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JP2006011495A - データ転送装置およびデータ転送方法 - Google Patents

データ転送装置およびデータ転送方法 Download PDF

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JP2006011495A
JP2006011495A JP2004183193A JP2004183193A JP2006011495A JP 2006011495 A JP2006011495 A JP 2006011495A JP 2004183193 A JP2004183193 A JP 2004183193A JP 2004183193 A JP2004183193 A JP 2004183193A JP 2006011495 A JP2006011495 A JP 2006011495A
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Kazuhiro Shimizu
一弘 清水
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Abstract

【課題】 インターフェースに過度のタイミング精度が要求されることなく、高速で確実なデータ転送を実現できるデータ転送装置およびデータ転送方法を提供する。
【解決手段】 送信IC10から受信IC20にシリアルデータを転送する際の動作タイミングを調整するために、受信IC20に供給するクロック信号をプログマブルディレイライン41によって遅延させる。判定部51a,51bはテスト信号を送信IC10から受信IC20に転送したときのデータ転送の成否に基づき、動作タイミングの適否を判定する。このため、プログマブルディレイライン41における遅延時間を適切に設定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリアルデータを送受信するデータ転送装置およびデータ転送方法に関し、とくに高速で確実なデータ転送を実現できるデータ転送装置およびデータ転送方法に関する。
図6および図7は、それぞれパラレルデータおよびシリアルデータを送受信する従来のデータ転送装置を示している。図6に示すデータ転送装置では、送信ICから受信ICに向けてパラレルデータを転送する。送信IC110では、PLL(Phase Locked Loop)112において133MHz外部クロック信号から133MHz内部クロックを生成し、出力用フリップフロップ111において内部クロックにより信号Saおよび信号Sbをそれぞれリタイミングし、後段の受信IC120に向けて出力する。受信IC120のフリップフロップ121では、133MHz外部クロック信号に同期して、送信IC110から受信された信号を順次内部回路へ渡している。
一方、図7に示すデータ転送装置では、信号Saおよび信号Sbをシリアルデータに変換しインターフェース速度を2倍とすることで、IC間のデータ転送の対象となる信号数を1/2に減らしている。この例では、送信IC210のPLL215に逓倍機能を持たせ、133MHz外部クロック信号から133MHz内部クロック信号および2倍の周波数の266MHz内部クロック信号を生成する。送信IC210のフリップフロップ212aおよび212bでは、信号Saおよび信号Sbをそれぞれリタイミングし、マルチプレクサ213に入力する。一方、トグルフリップフロップ216では266MHz内部クロック信号が到来する毎にトグルする信号を発生し、この信号によりマルチプレクサ213の出力信号を切り替える。このため、マルチプレクサ213からは266MHzの周期で信号Saおよび信号Sbが交互に出力されることになる。このマルチプレクサ213からの出力信号は、出力用フリップフロップ214において266MHz内部クロック信号によりリタイミングされ、受信IC220に向けて出力される。
受信IC220では、フリップフロップ221aおよび221bにおいて、それぞれ133MHzクロックの立ち上がりおよび立ち下がりに同期して信号を受け取ることにより、転送された信号を、信号Saおよび信号Sbに対応する信号に分離する。分離された2つの信号はフリップフロップ222aおよび222bにおいて外部クロックによりタイミングを揃えられ内部回路に渡される。
特開2003−8560号公報 特許2907033号公報
しかし、高速で大量のデータを転送する必要がある場合には、図6に示す転送装置ではデータをパラレルデータとして転送するために転送すべき信号数が増大してしまうため、送信IC110および受信IC120を構成するチップのサイズが大きくなり、コストアップを招く。また、図7に示す転送装置では、送信IC210の出力段の高速化や受信IC220の入力セットアップタイムおよびホールドタイムの短縮化が要求されるため、消費電力が増大する。さらには、転送速度の上昇に対応できずインターフェース不可能という事態に陥るおそれもある。
一方、図7の構成に加えて送信ICから受信ICに向けて内部クロックを転送する構成を付加することも考えられる。すなわち、図8に示すように、フリップフロップ314を備える送信IC310を用意することで、トグルフリップフロップ216の出力信号をマルチプレクサ213からの出力信号と同様にリタイミングし、133MHzクロック信号を生成、出力することができる。この構成を取ることにより、送信IC310から受信IC220へシリアルデータとともにクロック信号が伝送され、送信IC310内での遅延に基づくシリアルデータおよびクロック信号のタイミングのずれを送信IC310から出力する時点で修正することができる。このため、インターフェースのタイミング余裕を増大させることができる。
しかしながら、図8の構成を取る場合には、受信IC220で用いられるクロック信号は受信IC310の回路を通過することになるため、クロック信号のジッタやドリフトが増大してしまう。このため、受信IC220で用いられるクロック信号として純度が高いものが要求される場合には、その要求される仕様を満たせなくなる可能性がある。
本発明の目的は、インターフェースに過度のタイミング精度が要求されることなく、高速で確実なデータ転送を実現できるデータ転送装置およびデータ転送方法を提供することにある。
本発明のデータ転送装置は、シリアルデータを送信する送信部と、前記送信部から送信された前記シリアルデータを受信する受信部と、を備えるデータ転送装置において、前記送信部および前記受信部の間の動作タイミングを調整するタイミング調整手段と、テスト信号を前記送信部から前記受信部に転送したときのデータ転送の成否に基づき前記動作タイミングの適否を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
このデータ転送装置によれば、タイミング調整手段により送信部および受信部の動作タイミングを調整するので、確実なデータ転送を実現できる。また、判定手段により送信部から受信部にテスト信号を転送したときのデータ転送の成否が判定できるので、タイミング調整手段による調整代を適切に設定可能となる。なお、タイミング調整手段を手動で、あるいは自動的に調整しつつ、判定手段により動作タイミングの適否を判定することにより、手動でタイミング調整手段の調整代を設定することもできる。タイミング調整手段および判定手段は送信部あるいは受信部に設けてもよいし、送信部あるいは受信部の外部に設けてもよい。判定手段はハードウェアを含んで構成してもよく、ソフトウェアにより実現してもよい。
前記動作タイミングを切り替えつつ前記テスト信号を転送させ、そのときの前記判定手段における判定結果に基づいて前記動作タイミングを適切なタイミングに設定する制御手段を備えてもよい。
この場合には、制御手段が判定手段により動作タイミングが適当であると判定された範囲でタイミング調整手段の調整代を設定することで、確実なデータ転送を実現できる。
前記タイミング調整手段は、前記送信部にクロック信号を与えるタイミングを調整する遅延回路を具備してもよいし、前記受信部にクロック信号を与えるタイミングを調整する遅延回路を具備してもよい。
前記クロック信号を前記送信部に送信する第1の経路と、前記第1の経路とは独立して設けられ、前記クロック信号を前記受信部に送信する第2の経路と、を備え、前記遅延回路は前記第1の経路に設けられていてもよい。
この場合には、送信部にクロック信号を送信する経路と、受信部にクロック信号を送信する経路とが独立して設けられているので、例えば、受信部に与えるクロック信号を、送信部を経由して転送する場合のように、クロックの純度を低下させるおそれがない。
前記クロック信号を前記送信部に送信する第1の経路と、前記第1の経路とは独立して設けられ、前記クロック信号を前記受信部に送信する第2の経路と、を備え、前記遅延回路は前記第2の経路に設けられていてもよい。
この場合には、送信部にクロック信号を送信する経路と、受信部にクロック信号を送信する経路とが独立して設けられているので、例えば、受信部に与えるクロック信号を、送信部を経由して転送する場合のように、クロックの純度を低下させるおそれがない。
前記テスト信号として、前記送信部から前記受信部に転送される信号が転送クロック信号に従ってその値が連続的に切り替わるような信号を用いてもよい。
この場合には、テスト信号が転送時にその値が高速で切り替わるため、転送条件として最も厳しい条件での転送の成否を判定することができる。このため、通常のデータを転送する際に確実な転送が可能となる動作タイミングを、誤りなく把握することができる。なお、値が連続的に切り替わることは、完全に同一の繰り返し信号が複数回連続して現れることを意味せず、実質的に転送条件として最も厳しい条件が満たされるテスト信号であればよい。
前記判定手段における判定では、特定部位の信号が同じ値を維持する場合にデータ転送が正常に行われていると判定してもよい。
この場合には、判定手段では信号の値が維持されることを認識することでデータ転送が正常に行われていると判定できるため、判定手段を容易に構成することが可能となる。とくに、判定手段を、ハードウェアを含んで構成する場合には有利である。
本発明のデータ転送方法は、シリアルデータを送信部から受信部に転送するデータ転送方法において、前記送信部および前記受信部の間の動作タイミングを調整するステップと、テスト信号を前記送信部から前記受信部に転送したときのデータ転送の成否に基づき前記動作タイミングの適否を判定するステップと、を備えることを特徴とする。
このデータ転送方法によれば、送信部および受信部の動作タイミングを調整するので、確実なデータ転送を実現できる。また、送信部から受信部にテスト信号を転送したときのデータ転送の成否が判定できるので、タイミング調整の調整代を適切に設定可能となる。
前記動作タイミングを切り替えつつ前記テスト信号を転送させ、そのときの前記判定手段における判定結果に基づいて前記動作タイミングを適切なタイミングに設定するステップを備えてもよい。
この場合には、動作タイミングが適当であると判定された範囲でタイミング調整手段の調整代を設定することで、確実なデータ転送を実現できる。
前記動作タイミングを調整するステップでは、遅延回路を用いて、前記送信部にクロック信号を与えるタイミングを調整してもよいし、遅延回路を用いて、前記受信部にクロック信号を与えるタイミングを調整してもよい。
前記クロック信号を第1の経路を介して前記送信部に送信するとともに、前記クロック信号を前記第1の経路とは独立して設けられた第2の経路を介して前記受信部に送信し、遅延回路は前記第1の経路に設けられていてもよい。
前記クロック信号を第1の経路を介して前記送信部に送信するとともに、前記クロック信号を前記第1の経路とは独立して設けられた第2の経路を介して前記受信部に送信し、遅延回路は前記第2の経路に設けられていてもよい。
本発明のデータ転送装置およびデータ転送方法によれば、送信部および受信部の動作タイミングを適切に設定できるので、確実なデータ転送が可能となる。
(第1の実施形態)
以下、図1および図2を参照して、本発明によるデータ転送装置の第1の実施形態について説明する。
図1は本実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のデータ転送装置は、シリアルデータを送信する送信IC10と、送信IC10から送信されたシリアル信号を受信する受信IC20と、送信IC10および受信IC20を制御するCPU(中央処理装置)30と、を備える。
送信IC10は、後述する遅延時間の設定に際し、信号Saおよび信号Sbの論理値を固定するためのマルチプレクサ11aおよびマルチプレクサ11bと、マルチプレクサ11aおよびマルチプレクサ11bの出力信号をそれぞれ受けるフリップフロップ12aおよびフリップフロップ12bと、フリップフロップ12aおよびフリップフロップ12bの出力を交互に選択するマルチプレクサ13と、マルチプレクサ13の出力を受ける出力用フリップフロップ14と、逓倍機能を有し、外部から供給される133MHz外部クロック信号から133MHz内部クロック信号および2倍の周波数の266MHz内部クロック信号を生成するPLL(Phase Locked Loop)15と、マルチプレクサ13の出力を切り替えるトグルフリップフロップ16と、CPU30との通信に従いマルチプレクサ11aおよびマルチプレクサ11bの出力を選択する制御部61と、を備える。
受信IC20は送信IC10から転送されてきたデータを受け取るフリップフロップ21aおよびフリップフロップ21bと、2つのデータの出力タイミングを揃えて内部回路に出力するためのフリップフロップ22aおよびフリップフロップ22bと、を備える。
また、受信IC20には133MHzの外部クロック信号を遅延することで受信IC20の内部クロック信号のタイミングを調整するためのプログマブルディレイライン41が設けられている。また、プログマブルディレイライン41の遅延時間を設定するためのカウンタ42およびレジスタ43がマルチプレクサ44を介してプログマブルディレイライン41に接続されている。プログマブルディレイライン41の遅延時間は、マルチプレクサ44により選択されたカウンタ42またはレジスタ43の出力値に応じた値に設定される。
図1に示すように、フリップフロップ21a、フリップフロップ21b、フリップフロップ22aおよびフリップフロップ22bはプログマブルディレイライン41により遅延された133MHzの内部クロック信号に同期して動作する。
さらに、受信IC20にはフリップフロップ22aおよびフリップフロップ22bの出力信号に基づいてデータ転送の成否を判定する判定部51aおよび判定部51bと、判定部51aおよび判定部51bの判定結果の論理積を生成するANDゲート52と、この判定結果の論理積を格納するレジスタ53と、判定部51aおよび判定部51bによる判定時間を設定するためのタイマー54と、CPU30との通信に従い受信IC20の各部を制御する制御部62と、が設けられている。
このように、本実施形態のデータ転送装置では、送信IC10では、外部から供給される外部クロック信号に基づいてPLL15において内部クロック信号を生成している。一方、受信IC20では、外部クロック信号をプログマブルディレイライン41により遅延した後の信号を内部クロックとして用いている。そして、本実施形態のデータ転送装置では、プログマブルディレイライン41の遅延時間を調整することで受信IC20の動作タイミングを調整可能に構成されている。このため、送信IC10と受信ICとの間の相対的な動作タイミングを使用環境等に応じて常に最適なものとすることができ、高速でのデータ転送を確実に実行することが可能となる。
また、図1に示すように、本実施形態のデータ転送装置では、外部クロック信号を送信IC10に送信する経路R1と、外部クロック信号を受信IC20に送信する経路R2とを独立させている。このため、例えば、受信IC20に与えるクロック信号を送信IC10から転送する場合のように、受信IC20に与えるクロック信号の純度を低下させるおそれがない。
本実施形態のデータ転送装置では、通常動作時には、送信IC10のマルチプレクサ11aおよびマルチプレクサ11bの出力を固定することなく、入力された信号Saおよび信号Sbをフリップフロップ12aおよびフリップフロップ12bに与える状態とする。また、受信IC20のプログマブルディレイライン41の遅延時間を決める値として、レジスタ43に格納されている値がマルチプレクサ44を介して選択される。
通常動作時には、送信IC10では、フリップフロップ12aおよびフリップフロップ12bにおいて、マルチプレクサ11aおよびマルチプレクサ11bから出力される信号Saおよび信号Sbをそれぞれリタイミングし、マルチプレクサ13に入力する。一方、トグルフリップフロップ16では266MHz内部クロック信号が到来する毎にトグルする信号を発生し、この信号によりマルチプレクサ13の出力信号を切り替える。このため、マルチプレクサ13からは266MHzの周期で信号Aaおよび信号Sbが切り替えられて出力されることになる。このマルチプレクサ13からの出力信号は、出力用フリップフロップ14において266MHz内部クロック信号によりリタイミングされ、シリアル信号Scとして受信IC20に向けて出力される。
受信IC20では、フリップフロップ21aおよび21bにおいて、それぞれプログマブルディレイライン41から出力される内部クロックの立ち上がりおよび立ち下がりをトリガとして信号Saおよび信号Sbに対応する信号を受け取る。さらに、これらの信号はフリップフロップ22aおよびフリップフロップ22bにおいて内部クロックによりタイミングを揃えられて、信号Sdおよび信号Seとして内部回路に渡される。
このように本実施形態のデータ転送装置では、通常動作時には、プログマブルディレイライン41の遅延時間として、レジスタ43に格納されている値に対応する時間が選択され、この遅延時間により送信IC10と受信IC20の動作タイミングを揃えるようにしている。
次に、図2を参照してプログマブルディレイライン41の遅延時間を設定する動作について説明する。図2は遅延時間設定のための動作を示すフローチャートである。以下の動作は、CPU30、制御部61および制御部62の制御に基づいて実行される。
図2のステップS1ではマルチプレクサ44でカウンタ42を選択することにより、プログマブルディレイライン41の遅延時間をカウンタ42の値に対応させる。次に、カウンタ42の値をリセットし、これにより、例えば、プログマブルディレイライン41の遅延時間を0とする(ステップS2)。ステップS3ではマルチプレクサ11aにより「1固定」を、マルチプレクサ11bにより「0固定」を、それぞれ選択する。これにより、マルチプレクサ11aから出力される信号Saの値は1に、マルチプレクサ11bから出力される信号Sbの値は0に、それぞれ固定される。このとき、送信IC10から出力される信号Scは、266MHzクロックの周期でその値が、1,0,1,0・・・というように交番を繰り返す信号となる。
次に、判定部51aおよび判定部51bにおける判定を開始するとともに、タイマー54の計時を開始する(ステップS4)。ステップS5ではタイマーの計時時間が所定時間に到達したか否か判断し、到達したと判断されれば判定を終了し、判定結果をレジスタ53に格納する(ステップS6)。所定時間に到達しないと判断されれば判定部51aおよび判定部51bにおける判定を継続する。このように、ステップS5〜ステップS6では、タイマー54を用いて所定時間判定を継続し、判定が終了した時点で判定結果をカウンタ42の値と関連付けて、すなわち遅延時間と関連付けてレジスタ53に記憶する。
判定部51aおよび判定部51bにおける判定では、それぞれフリップフロップ22aおよびフリップフロップ22bから出力される信号Sdおよび信号Seが所定の値を保持しているか否かを判断する。データ転送が正常に行われていれば、信号Sdの値は信号Saの値を、信号Seの値は信号Sbの値を、それぞれ保持しているはずであるから、上記所定時間内で異なる値を示すことがあれば正常な転送がされなかったものとしてエラー信号を発生する。そして、判定部51aおよび判定部51bにおける判断結果の論理積がANDゲート52により与えられ、レジスタ53に格納される。したがって、レジスタ53には、上記所定時間にわたり信号Sdおよび信号Seが所定の値を保持していた場合に限り、転送が正常であったことを示す判定結果が、そうでない場合には転送が正常でなかったことを示す判定結果が、それぞれ記憶されることになる。
次に、ステップS7ではカウンタ42の値がフルコードであるか否か判断し、判断が否定ささればカウンタ42の値をカウントアップして(ステップS8)、ステップS4へ戻り、ステップS4〜ステップS6の動作を繰り返す。ステップS7の判断が肯定された場合にはステップS9へ進む。このように、本実施形態では、カウンタ42の値をカウントアップすることで、プログマブルディレイライン41の遅延時間を更新しつつ、データ転送が正常に実行できるか否かを判定するようにしている。カウンタ42の値をカウントアップすることにより、例えば遅延時間を順次長くしてゆき、カウンタ42の値がフルコードとなるまで、すなわち遅延時間がある既定長に到達するまで判定を繰り返すようにしている。
以下、ステップS2A〜ステップS8Aでは、ステップS2〜ステップS8と同様の動作を実行する。
すなわち、ステップS2Aではカウンタ42の値をリセットし、これにより、例えば、プログマブルディレイライン41の遅延時間を0とする。ステップS3Aではマルチプレクサ11aにより「0固定」を、マルチプレクサ11bにより「1固定」を、それぞれ選択する。これにより、マルチプレクサ11aから出力される信号Saの値は0に、マルチプレクサ11bから出力される信号Sbの値は1に、それぞれ固定される。このとき、送信IC10から出力される信号Scは、266MHzクロックの周期でその値が、0,1,0,1・・・というように交番を繰り返す信号となる。このように、ステップS3Aで生成される信号ScはステップS3で生成される信号を反転したものとなる。
次に、判定部51aおよび判定部51bにおける判定を開始するとともに、タイマー54の計時を開始する(ステップS4A)。ステップS5Aではタイマーの計時時間が所定時間に到達したか否か判断し、到達したと判断されれば判定を終了し、判定結果をレジスタ53に格納する(ステップS6A)。所定時間に到達しないと判断されれば判定部51aおよび判定部51bにおける判定を継続する。このように、ステップS5A〜ステップS6Aでは、タイマー54を用いて所定時間判定を継続し、判定が終了した時点で判定結果をカウンタ42の値と関連付けてレジスタ53に記憶する。
判定部51aおよび判定部51bにおける判定では、それぞれフリップフロップ22aおよびフリップフロップ22bから出力される信号Sdおよび信号Seが所定の値を保持しているか否かを判断する。上記のように、レジスタ53には、上記所定時間にわたり信号Sdおよび信号Seが所定の値を保持していた場合に限り、転送が正常であったことを示す判定結果が、そうでない場合には転送が正常でなかったことを示す判定結果が、それぞれ記憶される。
次に、ステップS7Aではカウンタ42の値がフルコードであるか否か判断し、判断が否定ささればカウンタ42の値をカウントアップして(ステップS8A)、ステップS4Aへ戻り、ステップS4A〜ステップS6Aの動作を繰り返す。ステップS7Aの判断が肯定された場合にはステップS11へ進む。
ステップS11では、レジスタ53の判定結果を参照してプログマブルディレイライン41の遅延時間を設定し、この遅延時間に対応する値をレジスタ43に格納する。また、マルチプレクサ44でレジスタ43を選択することにより、プログマブルディレイライン41の遅延時間をレジスタ43の値に対応させる。ステップS11では、確実にデータ転送が可能となる遅延時間を設定値として選択すればよく、例えば、正常なデータ転送が行われた遅延時間の中間値や平均値等を設定値とすればよい。
このように、本実施形態のデータ転送装置では、プログマブルディレイライン41の遅延時間を切り替えつつ、所定のテスト信号を転送させ、そのときの判定結果に基づいて適切な遅延時間に設定している。このため、プログマブルディレイライン41の遅延時間を、安定してデータを転送することができる値に設定することができるので、確実なデータ転送が可能となる。また、テスト信号として、送信IC10から受信IC20に転送される信号が266MHzの転送クロック信号に従ってその値が連続的に交互に切り替わるような信号Scを用いている。このように、信号Scは転送時にその値が高速で切り替わるため、転送条件として最も厳しい条件での転送の成否を判定することができる。このため、通常のデータを転送する際に確実な転送が可能となる遅延時間を、誤りなく把握することができる。なお、テスト信号は上記の信号に限定されず、どのようなテスト信号を用いてもよい。
本実施形態のデータ転送装置では、遅延時間を設定するための処理の一部をプログマブルディレイライン41および判定部51a,51b等のハードウェアを用いて実行しているので、CPU30等を機能させるためのソフトウェアの負担を軽減することができる。なお、遅延時間を設定するために必要なハードウェアは、通常動作時には動作させないため、消費電力の増大を招くことはない。
また、本実施形態のデータ転送装置では、プログマブルディレイライン41および判定部51a,51b等のハードウェアを受信IC20内にまとめて設けているので、遅延時間を設定するための判断処理を受信IC20内で実行することができる。このため、送信IC10との間のやりとりが不要になるなどの利点がある。
(第2の実施形態)
以下、図3を参照して、本発明によるデータ転送装置の第2の実施形態について説明する。
図3は本実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図である。図3では、第1の実施形態のデータ転送装置に対応する構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。以下、第1の実施形態のデータ転送装置との相違点を中心に説明する。
第2の実施形態のデータ転送装置では、送信ICに与えるクロック信号を遅延させることで、送信ICおよび受信ICの動作タイミングを調整するようにしている。
図3に示すように、第2の実施形態のデータ転送装置では、133MHzの外部クロック信号を遅延するプログマブルディレイライン41Aが、送信IC10A内に設けられている。また、送信IC10A内において、プログマブルディレイライン41Aの遅延時間を設定するためのカウンタ42Aおよび設定レジスタ43Aがマルチプレクサ44Aを介してプログマブルディレイライン41Aに接続されている。図3に示すように、PLL15には、プログマブルディレイライン41Aにより遅延された133MHzの内部クロック信号が与えられる。このため、送信IC10Aの動作タイミングはプログマブルディレイライン41Aに設定される遅延時間に応じて調整可能となり、これにより送信IC10Aおよび受信IC20Aの動作タイミングが調整される。
第2の実施形態では、送信IC10Aに設けられた制御部61Aにより送信IC10Aの各部が制御される。また、受信IC20Aに設けられた制御部62Aにより受信IC20Aの各部が制御される。
プログマブルディレイライン41Aの遅延時間を設定する動作はCPU30、制御部61Aおよび制御部62Aの制御に基づき実行されるが、その内容は図2のフローチャートで示した第1の実施形態の場合と同様であるため、説明は省略する。
(第3の実施形態)
以下、図4を参照して、本発明によるデータ転送装置の第3の実施形態について説明する。
図4は本実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図である。図4では、第1の実施形態のデータ転送装置に対応する構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。以下、第1の実施形態のデータ転送装置との相違点を中心に説明する。
第3の実施形態のデータ転送装置では、プログマブルディレイラインをICの外部に設けるとともに、プログマブルディレイラインの制御をCPU30により行うようにしている。プログマブルディレイラインをICチップ内に作り込むことが困難な場合等には、このような構成を取ることができる。
図4に示すように、第3の実施形態のデータ転送装置では、133MHzの外部クロック信号を遅延するプログマブルディレイライン41Bが、受信IC20Bの外部に設けられている。また、カウンタ42、設定レジスタ43およびマルチプレクサ44(図1)に相当するハードウェアの機能をCPU30が引き受ける構成を取っている。プログマブルディレイライン41Bによって、受信IC20Bの動作タイミングを調整する点は、第1の実施形態と同様である。
プログマブルディレイライン41Bの遅延時間を設定する動作はCPU30、送信IC10Bの制御部61B、および受信IC20Bの制御部62Bの制御に基づき実行されるが、その内容は図2のフローチャートで示した第1の実施形態の場合と同様であるため、説明は省略する。
(第4の実施形態)
以下、図5を参照して、本発明によるデータ転送装置の第4の実施形態について説明する。
図5は本実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図である。図5では、第3の実施形態のデータ転送装置に対応する構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第4の実施形態のデータ転送装置では、第3の実施形態と同様、プログマブルディレイラインをICの外部に設けているが、プログマブルディレイラインにより動作タイミングを調整する対象となっているのが受信ICではなく、送信ICである点が第3の実施形態と異なっている。
図5に示すように、第4の実施形態のデータ転送装置では、133MHzの外部クロック信号を遅延するプログマブルディレイライン41Cが、送信IC10Cおよび受信IC20Cとは別に設けられている。第4の実施形態では、プログマブルディレイライン41Cにより送信IC20Cの動作タイミングを調整しているが、この点は第2の実施形態と同様である。
プログマブルディレイライン41Cの遅延時間を設定する動作はCPU30、送信IC10Cの制御部61C、および受信IC20Cの制御部62Cの制御に基づき実行されるが、その内容は図2のフローチャートで示した第1の実施形態の場合と同様であるため、説明は省略する。
本発明のデータ転送装置は、高速でのデータ転送を実行する場合にとくに有用であり、たとえば、LSI検査装置におけるタイミング発生器のタイミングデータを受け渡すデータ転送装置等にとくに好適である。しかし、本発明のデータ転送装置は、シリアルデータを送受信するデータ転送装置に対し、広く適用することができる。
第1の実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図。 遅延時間設定のための動作を示すフローチャート。 第2の実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図。 第3の実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図。 第4の実施形態のデータ転送装置の構成を示すブロック図。 パラレルデータを送受信する従来のデータ転送装置の構成を示すブロック図。 シリアルデータを送受信する従来のデータ転送装置の構成を示すブロック図。 シリアルデータとともにクロック信号を伝送するデータ転送装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
10、10A、10B、10C 送信IC(送信部)
20、20A、20B、20C 受信IC(受信部)
30 CPU(制御手段)
41、41A、41B、41C プログマブルディレイライン(タイミング調整手段、遅延回路)
51a、51b 判定部(判定手段)
61、61A、61B、61C 制御部(制御手段)
62、62A、62B、62C 制御部(制御手段)

Claims (14)

  1. シリアルデータを送信する送信部と、前記送信部から送信された前記シリアルデータを受信する受信部と、を備えるデータ転送装置において、
    前記送信部および前記受信部の間の動作タイミングを調整するタイミング調整手段と、
    テスト信号を前記送信部から前記受信部に転送したときのデータ転送の成否に基づき前記動作タイミングの適否を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記動作タイミングを切り替えつつ前記テスト信号を転送させ、そのときの前記判定手段における判定結果に基づいて前記動作タイミングを適切なタイミングに設定する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ転送装置。
  3. 前記タイミング調整手段は、前記送信部にクロック信号を与えるタイミングを調整する遅延回路を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送装置。
  4. 前記タイミング調整手段は、前記受信部にクロック信号を与えるタイミングを調整する遅延回路を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送装置。
  5. 前記クロック信号を前記送信部に送信する第1の経路と、前記第1の経路とは独立して設けられ、前記クロック信号を前記受信部に送信する第2の経路と、を備え、
    前記遅延回路は前記第1の経路に設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ転送装置。
  6. 前記クロック信号を前記送信部に送信する第1の経路と、前記第1の経路とは独立して設けられ、前記クロック信号を前記受信部に送信する第2の経路と、を備え、
    前記遅延回路は前記第2の経路に設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ転送装置。
  7. 前記テスト信号として、前記送信部から前記受信部に転送される信号が転送クロック信号に従ってその値が連続的に切り替わるような信号を用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
  8. 前記判定手段における判定では、特定部位の信号が同じ値を維持する場合にデータ転送が正常に行われていると判定することを特徴とすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
  9. シリアルデータを送信部から受信部に転送するデータ転送方法において、
    前記送信部および前記受信部の間の動作タイミングを調整するステップと、
    テスト信号を前記送信部から前記受信部に転送したときのデータ転送の成否に基づき前記動作タイミングの適否を判定するステップと、
    を備えることを特徴とするデータ転送方法。
  10. 前記動作タイミングを切り替えつつ前記テスト信号を転送させ、そのときの前記判定手段における判定結果に基づいて前記動作タイミングを適切なタイミングに設定するステップを備えることを特徴とする請求項9に記載のデータ転送方法。
  11. 前記動作タイミングを調整するステップでは、遅延回路を用いて、前記送信部にクロック信号を与えるタイミングを調整することを特徴とする請求項9または10に記載のデータ転送方法。
  12. 前記動作タイミングを調整するステップでは、遅延回路を用いて、前記受信部にクロック信号を与えるタイミングを調整することを特徴とする請求項9または10に記載のデータ転送方法。
  13. 前記クロック信号を第1の経路を介して前記送信部に送信するとともに、前記クロック信号を前記第1の経路とは独立して設けられた第2の経路を介して前記受信部に送信し、
    遅延回路は前記第1の経路に設けられている
    ことを特徴とする請求項11に記載のデータ転送方法。
  14. 前記クロック信号を第1の経路を介して前記送信部に送信するとともに、前記クロック信号を前記第1の経路とは独立して設けられた第2の経路を介して前記受信部に送信し、
    遅延回路は前記第2の経路に設けられている
    ことを特徴とする請求項12に記載のデータ転送方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009070233A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 記憶媒体制御装置及び記憶媒体制御方法
JP2009239567A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Renesas Technology Corp 半導体装置及び半導体集積回路
JP2011115005A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Meidensha Corp 高圧インバータのセル通信制御装置およびセル通信制御方法

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