JP2006063505A - ストッキング類 - Google Patents
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Abstract
【課題】 編糸自身からマイナスイオンを発生させ、このマイナスイオンの作用で血液の循環を良好にさせ、免疫力向上、精神安定、身体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能向上、疲労感の軽減等、健康増進に役立つストッキング類の提供。
【解決手段】 少なくとも一部に、多元素鉱物を粉砕して形成したイオンパウダーを練り込んだ編糸を含有している。
【選択図】 図1
【解決手段】 少なくとも一部に、多元素鉱物を粉砕して形成したイオンパウダーを練り込んだ編糸を含有している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ストッキング類(ストッキング、パンティーストッキング、ソックス等を含む)に関し、特に、編糸からマイナスイオンを発生させて、健康増進を図ることができるストッキング類に関する。
従来、マイナスイオンを発生させて、健康増進を図るようにした諸々の製品が提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
この従来の製品は、刃物、理美容用挟、繊維製品であり、このほか、ヘアドライヤー、寝具用敷シート、枕等の素材にイオンパウダーを練り込んだものが提案されている。
この従来の製品は、刃物、理美容用挟、繊維製品であり、このほか、ヘアドライヤー、寝具用敷シート、枕等の素材にイオンパウダーを練り込んだものが提案されている。
しかしながら、従来において、ストッキング類の編糸にイオンパウダーを練り込むようにしたものは見受けられない。
又、従来、着用時の摩擦で生じるマイナス静電気にて血液のアルカリ化を図り、下半身の血行を促進させるようにしたストッキングが提案されている(特許文献4参照)。
この従来のストッキングは、摩擦により繊維自体がマイナス静電気を発生する性質を備えているポリ塩化ビニール系の合成繊維を編糸に使用し、編み上げたものであり、編糸自体からマイナスイオンを発生させるようにしたものとは異なる。
特開2002−292163号公報
特開2002−119777号公報
実用新案登録第3035190号公報
実開平7−33914号公報
本発明は、編糸自身からマイナスイオンを発生させ、このマイナスイオンの作用で血液の循環を良好にさせ、免疫力向上、精神安定、身体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能向上、疲労感の軽減等、健康増進に役立つストッキング類を提供することを課題としている。又、併せてストッキング類に防カビ性及び抗菌性能を持たせることを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明のストッキング類(請求項1)は、
少なくとも一部に、多元素鉱物を粉砕して形成したイオンパウダーを練り込んだ編糸を含有している構成とした。
少なくとも一部に、多元素鉱物を粉砕して形成したイオンパウダーを練り込んだ編糸を含有している構成とした。
上記請求項1記載のストッキング類において、前記編糸が、伸縮性芯糸に非伸縮性糸を巻き付けたカバーリング糸であり、伸縮性芯糸及び/又は非伸縮性糸にイオンパウダーが練り込まれている態様(請求項2)がある。
又、上記請求項1又は2記載のストッキング類において、前記編糸が、多元素鉱物を粉砕して形成したイオンパウダーと遠赤外線放射材料を粉砕して形成した遠赤外線放射粉状体とを練り込んで形成されている態様(請求項3)がある。又、上記請求項1又は2又は3記載のストッキング類において、前記イオンパウダーの粒径が2.0ミクロン以下である態様(請求項4)、又、請求項3記載のストッキング類において、遠赤外線放射粉状体の粒径が2.0ミクロン以下である態様(請求項5)がある。又、上記請求項1又は2又は4記載のストッキング類において、前記イオンパウダーの配合量が、重量比で0.05%〜3.00%である態様(請求項6)がある。又、請求項1又は2又は4記載のストッキング類において、前記イオンパウダーの配合量が、重量比で0.1%〜1.0%である態様(請求項7)がある。又、請求項3又は5記載のストッキング類において、前記イオンパウダーと前記遠赤外線放射粉状体との合計の配合量が、重量比で0.06%〜3.00%である態様(請求項8)がある。又、請求項3又は5記載のストッキング類において、前記イオンパウダーと前記遠赤外線放射粉状体との合計の配合量が、重量比で0.1%〜1.0%である態様(請求項9)がある。又、請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9記載のストッキング類において、編糸が、銀化合物、銅化合物又は亜鉛化合物のいずれか1種類以上の金属パウダーを練り込んで形成されている態様(請求項10)がある。又、金属パウダーの粒径が2.0ミクロン以下である態様(請求項11)、又、請求項10又は11記載のストッキング類において、金属パウダーを練り込んだときのイオンパウダーと金属パウダーとの合計の配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの合計の配合量が、重量比で0,06%〜3,00%である態様(請求項12)、又、請求項10又は11記載のストッキング類において、金属パウダーを練り込んだときのイオンパウダーと金属パウダーとの合計の配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの合計の配合量が、重量比で0.1%〜1.0%である態様(請求項13)がある。
本発明のストッキング類としては、通常のストッキング、ウェルト部およびパンティ部を有するパンティストッキング、タイツ、ヒザ上ストッキングを含むものとする。
本発明のストッキング類では、それを体に着用して、生活上の動作又は歩行運動等により、編糸自身の伸縮による摩擦、編糸同士の摩擦、編糸と皮膚や他の衣類との摩擦により、編糸自身からマイナスイオンを常時発生させることができる。
このマイナスイオンの作用で血液の循環を良好にさせ、免疫力向上、精神安定、身体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能向上、疲労感の軽減等、健康増進に役立てることができる。
このマイナスイオンの作用で血液の循環を良好にさせ、免疫力向上、精神安定、身体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能向上、疲労感の軽減等、健康増進に役立てることができる。
又、イオンパウダーに遠赤外線放射粉状体を混合させると(請求項3)、イオンパウダーによる血液の循環促進効果に加え、遠赤外線放射粉状体による温熱効果で、血行を促進させることができる。又、イオンパウダー及び遠赤外線放射粉状体の粒径を2.0ミクロン以下とすると(請求項4、5)、紡糸段階での糸切れを防止することができる。又、イオンパウダーの配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体との配合量を、重量比で0.05%〜3.00%とすると(請求項6,8)、紡糸段階での糸切れを防止することができると共に、イオンパウダーの安定した効果が生じやすくなる。又、イオンパウダーの配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体との配合量を、重量比で0.1%〜1.0%とすると(請求項7,9)、前記効果以外に、一部分に多くのパウダー粒が集まることがなく、又、糸物性の均一化を保つことができ、さらに、イオンパウダーの安定した効果が生じ易くなる。
又、編糸に、銀化合物、銅化合物又は亜鉛化合物のいずれか1種類以上の金属パウダーを添加すると(請求項10)、カビや白癬菌等を殺菌、滅菌をすることができる。又、金属パウダーの粒径を2.0ミクロン以下とすると(請求項11)、糸段階での糸切れを防止することができると共に、金属パウダーの安定した効果が生じやすくなる。
又、イオンパウダーと金属パウダーとの配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの配合量を、重量比で0.06%〜3.00%とすると(請求項12)、紡糸段階での糸切れを防止することができると共に、イオンパウダーの安定した効果が生じやすくなる。
又、イオンパウダーと金属パウダーとの配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの配合量を、重量比で0.1%〜1.0%とすると(請求項13)、前記効果以外に、一部分に多くのパウダー粒が集まることがなく、又、糸物性の均一化を保つことができ、さらに、イオンパウダーの安定した効果が生じ易くなる。
又、イオンパウダーと金属パウダーとの配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの配合量を、重量比で0.06%〜3.00%とすると(請求項12)、紡糸段階での糸切れを防止することができると共に、イオンパウダーの安定した効果が生じやすくなる。
又、イオンパウダーと金属パウダーとの配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの配合量を、重量比で0.1%〜1.0%とすると(請求項13)、前記効果以外に、一部分に多くのパウダー粒が集まることがなく、又、糸物性の均一化を保つことができ、さらに、イオンパウダーの安定した効果が生じ易くなる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例により詳述する。
図1は本発明のストッキング類に使用する編糸の実施例を示す説明図で、図1(イ)は縮んだ状態を示し、図1(ロ)は伸びた状態を示している。
図1は本発明のストッキング類に使用する編糸の実施例を示す説明図で、図1(イ)は縮んだ状態を示し、図1(ロ)は伸びた状態を示している。
本発明のストッキング類は、イオンパウダーを練り込んだ編糸(以下、「イオン編糸」という)によって編成されたもので、そのイオン編糸による編成部分が少なくとも一部に設けられているものである。
例えば、パンティーストッキングで言えば、ウエスト部分のウエルト部、ヒップ部分のパンティ部、脚部分のレッグ部、つま先部分のトウ部のいずれか1ヶ所又は数ヶ所、又は全部をイオン編糸で編成することができる。
又、ストッキング類では、レッグ部に用いられる編糸の種類によってそれぞれ、仮撚加工糸を用いたウーリータイプ、カバーリング糸(シングル又はダブルカバリング)を100%使用したゾッキタイプ、カバーリング糸とストレート糸を交編した交編タイプなどと呼ばれているが、本発明のストッキング類では、何れのタイプにも適用できる。
イオン編糸としては、伸縮性芯糸に非伸縮性糸を一重または二重に巻き付けたカバーリング糸を用いており、このカバーリング糸を構成する伸縮性芯糸及び/又は非伸縮性糸にイオンパウダーを練り込むようにしている。
尚、イオン編糸として用いるカバーリング糸としては、伸縮性芯糸に仮撚加工糸を巻き付け、この伸縮性芯糸及び/又は仮撚加工糸にイオンパウダーを練り込むようにしてもよい。
又、イオン編糸としては、カバーリング糸に限らず、仮撚加工糸の単糸を用い、この仮撚加工糸にイオンパウダーを練り込むようにしたものでもよい。
又、イオン編糸としては、カバーリング糸に限らず、仮撚加工糸の単糸を用い、この仮撚加工糸にイオンパウダーを練り込むようにしたものでもよい。
実施例では、イオン編糸として、図1に示すように、伸縮性芯糸1(ポリウレタン系弾性糸)に、ナイロン(ポリアミド)系/ポリエステル系繊維などの非伸縮性糸2を巻き付けたカバーリング糸Aを用いており、非伸縮性糸2であるナイロン−6にイオンパウダーを練り込んでいる。
この場合、ナイロン−6の原料であるナイロン−6チップ(顆粒状のもの)にイオンパウダーを加え、均等かつパウダー粒が均一に分散するように十分攪拌し、その後は、通常の合成繊維紡糸工程(加熱、加圧、抽出、延伸等)を経て製造される。
上記のようにして製造したイオンパウダー入りの非伸縮性糸2(ナイロン−6)を、伸縮性芯糸1(ポリウレタン系弾性糸)に巻き付けてカバーリング糸Aを作り、このカバーリング糸Aを用いてストッキング類を自動編織機で編成させるものである。
イオンパウダーの粒径は、製造する糸の太さにもよるが、ストッキング用の糸を製造するのであれば、2.0ミクロン以下が望ましく、1.5ミクロン以下がより望ましい。
ストッキング類に用いられる糸番手に、14T6があり、フィラメント1本の番手は14/6で、2.333デシテックスで、旧単位では、2.12デニールである。
ナイロン2デニールの直径が約16ミクロン(計算値)であり、このことからイオンパウダーの粒径は、2.0ミクロン以下が望ましい。
ストッキング類に用いられる糸番手に、14T6があり、フィラメント1本の番手は14/6で、2.333デシテックスで、旧単位では、2.12デニールである。
ナイロン2デニールの直径が約16ミクロン(計算値)であり、このことからイオンパウダーの粒径は、2.0ミクロン以下が望ましい。
イオンパウダーの配合量は、重量比で0.05%〜3.00%が望ましく、0.1%〜1.0%がより望ましい。
これは、3.00%以上の配合量になると、パウダー粒が均一に分散せず、一部ダマ状態(数個から数十個の固まり)になり、紡糸段階で糸切れが生じることがある。
又、0.05%以下の配合量になると、イオンパウダー本来の効果が希薄で、想定する効果を満たし難い。
これは、3.00%以上の配合量になると、パウダー粒が均一に分散せず、一部ダマ状態(数個から数十個の固まり)になり、紡糸段階で糸切れが生じることがある。
又、0.05%以下の配合量になると、イオンパウダー本来の効果が希薄で、想定する効果を満たし難い。
又、イオンパウダーの配合量は、重量比で0.1%〜1.0%であれば、一部分に多くのパウダー粒が集まることはなく、又、糸物性の均一化を保つことができ、さらに、イオンパウダーの安定した効果が生じやすくなる。
尚、実施例では、カバーリング糸Aの非伸縮性糸2(ナイロン−6)にイオンパウダーを練り込んだ例を挙げたが、カバーリング糸の伸縮性芯糸(ポリウレタン系弾性糸)にイオンパウダーを含有させてもよい。
この場合、カバーリング糸の伸縮性芯糸は、非伸縮性糸に比べて、糸径が太いので、より多くのイオンパウダーを練り込むことができるし、タイツ用の編糸として転用でき、又、イオンパウダーが直接に肌に触れ難くなるため、ストッキングとしての肌触り感を損なうことがない等の利点がある。
尚、この伸縮性芯糸に巻き付ける非伸縮性糸としては、イオンパウダーを練り込んだもの、イオンパウダーを練り込んでいないものの何れを用いてもよい。
この場合、カバーリング糸の伸縮性芯糸は、非伸縮性糸に比べて、糸径が太いので、より多くのイオンパウダーを練り込むことができるし、タイツ用の編糸として転用でき、又、イオンパウダーが直接に肌に触れ難くなるため、ストッキングとしての肌触り感を損なうことがない等の利点がある。
尚、この伸縮性芯糸に巻き付ける非伸縮性糸としては、イオンパウダーを練り込んだもの、イオンパウダーを練り込んでいないものの何れを用いてもよい。
又、本発明において、イオンパウダーとして、多元素鉱物を粉砕して形成した多元素鉱物粉状体を用いている。
尚、イオンパウダーとしての多元素鉱物粉状体に、遠赤外線放射材料を粉砕して形成した遠赤外線放射粉状体を混合させて使用することもできる。
尚、イオンパウダーとしての多元素鉱物粉状体に、遠赤外線放射材料を粉砕して形成した遠赤外線放射粉状体を混合させて使用することもできる。
多元素鉱物とは、例えば、真珠岩、松脂岩のように珪素を主成分とし、多数の元素がバランスよく含まれている鉱物をいい、この鉱物はマイナスイオンと電磁波(微弱エネルギー)を出し、これを身体に当てると、身体中の水分がミネラル化して蛋白質を活性化させることが知られている。
この場合、多元素鉱物粉状体は2種類以上を適宜に配合して使用することが好ましいが、1種類であってもよい。
この場合、多元素鉱物粉状体は2種類以上を適宜に配合して使用することが好ましいが、1種類であってもよい。
尚、多元素鉱物の例である真珠岩の成分を表1に示す。
又、遠赤外線放射材料としては、アルミナ(Al2O3)、チタニア(TiO2)、フェライト(Fe2O3)、酸化クロム(Cr2O3)、シリカ(SiO2)、イットリア(Y2O3)、マグネシア(MgO)等があり、これらを粉砕して粉状体にしたものを、単独或いは組み合わせて使用することができる。
本実施例のストッキング類1は、イオンパウダーを練り込んだ編糸により編成したので、この編糸から常時マイナスイオンを発生させることができる。
そして、このマイナスイオンが血液に作用し、人間の体を少しマイナスイオンに傾いた状態にし、これで体のバランスがとれ、新陳代謝が活発になり、体は老化しにくく健康になる。
又、マイナスイオンによって、水分にクラスター現象(水の分子集団を小さくする力)が生じて、装着部位の血液の循環が良くなり、免疫力向上、精神安定、体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能向上、疲労感の軽減等に役立つ。
そして、このマイナスイオンが血液に作用し、人間の体を少しマイナスイオンに傾いた状態にし、これで体のバランスがとれ、新陳代謝が活発になり、体は老化しにくく健康になる。
又、マイナスイオンによって、水分にクラスター現象(水の分子集団を小さくする力)が生じて、装着部位の血液の循環が良くなり、免疫力向上、精神安定、体の機能向上、老廃物の排出、呼吸器の機能向上、疲労感の軽減等に役立つ。
又、多元素鉱物からは、その周囲5〜10mmの範囲で電磁波(微弱エネルギー)が放射される。
この電磁波は、波長4〜14μmで、原子の核の周囲を電気的に変化させて原子、さらにその物質を励起状態(振動)にし、その結果、水のクラスタ(cluster)の重合を切断・短縮させ、水の容積の縮小、比重の増加、動植物の細胞外膜への水(自由水)の十分な付着をもたらし、細胞内にCa2+と共に水の浸透が亢進し、細胞の諸機能を賦活化させる作用がある。
以下、本発明の効果を説明するため、粒径1.5ミクロンのイオンパウダーを重量比で1.0%配合した編糸で編成したストッキング(以下、本発明品という。)とイオンパウダーを配合していない市販のストッキング(以下、市販品という)を被験者に着用させた結果を示す。実験は、3名の被験者(女性)を使用し、まず1日目は本発明品を着用してもらい、次の日に市販品を着用してもらい、それぞれ着用前と着用後7時間経過後の血中乳酸値を測定した。尚、被験者には2日間とも同じ作業をしてもらった。その血中乳酸値の測定結果と変化値を表2に示す。
表2
*測定値単位 mg/dL(女性の場合の基準値:3.7〜16.3)
*所見 被験者2及び被験者3において、血中乳酸値の上昇を抑制した。
被験者1において、血中乳酸値を減少させた。
この電磁波は、波長4〜14μmで、原子の核の周囲を電気的に変化させて原子、さらにその物質を励起状態(振動)にし、その結果、水のクラスタ(cluster)の重合を切断・短縮させ、水の容積の縮小、比重の増加、動植物の細胞外膜への水(自由水)の十分な付着をもたらし、細胞内にCa2+と共に水の浸透が亢進し、細胞の諸機能を賦活化させる作用がある。
以下、本発明の効果を説明するため、粒径1.5ミクロンのイオンパウダーを重量比で1.0%配合した編糸で編成したストッキング(以下、本発明品という。)とイオンパウダーを配合していない市販のストッキング(以下、市販品という)を被験者に着用させた結果を示す。実験は、3名の被験者(女性)を使用し、まず1日目は本発明品を着用してもらい、次の日に市販品を着用してもらい、それぞれ着用前と着用後7時間経過後の血中乳酸値を測定した。尚、被験者には2日間とも同じ作業をしてもらった。その血中乳酸値の測定結果と変化値を表2に示す。
表2
*測定値単位 mg/dL(女性の場合の基準値:3.7〜16.3)
*所見 被験者2及び被験者3において、血中乳酸値の上昇を抑制した。
被験者1において、血中乳酸値を減少させた。
又、イオンパウダーに遠赤外線放射粉状体を混合させると、この遠赤外線放射粉状体から遠赤外線が放射され、ストッキング類の装着部を内部から温めることができ、血行を良好にすることができる。尚、遠赤外線放射粉状体の粒径は、製造する糸の太さにもよるが、ストッキング用の糸を製造するのであれば、イオンパウダーと同様に、2.0ミクロン以下が望ましく、1.5ミクロン以下がより望ましい。
又、イオンパウダーに遠赤外線放射粉状体を混合させるときは、両者の合計の配合量が、重量比で0.06%〜3.00%が望ましく、0.1%〜1.0%がより望ましい。
これは、3.00%以上の配合量になると、パウダー粒が均一に分散せず、一部ダマ状態(数個から数十個の固まり)になり、紡糸段階で糸切れが生じることがある。
尚、イオンパウダーが0.05%以下の配合量になると、イオンパウダー本来の効果が希薄で、想定する効果を満たし難いので、イオンパウダーの配合量は0,05%以上とする。
又、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体の配合割合は、イオンパウダー1に対して遠赤外線放射粉状体0.2〜0.3にするのが好ましい。
又、イオンパウダーに遠赤外線放射粉状体を混合させるときは、両者の合計の配合量が、重量比で0.06%〜3.00%が望ましく、0.1%〜1.0%がより望ましい。
これは、3.00%以上の配合量になると、パウダー粒が均一に分散せず、一部ダマ状態(数個から数十個の固まり)になり、紡糸段階で糸切れが生じることがある。
尚、イオンパウダーが0.05%以下の配合量になると、イオンパウダー本来の効果が希薄で、想定する効果を満たし難いので、イオンパウダーの配合量は0,05%以上とする。
又、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体の配合割合は、イオンパウダー1に対して遠赤外線放射粉状体0.2〜0.3にするのが好ましい。
イオン編糸には、銀化合物、銅化合物又は亜鉛化合物のいずれか1種類以上の金属パウダーを練り込むことができる。この場合、これらの金属化合物にはカビや白癬菌等を殺菌・滅菌・制菌することができるという防カビ性や抗菌性能があるので、ストッキング類を衛生的かつ快適に装着することができる。金属パウダーは、イオンパウダーと一緒に練り込んでもよいし、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と共に練り込んでもよい。
金属パウダーの粒径は、製造する糸の太さにもよるが、ストッキング用の糸を製造するのであれば、イオンパウダーと同様に、2.0ミクロン以下が望ましく、1.5ミクロン以下がより望ましい。
又、イオンパウダーと金属パウダーを練り込む場合、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体に金属パウダーを練り込む場合は、これらの合計の配合量が、重量比で0.06%〜3.00%が望ましく、0.1%〜1.5%がより望ましい。
これは、3.00%以上の配合量になると、パウダー粒が均一に分散せず、一部ダマ状態(数個から数十個の固まり)になり、紡糸段階で糸切れが生じることがある。
尚、イオンパウダーが0.05%以下の配合量になると、イオンパウダー本来の効果が希薄で、想定する効果を満たし難いので、イオンパウダーの配合量は0,05%以上とする。
又、イオンパウダーと金属パウダーの配合割合は、イオンパウダー1に対して金属パウダー0.3以下、好ましくは0.1以下にするのが好ましい。
又、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーの配合割合は、イオンパウダー1に対して遠赤外線放射粉状体0.1〜0,2、金属パウダー0.3以下、好ましくは0.1以下にするのが好ましい。
金属パウダーの粒径は、製造する糸の太さにもよるが、ストッキング用の糸を製造するのであれば、イオンパウダーと同様に、2.0ミクロン以下が望ましく、1.5ミクロン以下がより望ましい。
又、イオンパウダーと金属パウダーを練り込む場合、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体に金属パウダーを練り込む場合は、これらの合計の配合量が、重量比で0.06%〜3.00%が望ましく、0.1%〜1.5%がより望ましい。
これは、3.00%以上の配合量になると、パウダー粒が均一に分散せず、一部ダマ状態(数個から数十個の固まり)になり、紡糸段階で糸切れが生じることがある。
尚、イオンパウダーが0.05%以下の配合量になると、イオンパウダー本来の効果が希薄で、想定する効果を満たし難いので、イオンパウダーの配合量は0,05%以上とする。
又、イオンパウダーと金属パウダーの配合割合は、イオンパウダー1に対して金属パウダー0.3以下、好ましくは0.1以下にするのが好ましい。
又、イオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーの配合割合は、イオンパウダー1に対して遠赤外線放射粉状体0.1〜0,2、金属パウダー0.3以下、好ましくは0.1以下にするのが好ましい。
1 伸縮性芯糸
2 非伸縮性糸
A カバーリング糸
2 非伸縮性糸
A カバーリング糸
Claims (13)
- 少なくとも一部に、多元素鉱物を粉砕して形成したイオンパウダーを練り込んだ編糸を含有していることを特徴とするストッキング類。
- 前記編糸が、伸縮性芯糸に非伸縮性糸を巻き付けたカバーリング糸であり、伸縮性芯糸及び/又は非伸縮性糸にイオンパウダーが練り込まれていることを特徴とする請求項1記載のストッキング類。
- 前記編糸が、前記イオンパウダーと遠赤外線放射材料を粉砕して形成した遠赤外線放射粉状体とを練り込んで形成されていることを特徴とする請求項1又2記載のストッキング類。
- 前記イオンパウダーの粒径が2.0ミクロン以下であることを特徴とする請求項1又は2又は3記載のストッキング類。
- 前記遠赤外線放射粉状体の粒径が2.0ミクロン以下であることを特徴とする請求項3記載のストッキング類。
- 前記イオンパウダーの配合量が、重量比で0.05%〜3.00%であることを特徴とする請求項1又は2又は4記載のストッキング類。
- 前記イオンパウダーの配合量が、重量比で0.1%〜1.0%であることを特徴とする請求項1又は2又は4記載のストッキング類。
- 前記イオンパウダーと前記遠赤外線放射粉状体との合計の配合量が、重量比で0.06%〜3.00%であることを特徴とする請求項3又は5記載のストッキング類。
- 前記イオンパウダーと前記遠赤外線放射粉状体との合計の配合量が、重量比で0.1%〜1.0%であることを特徴とする請求項3又は5記載のストッキング類。
- 前記編糸が、銀化合物、銅化合物又は亜鉛化合物のいずれか1種類以上の金属パウダーを練り込んで形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9記載のストッキング類。
- 前記金属パウダーの粒径が2.0ミクロン以下であることを特徴とする請求項10記載のストッキング類。
- 前記金属パウダーを練り込んだときのイオンパウダーと金属パウダーとの合計の配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの合計の配合量が、重量比で0,06%〜3,00%であることを特徴とする請求項10又は11記載のストッキング類。
- 前記金属パウダーを練り込んだときのイオンパウダーと金属パウダーとの合計の配合量、又はイオンパウダーと遠赤外線放射粉状体と金属パウダーとの合計の配合量が、重量比で0.1%〜1.0%であることを特徴とする請求項10又は11記載のストッキング類。
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