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JP2006039172A - 映像信号処理回路、プラズマ表示装置、及び、偽輪郭低減方法 - Google Patents

映像信号処理回路、プラズマ表示装置、及び、偽輪郭低減方法 Download PDF

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JP2006039172A JP2004218349A JP2004218349A JP2006039172A JP 2006039172 A JP2006039172 A JP 2006039172A JP 2004218349 A JP2004218349 A JP 2004218349A JP 2004218349 A JP2004218349 A JP 2004218349A JP 2006039172 A JP2006039172 A JP 2006039172A
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Abstract

【課題】微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる映像信号処理回路、プラズマ表示装置、及び、偽輪郭低減方法を提供すること。
【解決手段】映像信号処理回路(1)は、表示部(6)の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベルを表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベルが、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する検出回路(9)と、前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する信号出力回路(10)とを具備している。
【選択図】図4

Description

本発明は、映像信号をプラズマディスプレイに表示する映像信号処理回路、プラズマ表示装置、及び、偽輪郭低減方法に関する。
プラズマディスプレイに映像信号を表示する方法として、サブフィールド法が知られている。サブフィールド法は、サブフィールドを用いて映像を階調表示するものである。1フィールドは、例えば、輝度の重み付けの小さい順に1番目からN番目までのN個のサブフィールドで構成されている。第1サブフィールド、第2サブフィールド、…、第Nサブフィールドの輝度の重みの比は、それぞれ2、2、…、2N−1である。以下、Nを8として説明を行なう。この場合、1フィールドは、8個のサブフィールドで構成され、第1サブフィールド、第2サブフィールド、…、第8サブフィールドの輝度の重みの比は、それぞれ2、2、…、2である。即ち、第1サブフィールド、第2サブフィールド、…、第8サブフィールドには、発光回数の比(発光期間の比)として、階調レベル“1”、“2”、…、“128”が設定され、8個のサブフィールドにより256階調の表示を行なうことができる。8個のサブフィールドに階調レベルが設定されていない場合、対象とする対象画素に映像を表示するための階調レベルは、0を表す。8個のサブフィールドのいずれか1つに階調レベルが設定されている場合、対象画素に映像を表示するための階調レベルは、1〜255の範囲を表す。
プラズマディスプレイに動画像が表示された場合、偽輪郭が発生するという現象がある。偽輪郭は、8個のサブフィールドの発光期間の比と、視覚の特性との兼ね合いによるもので、本来表示すべき色と異なる色が縞状となって見られる現象である。プラズマディスプレイに静止画像が表示された場合、偽輪郭は感じられない。
図1を用いて、対象画素の階調レベル“127”が、1フレーム後に“128”に変化したときに発生する偽輪郭について説明する。いま、対象画素の階調レベルは、第1フレーム(第1同期期間)において、8個のサブフィールドのうちの第1〜第7サブフィールドの発光期間によって階調レベル“127”で表され、第1フレーム後の第2フレーム(第2同期期間)において、第1〜第7サブフィールドの発光期間によって階調レベル“127”で表され、第2フレーム後の第3フレーム(第3同期期間)において、第8サブフィールドの発光期間によって階調レベル“128”で表されているものとする。視覚によって認識される輝度(認識輝度)は、発光期間に比例して高くなる。第1フレームから第2フレームに切り替わった場合、第1フレームにおける第8サブフィールドが無発光期間であるため、第2フレームにおける認識輝度は、図1のaに示されるように低下するが、この認識輝度の低下は無視できる程度である。しかし、第2フレームから第3フレームに切り替わった場合、第2フレームにおける第8サブフィールドから、第3フレームにおける第7サブフィールドまでが無発光期間である。このため、図1のbに示されるように、第2フレームにおける第8サブフィールドから、第3フレームにおける第7サブフィールドまでの期間に対応して、第3フレームにおける認識輝度は低下する。この場合、認識輝度の微小な低下により偽輪郭を感じてしまう。
図2を用いて、対象画素の階調レベル“128”が、1フレーム後に“127”に変化したときに発生する偽輪郭について説明する。いま、対象画素の階調レベルは、第1フレーム(第1同期期間)において、8個のサブフィールドのうちの第8サブフィールドの発光期間によって階調レベル“128”で表され、第1フレーム後の第2フレーム(第2同期期間)において、第1〜第7サブフィールドの発光期間によって階調レベル“127”で表され、第2フレーム後の第3フレーム(第3同期期間)において、第1〜第7サブフィールドの発光期間によって階調レベル“127”で表されているものとする。第1フレームから第2フレームに切り替わった場合、第1フレームにおける第8サブフィールドから、第2フレームにおける第1サブフィールドまでの無発光期間が短いため、階調レベルが“128”よりも低い“127”であるにも関わらず、第2フレームにおける認識輝度は、第1フレームにおける認識輝度よりも上昇する。第2フレームから第3フレームに切り替わった場合、第2フレームにおける認識輝度が高いため、階調レベルが同一の“127”であるにも関わらず、第3フレームにおける認識輝度は、図1のaに示されるように第2フレームにおける認識輝度よりも低下する。この場合、認識輝度の微小な上昇により偽輪郭を感じてしまう。
図3を用いて、対象画素の階調レベル“127”が、1フレーム後に“129”に変化したときに発生する偽輪郭について説明する。いま、対象画素の階調レベルは、第1フレーム(第1同期期間)において、8個のサブフィールドのうちの第1〜第7サブフィールドの発光期間によって階調レベル“127”で表され、第1フレーム後の第2フレーム(第2同期期間)において、第1〜第7サブフィールドの発光期間によって階調レベル“127”で表され、第2フレーム後の第3フレーム(第3同期期間)において、第1及び第8サブフィールドの発光期間によって階調レベル“129”で表されているものとする。第1フレームから第2フレームに切り替わった場合、第1フレームにおける第8サブフィールドが無発光期間であるため、第2フレームにおける認識輝度は、図3のaに示されるように僅かに低下するが、この認識輝度の低下は無視できる程度である。しかし、第2フレームから第3フレームに切り替わった場合、第2フレームにおける第8サブフィールドの無発光期間と、第3フレームにおける第2〜第7サブフィールドの無発光期間とを足し合わせた無発光期間は、第3フレームにおける第1サブフィールド(図3のc)の発光期間よりも大幅に長い。このため、図3のbに示されるように、第2フレームにおける第8サブフィールドから、第3フレームにおける第7サブフィールドまでの期間に対応して、第3フレームにおける認識輝度は低下する。この場合、認識輝度の微小な低下により偽輪郭を感じてしまう。
動きベクトル検出では、このような微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することが困難である。ここで、動きベクトル検出が記載された文献を紹介する。
特許文献1に記載された動ベクトル検出方法では、現フィールド画像と前フィールド画像の画素レベルに応じて各々に識別コードを付与し、現フィールドの識別コード画像を複数の検出ブロックに分割し、検出ブロック毎に前フィールドの識別コード画像内に参照領域を設定し、参照領域内に複数設定した参照ブロックと検出ブロックとの一致度を識別コードに基づいて評価し、評価値の最も高い参照ブロックと前記検出ブロックとの位置関係から動きベクトルを検出することを特徴としている。
特許文献2に記載されたディスプレイ装置の中間調表示方法では、注目するフィールドの表示データと、少なくとも1つ以上前のフィールドの表示データとを比較して、画像の動きベクトルを検出する第1のステップと、上記検出された画像の動きベクトルより、視覚に感知されるべき表示データを算出する第2のステップと、上記注目するフィールドの表示データが前記視覚に感知されるべき表示データに一致もしくは近似するように、前記注目するフィールドの表示データを補正する第3のステップとを備えたことを特徴としている。
特開平11−231832号公報 特開2000−89711号公報
本発明の課題は、微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる映像信号処理回路、プラズマ表示装置、及び、偽輪郭低減方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の第1観点では、映像信号処理回路(1)は、表示部(6)の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベル(X)を表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する検出回路(9)と、前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する信号出力回路(10)とを具備している。
本発明の映像信号処理回路(1)において、前記検出回路(9)は、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域(L11−1)に含まれるとき、領域検出信号(C−1“Hi”)を出力する領域検出回路(11)と、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記候補領域(L11−1)のうちの発生候補領域(L12−1)に含まれるとき、方向検出信号(D−1“Hi”)を出力する方向検出回路(12)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記方向検出信号(D−1“Hi”)とを1フレーム分遅延させる遅延回路(14)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記遅延された領域検出信号(A−1“Hi”)とを受け付け、且つ、前記方向検出信号(D−1“Hi”)と前記遅延された方向検出信号(B−1“Hi”)との一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路(13)とを具備している。前記信号出力回路(10)は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する。
本発明の映像信号処理回路(1)において、前記検出回路(9)は、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域(L11−1)に含まれるとき、領域検出信号(C−1“Hi”)を出力する領域検出回路(11)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)を1フレーム分遅延させる遅延回路(14)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記遅延された領域検出信号(A−1“Hi”)とを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路(13)とを具備している。前記信号出力回路(10)は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する。
本発明の映像信号処理回路(1)において、前記信号出力回路(10)は、前記映像信号を入力し、前記対象画素と前記対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を受け付けた場合、前記映像信号の前記画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代える拡散処理を行なう拡散処理部(16)と、前記拡散処理が行われた前記映像信号を前記表示部(6)に出力する出力部(17)とを具備している。前記拡散処理が行われた前記画素群に対する前記擬似表示用階調レベル(Y)の平均値と、前記拡散処理が行われる前の前記画素群に対する前記表示用階調レベル(X)の平均値とは、同じである。
本発明の映像信号処理回路(1)において、前記拡散処理部(16)は、前記画素群のうちの第1画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記擬似表示用階調レベル(Y)として第1擬似表示用階調レベル(Y)に代え、前記画素群のうち、前記第1画素群以外の第2画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記擬似表示用階調レベル(Y)として第2擬似表示用階調レベル(Y)に代える。前記第1擬似表示用階調レベル(Y)は、前記表示用階調レベル(X)よりも小さく、前記第2擬似表示用階調レベル(Y)は、前記表示用階調レベル(X)よりも大きい。
本発明の第2観点では、表示装置は、映像信号処理回路(1)と、前記映像信号処理回路(1)に接続された表示部(6)とを具備している。前記映像信号処理回路(1)は、前記表示部(6)の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベル(X)を表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する検出回路(9)と、前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する信号出力回路(10)とを具備している。
本発明の表示装置において、前記検出回路(9)は、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域(L11−1)に含まれるとき、領域検出信号(C−1“Hi”)を出力する領域検出回路(11)と、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記候補領域(L11−1)のうちの発生候補領域(L12−1)に含まれるとき、方向検出信号(D−1“Hi”)を出力する方向検出回路(12)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記方向検出信号(D−1“Hi”)とを1フレーム分遅延させる遅延回路(14)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記遅延された領域検出信号(A−1“Hi”)とを受け付け、且つ、前記方向検出信号(D−1“Hi”)と前記遅延された方向検出信号(B−1“Hi”)との一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路(13)とを具備している。前記信号出力回路(10)は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する。
本発明の表示装置において、前記検出回路(9)は、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域(L11−1)に含まれるとき、領域検出信号(C−1“Hi”)を出力する領域検出回路(11)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)を1フレーム分遅延させる遅延回路(14)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記遅延された領域検出信号(A−1“Hi”)とを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路(13)とを具備している。前記信号出力回路(10)は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力する。
本発明の表示装置において、前記信号出力回路(10)は、前記映像信号を入力し、前記対象画素と前記対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi”)(G−1“Lo”)を受け付けた場合、前記映像信号の前記画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代える拡散処理を行なう拡散処理部(16)と、前記拡散処理が行われた前記映像信号を前記表示部(6)に出力する出力部(17)とを具備している。前記拡散処理が行われた前記画素群に対する前記擬似表示用階調レベル(Y)の平均値と、前記拡散処理が行われる前の前記画素群に対する前記表示用階調レベル(X)の平均値とは、同じである。
本発明の表示装置において、前記拡散処理部(16)は、前記画素群のうちの第1画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記擬似表示用階調レベル(Y)として第1擬似表示用階調レベル(Y)に代え、前記画素群のうち、前記第1画素群以外の第2画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記擬似表示用階調レベル(Y)として第2擬似表示用階調レベル(Y)に代える。前記第1擬似表示用階調レベル(Y)は、前記表示用階調レベル(X)よりも小さく、前記第2擬似表示用階調レベル(Y)は、前記表示用階調レベル(X)よりも大きい。
本発明の第3観点では、偽輪郭低減方法は、表示部(6)の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベル(X)を表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力するステップと、前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力するステップとを含んでいる。
本発明の偽輪郭低減方法において、前記検出結果を出力するステップは、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域(L11−1)に含まれるとき、領域検出信号(C−1“Hi”)を出力するステップ(S1〜S4)と、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記候補領域(L11−1)のうちの発生候補領域(L12−1)に含まれるとき、方向検出信号(D−1“Hi”)を出力するステップ(S11〜S14)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記方向検出信号(D−1“Hi”)とを1フレーム分遅延させるステップ(S21〜S23、S31〜S33)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記遅延された領域検出信号(A−1“Hi”)とを受け付け、且つ、前記方向検出信号(D−1“Hi”)と前記遅延された方向検出信号(B−1“Hi”)との一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi/Lo”)(E−1)を前記検出結果として出力するステップ(S41〜S47)とを含んでいる。前記表示部(6)に出力するステップは、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi/Lo”)(E−1)を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力するステップ(S51〜S55)を含んでいる。
本発明の偽輪郭低減方法において、前記検出結果を出力するステップは、前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)が、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域(L11−1)に含まれるとき、領域検出信号(C−1“Hi”)を出力するステップ(S1〜S4)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)を1フレーム分遅延させるステップ(S21〜S23)と、前記領域検出信号(C−1“Hi”)と前記遅延された領域検出信号(A−1“Hi”)とを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi/Lo”)(E−1)を前記検出結果として出力するステップ(S41、S42、S44、S47)とを含んでいる。前記表示部(6)に出力するステップは、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi/Lo”)(E−1)を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代えて、前記映像信号を前記表示部(6)に出力するステップ(S51、S56、S54)を含んでいる。
本発明の偽輪郭低減方法において、前記表示部(6)に出力するステップ(S51〜S55)(S51、S56、S54)は、前記映像信号を入力し、前記対象画素と前記対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して前記偽輪郭発生検出信号(G−1“Hi/Lo”)(E−1)を受け付けた場合、前記映像信号の前記画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を前記擬似表示用階調レベル(Y)に代える拡散処理を行なうステップ(S51〜S53、S55)(S51、S56)と、前記拡散処理が行われた前記映像信号を前記表示部(6)に出力するステップ(S54)とを含んでいる。前記拡散処理が行われた前記画素群に対する前記擬似表示用階調レベル(Y)の平均値と、前記拡散処理が行われる前の前記画素群に対する前記表示用階調レベル(X)の平均値とは、同じである。
本発明の偽輪郭低減方法において、前記拡散処理を行なうステップ(S51〜S53、S55)(S51、S56)は、前記画素群のうちの第1画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記擬似表示用階調レベル(Y)として第1擬似表示用階調レベル(Y)に代え、前記画素群のうち、前記第1画素群以外の第2画素群に対する前記表示用階調レベル(X)を、前記擬似表示用階調レベル(Y)として第2擬似表示用階調レベル(Y)に代えるステップ(S53、S55)(S56)を含んでいる。前記第1擬似表示用階調レベル(Y)は、前記表示用階調レベル(X)よりも小さく、前記第2擬似表示用階調レベル(Y)は、前記表示用階調レベル(X)よりも大きい。
本発明の映像信号処理回路、プラズマ表示装置、及び、偽輪郭低減方法によれば、微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の映像信号処理回路について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図4は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路が適用される表示装置の構成を示すブロック図である。表示装置は、映像信号処理回路1、ビデオ信号処理部2、A/D変換部3、同期分離処理部4、タイミング発生部5、表示部6を具備している。ビデオ信号処理部2は、A/D変換部3に接続され、A/D変換部3は、映像信号処理回路1に接続され、映像信号処理回路1は、表示部6に接続されている。同期分離処理部4は、タイミング発生部5に接続され、タイミング発生部5は、ビデオ信号処理部2、A/D変換部3、映像信号処理回路1、表示部6に接続されている。
表示部6は、表示制御部7、プラズマディスプレイパネル8を具備している。
プラズマディスプレイパネル8は、1番目からm番目(mは1以上の整数)までのm個の走査電極(図示しない)と、1番目からm番目までのm個の維持電極(図示しない)と、1番目からn番目(nは1以上の整数)までのn個のデータ電極(図示しない)と、(m×n)個の画素(図示しない)とを具備している。(m×n)個の画素は、m行・n列に配列されている。m行のうちの1つの行に属するn個の画素には、m個の走査電極のうちの1つの走査電極と、m個の維持電極のうちの1つの維持電極とが設けられている。n列のうちの1つの列に属するm個の画素には、n個のデータ電極のうち、m個の走査電極とm個の維持電極とに直交する1つのデータ電極が設けられている。
表示制御部7は、m個の走査電極を駆動する走査ドライバー(図示しない)と、n個のデータ電極を駆動するデータドライバー(図示しない)とを含んでいる。
ビデオ信号処理部2、同期分離処理部4には、ビデオ信号が供給される。ビデオ信号は、アナログ映像信号と同期信号とを含んでいる。同期分離処理部4は、ビデオ信号をアナログ映像信号と同期信号とに分離して、タイミング発生部5に出力する。タイミング発生部5は、アナログ映像信号に同期したタイミングで同期信号をビデオ信号処理部2、A/D変換部3、映像信号処理回路1、表示制御部7に出力する。ビデオ信号処理部2、A/D変換部3、映像信号処理回路1、表示制御部7は、同期信号に同期して動作する。ビデオ信号処理部2は、ビデオ信号に含まれるアナログ映像信号をA/D変換部3に出力し、A/D変換部3は、ビデオ信号処理部2からのアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換して映像信号処理回路1に出力する。
デジタル映像信号は、プラズマディスプレイパネル8の1フレーム分の画素(複数の画素)に映像を表示するための表示用階調レベルXを表す映像信号であり、1番目からM番目(M=m×n)までこの順に配列されたM個の入力信号により構成されている。M個の入力信号は、それぞれ、プラズマディスプレイパネル8の(m×n)個の画素に対応付けられている。M個の入力信号の各々は、1フィールドで構成されている。1フィールドは、例えば、輝度の重み付けの小さい順に1番目からN番目までのN個のサブフィールドで構成されている。第1サブフィールド、第2サブフィールド、…、第Nサブフィールドの輝度の重みの比は、それぞれ2、2、…、2N−1である。本実施例ではNを8として説明を行なう。この場合、1フィールドは、8個のサブフィールドで構成され、第1サブフィールド、第2サブフィールド、…、第8サブフィールドの輝度の重みの比は、それぞれ2、2、…、2である。即ち、第1サブフィールド、第2サブフィールド、…、第8サブフィールドには、発光回数の比(発光期間の比)として、階調レベル“1”、“2”、…、“128”が設定され、8個のサブフィールドにより256階調の表示を行なうことができる。8個のサブフィールドに階調レベルが設定されていない場合、(m×n)個の画素のうち、i行j列目(iは、1≦i≦mを満たす整数)(jは、1≦j≦nを満たす整数)の対象画素に映像を表示するための階調レベルは、0を表す。8個のサブフィールドのいずれか1つに階調レベルが設定されている場合、i行j列目の対象画素に映像を表示するための階調レベルは、1〜255の範囲を表す。
映像信号処理回路1は、検出回路9、信号出力回路10を具備している。
検出回路9は、A/D変換部3からのデジタル映像信号のM個の入力信号を順次に入力し、デジタル映像信号のM個の入力信号が表す表示用階調レベルXが、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるか否かを順次に調べる。例えば、検出回路9は、デジタル映像信号の第I入力信号(Iは、1≦I≦Mを満たす整数)が表す表示用階調レベルXが上記領域に含まれるか否かを調べる。第I入力信号は、i行j列目の対象画素に対応する。デジタル映像信号の対象画素に対する表示用階調レベルXが上記領域に含まれるとき、検出結果を出力する。
信号出力回路10は、A/D変換部3からのデジタル映像信号のM個の入力信号を順次に入力する。信号出力回路10は、第I入力信号と、検出回路9からの検出結果とを入力したときに、その検出結果に基づいて、デジタル映像信号の第I入力信号が表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)を、偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルYに代えて、デジタル映像信号を表示部6に出力する。
表示制御部7は、映像信号処理回路1からのデジタル映像信号が表示されるようにプラズマディスプレイ8を制御する。
偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域は、サブフィールドの数で決定される。即ち、N通りである。N通りの領域は各々異なる。映像信号処理回路1の検出回路9は、N通りの領域を用いて、デジタル映像信号の第I入力信号が表す表示用階調レベルXが上記領域に含まれるか否かを調べる。i行j列目の対象画素の階調レベル“125”、“126”、“127”のいずれかから、1フレーム後に“128”、“129”、“130”のいずれかに変化した場合、認識輝度の低下により偽輪郭が発生する可能性がある。また、i行j列目の対象画素の階調レベル“128”、“129”、“130”のいずれかから、1フレーム後に“125”、“126”、“127”のいずれかに変化した場合、認識輝度の上昇により偽輪郭が発生する可能性がある。この場合、N通りの領域のうちの1つの領域は、階調レベル“128”を閾値とした階調レベル“125〜130”により表される。次に、映像信号処理回路1の詳細について説明する。
図5は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の検出回路9の構成を示すブロック図である。検出回路9は、領域検出回路11、方向検出回路12、偽輪郭検出回路13、遅延回路14、15を具備している。領域検出回路11は、A/D変換部3、遅延回路14、偽輪郭検出回路13に接続されている。方向検出回路12は、A/D変換部3、遅延回路15、偽輪郭検出回路13に接続されている。遅延回路14、15は、偽輪郭検出回路13に接続されている。偽輪郭検出回路13は、信号出力回路10に接続されている。
図6は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の検出回路9の領域検出回路11の構成を示すブロック図である。領域検出回路11は、N個の領域判定部11−1〜11−Nを具備している。領域判定部11−1〜11−Nは、メモリ(図示しない)を備え、領域判定部11−1〜11−Nのメモリには、それぞれ、偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表すN通りの候補領域L11−1〜L11−Nが記憶されている。領域判定部11−J(J=1、2、…、N)は、A/D変換部3からのデジタル映像信号のM個の入力信号を順次に入力し、デジタル映像信号のM個の入力信号が表す表示用階調レベルXが候補領域L11−Jに含まれるか否かを順次に調べる。
例えば、候補領域L11−1は、偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルとして“125〜130”により表されるものとする。領域判定部11−1は、デジタル映像信号の第I入力信号が表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)が候補領域L11−1“125〜130”に含まれるとき、領域検出信号C−1をハイレベルにして出力する。この場合、領域判定部11−2〜11−Nは、それぞれ、領域検出信号C−2〜C−Nをローレベルにして出力する。
図7は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の検出回路9の方向検出回路12の構成を示すブロック図である。方向検出回路12は、N個の方向判定部12−1〜12−Nを具備している。方向判定部12−1〜12−Nは、メモリ(図示しない)を備え、方向判定部12−1〜12−Nのメモリには、それぞれ、候補領域L11−1〜L11−Nのうちの発生候補領域L12−1〜L12−Nが記憶されている。方向判定部12−J(J=1、2、…、N)は、A/D変換部3からのデジタル映像信号のM個の入力信号を順次に入力し、デジタル映像信号のM個の入力信号が表す表示用階調レベルXが発生候補領域L12−Jに含まれるか否かを順次に調べる。
例えば、発生候補領域L12−1は、候補領域L11−1“125〜130”のうち、閾値の階調レベル“128”以上の領域、即ち、“128〜130”により表されるものとする。方向判定部12−1は、デジタル映像信号の第I入力信号が表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)が発生候補領域L12−1“128〜130”に含まれるとき、方向検出信号D−1をハイレベルにして出力する。この場合、方向判定部12−2〜12−Nは、それぞれ、方向検出信号D−2〜D−Nをローレベルにして出力する。
図8は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路14の構成を示すブロック図である。遅延回路14は、N個の遅延部14−1〜14−Nを具備している。遅延部14−J(J=1、2、…、N)は、領域判定部11−Jからの領域検出信号C−Jを、同期信号に同期した1フレーム分遅延させて、領域検出信号A−Jを出力する。
図9は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路15の構成を示すブロック図である。遅延回路15は、N個の遅延部15−1〜15−Nを具備している。遅延部15−J(J=1、2、…、N)は、方向判定部12−Jからの方向検出信号D−Jを、同期信号に同期した1フレーム分遅延させて、方向検出信号B−Jを出力する。
図10は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13の構成を示すブロック図である。偽輪郭検出回路13は、N個の偽輪郭検出部13−1〜13−Nを具備している。偽輪郭検出部13−J(J=1、2、…、N)は、領域判定部11−Jからのハイレベルの領域検出信号C−Jと、遅延回路14からのハイレベルの領域検出信号A−Jとを受け付け、且つ、方向判定部12−Jからのハイレベルの方向検出信号D−Jと、遅延回路14からのハイレベルの方向検出信号B−Jとの一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号G−Jを上記の検出結果として出力する。
例えば、偽輪郭検出部13−1は、領域判定部11−1からのハイレベルの領域検出信号C−1と、遅延回路14からのハイレベルの領域検出信号A−1とを受け付け、且つ、方向判定部12−1からのハイレベルの方向検出信号D−1とを受け付けたものとする。このとき、i行j列目の対象画素の階調レベル“125”、“126”、“127”のいずれかから、1フレーム後に“128”、“129”、“130”のいずれかに変化した場合、認識輝度の低下により偽輪郭が発生する可能性があるため、偽輪郭検出部13−1は、偽輪郭発生検出信号G−1をハイレベルにして出力する。この場合、偽輪郭検出部13−2〜13−Nは、不定であり、それぞれ、偽輪郭発生検出信号G−2〜G−Nを出力しない。
例えば、偽輪郭検出部13−1は、領域判定部11−1からのハイレベルの領域検出信号C−1と、遅延回路14からのハイレベルの領域検出信号A−1とを受け付け、且つ、遅延回路14からのハイレベルの方向検出信号B−1とを受け付けたものとする。このとき、i行j列目の対象画素の階調レベル“128”、“129”、“130”のいずれかから、1フレーム後に“125”、“126”、“127”のいずれかに変化した場合、認識輝度の上昇により偽輪郭が発生する可能性があるため、偽輪郭検出部13−1は、偽輪郭発生検出信号G−1をローレベルにして出力する。この場合、偽輪郭検出部13−2〜13−Nは、不定であり、それぞれ、偽輪郭発生検出信号G−2〜G−Nを出力しない。
図11は、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の信号出力回路10の構成を示すブロック図である。信号出力回路10は、拡散処理部16、出力部17を具備している。拡散処理部16は、デジタル映像信号のM個の入力信号がそれぞれプラズマディスプレイパネル8の(m×n)個の画素に対応付けられていることを認識している。
拡散処理部16は、A/D変換部3からのデジタル映像信号のM個の入力信号を順次に入力する。このとき、デジタル映像信号は、検出回路9の出力と同期するように、2フレーム分遅れて拡散処理部16に供給される。
拡散処理部16は、デジタル映像信号の第I入力信号と、偽輪郭検出部13−1からハイレベルの偽輪郭発生検出信号G−1とを入力したときに、デジタル映像信号の第I入力信号が表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)を、偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルYに代える。このとき、拡散処理部16は、対象画素と対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けた場合、デジタル映像信号の上記画素群に対する表示用階調レベルXを擬似表示用階調レベルYに代える拡散処理を行なう。出力部17は、拡散処理部16により処理されたデジタル映像信号を表示部6に出力する。
拡散処理は、認識輝度低下拡散処理と、認識輝度上昇拡散処理とを含んでいる。拡散処理部16は、メモリ(図示しない)を備え、そのメモリには、上記の擬似表示用階調レベルYとして、認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1〜Y1−Nと、認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1〜Y2−Nとが記憶されている。拡散処理部16は、ハイレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けた場合、認識輝度低下拡散処理を行ない、ローレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けた場合、認識輝度上昇拡散処理を行なう。
認識輝度低下拡散処理について説明する。
認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−J(J=1、2、…、N)は、第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−J−1と、第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−J−2とを含み、例えば、認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1は、第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−1“127”と、第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”とを含んでいる。上記画素群が、対象画素と、3つの周辺画素とを含む4つの画素で構成され、デジタル映像信号の上記4つの画素に対する表示用階調レベルXが“128”を表しているときに、拡散処理部16は、上記4つの画素に対してハイレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けた場合、デジタル映像信号の上記4つの画素のうちの3つの画素に対する表示用階調レベルX“128”を第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−1“127”に代え、デジタル映像信号の上記4つの画素のうちの1つの画素に対する表示用階調レベルX“128”を第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”に代える。このとき、拡散処理が行われた上記4つの画素に対する認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1の平均値(127+127+127+131)/4と、拡散処理が行われる前の上記4つの画素に対する表示用階調レベルXの平均値(128+128+128+128)/4とは、同じである。
例えば、図12に示されるように、デジタル映像信号の第I入力信号がi行j列目の対象画素(図中の太線)に対応し、i行j列目の対象画素と、i行(j−3)列目、i行(j−2)列目、i行(j−1)列目の周辺画素に対する表示用階調レベルXが“128”を表しているものとする。この場合、拡散処理部16は、上記4つの画素に対してハイレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けたとき、デジタル映像信号のi行j列目の対象画素とi行(j−3)列目、i行(j−2)列目の周辺画素に対する表示用階調レベルX“128”を第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−1“127”に代え、デジタル映像信号のi行(j−1)列目の周辺画素に対する表示用階調レベルX“128”を第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”に代える。
例えば、図13に示されるように、デジタル映像信号の第I入力信号がi行j列目の対象画素(図中の太線)に対応し、i行j列目の対象画素と、(i−3)行j列目、(i−2)行j列目、(i−1)行j列目の周辺画素に対する表示用階調レベルXが“128”を表しているものとする。この場合、拡散処理部16は、上記4つの画素に対してハイレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けたとき、デジタル映像信号のi行j列目の対象画素と(i−3)行j列目、(i−2)行j列目の周辺画素に対する表示用階調レベルX“128”を第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−1“127”に代え、デジタル映像信号の(i−1)行j列目の周辺画素に対する表示用階調レベルX“128”を第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”に代える。
例えば、図14に示されるように、デジタル映像信号の第I入力信号がi行j列目の対象画素(図中の太線)に対応し、i行j列目の対象画素と、(i−1)行(j−1)列目、(i−1)行j列目、i行(j−1)列目の周辺画素に対する表示用階調レベルXが“128”を表しているものとする。この場合、拡散処理部16は、上記4つの画素に対してハイレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けたとき、デジタル映像信号のi行j列目の対象画素と(i−1)行(j−1)列目、(i−1)行j列目の周辺画素に対する表示用階調レベルX“128”を第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−1“127”に代え、デジタル映像信号のi行(j−1)列目の周辺画素に対する表示用階調レベルX“128”を第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”に代える。
認識輝度上昇拡散処理について説明する。
認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−J(J=1、2、…、N)は、第1認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−J−1と、第2認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−J−2とを含み、例えば、認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1は、第1認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1−1“124”と、第2認識輝度上昇表示用階調レベルY2−1−2“128”とを含んでいる。上記画素群が、対象画素と、3つの周辺画素とを含む4つの画素で構成され、デジタル映像信号の上記4つの画素に対する表示用階調レベルXが“126”を表しているときに、拡散処理部16は、上記4つの画素に対してローレベルの偽輪郭発生検出信号G−1を受け付けた場合、デジタル映像信号の上記4つの画素のうちの2つの画素に対する表示用階調レベルX“126”を第1認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1−1“124”に代え、デジタル映像信号の上記4つの画素のうちの2つの画素に対する表示用階調レベルX“128”を第2認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1−2“128”に代える。このとき、拡散処理が行われた上記4つの画素に対する認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1の平均値(124+124+128+128)/4と、拡散処理が行われる前の上記4つの画素に対する表示用階調レベルXの平均値(126+126+126+126)/4とは、同じである。
本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、検出回路9は、A/D変換部3からのデジタル映像信号を入力し、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する。信号出力回路10は、A/D変換部3からのデジタル映像信号を入力し、検出結果に基づいて、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)を、偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルYに代えて、デジタル映像信号を表示部6に出力する。これにより、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる。
また、信号出力回路10は、上記の拡散処理として認識輝度低下拡散処理を実行することにより、認識輝度の低下により感じる偽輪郭を低減することができる。
また、信号出力回路10は、上記の拡散処理として認識輝度上昇拡散処理を実行することにより、認識輝度の上昇により感じる偽輪郭を低減することができる。
次に、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1の動作として偽輪郭低減方法について、図15〜図22を参照して説明する。この偽輪郭低減方法は、第1実施形態による映像信号処理回路1をソフトウェアで構成しても実現できる。
図15に示されるように、デジタル映像信号のM個の入力信号のうち、表示用階調レベルX“123”、“123”、“124”、“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、…を表す入力信号Qが映像信号処理回路1に供給され、1フレーム後に、上記表示用階調レベルXが行方向に3画素分だけ左に移動した入力信号Pが映像信号処理回路1に供給されたものとする。
映像信号処理回路1の検出回路9の領域検出回路11(領域判定部11−1)は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の入力信号P(表示用階調レベルX)“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、“132”、“132”、“133”、…を順次に入力する(図16;領域判定処理のステップS1)。領域検出回路11(領域判定部11−1)は、上記入力信号(表示用階調レベルX)が候補領域L11−1“125〜130”に含まれるとき、領域検出信号C−1をハイレベル“Hi”にして出力し(図16;領域判定処理のステップS2−YES、S3)、上記入力信号(表示用階調レベルX)が候補領域L11−1“125〜130”に含まれないとき、領域検出信号C−1をローレベル“Lo”にして出力する(図16;領域判定処理のステップS2−NO、S4)。即ち、領域検出回路11(領域判定部11−1)は、上記入力信号P(表示用階調レベルX)に対応して、領域検出信号C−1を“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、…を順次に出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の方向検出回路12(方向判定部12−1)は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の上記入力信号P(表示用階調レベルX)を順次に入力する(図17;方向判定処理のステップS11)。方向検出回路12(方向判定部12−1)は、上記入力信号(表示用階調レベルX)が発生候補領域L12−1“128〜130”に含まれるとき、方向検出信号D−1をハイレベル“Hi”にして出力し(図17;方向判定処理のステップS12−YES、S13)、上記入力信号(表示用階調レベルX)が発生候補領域L12−1“128〜130”に含まれないとき、方向検出信号D−1をローレベル“Lo”にして出力する(図17;方向判定処理のステップS12−NO、S14)。即ち、方向検出回路12(方向判定部12−1)は、上記入力信号P(表示用階調レベルX)に対応して、方向検出信号D−1を“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、…を順次に出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路14は、領域検出回路11(領域判定部11−1)からの上記領域検出信号C−1を順次に入力する(図18;領域遅延処理のステップS21)。遅延回路14は、上記領域検出信号C−1を1フレーム分遅延させて、領域検出信号A−1“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、…を出力する(図18;領域遅延処理のステップS22、S23)。
映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路15は、方向検出回路12(方向判定部12−1)からの上記方向検出信号D−1を順次に入力する(図19;方向遅延処理のステップS31)。遅延回路15は、上記方向検出信号D−1を1フレーム分遅延させて、方向検出信号B−1“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、…を出力する(図19;方向遅延処理のステップS32、S33)。
映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、領域検出回路11(領域判定部11−1)からの上記領域検出信号C−1と、方向検出回路12(方向判定部12−1)からの上記方向検出信号D−1と、遅延回路14からの上記領域検出信号A−1と、遅延回路15からの上記方向検出信号B−1とを順次に入力する(図20;偽輪郭検出処理のステップS41)。
偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、上記領域検出信号C−1と上記領域検出信号A−1との論理積E“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に求める。論理積Eがハイレベル“不定”である場合、偽輪郭検出部13−1がハイレベルの領域検出信号C−1とハイレベルの領域検出信号A−1との両方を受け付けていないことを意味する(図20;偽輪郭検出処理のステップS42−NO、S47)。論理積Eがハイレベル“Hi”である場合、偽輪郭検出部13−1がハイレベルの領域検出信号C−1とハイレベルの領域検出信号A−1との両方を受け付けていて、偽輪郭が発生する可能性があることを意味する(図20;偽輪郭検出処理のステップS42−YES)。
偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、上記論理積Eがハイレベル“Hi”である期間中に、上記方向検出信号D−1と上記方向検出信号B−1との排他的論理和F“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に求める。次に、偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、上記排他的論理和Fのハイレベル“Hi”の期間中に、上記方向検出信号D−1と上記方向検出信号B−1との差分G{[D−1]−[B−1]}を取り、上記の偽輪郭発生検出信号G−1として“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に出力する。ここで、“Hi”を“1”とし、“Lo”を“0”としたとき、差分G{[D−1]−[B−1]}が1である場合、偽輪郭発生検出信号G−1をハイレベル“Hi”にして出力する。差分G(偽輪郭発生検出信号G−1)がハイレベル“Hi”である場合、偽輪郭検出部13−1が、ハイレベルの方向検出信号D−1とハイレベルの領域検出信号A−1との両方を受け付け、且つ、ハイレベルの方向検出信号D−1を受け付けていて、認識輝度の低下により偽輪郭が発生する可能性があることを意味する(図20;偽輪郭検出処理のステップS43−YES、S44)。
映像信号処理回路1の信号出力回路10の拡散処理部16は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の上記入力信号P(表示用階調レベルX)と、偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)からの上記偽輪郭発生検出信号G−1とを順次に入力する(図21;拡散処理のステップS51)。
上記入力信号P(表示用階調レベルX)“128”、“128”、“129”に対して、上記の偽輪郭発生検出信号G−1がハイレベル“Hi”である。この場合、拡散処理部16は、認識輝度低下拡散処理を実行する。即ち、拡散処理部16は、上記入力信号Pが表す表示用階調レベルX“128”、“128”を第1認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−1“127”に代え、上記入力信号Pが表す表示用階調レベルX“129”を第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”に代える。このとき、拡散処理が行われた認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1の平均値(127+127+131)/3と、拡散処理が行われる前の上記表示用階調レベルXの平均値(128+128+129)/3とは、同じである(図21;拡散処理のステップS52−YES、S53)。
出力部17は、上記入力信号P(階調レベル)“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“127”、“127”、“131”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、“132”、“132”、“133”、…を、拡散処理部16により処理されたデジタル映像信号として表示部6に出力する(図21;拡散処理のステップS54)。
本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、検出回路9は、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)“128”、“128”、“129”が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する。信号出力回路10は、検出結果に基づいて、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)“128”、“128”、“129”を、偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルY“127”、“127”、“131”に代えて、デジタル映像信号を表示部6に出力する。これにより、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる。
また、信号出力回路10は、検出結果として偽輪郭発生検出信号G−1がハイレベルであるとき、上記の拡散処理として認識輝度低下拡散処理を実行する。これにより、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、認識輝度の低下により感じる偽輪郭を低減することができる。
図22に示されるように、デジタル映像信号のM個の入力信号のうち、表示用階調レベルX“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、“132”、“132”、“133”、…を表す入力信号Qが映像信号処理回路1に供給され、1フレーム後に、上記表示用階調レベルXが行方向に3画素分だけ右に移動した入力信号Pが映像信号処理回路1に供給されたものとする。
映像信号処理回路1の検出回路9の領域検出回路11(領域判定部11−1)は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の入力信号P(表示用階調レベルX)“123”、“123”、“124”、“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、…を順次に入力する(図16;領域判定処理のステップS1)。領域検出回路11(領域判定部11−1)は、領域判定処理のステップS2〜S4を実行して、領域検出信号C−1を“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、…を順次に出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の方向検出回路12(方向判定部12−1)は、方向判定処理のステップS11からS14を実行して、方向検出信号D−1を“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、…を順次に出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路14は、領域遅延処理のステップS21〜S23を実行して、領域検出信号A−1“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、…を出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路15は、方向遅延処理のステップS31〜S33を実行して、方向検出信号B−1“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、…を出力する。
偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、偽輪郭検出処理のステップS41、S42、S47を実行して、上記領域検出信号C−1と上記領域検出信号A−1との論理積E“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に求める。
偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、上記論理積Eがハイレベル“Hi”である期間中に、上記方向検出信号D−1と上記方向検出信号B−1との排他的論理和F“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に求める。次に、偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、上記排他的論理和Fのハイレベル“Hi”の期間中に、上記方向検出信号D−1と上記方向検出信号B−1との差分G{[D−1]−[B−1]}を取り、上記の偽輪郭発生検出信号G−1として“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に出力する。ここで、“Hi”を“1”とし、“Lo”を“0”としたとき、差分G{[D−1]−[B−1]}が−1である場合、偽輪郭発生検出信号G−1をローレベル“Lo”にして出力する。差分G(偽輪郭発生検出信号G−1)がハイレベル“Lo”である場合、偽輪郭検出部13−1が、ハイレベルの方向検出信号D−1とハイレベルの領域検出信号A−1との両方を受け付け、且つ、ハイレベルの方向検出信号B−1を受け付けていて、認識輝度の上昇により偽輪郭が発生する可能性があることを意味する(図20;偽輪郭検出処理のステップS43−NO、S45−YES、S46)。
映像信号処理回路1の信号出力回路10の拡散処理部16は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の上記入力信号P(表示用階調レベルX)と、偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)からの上記偽輪郭発生検出信号G−1とを順次に入力する(図21;拡散処理のステップS51)。
上記入力信号P(表示用階調レベルX)“126”、“127”、“127”に対して、上記の偽輪郭発生検出信号G−1がローレベル“Lo”である。この場合、拡散処理部16は、認識輝度上昇拡散処理を実行する。即ち、拡散処理部16は、上記入力信号Pが表す表示用階調レベルX“126”を第1認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1−1“124”に代え、上記入力信号Pが表す表示用階調レベルX“127”、“127”を第2認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1−2“128”に代える。このとき、拡散処理が行われた認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1の平均値(124+128+128)/3と、拡散処理が行われる前の上記表示用階調レベルXの平均値(126+127+127)/3とは、同じである(図21;拡散処理のステップS52−NO、S55)。
出力部17は、上記入力信号P(階調レベル)“123”、“123”、“124”、“124”、“125”、“125”、“126”、“124”、“128”、“128”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、…を、拡散処理部16により処理されたデジタル映像信号として表示部6に出力する(図21;拡散処理のステップS54)。
本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、検出回路9は、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)“126”、“127”、“127”が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する。信号出力回路10は、検出結果に基づいて、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)“126”、“127”、“127”を、偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルY“124”、“124”、“128”に代えて、デジタル映像信号を表示部6に出力する。これにより、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる。
また、信号出力回路10は、検出結果として偽輪郭発生検出信号G−1がローレベルであるとき、上記の拡散処理として認識輝度上昇拡散処理を実行するする。これにより、本発明の第1実施形態による映像信号処理回路1によれば、認識輝度の上昇により感じる偽輪郭を低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による映像信号処理回路1では、第1実施形態と同じ説明を省略する。第1実施形態では、映像信号処理回路1の検出回路9において、偽輪郭検出回路13の偽輪郭検出部13−J(J=1、2、…、N)が、領域判定部11−Jからのハイレベルの領域検出信号C−Jと、遅延回路14からのハイレベルの領域検出信号A−Jとを受け付け、且つ、方向判定部12−Jからのハイレベルの方向検出信号D−Jと、遅延回路14からのハイレベルの方向検出信号B−Jとの一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号G−Jを検出結果として出力している。第2実施形態では、これに限定されず、図23に示されるように、検出回路9から、方向検出回路12、遅延回路15を除いてもよい。この場合、図24に示されるように、偽輪郭検出回路13の偽輪郭検出部13−Jは、領域判定部11−Jからのハイレベルの領域検出信号C−Jと、遅延回路14からのハイレベルの領域検出信号A−Jとを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号E−Jを検出結果として出力する。図25に示されるように、信号出力回路10は、検出結果(偽輪郭発生検出信号E−J)に基づいて、デジタル映像信号の対象画素に対する表示用階調レベルXを擬似表示用階調レベルYに代えて、デジタル映像信号を表示部6に出力する。
次に、本発明の第2実施形態による映像信号処理回路1の動作として偽輪郭低減方法について、図26、図16、図18、図27、図28を参照して説明する。この偽輪郭低減方法は、第2実施形態による映像信号処理回路1をソフトウェアで構成しても実現できる。
図26に示されるように、デジタル映像信号のM個の入力信号のうち、表示用階調レベルX“123”、“123”、“124”、“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、…を表す入力信号Qが映像信号処理回路1に供給され、1フレーム後に、上記表示用階調レベルXが行方向に3画素分だけ左に移動した入力信号Pが映像信号処理回路1に供給されたものとする。
映像信号処理回路1の検出回路9の領域検出回路11(領域判定部11−1)は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の入力信号P(表示用階調レベルX)“124”、“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”、“131”、“131”、“132”、“132”、“133”、…を順次に入力する(図16;領域判定処理のステップS1)。領域検出回路11(領域判定部11−1)は、領域判定処理のステップS2〜S4を実行して、領域検出信号C−1を“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、…を順次に出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路14は、領域遅延処理のステップS21〜S23を実行して、領域検出信号A−1“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Lo”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Lo”、“Lo”、…を出力する。
映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、領域検出回路11(領域判定部11−1)からの上記領域検出信号C−1と、遅延回路14からの上記領域検出信号A−1とを順次に入力する(図27;偽輪郭検出処理のステップS41)。
偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)は、上記領域検出信号C−1と上記領域検出信号A−1との論理積Eを取り、上記の偽輪郭発生検出信号E−1として“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“Hi”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、“不定”、…を順次に出力する。論理積E(偽輪郭発生検出信号E−1)がハイレベル“不定”である場合、偽輪郭検出部13−1がハイレベルの領域検出信号C−1とハイレベルの領域検出信号A−1との両方を受け付けていないことを意味する(図27;偽輪郭検出処理のステップS42−NO、S47)。論理積E(偽輪郭発生検出信号E−1)がハイレベル“Hi”である場合、偽輪郭検出部13−1がハイレベルの領域検出信号C−1とハイレベルの領域検出信号A−1との両方を受け付けていて、偽輪郭が発生する可能性があることを意味する(図27;偽輪郭検出処理のステップS42−YES)。
映像信号処理回路1の信号出力回路10の拡散処理部16は、A/D変換部3からのデジタル映像信号の上記入力信号P(表示用階調レベルX)と、偽輪郭検出回路13(偽輪郭検出部13−1)からの上記偽輪郭発生検出信号E−1とを順次に入力する(図21;拡散処理のステップS51)。
この場合、拡散処理部16は、上記入力信号P(表示用階調レベルX)“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”に対して、認識輝度低下拡散処理と認識輝度上昇拡散処理とを兼ね合わせた認識輝度拡散処理を実行する。即ち、拡散処理部16は、上記入力信号Pが表す表示用階調レベルX“125”、“125”、“126”、“126”、“127”を第1認識輝度上昇擬似表示用階調レベルY2−1−1“124”に代え、上記入力信号Pが表す表示用階調レベルX“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”を第2認識輝度低下擬似表示用階調レベルY1−1−2“131”に代える。このとき、拡散処理が行われた認識輝度低下擬似表示用階調レベルYの平均値(124+124+124+124+124+124+131+131+131+131+131+131)/12と、拡散処理が行われる前の上記表示用階調レベルXの平均値(125+125+126+126+127+127+128+128+129+129+130+130)/12とは、同じである(図28;拡散処理のステップS56)。
出力部17は、上記入力信号P(階調レベル)“124”、“124”、“124”、“124”、“124”、“124”、“124”、“131”、“131”、“131”、“131”、“131”、“131”、“131”、“131”、“132”、“132”、“133”、…を、拡散処理部16により処理されたデジタル映像信号として表示部6に出力する(図28;拡散処理のステップS54)。
本発明の第2実施形態による映像信号処理回路1によれば、検出回路9は、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”が、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する。信号出力回路10は、検出結果に基づいて、デジタル映像信号の入力信号Pが表す表示用階調レベルX(対象画素に対する表示用階調レベルX)“125”、“125”、“126”、“126”、“127”、“127”、“128”、“128”、“129”、“129”、“130”、“130”を、偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルY“124”、“124”、“124”、“124”、“124”、“124”、“131”、“131”、“131”、“131”、“131”、“131”に代えて、デジタル映像信号を表示部6に出力する。これにより、本発明の第2実施形態による映像信号処理回路1によれば、微小な輝度変化により生じる偽輪郭を低減することができる。
図1は、偽輪郭を説明するための図である。 図2は、偽輪郭を説明するための図である。 図3は、偽輪郭を説明するための図である。 図4は、本発明の映像信号処理回路1が適用される表示装置の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態) 図5は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図6は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の領域検出回路11の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態) 図7は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の方向検出回路12の構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図8は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路14の構成を示すブロック図である。(第1実施形態、第2実施形態) 図9は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路15の構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図10は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13の構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図11は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の構成を示すブロック図である。(第1実施形態) 図12は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の拡散処理部16が行なう拡散処理を説明するための図である。(第1実施形態) 図13は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の拡散処理部16が行なう拡散処理を説明するための図である。(第1実施形態) 図14は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の拡散処理部16が行なう拡散処理を説明するための図である。(第1実施形態) 図15は、本発明の映像信号処理回路1の動作を説明するためのタイミングチャートである。(第1実施形態) 図16は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の領域検出回路11の動作を示すフローチャートである。(第1実施形態、第2実施形態) 図17は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の方向検出回路12の動作を示すフローチャートである。(第1実施形態) 図18は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路14の動作を示すフローチャートである。(第1実施形態、第2実施形態) 図19は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の遅延回路15の動作を示すフローチャートである。(第1実施形態) 図20は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13の動作を示すフローチャートである。(第1実施形態) 図21は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の動作を示すフローチャートである。(第1実施形態) 図22は、本発明の映像信号処理回路1の動作を説明するためのタイミングチャートである。(第1実施形態) 図23は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の構成を示すブロック図である。(第2実施形態) 図24は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13の構成を示すブロック図である。(第2実施形態) 図25は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の構成を示すブロック図である。(第2実施形態) 図26は、本発明の映像信号処理回路1の動作を説明するためのタイミングチャートである。(第2実施形態) 図27は、本発明の映像信号処理回路1の検出回路9の偽輪郭検出回路13の動作を示すフローチャートである。(第2実施形態) 図28は、本発明の映像信号処理回路1の信号出力回路10の動作を示すフローチャートである。(第2実施形態)
符号の説明
1 映像信号処理回路
2 ビデオ信号処理部
3 A/D変換部
4 同期分離処理部
5 タイミング発生部
6 表示部
7 表示制御部
8 プラズマディスプレイパネル
9 検出回路
10 信号出力回路
11 領域検出回路
11−1〜11−N 領域判定部
12 方向検出回路
12−1〜12−N 方向判定部
13 偽輪郭検出回路
13−1〜13−N 偽輪郭検出部
14 遅延回路
14−1〜14−N 遅延部
15 遅延回路
15−1〜15−N 遅延部
16 拡散処理部
17 出力部

Claims (15)

  1. 表示部の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベルを表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベルが、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する検出回路と、
    前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力する信号出力回路と
    を具備する映像信号処理回路。
  2. 請求項1に記載された映像信号処理回路において、
    前記検出回路は、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域に含まれるとき、領域検出信号を出力する領域検出回路と、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記候補領域のうちの発生候補領域に含まれるとき、方向検出信号を出力する方向検出回路と、
    前記領域検出信号と前記方向検出信号とを1フレーム分遅延させる遅延回路と、
    前記領域検出信号と前記遅延された領域検出信号とを受け付け、且つ、前記方向検出信号と前記遅延された方向検出信号との一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路とを具備し、
    前記信号出力回路は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力する
    映像信号処理回路。
  3. 請求項1に記載された映像信号処理回路において、
    前記検出回路は、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域に含まれるとき、領域検出信号を出力する領域検出回路と、
    前記領域検出信号を1フレーム分遅延させる遅延回路と、
    前記領域検出信号と前記遅延された領域検出信号とを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路とを具備し、
    前記信号出力回路は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力する
    映像信号処理回路。
  4. 請求項2又は3に記載された映像信号処理回路において、
    前記信号出力回路は、
    前記映像信号を入力し、前記対象画素と前記対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して前記偽輪郭発生検出信号を受け付けた場合、前記映像信号の前記画素群に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代える拡散処理を行なう拡散処理部と、
    前記拡散処理が行われた前記映像信号を前記表示部に出力する出力部とを具備し、
    前記拡散処理が行われた前記画素群に対する前記擬似表示用階調レベルの平均値と、前記拡散処理が行われる前の前記画素群に対する前記表示用階調レベルの平均値とは、同じである
    映像信号処理回路。
  5. 請求項4に記載された映像信号処理回路において、
    前記拡散処理部は、前記画素群のうちの第1画素群に対する前記表示用階調レベルを、前記擬似表示用階調レベルとして第1擬似表示用階調レベルに代え、前記画素群のうち、前記第1画素群以外の第2画素群に対する前記表示用階調レベルを、前記擬似表示用階調レベルとして第2擬似表示用階調レベルに代え、
    前記第1擬似表示用階調レベルは、前記表示用階調レベルよりも小さく、
    前記第2擬似表示用階調レベルは、前記表示用階調レベルよりも大きい
    映像信号処理回路。
  6. 映像信号処理回路と、
    前記映像信号処理回路に接続された表示部とを具備し、
    前記映像信号処理回路は、
    前記表示部の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベルを表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベルが、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力する検出回路と、
    前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力する信号出力回路と
    を具備する表示装置。
  7. 請求項6に記載された表示装置において、
    前記検出回路は、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域に含まれるとき、領域検出信号を出力する領域検出回路と、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記候補領域のうちの発生候補領域に含まれるとき、方向検出信号を出力する方向検出回路と、
    前記領域検出信号と前記方向検出信号とを1フレーム分遅延させる遅延回路と、
    前記領域検出信号と前記遅延された領域検出信号とを受け付け、且つ、前記方向検出信号と前記遅延された方向検出信号との一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路とを具備し、
    前記信号出力回路は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力する
    表示装置。
  8. 請求項6に記載された表示装置において、
    前記検出回路は、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域に含まれるとき、領域検出信号を出力する領域検出回路と、
    前記領域検出信号を1フレーム分遅延させる遅延回路と、
    前記領域検出信号と前記遅延された領域検出信号とを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号を前記検出結果として出力する偽輪郭検出回路とを具備し、
    前記信号出力回路は、前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力する
    表示装置。
  9. 請求項7又は8に記載された表示装置において、
    前記信号出力回路は、
    前記映像信号を入力し、前記対象画素と前記対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して前記偽輪郭発生検出信号を受け付けた場合、前記映像信号の前記画素群に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代える拡散処理を行なう拡散処理部と、
    前記拡散処理が行われた前記映像信号を前記表示部に出力する出力部とを具備し、
    前記拡散処理が行われた前記画素群に対する前記擬似表示用階調レベルの平均値と、前記拡散処理が行われる前の前記画素群に対する前記表示用階調レベルの平均値とは、同じである
    表示装置。
  10. 請求項9に記載された表示装置において、
    前記拡散処理部は、前記画素群のうちの第1画素群に対する前記表示用階調レベルを、前記擬似表示用階調レベルとして第1擬似表示用階調レベルに代え、前記画素群のうち、前記第1画素群以外の第2画素群に対する前記表示用階調レベルを、前記擬似表示用階調レベルとして第2擬似表示用階調レベルに代え、
    前記第1擬似表示用階調レベルは、前記表示用階調レベルよりも小さく、
    前記第2擬似表示用階調レベルは、前記表示用階調レベルよりも大きい
    表示装置。
  11. 表示部の1フレーム分の画素に映像を表示するための表示用階調レベルを表す映像信号を入力し、前記映像信号の対象画素に対する前記表示用階調レベルが、偽輪郭が発生する階調レベルを表す領域に含まれるとき、検出結果を出力するステップと、
    前記映像信号と前記検出結果を入力し、前記検出結果に基づいて、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを、前記偽輪郭が発生しない擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力するステップと
    を含む偽輪郭低減方法。
  12. 請求項11に記載された偽輪郭低減方法において、
    前記検出結果を出力するステップは、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域に含まれるとき、領域検出信号を出力するステップと、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記候補領域のうちの発生候補領域に含まれるとき、方向検出信号を出力するステップと、
    前記領域検出信号と前記方向検出信号とを1フレーム分遅延させるステップと、
    前記領域検出信号と前記遅延された領域検出信号とを受け付け、且つ、前記方向検出信号と前記遅延された方向検出信号との一方を受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号を前記検出結果として出力するステップとを含み、
    前記表示部に出力するステップは、
    前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力するステップ
    を含む偽輪郭低減方法。
  13. 請求項11に記載された偽輪郭低減方法において、
    前記検出結果を出力するステップは、
    前記映像信号を入力し、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルが、前記偽輪郭が発生する可能性がある階調レベルを表す候補領域に含まれるとき、領域検出信号を出力するステップと、
    前記領域検出信号を1フレーム分遅延させるステップと、
    前記領域検出信号と前記遅延された領域検出信号とを受け付けたとき、偽輪郭発生検出信号を前記検出結果として出力するとを含み、
    前記表示部に出力するステップは、
    前記映像信号を入力し、前記偽輪郭発生検出信号を受け付けたとき、前記映像信号の前記対象画素に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代えて、前記映像信号を前記表示部に出力するステップ
    を含む偽輪郭低減方法。
  14. 請求項12又は13に記載された偽輪郭低減方法において、
    前記表示部に出力するステップは、
    前記映像信号を入力し、前記対象画素と前記対象画素の周辺の周辺画素とを含む画素群に対して前記偽輪郭発生検出信号を受け付けた場合、前記映像信号の前記画素群に対する前記表示用階調レベルを前記擬似表示用階調レベルに代える拡散処理を行なうステップと、
    前記拡散処理が行われた前記映像信号を前記表示部に出力するステップとを含み、
    前記拡散処理が行われた前記画素群に対する前記擬似表示用階調レベルの平均値と、前記拡散処理が行われる前の前記画素群に対する前記表示用階調レベルの平均値とは、同じである
    偽輪郭低減方法。
  15. 請求項14に記載された偽輪郭低減方法において、
    前記拡散処理を行なうステップは、前記画素群のうちの第1画素群に対する前記表示用階調レベルを、前記擬似表示用階調レベルとして第1擬似表示用階調レベルに代え、前記画素群のうち、前記第1画素群以外の第2画素群に対する前記表示用階調レベルを、前記擬似表示用階調レベルとして第2擬似表示用階調レベルに代えるステップを含み、
    前記第1擬似表示用階調レベルは、前記表示用階調レベルよりも小さく、
    前記第2擬似表示用階調レベルは、前記表示用階調レベルよりも大きい
    偽輪郭低減方法。
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