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JP2006050507A - ディジタル放送内容表示装置およびその表示方法 - Google Patents

ディジタル放送内容表示装置およびその表示方法 Download PDF

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JP2006050507A JP2004232540A JP2004232540A JP2006050507A JP 2006050507 A JP2006050507 A JP 2006050507A JP 2004232540 A JP2004232540 A JP 2004232540A JP 2004232540 A JP2004232540 A JP 2004232540A JP 2006050507 A JP2006050507 A JP 2006050507A
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宏行 橋谷
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Abstract

【課題】複数の異なる放送形態の放送信号の受信可能なディジタル放送受信機に係るディジタル放送内容表示装置にあって、例えば小型画面のテレビ放送受信機であっても、HD放送と多重化SD放送とを組み合わせたディジタルテレビ放送の番組情報を見やすく表示すること。
【解決手段】ディジタルテレビ放送の特徴となるHD放送番組とSD放送番組とが混合した各番組情報を単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面20によって表示させるだけでなく、その中で同時刻に多重化されたSD放送の各番組情報を強調表示の枠(W)により囲って表示させたり、背景色を変化させたりして表示させることができるので、例え小型な表示画面であっても視聴者が容易に放送モードとその番組内容を認識することができ、瞬時に番組選択するのに必要な番組情報を得ることが可能となり、番組選択操作の簡略化に大きく寄与する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の異なる放送形態の放送信号の受信可能なディジタル放送受信機に係り、主流となるHDTV(High Definition Television)放送番組間に複数のSDTV(Standard Definition Television)放送番組が放送される場合でも、各放送形態を瞬時に識別可能なEPG画面として表示することのできるディジタル放送内容表示装置およびその表示方法に関する。
近年、ディジタル化及び高能率圧縮符号化技術の進歩に伴い、放送業界においてもディジタル方式の衛星ディジタル放送等が世界中で開始され始めている。
ディジタル方式による衛星放送では、ディジタル圧縮技術を使ってチャンネル分割することによって、従来のアナログ・テレビ1チャンネル分で4〜8チャンネルのテレビ放送が収容できる。我が国でも、地上波テレビ,衛星放送,CATVなどすべてのテレビ放送をディジタル化する方針が採択されている。
既に実施されているディジタル伝送による衛星放送形態(以下、ディジタル放送と称す)では、高能率圧縮符号化技術の採用によって、従来のアナログ方式の放送形態よりも大幅にチャンネル数が増大する。つまり、1つのビットストリームに複数の番組が多重され、更に、このようなビットストリームが複数伝送されることから、全体として非常に多くの番組(例えば数100チャンネル)が放送されることになる。このような多チャンネル化により、一日中映画を放送したり、あるいはニュースを放送したりする専門のチャンネルが増えることから、ユーザにとって選択の余地が増え、視聴者の視聴要求を満足する放送形態として期待度が大きいものとなっている。
しかしながら、逆にチャンネル選択の範囲が広がった事により、どのチャンネルで、どんな番組の放送が行われているかを検索する事が困難になってきているのも実状である。
そこで、従来、日本の衛星ディジタル放送やアメリカの衛星ディジタル放送等では、番組情報データが画像データ以外に送られて来ており、これに対応して受信機側では、この番組情報データから全表示画面を使った番組情報表示方式としてEPG表示する機能を備えたものも実用化されている。
例えば、多数の番組から所望する番組を容易に選択するために、放送局側は番組データに番組検索を行うための番組情報を含むSI情報(SI:Service Information)を付加して送信する。一方、受信側では受信データから付加されたSI情報を分離し且つこのSI情報に含まれる番組情報に基づく番組画面(例えば電子番組ガイド、Electronic Program Guideの略で、以下EPGと称する)を、図6に示すように表示させる。
図6は、従来のラテ欄型EPG画面の表示例を示す図である。
視聴者はこのラテ欄型EPG表示画面を見ながら番組の検索を行い、検索した番組のチャンネルを選局手段によって選局することにより、所望の番組の視聴を可能とする。
SI情報には、放送信号に基づく番組の属性を示す番組情報が含まれており、この番組情報は、放送局で番組ごとに視聴者の番組選択に役立つデータである。例えば番組タイトル名や、番組をジャンル別に分類するのに必要なジャンル情報、番組の開始終了時刻情報、伝送チャンネル情報、有料放送等の放送サービス形態を示す情報、番組のシリーズ情報及び番組の視聴可能な制限年齢情報等のデータである。また、送信される放送信号が有料放送である場合には、課金を行うための課金情報等も前記番組情報に付加される場合もある。
ところで、日本国内の次世代ディジタル衛星放送(BSディジタル)や、1998年秋からアメリカで開始されるディジタル地上波放送(US−DTV)等では、時間帯、あるいは番組毎にレゾルーションが例えば1920×1080画素等の高精細放送(HD放送)や、例えば野球中継等で、複数の撮影アングル毎に1つの通常放送(SD放送)とし、これからなる複数のSD放送を1つに集めて1つの番組としたマルチSD放送(マルチアングル放送)や、レゾルーションが例えば720×480画素等の通常放送(SD放送)をまぜて放送実施することが予定されている。このようなHD放送とSD放送を時間帯、もしくは番組毎に混ぜて放送する放送形式は、俗に「まだら放送」と呼ばれており、さらに視聴要求を満足する放送形態として注目されている。
ところが、このようなまだら放送が開始されたことを考慮すると、まだら放送は現行の放送形態とは異なることから、従来の2次元表示のラテ欄型EPG表示方法では、そのようなサービスに対して有効な内容表現が出来ない虞れがある。つまり、現行放送ではSDベースの放送のみであることから、この放送形態に合わせた形の2次元マトリックスを利用して、例えば図6で示したようにEPG表示を行っているが、まだら放送が開始された場合、このような従来の2次元表示のラテ欄型EPG表示方法では、ユーザに対して番組検索を行う最大の手段であるEPG表示として対応できないか、あるいはユーザに見にくい表示方法になってしまうという危険性があり、ユーザに対して極めて不便な表示方法であるという問題があった。
そこで、次世代ディジタル放送の表示方法として、HD放送、マルチSD放送、及びSD放送を識別可能にEPG表示制御できる構成にすることで、まだら放送に適した番組情報表示を行うことができるようにした「まだら放送内容表示装置」が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
図7は、従来のまだら放送内容表示装置によりHD放送、マルチSD放送、及びSD放送を識別可能に表示したラテ欄型EPG画面30の表示例を示す図である。
このまだら放送に適した従来のラテ欄型EPG画面30では、縦方向に異なるHD放送チャンネル毎に多重編成可能な複数のSD放送チャンネルを分割表記したチャンネル軸を構成し、個々のHD放送番組をHD放送表示枠30B,30E、個々のSD放送番組をSD放送表示枠30A,30D、多重編成されたマルチSD放送番組をマルチSD表示枠30Cとして表示制御している。
特開2000−152114号公報
前記従来のラテ欄型EPG画面では、図6で示したまだら放送に対応していないEPG画面であっても、縦方向に分割された各チャンネル欄毎に横方向への時間軸に沿って長短様々な放送番組情報枠が表示され乱雑感がある上、図7で示したまだら放送対応のラテ欄型EPG画面30では、各HD放送のチャンネル欄毎にさらに多重編成可能な複数のSD放送チャンネルを分割表記したより乱雑感の高いEPG画面となるため、特に今後の急速な普及が見込まれる地上波ディジタル放送の受信機能を備えた携帯端末装置や車載用端末装置など、小型な表示画面を備えたテレビ放送受信機では、番組情報が非常に見辛くなってしまう問題がある。
また、最近の大画面化されたテレビ放送受信機であっても、公共放送など、殆ど所定のチャンネルの放送しか見ない高齢者などにとっては、前記従来のラテ欄型EPG画面ではやはり乱雑感が否めず見辛いと感じてしまう問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、例えば小型画面のテレビ放送受信機であっても、HD放送と多重化SD放送とを組み合わせたディジタルテレビ放送の番組情報を見やすく表示することが可能になるディジタル放送内容表示装置およびその表示方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1(請求項6)に係るディジタル放送内容表示装置(表示方法)は、ディジタルテレビ放送の放送信号に含まれる番組情報に基づいてEPG画面を表示させるためのディジタル放送内容表示装置(表示方法)であって、放送信号入力手段によって前記放送信号を入力し、この入力された放送信号から番組情報抽出手段によって番組情報を抽出し、リスト枠表示制御手段によって行方向に一定間隔のリスト型の表示枠を取得して表示させる。そして、前記番組情報抽出手段により抽出された番組情報から番組情報読出手段によって指定のチャンネルの個々の番組情報を放送時刻順に読み出し、この読み出された番組情報がHD放送の番組情報であるかSD放送の番組情報であるかを放送モード判断手段によって判断する。この放送モード判断手段によりHD放送の番組情報であると判断された場合には、第1の表示制御手段によって当該番組情報をその放送時刻と対応付けて前記リスト枠表示制御手段により表示されたリスト型表示枠に一行表示させ、前記放送モード判断手段により同じ放送時刻で多重化されたSD放送の番組情報であると判断された場合には、第2の表示制御手段によって当該多重化された複数のSD放送の番組情報をそれぞれその放送時刻と対応付けて前記リスト枠表示制御手段により表示されたリスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示させる。そして、この第2の表示制御手段により前記リスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示された複数のSD放送の番組情報を識別表示制御手段によって識別して表示させる。
これによれば、ディジタルテレビ放送の特徴となるHD放送番組とSD放送番組とが混合した各番組情報が単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面によって表示されるだけでなく、その中で同時刻に多重化されたSD放送の各番組情報が識別表示されることになる。
本発明に係るディジタル放送内容表示装置(表示方法)によれば、ディジタルテレビ放送の特徴となるHD放送番組とSD放送番組とが混合した各番組情報が単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面によって表示されるだけでなく、その中で同時刻に多重化されたSD放送の各番組情報が識別表示されるので、例えば小型画面のテレビ放送受信機であっても、HD放送と多重化SD放送とを組み合わせたディジタルテレビ放送の番組情報を見やすく表示することが可能になる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の電子回路の構成を示すブロック図である。
図2は、前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第1実施形に係るEPG表示画面20の一例を示す図である。
図3は、前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第1実施形に係るEPG内容表示制御処理を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態では、前記問題を解決するために、ディジタルテレビ放送信号から得られた番組情報を2次元EPG画面20として表示する場合に、指定チャンネル毎の表示で且つ縦軸である行方向を時間方向として各番組開始時刻毎のHD放送およびSD放送の番組情報を一行(21a,21b,…)ずつリスト型式で表示するように表示リスト枠の構成を決定し、その中で多重化されたSD放送の番組情報については各番組情報毎に連続行表示(21c1,21c2,21c3)すると共に当該多重化SD放送番組の範囲を識別枠Wで囲むようにEPG表示制御可能に構成することにより、その目的を達成するようにしている。
具体的には、図1に示すように、ディジタル放送内容表示装置が組み込まれたテレビジョン受像機には、図示しない送信手段によって放送されたディジタル放送信号(ディジタルテレビジョン信号)を受信するアンテナ1が設けられ、アンテナ1によってディジタル放送信号が受信される。
本実施の形態において、前記送信手段は、複数の番組に応じた番組データを圧縮した圧縮番組データと、これらの圧縮番組データに付加するSI情報(番組情報)とをそれぞれパケット化し、その後、多重することにより得た放送信号を送信する。つまり、送信手段は、例えばMEPG2方式等の高能率圧縮符号化処理を採用して放送信号を生成して送信する。
SI情報には、放送信号に基づく番組の属性を示す番組情報が含まれており、この番組情報は、放送局で番組ごとに視聴者の番組選択に役立つデータであり、番組選択するための電子番組表を表示するのに必要な情報も含まれている。例えば番組タイトル名や、番組をジャンル別に分類するのに必要なジャンル情報、番組の開始終了時刻情報、放送事業者番号情報(伝送チャンネル情報)、有料放送やまだら放送(HD放送、マルチSD放送、SD放送)等の放送サービス形態を示す情報、番組のシリーズ情報及び番組の視聴可能な制限年齢情報等のデータである。また、送信される放送信号が有料放送である場合には、課金を行うための課金情報等も前記番組情報に付加される場合もある。
なお、放送事業者番号情報とは、伝送チャンネル番号を意味するものであるが、ディジタル放送では、例えば同じチャンネル番号にて複数の番組を放送する場合もあることから、これらを識別するために単なるチャンネル番号ではなく、放送事業者番号と定義している。勿論、同じ放送事業者番号の場合には、これらを識別するための識別情報も含まれるようになっている。また、前記マルチSD放送とは、1つの同一番組でマルチアングルにあるいはマルチストリーにグループ化された複数のSD放送であり、例えば上述したように野球中継等で、各アングル毎に1つのSD放送とし、この複数のSD放送を1つに集めて1つの番組としたものである。また前記単にSD放送とは、同じチャンネル番号にて複数の異なるSD放送番組を多重化した場合の1つのSD放送である。
前記番組情報を含むテレビジョン信号が前記アンテナ1に誘起し、誘起したテレビジョン信号は、チューナ部2に入力される。
チューナ部2は、図示しないユーザによるリモコン操作等に応答するホストCPU7からの制御信号に基づいて、前記番組情報が含まれる受信データから所定の伝送チャンネルを選択(同調)し、選択した伝送チャンネルの受信データをデマルチプレクサ3に与える。
デマルチプレクサ3は、選択した伝送チャンネルの受信データ中に含まれる識別情報(以下、IDと称す)に基づいてパケットを分離し、パケット単位毎のビットストリームを得る。このとき、デマルチプレクサ3は、パケット分離によって番組情報が含まれるデータストリームを得た場合には、該データストリームを共通バス6を介してホストCPU7に出力する。また、パケット毎の受信データ、つまり、ビデオストリーム及びオーディオストリームについては、該ビデオストリームをビデオデコーダ4に、オーディオストリームをオーディオデコーダ5にそれぞれ出力する。
ビデオデコーダ4は、入力されたビデオストリームにデコード等の復号化処理を施すことで、送信時の符号化以前の映像信号に戻し、得られた映像信号をバックエンドプロセッサ8に与える。
一方、オーディオデコーダ5は、入力されたオーディオストリームにデコード等の再生をするのに必要な信号処理や増幅処理等を施すことによりオーディオ信号を得、得られたオーディオ信号をA/Dコンバータ9へ与えることでアナログ変換後、スピーカー10に出力する。これにより、オーディオ信号に基づく音声が再生される。
バックエンドプロセッサ8は、グラフィックス生成部13からのグラフィックス画像が供給された場合には、入力された映像信号にこのグラフィックス画像を合成する合成処理を行い、得られた合成信号をビデオ信号としてディスプレイ11に出力する。つまり、この合成処理を行うことにより、現受信チャンネルのテレビジョン信号に基づく主画面上にグラフィックス画像をオンスクリーン表示させることが可能となる。また、このバックエンドプロセッサ8は、この合成処理の他に、ホストCPU7による制御により、オンスクリーン表示するグラフィック画像、あるいは主映像の表示サイズの大きさを自由に拡大、縮小させる処理機能も有している。
なお、グラフィックス生成部13で生成されるグラフィックス画像とは、EPG(番組情報)表示や、チャンネル番号、音量表示等のオンスリーン(On Screen Display の略でOSDと称す)表示画像等である。
一方、デマルチプレクサ3で分割されたデータストリームは、一旦、ホストCPU7経由でメインメモリ12に格納される。このとき、ホストCPU7は、例えばデータストリーム中のEIT(Event Information Table )等の中に格納されている番組情報のみを抜き出し、メインメモリ12に格納するように書き込み制御する。このメインメモリ12の番組情報等のデータの書き込み、読み出しは、ホストCPU7によって制御されるようになっている。
本実施の形態の特徴であるEPG表示モード実行時、ホストCPU7は、前記メインメモリ12に書き込まれている番組情報を読み出し制御するとともに、読み出した番組情報のOSD表示制御、表示位置制御等が可能である。
具体的には、ホストCPU7は、図示はしないが予め文字や図形等のキャラクタ情報が記憶されているメモリ等を含んで構成されている。ホストCPU7は、番組表示モード実行時にはメインメモリ12の読み出し制御により、EPG画面を表示するのに必要な番組情報をメインメモリ12より読み出して該ホストCPU7に取り込み、この番組情報のデータ解析を行い、解析結果に基づくOSD表示形態となるようにOSD表示制御する。つまり、ホストCPU7は、表示する番組情報が解析結果に基づくOSD表示形態となるように、グラフィックス生成部13の出力である表示するキャラクタ情報に対応した画像(例えばRGB信号)の縦、横、大きさ等の読み出し位置を変えるためのビットマップデータを、グラフィックス生成部13に与える。これにより、ホストCPU7によって読み出し位置が制御されたグラフィックス生成部13からのグラフィック画像(RGB信号)がバックエンドプロセッサ8に供給されることで、例えば現受信チャンネルのテレビジョン信号に基づく主画面上にグラフィックス画像が前記解析結果に基づくOSD表示形態でOSD表示することが可能となる。
また、ホストCPU7は、表示する番組情報の解析結果に基づくOSD表示形態となるように、バックエンドプロセッサ8による、グラフィックス画面及び主画面のサイズ変更制御や表示するグラフィック画面の重ね合わせ(透かしレベル)調整制御も可能である。これにより、表示する番組情報に応じて最適な表示領域のグラフィックス画面(例えばEPG画面)をOSD表示することができ、また、その表示領域のサイズに応じて透かしレベルを変えるように制御することにより、グラフィックス画面のOSD表示により影響される主画面映像の妨げもなく、理想的なグラフィックス画面のOSD表示を行うことも可能である。
また、グラフィックス生成部13は、ホストCPU7による制御により、OSD表示するEPG画面内の各表示枠(番組枠ともいう)そのものの太さおよび枠色を調整可能に処理する機能も有しており、OSD表示する各番組情報に基づき、各表示枠の太さ・枠色の調整が自由に制御されるようになっている。
したがって前記構成によれば、EPG表示モード実行時、すなわち図示しないリモコンのEPG表示ボタン押下時に、ホストCPU7のEPG表示制御によって、グラフィックス生成部13により生成された、EPG画面をOSD表示するための画像信号(RGB信号)が上述したバックエンドプロセッサ8に供給されることにより、ディスプレイ11の画面上には、例えば現受信チャンネルの映像信号に基づく表示画面上に、HD放送、SD放送、マルチSD放送の識別が可能であり、HD放送を主流にして多重化SD放送を組み合わせたディジタルテレビ放送に適したEPG画面をOSD表示することが可能となる。このEPG画面の表示例が図2に示されている。
例えば、EPG画面の一例としては、図2に示すように現在まだら放送内の各放送信号が受信可能な番組情報が表示されたまだら放送対応のEPG画面20がディスプレイ11の画面上にOSD表示される。このEPG画面20は、縦軸となる行方向の一行毎(21a,21b,…)に番組開始時刻と各番組情報とを対応付けた指定の単チャンネルで独立したリスト型EPG画面20となっており、複数の異なるSD放送番組を同時刻に多重化した範囲は連続行(21c1,21c2,21c3)に表示され、多重化SD放送識別枠Wにより囲まれて強調表示される。
そして、EPG画面20上部の指定チャンネル表示欄には、チャンネル切換ボタン22a,22bが表示配置され、同画面下部には、日時切換ボタン23、次画面ボタン24が表示配置される。
すなわち、このEPG画面20では、時間方向について各HD放送や各SD放送を対象とする一定間隔の行サイズとしたリスト型の表示枠を構成して表示され、多重化SD放送識別枠Wは、多重化されたSD放送番組情報の連続行表示された範囲のリスト枠に沿って表示される。
これにより、該EPGのOSD表示モードを実行すれば、現在、ユーザが指定しているチャンネルと日付において視聴可能なまだら放送としてのHD放送及び多重化されたSD放送の番組タイトル名をリスト型にしたEPG画面20が表示されるので、例えディスプレイ11の表示画面サイズが小型であっても、ユーザは当該リスト型に単純化したEPG画面20に従い、またその表示枠の構成から、瞬時に同チャンネルにおける各HD放送番組と多重化された各SD放送番組とを区別することができ且つ認識することが可能となる。
また、本実施の形態では、ホストCPU7によるグラフィックス生成部13に対する表示制御によって、前記リスト化された各行表示枠内の背景色をその放送形態に応じて色分けするように表示制御することも可能である。この場合には、例えば前記多重化SD放送識別枠Wに替えて、当該多重化されたSD放送番組の連続行によるリスト表示範囲の各行の背景色を他のHD放送番組のリスト表示範囲の背景色と色分け表示したEPG画面をOSD表示させる。このようなEPG画面では、HD放送番組の表示範囲と、多重化されたSD放送番組の表示範囲とのそれぞれの背景色が異なる色で色分け表示されたものとなり、単チャンネルで独立した単純リスト型のEPG画面と相まって、さらに有効に区別することが可能となる。
尚、本実施の形態では、テレビジョン受像機に設けられた操作部やリモコン(図示せず)を操作することによって、画面上に表示されたEPG画面20等を見ながらの指定チャンネルの切換操作や日付の切換操作だけでなく、番組概要説明のための番組指定や番組選択、番組選局等の入力操作が可能である。例えば、ユーザがリモコン(あるいは本体操作部)を操作して実行モードを実行すると、この実行モードを示すリモコンからのリモコン信号が本体に設けられたキー入力回路(図示せず)によって取り込まれた後、ホストCPU7に供給され、該ホストCPU7によってこの操作信号が認識され、該操作信号に基づくモードを実行するようにOSD表示制御や選局制御等も可能である。
次に、本実施の形態の特徴となるディジタル放送内容表示方法の処理を、図2および図3を参照しながら詳細に説明する。尚、実際にまだら放送が開始されたことを想定し、このまだら放送信号を受信してまだら放送の各放送信号に対応した番組情報が既にメインメモリ12内に取り込まれているものとして説明する。
いま、視聴者が、例えば図示しないリモコンからまだら放送対応のEPG画面を表示させる要求を行ったものとする。すると、ホストCPU7は、グラフィックス生成部13に対してEPG表示の準備の指示を行う(ステップS1)。
その後、ホストCPU7は、メインメモリ12に貯えられた番組情報を再度メインメモリ12から読み出すととともに、この読み出した番組情報の中でEPG表示に必要な情報のみ(ここでは番組名のみを例とする。)を抜き出し(ステップS2)、行方向に一定間隔にして各番組開始時刻とその番組名とを対応付けてリスト型EPG表示させるための空きのリスト枠を決定する(ステップS3)。
そして、ホストCPU7は、前記ステップS2において抜き出した番組情報の中から指定の日付で指定のチャンネル(デフォルトでは現在日時以降の第1チャンネル)に対応する番組情報を放送時刻の方向に順次読み出し(ステップS4)、当該読み出した番組の放送モード(HD放送か、多重化された通常のSD放送またはマルチSD放送か)を判断する(ステップS5)。このステップS5におけるHD放送とSD放送の判断処理は、番組データとともに送信される番組情報に含まれるヘッダ等の識別データを検出することで可能である。
ここで、HD放送であると判断した場合には該当番組情報を前記リスト枠内の空いている最上の行にその番組開始時刻と対応付けて表示させるように制御する(ステップS6)。
この際、ホストCPU7は、文字データ(ビットマップデータ)への展開を行い、グラフィックス生成部13に、前記決定したリスト型の表示枠に対応して表示させる番組情報のビットマップデータを転送する。一方、グラフィックス生成部13では、前記ステップS3の処理で決定されたリスト型表示枠のサイズで該ビットマップデータに基づく文字表示を行う。
つまりこの段階では、図2で示したような当日「10/14(木)」の第1チャンネル「1.NHK総合」についてのリスト型EPG画面20がディスプレイ11上に表示され、そのリスト枠内の最上の行21aに前記指定チャンネルの現在日時順に読み出されたHD放送の番組開始時刻「9:00」と番組名「首都圏ネットワーク」が対応付けられて表示されることになる。
すると、ホストCPU7は、前記指定の日付で指定のチャンネルに対応して順次読み出される番組情報について次の時刻の番組情報があるか否かを判断し(ステップS7)、同日で次の時刻の番組情報がある場合には前記ステップS4からの処理に戻る。
そして、前記ステップS5において、SD放送であると判断した場合には、同時刻内で多重化された該当の各SD放送番組情報をそれぞれ一行毎に前記リスト枠内の空いている最上の行からその同時刻の各番組開始時刻と対応付けて連続行表示させるように制御する(ステップS8)。
またこれと共に、前記連続行表示された多重化SD番組情報を囲むリスト枠を、太枠で異なる表示色にした多重化SD放送識別枠Wとして強調識別表示させるように制御する(ステップS9)。
例えば図2で示したような当日「10/14(木)」の第1チャンネル「1.NHK総合」についてのリスト型EPG画面20において、そのリスト枠内で事前のHD放送の番組情報が表示された行21cに続く3行の連続行21d1,21d2,21d3に対し、それぞれ前記指定チャンネルの現在日時順に読み出された多重化SD放送の各番組開始時刻「12:00」と各番組名「世界の出来事」「ニュース100」「明日の天気」とが対応付けられて連続表示され、さらにその範囲が多重化SD放送識別枠Wにより囲まれ表示される。
この後、ホストCPU7によって、前記ステップS4〜S9によるHD放送番組とSD放送番組とのリスト型EPG画面20での表示処理が繰り返されることで、指定の日付で指定のチャンネルにおけるHD放送およびSD放送混合の各番組情報が各番組開始時刻順にリスト表示され、しかも同時刻で多重化された各SD放送番組については多重化SD放送識別枠Wによって明確に識別されて表示されるようになる。
こうして、指定の日付で指定のチャンネルに従ったリスト型EPG画面20が表示された状態で、チャンネル切換ボタン22a,22bがユーザに操作されて指定チャンネルの切換が指示されると(ステップS10)、EPG表示制御すべき指定のチャンネルが切り換えられて再び前記ステップS3以降の処理が繰り返し実行される(ステップS11)。
また、同リスト型EPG画面20が表示された状態で、日時切換ボタン23がユーザに操作されて指定日時の切換が指示されると(ステップS12)、EPG表示制御すべき指定の日時が切り換えられて再び前記ステップS3以降の処理が繰り返し実行される(ステップS13)。
この結果、例えば、図2に示すようなチャンネル単位のリスト型EPG画面20が表示される。即ち、このリスト型EPG画面20では、指定した希望のチャンネルのHD放送とSD放送とが混在した番組情報のみが番組開始時刻順に行方向にリスト化されて表示されるようになり、しかも主流のHD放送番組情報に対し同時刻に複数多重化されて放送される各SD放送番組情報については、多重化SD放送識別枠Wによって囲んで表示されることになる。
なお、この第1実施形態では、単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面20によって、小型な表示画面であっても見易いEPG画面としただけでなく、多重化SD放送識別枠Wを表示制御することで、主流のHD放送の番組表示行と多重化SD放送の番組表示行との確実な識別を可能にしたが、前記多重化SD放送の番組表示行の背景色を変える制御とすることでその確実な識別を可能にしてもよい。また、前記多重化SD放送識別枠Wの表示制御とその中のSD放送番組表示行に対する背景色の変化制御とを組み合わせて、より確実な識別を可能にしてもよい。
したがって、前記構成による第1実施形態のディジタル放送内容表示装置およびその表示方法によれば、ディジタルテレビ放送の特徴となるHD放送番組とSD放送番組とが混合した各番組情報を単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面20によって表示させるだけでなく、その中で同時刻に多重化されたSD放送の各番組情報を強調表示の枠(W)により囲って表示させたり、背景色を変化させたりして表示させることができるので、例え小型な表示画面であっても視聴者が容易に放送モードとその番組内容を認識することができ、瞬時に番組選択するのに必要な番組情報を得ることが可能となり、番組選択操作の簡略化に大きく寄与する。
ところで、前記第1実施形態のディジタル放送内容表示装置およびその表示方法では、指定のチャンネルで単純化したリスト型EPG画面20において、主流となるHD放送の番組情報と多重化された複数の各SD放送の番組情報とをユーザに容易に識別させて認識させるために、連続行表示した各SD放送番組情報の範囲を強調表示枠(W)で囲って表示制御するか、または背景色を変化させて表示制御する構成としたが、次の第2実施形態において説明するように(図4参照)、前記連続行表示した各SD放送番組情報の表示行にそれぞれ多重化SD放送の識別マーク「SDTV」を付加表示させて当該各SD放送の番組情報を識別認識させる構成としてもよい。
(第2実施形態)
図4は、前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第2実施形に係るEPG表示画面20の一例を示す図である。
図5は、前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第2実施形に係るEPG内容表示制御処理を説明するためのフローチャートである。
本第2実施形態では、前記第1実施形態におけるリスト型EPG画面20において、HD放送の番組情報と多重化されたSD放送の番組情報とを容易に識別認識させるために、当該各SD放送番組情報の表示行にそれぞれ多重化SD放送の識別マーク「SDTV」を付加して表示させる。
具体的なシステム構成としては、前記第1の実施の形態と略同様であり、図1に示すディジタル放送内容表示装置を組み込んだテレビジョン受像機を用いて実施する。
つまり、ホストCPU7におけるリスト型EPG表示制御処理内において、放送モードがSD放送である場合に、当該SD放送の番組情報を表示させる各行の表示枠内にその放送形態を示す識別マーク「SDTV」の表示を行わせるための処理(ステップS9′)を、前記第1実施形態のリスト型EPG表示制御において多重化SD放送識別枠Wの表示を行わせるための処理(ステップ9)に替えて付加する。
このようなホストCPU7における第2実施形態のリスト型EPG表示制御動作を、図5を参照して説明する。なお、この図5に示すリスト型EPG画面制御のフローチャートにおいて、前記図3で示した第1の実施の形態における制御フローチャートと同様な処理については、説明簡略化のため同一符号を付して説明を省略する。
いま、視聴者が、例えば図示しないリモコンからまだら放送対応のEPG画面を表示させる要求を行ったものとする。すると、ホストCPU7は、前記第1の実施の形態と同様にステップS1〜ステップS8の処理を順次行い、指定のチャンネルについてのHD放送番組情報とSD放送番組情報とを混合編成したまだら用リスト型EPG画面20を表示させる。
すると、前記ステップS8において連続行表示された多重化SD番組情報の各表示行毎に、当該表示行がSD放送番組情報の表示行であることを識別させるためのSD放送識別マーク「SDTV」を、追加挿入して表示させるように制御する(ステップS9′)。
例えば図4で示したような当日「10/14(木)」の第1チャンネル「1.NHK総合」についてのリスト型EPG画面20において、そのリスト枠内で事前のHD放送の番組情報が表示された行21cに続く3行の連続行21d1,21d2,21d3に対し、それぞれ前記指定チャンネルの現在日時順に読み出された多重化SD放送の各番組開始時刻「12:00」と各番組名「世界の出来事」「ニュース100」「明日の天気」とが対応付けられて連続表示され、さらにそのSD放送番組の各表示行毎にそれぞれ前記SD放送識別マーク「SDTV」が付加されて表示される。
この後、ホストCPU7によって、前記ステップS4〜S9′によるHD放送番組とSD放送番組とのリスト型EPG画面20での表示処理が繰り返されることで、指定の日付で指定のチャンネルにおけるHD放送およびSD放送混合の各番組情報が各番組開始時刻順にリスト表示され、しかも同時刻で多重化された各SD放送番組についてはSD放送識別マーク「SDTV」によって明確に識別されて表示されるようになる。
この結果、例えば、図4に示すようなチャンネル単位のリスト型EPG画面20が表示される。即ち、このリスト型EPG画面20では、指定した希望のチャンネルのHD放送とSD放送とが混在した番組情報のみが番組開始時刻順に行方向にリスト化されて表示されるようになり、しかも主流のHD放送番組情報に対し同時刻に複数多重化されて放送される各SD放送番組情報については、SD放送識別マーク「SDTV」が付加されて表示されることになる。
なお、この第2実施形態では、単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面20によって、小型な表示画面であっても見易いEPG画面としただけでなく、多重化SD放送番組の各番組情報表示行に対してそれぞれSD放送識別マーク「SDTV」を付加し表示制御することで、主流のHD放送の番組表示行と多重化SD放送の番組表示行との確実な識別を可能にしたが、前記第1実施形態における多重化SD放送識別枠Wの表示制御や当該番組表示行の背景色を変える制御を組み合わせて実施することで、より確実な識別を可能にしてもよい。
したがって、前記構成による第2実施形態のディジタル放送内容表示装置およびその表示方法によれば、ディジタルテレビ放送の特徴となるHD放送番組とSD放送番組とが混合した各番組情報を単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面20によって表示させるだけでなく、その中で同時刻に多重化されたSD放送の各番組情報をそれぞれ多重化SD放送識別マーク「SDTV」を付加して表示させたり、背景色を変化させたり、さらには多重化SD放送識別マークWで囲んだりして表示させることができるので、例え小型な表示画面であっても視聴者が容易に放送モードとその番組内容を認識することができ、瞬時に番組選択するのに必要な番組情報を得ることが可能となり、番組選択操作の簡略化に大きく寄与する。
なお、前記各実施形態では、単チャンネルで単純化したリスト型EPG画面20において、多重化された各SD放送番組情報はそのそれぞれを同時刻の番組開始時刻に対応付けて連続の行に表示し、その連続行範囲を多重化SD放送識別枠Wで囲んで識別表示させたり、各行毎にSD放送識別マーク「SDTV」を付加して識別表示させたりしたが、このように多重化した複数のSD放送番組情報を連続行として表示することはせずに、当該多重化した複数のSD放送番組のうちの先頭の番組情報のみ一行表示させ、前記各実施形態同様にこの一行範囲を多重化SD放送識別枠Wで囲んで識別表示させたり、SD放送識別マーク「SDTV」を付加して識別表示させたりすると共に、当該識別された一行表示によるSD放送の番組情報表示行にカーソルを移動させることで、該当の複数のSD放送番組情報をポップアップ表示させてユーザに確認させる構成としてもよい。
さらに、前記各実施形態においてそのリスト型EPG画面20の各行毎に表示させたHD放送番組情報とSD放送番組情報には、その同日・同チャンネルにおける番組総数nのうちの何番目mであるかを示す番組番号マーク「m/n」を付加して表示させることで、リスト型EPG画面20にて現在見える番組情報の範囲以外で次画面ボタン24の操作によって切り替え表示が可能になる同チャンネル内で連続するHDおよびSD放送番組情報との連続性について、容易に確認できるようになる。
なお、前記各実施形態において記載したテレビジョン受像機でのディジタル放送内容表示機能による各処理の手法、すなわち、図3のフローチャートに示す第1実施形態のリスト型EPG画面表示制御処理、図5のフローチャートに示す第2実施形態のリスト型EPG画面表示制御処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体に格納して配布することができる。そして、ディジタルテレビ放送の受信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体に記憶されたプログラムをメインメモリ12からホストCPU7に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したリスト型EPG画面20の表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)に接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータをダウンロードして取り込み、前述したリスト型EPG画面20の表示機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係るディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の電子回路の構成を示すブロック図。 前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第1実施形に係るEPG表示画面20の一例を示す図。 前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第1実施形に係るEPG内容表示制御処理を説明するためのフローチャート。 前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第2実施形に係るEPG表示画面20の一例を示す図。 前記ディジタル放送内容表示装置を搭載したテレビジョン受像機の第2実施形に係るEPG内容表示制御処理を説明するためのフローチャート。 従来のラテ欄型EPG画面の表示例を示す図である。 従来のまだら放送内容表示装置によりHD放送、マルチSD放送、及びSD放送を識別可能に表示したラテ欄型EPG画面30の表示例を示す図。
符号の説明
1…アンテナ、2…チューナ、3…デマルチプレクサ(DMUX)、
4…ビデオデコーダ、5…オーディオデコーダ、6…共通バス、7…ホストCPU、
8…バックエンドプロセッサ、9…A/Dコンバータ、10…スピーカ、
11…ディスプレイ、12…メインメモリ、13…グラフィックス生成部、
20…リスト型EPG画面、21a,21b,…HD放送番組表示行、
21d1,21d2,…多重化SD放送番組表示行、
22a,22b…チャンネル切換ボタン、23…日付切換ボタン、
24…次画面ボタン、W…多重化SD放送識別枠、
SDTV…多重化SD放送識別マーク。

Claims (6)

  1. ディジタルテレビ放送の放送信号に含まれる番組情報に基づいてEPG画面を表示させるためのディジタル放送内容表示装置であって、
    前記放送信号を入力する放送信号入力手段と、
    この放送信号入力手段により入力された放送信号から番組情報を抽出する番組情報抽出手段と、
    行方向に一定間隔のリスト型の表示枠を取得して表示させるリスト枠表示制御手段と、
    前記番組情報抽出手段により抽出された番組情報から指定のチャンネルの個々の番組情報を放送時刻順に読み出す番組情報読出手段と、
    この番組情報読出手段により読み出された番組情報がHD放送の番組情報であるかSD放送の番組情報であるかを判断する放送モード判断手段と、
    この放送モード判断手段によりHD放送の番組情報であると判断された場合には、当該番組情報をその放送時刻と対応付けて前記リスト枠表示制御手段により表示されたリスト型表示枠に一行表示させる第1の表示制御手段と、
    前記放送モード判断手段により同じ放送時刻で多重化されたSD放送の番組情報であると判断された場合には、当該多重化された複数のSD放送の番組情報をそれぞれその放送時刻と対応付けて前記リスト枠表示制御手段により表示されたリスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示させる第2の表示制御手段と、
    この第2の表示制御手段により前記リスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示された複数のSD放送の番組情報を識別して表示させる識別表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル放送内容表示装置。
  2. 前記識別表示制御手段は、
    前記リスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示された複数のSD放送の番組情報を囲む枠を強調して識別表示させる識別枠表示制御手段であることを特徴とする請求項1に記載のディジタル放送内容表示装置。
  3. 前記識別表示制御手段は、
    前記リスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示された複数のSD放送の番組情報に識別マークを付加して表示させる識別マーク表示制御手段であることを特徴とする請求項1に記載のディジタル放送内容表示装置。
  4. 前記識別表示制御手段は、
    前記複数のSD放送の番組情報が表示された前記リスト型表示枠の連続する複数の行の背景色を変化させて表示させる背景色表示制御手段であることを特徴とする請求項1に記載のディジタル放送内容表示装置。
  5. チャンネル切換手段を備え、
    前記指定のチャンネルは、予め設定されたデフォルトのチャンネルおよび前記チャンネル切換手段により切り換えられたチャンネルのうちの何れかのチャンネルである請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のディジタル放送内容表示装置。
  6. 表示装置のコンピュータを制御してディジタルテレビ放送の放送信号に含まれる番組情報に基づいてEPG画面を表示させるためのディジタル放送内容表示方法であって、
    前記ディジタルテレビ放送の放送信号から番組情報を抽出する番組情報抽出ステップと、
    行方向に一定間隔のリスト型の表示枠を取得して表示させるリスト枠表示制御ステップと、
    前記番組情報抽出ステップにて抽出された番組情報から指定のチャンネルの個々の番組情報を放送時刻順に読み出す番組情報読出ステップと、
    この番組情報読出ステップにて読み出された番組情報がHD放送の番組情報であるかSD放送の番組情報であるかを判断する放送モード判断ステップと、
    この放送モード判断ステップにてHD放送の番組情報であると判断された場合には、当該番組情報をその放送時刻と対応付けて前記リスト枠表示制御ステップにて表示されたリスト型表示枠に一行表示させる第1の表示制御ステップと、
    前記放送モード判断ステップにて同じ放送時刻で多重化されたSD放送の番組情報であると判断された場合には、当該多重化された複数のSD放送の番組情報をそれぞれその放送時刻と対応付けて前記リスト枠表示制御ステップにて表示されたリスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示させる第2の表示制御ステップと、
    この第2の表示制御ステップにて前記リスト型表示枠の連続する複数の行にそれぞれ表示された複数のSD放送の番組情報を識別して表示させる識別表示制御ステップと、
    からなることを特徴とするディジタル放送内容表示方法。
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WO2007099803A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 番組表生成装置、テレビジョン放送受信装置、及び番組表生成方法
EP1865715A1 (en) * 2006-06-07 2007-12-12 Sony United Kingdom Limited Electronic program guide
JP2013031029A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd ネットワーク端末システム、及び端末装置

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