JP2006021608A - 脱着式収納ボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 脱着式収納ボックス10は、ケース本体20の収納空間46を、飲料容器51などとともに氷や保冷材52を収納可能に形成し、このケース本体20を支えるストライカ14,15,16,17を車室18内に設け、ストライカ14,15,16,17に係合することでケース本体20をストライカ14,15,16,17に取り付ける係合手段を設け、係合手段とストライカ14,15,16,17との係合を解除する係合解除手段35をケース本体20に設けることで、ケース本体20を車室18内に脱着自在に取り付けるものである。
【選択図】 図3
Description
この貯留室にドレーンホースを介してドレーンパンを連結し、このドレーンパンの上方に自動車用空気調和装置の冷媒蒸発器を配置する。
さらに、貯留室にドレーンパイプを連結し、ドレーンパイプの途中に止水弁を備える。
生成された凝縮水を、ドレーンパンおよびドレーンホースを介して貯留室に蓄える。貯留室に蓄えた凝縮水で、容器本体内の飲料容器を冷却する。
貯留室内に蓄えた凝縮水を排出する際には、前記止水弁を開くことにより、貯留室内の凝縮水をドレーンパイプから排出する。
このため、収納ボックスの近傍にドレーンパイプを配置する空間を確保する必要があり、そのことが設計の自由度を高める妨げになっていた。
通常、収納ボックスは、ドライバシートとパッセンジャシートとの間に設けることが多いので、ここでは、その位置に収納ボックスを設けた場合を例に説明する。
例えばドライバシートおよびパッセンジャシートの後方に2列のリヤシート(すなわち、リヤシートおよびサードシート)を備えた自動車などの場合には、リヤシートの乗員数が多くなり、リヤシートの乗員が収納ボックスから飲料容器を取り出す頻度が高くなる。
しかし、収納ボックスはドライバシートとパッセンジャシートとの間に設けられているので、リヤシートの乗員は収納ボックスから飲料容器を取り出し難い。
このように、収納ボックスを一箇所に設けた場合、自動車の用途に応じて、収納ボックスが使い難くなったり、使い易くなったりすることが考えられる。
このため、自動車の全ての用途に合わせて収納ボックスを使い易くすることで、収納ボックスの使い勝手を高めることができる技術の実用化が望まれていた。
そこで、請求項1で、ケース本体の上部に開口部を設けることにした。ケース本体の上部に開口部を設けることで、収納空間の底部側から隙間や開口を除くことが可能になる。
よって、収納空間に氷や保冷材を収納した際に、氷を入れた袋の表面や、保冷材の表面に付いた水滴が収納空間から水が洩れることを防止できる。
したがって、自動車用空気調和装置を冷房運転の状態に保たなくても、収納空間の収納物を冷却することができる。これにより、自動車用空気調和装置の冷房運転に影響されずに収納物を冷却することができる。
なお、保冷材としては、例えば、包装袋内に高吸水性ポリマーなどの中身を入れ、この中身を冷凍した状態で使用するものが知られている。
よって、凝縮水を排出するドレーンパイプを不要にして、収納ボックスの近傍に、ドレーンパイプを設ける空間を確保する必要はない。
よって、支え部を車室内の複数箇所に設けることで、自動車の用途に合わせて、乗員が使い易い部位に脱着式収納ボックスを取り付けることが可能になる。
また、自動車でキャンプ場に行って、キャンプをおこなう場合、脱着式収納ボックスを車室内から取り外して、車外に持ち出すことができる。
係合解除手段を操作レバーや操作ケーブルなどの簡素な部材で構成することできる。
よって、操作レバーで係合手段と支え部との係合を解除した後、操作レバーから離した手を、取っ手にかけやすくなり、脱着式収納ボックスを支え部から簡単に取り外すことができる。
さらに、周壁と意匠パネルとの間に断熱材を設けることで、意匠パネルの表面に水滴が付くことを防止できる。
このため、ケース本体を複数の部材で組み付けると、部材と部材との間に隙間ができ、この隙間から水滴が洩れ出す虞がある。
なお、ケース本体内に水滴が溜まった場合には、ケース本体を支え部から取り外して、ケース本体を反転することで、水滴をケース本体内から排出することができる。
このため、この状態で脱着式収納ボックスを支え部から取り外して持ち上げると、脱着式収納ボックスが変形することが考えられる。
図1は本発明に係る脱着式収納ボックスを車室内に取り付けた状態を示す斜視図である。
脱着式収納ボックス10は、右前側のドライバシート11および左前側のパッセンジャシート12(図15参照)の間の床部13に、図5に示す左・右の前ストライカ(支え部)14,15および左・右の後ストライカ(支え部)16,17を介して脱着自在に取り付けることで、車室18内に配置した物入れである。
係合手段30で床部13に脱着式収納ボックス10を取り付け、係合解除手段35で床部13から脱着式収納ボックス10を取り外す。
ケース本体20は、前壁(周壁)41(図3も参照)、後壁(周壁)42、左側壁(周壁)43、右側壁(周壁)44および底部45で収納空間46を形成するとともに、上部40に収納空間46に臨む後開口部(開口部)47を形成し、左・右の側壁43,44のそれぞれの前部上縁43a,44aおよび前壁41の上縁41aで略コ字形の支持枠48を形成し、前壁41から前方に受け部49(図3も参照)を突出させた一体形成の部材である。
ケース本体20を一体形成した理由については図9で詳しく説明する。
支持枠48は、枠体26を支える枠部であり、受け部49は、カップホルダー27を支える部位である。
枠体26は、略矩形状に形成された部材である。
カップホルダー27は、左・右のホルダー部53,53を備える。左・右のホルダー部53,53は、ペットボトルや缶ジュースなどの飲料容器51やカップ54(図9参照)などを立てた状態で配置可能な凹部である。
これより、ケース本体20を、図1に示す車室18内の床部13に脱着自在に取り付けることができる。
前意匠パネル21は、ケース本体20の前部を覆うように、前部より一回り大きな略矩形状に形成したパネルである。
前意匠パネルの表面21aに凹部63を形成することで、前取っ手64(図3も参照)を形成するとともに傾斜部65を形成する。傾斜部65に開口65aを形成して、この開口65aに係合解除手段35の操作レバー36を配置する。
後意匠パネル22は、後壁42を覆うように、後壁42より一回り大きな略矩形状に形成したパネルである。
図3に示すように、後意匠パネル42の表面22aに凹部67を形成することで、後取っ手68を形成する。
左意匠パネル23は、左側壁43を覆うように、左側壁43より一回り大きな略矩形状に形成し、後側下部に係合手段30の左側部を覆う隆起部23aを設けたパネルである。
右意匠パネル24は、右側壁44を覆うように右側壁44より一回り大きくな略矩形状に形成し、後側下部に係合手段30の右側部を覆う隆起部24a(図4参照)を設けたパネルである。
左スライダー73は、スライドリッド29の前部左側に設けられ、右スライダー74は、スライドリッド29の前部右側に設けられている。
スライドリッド29で後開口部47を閉じた状態において、ロック解除レバー77を操作して、図7に示す左・右のロック爪81,82を左右の係止爪83,84からそれぞれ解放し、左・右のガイドレール71,72に沿って左・右のスライダー73,74を摺動することで、スライドリッド29を後方にスライドさせて後開口部47を開口する。
ケース本体20の底部45側に係合手段30を備える。
係合手段30は、底部45の前端近傍にブラケット86を介して左・右のフック部87,88(左フック部87は図5参照)を備え、底部45の後端左側に左ブラケット91(図4参照)を介して左係合部92(図4、図5参照)を備え、底部45の後端右側に右ブラケット93を介して左係合部94を備える。
左・右の係合部92,94は、左・右の後ストライカ16,17(左後ストライカ16は図5参照)に係合可能な部材である。
左・右の前ストライカ14,15に左・右のフック部87,88を嵌め込むとともに、左・右の後ストライカ16,17に左・右の係合部92,94を係合することにより、左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17でケース本体20を支える。
この係合解除手段35は、操作レバー36をロック位置(図3に示す位置)に復帰させ、その位置に保持する復帰ばね98を備える。
なお、係合手段30および係合解除手段35については図5〜図6で詳細に説明する。
ダンパー99は、左右の前ストライカ14,15および左右の後ストライカ16,17でケース本体20を支えた状態で床部13に当接する弾性変形可能な部材である。ダンパー99を弾性変形(圧縮変形)することにより、ケース本体20の上下動を防ぐ。
受け部49の前部49aなどに前意匠パネル21をビス101で固定して、前意匠パネル21を前壁41に対して所定間隔をおいて配置する。
前意匠パネル21の表面21aに凹部63を形成することで、前意匠パネル21に前取っ手64を形成するとともに、傾斜部65を形成する。この傾斜部65に開口65aを形成して、開口65aに係合解除手段35の操作レバー36を配置する。
後意匠パネル22の表面22aに凹部67を形成することで、後意匠パネル22に後取っ手68を形成する。
カップホルダー27は、一対のホルダー部53,53(手前側のホルダー部53は図2参照)を備える。一対のホルダー部53,53は、ペットボトルや缶ジュースなどの飲料容器51やカップ54(図9参照)などを立てた状態で配置可能な凹部である。
スライドリッド29を開く際には、ロック解除レバー77を後方にスイングさせて、ロックを解除し、スライドリッド29を矢印の如く後方に移動する。
なお、ロック解除レバー77については図7で詳細に説明する。
ケース本体20は、左側壁43の下部および底部45に左ブラケット91を介して左係合部92を備え、右側壁44の下部および底部45に右ブラケット93を介して右係合部94を備える。
左ブラケット91をビス108などを介して左側壁43および底部45に取り付け、右ブラケット93をビス109などを介して右側壁44および底部45に取り付ける。
左係合部92を左後ストライカ16に係合するとともに、右係合部94を右後ストライカ17に係合する。
ケース本体20の右側壁44に右意匠パネル24をビスなど(図示せず)で固定して、右意匠パネル24を右壁壁44に対して所定間隔をおいて配置する。右側壁44と右意匠パネル24との間の右隙間(隙間)113に右断熱材(断熱材)114を設ける。
左・右のスライダー73,74を、スライドリッド29の左・右の取付部29a,29bにビス116…(…は複数を示す)で取り付ける。
上・下のリッド部材117,118間のリッド隙間(隙間)121にリッド断熱材(断熱材)122を設ける。
左・右のスライダー73,74を、左・右のガイドレール71,72の案内溝71a,72bに摺動自在に配置することで、左・右の案内溝71a,72bに沿わせてスライドリッド29を前後方向に移動させることが可能になる。
係合手段30は、図3に示すケース本体20の底部45の前端近傍に左・右のフック部87,88を備え、図3および図4に示す底部45側に左・右の係合部92,94を備える。
左フック部87は、左前ストライカ14に嵌め込む凹部87aを備え、右フック部88は、右前ストライカ15に嵌め込む凹部88aを備える。
これにより、右係合部94を右後ストライカ17に係合した状態に保つ。
なお、左係合部92は、右係合部94と同じ構成であり、右係合部92の構成部材と同一符号を付して説明を省略する。
係合解除手段35は、ケース本体20(図3参照)の前部62に、操作レバー36の上端部36bを、支軸62aを介してスイング自在に備える。
操作レバー36の下端部36aに、右操作ケーブル97のインナー部材97aを介して右係合部94のラチェット127を連結し、図5に示す左操作ケーブル96のインナー部材96aを介して左係合部92のラチェット127を連結する。
これにより、復帰ばね98のばね力で操作レバー36をロック位置(図示の位置)に復帰させ、この状態に保持する。
復帰ばね98のばね力に抗して、操作レバー36を支軸62aを軸に矢印の如く前方にスイングする。操作レバー36を支軸62aを軸に前方にスイングすることで、左・右の操作ケーブル96,97のインナー部材96a,97a(左操作ケーブル96のインナー部材96aは図5参照)を前方に引っ張る。
ラチェット127,127を矢印の如くスイングすることでラッチ125,125のロックを解除する。
この状態で、図1に示す脱着式収納ボックス10の後端部を持ち上げることにより、左・右の係合部92,94が矢印の如く上昇する。
このように、係合解除手段35を操作レバー36や左右の操作ケーブル96,97などの簡素な部材で構成することできる。
スライドリッド29の前端に凹み76を形成し、この凹み76にロック解除レバー77を支軸78を介してスイング自在に取り付ける。
支軸78に戻りばね157(図3も参照)を設け、戻りばね157の一端部157aをロック解除レバー77に係止し、戻りばね157の他端部157bをスライドリッド29の前端部29cに係止させる。
支軸78の左右端に左・右のロック爪81,82をそれぞれ取り付け、左・右のロック爪81,82を左・右のストッパ片83,84に係止可能に形成する。左・右のストッパ片83,84は、ケース本体20に一体に設けられている。
左・右のロック爪81,82を左・右のストッパ片83,84にそれぞれ係止することにより、スライドリッド29を閉位置に保持し、スライドリッド29で後開口部47を閉じた状態に保つ。
図3に示すように、ロック解除レバー77の上凹み77bは支軸78の上方に位置している。よって、戻りばね157のばね力に抗して、ロック解除レバー77を支軸78を軸に矢印の如く後方にスイングする。
この状態から、ロック解除レバー77を後方に継続してスイングすることにより、ロック解除レバー77の上端77cが上ストッパ部29dに当たり、スライドリッド29が後方に移動して後開口部47が開放される。
先ず、スライドリッド29を開放する例を図8〜図9に基づいて説明する。
図8(a),(b)は本発明に係る脱着式収納ボックスのスライドリッドを開放する例を説明する図である。
(a)において、後開口部47(図3参照)を開く際には、ロック解除レバー77の上凹み77bに指をかけ、上凹み77bに後向きの力Fをかける。
ロック解除レバー77が、戻りばね157(図7参照)のばね力に抗して、支軸78を軸に矢印fの如く後方にスイングする。
左・右のロック爪81,82が支軸78を中心にして矢印gの如くスイングして、左・右のストッパ片83,84との係止状態を解放する。
図4に示す左・右のスライダー73,74を、左・右のガイドレール71,72の案内溝71a,72bに沿わせて移動させることで、スライドリッド29が矢印hの如く後方に移動して後開口部47(図3、図4参照)を開放する。
カップホルダー27上方の前開口部56から、ペットボトルや缶ジュースなどの飲料容器51やカップ54(図9参照)などをカップホルダー27のホルダー部53,53に立てた状態に置くことができる。
スライドリッド29を開位置に保持することにより後開口部47を開く。後開口部47を開くことで、この後開口部47からペットボトルや缶ジュースなどの飲料容器51や氷や保冷材52をケース本体20内の収納空間46に収納することができる。
そこで、ケース本体20の上部40に後開口部47を設けた。よって、収納空間46の底部45側から隙間や開口を除くことが可能になる。
これにより、収納空間46に氷や保冷材52を収納した際に、氷を入れた袋の表面や、保冷材52の表面に付いた水滴が収納空間46から水が洩れることを防止できる。
よって、自動車用空気調和装置(図示せず)を冷房運転の状態に保たなくても、収納空間46の飲料容器51などを冷却することができる。これにより、自動車用空気調和装置のオン・オフに影響されずに飲料容器51などを冷却することができる。
これにより、飲料容器51などの冷却時間をより一層長く確保することができ、脱着式収納ボックス10の使い勝手をさらに高めることができる。
よって、凝縮水を排出するドレーンパイプを不要にできるので、脱着式収納ボックス10の近傍にドレーンパイプを配置する空間を確保する必要がない。
このため、ケース本体20を複数の部材で組み付けると、部材と部材との間に隙間ができ、この隙間から水滴が洩れ出す虞がある。
そこで、ケース本体20を一体形成することで、部材と部材との間の隙間から水滴が洩れ出すことを防止することにした。
このため、この状態で脱着式収納ボックス10を左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17から取り外して持ち上げると、脱着式収納ボックス10が変形することが考えられる。
図10(a),(b)は本発明に係る脱着式収納ボックスの操作レバーに手をかける例を説明する図である。
(a)において、操作レバー36の取っ手36cに右手161をかける。
復帰ばね98のばね力に抗して、操作レバー36を支軸62aを軸に矢印iの如く前方にスイングする。
(a)において、操作レバー36を支軸62aを軸に前方にスイングすることで、左・右の操作ケーブル96,97のインナー部材96a,97a(左操作ケーブル96のインナー部材96aは図5参照)を前方に引っ張る。
ラチェット127,127を矢印jの如くスイングすることで、ラチェット127,127によるラッチ125,125のロックを解除する。
(a)において、脱着式収納ボックス10(図11(b)参照)の後端部と一緒に、左・右の係合部92,94が矢印kの如く上昇する。
左・右の後ストライカ16,17が床部13に固定されているので、左・右の後ストライカ16,17は係合溝135,135の下辺135a,135aに当たり、係合溝135,135の上昇を妨げる。
左・右のラッチ125,125が回転することで、左・右の後ストライカ16,17からラッチ125,125の係合溝135,135を外し、左・右の係合部92,94と左・右の後ストライカ16,17との係合を解除する。
左・右のフック部87,88を左・右の前ストライカ14,15から抜き出すことにより、脱着式収納ボックス10を床部13から外すことができる。
よって、操作レバー36で左・右の係合手段92,94と左・右の後ストライカ16,17との係合を解除した後、前取っ手64にすぐに右手161をかけて、脱着式収納ボックス10を左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17から簡単に取り外すことができる。
図13(a),(b)は本発明に係る脱着式収納ボックスのフック部を前ストライカに嵌め込む例を説明する図である。
(a)において、脱着式収納ボックス10の前取っ手64に右手161をかけるとともに、後取っ手68に左手162をかける。
左・右のフック部87,88を左・右の前ストライカ14,15に嵌め込み、脱着式収納ボックス10の後端部を矢印nの如く下降する。
係合溝135,135の開口部が位置し、係合溝135,135の上辺135b,135bに当たり、左・右のラッチ125,125が矢印o(アルファベット小文字のオー)の如く回転する。
(a)において、左・右のラッチ125,125が係止位置(図示の位置)に位置し、ラチェット127,127が引張りばね129のばね力でラチェットピン128,128を軸に矢印pの如くスイングする。
これにより、ラッチ125を係合位置に保持し、左・右の係合部92,94を左・右の後ストライカ16,17に係合した状態に保つ。
左・右の前ストライカ14,15に左・右のフック部87,88を嵌め込み、かつ左・右の後ストライカ16,17に左・右の係合部92,94を係合することで、脱着式収納ボックス10を左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17を介して床部13に取り付けることができる。
ドライバシート11およびパッセンジャシート12の間の床部13に左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17(図5参照)を設け、さらに左・右のリヤシート164,165の間の床部13aに左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17を設け、加えて左・右のサードシート166,167の間の床部13bに左・右の前ストライカ14,15および左・右の後ストライカ16,17を設ける。
特に、左右のシート間に脱着式収納ボックス10を配置することで、脱着式収納ボックス10を一層使い易い位置に取り付けることが可能になり、使い勝手をさらに高めることができる。
このように、脱着式収納ボックス10を乗員が使い易い部位に取り付けることや、車室外に持ち出すことで、脱着式収納ボックス10の使い勝手を高めることができる。
例えば、左・右のサードシート166,167の後方の床部などのその他の部位に取り付けることも可能である。
さらに、左・右のサードシート166,167を備えていない車両に適用することも可能である。
Claims (4)
- 車室内に収納用のケース本体を配置し、このケース本体の開口部からケース本体内の収納空間に収納物を収納する脱着式収納ボックスにおいて、
前記開口部をケース本体の上部に設け、
このケース本体を支える支え部を前記車室内に設け、
この支え部にケース本体を載せた状態で、支え部に係合する係合手段を設け、
この係合手段の支え部に対する係合を解除する係合解除手段を設けたことを特徴とする脱着式収納ボックス。 - 前記係合解除手段は、前記係合手段に操作ケーブルを介して操作レバーを連結し、この操作レバーを前記ケース本体に設け、この操作レバーで係合手段と支え部との係合を解除するように構成したことを特徴とする請求項1記載の脱着式収納ボックス。
- 前記ケース本体の周壁に所定間隔をおいて装飾用の意匠パネルを外側から取り付けることにより、周壁と意匠パネルとの間に隙間を形成し、この隙間に断熱材を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脱着式収納ボックス。
- 前記ケース本体を一体形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の脱着式収納ボックス。
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