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JP2006011269A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2006011269A JP2004191553A JP2004191553A JP2006011269A JP 2006011269 A JP2006011269 A JP 2006011269A JP 2004191553 A JP2004191553 A JP 2004191553A JP 2004191553 A JP2004191553 A JP 2004191553A JP 2006011269 A JP2006011269 A JP 2006011269A
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Tadao Mori
忠男 森
Yukihiro Okada
幸宏 岡田
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Abstract

【課題】 帯電部材に対するクリーニング部材のクリーニング性能を安定させることができる画像形成装置の提供を課題とする。
【解決手段】 回転する像担持体50に、回転しながら接触して像担持体50を帯電させる帯電部材52と、帯電部材52の表面をクリーニングするブラシ104とそのブラシ104が取り付けられたシャフト102とからなるクリーニング部材100と、クリーニング部材100のシャフト102の端部が挿通される長孔110を有するとともに、帯電部材52を回転可能に支持するフレーム108と、クリーニング部材100を帯電部材52に対して接離させる接離機構112とを備えた画像形成装置において、長孔110の帯電部材52側の辺縁部110Aを平面状に形成するとともに、シャフト102の端部102Aの帯電部材52に対向する面102Bを平面状に形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、回転する像担持体に、回転しながら接触してその像担持体を帯電させる帯電部材と、その帯電部材の表面をクリーニングするクリーニング部材を備えた画像形成装置に関する。
電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置では、静電潜像形成のため、露光前に感光体や誘電体等の像担持体の表面を帯電処理することが行われている。この帯電処理を行う方法としては、帯電部材を像担持体の表面に接触させて帯電処理を行う接触帯電方式がある。この接触帯電方式は、帯電部材に印加する電圧が低くて済み、オゾンの発生量が非常に少ないため、近年、広く採用が進められている。
しかしながら、この接触帯電方式は、帯電の均一性に関して信頼性が低いという欠点がある。その原因の1つに、帯電部材に汚れが付着するという問題がある。この帯電部材の汚れは、帯電部材を像担持体に接触させたときに、トナー、放電生成物、埃、紙粉等が付着することにより起こる。帯電部材が汚れると、異常放電や不安定な放電を発生させ、カブリなどの画質欠陥を招く。更に、帯電部材に汚れが付着することによる不均一な帯電は、直流電圧を印加する場合に特に顕著となり、これによる画質欠陥は、高画質用の画像形成装置にとって致命的な問題となりかねない。
そのため、クリーニング部材を帯電部材に当接させ、直接汚れを取る提案が多く出されている。しかしながら、その多くはクリーニング部材に目づまりが発生して、汚れが溜まるなど、クリーニング部材としての維持性に劣るものであった。また、クリーニング部材が帯電部材に接離する際、帯電部材に汚れを再付着させるなどの問題もあった。
また、このような問題点を解決するため、クリーニング部材としてのブラシを帯電部材に接触した状態で揺動させるようにしたものが提案された(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、ブラシの帯電部材に対する接触距離が不安定になるため、クリーニング性能にばらつきが生じるおそれがあった。
特開2003−263010号公報
そこで、本発明は、このような問題点に鑑み、帯電部材に対するクリーニング部材のクリーニング性能を安定させることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の画像形成装置は、回転する像担持体に、回転しながら接触して該像担持体を帯電させる帯電部材と、前記帯電部材の表面をクリーニングするブラシと該ブラシが取り付けられたシャフトとからなるクリーニング部材と、前記クリーニング部材のシャフトの端部が挿通される長孔を有するとともに、前記帯電部材を回転可能に支持するフレームと、前記クリーニング部材を前記帯電部材に対して接離させる接離機構と、を備え、前記長孔の前記帯電部材側の辺縁部が平面状に形成されるとともに、前記シャフトの端部の前記帯電部材に対向する面が平面状に形成されたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、フレームの長孔において、その帯電部材側の辺縁部が平面状に形成され、かつ、シャフトの端部において、その帯電部材に対向する面が平面状に形成されているので、クリーニング部材が帯電部材に接触する際には、そのシャフトの平面部分が長孔の平面部分に当接する。このため、帯電部材に対するブラシの位置及び角度が精度よく位置決めされ、かつ帯電部材が回転してもブラシのつれ回り(回転)が抑止される。よって、帯電部材に対するクリーニング部材のクリーニング性能を安定させることができる。
また、請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、少なくとも前記長孔に挿通される前記シャフトの端部が金属で成形されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、少なくとも長孔に挿通されるシャフトの端部が金属で成形されているので、シャフトの平面部分が長孔の平面部分に当接する回数が増加してきても、シャフトの形状が精度よく維持される。また、シャフトを小型化しても、充分にその強度を確保することができるので、シャフトの中央部分の撓みを抑制することができる。したがって、帯電部材に対するブラシの接触状態を好適に維持できる。
更に、請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記帯電部材の回転方向における前記シャフトの端部と前記長孔との間には、所定のクリアランスが設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、帯電部材の回転方向におけるシャフトの端部と長孔との間には、所定のクリアランスが設けられているので、ブラシは、そのクリアランス分だけ帯電部材の回転によってつれ回る。つまり、ブラシは、帯電部材の回転方向に僅少ながら移動可能となっている。このため、帯電部材に接触するブラシ先端の領域を広げることができ、クリーニング部材のクリーニング性能が低下することによる交換時期を延ばすことができる(クリーニング部材の延命化が図れる)。
そして、請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記接離機構が、前記シャフトの両端部を押し上げて前記帯電部材に前記ブラシを接触させる動作を行い、前記帯電部材から前記ブラシを離間させるときには、前記クリーニング部材の自重によって行うように構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、接離機構は、シャフトの両端部を押し上げる動作だけ行えるように構成されていればよいので、その機構を簡略化することができる。
以上、何れにしても本発明によれば、帯電部材に対するクリーニング部材のクリーニング性能を安定させることができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1で示すように、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有しており、この画像形成装置本体12の上部に、回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。そして、この画像形成装置本体12の下部に、例えば1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、記録用紙が収納される給紙カセット22とを有している。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙を供給するフィードロール24と、供給される記録用紙を1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から案内部材29を介して排出口30までの記録用紙の通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側面)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に、後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側に、レジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24によって送り出された記録用紙は、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙のみ搬送路28に導かれる。そして、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間を通ることによりトナー像が転写される。そして、この転写されたトナー像が定着装置90によって定着され、排出ロール34によって排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるように傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にロータリー現像装置38が配置され、このロータリー現像装置38の正面側(図1において左側)には、画像形成装置10を構成する各部を制御する制御部39が配置されている。ロータリー現像装置38は、回転体40内にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42A〜42Dを有し、回転軸44を中心として、左回り(図1において反時計回り)に回転するようになっている。現像器42A〜42Dのそれぞれは、現像ロール46A〜46Dを有し、例えばコイルスプリング等の弾性体48A〜48Dにより、回転体40の法線方向に押圧されている。
ロータリー現像装置38には、例えば感光体からなる像担持体50が当接するように配置されており、現像ロール46A〜46Dは、像担持体50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が回転体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出するように開口部98から露出している。また、現像ロール46A〜46Dのそれぞれの両端には、現像ロール46A〜46Dの直径よりも僅かに大きい直径のトラッキングロール(図示省略)が現像ロール46A〜46Dと同軸で回転するように設けられている。
つまり、現像器42A〜42Dの現像ロール46A〜46Dは、回転軸44を中心として、それぞれ90°の間隔で回転体40の外周に配置され、現像ロール46A〜46Dのトラッキングロールが像担持体50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接して、現像ロール46A〜46Dと像担持体50との間に所定の隙間を形成しつつ、像担持体50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像するようになっている。
像担持体50の下方には、その像担持体50の表面を一様に帯電する帯電部材としての帯電ロール52が設けられている。また、像担持体50には、その像担持体50の回転方向の帯電ロール52よりも上流側に像担持体用クリーナー54が当接している。像担持体用クリーナー54は、例えば一次転写後に像担持体50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ボトル58とから構成されている。なお、トナー回収ボトル58の背面側(図1において右側)には、例えばリブ等が形成され、案内部材29と共に搬送路28の一部を形成するようになっている。
ロータリー現像装置38の下方には、帯電ロール52により帯電された像担持体50に、レーザー光等の光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリー現像装置38の上方には、ロータリー現像装置38によって可視化されたトナー像を、後述する一次転写部から二次転写位置Aまで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写体としての中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76から構成されている。中間転写ベルト64は弾性を有し、ロータリー現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。
中間転写ベルト64の上面側の長辺は、例えば画像形成装置本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。また、中間転写ベルト64は、その長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で像担持体50にラップ状に当接する一次転写部(像担持体ラップ領域)を有し、像担持体50に所定の範囲だけ巻きついて、像担持体50の回転に従動するようになっている。
このような構成により、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって像担持体50上のトナー像が、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に重ねられて一次転写された後、この一次転写されたトナー像を、後述する二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、このとき、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、像担持体50から離間する。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により、平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送路28に臨むように構成されている。なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、例えば12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
スクレーパーバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーを、後述するスクレーパー84が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーを、後述するブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置Aとなっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64上に一次転写されたトナー像を二次転写位置Aにて記録用紙に二次転写する。
ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、即ちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を搬送する間は中間転写ベルト64から離間しており、ブラックのトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するように構成されている。なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の現像バイアス電圧が生じるように構成されており、例えば二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)等に接続される。
二次転写ロール80と案内部材29との間には、例えば反射型フォトセンサー等の検知装置81が中間転写ベルト64の二次転写部に対向するように配設されている。検知装置81は、中間転写ベルト64に向けて照射光を照射し、中間転写ベルト64に形成された、例えばトナー濃度検知用の基準トナー像に応じて変化する反射光を受光することにより、中間転写ベルト64上に形成された基準トナー像の濃度を検知する。
検知装置81により基準トナー像の濃度が検知されると、制御部39が、検知されたトナー濃度に応じて帯電ロール52の帯電電圧、露光装置60の露光光量及び現像バイアス電圧等を制御し、中間転写ベルト64上のトナー濃度が調整される。また、検知装置81は、案内部材29の案内により搬送された記録用紙が摺接するようになっており、その記録用紙を二次転写位置Aに向けて案内する。このように、検知装置81は、搬送路28の一部を形成するようになっている。
中間転写ベルト64の像担持体50とは反対側の端部には、中間転写体用クリーナー82が当接するように設けられている。中間転写体用クリーナー82は、例えば二次転写後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーを掻き取ってクリーニングするスクレーパー84、スクレーパー84によるクリーニング後に残った廃トナーを更に掻き取るブラシロール86、スクレーパー84及びブラシロール86によって掻き取られた廃トナーを回収するトナー回収ボトル88から構成されている。
スクレーパー84は、例えばステンレスの薄板からなり、トナーとは逆極性の電圧がかけられている。ブラシロール86は、例えば導電性の処理がなされたアクリル等のブラシからなる。また、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間は、スクレーパー84及びブラシロール86は、中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングで、これらが一体となって中間転写ベルト64に当接するように構成されている。
二次転写位置Aの上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙に二次転写されたトナー像を、その記録用紙に定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。
像形成ユニット96は、中間転写装置62、像担持体50、帯電ロール52、像担持体用クリーナー54及び中間転写体用クリーナー82を一体化したものである。つまり、像形成ユニット96は、像担持体50の正面側に中間転写ベルト64を有する中間転写装置62が延び、更に、その先に中間転写体用クリーナー82が配置されている。そして、像担持体50の裏面側下方に像担持体用クリーナー54が配置されている。
このように、像形成ユニット96は、中間転写ベルト64が延びる方向と、像担持体用クリーナー54が配置された方向とが、二次転写位置Aを頂点として90°を超え、180°未満であるように折曲され、ロータリー現像装置38を囲むようになっている。また、この像形成ユニット96は、開閉カバー16の排出部36の直近下方に配置され、画像形成装置本体12に対して着脱自在となっており、開閉カバー16を開くことによって着脱されるようになっている。
更に、上記した帯電ロール52には、クリーニング部材100が設けられている。このクリーニング部材100は、図2で示すように、側面視で矩形状(例えば略正方形状)をなす細長い柱状の金属製シャフト102と、そのシャフト102の上面に保持部材106を介して設けられたブラシ104とで構成されている。このブラシ104は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製の繊維と6−6ナイロン(商標)製の繊維との混紡からなる起毛材が保持部材106に植設されて構成されており、その保持部材106がシャフト102の上面に接着剤等によって貼付されている。
クリーニング部材100は、図2乃至図4で示すように、ブラシ104(保持部材106)が取り付けられていないシャフト102の両端部102Aが、画像形成装置本体12に設けられたフレーム108に穿設された長孔110に挿通されることにより、所定位置に配置され、その一方の端部102Aに形成された溝部(図示省略)にEリング(図示省略)が嵌め込まれることにより、その長孔110からの脱落が防止されるようになっている。なお、このフレーム108は、帯電ロール52を回転可能に軸支するフレームでもある。
長孔110は、図3、図4で示す矢印方向と平行な方向がシャフト102の高さ(厚さ)H(図2参照)よりも長い矩形状(例えば略長方形状)に形成され、帯電ロール52側の辺縁部110Aと、シャフト102の端部102Aの帯電ロール52に対向する上面102Bは、それぞれ平坦面とされている。
また、帯電ロール52の回転方向(図2の矢印D方向)における長孔110の辺縁部110B、110Cとシャフト102の端部102Aの両側面102Cとの間には、僅少なクリアランスが設けられている(図5、図6参照)。したがって、このクリーニング部材100は、帯電ロール52の回転に伴って、その回転方向に僅少ながら移動可能に構成されており、帯電ロール52に接触するブラシ104の毛先(先端)の領域(図2の矢印D方向における領域)が広くなるように構成されている。
また、このクリーニング部材100は、接離機構112によって昇降移動されるようになっている。すなわち、図5、図6で示すように、接離機構112のアーム114が、長孔110より外方へ突出しているシャフト102の両端部102Aの下面102Dを、上方(帯電ロール52側)に向けて押圧することにより、ブラシ104が帯電ロール52に対して所定の押圧力で接触するようになっている。
なお、ブラシ104を帯電ロール52から離間させるときには、アーム114への駆動力を断てばよく、これによって、クリーニング部材100は自重で帯電ロール52から離れる。つまり、接離機構112は、アーム114を上昇させる機構だけを備えており、その構造が簡略化されている。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にその作用を説明する。画像形成装置10に画像形成信号が送られると、像担持体50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された像担持体50には、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は像担持体50の表面を露光し、それによって潜像が形成される。
露光装置60により形成された像担持体50の潜像は、ロータリー現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を現像され、中間転写ベルト64に重ねられて一次転写される。一次転写において、像担持体50上に残留する廃トナーは、像担持体用クリーナー54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙は、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一次停止され、タイミングをとって案内部材29へ向けて搬送される。案内部材29は、記録用紙を検知装置81へ案内し、制御部39の制御により、記録用紙に画像を形成する場合には、二次転写位置Aへと案内する。
記録用紙が二次転写位置Aに導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が、その記録用紙に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって二次転写される。二次転写後に、中間転写ベルト64上に残留する廃トナーは、中間転写体用クリーナー82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された記録用紙は、定着装置90に導かれ、加熱ロール92と加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。そして、トナー像が定着した記録用紙は、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
他方、帯電ロール52の表面が、クリーニング部材100のブラシ104によってクリーニングされる。すなわち、図3、図5で示すように、接離機構112によってアーム114を上昇駆動させ、シャフト102を、その端部102Aにおける上面102Bが長孔110の辺縁部110Aに当接するまで上昇させる。
このとき、シャフト102の上面102B及び長孔110の辺縁部110Aは共に平坦面とされているので、両者は互いに精度よく当接する。したがって、帯電ロール52の表面に対するブラシ104の位置及び角度が精度よく位置決めされ、これによって、好適に帯電ロール52の表面をクリーニングできる。
また、長孔110及びシャフト102は共に矩形状に形成されているので、帯電ロール52が回転してもブラシ104のつれ回り(回転)が抑止される(帯電ロール52の回転方向に存在する僅少なクリアランス分しか移動しない)。したがって、帯電ロール52に対するクリーニング部材100のクリーニング性能を安定させることができる。なお、このように、矩形状の長孔110によって、矩形状のシャフト102の位置を規制するように構成すればよいため、構造的にもコスト的にも好ましいものとなっている。
また、シャフト102及び長孔110において、上記したように、帯電ロール52の回転方向、即ちシャフト102の端部102Aにおける両側面102Cと、長孔110の辺縁部110B、110Cとの間には、僅少ながらクリアランスが設けられているので、ブラシ104は、このクリアランス分だけつれ回る(移動する)ことが可能となっている。このため、帯電ロール52に接触させるブラシ104の毛先(先端)の領域を広げることができ、クリーニング部材100のクリーニング性能が低下することによる交換時期を延ばすことができる。つまり、クリーニング部材100の寿命の延命化が図れる。
また、シャフト102は金属製なので、その上面102Bが長孔110の辺縁部112Aに当接する回数が増加してきても、シャフト102の形状が精度よく維持される。また、金属製であることから、シャフト102を小型化しても、充分にその強度を確保することができ、シャフト102の中央部分の撓みを抑制することができる。したがって、帯電ロール52に対するブラシ104の接触状態を常時好適に維持できる。なお、シャフト102は、全体が金属で成形されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、少なくとも長孔112に挿通される両端部102Aが金属で成形されていれば足りる。
以上、説明したように、本発明に係るクリーニング部材100は、帯電ロール52を好適にクリーニングできる。つまり、帯電ロール52に対するクリーニング部材100のクリーニング性能を安定させることができる。なお、シャフトの両端部が側面視略円形状に形成されているものでも、長孔110に挿通して帯電ロール52に接触させたときに、つれ回りが不能となるような回り止め部材(図示省略)をその端部に装着してさえあれば、上記と同様な効果が得られることは言うまでもない。
画像形成装置の概略側面図 クリーニング部材の概略斜視図 クリーニング部材が帯電ロールに接触している状態を示す概略斜視図 クリーニング部材が帯電ロールから離間する状態を示す概略斜視図 クリーニング部材が接離機構によって帯電ロールに接触させられる状態を示す概略側面図 クリーニング部材が接離機構によって帯電ロールから離間する状態を示す概略側面図
符号の説明
10 画像形成装置
38 ロータリー現像装置
50 像担持体
52 帯電ロール(帯電部材)
100 クリーニング部材
102 シャフト
104 ブラシ
106 保持部材
108 フレーム
110 長孔
112 接離機構
114 アーム

Claims (4)

  1. 回転する像担持体に、回転しながら接触して該像担持体を帯電させる帯電部材と、
    前記帯電部材の表面をクリーニングするブラシと、該ブラシが取り付けられたシャフトとからなるクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材のシャフトの端部が挿通される長孔を有するとともに、前記帯電部材を回転可能に支持するフレームと、
    前記クリーニング部材を前記帯電部材に対して接離させる接離機構と、
    を備え、
    前記長孔の前記帯電部材側の辺縁部が平面状に形成されるとともに、前記シャフトの端部の前記帯電部材に対向する面が平面状に形成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも前記長孔に挿通される前記シャフトの端部は金属で成形されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電部材の回転方向における前記シャフトの端部と前記長孔との間には、所定のクリアランスが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接離機構は、前記シャフトの両端部を押し上げて前記帯電部材に前記ブラシを接触させる動作を行い、前記帯電部材から前記ブラシを離間させるときには、前記クリーニング部材の自重によって行うように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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