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JP2006034809A - 伸張反射測定装置 - Google Patents

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JP2006034809A
JP2006034809A JP2004222308A JP2004222308A JP2006034809A JP 2006034809 A JP2006034809 A JP 2006034809A JP 2004222308 A JP2004222308 A JP 2004222308A JP 2004222308 A JP2004222308 A JP 2004222308A JP 2006034809 A JP2006034809 A JP 2006034809A
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Naotaka Mamizuka
尚孝 馬見塚
Naoyuki Ochiai
直之 落合
Masataka Sakane
正孝 坂根
Koji Kaneoka
恒治 金岡
Nobuyuki Okubo
信行 大久保
Takeshi Toi
武司 戸井
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Chuo University
University of Tsukuba NUC
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Chuo University
University of Tsukuba NUC
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Abstract


【課題】 本発明は、測定者の技術や経験によることなく、神経障害部位の推定や障害程度の評価が可能である伸張反射測定装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、力センサーを内蔵した打腱器と、被測定者の関節に取り付けた加速度センサーと、前記打腱器の力センサーと前記加速度センサーのデータを解析処理する解析装置と、前記解析装置で処理されたデータを表示するコンピュータとからなり、被測定者の腱を前記打腱器で刺激した際に誘発される伸張反射を測定することにより、被測定者の神経系障害部位の推定や障害程度の評価ができるようにしたことを特徴とする伸張反射測定装置の構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、腱の叩打で誘発される伸張反射を測定することにより、神経系障害部位の推定や障害程度の評価ができる伸張反射測定装置に関する発明である。
高齢化の進行のため、中枢神経障害や糖尿病性神経障害に代表されるような末梢神経障害が増加しつつある。前記疾患は、早期診断及び早期治療が重要であり、診断技術の向上は非常に重要な課題である。
末梢神経障害及び中枢神経障害のスクリーニング診断には、伸張反射に代表される診察手技が重要である。尚、スクリーニング診断とは、健康な人も含めた集団から、目的とする疾患に関する発症者や発症が予測される人を選別する医学的手法をいう。
伸張反射は、「かっけ」の診断法としてよく知られているが、膝周囲筋のみでなく、全身の筋肉に存在する反射である。伸張反射は、筋肉の伸張を感知すると、神経に信号を送り、脊髄や脳を介して伸張した筋肉が伸び過ぎないように収縮させるという仕組みである。
全身各部位の伸張反射を測定することで、中枢及び末梢神経の障害部位の推定や、障害程度の評価が可能である。しかし、前記評価には明確な基準がなく、医療者が経験的に得た各自の基準を用いて評価しているため、測定者間の信頼性が低い。
補助診断として、CTスキャナー(コンピュータ断層撮影装置)やMRI(核磁気共鳴映像法)等の画像検査がある。前記検査は、画像が得られるため形態学的な異常は把握しやすいが、神経系の機能の評価は困難である。また、多くの被測定者を診断するには、時間が掛かり、高コストである。医療費の削減の観点からも検査の適応を制限する努力を必要とする。
全身各部位の伸張反射を評価することにより、神経障害部位の推定が可能であり、前記推定に基づき、各種画像検査を選択することで、適切な医療を提供できる。伸張反射の精度が向上すれば、過剰検査及び不要検査を減少させることができ、医療サービスの向上と医療費の削減に貢献できる。
特許文献1に記載の発明のように、加速度センサーを利用して、人間等の動物の動作を解析する動作解析装置及び動作解析方法という発明も公開されている。
特開2000−157516号公報
しかしながら、伸張反射の評価は、明確な基準がなく、測定者により判断にばらつきが大きい。また、前記評価を参考にして各種精密検査の項目及び内容を決定するため、前記評価に正確性が欠ける場合、過剰に検査が行われたり、必要な検査が行われないことがあり、診断精度が低くなる。
そこで、本発明は、測定者の技術や経験によることなく、神経障害部位の推定や障害程度の評価が可能である伸張反射測定装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、力センサー2dを内蔵した打腱器2と、被測定者7の関節7aに取り付けた加速度センサー3と、前記打腱器2の力センサー2dと前記加速度センサー3のデータを解析処理10する解析装置4と、前記解析装置4で処理されたデータを表示するコンピュータ6とからなり、被測定者7の腱7bを前記打腱器2で刺激した際に誘発される伸張反射を測定することにより、被測定者7の神経系障害部位の推定や障害程度の評価ができるようにしたことを特徴とする伸張反射測定装置1の構成とした。
本発明は、以上の構成であるから以下の効果が得られる。第1に、被測定者の膝や肘などの全身各筋の伸張反射を測定することにより、神経障害部位の推定や障害程度の評価ができる。
第2に、小型の装置を組み合わせたものであるため持ち運びが容易であり、低コストである。
第3に、加速度センサーを固定具に取り付けることにより、測定者が加速度センサーを装着しやすくなる。毎回同じ場所に加速度センサーを設置できるため、過去のデータとの比較が容易となる。
また、皮膚にテープ等で直接付けなくて済むため、皮膚の炎症等が発生するのを防止できる。ただし、測定内容によっては、皮膚に直接センサーを取り付ける場合もある。
打腱器の叩打部分は、強めに叩くことができ、しかも被測定者を叩いても痛みが誘発されない素材と形態を必要とする。コンピュータは、解析結果をグラフ等で表示するが、持ち運びを容易にする上でノート型又はPDA(携帯情報端末)を用いるのが好ましい。また、測定装置とコンピュータを一体化しても良い。
以下に、添付図面に基づいて、本発明である伸張反射測定装置について詳細に説明する。図1は、本発明である伸張反射測定装置の全体図である。尚、図1は、大腿四頭筋の伸張反射を測定する場合の例である。
伸張反射測定装置1は、力センサー2dを内蔵した打腱器2と、被測定者7の関節7aに取り付けた加速度センサー3と、前記打腱器2の力センサー2dと前記加速度センサー3のデータを解析処理10する解析装置4と、前記解析装置4で処理されたデータを表示するコンピュータ6とからなり、被測定者7の腱7bを前記打腱器2で刺激した際に誘発される伸張反射を測定することにより、被測定者7の神経系障害部位の推定や障害程度の評価ができるようにしたことを特徴とする。
神経障害部位の推定や障害程度の評価には、叩打力と速度が重要である。叩打力の大きさが伸張反射の程度に影響を与えるため、力センサー2dにより測定する。また、測定者は速度を参考にして伸張反射を評価するため、加速度センサー3により測定する。
また、伸張反射は、筋肉の伸張及び収縮により起こることから、筋電計14を接続し、筋電図データも併せて解析する。尚、筋電図は、筋肉活動に伴う電位の変化を記録したグラフである。ただし、筋電図を見る際は、皮膚の表面温度が31℃以上であることが必要である。
打腱器2は、叩打力を測定するため、力センサー2dを取り付ける。打腱器2は、ケーブル8により解析装置4と接続する。尚、ケーブル8については、無線式にすることも可能である。
加速度センサー3は、被測定者7の足の伸展具合をX軸、Y軸及びZ軸の3軸で測定することができる小型のセンサーで、被測定者7の足関節7aに取り付ける。加速度センサー3も、ケーブル8aにより解析装置4と接続する。
尚、加速度センサー3は、被測定者7の足関節7aを固定するための固定具5に設置することができる。また、ケーブル8aについては、ケーブル8と同様、無線式にすることができる。
解析装置4は、力センサー2d及び加速度センサー3の測定データを取得して解析処理10を行う。解析装置4は、処理結果を表示するためにケーブル8bでコンピュータ6に接続する。
尚、コンピュータ6には、PDA等も含むものとし、力センサー2d、加速度センサー3又は解析装置4等の測定装置と一体型にすることも可能である。
固定具5は、足関節7aを固定することによる測定精度の向上と、センサーの設置位置のばらつきによる測定誤差を減少させることを目的に使用する。
筋電計14は、筋肉の電位変化を測定し、筋電図として出力することができる計器である。筋電計14は、ケーブル8cにより解析装置4と接続する。
コンピュータ6は、解析装置4で解析処理10されたデータを取得し、ディスプレイ、プリンタ又は電子カルテなどに出力する。コンピュータ6には、データを編集して、グラフや表として表現するためのソフトウェアが組み込まれる。
被測定者7は、神経系異常の疑いがあるため、又は、神経系が正常であることを確認するために医師の診断を受ける者であり、伸張反射測定装置1を使用して、伸張反射を測定する対象である。
ケーブル8は、打腱器2と解析装置4を接続する導線であり、ケーブル8aは、加速度センサー3と解析装置4を接続する導線であり、ケーブル8cは、筋電計14と解析装置4を接続する導線である。
ケーブル8、ケーブル8a及びケーブル8cは、同軸ケーブルなどを利用する。尚、ケーブル8aについては、解析装置4に接続する側が3つに分かれている場合は、3つに分岐したものを使用する。
ケーブル8bは、解析装置4とコンピュータ6を接続する導線で、USBケーブルなどを利用する。尚、解析装置4に必要な電源は、コンピュータ6からケーブル8bを通じて供給する。
また、ケーブル8、ケーブル8a、ケーブル8b及びケーブル8cについては、測定時に邪魔となる可能性があるため、無線化することも考えられる。尚、無線化技術には、複数のデジタル機器を無線で接続し、音声通信やデータ通信を行う技術の共通仕様であるブルートゥース等がある。
図2は、本発明である伸張反射測定装置の打腱器の側面図であり、図3は、本発明である伸張反射測定装置の打腱器の平面図であり、図4は、本発明である伸張反射測定装置の打腱器の正面図である。また、図5は、本発明である伸張反射測定装置の打腱器の斜視図である。
図2から図4に示すものは、打腱器2の一例であり、形状については限定されない。図5に示す打腱器2は、また別の一例である。
打腱器2は、物を叩く部分である頭2aに、手で握る部分である柄2bを垂直に挿したもので、図2に示すように、正面から見ると略T字状である。打腱器2には、頭2aに力センサー2dを組み込んだハンマーを用いる。
頭2aは、図2及び図3に示すように、形状は主として円柱状であり、先端の叩打用キャップ2cの根元付近に叩打力を検知する力センサー2dが存在する。叩打用キャップ2cには、必要な強度で叩打可能であり、しかも被測定者7を叩いても痛みがないシリコン等の素材が使用される。
柄2bも、図2及び図4に示すように、形状は主として円柱状であり、下部の手で握る部分は、若干太くし、滑り難い素材を使用する。上端は頭2aに接続されるが、下端にはケーブル8を接続するための端子2eが設けられる。尚、端子2eについては、柄2bの下端には限定されず、邪魔にならない位置に設ければ良い。
叩打用キャップ2cは、叩く際に当てる箇所に取り付けられる。叩打用キャップ2cの形状は、図3に示すように、上から見ると半円状であり、叩く際に当たる部分は、叩いても安全なように、曲線状に丸めてある。
力センサー2dは、叩打用キャップ2cが被測定者7を叩いた際の力の強さを検出する。叩打用キャップ2cには丸みがあるため、測定者が叩打しやすく、有効な叩打を得やすいので、力センサー2dも叩打力を正確に感知できる。
力センサー2dは、圧電式のセンサーであり、圧電効果によって発生する電圧を検出する。尚、圧電効果とは、水晶などの結晶に力を加えると、応力に比例して電気分極が生じ、電圧が発生する現象である。圧電効果により、電気的エネルギーと機械的エネルギーとを変換することができる。
端子2eは、図2及び図4に示すように、接続部が円状のBNCコネクター等を嵌合できる形状であり、ケーブル8で接続することにより、力センサー2dで検出された信号は、端子2eを通じて外部へ出力される。
尚、BNCコネクターとは、同軸ケーブルの端に取り付けるコネクターであり、結合する際は、外周部のリングを押し付けて回す。内部にはバネが入っており、コネクターに刻まれた溝を使用することにより、簡単に、かつ、しっかりと固定できる。
図5に示す打腱器2については、頭2a、柄2b、叩打用キャップ2c、力センサー2d及び端子2e等を備えるのは、図2から図4に示す打腱器2と同様である。
頭2aの形状は円盤状であり、頭2aの中心から下方に柄2bが延びる。頭2aの側面の周上が叩打面であり、叩打用キャップ2cが設けられ、中心の力センサー2dに叩打時の信号が伝わる。
図5に示す打腱器2の場合、叩打する方向を気にする必要はないが、叩打面が360°あるため、どの面からも検出できる力センサー2dを用いるか、2軸のセンサーにして力を割り出す。
力センサー2dについても、力を検出するものに限られず、加速度センサーや速度センサーを利用し、検出した加速度又は速度から、力を算出するという方法を採用しても構わない。
図6は、本発明である伸張反射測定装置の加速度センサーの斜視図であり、図7は、本発明である伸張反射測定装置の加速度センサーの正面図である。
加速度センサー3は、図6に示すように、略立方体状のセンサー3aの一面に、ケーブル8aを接続するための端子3bが設けたものである。
センサー3aは、図7に示すように、横矢印のX軸、縦矢印のY軸及び手前から奥に向かうZ軸の3次元における加速度を検出することができるため、足への微妙な設置方向を考慮する必要がなく、また、足がどの方向に動いたとしても正確に測定することができる。
端子3bは、図6に示すように、円筒形であり、打腱器2と同様に、BNCコネクター等を嵌合する。端子3bにケーブル8aを接続することにより、センサー3aで検出された信号を外部に出力する。
加速度センサー3については、X軸、Y軸及びZ軸の3軸を同時に測定するもの以外に、1軸のものを3つ用意し、それぞれX軸、Y軸及びZ軸を測定するようにしても構わない。
加速度センサー3の代わりに速度センサーを利用することもできる。速度センサーの場合も加速度センサー3の場合と同様に、X軸、Y軸及びZ軸の3方向に対して、足の動く速度を検出する。
図8は、本発明である伸張反射測定装置の解析装置の平面図であり、図9は、本発明である伸張反射測定装置の解析装置の正面図である。
解析装置4の例として、図8及び図9に示すように、略直方体状の本体4aと、入力端子4b、4c、4e及び出力端子4dからなるものがあり、本体4aの正面側に3つの入力端子4b、1つの入力端子4c及び1つの入力端子4eがあり、背面側に出力端子4dがあるものとする。
本体4aは、内部に解析処理10のプログラムを有する。本体4aの構成については、図14において詳細に説明する。また、解析処理10については、図15において詳細に説明する。
入力端子4bは、ケーブル8aを接続し、加速度センサー3からの信号を受け取るためのものである。X軸、Y軸及びZ軸の方向の加速度情報を取得するため、入力端子4bは、3つに分かれる。
入力端子4cは、ケーブル8を接続し、力センサー2dからの信号を受け取るためのものである。打腱器2で被測定者7を叩いた力の強さを取得するために、入力端子4cは1つ必要である。
入力端子4eは、ケーブル8cを接続し、筋電計14からの信号を受け取るためのものである。筋電計14から被測定者7の筋電図データを取得するために、入力端子4eは1つ必要である。
出力端子4dは、ケーブル8bを接続し、コンピュータ6へ情報を送るためのものである。コンピュータ6と繋いで、情報をやり取りできれば良いので、一般的に使用されるインタフェースであるのが好ましい。
図8及び図9に示すように、入力端子4b及び入力端子4cは、打腱器2の端子2e及び加速度センサー3の端子3bと同様に、BNCコネクターを嵌合する。
図10は、本発明である伸張反射測定装置の固定具の斜視図であり、図11は、本発明である伸張反射測定装置の固定具を足に装着し、加速度センサーを設置した状態を示す図である。
固定具5は、足のかかと付近の形状に合わせて成形したもので、裏当て5aと、後当て5bと、湾曲部5cとからなり、固定具5を足に固定するためのバンド5d、バンド5e及びバンド5fも設けられる。固定具5により一定の角度に足関節7aが動かないように固定される。
裏当て5aは、足の裏に当てる箇所であり、後当て5bは、足の後側に当てる箇所である。湾曲部5cは、足のかかとに当てる箇所で、かかとに沿って湾曲しており、裏当て5a及び後当て5bに連設される。
裏当て5a、後当て5b及び湾曲部5cは、図10に示すように、ふくらはぎから足の裏にかけて当てるもので、堅いプラスチック等の素材であり、足の動作を妨げないようにするため、出来るだけ軽量化する。
固定具5には、ふくらはぎ、かかと及び足の裏に対応する位置にバンド5d、バンド5e及びバンド5fが付けられる。
図10に示すように、バンド5dは、ふくらはぎにおいて後当て5bを固定し、バンド5eは、かかとにおいて湾曲部5cを固定し、バンド5fは、足の裏において裏当て5aを固定する。
固定具5を実際に被測定者7の足に装着すると、図11に示すようになり、くるぶしの辺りに加速度センサー3を取り付ける。ただし、加速度センサー3の取付位置は、膝より下であれば、特に限定はしない。
加速度センサー3を固定具5に取り付けることで、皮膚の動きに伴うセンサー位置ずれによる測定誤差がなくなり、測定データのばらつきも減少する。
図12は、本発明である伸張反射測定装置の被測定者の膝に打腱器で叩打した場合を示す図であり、図13は、本発明である伸張反射測定装置の被測定者の膝が伸張反射により伸展した状態を示す図である。
図1に示すように、打腱器2、加速度センサー3、解析装置4及びコンピュータ6をケーブル8、ケーブル8a及びケーブル8bで接続し、被測定者7の足に固定具5を装着後、加速度センサー3を設置する。
図12に示すように、被測定者7の膝にある腱7bに対して、打腱器2で叩くことにより叩打刺激9を与えると、神経系が正常であれば、図13に示すように、正常な伸張反射9aが起こり、足が前方に伸展する。
打腱器2は、叩打用キャップ2cの先端中央部分を、膝に対して垂直に当てるように叩くことが必要である。力センサー2dが、打腱器2の頭2aと水平な力のみを有効なデータとして検出するためである。
伸張反射9aの際に、膝が上下左右に揺れる現象が見られる場合は、膝の動きを感知するセンサーを膝に取り付け、加速度センサー3での検出データに考慮することで、誤差を無くすことができる。
被測定者7の各種データを測定することで、神経系が正常であるか、異常であるかを判断できる。膝以外の肘などの腱7bも同様に測定することにより、神経系の異常のある部位を推定することもできる。
図14は、本発明である伸張反射測定装置の構成に関するブロック図であり、図15は、本発明である伸張反射測定装置の解析装置で行う解析処理のフローチャートである。
図14に示すように、伸張反射測定装置1の構成は、打腱器2、加速度センサー3、筋電計14、解析装置4及びコンピュータ6からなる。打腱器2については、力センサー2dが組み込まれ、検出データを出力できる。
解析装置4は、インタフェース4e、中央演算処理装置4f及び記憶装置4gを有する解析処理10を専門に行うコンピュータである。記憶装置4gには、解析処理10のプログラムが最初から組み込まれている。
コンピュータ6は、インタフェース6a、中央演算処理装置6b、記憶装置6c、入力装置6e及び出力装置6fを有する一般的なコンピュータであり、記憶装置6cに編集処理6dを組み込む。
力センサー2d、加速度センサー3及び筋電計14の検出データは、解析装置4のインタフェース4eを通じて、記憶装置4gに蓄積される。解析装置4の入力端子4b及び入力端子4cから記憶装置4gを繋ぐものが、インタフェース4eに該当する。
記憶装置4gは、プログラムやデータの保管領域であると共に、プログラムを実行する際の作業領域である。あらかじめ解析処理10が組み込まれ、インタフェース4eを介して入力された検出データ及び解析処理10の結果データも保管する。
中央演算処理装置4fは、インタフェース4e及び記憶装置4gを制御し、記憶装置4gにある解析処理10のプログラムを実行する。尚、中央演算処理装置4fに対して解析処理10を実行させる命令は、インタフェース4eを介して、コンピュータ6から受け取る。
解析処理10の結果データは、インタフェース4eを通じて、コンピュータ6のインタフェース6aに送られる。解析装置4の記憶装置4gから出力端子4dを繋ぐものも、インタフェース4eに該当する。
コンピュータ6のインタフェース6aで受け取った結果データは、記憶装置6cに蓄積される。解析装置4と同様に、中央演算処理装置6b又は記憶装置6cと外部を繋ぐものがインタフェース6aである。入力装置6e及び出力装置6fもインタフェース6aにより繋がれる。
記憶装置6cも記憶装置4gと同様に、プログラムやデータの保管領域であると共に、プログラムを実行する際の作業領域である。解析処理10の結果データを保管し、結果データを加工し、出力装置6fに表示するための編集処理6dも組み込まれる。
中央演算処理装置6bも中央演算処理装置4fと同様に、インタフェース6a及び記憶装置6cの制御や、記憶装置6cにある編集処理6dを実行する。尚、中央演算処理装置6bに対して編集処理6dを実行させる命令は、インタフェース6aを介して、入力装置6eから受け取る。
中央演算処理装置6bは、記憶装置6cに対しては直接制御するが、入力装置6e及び出力装置6fに対しては、インタフェース6aを介して、命令やデータのやり取り等の制御を行う。
入力装置6eは、コンピュータ6の中央演算処理装置4fに命令を与えるための機器で、マウスやキーボードが該当する。尚、解析装置4から結果データを入力することから、解析装置4も入力装置6eに該当する。
出力装置6fは、コンピュータ6の中央演算処理装置4fが処理した結果を表示又は印刷する機器で、ディスプレイやプリンタが該当する。結果データに対して、編集処理6dを実行し、グラフ11や表12を表示する。
図15に示すように、解析処理10は、叩打力入力10aの工程と、加速度入力10b、X軸加速度積分10c、Y軸加速度積分10d、Z軸加速度積分10e及び速度算出10fからなる工程と、筋電図入力10gの工程とを経た後、時系列データ取得の工程と、絶対値データ取得10i及びデータ解析10jの工程とを経て、結果データ出力10kの工程で終わる。
解析処理10は、インタフェース4eを介して、力センサー2dから叩打力データと、加速度センサー3からX軸、Y軸及びZ軸の3方向の加速度データと、筋電計14から筋電図データとを記憶装置4gに取り込み、前記3方向の加速度データを中央演算処理装置4fで計算させることにより速度データを算出し、前記叩打力データ、筋電図データ、加速度データ及び速度データの時系列データ及び絶対値データをインタフェース4eを介して出力することを特徴とする。
叩打力入力10aの工程と、加速度入力10bの工程と、筋電図入力10gの工程とは並列的に実行され、加速度入力10bの工程の後、X軸加速度積分10cから速度算出10fまでの工程が実行される。
叩打力入力10aの工程は、力センサー2dからインタフェース4eを介して、記憶装置4gに検出データを取り込むように、中央演算処理装置4fが指示を出す。
加速度入力10bの工程は、加速度センサー3からインタフェース4eを介して、記憶装置4gに検出データを取り込むように、中央演算処理装置4fが指示を出す。
筋電図入力10gの工程は、筋電計14からインタフェース4eを介して、記憶装置4gに検出データを取り込むように、中央演算処理装置4fが指示を出す。
X軸加速度積分10cの工程は、記憶装置4gにある加速度データを取得し、3次元のうちX軸方向の加速度データに対し、中央演算処理装置4fが積分して速度データに変換する。結果は一時的に記憶装置4gに保管する。
Y軸加速度積分10dの工程は、記憶装置4gにある加速度データを取得し、3次元のうちY軸方向の加速度データに対し、中央演算処理装置4fが積分して速度データに変換する。結果は一時的に記憶装置4gに保管する。
Z軸加速度積分10eの工程は、記憶装置4gにある加速度データを読み出し、3次元のうちZ軸方向の加速度データに対し、中央演算処理装置4fが積分して速度データに変換する。結果は一時的に記憶装置4gに保管する。
速度算出10fの工程は、X軸加速度積分10c、Y軸加速度積分10d及びZ軸加速度積分10eの工程で求めたX軸、Y軸及びZ軸の速度データを読み出し、中央演算処理装置4fが加算集計して速度を求める。算出データは、記憶装置4gに保管する。
叩打力入力10aの工程、速度算出10fの工程及び筋電図入力10gの工程が実行された後、時系列データ取得10h及び絶対値データ取得10iの工程が実行される。尚、絶対値データ取得10iの後には、データ解析10jの工程が実行される。
時系列データ取得10hの工程は、叩打力データ、加速度データ、速度データ及び筋電図データの時間毎のデータを全て取得する。時系列データは、出力用データとして、記憶装置4gに保管する。
絶対値データ取得10iの工程は、叩打力データ、加速度データ、速度データ及び筋電図データのピーク時など特定時点におけるデータを取得する。絶対値データは、一時的に記憶装置4gに保管する。
データ解析10jの工程は、絶対値データが過渡応答であるか、定常応答であるかを判断し、それに応じた処理を行う。解析後の絶対値データは、出力用データとして、記憶装置4gに保管する。
過渡応答とは、叩打力データがある一定の値よりも低い場合に見られるもので、叩打力データが強くなるに従い、速度データも速くなるため、叩打力データにより、速度データを処理する必要がある。
定常応答とは、叩打力データがある一定の値を超えた場合に見られるもので、叩打力データが強くなっても、速度データはほぼ一定の値を示すため、叩打力データに関係なく、速度データを扱うことができる。
時系列データ取得10h及びデータ解析10jの工程が実行された後、結果データ出力10kの工程が実行される。
結果データ出力10kの工程は、記憶装置4gに保管された結果データを、インタフェース4eを介して、外部に出力する。即ち、コンピュータ6に表示するために、結果データを送り渡す。
図16は、本発明である伸張反射測定装置のコンピュータに表示される解析結果を示すグラフの一例である。
図16に示すように、グラフ11は、加速度センサー3で検出したデータを積分して速度に変換したものに対し、時間の経過による変化を表したものであり、縦軸に速度(単位はセンチメートル毎秒)、横軸に時間(単位はミリ秒)である。
グラフ11は、振幅の異なる波状の滑らかな曲線11a、11bを描くが、グラフ11上で特徴のある点として、叩打ピーク時11c、動作開始時11d及び速度ピーク時11eがある。
叩打ピーク時11cは、叩いた瞬間から叩打力が最大になる時点であり、平均で約15ミリ秒である。尚、叩打ピーク時11cの叩打力の平均は、84.9N(単位はニュートン)である。
動作開始時11dは、伸張反射による足の動きが始まる時点であり、叩打ピーク時11cから約30ミリ秒遅れる。平均では、約49ミリ秒である。
速度ピーク時11eは、足の速度が最大になる時点であり、平均で約211ミリ秒である。速度ピーク時11eの速度は、平均で55.2センチメートル毎秒である。速度ピーク時11e以降は、徐々に速度は落ちていく。
また、力センサー2dによる叩く強さの違いを比較する。曲線11aは、強く叩いた場合であり、曲線11bは弱く叩いた場合である。叩く強さが強いほど、足の動作速度が大きくなる。
ただし、叩く強さについては、ある一定の力までは、強く叩けば足の動作速度も大きくなるが、ある一定の力を超えると、それ以降は、ほぼ一定の速度を示す。
図17は、本発明である伸張反射測定装置の叩打力データ、速度データ及び筋電図データを時系列に示したグラフであり、図18は、本発明である伸張反射測定装置の叩打力データ、速度データ及び筋電図データの絶対値データを示した表である。尚、グラフ15は、健常者の計測データを例としている。
図17におけるグラフ15は、横軸に時間を取り、叩打力データ15a、速度データ15b及び筋電図データ15cを同時に示したものである。叩打力データ15aについては、縦軸の単位がN(ニュートン)になり、速度データ15bについては、縦軸の単位がセンチメートル毎秒となる。
グラフ15において特徴のある時点、即ち、ピーク叩打時間15d、筋電図開始時間15e、動作開始時間15f、ピーク速度時間15g、筋電図潜時15h、叩打−動作開始時間15i、筋電図−動作開始時間15j、動作加速時間15k及び叩打−ピーク速度時間15lを測定する。
叩打力データ、速度データ及び筋電図データの時間的なずれを測定することにより、正常であるか、異常であるかを診断することができる。
ピーク叩打時間15dは、叩打力データ15aにおいて、叩打力が最大になる時点である。叩いてすぐに叩打力は最大になり、その後すぐに落ちて無くなる。
筋電図開始時間15eは、筋電図データ15cにおいて、筋肉の電位の変化が生じ始めた時点、即ち、腱の叩打による筋肉の伸張を感知した時点である。叩いて僅かな時間を置いて、マイナス方向及びプラス方向に対して大きく波を描くように変化した後、徐々に波が小さくなっていく。
動作開始時間15fは、速度データ15bにおいて、伸張反射により足などが動き始めた時点、即ち、神経から筋への信号が伝わり、筋力がある一定以上を越えて筋が反射動作を開始した時点である。動き始めてから徐々に速度は増していく。
ピーク速度時間15gは、速度データ15bにおいて、足などが動き始めてから速度が最大となる時点である。ピーク速度時間15gを過ぎると、徐々に速度は落ちていく。
筋電図潜時15hは、ピーク叩打時間15dから筋電図開始時間15eまでの時間である。叩打−動作開始時間15iは、ピーク叩打時間15dから動作開始時間15fまでの時間である。筋電図−動作開始時間15jは、筋電図開始時間15eから動作開始時間15fまでの時間である。
動作加速時間15kは、動作開始時間15fからピーク速度時間15gまでの時間である。叩打−ピーク速度時間15lは、ピーク叩打時間15dからピーク速度時間15gまでの時間である。
叩打力データ15aの波形は、間違って骨を叩いた場合には、尖った状態を示す傾向にある。叩打力データ15aが叩打ミスであるかを調べることができ、データの精度向上を図ることができる。また、叩打ミスを判定可能であることから、医療者などが伸張反射を誘発する手技の教育に応用することもできる。
筋電図データ15cの波形についても、異常の診断が可能である。筋電図潜時15hが長く、電位の変化が小さければ、神経の機能が低下していることを示す。また、電位の変化している時間が長ければ、伸張反射が亢進していることを示す。
図18に示す表16は、項目16aに対する平均16b及び標準偏差16cを示したものである。表16も、グラフ15と同様、健常者の計測データを例としている。
項目16aについては、ピーク叩打力、ピーク速度、速度/叩打力、ピーク叩打時間15d、筋電図開始時間15e、動作開始時間15f、ピーク速度時間15g、筋電図潜時15h、叩打−動作開始時間15i、筋電図−動作開始時間15j、動作加速時間15k及び叩打−ピーク速度時間15lがある。
ピーク叩打力は、平均16bが84.9N(ニュートン)で、標準偏差16cが37.8N(ニュートン)である。ピーク速度は、平均16bが55.2センチメートル毎秒で、標準偏差16cが17.2センチメートル毎秒である。速度/叩打力は、平均16bが0.8cm/(sN)で、標準偏差16cが0.3cm/(sN)である。
ピーク叩打時間15dは、平均16bが15ミリ秒で、標準偏差16cが1ミリ秒である。筋電図開始時間15eは、平均16bが28ミリ秒で、標準偏差16cが1ミリ秒である。動作開始時間15fは、平均16bが49ミリ秒で、標準偏差16cが5ミリ秒である。
ピーク速度時間15gは、平均16bが211ミリ秒で、標準偏差16cが7ミリ秒である。筋電図潜時15hは、平均16bが13ミリ秒で、標準偏差16cが2ミリ秒である。叩打−動作開始時間15iは、平均16bが34ミリ秒で、標準偏差16cが4ミリ秒である。
筋電図−動作開始時間15jは、平均16bが21ミリ秒で、標準偏差16cが5ミリ秒である。動作加速時間15kは、平均16bが162ミリ秒で、標準偏差16cが8ミリ秒である。叩打−ピーク速度時間15lは、平均16bが196ミリ秒で、標準偏差16cが7ミリ秒である。
時間に関するデータについては、標準偏差16cが小さいため、ばらつきが小さいと言える。時間と関係のないデータについては、標準偏差16cが大きいため、ばらつきが大きいと言えるので、時系列以外のデータは、データの傾向に基づき、場合分けした方が良い場合もある。
図19は、本発明である伸張反射測定装置の叩打力及び速度に関して、過渡応答であるか、又は定常応答であるかを示したグラフである。尚、縦軸は速度(単位はセンチメートル毎秒)であり、横軸は叩打力(単位はニュートン)である。
グラフ17は、同じ被測定者7に対し、叩打力を変えた場合に、足などの動く速度がどのように変化するかを示している。グラフ17では、叩打力が60N(ニュートン)において、傾向が変わる。
叩打力が60N(ニュートン)までは、叩く強さが上がるごとに、速度も上がる傾向にあり、60N(ニュートン)を超えると、速度はほぼ一定となる。ただし、被測定者7により速度が一定となる時点の叩打力は異なる。
60N(ニュートン)までの過渡応答17aにおいては、叩打力を考慮して速度を扱う必要があるが、60N(ニュートン)を超えた定常応答17bでは、叩打力は関係なく速度を扱うことができる。
力センサー2dに対し、速度が一定となる時点の叩打力以上で叩いた場合にはアラームがなるなどの制御を施せば、アラームが鳴った場合のみ有効にすることで、叩打力に関係なく速度データを検出することが可能となる。
図20は、本発明である伸張反射測定装置の反射測定による障害部位の推定を示す表である。
図20に示すように、表12は、上肢反射及び下肢反射の測定結果により、脳、頸椎、胸椎、腰椎又は末梢神経のどこに障害があるかを示すもので、表12を見ることで、神経系の障害部位を推定することができる。
上肢反射及び下肢反射が共に同側のみ反射亢進であれば、反対側の脳障害を疑う。上肢反射が低下〜亢進で下肢反射が亢進であれば、頸椎の障害を疑う。尚、反射亢進は、伸張反射が大きく出現することを示し、また、反射低下は、伸張反射が小さく出現することを示す。
上肢反射が正常で下肢反射が亢進であれば、胸椎レベルの障害を疑う。上肢反射が正常で下肢反射が低下であれば、腰椎から末梢神経までの障害を第一に疑う。上肢反射が低下で下肢反射も低下であれば、末梢神経の障害を疑う。
異常のデータを利用し、障害部位を推定した上で、CTスキャナーやMRI等の高度な機器を使用して精密検査を行えば、余計な部位を検査せずに済む。また、逆に医療者が見逃しやすい病気の診断に有効である。
伸張反射を定量化することにより、コストや時間を節約することができると同時に、病気の早期診断に有効であり、医師や被測定者7にとっても非常に有益である。
図21は、本発明である伸張反射測定装置の力センサー及び加速度センサーを非接触型センサーにした場合の全体図である。伸張反射測定装置1aでは、非接触型センサー13を用いて叩打力と反射挙動を測定する。
図21に示すように、打腱器2に接続するケーブル8及び加速度センサー3に接続するケーブル8aは、非接触型センサー13に接続し、非接触型センサー13を被測定者7の足が感知範囲内に入るように向ける。
非接触型センサー13は、関節7aにセンサーを取り付けなくても、離れた位置から磁力や赤外線などを利用して、叩打力や伸張反射による足の動きを検出することができる。非接触型センサー13には、画像解析装置や磁気センサー等が該当する。
力センサー2d又は加速度センサー3のように接触型センサーだけでなく、非接触型センサーを使用した場合でも、伸張反射を評価することができ、非接触型センサーであれば、足関節7aに加速度センサー3を取り付ける手間が省け、測定が容易になる。
以上のように、本発明である伸張反射測定装置1は、被測定者7の膝や肘などの全身各筋の伸張反射を診ることにより、神経障害部位の推定や障害程度の評価ができる。また、小型の装置を組み合わせたものであるため持ち運びが容易であり、低コストである。
更に、加速度センサー3を固定具5に取り付けることにより、測定者が加速度センサー3を装着しやすくなる。毎回同じ場所に加速度センサー3を設置できるため、過去のデータとの比較が容易となる。また、皮膚にテープ等で直接付けなくて済むため、皮膚の炎症等が発生するのを防止できる。
本発明である伸張反射測定装置の全体図である。 本発明である伸張反射測定装置の打腱器の側面図である。 本発明である伸張反射測定装置の打腱器の平面図である。 本発明である伸張反射測定装置の打腱器の正面図である。 本発明である伸張反射測定装置の打腱器の斜視図である。 本発明である伸張反射測定装置の加速度センサーの斜視図である。 本発明である伸張反射測定装置の加速度センサーの正面図である。 本発明である伸張反射測定装置の解析装置の平面図である。 本発明である伸張反射測定装置の解析装置の正面図である。 本発明である伸張反射測定装置の固定具の斜視図である。 本発明である伸張反射測定装置の固定具を足に装着し、加速度センサーを設置した状態を示す図である。 本発明である伸張反射測定装置の被測定者の膝に打腱器で叩打した場合を示す図である。 本発明である伸張反射測定装置の被測定者の膝が伸張反射により伸展した状態を示す図である。 本発明である伸張反射測定装置の構成に関するブロック図である。 本発明である伸張反射測定装置の解析装置で行う解析処理のフローチャートである。 本発明である伸張反射測定装置のコンピュータに表示される解析結果を示すグラフである。 本発明である伸張反射測定装置の叩打力データ、速度データ及び筋電図データを時系列に示したグラフである。 本発明である伸張反射測定装置の叩打力データ、速度データ及び筋電図データの絶対値データを示した表である。 本発明である伸張反射測定装置の叩打力及び速度に関して、過渡応答であるか、又は定常応答であるかを示したグラフである。 本発明である伸張反射測定装置の反射測定による障害部位の推定を示す表である。 本発明である伸張反射測定装置の力センサー及び加速度センサーを非接触センサーにした場合の全体図である。
符号の説明
1 伸張反射測定装置
1a 伸張反射測定装置
2 打腱器
2a 頭
2b 柄
2c 叩打用キャップ
2d 力センサー
2e 端子
3 加速度センサー
3a センサー
3b 端子
4 解析装置
4a 本体
4b 入力端子
4c 入力端子
4d 出力端子
4e インタフェース
4f 中央演算処理装置
4g 記憶装置
5 固定具
5a 裏当て
5b 後当て
5c 湾曲部
5d バンド
5e バンド
5f バンド
6 コンピュータ
6a インタフェース
6b 中央演算処理装置
6c 記憶装置
6d 編集処理
6e 入力装置
6f 出力装置
7 被測定者
7a 関節
7b 腱
8 ケーブル
8a ケーブル
8b ケーブル
8c ケーブル
9 叩打刺激
9a 伸張反射
10 解析処理
10a 叩打力入力
10b 加速度入力
10c X軸加速度積分
10d Y軸加速度積分
10e Z軸加速度積分
10f 速度算出
10g 筋電図入力
10h 時系列データ取得
10i 絶対値データ取得
10j データ解析
10k 結果データ出力
11 グラフ
11a 曲線
11b 曲線
11c 叩打ピーク時
11d 動作開始時
11e 速度ピーク時
12 表
13 非接触型センサー
14 筋電計
15 グラフ
15a 叩打力データ
15b 速度データ
15c 筋電図データ
15d ピーク叩打時間
15e 筋電図開始時間
15f 動作開始時間
15g ピーク速度時間
15h 筋電図潜時
15i 叩打−動作開始時間
15j 筋電図−動作開始時間
15k 動作加速時間
15l 叩打−ピーク速度時間
16 表
16a 項目
16b 平均
16c 標準偏差
17 グラフ
17a 過渡応答
17b 定常応答

Claims (6)

  1. 力センサーを内蔵した打腱器と、被測定者の関節に取り付けた加速度センサーと、前記打腱器の力センサーと前記加速度センサーのデータを解析処理する解析装置と、前記解析装置で処理されたデータを表示するコンピュータとからなり、被測定者の腱を前記打腱器で刺激した際に誘発される伸張反射を測定することにより、被測定者の神経系障害部位の推定や障害程度の評価ができるようにしたことを特徴とする伸張反射測定装置。
  2. 解析装置に筋電計を接続し、筋電図データも併せて解析することを特徴とする請求項1に記載の伸張反射測定装置。
  3. 加速度センサーが、被測定者の関節を固定するための固定具に設置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の伸張反射測定装置。
  4. 解析処理が、インタフェースを介して、力センサーから叩打力データと、加速度センサーからX軸、Y軸及びZ軸の3方向の加速度データと、筋電計から筋電図データとを記憶装置に取り込み、前記3方向の加速度データを中央演算処理装置で計算させることにより速度データを算出し、前記叩打力データ、筋電図データ、加速度データ及び速度データの時系列データ及び絶対値データをインタフェースを介して出力することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の伸張反射測定装置。
  5. 叩打力データ、筋電図データ、加速度データ及び速度データの絶対値データが、過渡応答の場合と定常応答の場合とに分けて解析されることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の伸張反射測定装置。
  6. 力センサー及び加速度センサーが、非接触型センサーであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の伸張反射測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008200225A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Univ Of Tsukuba 抗痙縮剤の至適投与方法を決定するための伸張反射測定装置の作動方法
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