JP2006061613A - ドラム式洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダンパの軸方向に沿う水槽の振動に対して充分な減衰力が効果的に得られるだけでなく、水槽の傾きに対する減衰力も充分に得られるようにする。
【解決手段】 ドラム30を内設する水槽27を、ダンパ33及びこれに積層した防振ゴム35,36,43により支持するものにおいて、その防振ゴム35,36,43を、その輪郭が、水槽27の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状とした。これにより、大きな反力を生じる、防振ゴム35,36,43の水槽27軸心からの距離の大きな部分が多くなり、それだけ、総合的に大きな反力を生じるようになって、水槽27の傾きに対する減衰力が充分に得られるようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ドラム30を内設する水槽27を、ダンパ33及びこれに積層した防振ゴム35,36,43により支持するものにおいて、その防振ゴム35,36,43を、その輪郭が、水槽27の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状とした。これにより、大きな反力を生じる、防振ゴム35,36,43の水槽27軸心からの距離の大きな部分が多くなり、それだけ、総合的に大きな反力を生じるようになって、水槽27の傾きに対する減衰力が充分に得られるようになる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ドラムを内設する水槽を、ダンパ及びこれに積層した防振弾性部材により支持する構成のドラム式洗濯機に関する。
従来より、ドラム式洗濯機においては、ドラムが水槽に内設されている。ドラムは横軸回転するものであり、モータにより回転駆動され、内部に収容した洗濯物の洗濯及び脱水を行い、更に乾燥まで行うようになったものもある。しかして、その洗濯の終了時には洗濯物がドラム内に片寄って位置したままとなることがあり、この状態で脱水を開始すると、片寄って位置した洗濯物の遠心力により大きな振動が発生することが知られている。
これに対処するために、水槽はダンパにより支持され、振動が低減(減衰)されるようになっている。又、そのダンパには、防振ゴムが防振弾性部材として積層され、クッションの働きをするようになっている。
これに対処するために、水槽はダンパにより支持され、振動が低減(減衰)されるようになっている。又、そのダンパには、防振ゴムが防振弾性部材として積層され、クッションの働きをするようになっている。
図13は、その支持構造を一組で代表して示しており、洗濯機外殻の台板(図示せず)に固定された下部支持板1の上下に防振ゴム2,3が配置され、これらをダンパ4の可動ロッド4aの下部が貫通して、下方部でワッシャ5を介しナット6締めして固定されている。
ダンパ4は、例えば摩擦ダンパであり、可動ロッド4aの上部に取付けたゴムなど摩擦部材(図示せず)をシリンダ4bの内部に密に接触させて有している。このダンパ4のシリンダ4bと前記下部支持板1上の防振ゴム2との間には、スプリング7が上下にそれぞれワッシャ8,9を介して配設されている。
ダンパ4は、例えば摩擦ダンパであり、可動ロッド4aの上部に取付けたゴムなど摩擦部材(図示せず)をシリンダ4bの内部に密に接触させて有している。このダンパ4のシリンダ4bと前記下部支持板1上の防振ゴム2との間には、スプリング7が上下にそれぞれワッシャ8,9を介して配設されている。
他方、水槽(図示せず)に固定された上部支持板10の上下には防振ゴム11,12が配置され、これらをダンパ4のシリンダ4b上における固定シャフト部4cが貫通して、上方部でワッシャ13を介しナット14締めして固定されている。
かくして、ドラムを内設する水槽が、ダンパ4及びこれに積層した防振ゴム(防振弾性部材)2,3、11,12により支持される構成となっている。
かくして、ドラムを内設する水槽が、ダンパ4及びこれに積層した防振ゴム(防振弾性部材)2,3、11,12により支持される構成となっている。
そして、この構成で、防振ゴム2,3、11,12は、図14及び図15のそれぞれ(a)に平面図で、それぞれ(b)に縦断側面図で示すように、いずれも円盤形を成しており、但し、防振ゴム2,12は、中心部に上記ダンパ4の可動ロッド4a、固定シャフト部4cがそれぞれに貫通する孔2a,12aを有すると共に、凸部2b,12bを有し、防振ゴム3,11は、中心部に同じく上記ダンパ4の可動ロッド4a、固定シャフト部4cがそれぞれに貫通する孔3a,11aを有すると共に、防振ゴム2,12の上記凸部2b,12bがそれぞれに嵌合する凹部3b,11bを有している。
特開2001−212395号公報
上記従来のものの場合、ダンパ4の可動ロッド4aの軸方向に沿う水槽の振動に対しては、ダンパ4にて減衰力が効果的に得られるものの、その振動に伴う水槽の傾きに対する減衰力は、ダンパ4では得られず、防振ゴム2,3、11,12の弾性力にて副次的に小さく得られるに過ぎず、従って、水槽の傾きに対する減衰力が充分に得られないものであった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、ダンパの軸方向に沿う水槽の振動に対して充分な減衰力が得られるだけでなく、水槽の傾きに対する減衰力も充分に得ることのできるドラム式洗濯機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機においては、ドラムを内設する水槽を、ダンパ及びこれに積層した防振弾性部材により支持するものにおいて、前記防振弾性部材を、その輪郭が、前記水槽の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状としたことを特徴とする。
発明者が、従来のもので水槽の傾きに対する減衰力が充分に得られない原因を探究したところ、下記のことが判明した。
水槽が振動して傾いたとき、図16に示すようになる。なお、この図16は、水槽が傾いた状態を、図中左下がりに傾いた状態で代表して示している。水槽が傾いたとき、防振弾性部材では、水槽の軸心からの距離に比例又は反比例して反力が発生し、これが水槽の傾きに対する減衰力として作用する。
水槽が振動して傾いたとき、図16に示すようになる。なお、この図16は、水槽が傾いた状態を、図中左下がりに傾いた状態で代表して示している。水槽が傾いたとき、防振弾性部材では、水槽の軸心からの距離に比例又は反比例して反力が発生し、これが水槽の傾きに対する減衰力として作用する。
従来の防振弾性部材(防振ゴム2,3、11,12)は、いずれも円盤形であるため、その円弧に沿って水槽の軸心からの距離が異なり、それに応じて、得られる反力も異なる。一例として図16に示した水槽の傾きでは、防振ゴム11,3で、図17に矢印Pで示すように、水槽の軸心からの距離の最も大きな部分からその距離が小さくなるに連れ、反力Pが漸次小さくなる分布となり、反対に、防振ゴム2,12で、図18に同じく矢印Pで示すように、水槽の軸心からの距離の最も小さな部分からその距離が大きくなるに連れ、反力Pが漸次小さくなる分布となる。このため、従来のものでは、水槽の傾きに対する減衰力が充分に得られなかったのである。
これに対して、上述のように、防振弾性部材を、その輪郭が、前記水槽の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状としたものでは、大きな反力を生じる、水槽の軸心からの距離の大きな部分又は小さな部分が多くなり、それだけ、総合的に大きな反力を生じるようになって、水槽の傾きに対する減衰力が充分に得られるようになる(図6及び図7参照)。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図7を参照して説明する。
まず、図1には、ドラム式洗濯機の全体を縦断側視して示しており、台板21と、これに載置結合した外箱22、及び外箱22に被着したトップカバー23とで、外殻24を組成している。なお、トップカバー23には、洗濯物出入口25を形成すると共に、該出入口25を開閉する例えば二つ折り構造の蓋26を枢設している。
まず、図1には、ドラム式洗濯機の全体を縦断側視して示しており、台板21と、これに載置結合した外箱22、及び外箱22に被着したトップカバー23とで、外殻24を組成している。なお、トップカバー23には、洗濯物出入口25を形成すると共に、該出入口25を開閉する例えば二つ折り構造の蓋26を枢設している。
外殻24の内部には、水槽27を配設しており、この水槽27は左右(図1の紙面と直交する方向)が軸方向の円筒形にて、上部に洗濯物通し口28を有し、それを水槽蓋29で開閉するようにしている。又、水槽27の内部には、ドラム30を配設しており、このドラム30も左右(図1の紙面と直交する方向)が軸方向の円筒形にて、上部に洗濯物通し口31を有し、それをドラム蓋32で開閉するようにしている。
又、ドラム30は、水槽27の側面部に取付けたモータ(図示せず)により横軸回転駆動されるようになっており、従って、ドラム30はそのモータを介して水槽27と一体化され、その構成で、ドラム30の内部に収容した洗濯物の洗濯及び脱水をドラム30の回転により行い、更に乾燥までドラム30の回転により行うようになっている。
水槽27の前後(図1で左右)部における下部の各下方には、それぞれダンパ33を配設している。このダンパ33は、例えば摩擦ダンパであり、図2に示す可動ロッド33aの上部に取付けたゴムなど摩擦部材(図示せず)をシリンダ33bの内部に密に接触させて有している。
これに対して、前記台板21の前後部には、下部支持板34を固定しており、これの上下に防振弾性部材として防振ゴム35,36を配置している。そして、その防振ゴム35,36及び下部支持板34を、上記ダンパ33の可動ロッド33aの下部が貫通して、下方部でワッシャ37を介しナット38締めして固定している。
又、ダンパ33のシリンダ33bと上記下部支持板34上の防振ゴム35との間には、スプリング39を上下にそれぞれワッシャ40,41を介して配設している。
又、ダンパ33のシリンダ33bと上記下部支持板34上の防振ゴム35との間には、スプリング39を上下にそれぞれワッシャ40,41を介して配設している。
一方、前記水槽27の前後部における下部には、上部支持板42を固定しており、これの上下に防振弾性部材として防振ゴム43,44を配置している。そして、その防振ゴム43,44及び上部支持板42を、上記ダンパ33のシリンダ33b上における固定シャフト部33cが貫通して、上方部でワッシャ45を介しナット46締めして固定している。
かくして、ドラム30を内設する水槽27を、前後各1本のダンパ33及びこれにそれぞれ積層した防振ゴム35,36、43,44により支持する構成としている。
かくして、ドラム30を内設する水槽27を、前後各1本のダンパ33及びこれにそれぞれ積層した防振ゴム35,36、43,44により支持する構成としている。
ここで、防振ゴム35,36、43,44は、その輪郭が、前記水槽27の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状としており、具体的には、この場合、図3及び図4のそれぞれ(a)に平面図で、それぞれ(b)に縦断側面図で示すように、前後左右にそれぞれ直線状を成す部分A,Bを有する四角盤形状としている。
従って又、それは、防振ゴム35,36、43,44のそれぞれの輪郭の前後の直線状部分Aがドラム30の軸方向と平行であることであり、又、防振ゴム35,36、43,44のそれぞれの輪郭の前後左右の直線状部分A,Bが、水槽27の複数の特定方向(この場合、前後方向と左右方向)の振動に対し、その各振動の方向と直交する方向と平行にそれぞれ直線状を成すことでもある。
なお、防振ゴム35,44は、中心部に上記ダンパ33の可動ロッド33a、固定シャフト部33cがそれぞれに貫通する孔35a,44aを有すると共に、凸部35b,44bを有し、防振ゴム36,43は、中心部に同じく上記ダンパ33の可動ロッド33a、固定シャフト部33cがそれぞれに貫通する孔36a,43aを有すると共に、防振ゴム35,44の上記凸部35b,44bがそれぞれに嵌合する凹部36b,43bを有している。
更に、防振ゴム35,36、43,44は、ダンパ33の上下両側に存して、その両方の防振ゴム35と防振ゴム44、並びに防振ゴム36と防振ゴム43が、それぞれ対称形状となっている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
水槽27が振動したとき、ダンパ33の可動ロッド33aの軸方向に沿う該水槽27の振動に対しては、ダンパ33にて減衰力が効果的に得られる。
そして、水槽27が振動して傾いたときには、図5に示すようになる。なお、この図5は、水槽が傾いた状態を、図中左下がりに傾いた状態で代表して示している。水槽27が傾いたとき、防振ゴム35,36、43,44では、水槽27の軸心からの距離に比例又は反比例して反力が発生し、これが水槽27の傾きに対する減衰力として作用する。
水槽27が振動したとき、ダンパ33の可動ロッド33aの軸方向に沿う該水槽27の振動に対しては、ダンパ33にて減衰力が効果的に得られる。
そして、水槽27が振動して傾いたときには、図5に示すようになる。なお、この図5は、水槽が傾いた状態を、図中左下がりに傾いた状態で代表して示している。水槽27が傾いたとき、防振ゴム35,36、43,44では、水槽27の軸心からの距離に比例又は反比例して反力が発生し、これが水槽27の傾きに対する減衰力として作用する。
従来の防振弾性部材(図14及び図15に示した防振ゴム2,3、11,12)は、いずれも円盤形であったため、その円弧に沿って水槽27の軸心からの距離が異なり、それに応じて、得られる反力も異なる。一例として図16に示した水槽の傾きでは、防振ゴム11,3で、図17に矢印Pで示したように、水槽27の軸心からの距離の最も大きな部分からその距離が小さくなるに連れ、反力Pが漸次小さくなる分布となり、反対に、防振ゴム2,12で、図18に同じく矢印Pで示したように、水槽の軸心からの距離の最も小さな部分からその距離が大きくなるに連れ、反力Pが漸次小さくなる分布となる。このため、従来のものでは、水槽の傾きに対する減衰力が充分に得られなかったのは既述のとおりである。
これに対して、上述のように、防振ゴム35,36、43,44を、その輪郭が、水槽27の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状としたものでは、図6及び図7に示すように、大きな反力Pを生じる、防振ゴム35,36、43,44の水槽27軸心からの距離の大きな部分が多くなり、それだけ、総合的に大きな反力Pを生じるようになって、水槽27の傾きに対する減衰力を充分に得ることができる。
なお、水槽27が振動したときの傾きは、ドラム30内に片寄って位置した洗濯物の遠心力によるものであり、そのときのドラム30の回転は図1で時計回り又は反時計回りであるから、主として前後方向(図1では左右方向)に振動が発生することによるものである。従って、この場合の水槽27の特定方向の振動とは前後方向の振動を指し、防振ゴム35,36、43,44は、その輪郭が水槽27の前後方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向である左右方向と平行に直線状を成す部分Aを有するものとしているのである。
そして、それは、すなわち、防振ゴム35,36、43,44のそれぞれの輪郭の直線状部分Aがドラム30の軸方向と平行であることでもあり、このようにしたことによって、上述のごとく主として発生する方向の振動による水槽27の傾きに対してより効果的に作用し、よって、その水槽27の傾きに対する減衰力を充分且つより効果的に得ることができる。
加えて、本構成のものの場合、防振ゴム35,36、43,44は、その輪郭が、水槽27の複数の特定方向(上記前後方向と左右方向)の振動に対し、その各振動の方向と直交する方向と平行にそれぞれ直線状を成す部分A,Bを有する形状としており、これによって、複数の特定方向の振動による水槽27の傾きに対してそれぞれ効果的に作用し、よって、その水槽27の複数の特定方向の傾きに対する減衰力をそれぞれ充分且つ効果的に得ることができる。
更に、本構成のものの場合、防振ゴム35,36、43,44は、ダンパ33の上下両側に存して、その両方の防振ゴム35,44、36,43を対称形状としており、これによって、上述の水槽27の傾きに対する減衰作用をダンパ33の上下両側で得ることができるから、減衰効果もより高く得ることができる。しかも、この場合、防振ゴム35,36、43,44はダンパ33の上下両側でそれぞれ同一のものが使用できるから、合理的に構成できる。
以上に対して、図8ないし図12は本発明の第2ないし第4実施例(第2ないし第4の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図8に示す第2実施例においては、上述の防振ゴム35,36、43,44に代わって、前後部のみ直線状で、すなわち、直線状部分Aのみを有し、左右部が曲面状となった(直線状部分Bを有さない)防振ゴム51を使用するようにしている。なお、この防振ゴム51は、一つで防振ゴム35,36、43,44の分の全部を代表して示しており、その全部の平面形状がそれと同じになることを示している。
図8に示す第2実施例においては、上述の防振ゴム35,36、43,44に代わって、前後部のみ直線状で、すなわち、直線状部分Aのみを有し、左右部が曲面状となった(直線状部分Bを有さない)防振ゴム51を使用するようにしている。なお、この防振ゴム51は、一つで防振ゴム35,36、43,44の分の全部を代表して示しており、その全部の平面形状がそれと同じになることを示している。
このようにすることによって、複数の特定方向ではないものの、一つの特定方向である前後方向の振動による水槽27の傾きに対して効果的に作用し、よって、その水槽27の前後方向の傾きに対する減衰力を充分に得ることができる。
[第3実施例]
図9に示す第3実施例においては、これも、上述の防振ゴム35,36、43,44に代わって、前後、左右と、その各中間部にそれぞれ直線状を成す部分A,B,Cを有する八角盤形状を成す防振ゴム61を使用するようにしている。なお、この防振ゴム61も、一つで防振ゴム35,36、43,44の分の全部を代表して示しており、その全部の平面形状がそれと同じになることを示している。
図9に示す第3実施例においては、これも、上述の防振ゴム35,36、43,44に代わって、前後、左右と、その各中間部にそれぞれ直線状を成す部分A,B,Cを有する八角盤形状を成す防振ゴム61を使用するようにしている。なお、この防振ゴム61も、一つで防振ゴム35,36、43,44の分の全部を代表して示しており、その全部の平面形状がそれと同じになることを示している。
このようにすることによって、前述の四角盤形状を成した防振ゴム35,36、43,44より更に多くの特定方向の振動による水槽27の傾きに対して防振ゴム51がそれぞれ効果的に作用し、よって、その水槽27の多くの特定方向の傾きに対する減衰力をそれぞれ充分且つ効果的に得ることができる。
[第4実施例]
図10ないし図12に示す第4実施例においては、上記第1ないし第3実施例のいずれか(この場合、一例として第1実施例)の平面形状の防振ゴム71〜74と、これが面する支持部材である下部支持板34並びに上部支持板42とが、常時は、防振ゴム71〜74の輪郭の直線状部分A(B,C)側より内側で接し、防振ゴム71の輪郭の直線状部分A(B,C)側で接触しないように、防振ゴム71の直線状部分A(B,C)側部分にそれぞれ斜面75を形成している(図11は、それを、防振ゴム71の直線状部分A側部分にのみ斜面75を形成したもので代表して示しており、他の例として、直線状部分B,C側部分にも斜面75を形成する構成が存在する)。
図10ないし図12に示す第4実施例においては、上記第1ないし第3実施例のいずれか(この場合、一例として第1実施例)の平面形状の防振ゴム71〜74と、これが面する支持部材である下部支持板34並びに上部支持板42とが、常時は、防振ゴム71〜74の輪郭の直線状部分A(B,C)側より内側で接し、防振ゴム71の輪郭の直線状部分A(B,C)側で接触しないように、防振ゴム71の直線状部分A(B,C)側部分にそれぞれ斜面75を形成している(図11は、それを、防振ゴム71の直線状部分A側部分にのみ斜面75を形成したもので代表して示しており、他の例として、直線状部分B,C側部分にも斜面75を形成する構成が存在する)。
このようにすることによって、水槽27がほとんど傾かない定常状態では、図10に示すように、防振ゴム71〜74と下部支持板34並びに上部支持板42との接触面積を小さくできて、この定常時における水槽27の振動が防振ゴム71〜74と下部支持板34並びに上部支持板42との接触部を通じて床面に伝わるのを少なくできる。又、それでいて、水槽27の振動が大きくなって傾きが大きくなれば、図12に示すように、防振ゴム71〜74の直線状部分A(B,C)が下部支持板34並びに上部支持板42に接触するようになって、前述の作用効果が得られる。かくして、水槽27の定常時と共振時の両方において、水槽27の振動、傾きを小さくすることができる。
なお、この場合も、防振ゴム71〜74は、ダンパ33の上下両側に存して、その両方の防振ゴム71〜74を対称形状としている。
このほか、防振ゴムで例示した防振弾性部材は、ゴム以外の弾性材、例えばプラスチック等から成るものであっても良いなど、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
このほか、防振ゴムで例示した防振弾性部材は、ゴム以外の弾性材、例えばプラスチック等から成るものであっても良いなど、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、27は水槽、30はドラム、33はダンパ、34は下部支持板(支持部材)、35,36は防振ゴム(防振弾性部材)、42は上部支持板(支持部材)、43,44,51,61,71〜74は防振ゴム(防振弾性部材)を示す。
Claims (5)
- ドラムを内設する水槽を、ダンパ及びこれに積層した防振弾性部材により支持するものにおいて、
前記防振弾性部材を、その輪郭が、前記水槽の特定方向の振動に対し、その振動の方向と直交する方向と平行に直線状を成す部分を有する形状としたことを特徴とするドラム式洗濯機。 - 防振弾性部材輪郭の直線状部分がドラムの軸方向と平行であることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
- 防振弾性部材を、その輪郭が、水槽の複数の特定方向の振動に対し、その各振動の方向と直交する方向と平行にそれぞれ直線状を成す部分を有する形状としたことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
- 防振弾性部材とこれが面する支持部材とが、常時は、防振弾性部材輪郭の直線状部分側より内側で接し、防振弾性部材輪郭の直線状部分側で接触しないようになっていることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
- 防振弾性部材がダンパの上下両側に存して、その両方の防振弾性部材が対称形状となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
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