転軸を回動可能に嵌挿するとともに、該回転軸の上下に上部コーンと下部コーンをそれぞれ位相を違えて固設し、前記連結座に外周から回転軸挿入孔に連通するハンドル挿入孔を形成して、該ハンドル挿入孔を介し回転軸を回動させるハンドルを設けたことを特徴とする請求項1記載のコンテナ連結具。
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